JP2577949Y2 - 回動式土留用切梁ジャッキ支持具 - Google Patents

回動式土留用切梁ジャッキ支持具

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JP2577949Y2
JP2577949Y2 JP1993020707U JP2070793U JP2577949Y2 JP 2577949 Y2 JP2577949 Y2 JP 2577949Y2 JP 1993020707 U JP1993020707 U JP 1993020707U JP 2070793 U JP2070793 U JP 2070793U JP 2577949 Y2 JP2577949 Y2 JP 2577949Y2
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俊明 浦本
弘 大森
裕司 市岡
則雄 大坪
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OMIC CORPORATION
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  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、掘削溝の土留壁に架設
した腹起し等の支承に用いる土留用切梁ジャッキ支持具
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、土留壁に架設した腹起しを、支承
する土留用切梁ジャッキは、実開平4−61139号公
報その他により知られている。
【0003】前記公報に記載されたものは、図4にその
概略を示すように、掘削溝69に設けた土留壁70の内
側に架設された腹起し71を支承するものであり、液圧
式の切梁ジャッキ55の両端部に、図示してない球座を
介して受け部59を首振り自在に連結し、この受け部5
9に係止片63と提手64を設け、前記受け部59で前
記腹起し71を支承し、土留壁70の倒れや移動を防止
するものである。
【0004】そして、前記切梁ジャッキは、図4に示す
液圧式のもののほかに、ねじ式のものがある。前記ねじ
式の切梁ジャッキは、外筒の先端にねじ環を回動自在に
装着し、このねじ環を回動させることにより、ねじ環に
螺合したねじ棒を伸縮させて、切梁ジャッキを伸縮させ
るものである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】前記土留用切梁ジャッ
キにより、掘削溝69に設置された土留壁70の倒れ等
を防止するには、土留壁70の内側に腹起し71を架設
し、この腹起し71の前後方向に、一定の間隔で土留用
切梁ジャッキを多数設置する。
【0006】そして、前記掘削溝69に管を設置する場
合に、その設置する管(単管)の長さは、一般に掘削溝
69に設置された土留用切梁ジャッキの設置間隔より長
いので、前記単管の吊り下ろしに必要な空間を確保する
ため、掘削溝69に設置した土留用切梁ジャッキを数個
撤去する。
【0007】そして、掘削溝69の土留用切梁ジャッキ
を撤去した部分に隣接する掘削溝69に設けた土留壁7
0の腹起し71には、補強用の土留用切梁ジャッキを増
設する。
【0008】さらに、前記単管を掘削溝69に吊り下ろ
した後に、前記のようにして掘削溝69の土留壁70の
腹起し71から撤去した土留用切梁ジャッキを、再び元
の位置に設置しなければならない。
【0009】前記の如く掘削溝69に、管を設置するよ
うな場合は、土留用切梁ジャッキの設置と撤去及び再設
置を繰り返さなければならない。そして、前記土留用切
梁ジャッキの設置や撤去は、手間がかかり重労働であ
り、かつ、狭い掘削溝69内で行うため危険でもある。
【0010】本考案は、前記事項に鑑みなされたもので
あり、土留用切梁ジャッキを容易で安全に設置し、撤去
できるようにすることを技術的課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本考案は、腹起し71に
着脱自在に取り付けることのできるブラケット1を設
け、このブラケット1に設けた取付部12に、アーム3
5の基部を水平方向に回動自在に結合し、このアーム3
5に切梁ジャッキ55を略水平に保持することのできる
ジャッキ保持部43を設けた回動式土留用切梁ジャッキ
支持具とした。
【0012】さらに、前記考案において、ジャッキ支持
部43の上部に、切梁ジャッキ55装着用の開放型の開
口部44を設けて回動式土留用切梁ジャッキ支持具とし
た。
【0013】
【作用】本考案の回動式土留用切梁ジャッキ支持具は、
掘削溝に設けた土留壁の内側の、水平方向に架設した腹
起し71の一方に、ブラケット1を取り付ける。
【0014】そして、アーム35に設けたジャッキ支持
部43に、切梁ジャッキ55を水平方向に装着する。次
に、回動式土留用切梁ジャッキのアーム35を、掘削溝
と直交する向きに回動させ、切梁ジャッキ55を略水平
状態に保持にする。
【0015】次に、切梁ジャッキ55を伸長させて、切
梁ジャッキ55の両端部に設けた受け部59を腹起し7
1の内面に当接させて土留壁を支承する。そして、掘削
溝に管を吊り下ろすのに支障となる切梁ジャッキ55の
撤去は、まず、その支障となる切梁ジャッキ55を縮少
する。
【0016】次に、アーム35を略90度回動させ、切
梁ジャッキ55を腹起し71の内面に沿う位置に移動さ
せる。以上のようにして、管の吊り下ろしに支障となる
切梁ジャッキ55を回動させて腹起し71に沿わせる
と、管の吊り下ろしに必要な空間が形成される。
【0017】管を吊り下ろした後は、アーム35を回動
させることによって、切梁ジャッキ55を直ちに元の位
置に設置できる。また、ジャッキ支持部43の上部に、
開放形の開口部44を設けたものは、前記ジャッキ支持
部43への切梁ジャッキ55の着脱がきわめて容易とな
る。
【0018】
【実施例】以下図に基づいて本考案の実施例の説明をす
る。図1乃至図3は本考案の一実施例を示すものであ
る。
【0019】この実施例の回動式土留用切梁ジャッキ支
持具は、掘削溝(図4の従来例で示す)の矢板等の土留
壁を支えるため、土留壁の内側に水平方向に架設された
腹起し71を支承するものである。
【0020】この回動式土留用切梁ジャッキ支持具は、
図1・図2に示すように、H形鋼で形成された一方の腹
起し71に着脱自在に取り付けることのできるブラケッ
ト1が設けてある。
【0021】そして、前記ブラケット1は、下端部を折
曲して第1取付板3を形成し、この第1取付板3は、腹
起し71の上面に横架できる長さに形成してある。前記
第1取付板3の内側(掘削溝の中央部側)の下面には、
山形鋼で形成した支え板4が、前記第1取付板3と直交
するようにして溶着してあり、この支え板4の両方の端
部の上面には、山形鋼で形成した第2取付板5の一端部
が溶着してあり、この第2取付板5の他端部は、前記腹
起し71の上面に載り、そして、その内側に突出するよ
うに形成してある。
【0022】そして、前記ブラケット1に設けた第1取
付板3の外側の端部と、前記支え板4の両方の端部に設
けた第2取付板5には、固定用ボルト6が挿通され、固
定用ボルト6の下部に形成した折曲部7を腹起し71の
下端に引っ掛け、上部に蝶ねじ8を螺合して、ブラケッ
ト1を腹起し71に着脱自在に取り付けるように形成し
てある。
【0023】前記ブラケット1には、前記腹起し71の
上面と少し間隔を置いて、内側に突出する取付部12が
一体に設けてあり、この取付部12の上縁と下縁には、
前記第1取付板3と同一向きに折曲した上部折曲板14
と下部折曲板15が設けてある。
【0024】前記取付部12の上部折曲板14と下部折
曲板15の先端部に、回動部取付板19の上下端より後
方の水平方向に折曲して設けた基板20を重ねて回動軸
21で軸着し、前記回動部取付板19を前記取付部12
に、水平方向の回動が自在となるように装着している。
【0025】そして、前記回動部取付板19には、90
度折曲して前方に突出する回動軸取付板25が設けてあ
り、前記回動軸取付板25の上部には、第2アーム30
の基部が基部回動軸26により上下方向に回動自在に軸
着してある。
【0026】そして、前記第2アーム30は、ターンバ
ックル31により、所望の長さに伸縮できるように形成
してある。また、前記回動軸取付板25の下部には、四
角形に形成したアーム35の基部を、基部回動軸26に
より、上下方向に回動自在に軸着してある。
【0027】そして、前記アーム35の先端より若干基
部寄りの先端部に先端部回動軸取付板36を固着し、こ
の先端部回動軸取付板36に、前記第2アーム30の先
端部を先端部回動軸37により上下方向に回動自在に軸
着している。
【0028】また、前記アーム35には、前記先端部回
動軸取付板36を挟んだ対称の位置に、山形鋼で形成し
た取付金具42・42を固着しており、この取付金具4
2・42には、吊り下げ具41・41がそれぞれボトル
と蝶ねじ8で取り付けてある。
【0029】前記吊り下げ具41の下部には、切梁ジャ
ッキ55が、前記アーム35と同一方向の水平方向に摺
動可能に装着できるジャッキ支持部43が設けてあり、
このジャッキ支持部43には、上部に常時開放された開
口部44が設けてある。
【0030】そして、前記ジャッキ支持部43には、前
記開口部44の上方から挿入された液圧式の切梁ジャッ
キ55のシリンダ57の部分が水平方向に摺動可能に載
置されるように形成してある。
【0031】そして、前記シリンダ57の一端部には、
ピストン58が嵌入され、このピストン58の外端部と
前記シリンダ57の他端部には、提手64を設けた受け
部59が、ピン60により上下方向に回動自在に設けて
あり、ピストン58には液注入口56が設けてある。
【0032】そして、前記アーム30のターンバックル
31、基部回動軸26、先端部回動軸36、及びアーム
35の基部回動軸26を取り除き、回動軸取付板25、
アーム35及びアーム35を一体的に固定して形成する
ことも可能である。
【0033】さらに、前記アーム30も取り除き、アー
ム35の基部を回動軸取付板25に一体的に固定して形
成して、アーム35のみで切梁ジャッキ55を支持する
ように形成することも可能である。
【0034】そして、ブラケット1の取付部12を大き
く上方に突出させて形成し、かつ、吊り下げ具41を伸
縮可能に形成し、切梁ジャッキ55を掘削溝から撤去す
るときには、釣り下げ具41を縮小させて切梁ジャッキ
55を上方に引き上げて、アーム35を回動させ、アー
ム35と切梁ジャッキ55を腹起し71の上面に沿うよ
うに、移動させることができるように形成することも可
能である。
【0035】そして、、ジャッキ支持部43を取り付け
る取付金具42を、アーム35に左右方向に摺動可能に
設けことも可能である。そして、前記ジャッキ支持部4
3は、上下に分割された半環状体を軸着して、開閉でき
る円環状体に形成することも可能である。
【0036】また、前記吊り下げ具41も、ジャッキ支
持部43を前記アーム35の長さ方向に幅の広いものに
形成すれば、1個にすることも可能である。さらに、前
記基部回動軸26及び先端部回動軸37による軸着部
も、可撓性を有する鋼板を介挿して回動自在に形成する
ことも可能である。
【0037】
【考案の効果】本考案は、腹起し71に着脱自在に取り
付けることのできるブラッケット1を設け、このブラケ
ット1に設けた取付部12に、アーム35を水平方向に
回動自在に結合し、アーム35に設けたジャッキ支持部
43に、切梁ジャッキ55を保持できるように形成した
ものである。
【0038】したがって、腹起し71を支えていた切梁
ジャッキ55を縮少して、アーム35を略90度回動さ
せると、切梁ジャッキ55を腹起し71に沿う位置に容
易に移動させることができ、管の吊り下ろしに必要な空
間の形成が容易である。
【0039】そして、切梁ジャッキ55の再設置も、前
記切梁ジャッキ55の撤去と逆の操作を行うことによ
り、容易に再設置できる。さらに、ジャッキ支持部43
に開放形の開口部44を設けたものは、切梁ジャッキ5
5の装着及び取り外しが容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の正面図
【図2】本考案の一実施例の平面図
【図3】図1のA−A線で断面して示すアームと吊り下
げ具を示す図
【図4】従来例の斜視図
【符号の説明】
12 取付部 35 アーム 43 ジャッキ支持部 44 開口部 55 切梁ジャッキ 71 腹起し
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭53−156306(JP,U) 実開 平6−35331(JP,U) 実公 平3−55634(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E02D 17/08

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 腹起し71に着脱自在に取り付けること
    のできるブラケット1を設け、このブラケット1に設け
    た取付部12に、アーム35の基部を水平方向に回動自
    在に結合し、このアーム35に切梁ジャッキ55を略水
    平に保持することのできるジャッキ保持部43を設けた
    回動式土留用切梁ジャッキ支持具。
  2. 【請求項2】 ジャッキ支持部43の上部に、切梁ジャ
    ッキ55装着用の開放形の開口部44を設けた請求項1
    記載の回動式土留用切梁ジャッキ支持具。
JP1993020707U 1993-04-21 1993-04-21 回動式土留用切梁ジャッキ支持具 Expired - Lifetime JP2577949Y2 (ja)

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JPH0679834U JPH0679834U (ja) 1994-11-08
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