JP2581178B2 - 振動部品供給機 - Google Patents

振動部品供給機

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JP2581178B2 JP63172069A JP17206988A JP2581178B2 JP 2581178 B2 JP2581178 B2 JP 2581178B2 JP 63172069 A JP63172069 A JP 63172069A JP 17206988 A JP17206988 A JP 17206988A JP 2581178 B2 JP2581178 B2 JP 2581178B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は部品を所定の姿勢にして次工程に1個づつ供
給するために用いられる振動部品供給機に関する。
〔従来の技術及びその問題点〕
部品姿勢保持手段を備えた直線振動フィーダのトラフ
の先端部で一旦、部品をストッパ手段で移送を停止さ
せ、この停止位置で次工程搬送用の部品把持手段により
該部品を把持して次工程へと搬送するようにした振動部
品供給機は広く知られているところである。特に上記姿
勢保持手段が上記トラフにおいて間隙をおいて直線的に
平行に延びる一対の帯状部材からなり、例えば、供給す
べき部品が水晶振動子、トランジスタ及びコンデンサの
ような電子部品であり、この本体或いはその頭部と、こ
れから一方向に延びる脚部と、即ちリード線からなり、
このリード線を上記間隙に挿通させ、頭部を上記一対の
帯状部材で懸吊させて、その姿勢を保持するようにした
振動部品供給機に於いては上記頭部がフラットであれば
よいが、中にはその下部が球面形状を呈するものもあ
り、このような部品を直線振動フィーダで振動により移
送させ上記ストッパ手段により移送を停止させるとして
も球面であるために一定位置にはあるが所定の姿勢を停
止させているのではなくて、頭部を振動させた状態とな
っている。このような状態に於いて上記部品把持手段が
小型部品用で真空吸着手段である場合には注射針のよう
な細長い形状であり、且つ部品の頭部を把持するだけの
径を有するものであるが、このような部品把持手段によ
り停止位置にある振動している部品を把持せんとして
も、この部品把持手段は所定の軌跡で移動するだけであ
るので部品を吸着せんとしても頭部に接触しないか或い
は頭部の角部にあたり把持しそこなうことがある。即ち
部品を落下させてしまう。これではこの部品把持手段は
把持せず移動し次工程へは空運転となり、次工程への不
都合を招くものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は上記問題に鑑みてなされ、部品がいかなる形
状の部品であってもトラフの先端部に於いて移送を停止
させているときに何らかの部品把持手段により把持する
ときには確実に把持されて次工程へ供給できる振動部品
供給機を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、部品姿勢保持手段を備えた直線振動フィ
ーダのトラフの先端部で一旦部品をストッパ手段で移送
を停止させ、この停止位置で次工程搬送用の部品把持手
段により該部品を把持して次工程へと搬送するようにし
た振動部品供給機に於いて、前記トラフの先端部近傍に
設けたゲート手段により一個宛、分離して部品を前記停
止位置に移送するようにし、且つ前記直線振動フィーダ
の振巾を大小の振巾で2段階制御するようにし、少なく
とも前記ゲート手段により前記停止位置へ分離して供給
した後は、大の振巾から小の振巾へと切り換えるように
し、前記停止位置にある部品が殆んど振動していない状
態で該部品を前記部品把持手段により把持するように
し、この後、再び小の振巾から大の振巾に切り換えて後
続する部品を前記停止位置へと移送するようにしたこと
を特徴とする振動部品供給機、又は、前記部品姿勢保持
手段は前記トラフに於いて間隙をおいて直線的に平行に
延びる一対の帯状部材からなり、供給すべき部品は頭部
とこれから一方向に延びる脚部とから成り、該脚部を前
記間隙に挿通させ、前記頭部を前記一対の帯状部材で懸
吊させてその姿勢を保持するようにした前記振動部品供
給機により達成される。
〔作用〕
上述の振動部品供給機は直線振動フィーダのトラフの
先端部で一旦部品をストッパ手段により移送を停止さ
せ、この停止位置で次工程搬送用の部品把持手段により
該部品を把持して次工程へ搬送する。又、該部品が揺動
しやすい形状であってもこの直線振動フィーダの振幅を
大から小に切り換えるようにし、揺動を小さくし、次工
程用の部品把持手段により確実に把持する。又、該部品
を把持した後次の部品を該停止位置に速やかに移送する
ため直線振動フィーダの振幅を大きくし元の振幅に戻
す。よって次工程への供給効率を何ら低下させることは
ない。
〔実施例〕
第1図乃至第5図は本発明の実施例を示すものであ
る。図に於いて振動パーツフィーダ(1)の供給端には
近接して直線振動フィーダ(2)が接続されており、更
にその延長方向に整列して直線振動フィーダ(2)と移
送路を上下に間隙をおいて一部重複させて直線振動フィ
ーダ(3)が接続されている。次に振動パーツフィーダ
(1)の詳細について説明する。
振動パーツフィーダ(1)は公知の構造を有し、ボー
ル(4)内には螺旋状のトラック(5)が形成されてい
る。ボール(4)の底面には可動コア(6)が一体的に
固定され、可動コア(6)は等角度間隔で傾斜して配設
された複数の板ばね(8)によりベース(7)と結合さ
れている。ベース(7)にはコイル(9)を巻装した電
磁石(10)が可動コア(6)と僅かの隙間をおいて対向
して固定されている。又、以上のように構成される駆動
部は円筒状のカバー(12)により被覆されている。ベー
ス(7)の底部には高さ調節可能な防振ゴム付の脚(1
1)が複数配設され、脚(11)は基台(13)に支持され
る。又、螺旋状トラック(5)の上端部にはV字型の溝
を形成したトラフ(15)が配設されている。トラフ(1
5)は取付板(16)を介しポケット(14)に固定されて
いる。ポケット(14)はボール(4)の外壁外方に形成
され、所定の姿勢以外の部品が移送路上より排除される
ところで受け、ボール(4)の外壁に形成された穴(14
a)に導き、ボール(4)内に部品を戻すようにしてい
る。次に振動パーツフィーダ(1)に連接される、リニ
ア振動フィーダ(2)の詳細について説明する。
直線振動フィーダ(2)のトラフ(17)は、トラフ
(15)と振動の振幅分が干渉しない程度の隙間をあけて
配設されている。トラフ(17)は間隙(20)をおいて直
線的に平行に延びる一対の帯状部材(17a)(17b)から
成り、上流側には間隙(20)に向かって下向きに斜面を
形成する姿勢転回部(18)が設けられている。又、以上
のように構成されるトラフ(17)に近接して、ワイパ
(19a)(19b)が設けられている。ワイパ(19a)(19
b)はポケット(14)の第2図に示す位置に固定されて
おり、所定の姿勢以外の姿勢で移送される部品を排除す
るようになっている。又、排除された部品はトラフ(1
7)から下方に配設されているポケット(14)に落下
し、穴(14a)を通ってボール(4)内に戻される。
トラフ(17)の底部にはブロック(21)が固定されて
いる。ブロック(21)は支持台(22)に固定され、支持
台(22)の底部には可動コア取付ブロック(22a)に可
動コア(24)が垂下して固定されており、これはベース
(27)に固定されたコイル(25)を巻装させた電磁石
(26)と空隙をもって対向している。支持台(22)は前
後一対の傾斜板ばね(23)(23)によりベース(27)に
結合されている。
又、この直線振動フィーダ(2)は、次のような防振
機構を備えている。
ベース(27)の底部にはバランスウェイト(28)が固
定され、これは防振用傾斜板ばね(30)(30)によりベ
ース(29)に結合されている。
又、ベース(29)は架台(32)の上部に構成されたテ
ーブル(31)に支持されており、架台(32)は基台(1
3)にボルトにより固定されている。又、架台(32)の
上部のテーブル(31)には、下流側の直線振動フィーダ
(3)も支持されている。次に直線振動フィーダ(3)
の詳細について説明する。
直線振動フィーダ(3)のトラフ(33)は直線振動フ
ィーダ(2)のトラフ(17)と移送路を上下に一部重複
させて配設されている。トラフ(33)は間隙(34)をお
いて直線的に平行に延びる一対の帯状部材(33a)(33
b)から成る。トラフ(33)の下流側には、一対の空圧
シリンダ(46)(47)からなるゲート部が設けられてい
る。空圧シリンダ(46)(47)はトラフ(33)の側壁に
取付部材(48)を介して固定されている。空圧シリンダ
(46)(47)は図示しない配管によって電磁弁を介して
空圧源に接続され、電磁弁により空気の流入を制御し、
ゲートロッド(46a)(47a)の突出、引込みを行うこと
で、部品を次工程に1個づつ供給可能とする。又、ゲー
トロッド(46a)は部品の総入れ換え以外は常に突出し
続け、引込みを行うことにより自動的に部品の排出が可
能となる。
ゲートロッド(46a)により位置決めされる部品の直
上方には、真空吸着ノズル(49)が待機している。これ
はフレキシブルな管により電磁弁を介して真空源に接続
されている。又、これは図示しない駆動機構により矢印
A方向に上下移動、更に次工程に移動し、位置決め停止
された部品を次工程に搬送する。
又、以上のように構成されるトラフ(33)に近接して
オーバフロー検出装置(35)が設けられている。これは
トラフ(33)上の部品の存在を検知し得るようにしてい
る。これは例えば光源と受光素子から成っており、間隙
(34)を通って光源からの光を受光素子が受けるように
配設しておき、部品がトラフ(33)上を間隙(34)に沿
って移送され、光源の下方を通り光を遮ぎることにより
部品の存在の有無を検知するようにすればよい。又、上
述の構成に於いて部品が所定の時間以上この位置に接続
して存在しているか、部品間の距離が所定値以下である
とオーバーフローであると判断するようにしている。
トラフ(33)の底部にはブロック(36)が固定されて
おり、ブロック(36)は支持台(37)に固定され、支持
台(37)の底部には可動コア取付ブロック(37a)に可
動コア(42)が垂下して固定されており、これはベース
(39)に固定されたコイル(40)を巻装させた電磁石
(41)と空隙をもって対向している。支持台(37)は前
後一対の傾斜板ばね(38)(38)によりベース(39)に
結合されている。
ベース(39)の底部には防振用のバランスウェイト
(43)が固定され、これは防振用の傾斜板ばね(45)
(45)によりベース(44)に結合されている。ベース
(44)はテーブル(31)に支持されている。
以上、本発明の実施例の構成について説明したが、次
にこの作用について説明する。
本実施例で姿勢を保持し次工程に供給される部品はm
で示され、頭部hとこれから一方向に延びる脚部(リー
ド線)lからなり、第5図に示す如く頭部hの脚部lが
固定されている面は球面形状を呈している。
振動パーツフィーダ(1)のボール(4)内には上述
のような形状をもつ部品mが多量に投入されている。電
磁石(10)に交流電源を接続すると可動コア(6)と電
磁石(10)とに交番吸引力が発生し、傾斜して配設され
た板ばね(8)によりねじり振動力が発生し、ボール
(4)に与えられる。ボール(4)内の部品mはねじり
振動力により螺旋状のトラック(5)上を上昇してい
く。この場合、螺旋状のトラック(5)が形成されたボ
ール(4)は特別な整列手段をもたない汎用性の高いも
のでよい。トラック(5)の上端部に配設されたトラフ
(15)はV字状の断面形状であるため、部品mはここを
一列でしかも長手方向を移動方向に向けて通過できる。
よって多列で至った部品mはトラフ(15)の溝に乗りき
らずにポケット(14)に落下する。
トラフ(15)よりトラフ(17)の姿勢転回部(18)に
至った部品mは頭部hが先頭で至ろうとも脚部lが先頭
で至ろうとも、姿勢転回部(18)により次工程に供給可
能な姿勢に矯正される。部品mはトラフ(15)まで脚部
lを水平方向に延ばした状態で移送されるが姿勢転回部
(18)の斜面により脚部lは間隙(20)に円滑に導かれ
嵌り込み、又、部品mの重心が脚部l側にあり、更に頭
部hの脚部l側の面が球面形状になっているため、容易
に姿勢を転回し脚部lを垂下して頭部hがトラフ(17)
に懸吊された姿勢をとる。よって部品mは上記の姿勢を
保持し、トラフ(17)上を直線振動力により移送され
る。又、姿勢転回部(18)で所定の姿勢にならなかった
部品mでそのままの姿勢で移送された部品はワイパ(19
a)(19b)によりトラフ(17)上から排除されポケット
(14)に落下する。落下した部品は穴(14a)を通って
ボール(4)内に戻される。トラフ(17)の下流側端部
は直線振動フィーダのトラフ(33)と上下に重なり合う
ように移送路を一部重複している。トラフ(17)上を移
送されてきた部品mの脚部lはトラフ(17)の下流側端
部の近辺より、トラフ(17)の間隙(20)とトラフ(3
3)の間隙(34)の両方に挿通され、所定の姿勢を保持
しトラフ(33)に移送される。
トラフ(33)を移送されてきた部品mは、下流側に配
設されるゲートロッド(46a)により位置決め停止され
る。位置決め停止された部品m1の直後を移送されてきた
部品m2はm1に押圧力を与えないようにゲートロッド(47
a)により停止させられる。部品m1の直上方には吸着ノ
ズル(49)が待機しており、次工程の要求に応じて図示
しない駆動機構により、矢印A方向に吸着ノズル(49)
は降下し、電磁弁を開放することにより部品m1を吸着し
て矢印A方向に上昇し、次工程へ搬送する。又、部品m1
が次工程に搬送されてしまうと、図示しない電磁弁を制
御して空圧シリンダ(47)への空気の流入をコントロー
ルしてゲートロッド(47a)を引込ませる。これにより
部品m2が直線振動力により移送され、ゲートロッド(46
a)により位置決め停止される。部品m2が移送されると
ゲートロッド(47a)は突出され部品m2の直後を移送さ
れる部品を停止させる。又、以上のような部品mを次工
程に1個づつ搬送する過程に於いて、吸着ノズル(49)
が部品m1を吸着する直前に直線振動フィーダ(3)の振
幅を小さくするよう制御を行い、位置決め停止された部
品の揺動(頭部hの底面が球面であるため、特に揺動し
やすい。)を小さく、ほとんど揺れない状態にして部品
miを吸着する。このため部品を吸着しそこなうことがな
い。又、部品m1が吸着され上昇したら振幅を大きくし元
の振幅に戻す。これにより、部品m2が部品m1のいた位置
への移送が速くなる。
又、部品の揺動を抑えるために、直線振動フィーダ
(3)の駆動を停止するようにしていないため、一般に
電源を入れて駆動を開始したときに起る過渡状態を避け
ることができる。こゝで過渡状態とは、振動駆動部に電
源を入れると、はじめに立上り電流が流れ不安定な状態
になり、振動が定常状態になるまでに、防振機構(防振
ゴム:ばね常数が小)と、これが支持する重量とで定ま
る共振周波数の振動で大振幅で振動する過程がある。こ
の過渡状態ではトラフ(33)上の部品は激しく揺動させ
られる。これによって部品の姿勢が乱されるのであるが
本実施例によれば、これがないために部品が閉塞するよ
うなことがなく、又、部品を激しく揺動させることがな
いため吸着ノズル(49)が部品を吸着可能となるまで揺
動を抑えるのに時間を要しない。
トラフ(33)の上流側にはオーバフロー検出装置(3
5)が配設され、次工程の要求に常に応じられるよう、
トラフ(33)上に所定の位置までプールされているかを
監視する、即ちオーバフロー状態にあるか否かを検出す
る。オーバフロー状態になったときは、直線振動フィー
ダ(2)と振動パーツフィーダ(1)の駆動を停止す
る。又、トラフ(33)から次工程へ部品mが順次供給さ
れていき、トラフ(33)上にプールされている部品の量
が減少すると、オーバフロー状態でなくなり、直線振動
フィーダ(2)と振動パーツフィーダ(1)の駆動を行
う。直線振動フィーダ(2)のトラフ(17)からは、次
工程にそのまゝ供給可能な姿勢の部品mが速やかに、直
線振動フィーダ(3)のトラフ(33)に確実に移送され
る。
以上述べたように本実施例によれば、部品mの頭部h
の底部が球形で揺動しやすいが、確実に次工程へと吸着
して搬送することができ、また下流側の直線振動フィー
ダ(3)には次工程の要求がいかに高速であっても常に
確実にオーバフローの状態で部品を姿勢保持させて存在
させておくことができる。
以上、本発明の実施例について説明したが勿論、本発
明はこれに限定されることなく本発明の技術的思想に基
づいて種々の変形が可能である。
例えば以上の実施例では直線振動フィーダのトラフの
先端部における部品を次工程へと搬送するのに真空吸着
手段を用いたが、これに代えて把持手段として他の手
段、例えばチャック機構を用いるようにしてもよい。こ
の場合にはチャックを広げて先頭の部品に近接して部品
の頭部をチャックを狭めることにより把持して次工程へ
と移送すればよい。
又、把持手段として永久磁石を用いてもよい。この場
合には部品の頭部が磁性材からなる場合に適用され、頭
部を永久磁石の磁気で吸着し次工程の所定の位置へと移
送し、その位置で何らかの機械的手段により吸着されて
いる部品を取り外すようにすればよい。或いは永久磁石
の代わりに電磁石を用いて部品を離脱するときには電流
を遮断するようにすればよい。又、以上の実施例ではス
トッパ手段として空気圧シリンダの駆動ロッドを突出さ
せて部品を停止させるようにしたが、これに代えて単に
端壁として形成するようにしてもよい。即ち、実施例の
場合、姿勢保持手段としては一対の帯状部材を用いた
が、この先端部に於いて一対の帯状部材を連結する部材
を取り付けて停止のためにこれに部品の頭部を当接させ
るようにすればよい。
或いは、部品姿勢保持手段として断面形状が段付形状
のトラフを用い、この形状にほぼ相似の部品を導入して
姿勢を保持するような場合には、そのトラフの先端部の
底壁面に小孔を設けこれに電磁バルブを介して真空源を
接続しバルブを開けることにより先頭の部品を真空吸着
することにより停止させておき次工程からの把持手段が
到来したときには、その電磁バルブを閉じて先頭の部品
を自由にして把持手段により部品を移送するようにして
もよい。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明の振動部品供給機によれば、
部品が直線振動フィーダのトラフの先端部で部品の姿勢
は保持しているのであるが、揺動するような形状であっ
てもこの直線振動フィーダの振幅を大から小に切り換え
るようにしているので、揺動を小さくして次工程用の部
品把持手段により確実に把持して次工程へと搬送するこ
とができる。又、小から大振幅へと切り換えることによ
り、迅速に次の部品を先端部へ移送して、次工程が高速
で部品を要求したとしても、これに常に応ずることがで
きる。又、部品の揺動を押えるために、直線振動フィー
ダの駆動を停止するようにしていないため、一般に電源
を入れて駆動を開始したときに起る過渡状態を避けるこ
とができ、不必要に部品を激しく揺動させたり、姿勢保
持された部品の姿勢を乱すことがない。よって次工程に
高速でしかも確実に部品を供給できる部品供給機を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の振動部品供給機の部分破断正
面図、第2図は同平面図、第3図は本実施例の直線振動
フィーダの斜視図、第4図は部品のゲート部の部分拡大
平面図及び第5図は第4図におけるV−V線方向断面図
である。 尚、図に於いて、 (3)……直線振動フィーダ (33)……トラフ (33a)……帯状部材 (33b)……帯状部材 (34)……間隙 (40)……コイル (41)……電磁石 (46)……空圧シリンダ (46a)……ゲートロッド (47)……空圧シリンダ (47a)……ゲートロッド (49)……吸着ノズル

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】部品姿勢保持手段を備えた直線振動フィー
    ダのトラフの先端部で一たん部品をストッパ手段で移送
    を停止させ、この停止位置で次工程搬送用の部品把手手
    段により該部品を把持して次工程へと搬送するようにし
    た振動部品供給機において、前記トラフの先端部近傍に
    設けたゲート手段により一個宛、分離して部品を前記停
    止位置に移送するようにし、かつ前記直線振動フィーダ
    の振巾を大小の振巾で2段階制御するようにし、少なく
    とも前記ゲート手段により前記停止位置へ分離して供給
    した後は、大の振巾から小の振巾への切り換えるように
    し、前記停止位置にある部品が殆んど振動していない状
    態で該部品を前記部品把持手段により把持するように
    し、この後、再び小の振巾から大の振巾に切り換えて後
    続する部品を前記停止位置へと移送するようにしたこと
    を特徴とする振動部品供給機。
  2. 【請求項2】前記部品姿勢保持手段は前記トラフにおい
    て間隔をおいて直線的に平行に延びる一対の帯状部材か
    ら成り、供給すべき部品は頭部とこれから一方向に延び
    る脚部とから成り、該脚部を前記間隙に挿通させ、前記
    頭部を前記一対の帯状部材で懸吊させてその姿勢を保持
    するようにした請求項(1)に記載の振動部品供給機。
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