JP2582233Y2 - リクライニング装置 - Google Patents

リクライニング装置

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JP2582233Y2
JP2582233Y2 JP4560193U JP4560193U JP2582233Y2 JP 2582233 Y2 JP2582233 Y2 JP 2582233Y2 JP 4560193 U JP4560193 U JP 4560193U JP 4560193 U JP4560193 U JP 4560193U JP 2582233 Y2 JP2582233 Y2 JP 2582233Y2
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JP
Japan
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seat back
link
upper arm
rotary damper
pin
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賢治 田辺
小二郎 永田
好昭 増野
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Tachi S Co Ltd
Mitsubishi Motors Corp
Imasen Electric Industrial Co Ltd
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Tachi S Co Ltd
Mitsubishi Motors Corp
Imasen Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両用シート(座席)
におけるシートバック(背凭部)の傾動角度を調節する
リクライニング装置、詳しくは、シートバックを後傾状
態から前傾状態に復帰させる際におけるシートバックの
復帰速度を緩和するリクライニング装置の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のリクライニング装置には、シート
クッション側のロアアームとシートバック側のアッパー
アームとに渉って、シートバックを前倒方向に付勢する
ウズ巻ばねからなるリターンスプリングを配設したもの
がある。このリクライニング装置は、シートバックを後
傾することにより、リターンスプリングが巻締められる
ため、アッパーアームのロアアームに対するロックを解
除してシートバックを後傾状態から前倒状態に復帰させ
ると、リターンスプリングのばね力によってシートバッ
クが急激に戻り、着座者に強い衝撃を与える…など不具
合があった。
【0003】斯かる不具合を除去するために、前記リタ
ーンスプリングと逆の方向への付勢力を有するウズ巻き
ばねからなるブレーキスプリングを、リターンスプリン
グと共に設けたものが開示されている(例えば、実開昭
63ー142140号公報)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】これは、ブレーキスプ
リングによってリターンスプリングによる前傾速度が緩
和されるが、その速度は、略等速度で遅い。そのため、
速やかにシートバックが前傾起立状態に復帰されないた
め、乗員にイライラ感を与える不具合がある。そこで、
本考案は、従来のリターンスプリングによる弾力を損な
うことなく速やかにシートバックを後傾状態から前倒
(起立)状態に復帰し、しかも、乗員にシートバックが
当たる際には、その復帰速度が緩和されるようにするこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めの本考案に係るリクライニング装置は、シートクッシ
ョン側のロアアーム又はシートバック側のアッパーアー
ムのいずれか一方にロータリーダンパー、他方にピンを
設け、前記ロータリーダンパーの回転軸にリンクの基端
を固定し、このリンクの先端にはリンクの長さ方向に長
いガイド長孔を設け、このガイド長孔内に、前記ピンを
係合させてなるものである。以上のロータリーダンパー
は回転トルクが一定のものを使用する。
【0006】
【作用】シートバックを後傾した状態において、ピンと
ロータリーダンパーの回転軸との間における距離が長
く、シートバックが前傾状態になるに従って、その距離
が短くなるため、ロータリーダンパーの回転トルクが一
定の場合に、モーメントが変化し、これにより復帰速度
が可変する。即ち、この復帰速度は初めが早く、シート
バックが前傾(起立)状態において遅くなる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1、2は本案装置を示し、図中(1)はシー
トクッション(不図示)のフレームに締結されるロアア
ーム、(2)はシートバック(不図示)のフレームに締
結されるアッパーアームを夫々示し、図1の実線はシー
トバックが起立状態におけるアッパーアーム、鎖線はシ
ートバックが後傾状態のアッパーアームを示す。このア
ッパーアーム(2)はロアアーム(1)に固定した支軸
(11)に前後方向に回動自在に軸着され、支軸(1
1)とアッパーアーム(2)に端部が係止するウズ巻ば
ねからなるリターンスプリング(6)によって、アッパ
ーアーム(2)は前方に付勢されている。そして、アッ
パーアーム(2)はロアアーム(1)側に従来周知のロ
ック機構(不図示)によってロックされ、このロック状
態を解除すると、前記リターンスプリング(6)の弾力
によってアッパーアーム(2)は前方に可動するように
構成されている。
【0008】以上のアッパーアーム(2)の外側面に
は、ブラケット(32)を介してロータリーダンパー
(3)が取付けられており、このロータリーダンパー
(3)は回転トルクが一定のダンパーで、例えばケーシ
ング内に配設した回転軸に多数の回転板を間隔をあけて
固定し、この各回転板間に少許の間隙が生じるように、
ケーシングの内壁と一体の固定板を配設し、内部に高粘
性のシリコンオイルを封入して、回転板の回転する際に
おける粘性抵抗でトルクを出す構造のものである。
【0009】以上のロータリーダンパー(3)の回転軸
(31)におけるケーシング外に突出する部分にリンク
(5)の基端が一体に固定されている。このリンク
(5)の先端側には、リンク(5)の長さ方向に長いガ
イド長孔(51)が開孔され、このリンク(5)の先端
側はロアアーム(1)方向に向けて配設されている。
【0010】一方、前記ロアアーム(1)の外側面上部
には、ピン(4)が溶接されており、このピン(4)は
前記リンク(5)のガイド長孔(51)内に挿入するこ
とによりリンク(5)に係合している。
【0011】図3は、シートバックを後傾状態から起立
状態に復帰させる際におけるリンク(5)の動きを示
す。シートバックが起立状態(図3の実線)から後傾状
態(図3の鎖線)になると、前記リターンスプリング
(6)は巻締められるため、その蓄力によるその復帰力
が大になり、また、リンク(5)は鎖線に示すように、
ピン(4)の係合位置がガイド長孔(51)の基端側に
なり、リンク(5)におけるピン(4)の係合位置から
ロータリーダンパー(3)の回転軸(31)までの距離
(L2)は長い。
【0012】この状態でロック機構によるロック状態を
解除すると、リターンスプリング(6)の復帰力によっ
て、アッパーアーム(1)は前方に可動してシートバッ
クは起立状態である図3の実線に示すような状態にな
る。即ち、リンク(5)におけるピン(4)の係合位置
が、リンク(5)の基端側に位置し、その位置からロー
タリーダンパー(3)の回転軸(31)までの距離(L
1)は短くなる。
【0013】従って、シートバックを後傾状態から起立
状態に戻す際、リンク(5)のロータリーダンパー
(3)に作用するモーメントが小から大に変化する。そ
のため、シートバックの後傾状態で、ロックを解除した
際、シートバックの復帰速度は最初は速くなり、起立状
態に近づくに従って徐々に遅くなる。
【0014】なお、図示するものは、アッパーアーム
(2)側にロータリーダンパー(3)、ロアアーム
(1)側にピン(4)を設けた場合を示すが、ロアアー
ム(1)側にロータリーダンパー(3)、アッパーアー
ム(2)側にピン(4)を設けても良い。また、図示し
ないが、前記シートバックをシートクッション上に前倒
れするものにおいても、本案装置は利用するも任意であ
る。
【0015】
【考案の効果】本考案によれば、従来のリクライニング
装置に、ロータリーダンパー、リンク、ピンを設けるの
みで、後傾状態のシートバックを前傾、起立状態に復帰
させる際、復帰速度は最初が速く、前傾、起立状態にな
るに従って遅くなる。そのため、シートバックを戻す際
に、乗員にイライラ感を与えることなく且つゆっくり停
止するため、使用性が頗る良好である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案装置の側面図である。
【図2】本考案装置の断面図である。
【図3】本案装置の説明図である。
【符号の説明】
1 ロアアーム 2 アッパーアーム 3 ロータリーダンパー 4 ピン 5 リンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 永田 小二郎 東京都昭島市松原町3丁目2番12号 株 式会社 タチエス内 (72)考案者 増野 好昭 愛知県犬山市字柿畑1番地 今仙電機製 作所内 (56)参考文献 特開 平1−107708(JP,A) 実開 平3−125438(JP,U) 実開 平2−2047(JP,U) 実開 平4−93634(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47C 1/024

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートクッション側に固定したロアアー
    ムに、シートバック側に固定したアッパーアームを前後
    方向に回動自在に軸着し、前記ロアアームとアッパーア
    ームとに渉って、シートバックを前倒方向に付勢するリ
    ターンスプリングを配設してなるリクライニング装置に
    おいて、 前記ロアアーム又はアッパーアームのいずれか一方にロ
    ータリーダンパー、他方にピンを設け、前記ロータリー
    ダンパーの回転軸にリンクの基端を固定し、このリンク
    の先端にはリンクの長さ方向に長いガイド長孔を設け、
    このガイド長孔内に、前記ピンを係合させて、後倒状態
    のシートバックを前方に前記リターンスプリングの弾力
    で復帰させる際におけるその復帰速度を緩和させること
    を特徴とするリクライニング装置。
JP4560193U 1993-07-30 1993-07-30 リクライニング装置 Expired - Fee Related JP2582233Y2 (ja)

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JPH0718649U JPH0718649U (ja) 1995-04-04
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JP4494314B2 (ja) * 2005-08-30 2010-06-30 アイシン精機株式会社 シート装置

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JPH0718649U (ja) 1995-04-04

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