JP2573012Y2 - 産業車両における操作弁の取り付け構造 - Google Patents

産業車両における操作弁の取り付け構造

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JP2573012Y2
JP2573012Y2 JP1993055815U JP5581593U JP2573012Y2 JP 2573012 Y2 JP2573012 Y2 JP 2573012Y2 JP 1993055815 U JP1993055815 U JP 1993055815U JP 5581593 U JP5581593 U JP 5581593U JP 2573012 Y2 JP2573012 Y2 JP 2573012Y2
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暁 永山
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小松フォークリフト株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、フォークリフトトラッ
ク等の産業車両において、作動装置の油圧機器への圧油
の供給を制御する操作弁の取り付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フォークリフトトラック等の産業
車両は、図1に示すように、車体1の前部に作業装置2
を備え、該作業装置2は、前後に若干回動するマスト3
を立設し、該マスト3にフォーク爪4を昇降動自在に設
けると共に、前記マスト3とフォーク爪4とを作動する
それぞれのシリンダー等の油圧機器を備えている。一
方、前記車体1の前部に駆動輪5を、後部に操舵輪6を
それぞれ設け、さらに内部中央にモータ7を設け、該モ
ータ7により前記駆動輪5を駆動して走行するようにな
っている。また、前記モータ7に接続してモータ7の動
力源となるバッテリー8を車体1の後部上部側に取り外
し自在に設け、該バッテリー8を覆うようになる下方が
開口する中空状のボンネットフード9を車体1の後部上
部側に開閉自在に設け、該ボンネットフード1の上部に
運転シート10を設けている。
【0003】このように構成した産業車両においては、
図2に示すように、前記作業装置2の油圧機器への圧油
の供給を制御する操作弁11を車体1の後部上部側のボ
ンネットフード9の内部に配置していた。これは、車体
1の後部上部側に取り付け板12を縦方向に固着し、該
取り付け板12に操作弁11を固着し、該操作弁11に
はタンクあるいはポンプに接続する管13と作業装置の
油圧機器に接続する管14とを有すると共に、該操作弁
11を操作するレバー15を有していた。そして、前記
ボンネットフード9の上部側に穴部16を形成し、該穴
部16より前記レバー15をボンネットフード9より外
部側に突出するようにすると共に、前記ボンネットフー
ド9の穴部16に相対して該穴部16と同形状となりか
つ中央にレバー15を貫通した密閉材17を前記取り付
け板12の上部に横方向に固着した横板18に固着して
おり、これによりボンネットフード9を閉鎖した際、前
記ボンネットフード9の穴部16を前記密閉材17によ
り密閉するようにしていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】従来の産業車両におけ
る操作弁の取り付けにおいては、操作弁が車体に固着し
た取り付け板に固着しているので、該操作弁によって発
生した振動、騒音が直接車体に伝わり、高振動、高騒音
といった問題が生じていた。また、前記ボンネットフー
ドの穴部と密閉材とにおいては、容易に嵌合可能とする
ためにある程度の隙間を形成しなければならず、完全に
密閉状態にすることは困難で、このためこの隙間より操
作弁の騒音が外部に漏れるという問題もあった。さら
に、前記操作弁のレバーにおいては、上下回動するボン
ネットフードに干渉しないようにボンネットフードの穴
部の軌道上に配置していなければならず、レバーの位置
およびレバーの形状が限定され、レバーを所望の位置あ
るいは形状にすることが困難であった。本考案は、これ
らの問題を解消することを、その課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】車体に油圧機器を有する
作動装置を備えると共に、車体の上部側に下方が開口す
る中空状の樹脂製のボンネットフードを開閉自在となる
ように設け、該ボンネットフードの上部に運転シートを
設けてなる産業車両において、前記ボンネットフードの
内面に前記作動装置の油圧機器への圧油の供給を制御す
る操作弁を取り付けると共に、該操作弁を操作するレバ
ーをボンネットフードより外部側に突出した構成にす
る。
【0006】
【作 用】本考案は、作動装置の油圧機器への圧油の
供給を制御する操作弁をボンネットフードに装着するこ
とで、操作弁で発生した振動、騒音を直接車体側に伝わ
るのを防止する。
【0007】
【実 施 例】産業車両は、図1に示すように、従来と
同様、車体1の前部に作業装置2を備え、該作業装置2
は、前後に若干回動するマスト3を立設し、該マスト3
にフォーク爪4を昇降動自在に設けると共に、前記マス
ト3とフォーク爪4とを作動するそれぞれのシリンダー
等の油圧機器を備えている。一方、前記車体1の前部に
駆動輪5を、後部に操舵輪6をそれぞれ設け、さらに内
部中央にモータ7を設け、該モータ7により前記駆動輪
5を駆動して走行するようになっている。また、前記モ
ータ7に接続してモータ7の動力源となるバッテリー8
を車体1の後部上部側に取り外し自在に設け、該バッテ
リー8を覆うようになるボンネットフード9を車体1の
後部上部側に開閉自在に設け、該ボンネットフード9の
上部に運転シート10を設けている。
【0008】前記ボンネットフード9は、樹脂製であ
り、図3に示すように、上壁9aと周壁9bとから下方
が開口する中空状、すなわち逆お椀状となり、その周壁
9bの後部側の下端を車体1の上部後端に蝶着すること
で、車体1に対して開閉自在となっている。また、前記
ボンネットフード9は、上壁9aの右部の内側に取り付
け部20を一体的に形成すると共に、上壁9aにおける
取り付け部20の前方に穴部21を形成しており、前記
取り付け部20は、下方に向かって突起した凸部20a
を形成し、該凸部20aにボルト穴20bを形成したも
のである。そして、前記取り付け部20に作動装置2の
油圧機器への圧油の供給を制御する操作弁11をボルト
22によって取り付けると共に、操作弁11の前部に装
着される操作弁11を操作するレバー15を前記上壁9
aの穴部21に貫通してボンネットフード9の外部側で
ある上部側に突出するようにする。前記レバー15は操
作弁11の前部より上方に向かいボンネットフード9よ
り突出した位置で屈曲して前方に向かうようになってい
る。
【0009】なお、前記ボンネットフード9の上壁9a
の穴部21には弾性力を有するレバーブーツ23を該穴
部21が密閉状態となるように装着しており、該レバー
ブーツ23は上方に向かって縮径する蛇腹状で、下端が
ボンネットフード9に密着し、上端がレバー15に密着
するようになっている。また、前記ボンネットフード9
の周壁9bにおいては、車体1に蝶着する部分を除いた
周壁9bの下端全体に弾性力を有するモール24を固着
している。
【0010】一方、前記操作弁11においては、その下
部に2個のポート25を設けており、それぞれのポート
25にエルボ26を固着している。そして、該エルボ2
6に屈曲自在となるホース27をそれぞれ固着し、該ホ
ース27はボンネットフード9開閉動作時に無理な力が
かからないように一旦ボンネットフード9の蝶着側であ
る後方に向かいここでU字状に屈曲して前方に向かうよ
うになることで、ホース27の長さに余裕を持たせた状
態としている。そして、前記2本のホース27の内、一
方を車体1側に配置したタンクあるいはポンプに接続す
ると共に、他方を車体1側に配置した作業装置2の油圧
機器に接続している。
【0011】このようにホース27を用いたことによ
り、ボンネットフード9内に配置したバッテリー8の充
電や交換といった作業を行うためボンネットフード9を
開放した際は、図4に示すように、ホース27に無理な
力がかかることがなく、ホース27の破損等を防止しつ
つ容易にボンネットフード9の開閉動作を行うことがで
きるようになっている。
【0012】このように操作弁11をボンネットフード
9に取り付けたことにより、操作弁11によって発生す
る振動、騒音を直接車体1側に伝わるのを低減すること
ができ、すなわち樹脂製のボンネットフード9において
振動、騒音を吸収して車体1側に振動、騒音が伝わるの
を低減する。また、ボンネットフード9より操作弁11
のレバー15が突出する部分に弾性力を有するレバーブ
ーツ23を装着したことで、この部分を密閉状態にする
ことができ、操作弁11での騒音がここよりボンネット
フード9の外部に漏れるのを防止することができる。ま
た、ボンネットフード9の周壁9bの下端に弾性力を有
するモール24を固着したことで、操作弁11での振
動、騒音がボンネットフード9より外部に漏れたり、あ
るいは車体1側に伝わるのをより一層防止することがで
きる。さらに、操作弁11に接続する管路としてホース
27を用いたことで、操作弁11での振動、騒音が車体
側に伝わるのをここでも防止することができるようにな
っている。以上のように、産業車両において低振動化、
低騒音化を図ることができる。
【0013】また、操作弁11のレバー15において
は、ボンネットフード9と共に上下回動するので、従来
のような回動時にボンネットフード9に干渉するといっ
た問題をなくすことができ、レバー15の位置およびレ
バー15の形状を限定することがなく、レバー15を所
望の位置あるいは形状にすることができる。
【0014】
【考案の効果】樹脂製のボンネットフードの内面に操作
弁を取り付けたことで、操作弁によって発生する振動、
騒音をボンネットフードにおいて吸収して車体側に振
動、騒音が伝わるのを低減することができ、産業車両に
おける低振動化、低騒音化を図ることができる。また、
ボンネットフードにおけるレバーの突出する部分に密閉
可能となる弾性力を有するレバーブーツを装着したこと
で、操作弁での騒音がここよりボンネットフードの外部
に漏れるのを防止することができる。さらに、操作弁の
レバーはボンネットフードと共に上下回動するので、ボ
ンネットフード回動時にボンネットフードに干渉すると
いった問題をなくすことができ、レバーを所望の位置あ
るいは形状にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】産業車両全体を示した側面図である。
【図2】従来の操作弁の取り付け構造を示した側面断面
図である。
【図3】本考案による操作弁の取り付け構造を示した側
面断面図である。
【図4】図3においてボンネットフード開放時の状態を
示す側面断面図である。
【符号の説明】
1…車体、2…作業装置、3…マスト、4…フォーク
爪、5…駆動輪、6…操舵輪、7…モータ、8…バッテ
リー、9…ボンネットフード、9a…上壁、9b…周
壁、10…運転シート、11…操作弁、12…取り付け
板、13…管、14…管、15…レバー、16…穴部、
17…密閉材、18…横板、20…取り付け部、20a
…凸部、20b…ボルト穴、21…穴部、22…ボル
ト、23…レバーブーツ、24…モール、25…ポー
ト、26…エルボ、27…ホース。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体1に油圧機器を有する作動装置2を
    備えると共に、車体1の上部側に下方が開口する中空状
    の樹脂製のボンネットフード9を開閉自在となるように
    設け、該ボンネットフード9の上部に運転シート10を
    設けてなる産業車両において、 前記ボンネットフード9の内面に前記作動装置2の油圧
    機器への圧油の供給を制御する操作弁11を取り付ける
    と共に、該操作弁11を操作するレバー15をボンネッ
    トフード9より外部側に突出したことを特徴とする産業
    車両における操作弁の取り付け構造。
  2. 【請求項2】 前記ボンネットフード9における前記レ
    バー15の突出する部分に密閉可能となる弾性力を有す
    るレバーブーツ23を装着したことを特徴とする請求項
    1記載の産業車両における操作弁の取り付け構造。
JP1993055815U 1993-10-15 1993-10-15 産業車両における操作弁の取り付け構造 Expired - Lifetime JP2573012Y2 (ja)

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