JP2579542Y2 - 複合スイッチの構造 - Google Patents
複合スイッチの構造Info
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- JP2579542Y2 JP2579542Y2 JP7854492U JP7854492U JP2579542Y2 JP 2579542 Y2 JP2579542 Y2 JP 2579542Y2 JP 7854492 U JP7854492 U JP 7854492U JP 7854492 U JP7854492 U JP 7854492U JP 2579542 Y2 JP2579542 Y2 JP 2579542Y2
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- lever
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、操作レバー用ブーツを
スイッチケースにワンタッチで取付け、また可動盤にワ
ンタッチで取付けた操作レバーの脱落防止をする複合ス
イッチの構造に関する。
スイッチケースにワンタッチで取付け、また可動盤にワ
ンタッチで取付けた操作レバーの脱落防止をする複合ス
イッチの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、操作レバーにブーツを配設したレ
バー装置としては、例えば実開平1−106923号公
報に開示された技術がある。前記ブーツは、伸縮材製の
ゴム部材から成り、略スカート状をしている。該ブーツ
は、一方の開口端を、ブーツ取付部材を介してボディに
取付け、他方の開口端を、操作レバーに周設した溝に嵌
着している。該ブーツは、操作レバーを操作すれば変形
する。
バー装置としては、例えば実開平1−106923号公
報に開示された技術がある。前記ブーツは、伸縮材製の
ゴム部材から成り、略スカート状をしている。該ブーツ
は、一方の開口端を、ブーツ取付部材を介してボディに
取付け、他方の開口端を、操作レバーに周設した溝に嵌
着している。該ブーツは、操作レバーを操作すれば変形
する。
【0003】また、従来この種の技術としては、例え
ば、実公平2−36190号公報に開示されたレバー装
置がある。該レバー装置は、レバーの軸部の先端に形成
した突部を、ブラケットの嵌合溝部、及び抜け止め部に
いわゆるワンタッチ方式で嵌合している。
ば、実公平2−36190号公報に開示されたレバー装
置がある。該レバー装置は、レバーの軸部の先端に形成
した突部を、ブラケットの嵌合溝部、及び抜け止め部に
いわゆるワンタッチ方式で嵌合している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】前述した従来のレバー
装置は、ブーツの取付部材を有すると共に、伸縮材製の
ブーツを具備しているので、部品点数が多く、かつコス
トアップになるという問題点がある。前記ブーツは、取
付ける操作レバーの形状に合わせて製造するため、操作
レバーの種類と同様に、種類が多いという問題点があ
る。また、レバー装置においては、ブーツを具備したも
のと、ブーツを具備していないものとがある。ブーツを
具備したレバー装置の操作レバーは、該ブーツを設置す
るために操作レバーに溝を周設しなければならない。こ
のため、同一構造のレバー装置であっても、操作レバー
は、ブーツの有無により溝の有無等の2種類必要であ
る。また、従来のブーツは、レバー装置に着脱すると
き、操作レバーをレバー装置から離脱してから、該操作
レバーにブーツを挿嵌するので、ブーツの着脱作業が不
便である。
装置は、ブーツの取付部材を有すると共に、伸縮材製の
ブーツを具備しているので、部品点数が多く、かつコス
トアップになるという問題点がある。前記ブーツは、取
付ける操作レバーの形状に合わせて製造するため、操作
レバーの種類と同様に、種類が多いという問題点があ
る。また、レバー装置においては、ブーツを具備したも
のと、ブーツを具備していないものとがある。ブーツを
具備したレバー装置の操作レバーは、該ブーツを設置す
るために操作レバーに溝を周設しなければならない。こ
のため、同一構造のレバー装置であっても、操作レバー
は、ブーツの有無により溝の有無等の2種類必要であ
る。また、従来のブーツは、レバー装置に着脱すると
き、操作レバーをレバー装置から離脱してから、該操作
レバーにブーツを挿嵌するので、ブーツの着脱作業が不
便である。
【0005】また、前述した従来のレバー装置は、レバ
ーの軸部を弾性片から成る抜け止め部に軸合すること
で、レバーを上下方向に回動自在に軸支している。レバ
ーは、強く上下、あるいは前後方向に操作したときに、
抜け止め部が湾曲して前記軸部が該抜け止め部から外
れ、レバーがブラケットから取外れることがある。
ーの軸部を弾性片から成る抜け止め部に軸合すること
で、レバーを上下方向に回動自在に軸支している。レバ
ーは、強く上下、あるいは前後方向に操作したときに、
抜け止め部が湾曲して前記軸部が該抜け止め部から外
れ、レバーがブラケットから取外れることがある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案に係る複合スイッ
チの構造は、スイッチケースに回動自在に装着した操作
レバーと、該操作レバーが貫通するレバー挿入孔を形成
したコラムカバーと、該コラムカバー内に配設した前記
スイッチケースと、該スイッチケースと前記レバー挿入
孔の間を塞ぐブーツとを備えた複合スイッチにおいて、
前記ブーツをスイッチケースに着脱自在に係止すると共
に、前記コラムカバーのレバー挿入孔の周縁部に向けて
略ラッパ状に開いた開口部を有した前記ブーツを備えた
ことにより、前述した従来技術の問題点を解消するもの
である。
チの構造は、スイッチケースに回動自在に装着した操作
レバーと、該操作レバーが貫通するレバー挿入孔を形成
したコラムカバーと、該コラムカバー内に配設した前記
スイッチケースと、該スイッチケースと前記レバー挿入
孔の間を塞ぐブーツとを備えた複合スイッチにおいて、
前記ブーツをスイッチケースに着脱自在に係止すると共
に、前記コラムカバーのレバー挿入孔の周縁部に向けて
略ラッパ状に開いた開口部を有した前記ブーツを備えた
ことにより、前述した従来技術の問題点を解消するもの
である。
【0007】また、本考案に係る複合スイッチの構造
は、基端部の両側面に軸部を形成した操作レバーと、前
記軸部に軸支する対向した2つの腕部を有する可動盤
と、該可動盤を回動自在に軸支したスイッチとを備えた
複合スイッチにおいて、前記可動盤の2つの腕部の各々
の対向位置かつ前記スイッチケースに脱落防止壁を形成
して、操作レバーがスイッチケースから脱落することを
解消するものである。
は、基端部の両側面に軸部を形成した操作レバーと、前
記軸部に軸支する対向した2つの腕部を有する可動盤
と、該可動盤を回動自在に軸支したスイッチとを備えた
複合スイッチにおいて、前記可動盤の2つの腕部の各々
の対向位置かつ前記スイッチケースに脱落防止壁を形成
して、操作レバーがスイッチケースから脱落することを
解消するものである。
【0008】
【実施例】以下、添付図面に基づき本考案に係る複合ス
イッチの構造の一実施例を詳述する。尚、本考案は、複
合スイッチの実施例として自動車用コンビネーションス
イッチ装置の構成について詳述するが、この実施例に限
定されるものではない。
イッチの構造の一実施例を詳述する。尚、本考案は、複
合スイッチの実施例として自動車用コンビネーションス
イッチ装置の構成について詳述するが、この実施例に限
定されるものではない。
【0009】1は、自動車用方向指示器等の複合スイッ
チの操作レバーであり、矢印A,B,C、及びD方向に
回動する。該操作レバー1は、基端部1aの両側面に軸
部1b、下面に操作杆1c、先端にスチールボール2、
及びスプリング3を収納する穴1dを形成している。該
操作レバー1は、スチールボール2、及びスプリング3
を介して、水平方向から可動盤4に挿入し、対向配置し
た腕部4dに軸支される。
チの操作レバーであり、矢印A,B,C、及びD方向に
回動する。該操作レバー1は、基端部1aの両側面に軸
部1b、下面に操作杆1c、先端にスチールボール2、
及びスプリング3を収納する穴1dを形成している。該
操作レバー1は、スチールボール2、及びスプリング3
を介して、水平方向から可動盤4に挿入し、対向配置し
た腕部4dに軸支される。
【0010】可動盤4は、スイッチケース5内に上方か
ら挿入し、蓋体6とで軸支している。該可動盤4は、ス
イッチケース5の節度部5aに圧接する節度ピン7を、
両側面に弾装している。該可動盤4は、操作レバー1側
の側面、及び下面に開口部4aを形成している。該開口
部4aの両側には、軸部1bが挿入するU字状の孔4c
を有する軸支部4bを対向して形成している。4dは、
前記軸部1bを支持する腕部であり、対向して2つ配置
した湾曲状の弾性片である。該2つの腕部4dは、2つ
の軸部1bの先端を挟持する。また、該2つの腕部4d
はそれぞれ爪4e,4eを先端に形成している。該爪4
e,4eは、軸支部4b,4bを抱持し、操作レバー1
が可動盤4から脱出しないように枢着している。
ら挿入し、蓋体6とで軸支している。該可動盤4は、ス
イッチケース5の節度部5aに圧接する節度ピン7を、
両側面に弾装している。該可動盤4は、操作レバー1側
の側面、及び下面に開口部4aを形成している。該開口
部4aの両側には、軸部1bが挿入するU字状の孔4c
を有する軸支部4bを対向して形成している。4dは、
前記軸部1bを支持する腕部であり、対向して2つ配置
した湾曲状の弾性片である。該2つの腕部4dは、2つ
の軸部1bの先端を挟持する。また、該2つの腕部4d
はそれぞれ爪4e,4eを先端に形成している。該爪4
e,4eは、軸支部4b,4bを抱持し、操作レバー1
が可動盤4から脱出しないように枢着している。
【0011】尚、爪4eを有する腕部4d、及び軸支部
4bは、前述した形状に限定するものではない。例え
ば、支持部4bは、軸部1bに軸合する穴として腕部4
dに形成し、開口部4aの側壁、軸支部4b、及び爪4
eは設けなくてもよい。
4bは、前述した形状に限定するものではない。例え
ば、支持部4bは、軸部1bに軸合する穴として腕部4
dに形成し、開口部4aの側壁、軸支部4b、及び爪4
eは設けなくてもよい。
【0012】スイッチケース5は、可動盤4の腕部4d
の外方かつ対向位置に、略円弧状の脱落防止壁5bを配
設している。該スイッチケース5は、両側面に耳部5c
を形成し、該耳部5cをベース8のねじ止め部8aに嵌
合し、ねじ止めしている。該スイッチケース5は、操作
レバー1をスイッチケース5の外に突出させるための窓
部5dを形成している。該スイッチケース5は、窓部5
dの外側に、ブーツ9の突片9aが挿嵌する係合部5e
を有する。係合部5eは、筒形状をし、側壁に、突片9
aの爪9bが嵌合する孔5fを穿設している。尚、係合
部5eは、孔5fを形成した筒形状に限定するものでは
なく、例えば、ブーツ9が係止する鉤等でも良い。
の外方かつ対向位置に、略円弧状の脱落防止壁5bを配
設している。該スイッチケース5は、両側面に耳部5c
を形成し、該耳部5cをベース8のねじ止め部8aに嵌
合し、ねじ止めしている。該スイッチケース5は、操作
レバー1をスイッチケース5の外に突出させるための窓
部5dを形成している。該スイッチケース5は、窓部5
dの外側に、ブーツ9の突片9aが挿嵌する係合部5e
を有する。係合部5eは、筒形状をし、側壁に、突片9
aの爪9bが嵌合する孔5fを穿設している。尚、係合
部5eは、孔5fを形成した筒形状に限定するものでは
なく、例えば、ブーツ9が係止する鉤等でも良い。
【0013】蓋体6は、可動盤4の支軸4gが軸合する
軸穴6aと、キャンセルカム11の支軸11aが軸合す
る長孔6bを穿設している。蓋体6は、下面に、キャン
セルカム11に係合した板ばね12の両端を保持する凸
部6cを形成している。
軸穴6aと、キャンセルカム11の支軸11aが軸合す
る長孔6bを穿設している。蓋体6は、下面に、キャン
セルカム11に係合した板ばね12の両端を保持する凸
部6cを形成している。
【0014】ブーツ9は、外部からコラムカバー10の
レバー挿入孔10aを覗いた場合もスイッチケース5や
ベース8等を隠蔽して見えなくする。該ブーツ9は、操
作レバー1、あるいはスイッチケース5等と同材質の樹
脂材料で形成する。該ブーツ9は、略ラッパ形状をして
おり、開口部9cの先端をコラムカバー10のレバー挿
入孔10aの内側周縁に合致させて配置している。該ブ
ーツ9は、下面に、操作レバー1を通すための切欠部9
dを形成している。9eは、スイッチケース5に形成し
た凸部5gに嵌合する位置決め穴である。
レバー挿入孔10aを覗いた場合もスイッチケース5や
ベース8等を隠蔽して見えなくする。該ブーツ9は、操
作レバー1、あるいはスイッチケース5等と同材質の樹
脂材料で形成する。該ブーツ9は、略ラッパ形状をして
おり、開口部9cの先端をコラムカバー10のレバー挿
入孔10aの内側周縁に合致させて配置している。該ブ
ーツ9は、下面に、操作レバー1を通すための切欠部9
dを形成している。9eは、スイッチケース5に形成し
た凸部5gに嵌合する位置決め穴である。
【0015】コラムカバー10は、略対称的な2つの部
材を合致することで構成し、スイッチケース5等を装着
したベース8を包囲する。
材を合致することで構成し、スイッチケース5等を装着
したベース8を包囲する。
【0016】キャンセルカム11は、下面の支軸11a
を可動盤4の凹部4h内に配置し、上面の支軸11aを
蓋体6の長孔6bに軸合している。板ばね12は、キャ
ンセルカム11を元の位置に自動復帰させるばねであ
る。
を可動盤4の凹部4h内に配置し、上面の支軸11aを
蓋体6の長孔6bに軸合している。板ばね12は、キャ
ンセルカム11を元の位置に自動復帰させるばねであ
る。
【0017】13は、操作レバー1の方向に直線移動す
ることができる可動子であり、可動盤4と蓋体6の間に
介在する。該可動子13は、直線移動する方向に対して
直角な方向の側面に、孔13aを穿設している。該可動
子13は、孔13aにスプリング14、及びスチールボ
ール15を挿設し、該スチールボール15が係止溝4i
に圧接することで、可動盤4上の所定位置に係止してい
る。該可動子13は、キャンセルカム11が回動したと
きに衝当する当接部13bを形成している。
ることができる可動子であり、可動盤4と蓋体6の間に
介在する。該可動子13は、直線移動する方向に対して
直角な方向の側面に、孔13aを穿設している。該可動
子13は、孔13aにスプリング14、及びスチールボ
ール15を挿設し、該スチールボール15が係止溝4i
に圧接することで、可動盤4上の所定位置に係止してい
る。該可動子13は、キャンセルカム11が回動したと
きに衝当する当接部13bを形成している。
【0018】本考案に係る複合スイッチの構造は、以上
のような構成であり、次に組付手順について詳述する。
のような構成であり、次に組付手順について詳述する。
【0019】操作レバー1を、スチールボール2、及び
スプリング3を介して、横方向から可動盤4の開口部4
aに挿入する。スチールボール2は、節度溝4fに圧接
する。軸部1b,1bは、爪4e,4eを押圧し、2つ
の腕部4d,4dを両側に拡開し、軸支部4b,4bの
孔4c,4cに挿入すると共に、2つの腕部4d,4d
間に挟持させる。
スプリング3を介して、横方向から可動盤4の開口部4
aに挿入する。スチールボール2は、節度溝4fに圧接
する。軸部1b,1bは、爪4e,4eを押圧し、2つ
の腕部4d,4dを両側に拡開し、軸支部4b,4bの
孔4c,4cに挿入すると共に、2つの腕部4d,4d
間に挟持させる。
【0020】スプリング14、及びスチールボール15
を挿入した可動子13を可動盤4上に設置する。該可動
盤4に、節度ピン7,7を弾装する。上方から可動盤4
をスイッチケース5に挿入する。このとき、節度ピン
7,7は、節度部5a,5aに圧接して、可動盤4を支
持する。2つの腕部4d,4dは、2つの脱落防止壁5
b,5bの内側に配置した構成となっている。
を挿入した可動子13を可動盤4上に設置する。該可動
盤4に、節度ピン7,7を弾装する。上方から可動盤4
をスイッチケース5に挿入する。このとき、節度ピン
7,7は、節度部5a,5aに圧接して、可動盤4を支
持する。2つの腕部4d,4dは、2つの脱落防止壁5
b,5bの内側に配置した構成となっている。
【0021】キャンセルカム11に、板ばね12を挿入
する。該板ばね12の両端を蓋体6の凸部6c相互間に
係止すると共に、キャンセルカム11の支軸11aを長
孔6bに挿入する。該蓋体6をスイッチケース5の一方
から嵌着する。
する。該板ばね12の両端を蓋体6の凸部6c相互間に
係止すると共に、キャンセルカム11の支軸11aを長
孔6bに挿入する。該蓋体6をスイッチケース5の一方
から嵌着する。
【0022】ブーツ9の突片9a,9aを、スイッチケ
ース5の上方から筒状の係合部5e,5eに挿嵌し、か
つ位置決め穴9e,9eを凸部5g,5gに嵌合する。
爪9b,9bは、孔5f,5fに係合し、ブーツ9がス
イッチケース5に、いわゆるワンタッチで取付けられ
る。操作レバー1は、ブーツ9の開口部9cの略中央に
位置する。尚、ブーツ9は、下面に、操作レバー1を通
す切欠部9dを形成しているので、操作レバー1を組付
けたスイッチケース5に容易に着脱することができる。
ース5の上方から筒状の係合部5e,5eに挿嵌し、か
つ位置決め穴9e,9eを凸部5g,5gに嵌合する。
爪9b,9bは、孔5f,5fに係合し、ブーツ9がス
イッチケース5に、いわゆるワンタッチで取付けられ
る。操作レバー1は、ブーツ9の開口部9cの略中央に
位置する。尚、ブーツ9は、下面に、操作レバー1を通
す切欠部9dを形成しているので、操作レバー1を組付
けたスイッチケース5に容易に着脱することができる。
【0023】また、ブーツ9は、操作レバー1の把手側
に向けて、略ラッパ状に開いた開口部9cを形成してい
るので、操作レバー1に接触せずに組付けることができ
る。操作レバー1は、従来の操作レバーに周設していた
ブーツ取付用の溝が不要である。ブーツ9は、従来、ブ
ーツ9の有無により、溝付と、溝なし2種の操作レバー
1を1種類にすることができる。該ブーツ9は、操作レ
バー1の形状、及び大きさに無関係に、あらゆる種類の
操作レバー1に利用することができる。また、ブーツ9
は、従来のブーツ取付部材を使用せず、直接スイッチケ
ース5に取付けるので部品点数、及び組付工数を削減す
ることができる。
に向けて、略ラッパ状に開いた開口部9cを形成してい
るので、操作レバー1に接触せずに組付けることができ
る。操作レバー1は、従来の操作レバーに周設していた
ブーツ取付用の溝が不要である。ブーツ9は、従来、ブ
ーツ9の有無により、溝付と、溝なし2種の操作レバー
1を1種類にすることができる。該ブーツ9は、操作レ
バー1の形状、及び大きさに無関係に、あらゆる種類の
操作レバー1に利用することができる。また、ブーツ9
は、従来のブーツ取付部材を使用せず、直接スイッチケ
ース5に取付けるので部品点数、及び組付工数を削減す
ることができる。
【0024】スイッチケース5の下面部には可動子1
6,17、及び18、及び極盤19を嵌着する。該スイ
ッチケース5を横方向からスライド挿入し、ベース8に
ねじ止め固定する。対向した2つのコラムカバー10を
組合せてベース8を包囲し、固着する。
6,17、及び18、及び極盤19を嵌着する。該スイ
ッチケース5を横方向からスライド挿入し、ベース8に
ねじ止め固定する。対向した2つのコラムカバー10を
組合せてベース8を包囲し、固着する。
【0025】次に本考案に係る複合スイッチの構造の動
作を詳述する。
作を詳述する。
【0026】自動車の室内の前席のドア側からコラムカ
バー10方向を覗くと、レバー挿入孔10aが見える。
レバー挿入孔10aの内側には、開口部9cを有したブ
ーツ9が判明する。しかし、スイッチベース5やベース
8は、隠蔽されており見えない。而して、看者をして、
複合スイッチの組立構成のシンプル化を図る。また、ブ
ーツ9は、レバー挿入孔10aに適合して設置し、壁面
部を配備した形態となり、塵埃等がコラムカバー10、
及びスイッチケース5内に進入することを防止する。
バー10方向を覗くと、レバー挿入孔10aが見える。
レバー挿入孔10aの内側には、開口部9cを有したブ
ーツ9が判明する。しかし、スイッチベース5やベース
8は、隠蔽されており見えない。而して、看者をして、
複合スイッチの組立構成のシンプル化を図る。また、ブ
ーツ9は、レバー挿入孔10aに適合して設置し、壁面
部を配備した形態となり、塵埃等がコラムカバー10、
及びスイッチケース5内に進入することを防止する。
【0027】操作レバー1を上方の矢印A、あるいは下
方の矢印B方向に操作すると、該操作レバー1は、軸部
1bを中心として回動し、この複合スイッチは例えばデ
ィマスイッチ、及びパッシングスイッチが作動する。操
作レバー1を右方向矢印C方向、あるいは左方向D方向
に操作すると、該操作レバー1、及び可動盤4は、支軸
4gを中心として回動し、この複合スイッチは例えば
右、左の方向指示灯を作用させるべく方向指示器が作動
する。
方の矢印B方向に操作すると、該操作レバー1は、軸部
1bを中心として回動し、この複合スイッチは例えばデ
ィマスイッチ、及びパッシングスイッチが作動する。操
作レバー1を右方向矢印C方向、あるいは左方向D方向
に操作すると、該操作レバー1、及び可動盤4は、支軸
4gを中心として回動し、この複合スイッチは例えば
右、左の方向指示灯を作用させるべく方向指示器が作動
する。
【0028】操作レバー1を矢印A,B,C、及びD方
向に操作した場合、該操作レバー1は、ブーツ9がいわ
ゆるラッパ形状になっているので、ブーツ9に当接する
ことがない。このため、該ブーツ9は、操作レバー1の
径の長短にかかわらず、すべての操作レバー1に適用可
能であり、部品点数を削減することができる。ブーツ9
自体は、操作レバー1を操作したときに於いても形態が
変形しないので、従来の伸縮自在のブーツに代えて、硬
質樹脂で耐久性の高い複合スイッチを製造することがで
きる。
向に操作した場合、該操作レバー1は、ブーツ9がいわ
ゆるラッパ形状になっているので、ブーツ9に当接する
ことがない。このため、該ブーツ9は、操作レバー1の
径の長短にかかわらず、すべての操作レバー1に適用可
能であり、部品点数を削減することができる。ブーツ9
自体は、操作レバー1を操作したときに於いても形態が
変形しないので、従来の伸縮自在のブーツに代えて、硬
質樹脂で耐久性の高い複合スイッチを製造することがで
きる。
【0029】操作レバー1を右方向矢印C方向、あるい
は左方向D方向に操作すると、可動盤7は、支軸4gを
中心として回動する。2つの腕部4d,4dは、脱落防
止壁5b,5bの内側を回動する。
は左方向D方向に操作すると、可動盤7は、支軸4gを
中心として回動する。2つの腕部4d,4dは、脱落防
止壁5b,5bの内側を回動する。
【0030】操作レバー1の軸部1b,1bは、軸支部
4b,4bに挿入し、2つの腕部4d,4dと爪4e,
4eとで回動自在に保持している。該操作レバー1に必
要以上の操作力や、操作方向と相違する方向に過大な力
が加わると、前記2つの腕部4d,4dが軸部1b,1
bに押されて外側に変形する。2つの腕部4d又は4d
は、所定以上外側に変形した場合、スイッチケース5の
脱落防止壁5b又は5bに当接するので、該脱落防止壁
5b又は5bにより腕部4d又は4dの動きが規制さ
れ、軸部1b,1bの動きが安定し、腕部4d,4dは
軸支部4b,4bから外れることがない。そして、操作
レバー1は、基端部1aが可動盤4から脱落しない。
4b,4bに挿入し、2つの腕部4d,4dと爪4e,
4eとで回動自在に保持している。該操作レバー1に必
要以上の操作力や、操作方向と相違する方向に過大な力
が加わると、前記2つの腕部4d,4dが軸部1b,1
bに押されて外側に変形する。2つの腕部4d又は4d
は、所定以上外側に変形した場合、スイッチケース5の
脱落防止壁5b又は5bに当接するので、該脱落防止壁
5b又は5bにより腕部4d又は4dの動きが規制さ
れ、軸部1b,1bの動きが安定し、腕部4d,4dは
軸支部4b,4bから外れることがない。そして、操作
レバー1は、基端部1aが可動盤4から脱落しない。
【0031】
【考案の効果】本考案に係る複合スイッチの構造は、操
作レバーをスイッチケースから離脱せずに、ブーツを簡
易な手段でスイッチケースに着脱自在に設置できるの
で、ブーツの取付けが簡単である。ブーツは、介在部品
を要することなくスイッチケースに設置できるので、部
品点数、及び組付工数を削減できる。該ブーツは、操作
レバーにブーツ取付用の溝を形成せずに、複合スイッチ
に取付けることができるので、該操作レバーがブーツを
具備しない複合スイッチにも共用できる。該ブーツは、
略ラッパ状に開いた開口部を有し、操作レバーを操作し
たときに、操作レバーに当接しないので、該ブーツが操
作レバーの形状、及び大きさに関係なく、すべての操作
レバーに使用することができる。また、ブーツは、常
に、形態が変化しないので樹脂材料で成形することがで
き、複合スイッチの強度を確保し、耐久性の向上を図
る。
作レバーをスイッチケースから離脱せずに、ブーツを簡
易な手段でスイッチケースに着脱自在に設置できるの
で、ブーツの取付けが簡単である。ブーツは、介在部品
を要することなくスイッチケースに設置できるので、部
品点数、及び組付工数を削減できる。該ブーツは、操作
レバーにブーツ取付用の溝を形成せずに、複合スイッチ
に取付けることができるので、該操作レバーがブーツを
具備しない複合スイッチにも共用できる。該ブーツは、
略ラッパ状に開いた開口部を有し、操作レバーを操作し
たときに、操作レバーに当接しないので、該ブーツが操
作レバーの形状、及び大きさに関係なく、すべての操作
レバーに使用することができる。また、ブーツは、常
に、形態が変化しないので樹脂材料で成形することがで
き、複合スイッチの強度を確保し、耐久性の向上を図
る。
【0032】また、本考案に係る複合スイッチの構造
は、操作レバーの軸を軸支する2つの腕部の対向位置か
つスイッチケースに脱落防止壁を形成したので、操作レ
バーに外力が負荷されても、腕部の動きを規制し、軸部
が2つの腕部から脱落するのことを防止し、操作レバー
がスイッチケースから離脱することがない。
は、操作レバーの軸を軸支する2つの腕部の対向位置か
つスイッチケースに脱落防止壁を形成したので、操作レ
バーに外力が負荷されても、腕部の動きを規制し、軸部
が2つの腕部から脱落するのことを防止し、操作レバー
がスイッチケースから離脱することがない。
【図1】分解斜視図である。
【図2】蓋体を離脱したときの平面図である。
【図3】図2の矢視X−X線方向断面図である。
【図4】可動盤の拡大斜視図である。
1 操作レバー 1a 基端部 1b 軸部 4 可動盤 4b 軸支部 4c 孔 4d 腕部 4e 爪 5 スイッチケース 5b 脱落防止壁 5e 係合部 9 ブーツ 9a 突片 9c 開口部 10 コラムカバー 10a レバー挿入孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平1−106923(JP,U) 実開 平4−96938(JP,U) 実公 平2−36190(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01H 25/04 H01H 25/00
Claims (2)
- 【請求項1】 スイッチケースに回動自在に装着した操
作レバーと、該操作レバーが貫通するレバー挿入孔を形
成したコラムカバーと、該コラムカバー内に配設した前
記スイッチケースと、該スイッチケースと前記レバー挿
入孔の間を塞ぐブーツとを備えた複合スイッチにおい
て、前記ブーツをスイッチケースに着脱自在に係止する
と共に、前記コラムカバーのレバー挿入孔の周縁部に向
けて略ラッパ状に開いた開口部を有した前記ブーツを備
えたことを特徴とする複合スイッチの構造。 - 【請求項2】 基端部の両側面に軸部を形成した操作レ
バーと、前記軸部に軸支する対向した2つの腕部を有す
る可動盤と、該可動盤を回動自在に軸支したスイッチと
を備えた複合スイッチにおいて、前記可動盤の2つの腕
部の各々の対向位置かつ前記スイッチケースに脱落防止
壁を形成したことを特徴とする複合スイッチの構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7854492U JP2579542Y2 (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | 複合スイッチの構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7854492U JP2579542Y2 (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | 複合スイッチの構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0636173U JPH0636173U (ja) | 1994-05-13 |
JP2579542Y2 true JP2579542Y2 (ja) | 1998-08-27 |
Family
ID=13664865
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7854492U Expired - Fee Related JP2579542Y2 (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | 複合スイッチの構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2579542Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3565388B2 (ja) * | 1996-11-26 | 2004-09-15 | ナイルス株式会社 | 車両用レバースイッチの構造 |
JP6822835B2 (ja) * | 2016-12-28 | 2021-01-27 | 株式会社ヴァレオジャパン | レバー装置 |
-
1992
- 1992-10-16 JP JP7854492U patent/JP2579542Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0636173U (ja) | 1994-05-13 |
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