JP2574487B2 - 自動車用摺動又は摺動ー回動屋根 - Google Patents
自動車用摺動又は摺動ー回動屋根Info
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- JP2574487B2 JP2574487B2 JP1312201A JP31220189A JP2574487B2 JP 2574487 B2 JP2574487 B2 JP 2574487B2 JP 1312201 A JP1312201 A JP 1312201A JP 31220189 A JP31220189 A JP 31220189A JP 2574487 B2 JP2574487 B2 JP 2574487B2
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- sliding
- rigid lid
- rigid
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60J—WINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
- B60J10/00—Sealing arrangements
- B60J10/80—Sealing arrangements specially adapted for opening panels, e.g. doors
- B60J10/82—Sealing arrangements specially adapted for opening panels, e.g. doors for movable panels in roofs
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60J—WINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
- B60J10/00—Sealing arrangements
- B60J10/40—Sealing arrangements characterised by contact between two or more cooperating sealing arrangements
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Seal Device For Vehicle (AREA)
- Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
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- Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は自動車用摺動又は摺動−回動屋根に関する。
[従来の技術及びその課題] この型の公知の車体屋根構造体(独逸特許第34 42 65
3 c1号)に於いては、蓋がその前縁部の実質的垂直面
で、屋根開口部の縁に固定された密封形状材に密封状態
で当接する。このように蓋の前縁部をこの密封形状材に
当接させるのは、蓋の表面に直角に掛かる力を受け止め
るのには不適当である。この様な力は走行中に揚力とし
て発生する。走行速度の増加と共に、屋根構造体の閉ざ
された蓋に作用する揚力が増加し、大部分の屋根構造に
於いては、屋根開口部の側部に固定されている案内レー
ルに結合する摺動部材によってこの力を受けている。
3 c1号)に於いては、蓋がその前縁部の実質的垂直面
で、屋根開口部の縁に固定された密封形状材に密封状態
で当接する。このように蓋の前縁部をこの密封形状材に
当接させるのは、蓋の表面に直角に掛かる力を受け止め
るのには不適当である。この様な力は走行中に揚力とし
て発生する。走行速度の増加と共に、屋根構造体の閉ざ
された蓋に作用する揚力が増加し、大部分の屋根構造に
於いては、屋根開口部の側部に固定されている案内レー
ルに結合する摺動部材によってこの力を受けている。
高速車にこの様な屋根を装備すると、高速時に屋根の
閉ざされた状態で、この揚力によって蓋が屋根開口部か
ら抜け出してしまうことがある。構造上の理由から上記
側部案内レールは屋根開口部の前縁部の所まで伸びるこ
とが出来ず、又上記屋根開口部はその隅角部に於いて大
なり小なり丸みを持っているので、前方摺動部材は蓋の
前縁部からある程度の隔りを持っている。
閉ざされた状態で、この揚力によって蓋が屋根開口部か
ら抜け出してしまうことがある。構造上の理由から上記
側部案内レールは屋根開口部の前縁部の所まで伸びるこ
とが出来ず、又上記屋根開口部はその隅角部に於いて大
なり小なり丸みを持っているので、前方摺動部材は蓋の
前縁部からある程度の隔りを持っている。
摺動−回動屋根の蓋が上に回動して開かれたとき、蓋
の前縁部に好ましくないデップ(dip:窪み)の出来るの
を避けるためには、蓋の前縁部近くに蓋の回動当接部を
設ける必要がある。しかしながら、揚力に対抗するため
には、若し可能ならば、この蓋の回動当接部を前方摺動
部材に直接設けた方が好ましい。しかし上述した理由か
ら、この部材は蓋の前縁部の近くに設けることが出来な
い。従って一般的には、蓋の回動当接部と前方摺動部材
との間に前方に向かって伸びる延長腕によって橋が掛け
られる。蓋はこれらの延長腕の自由端部に向かって回動
する。この様にすると、蓋が閉ざされたとき、この延長
腕にその1端を固定された梁のような状態で曲げ加重が
掛かり、その結果、大きな揚力が掛かった場合、蓋の前
縁部が上向きに持ち上げられてしまう。
の前縁部に好ましくないデップ(dip:窪み)の出来るの
を避けるためには、蓋の前縁部近くに蓋の回動当接部を
設ける必要がある。しかしながら、揚力に対抗するため
には、若し可能ならば、この蓋の回動当接部を前方摺動
部材に直接設けた方が好ましい。しかし上述した理由か
ら、この部材は蓋の前縁部の近くに設けることが出来な
い。従って一般的には、蓋の回動当接部と前方摺動部材
との間に前方に向かって伸びる延長腕によって橋が掛け
られる。蓋はこれらの延長腕の自由端部に向かって回動
する。この様にすると、蓋が閉ざされたとき、この延長
腕にその1端を固定された梁のような状態で曲げ加重が
掛かり、その結果、大きな揚力が掛かった場合、蓋の前
縁部が上向きに持ち上げられてしまう。
公知の1つの摺動屋根に於いては(DE−PS35 35 12
6)、摺動屋根が、この場合、摺動蓋に固定された密封
形状材によって高速時の抜け出しから守られており、こ
の形状材が、蓋に取り付けられた保持枠のリムによって
支持された密封リップと屋根開口部の縁の下で結合して
いる。更に、1つの支持レバーが摺動蓋の前縁部の近く
で保持枠に且つ蓋の両側でこれにほぼ平行に固定され、
この支持レバーがその外側端部で側部の固定車体屋根の
下に結合し、そこで下から、車体屋根に固定された案内
トラックに当接する。しかしながら、この非常に効果的
な蓋保持方法は、摺動屋根にしか用いることが出来ず、
蓋が固定屋根の後面より上に持ち上げられる摺動−回動
屋根には用いることが出来ない。
6)、摺動屋根が、この場合、摺動蓋に固定された密封
形状材によって高速時の抜け出しから守られており、こ
の形状材が、蓋に取り付けられた保持枠のリムによって
支持された密封リップと屋根開口部の縁の下で結合して
いる。更に、1つの支持レバーが摺動蓋の前縁部の近く
で保持枠に且つ蓋の両側でこれにほぼ平行に固定され、
この支持レバーがその外側端部で側部の固定車体屋根の
下に結合し、そこで下から、車体屋根に固定された案内
トラックに当接する。しかしながら、この非常に効果的
な蓋保持方法は、摺動屋根にしか用いることが出来ず、
蓋が固定屋根の後面より上に持ち上げられる摺動−回動
屋根には用いることが出来ない。
本発明の目的は、たとえ高速で走行しているときで
も、即ち強い揚力が蓋の表面に掛かるときでも、揚力に
対して蓋の前縁部を確実に保持することの出来る摺動又
は摺動−回動屋根を提供することである。
も、即ち強い揚力が蓋の表面に掛かるときでも、揚力に
対して蓋の前縁部を確実に保持することの出来る摺動又
は摺動−回動屋根を提供することである。
[課題を解決するための手段及びその作用] 本発明により提供される自動車用摺動又は摺動−回動
屋根は:開口部を有した固定車体屋根と;上記開口部に
対して摺動または摺動−回動することにより開閉自在な
剛性蓋と;剛性蓋が上記開口部を閉ざした閉鎖位置に配
置された時に剛性蓋の前縁部に対応する上記開口部の前
縁から下方に伸びる下向きフランジと;そして、下向き
フランジに下方から押し上げられて取り付けられ、上記
閉鎖位置に配置された剛性蓋の上記前縁部に押圧されて
弾性変形し剛性蓋の上記前縁部と協働して上記開口部の
上記前縁との間の隙間を密封する密封形状材と;を備え
ている。
屋根は:開口部を有した固定車体屋根と;上記開口部に
対して摺動または摺動−回動することにより開閉自在な
剛性蓋と;剛性蓋が上記開口部を閉ざした閉鎖位置に配
置された時に剛性蓋の前縁部に対応する上記開口部の前
縁から下方に伸びる下向きフランジと;そして、下向き
フランジに下方から押し上げられて取り付けられ、上記
閉鎖位置に配置された剛性蓋の上記前縁部に押圧されて
弾性変形し剛性蓋の上記前縁部と協働して上記開口部の
上記前縁との間の隙間を密封する密封形状材と;を備え
ている。
剛性蓋の上記前縁部は少なくともその長さの1部分に
沿って楔形の横断面を有している。密封形状材において
剛性蓋の上記前縁部に押圧される部分には、剛性蓋の上
記前縁部の横断面と全面的に補い合う形状の横断面を有
した中空のトラフが形成されており、中空のトラフには
空気が密封されていて、密封形状材の上記部分において
剛性蓋の上記前縁部に対応した中空のトラフの壁は剛性
蓋の上記前縁部に向かい外側に膨出し剛性蓋の上記前縁
部により押圧されることにより中空のトラフの底面に向
かい弾性変形する比較的薄い壁により構成されている。
沿って楔形の横断面を有している。密封形状材において
剛性蓋の上記前縁部に押圧される部分には、剛性蓋の上
記前縁部の横断面と全面的に補い合う形状の横断面を有
した中空のトラフが形成されており、中空のトラフには
空気が密封されていて、密封形状材の上記部分において
剛性蓋の上記前縁部に対応した中空のトラフの壁は剛性
蓋の上記前縁部に向かい外側に膨出し剛性蓋の上記前縁
部により押圧されることにより中空のトラフの底面に向
かい弾性変形する比較的薄い壁により構成されている。
さらに、密封形状材は上記トラフに隣接して上記トラ
フの上下方向への実質的な弾性変形を防止する厚み部を
有していて、この厚み部において下向きフランジに下方
から押し上げられて取り付けられている。
フの上下方向への実質的な弾性変形を防止する厚み部を
有していて、この厚み部において下向きフランジに下方
から押し上げられて取り付けられている。
そして剛性蓋が上記閉鎖位置に配置され、剛性蓋の上
記前縁部が密封形状材の上記部分の中空のトラフの比較
的薄い壁を押圧して中空のトラフの底面に向かい弾性変
形させることにより密封形状材が剛性蓋の上記前縁部と
協働して上記開口部の上記前縁との間の隙間を密封した
時に、密封形状材の厚み部が上記トラフの上下方向への
実質的な弾性変形を防止することにより、上記トラフか
らの剛性蓋の上記前縁部の上方への離脱が防止される。
記前縁部が密封形状材の上記部分の中空のトラフの比較
的薄い壁を押圧して中空のトラフの底面に向かい弾性変
形させることにより密封形状材が剛性蓋の上記前縁部と
協働して上記開口部の上記前縁との間の隙間を密封した
時に、密封形状材の厚み部が上記トラフの上下方向への
実質的な弾性変形を防止することにより、上記トラフか
らの剛性蓋の上記前縁部の上方への離脱が防止される。
このような構造の結果として、剛性蓋が上記閉鎖位置
に配置されている間に例えば剛性蓋に揚力が発生したと
しても、密封形状材の厚み部が上記トラフの上下方向へ
の実質的な弾性変形を防止することにより上記トラフか
らの剛性蓋の上記前縁部の上方への離脱が防止されるの
で、剛性蓋が上記閉鎖位置から上方に向かい移動するこ
となく上記閉鎖位置に確実に保持される。
に配置されている間に例えば剛性蓋に揚力が発生したと
しても、密封形状材の厚み部が上記トラフの上下方向へ
の実質的な弾性変形を防止することにより上記トラフか
らの剛性蓋の上記前縁部の上方への離脱が防止されるの
で、剛性蓋が上記閉鎖位置から上方に向かい移動するこ
となく上記閉鎖位置に確実に保持される。
密封形状材の中空のトラフに密封された空気は、剛性
蓋が上記閉鎖位置に配置されることにより剛性蓋の上記
前縁部が密封形状材の比較的薄い壁を押圧した時に中空
のトラフ中で圧縮されて反発力を発生させ、上記比較的
薄い壁を剛性蓋の上記前縁部に押圧させることにより密
封形状材と剛性蓋の上記前縁部との密着を向上させる。
蓋が上記閉鎖位置に配置されることにより剛性蓋の上記
前縁部が密封形状材の比較的薄い壁を押圧した時に中空
のトラフ中で圧縮されて反発力を発生させ、上記比較的
薄い壁を剛性蓋の上記前縁部に押圧させることにより密
封形状材と剛性蓋の上記前縁部との密着を向上させる。
また中空のトラフは、固定車体屋根の開口部を開放す
る為に剛性蓋が上記閉鎖位置から移動されることにより
剛性蓋の上記前縁部が密封形状材の比較的薄い壁から離
れた時でも上記比較的薄い壁により覆われているので見
ることが出来ず、しかも上記比較的薄い壁は剛性蓋の上
記前縁部に向かい外側に膨出しているので、密封形状材
の見栄えが良くなるしトラフ中に異物が挟まれて剛性蓋
の上記前縁部との密着状態が悪化することを防止してい
る。
る為に剛性蓋が上記閉鎖位置から移動されることにより
剛性蓋の上記前縁部が密封形状材の比較的薄い壁から離
れた時でも上記比較的薄い壁により覆われているので見
ることが出来ず、しかも上記比較的薄い壁は剛性蓋の上
記前縁部に向かい外側に膨出しているので、密封形状材
の見栄えが良くなるしトラフ中に異物が挟まれて剛性蓋
の上記前縁部との密着状態が悪化することを防止してい
る。
上述した如く構成されたことを特徴とするこの発明に
より提供される自動車用摺動又は摺動−回動屋根におい
ては、前記密封形状材は前記開口部の前記前縁のまわり
に同じ断面をもって連続して形成されており、前記剛性
蓋の前記前縁部はその全長に渡り楔形の横断面を有して
おり、前記剛性蓋は前記前縁部と側面縁部との間に丸い
推移部を有している、ことが好ましい。
より提供される自動車用摺動又は摺動−回動屋根におい
ては、前記密封形状材は前記開口部の前記前縁のまわり
に同じ断面をもって連続して形成されており、前記剛性
蓋の前記前縁部はその全長に渡り楔形の横断面を有して
おり、前記剛性蓋は前記前縁部と側面縁部との間に丸い
推移部を有している、ことが好ましい。
このような構成であれば、前記剛性蓋の前記前縁部は
その全長に渡り前記開口部の前記前縁の前記密封形状材
の前記トラフとの上述した如き密封結合状態を得ること
が出来る。
その全長に渡り前記開口部の前記前縁の前記密封形状材
の前記トラフとの上述した如き密封結合状態を得ること
が出来る。
前記剛性蓋の前記前縁部の楔形の横断面において先端
の突起は丸みを有しており、これが前記密封形状材にお
いて前記剛性蓋の前記前縁部に押圧される部分の中空の
トラフの横断面の基底部とともに前記剛性蓋の回動当接
部を形成する、ことが出来る。
の突起は丸みを有しており、これが前記密封形状材にお
いて前記剛性蓋の前記前縁部に押圧される部分の中空の
トラフの横断面の基底部とともに前記剛性蓋の回動当接
部を形成する、ことが出来る。
[実施例] 第1及び2図に、固定車体屋根1が示されており、こ
の場合、丸い隅角部を持つ屋根開口部2があり、これに
対応した形状を持つ摺動又は摺動−回動屋根の剛性蓋3
によってこれを閉ざすことが出来る。蓋の閉鎖状態に於
いて(第1図)、固定車体屋根1と蓋3との間に一定幅
を持つ周辺縁部の隙間4がある。蓋3が閉ざされたと
き、この縁部の隙間4を密封するために、密封形状材5
が設けられ、これが屋根開口部の縁6に固定されてい
る。
の場合、丸い隅角部を持つ屋根開口部2があり、これに
対応した形状を持つ摺動又は摺動−回動屋根の剛性蓋3
によってこれを閉ざすことが出来る。蓋の閉鎖状態に於
いて(第1図)、固定車体屋根1と蓋3との間に一定幅
を持つ周辺縁部の隙間4がある。蓋3が閉ざされたと
き、この縁部の隙間4を密封するために、密封形状材5
が設けられ、これが屋根開口部の縁6に固定されてい
る。
断面図に示すごとく、屋根開口部の縁6が、固定車体
屋根1を形成する薄板の直角に下向きに伸びるフランジ
7によって形成される。屋根開口部の縁6のフランジ7
の下端部に、上向きに曲げられた内側リム8が設けられ
る。このフランジ7と内側リム8との間に、屋根強化フ
レームの10の曲がったリム9が折り曲げられて差し込ま
れ、このフレームが固定車体屋根1の下に取り付けられ
て屋根開口部2を囲んでいる。フランジ7と曲がったリ
ム9と内側リム8とが板の3倍の厚さに重ねられた座を
密封形状材5のために形成し、この形状材がこの部分に
下から上向きに押し上げて取り付けられる。
屋根1を形成する薄板の直角に下向きに伸びるフランジ
7によって形成される。屋根開口部の縁6のフランジ7
の下端部に、上向きに曲げられた内側リム8が設けられ
る。このフランジ7と内側リム8との間に、屋根強化フ
レームの10の曲がったリム9が折り曲げられて差し込ま
れ、このフレームが固定車体屋根1の下に取り付けられ
て屋根開口部2を囲んでいる。フランジ7と曲がったリ
ム9と内側リム8とが板の3倍の厚さに重ねられた座を
密封形状材5のために形成し、この形状材がこの部分に
下から上向きに押し上げて取り付けられる。
弾性材料で作られたこの密封形状材5が、密封形状材
5固定用の腕12と、縁部の隙間4に係合する主要部との
間に形成される上向きに開放した溝11を持っている。こ
の固定用腕12が内部に向かう突起13を持ち、密封形状材
5が取り付けられたとき、これが内側リム8と結合す
る。図に示した実施例に於いては、中空室14が密封形状
材5の中心部に形成され、これが一定断面で屋根開口部
の縁6の回りに伸びている。第3図に示す如く、その形
状を特殊な形とすることにより、蓋の前縁部15が密封形
状材5に押し付けられたとき、この密封形状材5が、対
応する形状を持つ蓋3の前縁部15によって変形して、凹
部即ちトラフ16を形成する。
5固定用の腕12と、縁部の隙間4に係合する主要部との
間に形成される上向きに開放した溝11を持っている。こ
の固定用腕12が内部に向かう突起13を持ち、密封形状材
5が取り付けられたとき、これが内側リム8と結合す
る。図に示した実施例に於いては、中空室14が密封形状
材5の中心部に形成され、これが一定断面で屋根開口部
の縁6の回りに伸びている。第3図に示す如く、その形
状を特殊な形とすることにより、蓋の前縁部15が密封形
状材5に押し付けられたとき、この密封形状材5が、対
応する形状を持つ蓋3の前縁部15によって変形して、凹
部即ちトラフ16を形成する。
この中空室14は、一方では、屋根開口部の縁6に当接
する比較的厚い形状壁17によって、又一方では、これよ
り薄く外に向かって膨出する形状壁18によって仕切られ
ている。厚い方の形状壁17の中にトラフ16に対応する内
部トラフ19が形成されており、この形状によって、第3
図に示す如く、密封形状材5が弾性変形し、中空室14が
完全に押し潰されたときのトラフ16の形状が決定され
る。トラフ16と内部トラフ19とがその上の部分で実質的
に変形しない材料厚み部20によって隣接し、この厚み部
が厚い方の形状壁17の一部分を構成し、内部トラフ19の
形状を決定している。これと対をなし材料厚み部21によ
ってトラフ16と内部トラフ19の下側の部分とが隣接す
る。
する比較的厚い形状壁17によって、又一方では、これよ
り薄く外に向かって膨出する形状壁18によって仕切られ
ている。厚い方の形状壁17の中にトラフ16に対応する内
部トラフ19が形成されており、この形状によって、第3
図に示す如く、密封形状材5が弾性変形し、中空室14が
完全に押し潰されたときのトラフ16の形状が決定され
る。トラフ16と内部トラフ19とがその上の部分で実質的
に変形しない材料厚み部20によって隣接し、この厚み部
が厚い方の形状壁17の一部分を構成し、内部トラフ19の
形状を決定している。これと対をなし材料厚み部21によ
ってトラフ16と内部トラフ19の下側の部分とが隣接す
る。
高速運転中、第3図に示す位置から蓋3の前縁部15が
持ち上がらないようにするために、この材料厚み部20の
取り付け及びその構造が重要である。揚力が蓋3に上向
きに掛かったとき、蓋の前縁部15の楔の上面22が、薄い
形状壁18の隣接部分を介して、材料厚み部20にしっかり
と当接し、その部分の材料厚み部20が屋根開口部の縁6
に当接する。上向きの揚力が密封形状材5を上に移動さ
せようとするが、これが、下向きのフランジ7と曲がっ
たリム9と及び内側リム8とによって構成される密封形
状材5のための取り付け座部と溝11との結合によって防
がれる。
持ち上がらないようにするために、この材料厚み部20の
取り付け及びその構造が重要である。揚力が蓋3に上向
きに掛かったとき、蓋の前縁部15の楔の上面22が、薄い
形状壁18の隣接部分を介して、材料厚み部20にしっかり
と当接し、その部分の材料厚み部20が屋根開口部の縁6
に当接する。上向きの揚力が密封形状材5を上に移動さ
せようとするが、これが、下向きのフランジ7と曲がっ
たリム9と及び内側リム8とによって構成される密封形
状材5のための取り付け座部と溝11との結合によって防
がれる。
第3,4及び6から8図に示す如く、蓋3の前縁部15(3
5)は、その長さの少なくとも一部分に亘って楔形の断
面をしている。トラフ16、又はこのトラフ16を作り出す
内部トラフ19が前縁部15の楔形と補足し合う形状をして
いる。好ましくは、この前縁部15をその長さ全体に亘っ
て連続的に楔形にし、この楔形が、蓋3の側部の縁に向
かって丸みを持って転移する隅角部に於いて、テーパー
をもって変化するようにする。
5)は、その長さの少なくとも一部分に亘って楔形の断
面をしている。トラフ16、又はこのトラフ16を作り出す
内部トラフ19が前縁部15の楔形と補足し合う形状をして
いる。好ましくは、この前縁部15をその長さ全体に亘っ
て連続的に楔形にし、この楔形が、蓋3の側部の縁に向
かって丸みを持って転移する隅角部に於いて、テーパー
をもって変化するようにする。
第3及び4図に示す実施例に於いては、蓋3が薄板で
作られており、これが先ず外側斜め下の方向に曲げられ
て、楔形を形成し、これにより楔の上面22が出来る。こ
れに続いて、薄板が内側斜め下の方向に曲げられて、楔
の下面23を形成し、最後に内側斜め上の方向に曲げられ
てリム24を形成する。このリム24が、蓋強化材26の外側
斜め下の方向に曲げられた外側リム25に重なる。第3及
び4図に示すごとく、楔面22と23とを繋ぐ前縁部15の突
起端部27の高さ位置が内部トラフ19の底の所28に向き合
い、蓋を閉ざすと、この突起が薄い形状壁18の中央部分
を押し、厚い形状壁17の基底の部分28に当接するように
する。
作られており、これが先ず外側斜め下の方向に曲げられ
て、楔形を形成し、これにより楔の上面22が出来る。こ
れに続いて、薄板が内側斜め下の方向に曲げられて、楔
の下面23を形成し、最後に内側斜め上の方向に曲げられ
てリム24を形成する。このリム24が、蓋強化材26の外側
斜め下の方向に曲げられた外側リム25に重なる。第3及
び4図に示すごとく、楔面22と23とを繋ぐ前縁部15の突
起端部27の高さ位置が内部トラフ19の底の所28に向き合
い、蓋を閉ざすと、この突起が薄い形状壁18の中央部分
を押し、厚い形状壁17の基底の部分28に当接するように
する。
蓋の後側縁部及び2つの側面縁部に於いては、第3,4
図に示す蓋3が第5図に示すような形に作られる。図か
ら判る如く、これらの縁部に於いては、蓋3が垂直面29
を持ち、これが懸垂フランジ30を形成する。その端末部
に於いてフランジ30が再び上向きに曲げられて、蓋強化
材26の下向きフランジ31を挟む折り畳み部を形成する。
密封形状材5の外に向かって膨出する形状壁18が面29に
密封且つ弾性的に予めストレスの掛かった状態で当接す
る。密封形状材の中空室14がその全周に亘って及びその
接続部に於いて密封され、且つ空気が満たされているの
で、蓋3の前縁部15が屋根開口部の前縁部の密封形状材
5の部分に押し込まれると、空気がその部分の中空室14
から押し出され、蓋の側部及び後部の中空室の部分に移
動し、中空室のこの部分の空気圧が上昇する。その結
果、蓋の縁の垂直面29に対する形状壁18の押し付け力が
更に強化される。
図に示す蓋3が第5図に示すような形に作られる。図か
ら判る如く、これらの縁部に於いては、蓋3が垂直面29
を持ち、これが懸垂フランジ30を形成する。その端末部
に於いてフランジ30が再び上向きに曲げられて、蓋強化
材26の下向きフランジ31を挟む折り畳み部を形成する。
密封形状材5の外に向かって膨出する形状壁18が面29に
密封且つ弾性的に予めストレスの掛かった状態で当接す
る。密封形状材の中空室14がその全周に亘って及びその
接続部に於いて密封され、且つ空気が満たされているの
で、蓋3の前縁部15が屋根開口部の前縁部の密封形状材
5の部分に押し込まれると、空気がその部分の中空室14
から押し出され、蓋の側部及び後部の中空室の部分に移
動し、中空室のこの部分の空気圧が上昇する。その結
果、蓋の縁の垂直面29に対する形状壁18の押し付け力が
更に強化される。
第6から8図に示す各実施例に於いては、薄板製の蓋
の代わりにガラス製の蓋32がそれぞれ設けられる。第6
図の場合は、ガラス蓋32がプラスチック製の嵌込み式枠
33によって囲まれ、その突起部35が断面楔状の蓋前縁部
を形成する。蓋強化材36も又このプラスチック枠33の中
に埋め込まれ、周辺コード37がガラス蓋32と蓋強化材36
との間に挟まれる。
の代わりにガラス製の蓋32がそれぞれ設けられる。第6
図の場合は、ガラス蓋32がプラスチック製の嵌込み式枠
33によって囲まれ、その突起部35が断面楔状の蓋前縁部
を形成する。蓋強化材36も又このプラスチック枠33の中
に埋め込まれ、周辺コード37がガラス蓋32と蓋強化材36
との間に挟まれる。
第7図の実施例に於いても同様に、プラスチック枠3
3′がガラス蓋32の全周に射出成形され、溝40が枠33′
の前方枠部分34′に作られる。この切込み溝40により、
形状帯材41がスナップ結合によって枠部分34′に固定さ
れ、この形状帯材41が蓋の前縁部35を形成し、その断面
が楔形をしている。
3′がガラス蓋32の全周に射出成形され、溝40が枠33′
の前方枠部分34′に作られる。この切込み溝40により、
形状帯材41がスナップ結合によって枠部分34′に固定さ
れ、この形状帯材41が蓋の前縁部35を形成し、その断面
が楔形をしている。
第8図の実施例に於いては、ガラス蓋32の外側縁部が
上部覆い枠42とガラス蓋32の下側の蓋強化材43との間に
固定される。覆い枠42と蓋強化材43とが捩子44によって
互いにしっかりと接続される。外側縁部45が覆い枠42と
蓋強化材43との間に保持され、これが蓋の4周全体に亘
って設けられる。ガラス蓋32の前縁部に於いては、この
縁部形状材45が突起46で覆い枠42の先に突出し、これが
楔状の断面をしている。
上部覆い枠42とガラス蓋32の下側の蓋強化材43との間に
固定される。覆い枠42と蓋強化材43とが捩子44によって
互いにしっかりと接続される。外側縁部45が覆い枠42と
蓋強化材43との間に保持され、これが蓋の4周全体に亘
って設けられる。ガラス蓋32の前縁部に於いては、この
縁部形状材45が突起46で覆い枠42の先に突出し、これが
楔状の断面をしている。
以上の第3,4及び6から8図に示す実施例に於いて、
蓋3,32はそれぞれ上述した構造でその前縁部に楔形の断
面を持ち、全ての場合、屋根開口部の前方縁部の密封形
状材5と好ましい状態で形状的に対応し且つ力伝達的に
結合することが出来る。
蓋3,32はそれぞれ上述した構造でその前縁部に楔形の断
面を持ち、全ての場合、屋根開口部の前方縁部の密封形
状材5と好ましい状態で形状的に対応し且つ力伝達的に
結合することが出来る。
蓋の楔形断面を持つ前縁部の突起部27はいずれの場合
も先が丸くなっており、この突起部が、トラフ16の基底
部分と共に、蓋の回動当接部を形成する。即ち、蓋の後
側縁部を固定車体屋根1の上に揚げることによって、蓋
を閉鎖位置から傾動して外に出すとき、この丸みを持っ
た突起部27がトラフの基底部分に当接し、蓋を回動即ち
傾動することが出来る。
も先が丸くなっており、この突起部が、トラフ16の基底
部分と共に、蓋の回動当接部を形成する。即ち、蓋の後
側縁部を固定車体屋根1の上に揚げることによって、蓋
を閉鎖位置から傾動して外に出すとき、この丸みを持っ
た突起部27がトラフの基底部分に当接し、蓋を回動即ち
傾動することが出来る。
第8図に示す如く内部を補強するために、全ての実施
例に於いて、密封形状材5にU形の埋め込み式鋼製強化
材48を設け、これが下向きフランジ7と曲がったリム9
と及び内側リム8とからなる薄板構成部分を囲むように
することが出来る。
例に於いて、密封形状材5にU形の埋め込み式鋼製強化
材48を設け、これが下向きフランジ7と曲がったリム9
と及び内側リム8とからなる薄板構成部分を囲むように
することが出来る。
密封形状材5は、必ずしも、その断面全体を同じ弾性
材料で作る必要は無い。例えば、固定用腕12と材料厚さ
を厚くした厚み部分20,21を持つ厚い形状壁17とを比較
的固い材料で作り、これに比較的柔らかい材料をつな
ぎ、膨出形状壁18を形成させるようにすることが出来
る。特殊な構造として、中空室14に柔らかい例えば発泡
材料を充填することも出来る。第7図の実施例の形状帯
材41と、第8図の実施例の突起46を持つ縁部形状材45と
は、比較的固い材料で作ることが出来る。
材料で作る必要は無い。例えば、固定用腕12と材料厚さ
を厚くした厚み部分20,21を持つ厚い形状壁17とを比較
的固い材料で作り、これに比較的柔らかい材料をつな
ぎ、膨出形状壁18を形成させるようにすることが出来
る。特殊な構造として、中空室14に柔らかい例えば発泡
材料を充填することも出来る。第7図の実施例の形状帯
材41と、第8図の実施例の突起46を持つ縁部形状材45と
は、比較的固い材料で作ることが出来る。
第1図は、摺動又は摺動−回動屋根を持つ普通乗用車の
屋根が閉ざされた状態を一部を切り欠いて示す斜視図、 第2図は、第1図の屋根が一部開かれた状態を一部を切
り欠いて示す平面図、 第3図は、屋根開口部の前方縁部と、閉ざされた状態の
蓋の前縁部とが当接する状態を示す、第1図の線III−I
IIに沿う断面図、 第4図は、蓋の開かれた状態を第3図と同様に示す断面
図、 第5図は、蓋の閉ざされた状態における、屋根開口部の
後側縁部と蓋の後側縁部との当接状態を示す断面図、 第6から8図は、蓋の前縁部の構造を異にする各種の実
施例を第4図と同様にして示す断面図、である。 符号の説明 1…固定屋根、2…屋根開口部、3…蓋、5…密封形状
材、7…固定屋根のフランジ、11…溝、14…中空室、15
…蓋の前縁部、16…トラフ、17…厚い形状壁、18…外向
きに膨出した形状壁、19…内部トラフ、20…非変形性の
厚み部、27蓋の突起部、28…内部トラフの基底部。
屋根が閉ざされた状態を一部を切り欠いて示す斜視図、 第2図は、第1図の屋根が一部開かれた状態を一部を切
り欠いて示す平面図、 第3図は、屋根開口部の前方縁部と、閉ざされた状態の
蓋の前縁部とが当接する状態を示す、第1図の線III−I
IIに沿う断面図、 第4図は、蓋の開かれた状態を第3図と同様に示す断面
図、 第5図は、蓋の閉ざされた状態における、屋根開口部の
後側縁部と蓋の後側縁部との当接状態を示す断面図、 第6から8図は、蓋の前縁部の構造を異にする各種の実
施例を第4図と同様にして示す断面図、である。 符号の説明 1…固定屋根、2…屋根開口部、3…蓋、5…密封形状
材、7…固定屋根のフランジ、11…溝、14…中空室、15
…蓋の前縁部、16…トラフ、17…厚い形状壁、18…外向
きに膨出した形状壁、19…内部トラフ、20…非変形性の
厚み部、27蓋の突起部、28…内部トラフの基底部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ホルスト・ベーム ドイツ連邦共和国、6000 フランクフル ト、リークニッツアー・シュトラーセ 5 (56)参考文献 実開 昭62−105016(JP,U) 実開 昭55−55412(JP,U)
Claims (9)
- 【請求項1】開口部を有した固定車体屋根と; 上記開口部に対して摺動または摺動−回動することによ
り開閉自在な剛性蓋と; 剛性蓋が上記開口部を閉ざした閉鎖位置に配置された時
に剛性蓋の前縁部に対応する上記開口部の前縁から下方
に伸びる下向きフランジと;そして、 下向きフランジに下方から押し上げられて取り付けら
れ、上記閉鎖位置に配置された剛性蓋の上記前縁部に押
圧されて弾性変形し剛性蓋の上記前縁部と協働して上記
開口部の上記前縁との間の隙間を密封する密封形状材
と; を備えており、 剛性蓋の上記前縁部は少なくともその長さの1部分に沿
って楔形の横断面を有しており、 密封形状材において剛性蓋の上記前縁部に押圧される部
分には、剛性蓋の上記前縁部の横断面と全面的に補い合
う形状の横断面を有した中空のトラフが形成されてお
り、中空のトラフには空気が密封されていて、密封形状
材の上記部分において剛性蓋の上記前縁部に対応した中
空のトラフの壁は剛性蓋の上記前縁部に向かい外側に膨
出し剛性蓋の上記前縁部により押圧されることにより中
空のトラフの底面に向かい弾性変形する比較的薄い壁に
より構成されており、 密封形状材は上記トラフに隣接して上記トラフの上下方
向への実質的な弾性変形を防止する厚み部を有してい
て、この厚み部において下向きフランジに下方から押し
上げられて取り付けられており、 剛性蓋が上記閉鎖位置に配置され、剛性蓋の上記前縁部
が密封形状材の上記部分の中空のトラフの比較的薄い壁
を押圧して中空のトラフの底面に向かい弾性変形させる
ことにより密封形状材が剛性蓋の上記前縁部と協働して
上記開口部の上記前縁との間の隙間を密封した時に、密
封形状材の厚み部が上記トラフの上下方向への実質的な
弾性変形を防止することにより、上記トラフからの剛性
蓋の上記前縁部の上方への離脱が防止される、 ことを特徴とする自動車用摺動又は摺動−回動屋根。 - 【請求項2】前記密封形状材は前記開口部の前記前縁の
まわりに同じ断面をもって連続して形成されており、 前記剛性蓋の前記前縁部はその全長に渡り楔形の横断面
を有しており、 前記剛性蓋は前記前縁部と側面縁部との間に丸い推移部
を有している、 ことを特徴とする請求項1に記載の自動車用摺動又は摺
動−回動屋根。 - 【請求項3】前記剛性蓋の横断面は前記推移部において
前記前縁部から前記側面縁部へと進むにつれて楔形状か
ら垂直面に徐々に変化していく、ことを特徴とする請求
項2に記載の自動車用摺動又は摺動−回動屋根。 - 【請求項4】前記剛性蓋の前記前縁部の楔形の横断面に
おいて先端の突起は丸みを有しており、 これが前記密封形状材において前記剛性蓋の前記前縁部
に押圧される部分の中空のトラフの横断面の基底部とと
もに前記剛性蓋の回動当接部を形成する、 ことを特徴とする請求項1に記載の自動車用摺動又は摺
動−回動屋根。 - 【請求項5】前記剛性蓋には前記剛性蓋の下面において
前記剛性蓋の少なくとも前記前縁部を強化する強化材が
設けられており、 前記剛性蓋の前記前縁部は、まず最初に外側斜め下方向
に折り曲げられ、次に内側斜め下方向折り曲げられ、最
後は内側斜め上方向に折り曲げられたリムで終了してお
り、 上記強化材において前記剛性蓋の前記前縁部に対応する
前縁部は外側斜め下方向に折り曲げられていて、前記剛
性蓋の前記前縁部の上記リムと重なることにより前記剛
性蓋の前記前縁部の前記楔形の横断面を形成している、 ことを特徴とする請求項1に記載の自動車用摺動又は摺
動−回動屋根。 - 【請求項6】前記剛性蓋は、ガラス製の蓋と、ガラス製
の蓋において前記開口部の前縁に対応する前縁部に射出
成型されて少なくともその長さの1部分に沿って楔形の
横断面を有しているプラスチック製の枠部材と、を含ん
でいる、ことを特徴とする請求項1に記載の自動車用摺
動又は摺動−回動屋根。 - 【請求項7】前記剛性蓋は、ガラス製の蓋と、ガラス製
の蓋において前記開口部の前縁に対応する前縁部に射出
成型されたプラスチック製の枠部材と、プラスチック製
の枠部材の前縁部に沿って形成された溝と、この溝に固
定されてプラスチック製の枠部材の前縁部に沿って伸び
少なくともその長さの1部分に沿って楔形の横断面を有
した帯材と、を含んでいる、ことを特徴とする請求項1
に記載の自動車用摺動又は摺動−回動屋根。 - 【請求項8】前記剛性蓋は、ガラス製の蓋と、ガラス製
の蓋の下面において前記開口部の前縁に対応する前縁部
を強化する強化材と、ガラス製の蓋の上面において上記
前縁部を覆う上部覆い枠と、強化材と上部覆い枠との間
に保持されてガラス製の蓋の上記前縁部に沿って伸び少
なくともその長さの1部分に沿って楔形の横断面を有し
た形状部材と、を含んでいる、ことを特徴とする請求項
1に記載の自動車用摺動又は摺動−回動屋根。 - 【請求項9】前記密封形状材の内部には横断面において
前記開口部の前記前縁から下方に伸びる前記下向きフラ
ンジを取り囲む鋼製強化材が埋め込まれている、ことを
特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の自動
車用摺動又は摺動−回動屋根。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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DE3840491.5 | 1988-12-01 | ||
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02185826A JPH02185826A (ja) | 1990-07-20 |
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JP1312201A Expired - Lifetime JP2574487B2 (ja) | 1988-12-01 | 1989-11-30 | 自動車用摺動又は摺動ー回動屋根 |
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DE (1) | DE3840491C1 (ja) |
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DE102020215009A1 (de) | 2020-11-30 | 2022-06-02 | Volkswagen Aktiengesellschaft | Fahrzeug mit einer Schutzvorrichtung (II) |
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