JP3251731B2 - 換気扇 - Google Patents
換気扇Info
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- JP3251731B2 JP3251731B2 JP21589393A JP21589393A JP3251731B2 JP 3251731 B2 JP3251731 B2 JP 3251731B2 JP 21589393 A JP21589393 A JP 21589393A JP 21589393 A JP21589393 A JP 21589393A JP 3251731 B2 JP3251731 B2 JP 3251731B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は室壁に設けられた開口部
に対し該開口部に本体を挿入することにより取り付ける
構成の換気扇に関する。
に対し該開口部に本体を挿入することにより取り付ける
構成の換気扇に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば台所或いは浴室などで使用される
換気扇は、通常、室壁に取り付けられるが、その従来の
取付構成を図13に示す。同図において、室壁1には室
内外を連通する孔2が形成され、この孔2内には木枠3
が嵌着されている。一方、換気扇の本体4には、上面部
の左右両側に位置してねじ孔5が形成され、このねじ孔
5に団扇ボルト6が螺着されている。
換気扇は、通常、室壁に取り付けられるが、その従来の
取付構成を図13に示す。同図において、室壁1には室
内外を連通する孔2が形成され、この孔2内には木枠3
が嵌着されている。一方、換気扇の本体4には、上面部
の左右両側に位置してねじ孔5が形成され、このねじ孔
5に団扇ボルト6が螺着されている。
【0003】そして、本体4を取り付けるには、該本体
4を木枠3内に挿入して団扇ボルト6をその上端部が木
枠3に圧接するまで上方に移動するように回転操作する
と、団扇ボルト6の上端部が木枠3の内部上面に押し付
けられると共に、その押付力の反力で本体4の下面が木
枠3の内部下面に押し付けられるため、該本体4が木枠
3に取り付けられるというものである。
4を木枠3内に挿入して団扇ボルト6をその上端部が木
枠3に圧接するまで上方に移動するように回転操作する
と、団扇ボルト6の上端部が木枠3の内部上面に押し付
けられると共に、その押付力の反力で本体4の下面が木
枠3の内部下面に押し付けられるため、該本体4が木枠
3に取り付けられるというものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、本体4のフ
ランジ4aには図13に示すようにベルマウス7aを有
した化粧カバー7が着脱可能に取り付けられるが、化粧
カバー6が本体4に取り付けられたままになっている
と、該化粧カバー6が邪魔になって団扇ボルト6の頭部
6aを摘むことができない。このため、本体4の取り付
けに際しては必ず化粧カバー7を取り外さねばならず、
その取り外した化粧カバー7は取付作業終了後に本体7
に再取り付けしなければならず、作業が面倒なものとな
る。
ランジ4aには図13に示すようにベルマウス7aを有
した化粧カバー7が着脱可能に取り付けられるが、化粧
カバー6が本体4に取り付けられたままになっている
と、該化粧カバー6が邪魔になって団扇ボルト6の頭部
6aを摘むことができない。このため、本体4の取り付
けに際しては必ず化粧カバー7を取り外さねばならず、
その取り外した化粧カバー7は取付作業終了後に本体7
に再取り付けしなければならず、作業が面倒なものとな
る。
【0005】特に換気扇は、通常、室壁1の高い位置に
取り付けられるため、その本体1の取り付け作業はいわ
ゆる高所作業となる。そして、団扇ボルト6を回転操作
する場合には、一方の手で本体4を押してフランジ4a
が木枠3に当接した状態を保持しながら、他方の手で団
扇ボルト6を回転操作せねばならず、そのような両手を
使用した状態での高所作業は危険性が高い。
取り付けられるため、その本体1の取り付け作業はいわ
ゆる高所作業となる。そして、団扇ボルト6を回転操作
する場合には、一方の手で本体4を押してフランジ4a
が木枠3に当接した状態を保持しながら、他方の手で団
扇ボルト6を回転操作せねばならず、そのような両手を
使用した状態での高所作業は危険性が高い。
【0006】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、本体を室壁に設けられた開口部に挿入
するだけで取り付けることができ、取り付け作業の容易
化を図ることができる換気扇を提供するにある。
で、その目的は、本体を室壁に設けられた開口部に挿入
するだけで取り付けることができ、取り付け作業の容易
化を図ることができる換気扇を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の換気扇
は、前面部に着脱可能な化粧カバーを有した本体を室壁
に設けられた開口部に挿入により取り付けるものにおい
て、前記本体の上面部に形成された支持孔と、上側部分
と下側部分とが上下に対向するように折曲形成され、上
側部分が前記本体の外側に位置すると共に下側部分が本
体の内側に位置するように前記支持孔に挿通されて該支
持孔を中心に上下方向に回動可能な弾性材製の取付部材
と、前記本体の上面部に設けられた雌ねじ部に本体の内
側から螺合され、前記取付部材の下側部分を下方向への
回動が不能となるように拘束するねじ部材とを具備し、
前記取付部材は、下側部分が前記ねじ部材により下方へ
の回動不能に拘束された状態で上側部分が前記開口部へ
の本体の挿入方向とは逆方向に斜め上向きとなるように
構成され、本体が開口部に挿入されたとき、上側部分が
上向き角度を小とするように弾性変形してその弾発力に
より先端部を開口部の内上面に押し付けて本体を抜け止
め状態にするように構成されていることを特徴とするも
のである。
は、前面部に着脱可能な化粧カバーを有した本体を室壁
に設けられた開口部に挿入により取り付けるものにおい
て、前記本体の上面部に形成された支持孔と、上側部分
と下側部分とが上下に対向するように折曲形成され、上
側部分が前記本体の外側に位置すると共に下側部分が本
体の内側に位置するように前記支持孔に挿通されて該支
持孔を中心に上下方向に回動可能な弾性材製の取付部材
と、前記本体の上面部に設けられた雌ねじ部に本体の内
側から螺合され、前記取付部材の下側部分を下方向への
回動が不能となるように拘束するねじ部材とを具備し、
前記取付部材は、下側部分が前記ねじ部材により下方へ
の回動不能に拘束された状態で上側部分が前記開口部へ
の本体の挿入方向とは逆方向に斜め上向きとなるように
構成され、本体が開口部に挿入されたとき、上側部分が
上向き角度を小とするように弾性変形してその弾発力に
より先端部を開口部の内上面に押し付けて本体を抜け止
め状態にするように構成されていることを特徴とするも
のである。
【0008】請求項2記載の換気扇は、前面部に着脱可
能な化粧カバーを有した本体を室壁に設けられた開口部
に挿入により取り付けるものにおいて、前記本体の上面
部に形成された支持孔と、上側部分と下側部分とが上下
に対向するように折曲形成され、上側部分が前記本体の
外側に位置すると共に下側部分が本体の内側に位置する
ように前記支持孔に挿通されて該支持孔を中心に上下方
向に回動可能な弾性材製の取付部材と、この取付部材の
下側部分に形成された非円形の透孔と、この透孔を挿通
するようにして前記本体の上面部に設けられた雌ねじ部
に本体の内側から螺合されたねじ部材と、このねじ部材
に螺合され、前記透孔と交差状態で前記取付部材の下側
部分を前記本体の上面部に固定すると共に、透孔と合致
する位置に回転されることにより該取付部材の下側部分
の固定を解く非円形のナット部材とを具備し、前記取付
部材は、下側部分が前記ナット部材により本体の上面部
に固定された状態で上側部分が前記開口部への本体の挿
入方向とは逆方向に斜め上向きとなるように構成され、
本体が開口部に挿入されたとき、上側部分が上向き角度
を小とするように弾性変形してその弾発力により先端部
を開口部の内上面に押し付けて本体を抜け止め状態にす
るように構成されていることを特徴とするものである。
能な化粧カバーを有した本体を室壁に設けられた開口部
に挿入により取り付けるものにおいて、前記本体の上面
部に形成された支持孔と、上側部分と下側部分とが上下
に対向するように折曲形成され、上側部分が前記本体の
外側に位置すると共に下側部分が本体の内側に位置する
ように前記支持孔に挿通されて該支持孔を中心に上下方
向に回動可能な弾性材製の取付部材と、この取付部材の
下側部分に形成された非円形の透孔と、この透孔を挿通
するようにして前記本体の上面部に設けられた雌ねじ部
に本体の内側から螺合されたねじ部材と、このねじ部材
に螺合され、前記透孔と交差状態で前記取付部材の下側
部分を前記本体の上面部に固定すると共に、透孔と合致
する位置に回転されることにより該取付部材の下側部分
の固定を解く非円形のナット部材とを具備し、前記取付
部材は、下側部分が前記ナット部材により本体の上面部
に固定された状態で上側部分が前記開口部への本体の挿
入方向とは逆方向に斜め上向きとなるように構成され、
本体が開口部に挿入されたとき、上側部分が上向き角度
を小とするように弾性変形してその弾発力により先端部
を開口部の内上面に押し付けて本体を抜け止め状態にす
るように構成されていることを特徴とするものである。
【0009】請求項3記載の換気扇は、前面部に着脱可
能な化粧カバーを有した本体を室壁に設けられた開口部
に挿入により取り付けるものにおいて、前記本体の上面
部に形成された支持孔と、上側部分と下側部分とが上下
に対向するように、且つ下側部分が対向する上下の両辺
部からなるように全体として略己字形をなすように折曲
形成され、上側部分が前記本体の外側に位置すると共に
下側部分が本体の内側に位置するように前記支持孔に挿
通されて該支持孔を中心に上下方向に回動可能な弾性材
製の取付部材と、この取付部材の下側部分の上下両辺に
連続して形成されたスリットと、このスリットを挿通す
るようにして前記本体の上面部に該本体の内側から螺合
され、非円形の頭部が取付部材の下側部分における下辺
部のスリットと交差する状態で取付部材の下側部分を前
記本体の上面部に固定すると共に、頭部がスリットと合
致する位置に回転されることによりその固定を解くねじ
部材とを具備し、前記取付部材は、下側部分が前記ねじ
部材により本体の上面部に固定された状態で上側部分が
前記開口部への本体の挿入方向とは逆方向に斜め上向き
となるように構成され、本体が開口部に挿入されたと
き、上側部分が上向き角度を小とするように弾性変形し
てその弾発力により先端部を開口部の内上面に押し付け
て本体を抜け止め状態にするように構成されていること
を特徴とするものである。
能な化粧カバーを有した本体を室壁に設けられた開口部
に挿入により取り付けるものにおいて、前記本体の上面
部に形成された支持孔と、上側部分と下側部分とが上下
に対向するように、且つ下側部分が対向する上下の両辺
部からなるように全体として略己字形をなすように折曲
形成され、上側部分が前記本体の外側に位置すると共に
下側部分が本体の内側に位置するように前記支持孔に挿
通されて該支持孔を中心に上下方向に回動可能な弾性材
製の取付部材と、この取付部材の下側部分の上下両辺に
連続して形成されたスリットと、このスリットを挿通す
るようにして前記本体の上面部に該本体の内側から螺合
され、非円形の頭部が取付部材の下側部分における下辺
部のスリットと交差する状態で取付部材の下側部分を前
記本体の上面部に固定すると共に、頭部がスリットと合
致する位置に回転されることによりその固定を解くねじ
部材とを具備し、前記取付部材は、下側部分が前記ねじ
部材により本体の上面部に固定された状態で上側部分が
前記開口部への本体の挿入方向とは逆方向に斜め上向き
となるように構成され、本体が開口部に挿入されたと
き、上側部分が上向き角度を小とするように弾性変形し
てその弾発力により先端部を開口部の内上面に押し付け
て本体を抜け止め状態にするように構成されていること
を特徴とするものである。
【0010】請求項4記載の換気扇は、ねじ部材は上方
に移動するように回転操作されることにより、本体の上
面部から突出して取付部材の上側部分を上方に押圧可能
に構成されていることを特徴とするものである。
に移動するように回転操作されることにより、本体の上
面部から突出して取付部材の上側部分を上方に押圧可能
に構成されていることを特徴とするものである。
【0011】
【作用】請求項1記載の手段によれば、本体を開口部に
挿入すると、取付部材の弾発力により該取付部材の上側
部分の先端部が開口部の内上面に押し当てられて本体を
抜け止め状態にする。これにより本体が開口部に取り付
けられた状態となる。
挿入すると、取付部材の弾発力により該取付部材の上側
部分の先端部が開口部の内上面に押し当てられて本体を
抜け止め状態にする。これにより本体が開口部に取り付
けられた状態となる。
【0012】請求項2および請求項3記載の手段によれ
ば、ナット部材を透孔に合致する位置に回転させ(請求
項2)、或いはねじ部材の頭部をスリットに合致する位
置に回転させる(請求項3)と、取付部材の下側部分の
固定が解かれ、該取付部材が下方に回動可能になるの
で、取付部材の上側部分の先端部が開口部の内上面から
離れるようになり、本体を開口部から取り外すことがで
きる。
ば、ナット部材を透孔に合致する位置に回転させ(請求
項2)、或いはねじ部材の頭部をスリットに合致する位
置に回転させる(請求項3)と、取付部材の下側部分の
固定が解かれ、該取付部材が下方に回動可能になるの
で、取付部材の上側部分の先端部が開口部の内上面から
離れるようになり、本体を開口部から取り外すことがで
きる。
【0013】請求項4記載の手段によれば、ねじ部材を
上方に移動するように回転操作することにより、該ねじ
部材が本体の上面部から突出して取付部材の上側部分を
上方に押圧するので、本体の上面部と開口部の内上面と
の間の隙間が大きくても、本体を確実に取り付けること
ができる。
上方に移動するように回転操作することにより、該ねじ
部材が本体の上面部から突出して取付部材の上側部分を
上方に押圧するので、本体の上面部と開口部の内上面と
の間の隙間が大きくても、本体を確実に取り付けること
ができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1ないし図
6に基づいて説明する。図1に示すように、室壁11の
上部位には室内外を連通する四角形の孔12が設けられ
ており、この孔12内に四角形の木枠13が嵌着されて
いる。そして、木枠13内の室内外を連通する空間を室
壁11の開口部として該木枠13内に換気扇の金属板製
の本体14が後述のようにして取り付けられている。
6に基づいて説明する。図1に示すように、室壁11の
上部位には室内外を連通する四角形の孔12が設けられ
ており、この孔12内に四角形の木枠13が嵌着されて
いる。そして、木枠13内の室内外を連通する空間を室
壁11の開口部として該木枠13内に換気扇の金属板製
の本体14が後述のようにして取り付けられている。
【0015】上記本体14は前端部にフランジ15を有
した四角箱形に形成されており、その内部にはモータ取
付枠16を介してモータ17が取り付けられていて該モ
ータ17の回転軸にファン18が着脱可能に取り付けら
れている。また、本体14の室外側には例えばファン1
8からの風を受けて開放動作するシャッタ19が配設さ
れていると共に、前面側のフランジ15にはファン18
を囲繞するベルマウス20aを有した化粧カバー20が
着脱可能に取り付けられている。そして、ファン18が
モータ17により回転されると、室内空気がベルマウス
20a、本体14を通じて室外に排出されるようになっ
ている。
した四角箱形に形成されており、その内部にはモータ取
付枠16を介してモータ17が取り付けられていて該モ
ータ17の回転軸にファン18が着脱可能に取り付けら
れている。また、本体14の室外側には例えばファン1
8からの風を受けて開放動作するシャッタ19が配設さ
れていると共に、前面側のフランジ15にはファン18
を囲繞するベルマウス20aを有した化粧カバー20が
着脱可能に取り付けられている。そして、ファン18が
モータ17により回転されると、室内空気がベルマウス
20a、本体14を通じて室外に排出されるようになっ
ている。
【0016】ここで木枠13(開口部)への本体14の
取付構成を説明する。図2にも示すように、本体14の
上面部には、その左右両側(左側のみ図示)に位置して
長孔状の支持孔21が形成されている。また、本体14
の上面部には、支持孔21の前側近傍に位置して凹部2
2が形成されており、この凹部22の底部中央にはバー
リングにより形成された筒状部23が突設されている。
そして、この筒状部23が有する孔は雌ねじ部としての
ねじ孔24とされ、その内周面に雌ねじが形成されてい
る。
取付構成を説明する。図2にも示すように、本体14の
上面部には、その左右両側(左側のみ図示)に位置して
長孔状の支持孔21が形成されている。また、本体14
の上面部には、支持孔21の前側近傍に位置して凹部2
2が形成されており、この凹部22の底部中央にはバー
リングにより形成された筒状部23が突設されている。
そして、この筒状部23が有する孔は雌ねじ部としての
ねじ孔24とされ、その内周面に雌ねじが形成されてい
る。
【0017】一方、本体14を木枠13に取り付けるた
めの取付部材25は弾性材例えば板ばねにより略V字形
をなすように折曲形成され、その中間部のV字形屈曲部
25aを境とする上側部分と下側部分とが上下に対向す
るように構成されている。そして、下側部分には小孔2
5bが形成されていると共に、上側部分の先端部には一
対の鋭角状の爪部25cが形成されている。かかる取付
部材25は、上側部分が本体14の外側に位置し、下側
部分が本体14の内側に位置するようにして支持孔21
に挿通され、該支持孔21を中心に上下方向に回動可能
になっている。この場合、取付部材25は、上下両側部
分の先端部が共に室内側である図示左側を向くようにし
て支持孔21に挿通し、屈曲部25aを支持孔21に嵌
合支持させるものである。
めの取付部材25は弾性材例えば板ばねにより略V字形
をなすように折曲形成され、その中間部のV字形屈曲部
25aを境とする上側部分と下側部分とが上下に対向す
るように構成されている。そして、下側部分には小孔2
5bが形成されていると共に、上側部分の先端部には一
対の鋭角状の爪部25cが形成されている。かかる取付
部材25は、上側部分が本体14の外側に位置し、下側
部分が本体14の内側に位置するようにして支持孔21
に挿通され、該支持孔21を中心に上下方向に回動可能
になっている。この場合、取付部材25は、上下両側部
分の先端部が共に室内側である図示左側を向くようにし
て支持孔21に挿通し、屈曲部25aを支持孔21に嵌
合支持させるものである。
【0018】この取付部材25の下側部分は凹部22の
底部下面に当接した状態でねじ部材としての団扇ボルト
26により本体14の上面部に固定されるようになって
いる。すなわち、団扇ボルト26は下端部に団扇状頭部
26aを有し、上端部分が取付部材25の下側部分の小
孔25bに下方からねじ込まれてねじ孔24に螺合され
ている。この場合、小孔25bの内径寸法は団扇ボルト
26のねじ山の外径寸法よりも小さく設定されているこ
と、および板ばね製の取付部材25の肉厚は薄いことに
より、団扇ボルト26が小孔25bを通じてねじ孔24
に螺合されると、該小孔25bの周縁部が団扇ボルト2
6のねじ溝に係合して団扇ボルト26に対して上下に移
動できないように拘束されるものであり、この結果、取
付部材25の下側部分は下方への回動(この実施例では
上下両方向への回動)が拘束された状態となる。そし
て、この状態では、図3にも示すように、取付部材25
は、上側部分が本体14の木枠13内への挿入方向(図
1に矢印Aで示す)とは反対方向に向かって斜め上向き
となっている。なお、上側部分の先端部の爪部25c部
分は更に斜め上向きとなるように折り曲げられている。
底部下面に当接した状態でねじ部材としての団扇ボルト
26により本体14の上面部に固定されるようになって
いる。すなわち、団扇ボルト26は下端部に団扇状頭部
26aを有し、上端部分が取付部材25の下側部分の小
孔25bに下方からねじ込まれてねじ孔24に螺合され
ている。この場合、小孔25bの内径寸法は団扇ボルト
26のねじ山の外径寸法よりも小さく設定されているこ
と、および板ばね製の取付部材25の肉厚は薄いことに
より、団扇ボルト26が小孔25bを通じてねじ孔24
に螺合されると、該小孔25bの周縁部が団扇ボルト2
6のねじ溝に係合して団扇ボルト26に対して上下に移
動できないように拘束されるものであり、この結果、取
付部材25の下側部分は下方への回動(この実施例では
上下両方向への回動)が拘束された状態となる。そし
て、この状態では、図3にも示すように、取付部材25
は、上側部分が本体14の木枠13内への挿入方向(図
1に矢印Aで示す)とは反対方向に向かって斜め上向き
となっている。なお、上側部分の先端部の爪部25c部
分は更に斜め上向きとなるように折り曲げられている。
【0019】以上のように構成した本実施例において、
本体14を木枠13に取り付けるには、図3に示すよう
に、本体14に化粧カバー20を取り付けたままの状態
で、本体14の下面を木枠13の内下面に載置するよう
にして室内側から木枠13内に挿入し、該本体14を矢
印A方向に押圧移動させる。すると、本体14の矢印A
方向の移動に伴い、取付部材25の上側部分が木枠13
に当接して上向き角度を小とするように屈曲部25aを
中心に矢印B方向に回動する如く弾性変形する。この弾
性変形により木枠13内への取付部材25の侵入が許容
され、そして木枠13内に侵入した取付部材25は図4
にも示すように自身の弾発力により爪部25cの先端部
を木枠13の内上面に押し付けるようになる。
本体14を木枠13に取り付けるには、図3に示すよう
に、本体14に化粧カバー20を取り付けたままの状態
で、本体14の下面を木枠13の内下面に載置するよう
にして室内側から木枠13内に挿入し、該本体14を矢
印A方向に押圧移動させる。すると、本体14の矢印A
方向の移動に伴い、取付部材25の上側部分が木枠13
に当接して上向き角度を小とするように屈曲部25aを
中心に矢印B方向に回動する如く弾性変形する。この弾
性変形により木枠13内への取付部材25の侵入が許容
され、そして木枠13内に侵入した取付部材25は図4
にも示すように自身の弾発力により爪部25cの先端部
を木枠13の内上面に押し付けるようになる。
【0020】しかして、本体14の取り付け作業は、該
本体14をフランジ15が木枠13に当接するまで矢印
A方向に押圧移動させたところで終了する。この取り付
け状態では、爪部25cの先端部が木枠13の内上面に
押し付けられることによる反力で本体14の下面部が木
枠13の内下面に押し付けられ、且つ本体14の矢印A
とは反対方向の移動(抜け方向の移動)に対しては取付
部材25の爪部25cが木枠13の内上面に食い込むよ
うになって本体14の同方向への移動が止められるもの
で、これにて本体14が木枠13内に取り付けられた状
態となるものである。
本体14をフランジ15が木枠13に当接するまで矢印
A方向に押圧移動させたところで終了する。この取り付
け状態では、爪部25cの先端部が木枠13の内上面に
押し付けられることによる反力で本体14の下面部が木
枠13の内下面に押し付けられ、且つ本体14の矢印A
とは反対方向の移動(抜け方向の移動)に対しては取付
部材25の爪部25cが木枠13の内上面に食い込むよ
うになって本体14の同方向への移動が止められるもの
で、これにて本体14が木枠13内に取り付けられた状
態となるものである。
【0021】このように、本体14に化粧カバー20を
取り付けたまま、単に本体14を木枠13内に挿入する
だけで該木枠13に取り付けることができるので、本体
14の取り付けを容易に且つ短時間で行うことができ
る。そして、本体14の矢印A方向への移動は片方の手
だけで行うことができ、片方の手で本体4を押圧しなが
ら残る片方の手で団扇ボルト6を操作しなければならな
かった従来とは異なり、いわゆる高所作業となる本体1
4の取り付け作業時の危険性も低くなる。
取り付けたまま、単に本体14を木枠13内に挿入する
だけで該木枠13に取り付けることができるので、本体
14の取り付けを容易に且つ短時間で行うことができ
る。そして、本体14の矢印A方向への移動は片方の手
だけで行うことができ、片方の手で本体4を押圧しなが
ら残る片方の手で団扇ボルト6を操作しなければならな
かった従来とは異なり、いわゆる高所作業となる本体1
4の取り付け作業時の危険性も低くなる。
【0022】ところで、本体14を木枠13に取り付け
る場合、本体14の上面部と木枠13の内上面との間の
隙間が大きく、爪部25cが木枠13の内上面に十分に
押し付け得られない場合がある。この場合には、図5に
示すように、化粧カバー20を本体14から外し、そし
て団扇ボルト26を上方に移動するように回転操作す
る。すると、団扇ボルト26の上端部が本体14の上面
部から上方に突出して取付部材25の上側部分の途中部
分を押し上げるため、爪部25cが木枠13の内上面に
強く押し付けられるようになって本体14が抜け止め状
態に取り付けられる。その後、化粧カバー20を本体1
4に取り付ける。このように、団扇ボルト26を回転操
作するには、化粧カバー20を本体14から外す必要が
あるが、木枠13の内上面への爪部25cの軽い接触で
も本体14の抜け止めは行われるので、団扇ボルト26
の回転操作中、本体14を矢印A方向に押圧し続ける必
要はない。
る場合、本体14の上面部と木枠13の内上面との間の
隙間が大きく、爪部25cが木枠13の内上面に十分に
押し付け得られない場合がある。この場合には、図5に
示すように、化粧カバー20を本体14から外し、そし
て団扇ボルト26を上方に移動するように回転操作す
る。すると、団扇ボルト26の上端部が本体14の上面
部から上方に突出して取付部材25の上側部分の途中部
分を押し上げるため、爪部25cが木枠13の内上面に
強く押し付けられるようになって本体14が抜け止め状
態に取り付けられる。その後、化粧カバー20を本体1
4に取り付ける。このように、団扇ボルト26を回転操
作するには、化粧カバー20を本体14から外す必要が
あるが、木枠13の内上面への爪部25cの軽い接触で
も本体14の抜け止めは行われるので、団扇ボルト26
の回転操作中、本体14を矢印A方向に押圧し続ける必
要はない。
【0023】一方、本体14を木枠13から取り外す必
要が生じた場合には、まず化粧カバー20を本体14か
ら取り外し、そして団扇ボルト26の頭部26aを摘ん
で該団扇ボルト26を下方に移動するように回転操作し
てねじ孔24および取付部材25の小孔25bから外
す。すると、取付部材25は団扇ボルト26による拘束
が解かれるので、図6に示すように支持孔21を中心に
下方向に回動して上側部分の爪部25cが木枠13の内
上面から離れる。この後、本体14を矢印Aとは反対方
向に引っ張れば、該本体14を木枠13から取り外すこ
とができる。
要が生じた場合には、まず化粧カバー20を本体14か
ら取り外し、そして団扇ボルト26の頭部26aを摘ん
で該団扇ボルト26を下方に移動するように回転操作し
てねじ孔24および取付部材25の小孔25bから外
す。すると、取付部材25は団扇ボルト26による拘束
が解かれるので、図6に示すように支持孔21を中心に
下方向に回動して上側部分の爪部25cが木枠13の内
上面から離れる。この後、本体14を矢印Aとは反対方
向に引っ張れば、該本体14を木枠13から取り外すこ
とができる。
【0024】なお、上記第1の実施例では、団扇ボルト
26により取付部材25の上側部分を押圧できるように
するために、取付部材25の小孔25bを団扇ボルト2
6のねじ溝に係合させることにより下側部分の回動を拘
束する構成としたが、取付部材25の上側部分の押圧を
考慮しなければ、例えば蝶ボルトにより取付部材25の
下側部分を凹部22の底部下面に締め付け固定すること
によりその回動を拘束するようにしても良い。
26により取付部材25の上側部分を押圧できるように
するために、取付部材25の小孔25bを団扇ボルト2
6のねじ溝に係合させることにより下側部分の回動を拘
束する構成としたが、取付部材25の上側部分の押圧を
考慮しなければ、例えば蝶ボルトにより取付部材25の
下側部分を凹部22の底部下面に締め付け固定すること
によりその回動を拘束するようにしても良い。
【0025】図7ないし図9は本発明の第2の実施例を
示すもので、第1の実施例と同一部分には同一符号を付
して異なる部分のみ説明する。図8に示すように、取付
部材27の屈曲部27aを境とする下側部分には、非円
形例えば小判形の透孔28が形成されている。一方、団
扇ボルト26には非円形例えば透孔28と同形状のナッ
ト部材29が螺合されている。なお、ナット部材29に
は摘み29aが設けられている。そして、団扇ボルト2
6の上端部は取付部材27の透孔28を挿通して本体1
4のねじ孔24に螺合されており、ナット部材25は上
方に移動するように回転操作され、透孔28と交差状態
となる位置で取付部材27の下側部分を凹部22の底部
下面との間に締め付け固定している。この固定状態で
は、第1の実施例と同様に取付部材27の上側部分は矢
印Aとは反対方向に向かって上向きとなるように傾斜し
た状態となっている。従って、第1の実施例と同様にし
て本体14を木枠13に取り付けることができる。
示すもので、第1の実施例と同一部分には同一符号を付
して異なる部分のみ説明する。図8に示すように、取付
部材27の屈曲部27aを境とする下側部分には、非円
形例えば小判形の透孔28が形成されている。一方、団
扇ボルト26には非円形例えば透孔28と同形状のナッ
ト部材29が螺合されている。なお、ナット部材29に
は摘み29aが設けられている。そして、団扇ボルト2
6の上端部は取付部材27の透孔28を挿通して本体1
4のねじ孔24に螺合されており、ナット部材25は上
方に移動するように回転操作され、透孔28と交差状態
となる位置で取付部材27の下側部分を凹部22の底部
下面との間に締め付け固定している。この固定状態で
は、第1の実施例と同様に取付部材27の上側部分は矢
印Aとは反対方向に向かって上向きとなるように傾斜し
た状態となっている。従って、第1の実施例と同様にし
て本体14を木枠13に取り付けることができる。
【0026】また、本体14の上面部と木枠13の内上
面との間の隙間が大きい場合には、化粧カバー20を本
体14から外した上でナット部材29を緩めて団扇ボル
ト26を上方に移動するように回転操作して取付部材2
7の上側部分を押圧する。これにより、第1の実施例と
同様に取付部材27の上側部分の爪部27bを強く木枠
13の内上面に押し付けることができる。その後、ナッ
ト部材29を締め付けて取付部材27の下側部分を凹部
22の底部下面に固定し、化粧カバー20を本体14に
取り付ける。
面との間の隙間が大きい場合には、化粧カバー20を本
体14から外した上でナット部材29を緩めて団扇ボル
ト26を上方に移動するように回転操作して取付部材2
7の上側部分を押圧する。これにより、第1の実施例と
同様に取付部材27の上側部分の爪部27bを強く木枠
13の内上面に押し付けることができる。その後、ナッ
ト部材29を締め付けて取付部材27の下側部分を凹部
22の底部下面に固定し、化粧カバー20を本体14に
取り付ける。
【0027】本体14を木枠13から取り外す場合に
は、ナット部材29を緩み方向に略90度回転操作して
透孔28に合致させる。すると、取付部材27の下側部
分が団扇ボルト26による固定状態が解かれるので、図
9に示すように取付部材27が支持孔21を中心に下方
向に回動し、上側部分の爪部25cが木枠13の内上面
から離れる。この後、本体14を矢印Aとは反対方向に
引っ張れば、該本体14を木枠13から取り外すことが
できる。
は、ナット部材29を緩み方向に略90度回転操作して
透孔28に合致させる。すると、取付部材27の下側部
分が団扇ボルト26による固定状態が解かれるので、図
9に示すように取付部材27が支持孔21を中心に下方
向に回動し、上側部分の爪部25cが木枠13の内上面
から離れる。この後、本体14を矢印Aとは反対方向に
引っ張れば、該本体14を木枠13から取り外すことが
できる。
【0028】このように構成した本実施例では、本体1
4を木枠13から取り外すべく、取付部材27を上下回
動可能にする場合、ナット部材29を透孔28と交差し
た状態から合致する状態に略90度回せば良く、本体1
4の取り外し操作が容易となる。
4を木枠13から取り外すべく、取付部材27を上下回
動可能にする場合、ナット部材29を透孔28と交差し
た状態から合致する状態に略90度回せば良く、本体1
4の取り外し操作が容易となる。
【0029】図10ないし図12は本発明の第3の実施
例を示すもので、第1の実施例と同一部分には同一符号
を付して異なる部分のみ説明する。図11に示すよう
に、取付部材30の屈曲部30aを境とする下側部分は
略コ字形に折曲形成されて上辺部30bと下辺部30c
とが連結辺部30dにより連結された状態になされてお
り、かかる下側部分が上側部分と対向していることによ
り、取付部材30全体としては略己字形をなしている。
そして、取付部材30の下側部分の上辺部30bから連
結辺部30dを経て下辺部30cまでの間にはスリット
31が形成されて幅方向に二分された状態になされてい
る。
例を示すもので、第1の実施例と同一部分には同一符号
を付して異なる部分のみ説明する。図11に示すよう
に、取付部材30の屈曲部30aを境とする下側部分は
略コ字形に折曲形成されて上辺部30bと下辺部30c
とが連結辺部30dにより連結された状態になされてお
り、かかる下側部分が上側部分と対向していることによ
り、取付部材30全体としては略己字形をなしている。
そして、取付部材30の下側部分の上辺部30bから連
結辺部30dを経て下辺部30cまでの間にはスリット
31が形成されて幅方向に二分された状態になされてい
る。
【0030】団扇ボルト26はそのスリット31を挿通
して本体14のねじ孔24に螺合されており、団扇ボル
ト26の非円形の団扇状頭部26aが下辺部30bのス
リット31と交差する状態になって取付部材30の下側
部分を凹部22の底部下面との間に締め付けて固定して
いる。この固定状態では、第1の実施例と同様に取付部
材30の上側部分は矢印Aとは反対方向に向かって上向
きとなるように傾斜した状態となっており、従って第1
の実施例と同様にして本体14を木枠13内に挿入する
だけで、取付部材30の上側部分の爪部30eが木枠1
3の内上面に押し付けられた状態となり、本体14を抜
け止め状態に取り付けることができるものである。
して本体14のねじ孔24に螺合されており、団扇ボル
ト26の非円形の団扇状頭部26aが下辺部30bのス
リット31と交差する状態になって取付部材30の下側
部分を凹部22の底部下面との間に締め付けて固定して
いる。この固定状態では、第1の実施例と同様に取付部
材30の上側部分は矢印Aとは反対方向に向かって上向
きとなるように傾斜した状態となっており、従って第1
の実施例と同様にして本体14を木枠13内に挿入する
だけで、取付部材30の上側部分の爪部30eが木枠1
3の内上面に押し付けられた状態となり、本体14を抜
け止め状態に取り付けることができるものである。
【0031】また、本体14の上面部と木枠13の内上
面との間の隙間が大きい場合には、例えば下辺部30c
を図10に二点鎖線で示すように弾性変形させた状態に
して団扇ボルト26を上方に移動するように回転操作し
て取付部材30の上側部分を押圧する。これにより、第
1の実施例と同様に爪部30eを強く木枠13の内上面
に押し付けることができる。その後、団扇ボルト26の
頭部26aがスリット31と交差する状態で取付部材3
0の下辺部30cから手を離せば、該下辺部30cは自
身の弾発力で復元方向に変位して団扇ボルト26の頭部
26aに当接するので、取付部材30は爪部30eを木
枠13の内上面に押し付けた状態に保持、すなわち本体
14を取付状態に保持する。
面との間の隙間が大きい場合には、例えば下辺部30c
を図10に二点鎖線で示すように弾性変形させた状態に
して団扇ボルト26を上方に移動するように回転操作し
て取付部材30の上側部分を押圧する。これにより、第
1の実施例と同様に爪部30eを強く木枠13の内上面
に押し付けることができる。その後、団扇ボルト26の
頭部26aがスリット31と交差する状態で取付部材3
0の下辺部30cから手を離せば、該下辺部30cは自
身の弾発力で復元方向に変位して団扇ボルト26の頭部
26aに当接するので、取付部材30は爪部30eを木
枠13の内上面に押し付けた状態に保持、すなわち本体
14を取付状態に保持する。
【0032】本体14を木枠13から取り外す場合に
は、団扇ボルト26を略90度回して頭部26aをスリ
ット31に合致させる。すると、取付部材30の下側部
分が団扇ボルト26による固定から解かれるので、取付
部材30は図12に示すように支持孔21を中心に下方
向に回動して爪部30eが木枠13の内上面から離れ
る。この後、本体14を矢印Aとは反対方向に引っ張れ
ば、該本体14を木枠13から取り外すことができる。
は、団扇ボルト26を略90度回して頭部26aをスリ
ット31に合致させる。すると、取付部材30の下側部
分が団扇ボルト26による固定から解かれるので、取付
部材30は図12に示すように支持孔21を中心に下方
向に回動して爪部30eが木枠13の内上面から離れ
る。この後、本体14を矢印Aとは反対方向に引っ張れ
ば、該本体14を木枠13から取り外すことができる。
【0033】このように構成しても、本体14を木枠1
3から取り外すべく、取付部材30を上下回動可能にす
る場合、団扇ボルト26をその頭部26aがスリット3
0と交差した状態から合致する状態となるように略90
度回せば良いので、本体14の取り外し操作が容易とな
る。
3から取り外すべく、取付部材30を上下回動可能にす
る場合、団扇ボルト26をその頭部26aがスリット3
0と交差した状態から合致する状態となるように略90
度回せば良いので、本体14の取り外し操作が容易とな
る。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、次
のような効果を得ることができる。請求項1記載の換気
扇によれば、本体を開口部に挿入すると、取付部材が自
身の弾発力により先端部を開口部の内上面に押し当てて
本体を抜け止め状態にするので、本体に化粧カバーを取
り付けたままでその取り付け作業を容易且つ短時間で行
うことができる。
のような効果を得ることができる。請求項1記載の換気
扇によれば、本体を開口部に挿入すると、取付部材が自
身の弾発力により先端部を開口部の内上面に押し当てて
本体を抜け止め状態にするので、本体に化粧カバーを取
り付けたままでその取り付け作業を容易且つ短時間で行
うことができる。
【0035】請求項2および3記載の換気扇によれば、
ねじ部材に螺合したナット部材を取付部材の透孔に一致
するように略90度回し、或いはねじ部材の頭部を取付
部材のスリットに合致するように略90度回すことによ
り、取付部材の下側部分の固定を解いて該取付部材が上
側部分の先端を開口部の内上面から離すように下方向に
回動可能な状態となるので、本体を開口部から取り外す
作業を容易に行うことができる。
ねじ部材に螺合したナット部材を取付部材の透孔に一致
するように略90度回し、或いはねじ部材の頭部を取付
部材のスリットに合致するように略90度回すことによ
り、取付部材の下側部分の固定を解いて該取付部材が上
側部分の先端を開口部の内上面から離すように下方向に
回動可能な状態となるので、本体を開口部から取り外す
作業を容易に行うことができる。
【0036】請求項4記載の換気扇によれば、ねじ部材
を上方に移動するように回転操作することにより、該ね
じ部材により取付部材の上側部分を押圧することができ
るので、本体の上面部と開口部の内上面との間の隙間が
大きい場合でも、本体を確実なる抜け止め状態に取り付
けることができる。
を上方に移動するように回転操作することにより、該ね
じ部材により取付部材の上側部分を押圧することができ
るので、本体の上面部と開口部の内上面との間の隙間が
大きい場合でも、本体を確実なる抜け止め状態に取り付
けることができる。
【図1】本発明の第1の実施例を示す縦断側面図
【図2】要部の分解斜視図
【図3】本体を木枠に挿入する途中の状態を示す要部の
縦断側面図
縦断側面図
【図4】本体を木枠に取り付けた状態で示す要部の縦断
側面図
側面図
【図5】本体と木枠との間の隙間が大きい場合の取り付
け状態を示す縦断側面図
け状態を示す縦断側面図
【図6】本体を木枠から取り外す際の要部の縦断側面図
【図7】本発明の第2の実施例を示す図4相当図
【図8】主要部の分解斜視図
【図9】図6相当図
【図10】本発明の第3の実施例を示す図4相当図
【図11】取付部材と団扇ボルトの斜視図
【図12】図6相当図
【図13】従来の換気扇の取り付け構成を示す図1相当
図
図
11は室壁、13は木枠(開口部)、14は本体、20
は化粧カバー、21は支持孔、24はねじ孔(雌ねじ
部)、25は取付部材、26は団扇ボルト(ねじ部
材)、26aは頭部、27は取付部材、28は透孔、2
9はナット部材、30は取付部材、30b,30cは
上,下の各辺部、31はスリットである。
は化粧カバー、21は支持孔、24はねじ孔(雌ねじ
部)、25は取付部材、26は団扇ボルト(ねじ部
材)、26aは頭部、27は取付部材、28は透孔、2
9はナット部材、30は取付部材、30b,30cは
上,下の各辺部、31はスリットである。
Claims (4)
- 【請求項1】 前面部に着脱可能な化粧カバーを有した
本体を室壁に設けられた開口部に挿入により取り付ける
換気扇において、 前記本体の上面部に形成された支持孔と、 上側部分と下側部分とが上下に対向するように折曲形成
され、上側部分が前記本体の外側に位置すると共に下側
部分が本体の内側に位置するように前記支持孔に挿通さ
れて該支持孔を中心に上下方向に回動可能な弾性材製の
取付部材と、 前記本体の上面部に設けられた雌ねじ部に本体の内側か
ら螺合され、前記取付部材の下側部分を下方向への回動
が不能となるように拘束するねじ部材とを具備し、 前記取付部材は、下側部分が前記ねじ部材により下方へ
の回動不能に拘束された状態で上側部分が前記開口部へ
の本体の挿入方向とは逆方向に斜め上向きとなるように
構成され、本体が開口部に挿入されたとき、上側部分が
上向き角度を小とするように弾性変形してその弾発力に
より先端部を開口部の内上面に押し付けて本体を抜け止
め状態にするように構成されていることを特徴とする換
気扇。 - 【請求項2】 前面部に着脱可能な化粧カバーを有した
本体を室壁に設けられた開口部に挿入により取り付ける
換気扇において、 前記本体の上面部に形成された支持孔と、 上側部分と下側部分とが上下に対向するように折曲形成
され、上側部分が前記本体の外側に位置すると共に下側
部分が本体の内側に位置するように前記支持孔に挿通さ
れて該支持孔を中心に上下方向に回動可能な弾性材製の
取付部材と、 この取付部材の下側部分に形成された非円形の透孔と、 この透孔を挿通するようにして前記本体の上面部に設け
られた雌ねじ部に本体の内側から螺合されたねじ部材
と、 このねじ部材に螺合され、前記透孔と交差状態で前記取
付部材の下側部分を前記本体の上面部に固定すると共
に、透孔と合致する位置に回転されることにより該取付
部材の下側部分の固定を解く非円形のナット部材とを具
備し、 前記取付部材は、下側部分が前記ナット部材により本体
の上面部に固定された状態で上側部分が前記開口部への
本体の挿入方向とは逆方向に斜め上向きとなるように構
成され、本体が開口部に挿入されたとき、上側部分が上
向き角度を小とするように弾性変形してその弾発力によ
り先端部を開口部の内上面に押し付けて本体を抜け止め
状態にするように構成されていることを特徴とする換気
扇。 - 【請求項3】 前面部に着脱可能な化粧カバーを有した
本体を室壁に設けられた開口部に挿入により取り付ける
換気扇において、 前記本体の上面部に形成された支持孔と、 上側部分と下側部分とが上下に対向するように、且つ下
側部分が対向する上下の両辺部からなるように全体とし
て略己字形をなすように折曲形成され、上側部分が前記
本体の外側に位置すると共に下側部分が本体の内側に位
置するように前記支持孔に挿通されて該支持孔を中心に
上下方向に回動可能な弾性材製の取付部材と、 この取付部材の下側部分の上下両辺に連続して形成され
たスリットと、 このスリットを挿通するようにして前記本体の上面部に
該本体の内側から螺合され、非円形の頭部が取付部材の
下側部分における下辺部のスリットと交差する状態で取
付部材の下側部分を前記本体の上面部に固定すると共
に、頭部がスリットと合致する位置に回転されることに
よりその固定を解くねじ部材とを具備し、 前記取付部材は、下側部分が前記ねじ部材により本体の
上面部に固定された状態で上側部分が前記開口部への本
体の挿入方向とは逆方向に斜め上向きとなるように構成
され、本体が開口部に挿入されたとき、上側部分が上向
き角度を小とするように弾性変形してその弾発力により
先端部を開口部の内上面に押し付けて本体を抜け止め状
態にするように構成されていることを特徴とする換気
扇。 - 【請求項4】 ねじ部材は上方に移動するように回転操
作されることにより、本体の上面部から突出して取付部
材の上側部分を上方に押圧可能に構成されていることを
特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の換気
扇。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21589393A JP3251731B2 (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | 換気扇 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21589393A JP3251731B2 (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | 換気扇 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0771799A JPH0771799A (ja) | 1995-03-17 |
JP3251731B2 true JP3251731B2 (ja) | 2002-01-28 |
Family
ID=16680007
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21589393A Expired - Fee Related JP3251731B2 (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | 換気扇 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3251731B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104316837B (zh) * | 2014-10-28 | 2018-01-19 | 国家电网公司 | 一种电力系统三相不平衡扰动源定位方法 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3788195B2 (ja) * | 2000-05-24 | 2006-06-21 | 三菱電機株式会社 | 換気装置 |
JP4552340B2 (ja) * | 2001-03-23 | 2010-09-29 | 三菱電機株式会社 | 換気装置 |
CN117267818B (zh) * | 2023-09-20 | 2024-02-20 | 广州英铄通风技术有限公司 | 一种插入式无蜗壳空调除湿风机及安装方法 |
-
1993
- 1993-08-31 JP JP21589393A patent/JP3251731B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104316837B (zh) * | 2014-10-28 | 2018-01-19 | 国家电网公司 | 一种电力系统三相不平衡扰动源定位方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0771799A (ja) | 1995-03-17 |
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