JP2580087B2 - 魚釣用リールの糸長計測装置 - Google Patents

魚釣用リールの糸長計測装置

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JP2580087B2
JP2580087B2 JP3262155A JP26215591A JP2580087B2 JP 2580087 B2 JP2580087 B2 JP 2580087B2 JP 3262155 A JP3262155 A JP 3262155A JP 26215591 A JP26215591 A JP 26215591A JP 2580087 B2 JP2580087 B2 JP 2580087B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、魚釣用リールの糸長計
測装置に係り、詳しくはスプールの回転数から釣糸の繰
出し量や巻取り量を測定する釣糸の糸長計測装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年の魚釣用リールにあっては、スプー
ルからの釣糸の繰出し量やスプールへの巻取り量を測定
して、魚のいる棚に正確に仕掛けを降ろしたり、又、投
げ釣りでは仕掛けのポイントまでの飛距離を表示できる
ようになっている。
【0003】そして、本出願人は、先に、特願昭63−
105821号(特開平1−276011号)に於て、
釣糸の太さに関係なく釣糸の繰出し量や巻取り量を高精
度に計測できる魚釣用リールの糸長計測装置を提案し
た。
【0004】この糸長計測装置は、スプールの形状に応
じて決定される定数を設定し、この定数と、釣糸をスプ
ールの規定巻径レベルまで巻き取った際のスプールの総
回転数と、糸繰出し時/巻取り時のスプールの実回転数
から下記の糸長計算式(1)を演算実行して糸長を計測
できるようにしたものである。
【0005】即ち、図8はスプール1の巻き幅m′が変
化しないストレートタイプとした場合のスプール1の回
転数と、このスプール1に巻かれた釣糸3の巻外周径及
び糸長の関係を示すもので、図中、 d1 :釣糸3の規定巻径レベル5に於ける巻糸径 do :スプール1の底径 dm :釣糸3の繰出し,巻取りで変化する巻糸の外周径 h :規定巻径レベル5までのスプール1の溝深さ を夫々示している。
【0006】そして、上記従来例では、スプール1がn
a 回転し、これに伴い巻糸径がd1 からdm に変化する
と、マイクロコンピュータのROMに格納された糸長計
算式 L′=a/n・na 2 +bna ・・・(1) 但し、n :釣糸3を規定巻径レベル5までスプール1
に巻き取った際のスプール1の総回転数 na :釣糸3の繰出し又は巻取り時に回転したスプール
1の実回転数 a :hに関する定数 b :d1 に関する定数 を演算実行して、スプール1の回転数na に応じた繰出
し糸長L′を計測するものである。尚、スプール1の総
回転数nと実回転数na は、夫々、アップ・ダウンカウ
ンタで計数されて、各計数値がマイクロコンピュータの
RAMに格納されるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】然し、上記糸長計測装
置では、図8に示すように、実際の釣りを想定して使用
糸巻量の仕様を決定する際、スプール1の最大巻径と略
同一の巻糸径d1 を規定巻径レベル5として設定し、こ
の規定巻径レベル5までのスプール1の総回転数nをR
AMにインプットし釣糸3の全糸長として入力すると共
に、規定巻径レベル5を繰出し巻径dm の基点としてい
た。
【0008】そのため、釣り人はスプール1の最大巻径
に近い規定巻径レベル5まで必ず釣糸3を巻回して、ス
プール1の総回転数を基礎データとして入力しなければ
ならなかった。
【0009】従って、スプール1に巻回した釣糸3の巻
糸径が、スプール1の最大巻径付近に設定した規定巻径
レベル5まで達しない場合には、基礎データを入力でき
ないために糸長計算式(1)を演算実行することができ
ず、又、巻糸径が規定巻径レベル5を越えてしまう全糸
長を持った釣糸3を使用する場合には、規定巻径レベル
5を越えた分については基礎データを入力できない。
【0010】このように、上記糸長計測装置は、規定巻
径レベル5に対して釣糸3の巻糸径に過不足がある場合
には糸長計測が行えない欠点があり、糸長計測装置を機
能させるために、巻糸径が規定巻径レベル5まで達する
ように釣り人によっては不要な釣糸を継ぎ足したり、或
いは規定巻径レベル5を越えた分の釣糸3をカットせざ
るを得なかった。
【0011】本考案は斯かる実情に鑑み案出されたもの
で、上記糸長計測装置に改良を加えて、釣糸の長さの如
何にかかわらず糸長計測が行える魚釣用リールの糸長計
測装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
め、本発明に係る魚釣用リールの糸長計測装置は、リー
ル本体と、リール本体に回転可能に支持され釣糸が巻回
されるスプールと、このスプールの回転を検出するセン
サと、このセンサから出力されるパルス信号をアップ,
ダウンカウントするアップ・ダウンカウンタと、上記ス
プールへの釣糸の最大巻径よりも巻糸径が小さく設定さ
れた規定巻径レベルまで釣糸が巻き取られた時のスプー
ルの回転数及び巻糸全長に対応するスプールの総回転数
を上記アップ・ダウンカウンタで計数し、これらの計数
値を取り込み記憶する手段と、上記規定巻径レベルまで
のスプールの回転数及び巻糸全長に対応するスプールの
総回転数とにより決定される糸長計算式と釣糸の繰出
し,巻取り時に回転されるスプールの実回転数とを基に
糸長を演算する手段と、この演算手段で演算された糸長
を表示する表示器とを備えたものである。
【0013】
【作用】本発明によれば、釣糸が規定巻径レベルまで巻
き取られた際のスプール回転数と、釣糸がスプールに最
後まで巻き取られたときのスプールの総回転数と、スプ
ールの実回転数が、夫々、アップ・ダウンカウンタで計
数される。
【0014】そして、これらの計数値を基に糸長が糸長
計算式で演算されて、糸長が表示器に表示されることと
なる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に
説明する。図1乃至図3は本発明の一実施例を示し、図
1に於て、7はリール本体、9はリール本体7に回転可
能に取り付けられたスプールで、このスプール9には釣
糸11が巻回されている。又、スプール9の内周には、
スプール9への釣糸11の最大巻径よりも小さな略半分
の径に設定された規定巻径レベル12が刻設されてい
る。
【0016】13はリール本体1の上面に一体に取り付
けた防水性の偏平なボックスで、このボックス13の上
面パネル13aには、表示器15,モード切換えスイッ
チ17,規定巻径レベルデータ書込みスイッチ19、そ
して、最終データ書込みスイッチ21が設けられてい
る。又、ボックス13内には、糸長を演算するマイクロ
コンピュータと電池(いずれも後述する)等が水密に収
容されている。尚、23はスプール9を回転させるハン
ドルである。
【0017】そして、図2は本実施例に係る糸長計測装
置の全体構成図を示し、図中、25は糸長演算,糸長表
示及びデータの書込み制御を行うマイクロコンピュータ
で、このマイクロコンピュータ25は、プログラムメモ
リ,データメモリ及び入出力装置を制御管理して、与え
られたジョブを処理すべく必要な演算,転送処理を実行
するCPU(中央処理装置)27と、演算処理プログラ
ム及びスプール9の形状に応じた糸長計算式等を格納し
たROM29と、CPU27での演算結果等のデータを
記憶するRAM31と、入力インターフェース33及び
出力インターフェース35とを備え、これらROM2
9,RAM31,インターフェース33,35はバス3
7を介してCPU27と接続されている。
【0018】又、図中、39はスプール9の回転とその
方向を検出するセンサで、このセンサ39はマイクロコ
ンピュータ25の入力インターフェース33に接続さ
れ、センサ39から出力されるスプール9の正転,逆転
の判定信号を入力インターフェース33を介してCPU
27に取り込むことで、内蔵のアップ・ダウンカウンタ
41をアップカウント又はダウンカウント状態にセット
し、そして、センサ39から入力インターフェース33
を介して取り込まれるスプール9の回転パルス信号をア
ップカウント又はダウンカウント動作するようになって
いる。
【0019】更に、上記入力インターフェース33に
は、マイクロコンピュータ25をデータ入力モード,糸
長表示モード及びデータ修正モードに切り換えるための
モード切換えスイッチ17や規定巻径レベルデータ書込
みスイッチ19,最終データ書込みスイッチ21が接続
されている。
【0020】又、上記出力インターフェース35にはデ
コーダ43を介して表示器15が接続されており、この
表示器15は、糸長をデジタル表示する表示部15aを
備えている。その他、図中、45はマイクロコンピュー
タ25と表示器15の動作用電池電源である。
【0021】次に、図3について説明する。図3は図8
に示す従来例と同様、スプール9の巻き幅mが変化しな
いストレートタイプとした場合のスプール9の回転数
と、このスプール9に巻かれた釣糸11の巻外周径及び
糸長の関係を示すもので、図中、 D :釣糸11が規定巻径レベル12まで巻き取られた
際の巻糸径 Do :スプール9の底径 D1 :釣糸11が最後まで巻き取られた際の巻糸全長径 H :規定巻径レベル12までのスプール9の溝深さ を夫々示している。
【0022】そして、本実施例では、釣糸11が規定巻
径レベル12まで巻回された際に、先ず、その巻径レベ
ル12までのスプール9の回転数Nを入力し、次に、釣
糸11がスプール9に最後まで巻回されたときの巻糸全
長径D1 に対するスプール9の総回転数Ne を入力し
て、マイクロコンピュータ25のROM29に格納され
た糸長計算式 L=dNa 2 +eNa ・・・(2) 但し、Na :釣糸11の繰出し又は巻取り時のスプール
9の実回転数 d=−πH/:定数 e=π(Do +2HNe /N):定数 Ne :巻糸全長に対するスプール9の総回転数 N :規定巻径レベル12まで釣糸11を巻回したとき
のスプール9の回転数 から、スプール9の実回転数Na に応じた繰出し糸長L
を演算し計測するものである。尚、巻径レベル12まで
のスプール9の回転数Nや巻糸全長径D1 までのスプー
ル9の総回転数Ne 、そして、スプール9の実回転数N
a は、夫々、アップ・ダウンカウンタ41で計数され
て、各計数値がマイクロコンピュータ25のRAM31
に格納されるようになっている。
【0023】次に、スプール9の底径Do からDを経て
1 まで釣糸11を巻いたときのスプール9の回転数N
と総回転数Ne を入力する場合を、図4のフローチャー
トに基づいて説明する。
【0024】先ず、電池電源45が接続されてマイクロ
コンピュータ25が初期設定され、スタート状態に置か
れる。そして、斯かる状態でモード切換えスイッチ17
を押すと(ステップS1)、マイクロコンピュータ25
はスプール回転数入力モードに設定される。
【0025】次に、釣糸11の一端をスプール9の底径
部に結び付け、ハンドル23を回転操作してスプール9
を回転し、釣糸11を順次巻き取る。このとき、スプー
ル9の回転に同期して、図示しないレベルワインダ機構
の糸ガイドがスプール9の幅方向へトラバース動作する
から、釣糸11は均一な巻きレベルで、且つ均一な密度
でスプール9に巻回される。
【0026】一方、スプール9が巻取り方向に回転する
と、アップ・ダウンカウンタ41はアップカウントに設
定され、これに伴いセンサ39から出力されるスプール
9の回転毎のパルス信号は、入力インターフェース33
を介してアップ・ダウンカウンタ41に取り込まれ、順
次アップカウントされる(ステップS2)。
【0027】そして、釣糸11が規定巻径レベル12の
巻糸径Dまで巻き取られたことが目で確認されたなら
ば、釣糸11の巻取り操作を停止し、規定巻径レベルデ
ータ書込みスイッチ19を押す(ステップS3)。する
と、アップ・ダウンカウンタ41の計数値が巻径レベル
12までのスプール9の回転数NとしてRAM31に格
納されるから(ステップS4)、この基礎データによっ
て、先ず、規定巻径レベル12に対する上記定数d=−
πH/Nが決定されることとなる。
【0028】この後、モード切換えスイッチ17を再び
押してマイクロコンピュータ25をスプール回転数入力
モードに設定した後(ステップS5)、ハンドル23を
更に回転操作して釣糸11を最後まで巻き取る(ステッ
プS6)。スプール9が糸巻取り方向に再び回転する
と、センサ39から出力されたスプール9の回転毎のパ
ルス信号が、入力インターフェース33を介してアップ
・ダウンカウンタ41に取り込まれ、再びアップカウン
トが続行される(ステップS7)。
【0029】尚、規定巻径レベル12まで釣糸11を巻
き取り、規定巻径レベルデータ書込みスイッチ19を押
してd=−πH/Nの定数を入力した後も、引き続き入
力モードのまま継続して釣糸11を最後まで巻き取れる
ように、上記ステップS5を省略してもよい。
【0030】又、釣糸11が規定巻径レベル12まで巻
き取られて規定巻径レベルデータ書込みスイッチ19を
押したとき、表示器15の表示は規定巻径レベル12ま
でのスプール回転数Nを表示させてもよいし、N
e ′として糸長演算処理し、規定巻径レベル12まで
の巻糸長さを表示してもよい。そして、更に引き続きハ
ンドル23を回転操作して釣糸11を最後まで巻き取る
までの巻糸長さを、スプール回転数(Ne ′,Ne ″,
・・・・・)に基づき、最終巻糸長さまで糸長を演算処
理して表示器15に表示させてもよい。
【0031】そして、釣糸11が最後まで、即ち、巻糸
全長径D1 までスプール9に巻き取られたならば、最終
データ書込みスイッチ21を押せばよい(ステップS
8)。すると、アップ・ダウンカウンタ41の計数値
が、巻糸全長径D1 までのスプール9の総回転数Ne
してRAM31に格納されて(ステップS9)、巻糸全
長に対する定数e=π(Do +2HNe /N)が決定さ
れ、糸長計算式(2)の定数d,eの書込みが完了する
こととなる。
【0032】次に、糸長計測動作を図5のフローチャー
トに基づき、又、糸切れに伴う総回転数の修正を図6の
フローチャートに基づいて説明するが、これらは特願昭
63−105821号の糸長計測装置と同一である。
【0033】図5のプログラムがスタートすると、先
ず、ステップS10に於て、釣糸11の繰出しか否かが
判定される。ここで、釣糸11の繰出しであると判定さ
れた場合は、釣糸11の繰出しに伴いスプール9が正転
方向へ回転されるため、センサ39からは正転方向の信
号が入力インターフェース33を介してCPU27に取
り込まれる。そして、これによりアップ・ダウンカウン
タ41をアップ方向に設定すると共に、スプール9の回
転に伴ってセンサ39から出力されるスプール9回転毎
のパルス信号が、入力インターフェース33を介してア
ップ・ダウンカウンタ41に取り込まれ、順次アップカ
ウントされる(ステップS11)。
【0034】次のステップS12では、マイクロコンピ
ュータ25の演算周期毎にアップ・ダウンカウンタ41
の計数内容Na をCPU27に取り込んで、上記糸長計
算式(2)の糸長演算を実行し、この演算結果を出力イ
ンターフェース35及びデコーダ43を介して表示器1
5に出力し、釣糸11の繰出し糸長Lを表示部15aに
デジタル表示する(ステップS13)。
【0035】一方、ステップS10で釣糸11の巻取り
であると判定された場合には、釣糸11の巻取りに伴い
スプール9が逆転方向へ回転されるため、センサ39か
らは逆転方向の信号が入力インターフェース33を介し
てCPU27に取り込まれ、これによりアップ・ダウン
カウンタ41をダウン方向に設定すると同時に、スプー
ル9の逆回転に伴いセンサ39から出力されるパルス信
号はアップ・ダウンカウンタ41に取り込まれ、そのダ
ウンカウント動作により繰出し時に計数した内容から減
算する(ステップS14)。
【0036】そして、次のステップS15では、マイク
ロコンピュータ25の演算周期毎にアップ・ダウンカウ
ンタ41の計数内容Na をCPU27に取り込み、糸長
計算式(2)を演算実行することで巻取り糸長、即ち、
繰り出された糸長から巻取り糸長を差し引いた糸長Lを
演算し、これを表示器15に出力して糸長Lを表示部1
5aにデジタル表示する(ステップS16)。
【0037】図7はスプール9の回転数Na と糸長Lと
の関係を示すグラフで、糸長計算式(2)の計算値は実
線のようになり、又、実測値は黒点で示すようになる。
そして、このグラフから明らかなように、計算値と実測
値との誤差は極めて小さく、0.3%以内にあることが
確認された。
【0038】次に、糸切れに伴う総回転数を修正する場
合について説明する。この場合は、図6のフローチャー
トに示すように、先ず、ハンドル23を回転操作して、
糸切れ端がリール本体7の直前又は竿先に来るまでスプ
ール9に巻き取り(ステップS17)、そして、次のス
テップS18でモード切換えスイッチ17を押して、マ
イクロコンピュータ25を修正モードに設定する。
【0039】マイクロコンピュータ25が修正モードに
設定された後、最終データ書込みスイッチ21を押すと
(ステップS19)、アップ・ダウンカウンタ41にセ
ットされている残りの計数値Nb (繰出し時に計数され
たスプール回転数から糸切れ端まで巻き取ることによる
スプール9の回転数を差し引いた分)がRAM31に格
納され、この残りの計数値Nb が以降のアップ・ダウン
カウンタ41で計数される回転数Na に加算された状態
で糸長Lを算出するようになる。そして、最終データ書
込みスイッチ21の押し操作で糸切れによる計数値の修
正が完了し、元の表示モードに戻る。
【0040】尚、図6は釣糸11の繰出し時であり、釣
糸11の巻取り時はNb を減算することとなる。このよ
うに、本実施例によっても、特願昭63−105821
号(特開平1−276011号)に開示した糸長計測装
置と同様、釣糸11の太さに関係なく繰出し糸長や巻取
り糸長を高精度に計測できるが、本実施例は、この効果
に加えて更に以下の利点を有する。
【0041】即ち、図8に基づいて既述したように、従
来の糸長計測装置は、スプール1の最大巻径と略同一の
巻糸径d1 に設定した規定巻径レベル5までのスプール
1の総回転数nを釣糸3の全糸長として入力すると共
に、規定巻径レベル5を繰出し巻径dm の基点としてい
たため、スプール1に巻回した釣糸3の巻糸径が規定巻
径レベル5まで達しない場合には、基礎データを入力で
きないために糸長計算式(1)を演算実行することがで
きず、又、巻糸径が規定巻径レベル5を越える釣糸3を
使用する場合には、規定巻径レベル5を越えた分につい
ては基礎データを入力できない。
【0042】従って、この従来の糸長計測装置は、規定
巻径レベル5に対して釣糸3の巻糸径に過不足がある場
合には糸長計測が行えない欠点があった。然し、本実施
例は、スプール9への釣糸11の巻取り途中に規定巻径
レベル12を設定し、釣糸11がこの規定巻径レベル1
2まで巻回されたときに、先ず、その巻径レベル12ま
でのスプール9の回転数Nを入力し、次に、釣糸11が
最後まで巻回されたときのスプール9の総回転数Ne
入力して糸長計算式(2)を演算実行するので、規定巻
径レベル12に達する長さを有する釣糸であれば、その
長さの如何にかかわらず糸長計測が行えることとなっ
た。そして、従来と同様、データの入力操作も規定巻径
レベルデータ書込みスイッチ19や最終データ書込みス
イッチ21のワンタッチ操作であるため簡便であり、糸
の種類に限定されずあらゆる糸種に対応できるため、従
来の糸長計測装置に比し実用性が更に向上することとな
った。
【0043】尚、上記実施例では、釣糸11がスプール
9の規定巻径レベル12まで巻き取られたことを目視に
より判断し、判断後に規定巻径レベルデータ書込みスイ
ッチ19を操作していたが、本出願人は先に、釣糸が規
定の巻取量に達したことを自動的に確実に検知すること
のできる魚釣用リールの規定糸巻量検出装置を実願平2
−48847号及び実願平2−48848号で開示し
た。
【0044】実願平2−48847号で開示した規定糸
巻量検出装置は、釣糸を巻回するためのスプールを、リ
ール本体に回転可能に支持してなる魚釣用リールに於
て、上記リール本体に、スプールに巻回される釣糸が規
定の巻取量に達したときに、釣糸に当接して、釣糸の適
正な巻取量を指示する規定糸巻量検出体を配置したもの
であり、又、実願平2−48848号の規定糸巻量検出
装置は、リール本体に回動可能に配置され釣糸の外周に
所定圧力で当接される規定糸巻量検出体と、スプールに
巻回される釣糸が規定の巻取量に達した時に上記規定糸
巻量検出体を所定位置まで変位する変位機構と、上記規
定糸巻量検出体の変位を検出するセンサーとを備えたも
のである。
【0045】而して、本実施例に係る糸長計測装置にこ
れらの規定糸巻量検出装置を装着すれば、目視による判
断を不要にして精度の向上を図ることが可能である。
又、上記実施例は、ストレートタイプのスプール9につ
いて説明したが、スプール9の巻き幅mが変化するテー
パスプールに於ては、図3に示す底径Do の巻き幅と釣
糸11が規定巻径レベル12まで巻き取られた際の巻糸
径Dの巻き幅が異なるため、これらの巻径幅を定数とし
てD,Hの他に設定しておけば、テーパスプールに於け
る糸長も高精度に測定できる。
【0046】更に、スプール回転数検出装置は、スプー
ル9と連動回転する回転体の回転を検知する公知のもの
を使用できることは勿論である。
【0047】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、規
定巻径レベルに達する長さを有する釣糸であれば、その
長さや太さに関係なく繰出し糸長や巻取り糸長を高精度
に計測できることとなり、従来の糸長計測装置に比し実
用性が更に向上することとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る糸長計測装置を備えた
魚釣用リールの平面図である。
【図2】本発明の一実施例に係る糸長計測装置の全体構
成図である。
【図3】本発明の一実施例に於けるスプールの説明図で
ある。
【図4】データ入力の手順を示すフローチャートであ
る。
【図5】糸長計測表示の手順を示すフローチャートであ
る。
【図6】糸切れ修正の手順を示すフローチャートであ
る。
【図7】糸長とスプール回転数との関係を示すグラフで
ある。
【図8】従来の糸長計測装置に於けるスプールの説明図
である。
【符号の説明】
7 リール本体 9 スプール 11 釣糸 12 規定巻径レベル 15 表示器 17 モード切換えスイッチ 19 規定巻径レベルデータ書込みスイッチ 21 最終データ書込みスイッチ 25 マイクロコンピュータ 39 センサ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リール本体と、リール本体に回転可能に
    支持され釣糸が巻回されるスプールと、このスプールの
    回転を検出するセンサと、このセンサから出力されるパ
    ルス信号をアップ,ダウンカウントするアップ・ダウン
    カウンタと、上記スプールへの釣糸の最大巻径よりも巻
    糸径が小さく設定された規定巻径レベルまで釣糸が巻き
    取られた時のスプールの回転数及び巻糸全長に対応する
    スプールの総回転数を上記アップ・ダウンカウンタで計
    数し、これらの計数値を取り込み記憶する手段と、上記
    規定巻径レベルまでのスプールの回転数及び巻糸全長に
    対応するスプールの総回転数とにより決定される糸長計
    算式と釣糸の繰出し,巻取り時に回転されるスプールの
    実回転数とを基に糸長を演算する手段と、この演算手段
    で演算された糸長を表示する表示器とを備えてなること
    を特徴とする魚釣用リールの糸長計測装置。
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