JP3352232B2 - インクジェット捺染用布帛、インクジェット捺染方法及び捺染物 - Google Patents

インクジェット捺染用布帛、インクジェット捺染方法及び捺染物

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JP3352232B2 JP14137194A JP14137194A JP3352232B2 JP 3352232 B2 JP3352232 B2 JP 3352232B2 JP 14137194 A JP14137194 A JP 14137194A JP 14137194 A JP14137194 A JP 14137194A JP 3352232 B2 JP3352232 B2 JP 3352232B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェット捺染用
布帛及びインクジェット捺染方法、およびその捺染物に
関し、特に、インクジェット方式によりプリント画像を
形成するに際し、染着率が高く、高発色で鮮明且つ繊細
な図柄を得ることが可能な交織織物からなるインクジェ
ツト捺染用布帛、インクジェット捺染方法、及び捺染物
に関する。
【0002】
【従来の技術】現在の捺染の主流は、スクリーン捺染、
ローラー捺染である。これらの方式は、いずれも捺染を
するための版をおこす必要がある。このため、多品種少
量生産には不向きであり、流行ヘの迅速な対応も困難で
あることから、最近では無製版の電子捺染システムが要
望されている。この要望に対してインクジェット記録に
よる捺染方法が数多く提案されており、各方面からの期
待も大きくなっている。ここで捺染に用いるインクジェ
ット捺染用布帛としては、(1)インクを十分な濃度に
発色させ得ること、(2)インクの染着率が高いこと、
(3)インクが布帛上で速やかに乾燥すること、(4)
布帛上での不規則なインクの滲みの発生が少ないこと、
(5)装置内での搬送性に優れていること、等の性能が
要求される。
【0003】従来、これらの要求性能を満足させる為
に、主として布帛に対し、予め前処理を施しておくこと
が行なわれている。例えば、特開昭62−53492号
公報においてはインク受容層を有する布帛類の提案がな
されている。
【0004】しかしながら、この様な前処理は、上記要
求に対して部分的な効果は認められるものの、最終工程
後のプリント画像の優劣は、やはり使用する布帛基材の
有する基本特性に負うところが多く、充分満足するもの
が得られないという問題がある。
【0005】又、布帛の捺染装置内の搬送性について
は、前処理によってかえって悪くなる場合もある。とり
わけ、主として疎水性繊維を含有する糸を含んで構成さ
れているインクジェット捺染用布帛の捺染装置内におけ
る搬送においては、基材の影響が大きい。
【0006】以上の様に、従来技術では個々の性能をあ
る程度満足させることが出来る手段は見い出せても、上
記全ての性能を同時に満足させ、かかる一連の問題を解
決した最高級の画像が得られるインクジェット捺染用布
帛及びインクジェット捺染方法は今迄のところ知られて
いない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の捺染糊と比ベ
て、格段に低粘度の水系インクを用い、このインクのド
ット表現により、画像を形成するインクジェット捺染方
法は、他の捺染方法と比ベて布帛の物理的特性に基づく
制約が極めて多く、主として疎水性繊維からなる糸を含
んで構成される布帛の場合、特にその制約が大きい。
【0008】本発明者らは疎水性繊維で構成されている
インクジェット捺染用布帛において、従来行われていた
布帛を前処理する等の改良方法以外に、所定の太さの疎
水性繊維からなる糸と一定量以上の水分率を持つ親水性
繊維からなる糸とを基材の構成成分として用いてこれら
をを交織することによって、発色性、染着率、定着性、
滲み性、均染性及び搬送性等の諸特性が格段に改善でき
ることを知見した。
【0009】従って、本発明の目的は、上記の如き従来
の一般的なインクジェット捺染用布帛の問題、即ち、イ
ンクの滲みがなく、鮮明で、均染性に優れ、高濃度の染
色物を得るという染色技術上の問題、インクの染着率が
良好であるというコスト上の問題、インク定着性及び装
置内の搬送性などの操作性の問題等を同時に解決するこ
とのできるインクジェット捺染用布帛、インクジェット
捺染方法及び捺染物を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は、以下の本発
明によって達成される。即ち、本発明は、(i)布帛に
染料を含む水系のインクをインクジェット法で付着させ
る工程と、(ii)該染料を布帛に定着させる工程と、
(iii)該工程(ii)で得られた布帛から未定着の染料
を除去する工程と、を有するインクジェット捺染に用い
られるインクジェット捺染用布帛であって、親水性繊維
からなる糸と染料を含有する水系インクで染色される疎
水性繊維からなるマルチフィラメント糸とを主体とする
交織織物からなり、該親水性繊維からなる糸が20℃で
相対湿度65%の雰囲気における水分率が5重量%以上
のものであると共に疎水性繊維からなるマルチフィラメ
ント糸を構成するフィラメントの平均太さ0.01
0.7dのものであることを特徴とするインクジェット
捺染用布帛であり、交織織物を構成する疎水性繊維から
なる糸と親水性繊維からなる糸との混合比率が重量比で
20:1〜1:1であること、疎水性繊維がエステル結
合またはべプチド結合を有する繊維であること、親水性
繊維が再生セルロースであること、親水性繊維がマーセ
ル化したセルロースであること、インクジェット捺染用
布帛の水分率が5〜105重量%であること、布帛の乾
燥重量に対して0.01〜20重量%の水溶性金属塩、
水溶性高分子、尿素、チオ尿素、及び界面活性剤の群か
ら選ばれる少なくとも1の物質が含有されたものである
ことを含む。
【0011】また本発明は、上記のいずれかに記載のイ
ンクジェット捺染用布帛に対し捺染用インクを付与する
工程;該布帛にインクを付与した後、染着処理を行う工
程;及び染着処理した布帛の洗浄処理を行う工程、を有
していることを特徴とするインクジェット捺染方法で、
インクジェット捺染方法が、熱エネルギーを利用してイ
ンク液滴を飛翔させるインクジェツト捺染方法であるこ
とを含む。
【0012】更に本発明は、上記のインクジェット捺染
方法により捺染した捺染物で、上記の捺染物を更に加工
して得られた加工品であること、前記加工品が前記捺染
物を所望の大きさに切り離し、切り離された片に対して
最終的な加工品を得るための工程を施して得られたもの
であること、前記最終的な加工品を得るための工程が縫
製であることを含む。
【0013】
【作用】本発明において優れたプリント画像が得られる
のは、親水性繊維からなる糸と疎水性繊維からなる糸が
布帛中に適度に交織して存在することによって、従来報
告されている様な捺染糊に比ベて格段に低粘度の各種イ
ンクジェット用の水系インクを用いてプリントしても、
親水性繊維糸が水系インクを素早く保持し、不規則な滲
みを防ぐためと思われる。
【0014】さらに、この親水性繊維からなる糸が一定
量の水分率を有するものであるため、一般的な使用環境
において親水性繊維糸と疎水性繊維糸の間での膨潤状態
が最適となり、染着時における染料の拡散及び繊維と染
料の結合形成が最適化されるためと思われる。
【0015】また、布搬送時の機械的強度も高精度の送
りの点からみてバランスのとれたものになる。
【0016】
【好ましい実施態様】次に、好ましい実施態様を挙げて
本発明を更に詳しく説明する。
【0017】本発明において、疎水性繊維とは、20
℃、相対湿度65%における水分率が5重量%未満の繊
維を指す。これらの繊維は、フィラメントもくしはステ
ープル状等のいずれのものも使用することができる。
【0018】繊維の平均太さは0.001〜1d(デニ
ール)、好ましくは0.005〜0.8d、更に好まし
くは0.01〜0.7dに制御されたものが好ましい。
【0019】繊維の平均太さが0.001dよりも小さ
い場合は、染着性が悪くなり、布帛の搬送性に不都合が
生じる。また1dよりも大きい場合には、にじみの発生
や解像性の点で問題となり好ましくない。
【0020】本発明の交織布を構成するこれらの疎水性
繊維からなる糸の太さは、好ましくは5〜200d、よ
り好ましくは10〜100dに制御されたものである。
【0021】繊維素材としては、例えばポリエステル、
ナイロン、アクリル、ビニロン、ビニリデン、ポリ塩化
ビニル、ポリプロピレン繊維が挙げられるが、これら繊
維に限定されるものでは無く、表面改質等の処理で水分
率が該範囲内に入るものであればいずれのものでも使用
できる。これらの中でもエステル結合やべプチド結合を
分子の主鎖に有する繊維を用いたものが、染色性や操作
性の点で、より好ましい。
【0022】次に、本発明を特長づける親水性の糸を構
成する親水性繊維としては、20℃、相対湿度65%に
おける水分率が5重量%以上、好ましくは9〜20重量
%の繊維である。これらの繊維は、フィラメントもくし
はステープル状等のいずれのものも使用することができ
る。水分率が5重量%未満の繊維は、発色性及び滲み性
の点で不都合が生じるので、好ましく無い。
【0023】また、繊維の平均太さは0.1〜3dに制
御されたものが好ましく用いられる。繊維の平均太さが
0.1dよりも小さい場合には、布帛の搬送性の点で不
都合が生じ、また3dよりも大きい場合には、にじみの
発生や解像性の点で問題となり好ましくない場合があ
る。
【0024】繊維素材としては、例えば絹、麻、綿、再
生セルロース、羊毛繊維が挙げられるが、これらの繊維
に限定されるものでは無く、表面改質、マーセル化等の
処理で水分率が該範囲内に入るもので有ればいずれも使
用可能である。これらの中でも再生セルロース及びマー
セル化したセルロース繊維がより好ましい。
【0025】本発明においては、交織の構成糸としてこ
れらの親水性繊維からなる糸を用いるものである。この
糸の太さとしては、好ましくは5〜200dより好まし
くは10〜100dのものである。
【0026】更に、本発明の捺染用布帛を構成している
交織織物は、前述の疎水性繊維と親水性繊維の混合比率
(従って、疎水性繊維からなる糸と親水性繊維からなる
糸の混合比率)が重量比率で20:1〜1:1で構成さ
れているものが好ましい。親水性繊維の混合比率が重量
比率で20:1より少ないと、滲み性や定着性及び搬送
性の点で問題となり、混合比率が重量比率で1:1より
多いと染着率が低下し好ましく無い。
【0027】本発明において交織織物とは、親水性繊維
からなる糸と、疎水性繊維からならる糸を縦糸又は横糸
に用いて交織したもので布帛中の疎水性繊維糸と親水性
繊維糸の分布は、一ヶ所に集中したりすることなく、均
一であることが望ましい。
【0028】更に、布帛全体として含まれる水分率は、
5〜105重量%であることが好ましい。水分率が5重
量%未満の場合には、発色性及び染着率の点で不都合が
生じる場合がある。又、水分率が105重量%を超える
と、搬送性及び特に滲みの点で問題となり、好ましくな
い。
【0029】尚、布帛及び繊維中の水分率の測定方法と
しては、JIS L 1019を参照した。即ち、試料
100gを正確に秤り取り、105±2℃の乾燥器中に
入れ、恒量になるまで乾燥し、次式によって布帛及び繊
維中の水分率を求めた。
【0030】 水分率(重量%)={(W−W’)/W’}×100 (ここでW:乾燥前重量、W’:乾燥後重量である) 又、水分率において後でのべるが、水溶性高分子等の不
揮発性あるいは難揮発性の化合物で前処理した布帛の水
分率については、上記と同じ処理をしてW,W’を求め
た後、水洗処理を行なうことにより水溶性高分子等の化
合物を除き、その後再び恒量になるまで乾燥することに
より、繊維のみの乾燥後重量W”を測定し、次式により
布帛中の水分率を求めた。
【0031】 水分率(%)={(W−W’)/W”}×100 (ここでW”:水洗して乾燥後の繊維部重量である) 本発明のインクジェット捺染用布帛には、必要に応じて
従来の前処理方法を併用することが出来る。特に、布帛
に乾燥布帛重量に対して、水溶性金属塩、水溶性高分
子、尿素、チオ尿素及び界面活性剤の群から選ばれる物
質を、0.01〜20重量%含有させて布帛中の水分率
を制御したものがより好ましい場合がある水溶性金属塩
としては、例えば、アルカリ金属、及びアルカリ土類金
属のハロゲン化物の様に、典型的なイオン結晶を作るも
のであって、pH4〜10である化合物が挙げられる。
かかる化合物の代表的な例としては、アルカリ金属塩で
は、NaCl、Na2SO4、KCl、CH3COONa
等が挙げられ、又、アルカリ土類金属塩としては、Ca
Cl2、MgCl2等が挙げられる。中でもNa、K、C
aの塩類が好ましい。
【0032】水溶性高分子の例としては、トウモロコ
シ、小麦等のデンプン物質、カルボキシメチルセルロー
ス、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース等
のセルロース系物質、アルギン酸ナトリウム、アラビヤ
ゴム、ローカスイトビーンガム、トラガントガム、グア
ーガム、タマリンド種子等の多糖類、ゼラチン、カゼイ
ン等の蛋白質物質、タンニン系物質、リグニン系物質等
の天然水溶性高分子が挙げられる。
【0033】合成高分子としては、例えば、ポリビニル
アルコール系化合物、ポリエチレンオキサイド系化合
物、アクリル酸系水溶性高分子、無水マレイン酸系水溶
性高分子等が挙げられる。これらの中でも多糖類系高分
子やセルロース系高分子が好ましい。
【0034】界面活性剤としては、アニオン系、カチオ
ン系、両性、ノニオン系のものが使用される。代表的に
は、アニオン系では高級アルコール硫酸エステル塩、ナ
フタレン誘導体のスルホン酸塩、カチオン系では第4級
アンモニウム塩、両性ではイミダゾリン誘導体、ノニオ
ン系ではポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオ
キシエチレンプロピルブロックポリマー、ソルビタン脂
肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エ
ステル、アセチレンアルコールのエチレンオキサイド付
加物等が挙げられる。
【0035】さらに、使用する染料種によって、還元防
止剤、染着固着剤等を必要に応じて上記前処理方法に併
用することができる。
【0036】本発明の布帛は、上記各繊維糸を交織した
ものを主体とするものであるが、この各繊維糸の含有量
の合計した割合は布帛全重量に対して50〜100重量
%、より好ましくは70〜100重量%である。主体と
なる上記繊維以外の物としては、特に制限がなく、従来
公知の各種の糸などが適宜編織される。
【0037】以上が、本発明のインクジェット捺染用布
帛の構成成分の説明である。
【0038】次に、本発明のインクジェット捺染用布帛
に対して用いられる捺染インクとしては、染料及び水性
液媒体から構成されるインクジェット捺染用インクであ
る。
【0039】これらのインクに使用される染料として
は、上記疎水性繊維を染色可能なものであれば、特に制
限はない。例えば、ポリエステル繊維を含有する混用織
物の場合は分散染料、ナイロンの場合は酸性、金属錯
塩、分散及び反応染料、アクリルの場合は酸性、塩基性
及び分散染料、ビニロンの場合は直接、塩基性、ナフト
ール及び分散染料、ビニリデン及びポリ塩化ビニルの場
合は塩基性、ナフトール及び分散染料を使用することが
できる。中でも、ポリエステル繊維と分散染料、ナイロ
ン繊維と酸性染料の組み合わせにおいて、本発明の効果
が特に顕著である。これら染料は、単独でも混合物とし
ても使用することができる。
【0040】さらに、これら疎水性繊維を染色する染料
以外に、本発明で使用する親水性繊維を染色可能な染料
を併用することができる。
【0041】これらの染料の使用量としては、一般的に
はインク全量に対して合計で0.1〜25重量%、好ま
しくは0.5〜20重量%、より好ましくは1〜15%
重量%の範囲である。0.1重量%未満では発色濃度が
不十分であり、一方、25重量%を越えるとインクの吐
出量が不十分になる。
【0042】本発明においてに使用するインクは、イン
ク中に含有される染料に対して塩素イオン及び/又は硫
酸イオンを10〜20,000ppm程度添加したも
の、及び、珪素、鉄、ニッケル及び亜鉛からなる群から
選ばれる少なくとも1種の物質を、インク中に合計量で
0.1〜30ppm程度添加したものも好ましい態様で
ある。この結果、この様なインクを使用して本発明のイ
ンクジェット捺染用布帛にインクジェット記録を行う
と、染着率が高く、滲みがなく鮮明で、且づ、高濃度の
染色物を得ることが出来る。又、かかるインクを使用す
れば、長期間にわたってへツドノズルにおける目詰り等
を生じることなく、吐出性能の高い印捺を行うことが出
来る。
【0043】更に、上記の金属塩に併用して、カルシウ
ム及び/又はマグネネシウムを、インク重量に対して合
計量で0.1〜30ppm、好ましくは、0.2〜20
ppm、より好ましくは、0.3〜10ppmの範囲で
含有することが望ましく、これにより、特に染着率のよ
り一層の向上がはかられる。
【0044】本発明のインクジェット捺染方法に使用さ
れるインクを構成する液媒体の必須成分である水は、イ
ンク全量に対して30〜90重量%、好ましくは40〜
90重量%、より好ましくは、50〜85重量%の範囲
で用いられる。
【0045】以上が本発明において使用されるインクジ
ェット用捺染インクの主要成分であるが、インクの液媒
体として一般的な有機溶剤も併用することが出来る。例
えば、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコー
ル等の一価アルコール;アセトン、ジアセトンアルコー
ル等のケトン又はケトアルコール類;テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン等のエーテル類;ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル等のオキシエチレン又はオキシプロピレン付加重合
体;エチレングリコール、プロピレングリコール、トリ
メチレングリコール、ブチレングリコール、ヘキシレン
グリコール等のアルキレン基が2〜6個の炭素原子を含
むアルキレングリコール類;1,2,6−ヘキサントリ
オール等のトリオール類;チオジグリコール;グリセリ
ン;エチレングリコールモノメチル(又はエチル)エー
テル、ジエチレングリコールモノメチル(又はエチル)
エーテル、トリエチレングリコールモノメチル(又はエ
チル)エーテル等の多価アルコールの低級アルキルエー
テル類;トリエチレングリコールジメチル(又はエチ
ル)エーテル、テトラエチレングリコールジメチル(又
はエチル)エーテル等の多価アルコールの低級ジアルキ
ルエーテル類;スルホラン、N−メチルー2−ピロリド
ン、1,3−ジメチルー2−イミダゾリジノン等が挙げ
られる。
【0046】上記水溶性有機溶剤の含有量は、一般には
インクの全重量に対して重量%で0〜50%、好ましく
は2〜45%の範囲である。
【0047】上記のごとき媒体を併用する場合は単独で
も混合物としても使用できるが、最も好ましい液媒体組
成は、該溶剤が少なくとも1種の1価または多価アルコ
ールおよびその誘導体を含有するものである。中でもチ
オジグリコール、ジエチレングリコール、トリエチレン
グリコール、トリエチレングリコールモノメチルエーテ
ル、テトラエチレングリコールジメチルエーテル、エタ
ノールは特に良好なものである。
【0048】本発明の捺染方法に使用されるインクの主
要成分は上記の通りであるが、その他各種の分散剤、界
面活性剤、粘度調整剤、表面張力調整剤、蛍光増白剤等
を必要に応じて添加することができる。
【0049】例えば、尿素、ポリビニルアルコール、セ
ルロース類、水溶性樹脂等の粘度調整剤;カチオンまた
はノニオン型の各種界面活性剤;ジエタノールアミン、
トリエタノールアミン等の表面張力調整剤;緩衝液によ
るpH調整剤、防カビ剤等を挙げることができる。
【0050】その他本発明の効果が特に顕著である疎水
性繊維がポリエステルである場合のインク中に含まれる
分散剤としては、いわゆる分散剤、界面活性剤、樹脂等
をもちいることができる。好ましい具体例として、分散
剤または界面活性剤としては、アニオン系、ノニオン系
のいずれも使用できる。例えば、アニオン系のものとし
ては脂肪酸塩、アルキル硫酸エステル塩、アルキルベン
ゼンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、
ジアルキルスルホコハク酸塩、アルキルリン酸エステル
塩、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物、ポリオキ
シエチレンアルキル硫酸エステル塩、及びこれらの置換
誘導体等が挙げられる。ノニオン系のものとしてはポリ
オキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン
アルキルフエニルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸
エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチ
レンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンア
ルキルアミン、グリセリン脂肪酸エステル、オキシエチ
レンオキシプロピレンブロックポリマー、及びこれらの
置換誘導体等が挙げられる。
【0051】樹脂分散剤としてはスチレン及びその誘導
体、ビニルナフタレン及びその誘導体、α,β−エチレ
ン性不飽和カルボン酸の脂肪族アルコールエステル等、
アクリル酸及びその誘導体、マレイン酸及びその誘導
体、イタコン酸及びその誘導体、フマール酸及びその誘
導体、酢酸ビニル、ビニルアルコール、ビニルピロリド
ン、アクリルアミド、及びその誘導体等から選ばれた少
なくとも2つ以上の単量体(このうち少なくとも1つは
親水性単量体)からなるブロック共重合体、ランダム共
重合体及びグラフト共重合体、並びにこれらの塩等をあ
げることができる。これらの合成樹脂は、塩基を溶解さ
せた水溶液に可溶なアルカリ可溶型樹脂であることが好
ましい。
【0052】更に、これらの分散剤は単独であるいは2
種以上を併用して使用することができる。これらの含有
量(2種以上を併用して使用する場合は総含有量)は、
インク全重量に対して0.1〜25重量%、好ましくは
0.3〜23重量%、より好ましくは0.4〜20重量
%の範囲である。
【0053】上記インクは、以下にその1態様を述ベる
記録装置に用いられ、これにより好ましい捺染物を製造
できる。
【0054】本発明のインクジェット捺染方法は、上記
の本発明のインクジェット捺染用布帛を使用しておこな
うものであり、使用するインクジェット記録方式として
は、従来公知のいずれのインクジェット記録方式でもよ
いが、例えば、特開昭54−59936号公報に記載さ
れている方法で、熱エネルギーの作用を受けたインクが
急激な体積変化を生じ、この状態変化による作用力によ
って、インクをノズルから吐出させる方式が最も有効で
ある。その理由としては、上記方式は複数のノズルを有
する記録ヘッドを用いる場合、各ノズル間のインクの吐
出速度のばらつきが小さく、インクの吐出速度が5〜2
0m/secの範囲に集約されていることが挙げられ
る。この速度は染料を含むインクの液滴が布帛に衝突し
た場合の着滴時の液滴の繊維に対する浸透の具合が最適
になる。又、このような方式において、本発明で使用す
るインクに関連して列挙した染料を用いると、長時間連
続的に記録を行っても記録ヘッドのヒーター上に異物の
沈着や断線が発生せず、安定した印捺ができる。
【0055】更に本発明のインクジェット捺染用布帛を
使用した場合、特に効果の高い捺染方法が得られる条件
としては、吐出液滴が20〜200pl、インク打込量
が4〜40nl/mm2、染料付着量合計で0.025
〜1mg/cm2、駆動周波数1.5kHz以上、及び
へッド温度35〜60℃の条件が好ましい。
【0056】この様なインクジェット記録方式におい
て、本発明のインクジェット捺染用布常に記録を行うこ
とにより、安定した印捺が可能である。
【0057】本発明のインクジェット捺染用布帛を用い
て捺染を行うのに好適な装置の一例として、記録ヘッド
のインクを通す溝内のインクに、記録信号に対応した熱
エネルギーを与え、該熱エネルギーにより液滴を発生さ
せる装置が挙げられる。その装置の主要部であるへツド
の構成例を図1、図2及び図3に示す。
【0058】ヘッド13はインクを通す溝14を有する
ガラス、セラミックス又はプラスチツク板等と、感熱記
録に用いられる発熱ヘッド15(図ではへッドが示され
ているが、これに限定されるものではない)とを接着し
て得られる。発熱ヘッド15は酸化シリコン等で形成さ
れる保護膜16、アルミニウム電極17−1、17−
2、ニクロム等で形成される発熱抵抗体層18、蓄熱層
19、アルミナ等の放熱性のよい基板20よりなってい
る。
【0059】インク21は吐出オリフィス(微細孔)2
2まで来ており、圧力Pによりメニスカス23を形成し
ている。
【0060】今、電極17−1、17−2に電気信号が
加わると、発熱ヘッド15のnで示される領域が急激に
発熱し、ここに接しているインク21に気泡が発生し、
その圧力でメニスカス23が突出し、インク21が吐出
し、オリフィス22より記録小滴24となり、本発明の
布帛25に向かって飛翔する。
【0061】図3は、図1に示すへッドを多数並べたマ
ルチヘッドの斜視図である。該マルチヘッドはマルチ溝
26を有するガラス板27と、図1に説明したものと同
様の発熱ヘッド28を密着して製作されている。尚、図
1は、インク流路に沿ったへッド13の断面図であり、
図2は図1の2−2’線での切断面である。
【0062】図4に、かかるへツドを組み込んだインク
ジェット記録装置の一例を示す。
【0063】図4において、61はワイピング部材とし
てのブレードであり、その一端はブレード保持部材によ
って保持されて固定端となり、カンチレバーの形態をな
す。ブレード61は記録ヘッドによる記録領域に隣接し
た位置に配設され、又、本例の場合、記録ヘッドの移動
経路中に突出した形態で保持される。62はキャップで
あり、ブレード61に隣接するホームポジションに配設
され、記録ヘッドの移動方向と垂直な方向に移動して吐
出口面と当接し、キャッピングを行う構成を備える。更
に63はブレード61に隣接して設けられる吸収体であ
り、ブレード61と同様、記録ヘッドの移動経路中に突
出した形態で保持される。上記ブレード61、キャップ
62、吸収体63によって吐出回復部64が構成され、
ブレード61及び吸収体63によってインク吐出口面に
付着した水分、塵挨等の除去が行われる。
【0064】65は吐出エネルギー発生手段を有する記
録ヘッドで、吐出口を配した吐出口面に対向する、本発
明の布帛にインクを吐出して記録を行なう。66は記録
ヘッド65を搭載して記録ヘッド65の移動を行う為の
キャリッジである。キャリッジ66はガイド軸67と摺
動可能に係合し、キャリッジ66の一部はモータ68に
よって駆動されるべルト69と接続(不図示)してい
る。これによりキャリッジ66はガイド軸67に沿った
移動が可能となり、記録ヘッド65による記録領域及び
その隣接した領域の移動が可能となる。
【0065】51は本発明の布帛を挿入する為の給布
部、52は不図示のモータにより駆動される紙送りロー
ラである。これらの構成によって記録ヘッドの吐出口面
と対向する位置ヘ本発明の布帛が給布され、記録が進行
するにつれて排布ローラ53を配した排布部ヘ排布され
る。
【0066】上記構成において記録ヘッド65が記録終
了等でホームポジションに戻る際、ヘッド回復部64の
キャップ62は記録ヘッド65の移動経路から退避して
いるが、ブレード61は移動経路中に突出している。こ
の結果、記録ヘッド65の吐出□面がワイピングされ
る。尚、キャップ62が記録ヘッド65の吐出面に当接
してキャッピングを行う場合、キャップ62は記録ヘッ
ドの移動経路中に突出する様に移動する。
【0067】記録ヘッド65がホームポジシヨンから記
録開始位置ヘ移動する場合、キャップ62及びブレード
61は上述したワイピング時の位置と同一の位置にあ
る。この結果、この移動においても記録ヘッド65の吐
出口面はワイピングされる。
【0068】上述の記録ヘッドのホームポジシヨンヘの
移動は、記録終了時や吐出回復時ばかりでなく、記録ヘ
ッドが記録の為に記録領域を移動する間に所定の間隔で
記録領域に隣接したホームポジションヘ移動し、この移
動に伴って上記ワイピングが行われる。
【0069】以上の如くして本発明方法により本発明の
インクジェット捺染用布帛に付与される捺染インクは、
この状態では単に布帛上に付着しているに過ぎないの
で、引続き繊維ヘの染料の定着工程及び未定着の染料の
除去工程を施すのが好ましい。この様な定着工程及び未
反応の染料の除去方法は、従来公知の方法でよく、例え
ば、スチーミング法、HTスチーミング法、サーモフィ
クッス法等による処理の後に洗浄する等の従来公知の方
法に準じて行うことが出来る。更に、洗浄の際には必要
に応じて、還元洗浄やフィックス処理を併用することが
好ましい。
【0070】
【実施例】次に実施例及び比較例を挙げて本発明を更に
具体的に説明する。尚、文中部及び%とあるのは特に断
りのない限り重量基準である。
【0071】実施例1 (布帛Aの作製)平均太さ0.3dのポリエステルフィ
ラメント繊維250本からなる糸を縦糸とし(20℃、
相対湿度65%における水分率0.5%)平均太さ1.
3dのマーセル化したセルロース繊維からなる平均太さ
40dの紡績糸を横糸とし(20℃、相対湿度65%に
おける水分率9.5%)交織した織布を、予め濃度10
%の尿素の水溶液に浸し、絞り率60%で脱水後乾燥
し、水分率を7%に調整した布帛を得た。
【0072】 (分散染料液 I〜IIIの作製) βナフタレンスルホン酸ホルムアルデヒド縮合物 20部 イオン交換水 55部 ジエチレングリコール 10部 上記成分を混合し、この溶液に新たに下記分散染料15
部をそれぞれ加え、回転数1000rpmで30分間プ
レミキシングを行った後、下記の条件で分散処理を行っ
た。
【0073】 分散染料 C.I.ディスパーズイエロー93 C.I.ディスパーズレッド92 C.I.ディスパーズブルー87 分散機 サンドグラインダー(五十嵐機械製) 粉砕メディア ジルコニウムビーズ1mm径 粉砕メディアの充填率 50%(体積) 回転数 1500rpm 粉砕時間 3時間 さらに、フロロポアフィルターFP−250(住友電工
社製)にてろ過し粗大粒子を除去して分散染料液(I〜
III)を得た。
【0074】 ( インクa〜cの製造) 上記分散染料液(I〜III) 40部 チオジグリコール 24部 ジエチレングリコール 11部 メタケイ酸ナトリウム 0.0005部 硫酸鉄 0.001部 塩化ニッケル 0.0003部 硫酸亜鉛 0.0003部 塩化カルシウム 0.002部 イオン交換水 25部 上記の全成分を混合し、混合液を水酸化ナトリウムでp
H7〜9に調整し、2時間撹枠した後、フロロポアフィ
ルターFP−100(商品名、住友電工製)にてろ過
し、インクジェット捺染インク(a〜c)を得た。
【0075】この様にして得られたインクジェット捺染
インク(a〜c)をカラーバブルジエツトプリンターB
JC600(商品名キヤノン製)に搭載し、上記の織布
(A)に印字密度100%及び200%部の単色及び2
色混色の3cmx3cmのべタサンプル(全面印字)の
プリントを行い、180℃で8分間の蒸熱処理による定
着を行った。その後、これを水洗及び還元洗浄して、染
色品の滲み性、濃度及び染着率について評価した。その
結果、表1に示したように滲み性及び染着率が良好で、
しかも印字密度100%部でも濃色が得られた。さら
に、捺染品は均染性が良好で、プリント時においては、
インクの定着性が良く、搬送面においても良好なもので
あった。
【0076】比較例1 (布帛Bの作製)マーセル化したセルロース繊維の代わ
りにビニロン紡績糸を用いる以外は実施例1と同様に操
作した。即ち、平均太さ0.3dのポリエステルフィラ
メント繊維250本からなる糸を縦糸とし(20℃、相
対湿度65%における水分率0.5%)と平均太さ1.
3dのビニロン繊維からなる平均太さ40dの紡績糸を
横糸とし(20℃、相対湿度65%における水分率4.
5%)交織した織布を、予め濃度10%の尿素の水溶液
に浸し、絞り率60%で脱水後乾燥し、布帛の水分率を
7%に調整した。
【0077】実施例1のインクを使用し、上記の織布
(B)に同様の方法でプリントを行った。ついで180
℃で8分間蒸熱処理を行なった。その後、これを水洗及
び還元洗浄して、染色品の滲み性、濃度及び染着率につ
いて評価した。その結果、表1に示したように実施例1
と比較して滲み性及び染着率が悪くなった。さらに、実
施例1と比較して均染性及びインクの定着性が悪くなる
結果となった。
【0078】比較例2 (布帛Cの作製)平均太さ0.3dのポリエステルフィ
ラメント繊維の代わりに平均太さ0.005dのポリエ
ステルフィラメント繊維を用いる以外は実施例1と同様
に操作した。即ち、平均太さ0.005dのポリエステ
ルフィラメント繊維15000本からなる糸を縦糸と
し、(20℃、相対湿度65%における水分率0.5
%)と平均太さ1.3dのマーセル化したセルロース繊
維からなる平均太さ40dの糸を横糸とし(20℃、相
対湿度65%における水分率9.5%)交織した織布
を、予め濃度10%の尿素の水溶液に浸し、絞り率60
%で脱水後乾燥し、水分率を7%に調整した布帛を得
た。
【0079】実施例1のインクを使用し、上記の織布
(C)に同様の方法でプリントを行った。ついで180
℃で8分間蒸熱処理を行なった。その後、これを水洗及
び還元洗浄して、染色品の滲み性、濃度及び染着率につ
いて評価した。その結果、表1に示したように実施例1
と比較して染着率が悪くなった。さらに、実施例1と比
較して印字密度100%部で濃色が得られなかった。
【0080】比較例3 (布帛Dの作製)平均太さ0.3dのポリエステルフィ
ラメント繊維の代わりに平均太さ2dのポリエステルフ
ィラメント繊維を用いる以外は実施例1と同様に操作し
た。即ち、平均太さ2dのポリエステルフィラメント繊
維38本からなる糸を縦糸とし(20℃、相対湿度65
%における水分率0.5%)、平均太さ1.3dのマー
セル化したセルロース繊維からなる平均太さ40dの糸
を横糸とし(20℃、相対湿度65%における水分率
9.5%)交織した織布を、予め濃度10%の尿素の水
溶液に浸し、絞り率60%で脱水後乾燥し、水分率を7
%に調整した布帛を得た。
【0081】実施例1のインクを使用し、上記の織布
(D)に同様の方法でプリントを行った。ついで180
℃で8分間蒸熱処理を行なった。その後、これを水洗及
び還元洗浄して、染色品の滲み性、濃度及び染着率につ
いて評価した。その結果、表1に示したように実施例1
と比較して滲み性が悪くなった。
【0082】実施例2 (布帛Eの作製)平均太さ0.5dのポリエステルフィ
ラメント繊維140本からなる糸を縦糸とし(20℃、
相対湿度65%における水分率0.5%)平均太さ1d
の再生セルロースフィラメント繊維30本からなる平均
太さ30dの糸を横糸とし(20℃、湿度65%におけ
る水分率12・0%)交織した織布を、予め濃度2%の
アルギン酸ナトリウムの水溶液に浸し、絞り率60%で
脱水後乾燥し、水分率を15%に調整した布帛を得た。
【0083】実施例1のインクを使用し、上記の布帛
(E)に実施例1と同様の方法でプリントを行った。つ
いで180℃で8分間蒸熱処理を行なった。その後、こ
れを水洗及び還元洗浄して、染色品の滲み性、濃度及び
染着率にっいて評価した。その結果、表1に示したよう
に滲み性及び染着率が良好で、しかも印字密度100%
部でも濃色が得られた。さらに、捺染品は均染性が良好
で、プリント時においては、インクの定着性が良く、搬
送面においても良好であった。
【0084】比較例4 (布帛Fの作製)再生セルロース繊維の代わりにナイロ
ン繊維を用いる以外は実施例2と同様に操作した。すな
わち、平均太さ0.5dのポリエステルフィラメント繊
維140本からなる糸を縦糸とし(20℃、相対湿度6
5%における水分率0.5%)平均太さ1dのナイロン
フィラメント繊維30本からなる糸を横糸とし(20
℃、相対湿度65%における水分率4.5%)交織した
織布を、予め濃度2%のアルギン酸ナトリウムの水溶液
に浸し、絞り率60%で脱水後乾燥し、水分率を15%
に調整した布帛を得た。
【0085】実施例1のインクを使用し、上記の布帛
(F)に実施例1と同様の方法でプリントを行った。つ
いで180℃で8分間蒸熱処理を行なった。その後、こ
れを水洗及び還元洗浄して、染色品の滲み性、濃度及び
染着率について評価した。その結果、表1に示したよう
に実施例2と比較して滲み性及び染着率が悪く、しかも
印字密度100%部で濃色が得られなかった。さらに、
実施例2と比較して均染性及びインクの定着性が悪くな
り、搬送性が劣る結果となった。
【0086】実施例3 (布帛Gの作製)平均太さ0.7dのポリエステルフィ
ラメント繊維100本からなる糸を縦糸とし(20℃、
相対湿度65%における水分率0.4%)平均太さ3d
の再生セルロースフィラメント繊維30本からなる糸を
横糸とし(20℃、相対湿度65%における水分率1
1.0%)交織した織布を、予め濃度1%のカルボキシ
メチルセルロース及び尿素15%の水溶液に浸し、絞り
率60%で脱水後乾燥し、水分率を10%に調整した布
帛を得た。
【0087】実施例1のインクを使用し、上記の布帛
(G)に実施例1と同様の方法でプリントを行った。つ
いで200℃で40秒間のサーモゾル処理による定着を
行なった。その後、これを水洗及び還元洗浄して、染色
品の滲み性、濃度及び染着率について評価した。その結
果、表1に示したように滲み性及び染着率が良好で、し
かも印字密度100%部でも濃色が得られた。さらに、
捺染品は均染性が良好で、プリント時においては、イン
クの定着性が良くで、搬送面においても良好であった。
【0088】実施例4 (布帛Hの作製)平均太さ0.4dのナイロンフィラメ
ント繊維200本からなる糸を縦糸とし(20℃、相対
湿度65%における水分率4.5%)平均太さ2dの再
生セルロースフィラメント繊維30本からなる糸を横糸
とし(20℃、相対湿度65%における水分率12・0
%)交織した織布を、予めアルギン酸ナトリウム2%、
尿素10%及び炭酸水素ナトリウム1%の水溶液に浸
し、絞り率60%で脱水後乾燥し、水分率を20%に調
整した布帛を得た。
【0089】 (インクdの製造) 酸性染料(C.I.Acid Yellowl35) 3部 直接染料(C.I.Direct Yellow86) 2部 チオジグリコール 24部 ジエチレングリコール 11部 メタケイ酸ナトリウム 0.0005部 硫酸鉄 0.001部 塩化ニッケル 0.0003部 硫酸亜鉛 0.0003部 塩化カルシウム 0.002部 イオン交換水 60部 上記の全成分を混合し、混合液を水酸化ナトリウムでp
H8に調整し、2時間撹幹した後、フロロボアフィルタ
ーFP−100(商品名、住友電工製)にてろ過し、イ
ンクジェット捺染インク(d)を得た。
【0090】 (インクeの製造) 酸性染料(C.I.Acid Red266) 7部 反応染料(C.I.Reactive Red24) 1部 チオジグリコール 15部 ジエチレングリコール 10部 テトラエチレングリコールジメチルエーテル 5部 メタケイ酸ナトリウム 0.0005部 硫酸鉄 0.001部 塩化ニッケル 0.0003部 硫酸亜鉛 0.0003部 塩化カルシウム 0.002部 イオン交換水 62部 上記の全成分を混合した混合液を水酸化ナトリウムでp
H8に調整し、2時間撹枠した後、フロロポアフィルタ
ーFP−100(商品名、住友電工製)にてろ過し、イ
ンクジェット捺染インク(e)を得た。
【0091】 (インクfの製造) 酸性染料(C.I.Acid Bluel85) 9部 チオジグリコール 20部 ジエチレングリコール 5部 メタケイ酸ナトリウム 0.0005部 硫酸鉄 0.001部 塩化ニッケル 0.0003部 硫酸亜鉛 0.0003部 塩化カルシウム 0.002部 イオン交換水 66部 上記の全成分を混合た混合液を水酸化ナトリウムでpH
8に調整し、2時間撹枠した後、フロロポアフィルター
FP−100(商品名、住友電工製)にてろ過し、イン
クジェット捺染インク(f)を得た。
【0092】この様にして得られたインクジェット捺染
インク(d〜f)をカラーバブルジエツトプリンターB
JC600(商品名キヤノン製)に搭載し、上記の布帛
(D)に印字密度100%及び200%部の単色及び2
色混色の3cmx3cmのべタサンプルのプリントを行
い、102℃で30分間の蒸熱処理による定着を行つ
た。その後、これを水洗して、染色品の滲み性、濃度及
び染着率について評価した。その結果、表1に示したよ
うに滲み性及び染着率が良好で、しかも印字密度100
%部でも濃色が得られた。さらに、捺染品は均染性が良
好で、プリント時においては、インクの定着性が良く
で、搬送面においても良好であった。
【0093】比較例5 (布帛Iの作製)再生セルロース繊維の代わりに水分率
4.5%のビニロン繊維を用いる以外は実施例4と同様
に操作した。即ち、平均太さ0.4dのナイロンフィラ
メント繊維200本からなる糸を縦糸とし(20℃、相
対湿度65%における水分率4.5%)平均太さ2dの
ビニロンフィラメント繊維30本からなる糸を横糸とし
(20℃、相対湿度65%における水分率4.5%)交
織した織布を、予めアルギン酸ナトリウム2%、尿素1
0%及び炭酸水素ナトリウム1%の水溶液に浸し、絞り
率60%で脱水後乾燥し、布帛の水分率を20%に調整
した。
【0094】実施例4のインクを使用し、上記の布帛
(I)に実施例1と同様の方法でプリントを行った。つ
いで102℃で30分間蒸熱処理を行なった。その後、
これを水洗して、染色品の滲み性、濃度及び染着率につ
いて評価した。その結果、表1に示したように実施例4
と比較して滲み性及び染着率が悪く、しかも印字密度1
00%部で濃色が得られなかった。さらに、実施例4と
比較して均染性及びインクの定着性が悪くなり、搬送性
が劣る結果となった。
【0095】実施例5 (布帛Jの作製)平均太さ0.3dのナイロンフィラメ
ント繊維180本からなる糸を縦糸とし(20℃、相対
湿度65%における水分率4.5%)平均太さ1.5d
のマーセル化したセルロース繊維からなる平均太さ45
dの紡績糸を横糸とし(20℃、相対湿度65%におけ
る水分率10.0%)交織した織布を、予めカルボキシ
メチルセルロース0.5%、NaCl5%及び炭酸ナト
リウム1%の水溶液に浸し、絞り率60%で脱水後乾燥
し、布帛の水分率を30%に調整した。
【0096】実施例4のインクを使用し、上記の布帛
(J)に実施例1と同様の方法でプリントを行った。つ
いで102℃で30分間蒸熱処理を行なった。その後、
これを水洗して、染色品の滲み性、濃度及び染着率につ
いて評価した。その結果、表1に示したように滲み性及
び染着率が良好で、しかも印字密度100%部でも濃色
が得られた。さらに、捺染品は均染性が良好で、プリン
ト時においては、インクの定着性が良くで、搬送面にお
いても良好であった。
【0097】比較例6 (布帛Kの作製)マーセル化したセルロース繊維の代わ
りにビニロン繊維を用いる以外は、実施例5と同様に操
作した。即ち、平均太さ0.3dのナイロンフィラメン
ト繊維180本からな湿糸を縦糸とし(20℃、相対湿
度65%における水分率4.5%)平均太さ1.5dの
ビニロン繊維からなる平均太さ45dの紡績糸をよこ糸
とし(20℃、相対湿度65%における水分率4.5
%)交織した織布を、予めカルボキシメチルセルロース
0.5%、NaCl5%及び炭酸ナトリウム1%の水溶
液に浸し、絞り率60%で脱水後乾燥し、布帛の水分率
を30%に調整した。
【0098】実施例4のインクを使用し、上記の布帛
(K)に実施例1と同様の方法でプリントを行った。つ
いで102℃で30分間蒸熱処理を行なった。その後、
これを水洗して、染色品の滲み性、濃度及び染着率につ
いて評価した。その結果、表1に示したように実施例5
と比較して滲み性及び染着率が悪く、しかも印字密度1
00%部で濃色が得られなかった。さらに、実施例5と
比較して均染性及びインクの定着性が悪くなり、搬送性
が劣る結果となった。
【0099】実施例6 (布帛Lの作製)平均太さ0.6dのポリエステルフィ
ラメント繊維120本からなる糸を縦糸とし(20℃、
相対湿度65%における水分率0.5%)平均太さ1.
3dのマーセル化したセルロース繊維からなる平均太さ
40dの紡績糸を横糸とし(20℃、相対湿度65%に
おける水分率18.0%)交織した織布を、予め濃度1
0%の尿素の水溶液に浸し、絞り率60%で脱水後乾燥
し、布帛の水分率を7%に調整した。
【0100】実施例1と同様に以後の操作をおこなっ
た。結果は、実施例1と同様に良好なものであった。
【0101】
【表1】
【0102】○:乱れが全くない △:乱れが少しある
X:乱れが多い *2 熱処理後の洗浄工程での、洗浄前と洗浄後の各単
色100%ベタ部のK/S値をそれぞれ測定し、以下の
基準で判定した。
【0103】○:全ての色でK/S値の差が2未満。
【0104】(染着率が良い。) △:1通り以上でK/S値の差が2以上。
【0105】(一部の色で染着率が劣る。) X:全ての色でK/S値の差が2以上。
【0106】(全ての色で染着率が劣る。) K/S=(1−R)2/2R R:最大吸収波長の反射率 *3 印字密度100%及び200%部の単色及び2色
混色部の発色後のK/S値を測定して、100%と20
0%部の相対評価によって100%部の濃淡度を判定し
た。
【0107】○:全ての色で200%部のK/S値が1
00%部の1.5倍以下(100%部でも全てで濃色が
得られる) △:1通り以上が200%部のK/S値が100%部の
1.5倍以下(100%部でも一部で濃色が得られる) ×:全ての色で200%部のK/S値が100%部の
1.5倍以上(100%部では全て濃色が得られない)
【0108】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明の捺染用布帛
によれば、インクの滲みがなく鮮明で、均染性が良く、
高濃度の染色物を得るという染色技術上の問題、インク
の染着率が良好であるというコスト上の問題、インク定
着性及び装置内での搬送性といった操作性の間題等を同
時に解決することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】インクジェット記録装置のへッド部の一例を示
す部分縦断面図である。
【図2】図1に示すインクジェット記録装置のへッド部
の2−2’線に沿った断面図である。
【図3】図1に示したへッドをマルチ化したへッドの斜
視部分図である。
【図4】インクジェット記録装置の一例を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
61 ワイピング部材 62 キャップ 63 インク吸収体 64 吐出回復部 65 記録ヘッド 66 キャリッジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 城田 衣 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 鈴木 真理子 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 春田 昌宏 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−195453(JP,A) 特開 昭62−10173(JP,A) 特開 昭61−266686(JP,A) 特開 昭61−247762(JP,A) 特開 昭62−282085(JP,A) 特開 昭55−36381(JP,A) 特開 平5−279972(JP,A) 実開 平2−102482(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/01 D06P 5/00 D06M 15/00

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (i)布帛に染料を含む水系のインクを
    インクジェット法で付着させる工程と、(ii)該染料を
    布帛に定着させる工程と、(iii)該工程(ii)で得ら
    れた布帛から未定着の染料を除去する工程と、を有する
    インクジェット捺染に用いられるインクジェット捺染用
    布帛であって、 親水性繊維からなる糸と染料を含有する水系インクで染
    色される疎水性繊維からなるマルチフィラメント糸とを
    主体とする交織織物からなり、該親水性繊維からなる糸
    が20℃で相対湿度65%の雰囲気における水分率が5
    重量%以上のものであると共に疎水性繊維からなるマル
    チフィラメント糸を構成するフィラメントの平均太さ
    0.010.7dのものであることを特徴とするイン
    クジェット捺染用布帛。
  2. 【請求項2】 交織織物を構成する疎水性繊維からなる
    糸と親水性繊維からなる糸との混合比率が重量比で2
    0:1〜1:1である請求項1に記載のインクジェット
    捺染用布帛。
  3. 【請求項3】 疎水性繊維がエステル結合またはべプチ
    ド結合を有する繊維である請求項1に記載のインクジェ
    ット捺染用布帛。
  4. 【請求項4】 親水性繊維が再生セルロースである請求
    項1に記載のインクジェット捺染用布帛。
  5. 【請求項5】 親水性繊維がマーセル化したセルロース
    である請求項1に記載のインクジェット捺染用布帛。
  6. 【請求項6】 インクジェット捺染用布帛の水分率が5
    〜105重量%である請求項1に記載のインクジェット
    捺染用布帛。
  7. 【請求項7】 布帛の乾燥重量に対して0.01〜20
    重量%の水溶性金属塩、水溶性高分子、尿素、チオ尿
    素、及び界面活性剤の群から選ばれる少なくとも1の物
    質が含有された請求項1に記載のインクジェット捺染用
    布帛。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載のインク
    ジェット捺染用布帛に対し捺染用インクを付与する工
    程;該布帛にインクを付与した後、染着処理を行う工
    程;及び染着処理した布帛の洗浄処理を行う工程、を有
    していることを特徴とするインクジェット捺染方法。
  9. 【請求項9】 インクジェット捺染方法が、熱エネルギ
    ーを利用してインク液滴を飛翔させるインクジェツト捺
    染方法である請求項8に記載のインクジェット捺染方
    法。
  10. 【請求項10】 請求項8に記載のインクジェット捺染
    方法により捺染した捺染物。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の捺染物を更に加工
    して得られた加工品。
  12. 【請求項12】 前記加工品が前記捺染物を所望の大き
    さに切り離し、切り離された片に対して最終的な加工品
    を得るための工程を施して得られたものである請求項1
    1に記載の加工品。
  13. 【請求項13】 前記最終的な加工品を得るための工程
    が縫製である請求項12記載の加工品。
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