JP2880650B2 - 面格子取付装置 - Google Patents

面格子取付装置

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JP2880650B2
JP2880650B2 JP17323994A JP17323994A JP2880650B2 JP 2880650 B2 JP2880650 B2 JP 2880650B2 JP 17323994 A JP17323994 A JP 17323994A JP 17323994 A JP17323994 A JP 17323994A JP 2880650 B2 JP2880650 B2 JP 2880650B2
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敏 武田
康弘 山内
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Fukubi Kagaku Kogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、面格子の取付施工を能
率化でき又面格子による防犯性を向上させる面格子取付
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】窓開口部の外面部を覆う面格子の従来の
取付装置としては、例えば図11に示す構成のものが提
案されている。該取付装置は、窓開口部の外側の周面部
aにビス固定される固定片bと、面格子cの横格子桟d
に取り付く取付片eとを具えたZ字型の取付金具fを用
いるものであった。そして取り付け施工に際しては、面
格子cの上下横格子桟の左右に、前記取付金具fの取付
片eをビス固定した後、1人の作業者が、各取付金具の
固定片bが前記周縁部(壁面)aの所要部位に当接する
ように面格子cを保持し、この状態で他の作業者が、取
付金具の固定片bを、面格子の正面側からドライバを挿
入してビスgを用いて固定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の取付装置によるときは、面格子を所要に保持する
作業者と、取付金具を周縁部(壁面)にネジ固定する作
業者の2人の作業者を必要として施工能率が悪い問題が
あった。又取付金具のネジ固定を、面格子の正面側から
ドライバを用いて行っていたため、そのネジ固定は容易
に行えたが、反面これは、面格子を外側から容易に取り
外せることを意味し、防犯性に劣る問題があった。本発
明は、かかる問題点を解決しうる面格子取付装置の提供
を目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は以下の手段を採用する。即ち本発明に係る面格
子取付装置(以下取付装置という)は、面格子の格子桟
を嵌入させうる嵌入凹部を形成する第1の保持片と第2
の保持片を具えて、窓開口部の外方側の周縁部に固定さ
れるものとなされ、前記第1の保持片には係合部が設け
られる一方、第2の保持片には、孔心が内外方向の外ネ
ジ孔が設けられると共に、該ネジ孔よりも内方(内方と
は窓開口部に向かう方向をいう)に位置させて、孔心が
上下方向(垂直状態とは限らない)の内ネジ孔が設けら
れてなる本体部材と,前記嵌合凹部の開口幅方向に延び
るカバー片の一端に、前記係合部と係合一体化しうる係
合部を具えると共に、該カバー片の他端には、内方に向
けて延びる固定片が連設され、又該固定片には、前記外
ネジ孔と孔心が合致しうるネジ挿通孔が設けられると共
に、固定片の先端側には、前記内ネジ孔と孔心が合致し
うるネジ挿通孔が設けられてなるカバー部材と,からな
ることを特徴とするものである。
【0005】又本発明に係る取付装置の他は、面格子の
格子桟を嵌入させうる嵌入凹部を形成する第1の保持片
と第2の保持片を具えて、窓開口部の外方側の周縁部に
固定されるものとなされ、該第1の保持片及び第2の保
持片には夫々係合部が設けられ、又第2の保持片には、
係合部よりも内方(内方とは窓開口部に向かう方向をい
う)に位置させて、孔心が上下方向(垂直状態とは限ら
ない)のネジ孔が設けられてなる取付部材と,前記嵌入
凹部の開口幅方向に延びるカバー片の一端に、前記第1
の保持片の係合部と係合一体化しうる係合部を具えると
共に、該カバー片の他端には、内方に向けて延びる固定
片が連設され、又該固定片には、前記第2の保持片の係
合部と係合一体化しうる係合部を有すると共に、固定片
の先端側には、前記ネジ孔と孔心が合致しうるネジ孔が
設けられてなるカバー部材と,からなることを特徴とす
るものである。
【0006】前記各取付装置において、第1の保持片の
係合部は、両保持片の対向方向とは逆方向に突出する突
部の中間部位に係合凹部を設けたものとし、一方カバー
片の係合部は、該突部と嵌合しうる溝部に、前記係合凹
部と嵌合しうる係合突部を設けたものとして構成するの
がよい。
【0007】本発明に係る取付装置の第2の保持片が、
外ネジ孔に代えて係合部を具える場合には、第1の保持
片の係合部を、両保持片の対向方向とは逆方向に突出す
る突部の中間部位に係合凹部を設けたものとし、一方カ
バー片の係合部は、該突部と嵌合しうる溝部に、前記係
合凹部と嵌合しうる係合突部を設けたものとし,又第2
の保持片の先端の係合部を、外方に突出する突部の中間
部分に係合凹部を設けたものとし、一方、固定片の係合
部は、該突部と嵌合しうる溝部に、前記係合凹部と嵌合
しうる係合突部を設けたものとして構成するのがよい。
【0008】又前記各取付装置において、カバー片の内
面に、弾性圧縮可能の素材を貼着しておくのがよい。
【0009】上記した各取付装置において、ネジ挿通孔
は雌ネジとして形成されることもある。
【0010】
【作用】次に、上記構成の本体部材とカバー部材とを用
いて窓開口部に面格子を取り付ける要領を説明する。
【0011】 第2の保持片が外ネジ孔を具える本体
部材を用いる場合について 先ず、窓開口部の外側の周縁部の上部左右及びその下部
左右に、夫々本体部材を固定する。その要領は、上部に
ついては、外ネジ孔及び内ネジ孔を有する第2の保持片
を下向きにして、窓開口部の外方側の周縁部に固定す
る。一方、下部については、外ネジ孔及び内ネジ孔を有
する第2の保持片を上向きにして固定片を周縁部に固定
する。これらの固定に際して、左右の本体部材が形成す
る嵌入凹部を同高さに位置させる。
【0012】次に、面格子の上下の横格子桟を各本体部
材の嵌入凹部に嵌入せしめると、該面格子は各本体部材
に一時的に保持されることになる。
【0013】その後、カバー片の一端の係合部を第1の
保持片の係合部に係合一体化せしめる。第1の保持片の
係合部が、係合凹部を具える突部として形成され、且つ
カバー片の係合部が、係合突部を具える溝部として形成
されているときは、この係合は、該係合凹部と係合突部
とを位置合わせして、突部を溝部に嵌め込んで行う。こ
のように係合させるときは、カバー部材の前後左右の動
きが完全に封じられることになって好ましい。
【0014】その後、カバー片他端の固定片に設けた外
側のネジ挿通孔を、第2の保持片の外ネジ孔に位置合わ
せして、面格子の正面側より、ネジ挿通孔を挿通するビ
スを外ネジ孔に螺合し緊締すると、横格子桟が嵌入凹部
とカバー片との間に拘束される。この際、カバー片に弾
性圧縮可能の素材が貼着されていると、嵌入凹部や横格
子桟の寸法に多少の誤差があった場合にも、該素材の弾
性圧縮によってその誤差を吸収できるため、面格子をよ
り安定的に固定することができる。
【0015】又前記緊締によって、固定片先端のネジ挿
通孔と本体部材の外ネジ孔が位置合わせされて連通す
る。そこで、窓開口部の室内側に回って(面格子の正面
からは手を挿入できず作業ができないため)、ネジ挿通
孔を挿通するビスを内ネジ孔に螺合し緊締すると、カバ
ー部材が本体部材に一体化される。なおこの内側のビス
は、面格子の正面側からは取り外すことができない。
【0016】 第2の保持片が、外ネジ孔に代えて係
合部を具える本体部材を用いる場合について この場合における本体部材の固定要領、及び本体部材に
よる面格子の一時的保持に関しては、前記と同様である
が、本体部材へのカバー部材の取付け要領が次のように
変わる。
【0017】即ち、カバー片一端の係合部を、前記と同
様にして第1の保持片の係合部に係合せしめる。第1の
保持片の係合部が、係合凹部を具える突部として形成さ
れ、且つカバー片の係合部が、係合突部を具える溝部と
して形成されているときは、この係合は、該係合凹部と
係合突部とを位置合わせして、突部を溝部に嵌め込んで
行う。このように係合させるときは、カバー部材の前後
左右の動きが完全に封じられることになって好ましい。
【0018】次に、カバー部材の固定片の係合部と第2
の保持部材の係合部とを係合一体化させると、カバー部
材は外方へ移動不能となり、横格子桟が嵌入凹部とカバ
ー片との間に拘束される。この際、カバー片に弾性圧縮
可能の素材が貼着されていると、嵌入凹部や横格子桟の
寸法に多少の誤差があった場合にも、該素材の弾性圧縮
によってその誤差を吸収できるため、面格子をより安定
的に固定することができる。
【0019】又前記係合によって、固定片のネジ挿通孔
と本体部材のネジ孔とが位置合わせされて連通する。そ
こで、窓開口部の室内側に回って(面格子の正面からは
手を挿入できず作業ができないため)、ネジ挿通孔を挿
通するビスを内ネジ孔に螺合し緊締すると、カバー部材
が本体部材に一体化される。
【0020】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。第1の実施態様 図1において本発明に係る取付装置1は、本体部材2と
カバー部材3とを具えるものであり、図4に示すよう
に、窓開口部4の外方側の周縁部(壁面)の上部5a及
び下部5bの左右に配設される。以下、上部5aに配置
されるものを例にとって説明する。
【0021】前記本体部材2は、図1〜2に示すよう
に、上部5aに固定される固定片7の上下に第1の保持
片9と第2の保持片10を外方に向け平行に突設してな
る。両保持片9,10の先端側寄り部位相互は繋ぎ片1
1によって連結されており、該繋ぎ片11には、その上
下に位置させて、前記固定片7に設けた上下のネジ挿通
孔12,12と孔心を合わせてドライバ挿通孔13,1
3が設けられている。第2の保持片10の先端は第1の
保持片9の先端よりも稍内方(窓開口部側)に位置して
おり、繋ぎ片11と第1の保持片の先端側部分9aと、
第2の保持片の先端側部分10aとによって、面格子1
5の横格子桟16を嵌入させる嵌入凹部17が形成され
ており、該横格子桟の内方面19が繋ぎ片11と当接し
た状態において、該横格子桟の外方面20が第1の保持
片9の先端よりも稍内方に控えた状態となるように寸法
設定されている(図2)。
【0022】又第1の保持片9の先端部分には、上方に
向けて突部21が突設され且つ該突部の中央部位には矩
形状の係合凹部22が欠切されており、該係合凹部を有
する突部が係合部23とされる。一方第2の保持片10
の先端には、孔心が内外方向の外ネジ孔24が貫設され
た取付片25が垂設されている。又第2の保持片10
の、繋ぎ片11よりも稍内方に位置する部分は、下方に
膨出した厚肉部26とされており、該厚肉部26の中央
部位には、孔心が上下方向の内ネジ孔27が貫設されて
いる。
【0023】一方前記カバー部材3は、図1〜3に示す
ように、前記嵌入凹部17の開口幅方向に延びるカバー
片29の上端に、第1の保持片に設けた前記係合部23
と係合しうる係合部30を有する。該係合部30は、突
部21と嵌合状態に係合する溝部31の中間部位に、前
記係合凹部22と嵌合状態に係合する係合突部32(図
3)が設けられてなる。又該カバー片29の他端には固
定片33が連設されており、該固定片33は、内方へ突
出し且つその上面35が前記第2の保持片10の上面3
6と略面一をなす内方突出部37と、その先端で下方向
に折曲して前記取付片25の外面39と当接しうる取付
部40と、内方に向け上方に傾斜する傾斜部41と、前
記厚肉部26の下面42と当接しうる当接部43とから
なる。そして前記取付部40には、取付片25の外ネジ
孔24と位置合わせ可能のネジ挿通孔45が設けられる
と共に、当接部43には、前記内ネジ孔27と位置合わ
せ可能のネジ挿通孔46が設けられている。又前記カバ
ー片29の内面には、例えばスポンジゴム状をなす弾性
パッキン材(弾性圧縮可能の素材)47が貼着されてい
る。
【0024】窓開口部4の外側の周縁部(壁面)の下部
に固定される本体部材及びカバー部材は、前記本体部材
及びカバー部材を上下逆に見た構成を有している。
【0025】次に、かかる構成を有する取付装置1を用
いる面格子の取り付け要領を、図2、図4〜5に基づい
て説明する。先ず図4に示すように、窓開口部4の外方
側の周縁部(壁面)の上部5a左右及び下部5b左右の
同高さ位置に本体部材2を固定する。上部5aのものに
ついては、図2、図4に示すように、第2の保持片10
を下向きにして、ドライバ挿通孔13(図1)を挿通す
るドライバで、ネジ挿通孔12(図1)を挿通するビス
49を締め付け、固定片7を壁面に固定する。一方下部
5bについては、前記とは逆に、第2の保持片10を上
向きにして、同様にして固定片7を壁面にビス49で固
定する。
【0026】その後、上部5aの左右に形成された外方
に開放する嵌入凹部17,17に、面格子15の上端の
横格子桟16aを略密接して嵌入せしめる。且つ下部5
bの左右に形成された外方に開放する嵌入凹部17,1
7に、面格子下端の横格子桟16bを略密接して嵌入せ
しめる。これにより面格子は、上部左右及び下部左右の
本体部材に仮保持されることになる。
【0027】然る後、本体部材2の夫々にカバー部材3
を取着するのであるが、その要領は次のようである。先
ずカバー片29上端の係合部30と第1の保持片先端の
係合部23とを、係合凹部22と係合突部32(図3)
とを位置合わせして略密接状態に嵌合し、係合一体化さ
せる(図2)。両係合部23,32の係合は、例えば図
2に一点鎖線で示すように、カバー片29が外方に向け
下方に傾斜する状態にして行うのがよく、
【0028】その後、カバー片29を同図に矢印で示す
ように下方向に回動させる。これにより、固定片33と
衝合しないように、前記取付片25が該固定片33の内
側に入り込んだ状態となり、該取付片25と取付部40
が当接状態になる。又これにより前記弾性パッキン材4
7が、稍圧縮状態となって横格子桟16の外方面20を
押圧する。このとき、前記係合凹部22と係合突部32
との係合によって、カバー部材3の横方向の動きが完全
に封じられているため、固定片のネジ挿通孔45は外ネ
ジ孔24に自ずから位置合わせされる。
【0029】然る後、面格子の正面側より、ネジ挿通孔
45を挿通するビス51を外ネジ孔24に螺合し緊締す
る。これにより、横格子桟16は嵌入凹部17とカバー
片29によって拘束された状態となり、面格子15は壁
面に安定的に取付られることとなる(図4〜5)。
【0030】そして前記螺締により、当接部43が厚肉
部下面42に当接状態になり、内ネジ孔27とネジ挿通
孔46とが連通状態になる。然る後窓開口部4の室内側
に回り(面格子の正面からは手を挿入できず作業できな
いため)、ネジ挿通孔46を挿通するビス52を内ネジ
孔27に螺合し緊締すると、カバー部材3は本体部材2
に一体化し、面格子15は窓開口部4を覆うように安定
的に取り付けられる。
【0031】下部5b側の本体部材2にカバー部材3を
取着する要領も前記と同様であり、この場合は、図4に
示すように第2の保持片10が上向き状態になるため、
内側のビス52は下向きに螺合され緊締される。
【0032】第2の実施態様 図6〜7は本発明に係る取付装置1の他の態様を示すも
のであり、本体部材2とカバー部材3とを具え、前記と
同様に配設される。以下窓開口部4の外方側の周縁部の
上部5aに配設されるものを例にとって説明する。
【0033】前記本体部材2は、上部5aに固定される
固定片7の上下に第1の保持片9と第2の保持片10を
外方に向け平行に突設してなる。両保持片9,10の先
端側寄り部位相互は繋ぎ片11によって連結されてお
り、該繋ぎ片11には、その上下に位置させて、前記固
定片7に設けた上下のネジ挿通孔12,12と孔心を合
わせてドライバ挿通孔13,13が設けられている。第
2の保持片10の先端は第1の保持片9の先端よりも内
方に位置しており、繋ぎ片11と第1の保持片の先端側
部分9aと、第2の保持片の先端側部分10aとによっ
て、面格子15の横格子桟16を嵌入させる嵌入凹部1
7が形成されており、該横格子桟の内方面19が繋ぎ片
11と当接した状態において、該横格子桟の外方面20
が第1の保持片9の先端よりも稍内方(窓開口部側)に
控えた状態となるように寸法設定されている(図7)。
【0034】又第1の保持片9の先端部分には、上方に
向けて突部21が突設され且つ該突部の中央部位には矩
形状の係合凹部22が欠切されており、該係合凹部を有
する突部が係合部23となされる。一方第2の保持片1
0の先端には、図6〜7、図8に示すように、内方に向
く係合面53を具え且つ中央部位には矩形状の係合凹部
54が欠切されてなる突部55からなる係合部56が膨
設されている。又第2の保持片10の、繋ぎ片11より
も稍内方に位置する部分は、上方に膨出した厚肉部57
とされており、該厚肉部57の中央部位には、孔心が上
下方向のネジ孔63が貫設されている。
【0035】一方前記カバー部材3は、図6〜7に示す
ように、前記嵌入凹部17の開口幅方向に延びるカバー
片29の上端に、第1の保持片に設けた前記係合部23
と係合しうる係合部30を有する。該係合部30は、図
3に示すと同様にして、突部21と嵌合状態に係合する
溝部31の中間部位に、前記係合凹部22と嵌合状態に
係合する係合突部32(図6)が設けられてなる。又該
カバー片29の他端には固定片33が連設されており、
該固定片33は、内方へ突出し且つその上面58が前記
第2の保持片10の上面36と略面一をなす内方突出部
59と、その先端に連設され且つ前記突部55を嵌入さ
せる溝部60を具え、且つ前記係合凹部54と嵌合状態
に係合する係合突部64(図9)が設けられてなる係合
部61と、その先端に連設されて第2の保持片下面62
に当接でき且つ先端寄り部位に、前記ネジ孔63と位置
合わせ可能のネジ挿通孔65が設けられてなる当接部6
6とからなる。又前記カバー片29の内面には、例えば
スポンジゴム状をなす弾性パッキン材47が貼着されて
いる。
【0036】窓開口部4の外方側の周縁部(壁面)の下
部に固定される本体部材及びカバー部材は、前記本体部
材及びカバー部材を上下逆に見た構成を有している。然
して、かかる構成の取付装置1を用いて面格子15を取
り付ける要領は次のようである。
【0037】先ず前記と同様にして本体部材2を窓開口
部の外方側の周縁部の上部5a及び下部5b(図4)に
固定する。然る後、カバー部材3の係合部30と第1の
固定片9の係合部23とを、前記と同様にして、係合凹
部22と係合突部32とを位置合わせして係合させる。
【0038】次に、例えば上部5aのものに付いては、
カバー片29が外方に向け下方に傾斜する図7に一点鎖
線で示す状態から、同図に矢印で示す方向にカバー部材
3を回動させる。その回動に伴い、第2の保持片先端の
係合部56と固定片の係合部61とが係合する。即ち、
第2の保持片10の先端に設けられている突部55が溝
部60と嵌合する。該嵌合状態において、突部の係合面
53と溝部の内方面68とが当接状態となり、カバー部
材3が外方向に移動するのが阻止され、この状態で弾性
パッキン材47が、横格子桟16の外面を押圧して弾性
圧縮状態となる。この状態で、前記係合凹部22と係合
突部32との係合及び係合凹部54と係合突部64との
係合によって、カバー部材3の横方向の動きが完全に封
じられているため、固定片のネジ挿通孔65はネジ孔6
3に自ずから位置合わせされる。
【0039】然る後、窓開口部4の室内側に回り(面格
子の正面からは手を挿入できず作業できないため)、固
定片のネジ挿通孔65を挿通するビス67を第2の保持
片のネジ孔63に螺合し緊締することにより、カバー部
材3は本体部材2と一体化し、面格子15は窓開口部4
を覆うように安定的に取り付けられる。
【0040】その他の実施態様 前記各実施例においては、第1の保持片9に設ける
係合部23を、係合凹部22を具える突部21として形
成しているが、このような係合凹部が設けられないこと
もある。又係合凹部を設ける代わりに、係合突部を有す
る如く形成してもよい。この場合、カバー片一端の係合
部は、該係合突部と嵌合しうる凹所或いは開口部を有し
た溝部として形成される。
【0041】 第1の保持片9に設ける係合部23
は、図10に示すような開口部70又は凹部として形成
されてもよい。この場合、カバー片29の一端に設ける
係合部30は、該開口部70や凹部に嵌入しうる突出部
71として形成される。
【0042】
【発明の効果】本発明は以下の如き優れた効果を有す
る。 本発明の取付装置によるときは、窓開口部の外方側
の周縁部の上部及び下部の夫々に、本体部材を所要に位
置決めして固定した後、面格子の上下の横格子桟を対応
の嵌入凹部に嵌入することにより、面格子を本体部材に
仮保持させることができる。そして、この仮保持状態で
カバー部材を取着することにより、面格子を所要に取り
付けることができる。従って、従来のように2人の作業
者を要することなく、1人の作業者によって全ての作業
を行うことができる。
【0043】又カバー部材の取着構造は、その一端を係
合構造とするため、ビス固定箇所が極力減じられて、そ
の取着が容易である。
【0044】又、第2の保持片に設けた外ネジ孔とカバ
ー部材に設けた外側のネジ孔にビスを螺合し緊締するこ
とにより、固定片先端のネジ挿通孔を本体部材の内ネジ
孔に自ずから合致させうる。或いは、第2の保持片の係
合部をカバー部材の固定片に設けた係合部と係合一体化
させることにより、本体部材の内側のネジ孔を該固定片
のネジ挿通孔に自ずから合致させうる。このようなこと
から、窓開口部の室内側からするビスの螺合、緊締作業
を容易に行うことができる。
【0045】以上のようなことから本発明によるとき
は、面格子の取付施工を能率化でき、施工コストの低減
を期しうることとなる。
【0046】 本発明の取付装置によるときは、室内
側から螺締したビスを外さないことには面格子を取り外
すことができない。従って、取付金具の固定片のビス
(図11に符号gで示すビス)を面格子の正面側から取
外すことのできた従来の取付装置とは明らかに異なり、
面格子の防犯性をより一層確実なものとなしうる。
【0047】 第2の保持片に係合部を設け該係合部
と係合一体化しうる係合部をカバー部材に設ける構成と
したときは、窓開口部の室内側で螺締される。ビスのみ
を以てカバー部材を取着できることとなり、施工が一層
容易となる。又、第2の保持片に外ネジ孔を設ける取付
装置と比較した場合は、該外ネジ孔にネジ込まれたビス
の頭が正面側から見える美観上の不都合を解消できるこ
とになる。
【0048】 第1の保持片の係合部を、係合凹部を
具える突部として形成し、これに合わせて、カバー片一
端の係合部を、係合突部を具える溝部として構成する場
合は、両係合部を係合させることにより、本体部材に対
するカバー部材の位置が自ずから正しく決まることにな
る。従って、第2の保持片の外ネジ孔とカバー部材の外
側のネジ孔の孔心が自ずから合致することになり、カバ
ー部材を一層容易に取着できることとなる。
【0049】 第2の保持片に係合部を設ける場合、
第1の保持片の係合部を、係合凹部を具える突部として
形成し、これに合わて、カバー片一端の係合部を、係合
突部を具える溝部として構成し,併せて、第2の保持片
の係合部を係合凹部を具える構成とし、これに合わせ
て、カバー部材の固定片の係合部を、係合突部を具える
溝部として構成することにより、内側のネジ孔にビスを
螺合し緊締するだけで、カバー部材を本体部材に一層安
定的に取着できることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】取付装置を説明する分解斜視図である。
【図2】取付装置の使用状態を説明する一部断面側面図
である。
【図3】カバー片の係合部を示す斜視図である。
【図4】取付装置を用いて面格子を窓開口部に取り付け
た状態を示す断面図である。
【図5】その正面図である。
【図6】取付装置の他の実施例を示す分解斜視図であ
る。
【図7】その使用状態を説明する一部断面側面図であ
る。
【図8】第2の保持片の係合部を示す斜視図である。
【図9】固定片の係合部を示す斜視図である。
【図10】第1の保持片の係合部とカバー片の係合部の
他の態様を説明する斜視図である。
【図11】従来の取付装置を説明する断面図である。
【符号の説明】
1 取付装置 2 本体部材 3 カバー部材 4 窓開口部 5a 上部 5b 下部 7 固定片 9 第1の保持片 10 第2の保持片 15 面格子 17 嵌入凹部 21 突部 22 係合凹部 23 係合部 24 外ネジ孔 27 内ネジ孔 30 係合部 31 溝部 32 係合突部 46 ネジ挿通孔 53 係合面 54 係合凹部 55 突部 57 厚肉部 60 溝部 63 ネジ孔 65 ネジ挿通孔

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 面格子の格子桟を嵌入させうる嵌入凹部
    を形成する第1の保持片と第2の保持片を具えて、窓開
    口部の外方側の周縁部に固定されるものとなされ、前記
    第1の保持片には係合部が設けられる一方、第2の保持
    片には、孔心が内外方向の外ネジ孔が設けられると共
    に、該ネジ孔よりも内方(窓開口部側)に位置させて、
    孔心が上下方向の内ネジ孔が設けられてなる本体部材
    と、 前記嵌入凹部の開口幅方向に延びるカバー片の一端に、
    前記係合部と係合一体化しうる係合部を具えると共に、
    該カバー片の他端には、内方に向けて延びる固定片が連
    設され、又該固定片には、前記外ネジ孔と孔心が合致し
    うるネジ挿通孔が設けられると共に、固定片の先端側に
    は、前記内ネジ孔と孔心が合致しうるネジ挿通孔が設け
    られてなるカバー部材と、からなることを特徴とする面
    格子取付装置。
  2. 【請求項2】 面格子の格子桟を嵌入させうる嵌入凹部
    を形成する第1の保持片と第2の保持片を具えて、窓開
    口部の外方側の周縁部に固定されるものとなされ、該第
    1の保持片及び第2の保持片には夫々係合部が設けら
    れ、又第2の保持片には、係合部よりも内方(窓開口部
    側)に位置させて、孔心が上下方向のネジ孔が設けられ
    てなる取付部材と、 前記嵌入凹部の開口幅方向に延びるカバー片の一端に、
    前記第1の保持片の係合部と係合一体化しうる係合部を
    具えると共に、該カバー片の他端には、内方に向けて延
    びる固定片が連設され、又該固定片には、前記第2の保
    持片の係合部と係合一体化しうる係合部を有すると共
    に、固定片の先端側には、前記ネジ孔と孔心が合致しう
    るネジ孔が設けられてなるカバー部材と、からなること
    を特徴とする面格子取付装置。
  3. 【請求項3】 第1の保持片の係合部は、両保持片の対
    向方向とは逆方向に突出する突部として形成され、且つ
    その中間部位に係合凹部が設けられる一方、 カバー片の一端には、該突部と嵌合しうる溝部として形
    成され且つ該溝部に、前記係合凹部と嵌合しうる係合突
    部が設けられてなる係合部を具えることを特徴とする請
    求項1又は2記載の面格子取付装置。
  4. 【請求項4】 第1の保持片の係合部は、両保持片の対
    向方向とは逆方向に突出する突部として形成され、且つ
    その中間部位に係合凹部が設けられる一方、 カバー片の一端には、該突部と嵌合しうる溝部として形
    成され且つ該溝部に、前記係合凹部と嵌合しうる係合突
    部が設けられてなる係合部を具え、 又第2の保持片の先端に、外方に突出する突部として形
    成され、且つその中間部分に係合凹部が形成されてなる
    係合部を有する一方、 固定片には、該突部と嵌合しうる溝部として形成され且
    つ該溝部に、前記係合凹部と嵌合しうる係合突部が設け
    られてなる係合部を具えることを特徴とする請求項2記
    載の面格子取付装置。
  5. 【請求項5】 カバー片の内面に、弾性圧縮可能の素材
    が貼着されていることを特徴とする請求項1、2、3又
    は4記載の面格子取付装置。
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