JP2576084B2 - インクリボンの製造方法 - Google Patents

インクリボンの製造方法

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和佳 小出
敬治 岡本
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J31/00Ink ribbons; Renovating or testing ink ribbons
    • B41J31/02Ink ribbons characterised by the material from which they are woven
    • B41J31/04Ink ribbons characterised by the material from which they are woven woven from synthetic material

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はすぐれた微細表現、鮮明性を有し、かつプリ
ンターのドットピンの変形損傷が惹起しにくいインクリ
ボンを提供するための製造方法に関する。
[従来の技術] 従来から、インクリボンを用いたタイプライターやレ
ジスターなどは多く用いられていたが、近年、コンピュ
ーターの著しい発展、普及により、インクリボンを用い
たプリンターが多数使われるようになってきた。これら
はインクリボンとプリント用紙を重合せて衝撃的に圧力
を加え、インクに紙を転写するものであるが、この転写
の方法には大別して活字式とドットマトリックス方式の
二つの方式がある。前者は高速プリンターとして大型機
種に、後者は端末用小型機種に主として使用されている
が、近年の著しいワードプロセッサーやパーソナルコン
ピューターの普及に伴ない、ドットマトリックス方式が
大幅に採用されるに至った。また、そのマトリックスを
構成するドットの数は、従来の5×7ドットのものから
24×24ドットへ、より微細な表現が可能で、かつ鮮明な
ものへと変ってきている。これらのプリンターのドット
を打ち出すピン先は極めて細いため、使用されるインク
リボンも非常に高密度の織物が要求される。
従来、織物を織る場合は、1枚の筬羽の中に2本以上
のタテ糸を通す方法が採用されているが、この方法で織
られた織物は大なり小なり筬筋と呼ばれる欠点を有する
のが常であった。この欠点は織密度が高いほど、つまり
タテ糸、ヨコ糸にゆとりがない織物であるほど著しく発
現するようになる。かかる筬筋は製品の外観を損う上に
ドットマトリックスプリンターの細いドットピンがひっ
かかる欠点があり、さらにはドットピンを変形損傷する
という実害を招く。さらにかかる筬筋部の著しいもので
は微細表現や鮮明な印字ができない欠点が惹起する。
かかる問題を解消する一手段として、我々は先に針ロ
ールで該織物を圧縮する方法(特開昭56−169856号)を
提案したが、この方法は、針の摩耗や湾曲などによる別
の欠点を発生することがあること、ならびに装置的な制
約から経済的に効率よく処理できないなどの欠点があっ
た。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明は、すぐれたインク吸収性の下に鮮明で微細な
表現が可能で、かつプリンターのドットピンの変形損傷
が惹起しにくいインクリボン用織物を提供する。
[問題点を解決するための手段] 上記問題点を解決するために本発明は次の構成を有す
る。すなわち、熱可塑性合成繊維から主として構成され
てなるインクリボン用織物を高圧流体で処理し、該織物
中の糸の位置を移動させて筬筋を消去せしめることを特
徴とするインクリボンの製造法である。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明でいう熱可塑性合成繊維としては、ポリエステ
ル系繊維、ポリアミド系繊維、ポリアクリルニトリル系
繊維、ポリオレフィン系繊維、ポリ塩化ビニル系繊維、
ポリ塩化ビニリデン系繊維、アセテート繊維などが挙げ
られるが、打字に対する機械的抵抗度の高い性能を有す
るポリマー繊維、たとえばポリアミド系、ポリエステル
系繊維が好ましい。特にポリアミド系繊維が好ましい。
かかるインクリボンは上記繊維をタテ糸またはヨコ
糸、タテ糸、ヨコ糸の双方などに用いて構成された織物
でつくられる。これらの糸は一般に200〜100デニール、
好ましくは30〜70デニールのマルチフィラメント糸から
成る。このマルチフィラメント糸は一般に1〜5デニー
ル、好ましくは1〜3デニールのものが適用される。
かかるインクリボン織物としては、一般にタテ糸密度
150〜220本/2.54cm、ヨコ糸密度100〜150本/2.54cmの平
織物が適用されるが、別にこれに限定する必要はなく、
上記以外の糸密度や織組織のものを用いてもさしつかえ
ない。
かかるインクリボン用織物は筬筋と呼ばれるタテ糸間
隔が不均一な筋状の欠点を有するのが普通であり、かか
る欠点はタフタのようなフィラメント使いの平織物で目
立って発生し易く、特にタテ糸密度が150本/2.54cm、ヨ
コ糸密度が100本/2.54cmを越えるような、タテ糸、ヨコ
糸にゆとりのない織密度の高いものにおいて顕著であ
る。一般衣料用織物などでは、通常の染色加工やカレン
ダー処理などによって実質的に問題にならない程度に軽
減されるものであるが、高密度織物になると、かかる処
理ではほとんど該筋状欠点を解消することはできなくな
る。
本発明はかかる欠点を有する低密度から高密度の織物
を高圧流体で処理する。
本発明でいう高圧流体処理とは、粉体、液体、気体な
どから選ばれた物体に圧力をかけて流動させ、その流体
を織物に衝突させて処理する方式である。かかる方式に
適用される流体としては、たとえば、水、有機溶媒、空
気、水蒸気などがあげられるが、これら流体にさらにガ
ラス、金属、セラミックス、プラスチックスなどの微粒
子を混合させた流体などが適用され得る。かかる流体の
中でも作業性、コスト、衝撃エネルギー量、効率などの
点から液体、特に水が好ましい。かかる液体の中には他
の成分、たとえば有機溶剤、キャリヤー、酸、アルカ
リ、界面活性剤、平滑剤、樹脂などを混合してもさしつ
かえない。この液体は溶液、分散液、乳化液のいずれの
形態であってもよい。
たとえば水を用いて処理する場合は、水に10〜300kg/
cm2、好ましくは20〜100kg/cm2の圧力をかけ、この高圧
水をノズルから噴出させて、この高速水流を織物に衝突
させる。圧力が低すぎると織物中の糸の位置を移動させ
て筬筋を消去する効果が発現せず、圧力が高すぎると、
糸配列の大きな乱れが発生して好ましくない。水を噴出
するノズルの口径は50〜700μ、好ましくは100〜150μ
程度のものが効果上選択される。
ノズルと織物との距離は任意であるが、通常3〜50cm
程度の間隔が好適である。すなわち、該間隔が近すぎる
と、ノズル径とほぼ等しい径の柱状流が得られ、流速は
最も速く衝撃力も大きいが、ノズル間において未処理部
分が発生する。逆にノズルと織物の距離が遠すぎると、
噴出水は表面張力により粒状となり、流速も空気抵抗の
ため遅くなる。
かかる高圧水流処理を実施するにあたっては、該織物
を金網などの透水性のベルトコンベア上に乗せて、織物
を移動させながら処理するのが最も好ましい。この時、
噴出水を織物全面に衝突させるように、ノズルを織物進
行方向あるいは該進行方向に対して直角方向に揺動させ
るのが好ましい。この水流の温度は別に限定されない
が、常温から100℃程度の条件を選択するのが通常であ
る。
本発明の流体処理は該織物糊抜き精練、洗浄、乾燥、
セットなどの工程のいずれの段階で実施してもよいが、
糊抜き洗練と同時か、またはその後が好ましい。
本発明の処理により織物の幅や厚さが変化することが
あるが、これらを補正するために、乾熱セットやカレン
ダーリングなどのセット処理を施すことは好ましいこと
である。
インクリボンは上記インクリボン用織物に有機系ある
いは無機系の染料または顔料などの着色剤を水あるいは
他の溶剤に配合して得られるインクを1m2あたり10〜30g
塗布し、所定の幅と長さに裁断し、所定のリール、スプ
ールあるいはケースなどに装填してインクリボンとす
る。
[作用] 本発明の製造法は、高圧流体が織物の糸の配列を適度
に乱して織物表面を均一にすることにより、筬筋を消去
するものであり、当然織物内部に空隙が増加する傾向を
有し、その結果インク吸収性も向上する。
[実施例] 実施例1 40デニール、34フィラメントのナイロン6・6フィラ
メント糸を糊付けして経糸とし、20.6羽/cmの筬の各羽
に3本ずつ通してウォータージェット織機にかけ、これ
に70デニール、34フィラメントのナイロン6・5フィラ
メント糸を緯糸として使用し、経糸密度164本/2.54cm、
緯糸密度107本/2.54cmの平織物を作成した。
この織物を苛性ソーダと界面活性剤を含む95℃処理液
に浸漬して糊抜き、精練し、次いで湯水洗した後、シリ
ンダードライヤーにて乾燥した。この織物には、緯糸3
本間隔で著しい筬筋がみられた。
次に、この織物を次の条件で高圧水流処理した後、シ
リンダードライヤーで乾燥し、次いで乾熱セットして処
理前と同じ幅に調整した。
高圧水流処理条件 水圧:50kg/cm2 ノズル口径:0.13mmφ ノズル間隔:0.6mm(幅方向にノズル2000本) 処理速度:1m/分 ノズル揺動:幅方向に振幅1.2mmで5回/秒 処理後の織物には筬筋は全くみられず、極めて均一な
表面を有し、インクリボン基布として好適なものであっ
た。
[発明の効果] 本発明は、すぐれたインク吸収性の下に鮮明で微細な
表現が可能で、かつプリンターのドットピンの変形損傷
が惹起しにくい均一表面を有するインクリボンの製造法
を提供する。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱可塑性合成繊維から主として構成されて
    なるインクリボン用織物を高圧流体で処理し、該織物中
    の糸の位置を移動させて筬筋を消去せしめることを特徴
    とするインクリボンの製造法。
  2. 【請求項2】高圧流体が高圧水流であることを特徴とす
    る請求項1に記載のインクリボンの製造法。
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