JP2574674Y2 - 火災感知器の着脱具 - Google Patents

火災感知器の着脱具

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JP2574674Y2
JP2574674Y2 JP1991030293U JP3029391U JP2574674Y2 JP 2574674 Y2 JP2574674 Y2 JP 2574674Y2 JP 1991030293 U JP1991030293 U JP 1991030293U JP 3029391 U JP3029391 U JP 3029391U JP 2574674 Y2 JP2574674 Y2 JP 2574674Y2
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Nohmi Bosai Ltd
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Minebea Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、天井等に取付けられた
火災感知器の着脱具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】天井等に取付けられた火災感知器は、定
期的にあるいは必要に応じてベースから取外し、試験、
保守、清掃等を行なっている。このような場合、一般に
支持棒の先端部に火災感知器に係合するヘッド部を備え
た着脱具を使用し、火災感知器の直下からヘッド部を火
災感知器に係合させて回転し、着脱を行なっている。し
かしながら、火災感知器の下に障害物などがあるとヘッ
ド部を火災感知器に係合できないため、着脱ができない
という問題があった。
【0003】そこで、このような問題を解決するため、
実開昭53−132289号公報には、火災感知器に係
合する係合ヘッドと操作用の棒体とをコイルばねの如き
可撓質連結材で連結し、火災感知器の下に障害物などが
あると、その側方から棒体を繰り出して係合ヘッドを火
災感知器に係合させ、コイルばねを曲げた状態で棒体を
回転し、火災感知器を着脱するようにした感知器着脱具
が開示されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記のような感知器着
脱具は、常時、したがって係合ヘッドを火災感知器に係
合させるまでは係合ヘッドと棒体とはほぼ一直線上にあ
るため、例えば火災感知器を取外す場合、障害物などの
側方から棒体を繰出して係合ヘッドを火災感知器に接近
させても、係合ヘッドは火災感知器と異なる方向、即ち
棒体の延長線上を向いており、このため火災感知器への
係合が困難である。特に、火災感知器をベースに装着す
る場合は、火災感知器をベースと平行に保持して回転さ
せながら端子を係合させなければならないので、その操
作がきわめて困難で、ときとして接続不良などを生じる
ことがある。
【0005】そこで、棒体に対して係合ヘッドをある角
度傾斜させ、火災感知器への係合及び回転を容易にしよ
うとすると固いばねが必要であり、このため弾性を失な
い係合ヘッドを火災感知器に強く押付けて係合させる
と、火災感知器の機能に悪影響を及ぼすことがある。ま
た弾性を得るため柔かいばねを使用すると、棒体を斜め
にしたときに係合ヘッドが下方に向いてしまい、火災感
知器に係合ヘッドを係合できなくなってしまう。
【0006】また、係合ヘッドと棒体とはコイルばねで
連結されているため、棒体を回転してもその回転力がコ
イルばねで弱められて係合ヘッドに充分伝達されない。
このため火災感知器の着脱に大きな力を必要とし、特に
装着の際は端子の係合が不確実になるおそれがあるな
ど、種々問題がある。
【0007】本考案は、上記の課題を解決すべくなされ
たもので、火災感知器への係合が容易で、火災感知器の
機能を害することなく、小さな力で確実に着脱できる火
災感知器の着脱具を得ることを目的としたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案に係る火災感知器
の着脱具は、自在継手と、この自在継手の上端部に固定
された係合手段と、操作桿に取付けられ係合手段を押し
上げると共に、ヘッド部の傾動範囲を規制するばねとに
よってヘッド部を構成したものである。
【0009】
【作用】火災感知器の下に障害物などがない場合は、係
合手段を操作桿とほぼ直交した状態に保持し、操作桿を
ほぼ垂直にして係合手段を火災感知器のカバーに係合さ
せる。この状態で操作桿を回転させれば火災感知器が回
転してベースとの係合が解除され、取外すことができ
る。火災感知器をベースに取付ける場合は、上記の逆に
操作を行なう。
【0010】火災感知器の下に障害物などがある場合
は、障害物の側方から操作桿を操作して係合手段を火災
感知器に当接させて所望の角度に傾斜させ、係合手段を
ほぼ水平に保持して火災感知器のカバーに係合させる。
そして前述の手順により火災感知器をカバーから取外
す。火災感知器をベースに取付ける場合は、上記と逆の
操作を行なえばよい。
【0011】このように自在継手を用いているので、操
作桿に対して係合手段が傾斜している場合にも、操作桿
に連動して係合手段を回転させることができ、また、そ
の周囲にコイルばね使用しているため、柔かいばねでも
係合手段を操作桿に対して常時直交させることができ
る。
【0012】
【実施例】図1は本考案実施例の側面図、図2はその断
面図、図3は平面図で、1はヘッド部、26はヘッド部
1に連結された操作桿である。ヘッド部1において、2
は円筒状の外筒、3は操作桿26との連結部を有し、外
筒2の下端部にねじ止めされた連結部材である。5,5
aは保持部材で、中央部に軸15が挿入される軸穴6
が、また下部にはピン16が挿入されるピン穴7が設け
られ、上部にはほぼ球形状の球形穴8が形成された部材
を中央から2分割したものである。9はボール部材11
に傾斜動作をさせるため、球形穴8の底部に形成された
半月状の空間部、11は下部が水平に切断され、中心部
に下方に開口する凹部12が設けられて、この凹部12
の両側に溝13,13aが設けられたボール部材で、上
部には支持柱14が突設されている。15は一端に保持
部材5,5aのピン穴7に嵌入されるピン16を有し、
他端にボール部材11の溝13,13aに回動可能に嵌
入されるピン17を備えた軸で、保持部材5,5aの軸
穴6及びボール部材11の凹部12に嵌入されており、
これらによりボール継手4を構成する。
【0013】このようなボール継手4は、ピン16が取
付けられた軸15にピン17を取付け、ピン17にボー
ル部材11の溝13,13aを嵌合して両側から保持部
材5,5aを結合し、外筒2内に嵌入してねじ止めして
組立てられる。
【0014】20はボール部材11の支持柱14の上端
部に固定された基板、21は基板20の周囲に取付けら
れた複数の係止爪で、樹脂で被覆されたばね材からな
り、基板20からほぼ垂直に上方に延出され、中心部方
向に折曲げられて円弧状の折曲げ部22を形成したのち
再び外方に折曲げたものである。23は上方に拡径され
たコイル状のばねで、外筒2に傾動可能に遊嵌されたば
ね座24と基板20との間に介装されている。25は基
板20に設けられたばね支えである。
【0015】上記のように構成したヘッド部1におい
て、係止爪21が取付けられた基板20は、常時は重力
により傾かないようにばね23によってほぼ水平に保持
されており、またピン16により回転は阻止されてい
る。しかし、外力を加えることにより360°の何れの
方向にも図5に示すように傾斜することができ、かつ、
外力を加える迄はその状態に保持されている。
【0016】次に、上記のように構成した本考案の作用
を説明する。火災感知器の下に障害物などがない場合
は、図4に示すように基板20を操作桿26とほぼ直交
した状態、即ちほぼ水平に保持し、操作桿26をほぼ垂
直にして係止爪21の折曲げ部22を火災感知器40の
カバー41の下面に当接し、そのままの状態で押上げ
る。これにより係止爪21はカバー41の煙流入穴42
に係止する。この状態で操作桿26を回転すれば、係止
爪21の何本かはカバー41のリブ43に当接し、さら
に操作桿26を回転させて火災感知器40を回転させれ
ば、天井等に固定されたベースとの係合が解除されるの
で、そのまま操作桿26を降せば火災感知器40をベー
スから取外すことができる。
【0017】火災感知器40をベースに取付ける場合
は、基板20の係止爪21に火災感知器40のカバー4
1を係合させておき、ベースの直下から操作桿26を操
出して火災感知器40をベースに当接して回転すれば、
火災感知器40はベースに結合される。ついで、操作桿
26を引き降せば係止爪21は火災感知器から外れる。
火災感知器40の直下に障害物などがあって操作できな
い場合は、図5に示すように基板20を操作桿26に対
して所望の角度に傾斜させてその位置に保持し、障害物
などの側方からヘッド部1を上昇させ、係止爪21の先
端部を火災感知器40のカバー41に当接させることに
より、基板20を火災感知器40とほぼ水平に保持した
状態で係止爪21を煙流入穴32に係合させ、前述の手
順によりベースから火災感知器40を取外す。火災感知
器40をベースに取付ける場合は、傾斜した基板20の
係止爪21に火災感知器40を係止させ、前述の手順に
準じてベースに装着する。なお、このとき、基板20、
したがってヘッド部1の傾動範囲はばね23によって規
制される。
【0018】上記のように、係止爪21を備えた基板2
0は、ボール継手4を介して操作桿26に連結されてい
るので、基板20の傾きにかかわらず操作桿26の回転
する力を基板20に確実に伝達できる。従って、ばね2
3は、操作桿26を連設したときに火災感知器40の重
みによる基板20の垂れ下がりを防止する程度の弱い弾
性力でよい。この結果、斜め下方から火災感知器40を
取り付ける場合にも、弱い力で基板20をベースに対し
て平行状態にすることができ、火災感知器40に無駄な
衝撃を与えない。
【0019】図6は一部を断面で示した本考案の別の実
施例の正面図である。31はボール部材11の支持柱1
4に固定された基台で、火災感知器40の下部に嵌合す
る凹部32を有し、凹部32の周壁には複数個の貫通穴
33が設けられている。35は一端が基台31に固定さ
れた板ばねで、他端には基台31に設けた貫通穴33に
出入自在の係合子34が取付けられている。なお、外筒
2に設けたばね座24と基台31との間にはばね23が
介装されている。
【0020】上記のような基台31は、図4,図5の作
用説明図で説明したと同様に、通常はばね23により操
作桿26と直交して保持されており、また、ボール継手
4により操作桿26に対して所望の角度に傾斜させるこ
ともできる。そして、凹部32を火災感知器40のカバ
ー41の下に当接して押上げると、係合子34は外方に
開いて凹部32がカバー41に嵌入し、係合子34が煙
流入穴42に達すると板ばね35により元の位置に戻
り、先端部が煙流入穴42に係合する。この状態で操作
桿26を回転すれば、係合子34が煙流入穴42の縁部
に当って火災感知器40を回転させ、ベースから取外す
ことができる。
【0021】図7は一部を断面で示した本考案のさらに
別の実施例の正面図である。36は例えば合成樹脂を成
型してなり、ボール部材11の支持柱14に固定された
嵌合部材で、円筒状の下部37と、その上部にこれと一
体に設けられ、火災感知器40のカバー41の表面形状
にほぼ整合した傾斜面を有し、カバー41に設けたリブ
43の間に嵌入しうる複数の係合指38とからなってい
る。なお、外筒2に設けたばね座24と嵌合部材36と
の間にはばね23が介装されている。
【0022】本実施例においても、嵌合部材36は通常
はばね23に保持されて上方に開口しており、また、ボ
ール継手4により所望の角度に傾斜させて保持すること
もできる。いま、火災感知器40の下から嵌合部材36
の係合指38をリブの間に入れてヘッド部1を押上げる
と、係合指38の上面がカバー41の表面に当って停止
する。この状態で操作桿26を回転させると係合指38
がリブ43の側面に当って火災感知器40を回転させ、
ベースから取外すことができる。
【0023】なお、図示してないが、弾性を有し摩擦係
数の大きい材料で一体形成され、上部に火災感知器のケ
ースの外面形状に対応した凹部を有する嵌合部材をボー
ル部材11の支持柱14に固定してもよい。このように
構成すると嵌合部材との摩擦によって火災感知器40を
回転させることができるので、リブのない火災感知器の
着脱にも使用することができる。
【0024】上記の説明では、ヘッド部をボール継手
と、係止爪を有する基板、係合子を有する基台、係合指
を有する嵌合部材、摩擦係数の大きい部材からなる嵌合
部材の如き係合手段及びばねによって構成した例を示し
たが、ボール継手に代えてその他の自在継手を用いても
よい。
【0025】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
に係る火災感知器の着脱具は、操作桿と、火災感知器へ
の係合手段が取付けられた自在継手、及び操作桿に取付
けられ係合手段を押し上げると共に、ヘッド部の傾動範
囲を規制するばねからなるヘッド部とによって構成し、
係合手段を操作桿に対して所望の角度に傾斜するように
したので、火災感知器の直下からヘッド部を係合させる
場合は勿論、斜め下方からヘッド部を係合させる場合も
係合作業がきわめて容易であり、その上火災感知器の機
能を害することなく、小さな力で確実に火災感知器を着
脱することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例の正面図である。
【図2】図1の断面図である。
【図3】図1の平面図である。
【図4】本考案の作用説明図である。
【図5】本考案の作用説明図である。
【図6】本考案の別の実施例の正面図である。
【図7】本考案の別の実施例の正面図である。
【符号の説明】 1 ヘッド部 4 ボール継手 20 基板 21 係止爪 23 ばね 26 操作桿 31 基台 32 凹部 34 係合子 36 嵌合部材 38 係合指 40 火災感知器 42 煙流入穴 43 リブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭56−56356(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G08B 17/00 - 17/12

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッド部と操作桿とからなり、天井等に
    取付けられた火災感知器を着脱する器具において、 前記ヘッド部を、自在継手と、該自在継手の上端部に固
    定され火災感知器に係合する係合手段と、前記操作桿に
    取付けられ前記係合手段を押し上げると共に、前記ヘッ
    ド部の傾動範囲を規制するばねとによって構成したこと
    を特徴とする火災感知器の着脱具。
JP1991030293U 1991-05-01 1991-05-01 火災感知器の着脱具 Expired - Fee Related JP2574674Y2 (ja)

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