JP4427657B2 - 自動車用ブレーキ装置のリザーブタンク構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、エンジンルームと車室内とを仕切るダッシュパネルのエンジンルーム側に設けられたマスタシリンダと、リザーブタンクとからなるブレーキ装置を備え、かつブレーキ装置の上方をカウル部材が覆うように構成された自動車用ブレーキ装置のリザーブタンク構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、フロントウインドガラスの前端ラインよりも倍力装置(ブレーキブースタ)が車両前後方向の後方に位置するようなスタイリッシュな自動車においては、ダッシュパネルのエンジンルーム側に上述の倍力装置およびマスタシリンダが設けられ、このマスタシリンダ上にリザーブタンクが設けられるので、リザーブタンクの近傍上方はカウル部材で覆われることになる。
【0003】
上述のリザーブタンクにはブレーキ液の補充時にその注入口からブレーキ液を補充する必要があるので、従来においてはカウルトップにリザーブタンクの上側一部を上方に向けて貫通させる貫通孔を設け、この貫通孔から貫通させたリザーブタンク上端に注入口を開閉するキャップを設け、カウルカバーには樹脂製の蓋を設け、ブレーキ液補充時には蓋を開成してブレーキ液を補充すべく構成していたので、パネル加工性が悪いうえ、ブレーキ液補充時の作業性が悪い問題点があった。
【0004】
従来、このような問題点を解決するために特開平8−268260号公報に記載の自動車用ブレーキ装置のリザーブタンク構造が既に発明されている。
すなわち、図7に示すようにダッシュパネル71のエンジンルーム72側に倍力装置73およびマスタシリンダ74を設け、このマスタシリング74の上面にリザーブタンク75を設けたものにおいて、カウルトップ76の近傍下部に位置するリザーブタンク75のタンク本体75aからカウル前方のボンネット77近傍まで注油パイプ75bを斜め前方上部に向けて延設し、この注油パイプ75b先端にキャップ78を設けたものである。なお、図中79はエンジンを示す。
【0005】
このように構成すると、ボンネット77の開成時にエンジンルーム72側からのブレーキ液補充ができる利点がある反面、注油パイプ75bが前方へ延設されているので、単一リザーブタンク75当りのブレーキ液量(オイル量)が増加する問題点があり、また注油パイプ75bの径が小さい場合にはブレーキ液注入時に該ブレーキ液が注入口から溢出するので、溢出しないような径に設定する必要があり、この分だけブレーキ液量がさらに増加する問題点があった。
【0006】
加えて、上述の注油パイプ75bがエンジン79の上方に位置しているので、メンテナンス時にエンジン79を抜き出すことが不可で、エンジン79およびエンジン補機に対するメンテナンス時の作業性が悪化する問題点があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、リザーブタンクを上下に2分割し、上方側の第2リザーブタンクが垂直軸周りに回転自在となるよう下方側の第1リザーブタンクに連結し、第2リザーブタンクが収納状態(格納状態)で略カウル内に収納され、突出状態で該第2リザーブタンクの車体前方側に設けられたブレーキ液注入口がカウル前方へ露出すべく構成することで、第2リザーブタンクの突出状態下にてエンジンルーム側からのブレーキ液注入ができ、単一リザーブタンク当りのブレーキ液量の増加がないことは勿論、コストアップを招くことなく簡単な構成でカウルの前出し化と、エンジンおよびエンジン補機に対する作業性向上との両立を図ることができる自動車用ブレーキ装置のリザーブタンク構造の提供を目的とする。
【0008】
この発明はまた、第1リザーブタンクに対する第2リザーブタンクの回転範囲が規制されるように両リザーブタンクを連結することで、メンテナンス等の作業中に作業者が第2リザーブタンクに接触しても、第2リザーブタンクが脱落したり或はブレーキ液が漏出することのない自動車用ブレーキ装置のリザーブタンク構造の提供を目的とする。
【0009】
この発明はさらに、第2リザーブタンクには第1リザーブタンクに対する係止手段を設け、この係止手段の解除時に第2リザーブタンクを第1リザーブタンクから取外し可能に構成することで、第2リザーブタンクの取外し時に第1リザーブタンク側からABS(アンチロック・ブレーキ・システム)等のブレーキユニットに対する真空引きを行なうことができ、第2リザーブタンクと第1リザーブタンクとの連結部に設けられるシール部材に特別なシール性が要求されることがなく、タンク構造を安価に構成することができる自動車用ブレーキ装置のリザーブタンク構造の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明による自動車用ブレーキ装置のリザーブタンク構造は、エンジンルームと車室内とを仕切るダッシュパネルのエンジンルーム側に設けられたマスタシリンダとリザーブタンクとからなるブレーキ装置を備え、かつ該ブレーキ装置の上方をカウル部材が覆うように構成された自動車用ブレーキ装置のリザーブタンク構造であって、上記リザーブタンクは下方側の第1リザーブタンクと上方側の第2リザーブタンクとに上下に2分割され、第2リザーブタンクが垂直軸周りに回転自在になるよう第1リザーブタンクに連結され、上記第2リザーブタンクが収納状態で略カウル内に収納され、突出状態で該第2リザーブタンクの車体前方側に設けられたブレーキ液注入口がカウル前方へ露出するように構成したものである。
【0011】
上記構成により、垂直軸周りに第2リザーブタンクを回転して突出状態に位置させると、この第2リザーブタンクのブレーキ液注入口はカウル前方へ露出するので、エンジンルーム側からのブレーキ液注入ができる。
また、垂直軸周りに第2リザーブタンクを収納方向へ回転して収納状態に位置させると、この第2リザーブタンクは略カウル内に収納され、エンジンの抜き出しが可能となる。
【0012】
このようにコストアップを招くことなく所謂タンク2連首振り構造の簡単な構成でカウルの前出し化と、エンジンおよびエンジン補機に対する作業性向上との両立を図ることができる。
【0013】
この発明の一実施態様においては、上記第1リザーブタンクに対する第2リザーブタンクの回転範囲が規制されるよう両リザーブタンクが連結されたものである。
上記構成により、メンテナンス等の作業中に作業者が第2リザーブタンクに接触しても、上記規制構成にて第2リザーブタンクが脱落したり或はブレーキ液が漏出することを防止することができる。
【0014】
この発明の一実施態様においては、上記第2リザーブタンクには第1リザーブタンクに対する係止手段が設けられ、該係止手段の解除時に第2リザーブタンクを第1リザーブタンクから取外し可能に構成したものである。
【0015】
上記構成により、第2リザーブタンクを第1リザーブタンクから取外した時には、第1リザーブタンク側からABS(アンチロック・ブレーキ・システム)等のブレーキユニットに対する真空引きを行なうことができ、第2リザーブタンクと第1リザーブタンクとの連結部に設けられるシール部材には特別なシール性能が何等要求されることがなく、リザーブタンク構造を安価に構成することができる。
因に上記真空引きは、ブレーキ液の注入当初においてブレーキユニット内に気泡が溜るのを阻止するために実行されるものである。
【0016】
【実施例】
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は自動車用ブレーキ装置のリザーブタンク構造を示し、図1において、エンジンルーム1の上面開口を開閉可能に覆うボンネット2を設け、このボンネット2の下部にはボンネットレインフォースメント3を接合している。
【0017】
一方、上述のエンジンルーム1と車室4内とを仕切るダッシュロアパネル5を立設配置し、このダッシュロアパネル5の上端にはダッシュアッパパネル6およびカウルアッパパネル7を接合して、オープンカウル構造のカウルボックス8を構成している。
【0018】
上述のカウルアッパパネル7のウインド取付け部にはダム9を介してフロントウインドガラス10を取付けると共に、このカウルアッパパネル7の前端部にはクリップ11を用いてカウルグリル12を取付けて、このカウルグリル12でフロントウインドガラス10の前端部とボンネット2の後端部との間を覆っている。
【0019】
上述のダッシュロアパネル5の倍力装置取付け部5aには、ブレーキペダルの踏力を増大させる倍力装置13(いわゆるブレーキブースタ)と、この倍力装置13のストロークを油圧に変換するマスタシリンダ14と、ブレーキ液貯蔵用のリザーブタンク15とからなるブレーキ装置16がエンジンルーム1側に位置するように取付けられている。なお、図中17はエンジンルーム1内に設けられたエンジンである。
【0020】
図1の要部を図2に拡大して示すように、上述のリザーブタンク15は下方側の第1リザーブタンク18と、上方側の第2リザーブタンク19とに上下に2分割されている。
【0021】
下方側の第1リザーブタンク18はマスタシリンダ14上面に位置するロア部18aと、カウルグリル12の下方に位置するアッパ部20と、このアッパ部20およびロア部18aを連通する前高後低状の連通部21と、リブ22および取付け片23とが一体的に形成され、上述の取付け片23をビス24を用いてマスタシンダ14のハウジングに取付けている。
【0022】
また第1リザーブタンク18のアッパ部20の上面には、タンク内部空間と連通するように筒軸部とこの外円周上の3箇所に設けられた段付きガイド25(従前の図示しないキャップをワンタッチで装着するためのガイド)が一体形成されると共に、図3にも示すように、アッパ部20の前部外壁面には前側外方へ水平に突出するプレート状のストッパ片26が一体形成されている。なお図中、maxは第1リザーブタンク18に注入されるブレーキ液の最大液量位置を示す。
【0023】
上方側の第2リザーブタンク19は、上述の段付きガイド25の外周に回転自在に装着されるリング部27と、このリング部27の上部中央に開口形成されたアウトレットポート28と、このアウトレットポート28に通路29を介して形成されたブレーキ液注入口30とをタンクハウジング31で一体形成したものであって、ブレーキ液注入口30を形成する筒軸状のネジ部32にはシール部材33を介してキャップ34が着脱可能に取付けられている。
【0024】
また上述のタンクハウジング31の下面にはリブ35を介して係止手段としての係止片36が下方に向けて一体的に突出形成され、この係止片36にはリング部27方向に突出する突部37が設けられている。
【0025】
さらに上述のアウトレットポート28とリング部27との間のタンクハウジング31下面と、第1リザーブタンク18の筒軸状部上端との間にはシール部材38が介設されている。このシール部材38はタンクハウジング31下面と、筒軸部上端および筒軸部の内径壁、さらにアウトレットポート28の突出部外径壁との間に締め代をもって介設されるものである。
【0026】
而して上述の段付きガイド25外周に対するリング部27の装着により、上方側の第2リザーブタンク19が垂直軸周りに回転自在となるように下方側の第1リザーブタンク18に連結され、図4に示す第2リザーブタンク19の収納状態(但し、実際は真横の位置よりも約20度手前側になる)においては該第2リザーブタンク19が略カウル内に、つまりカウルグリル12の下方部に収納され、図1〜図3に示す第2リザーブタンク19の突出状態においては該突出状態下の第2リザーブタンク19の車体前方側に設けられたブレーキ液注入口30がカウルグリル12の前端よりも前方へ露出するように構成されている。
【0027】
また、第1リザーブタンク18に対する第2リザーブタンク19の回転範囲が規制されるように、これら両リザーブタンク18,19が連結されている。図1〜図4に示す実施例においては、図4に示す収納状態の第2リザーブタンク19を図3に示す如く突出状態へ回転させた時、第2リザーブタンク19側の係止片36が第1リザーブタンク18側のストッパ片26を一旦乗り越えて両者36,26が当接係止されて回転を規制すべく構成している。
【0028】
図2、図3に示す第2リザーブタンク19の突出状態下においては該タンク19の上動を防止する突部37がストッパ片26の下面に沿う係止片36がストッパ片26の端面に係止しているが、上述の係止片36を図2の矢印a方向に手動操作して該係止片36の係止状態を解除すると、第2リザーブタンク19を第1リザーブタンク18から取外すことができるように構成している。
【0029】
このようにブレーキ装置16のリザーブタンク15を下方側の第1リザーブタンク18と上方側の第2リザーブタンク19とに上下に2分割し、第2リザーブタンク19が段付きガイド25とリング部27とによる垂直軸周りに回転自在となるように下方側の第1リザーブタンク18に連結して、上方側の第2リザーブタンク19が収納状態(図4参照)で略カウル内に収納され、突出状態(図3参照)でそのブレーキ液注入口30がカウルグリル12の前端よりも前方へ露出すべく構成したので、上述の第2リザーブタンク19を図1〜図3に示す突出状態に回転させると、そのブレーキ液注入口30はカウルグリル12の前方へ位置し、この結果、ボンネット2の開成後において、エンジンルーム1側からのブレーキ液注入を行なうことができる。
【0030】
また、上述の第2リザーブタンク19を図3に示す突出状態から垂直軸周り(各要素25,27参照)に収納方向へ回転して収納状態(図4参照)に位置させると、この第2リザーブタンク19の全体が略カウル内に収納つまりカウルグリル12下方に格納され、エンジン17の抜き出しが可能となる。
【0031】
このようにリザーブタンク15を所謂タンク2連首振り構造と成したので、簡単な構成かつ低コストでありながら、カウルの前出し化と、エンジン17およびエンジン補機あるいはエンジンルーム1内に対する作業性の向上との両立を図ることができる。
【0032】
さらに第1リザーブタンク18に対して第2リザーブタンク19の回転範囲が規制されるように、これら両リザーブタンク18,19を連結したので、エンジンルーム1内に対するメンテナンス等の作業時に作業者または作業用の工具が第2リザーブタンク19に接触しても、上述の規制構造つまり係止片36のストッパ片26に対する当接構造により、第2リザーブタンク19の脱落を防止しているので、該タンク19の脱落やブレーキ液の漏出を防止することができる。このため第1リザーブタンク18の段付きガイド25の全高を何等高くすることなく、既設の第1リザーブタンク18の段付きガイド25に対して第2リザーブタンク19のリング部27を回転可能に装着するだけでよい。
【0033】
しかも、上述の第2リザーブタンク19には第1リザーブタンク18に対する係止片36を設け、この係止片36の解除時に上方側の第2リザーブタンク19を下方側の第1リザーブタンク18から取外すことができるように構成したので、ブレーキ液の注入当初においてブレーキユニット内に気泡が溜るのを阻止することを目的として、第2リザーブタンク19を第1リザーブタンク18から取外して、第1リザーブタンク18側からABS等のブレーキユニットに対する真空引きを行なうことができる。
【0034】
この結果、第2リザーブタンク19と第1リザーブタンク18との連結部に設けられるシール部材38には特別なシール性能が何等要求されることがなく、リザーブタンク構造を安価に構成することができる。
【0035】
図5、図6は自動車用ブレーキ装置のリザーブタンク構造の他の実施例を示し、図1〜図4で示した先の実施例においては、第2リザーブタンク19の突出状態下において該タンク19の回転規制を行なうように構成したが、図5、図6に示すこの実施例においては第2リザーブタンク19の収納状態下において該タンク19の回転規制を行なうように構成したものである。
【0036】
すなわち、第1リザーブタンク18のアッパ部20の側部外壁面には外側車幅方向へ水平に突出するプレート状のストッパ片39を一体形成し、このストッパ片39の後端部には突部39aを設けている。
一方、第2リザーブタンク19の下面側には突部37を有する係止片36を一体的に突出形成している。
【0037】
そして、この実施例においては図5に示す突出状態の第2リザーブタンク19を図6に示す如く収納状態へ回転させた時、第1リザーブタンク18側のストッパ片39と第2リザーブタンク19側の係止片36との圧接抵抗、並びに係止片36の突部39aへの当接により、それ以上の回転を規制すべく構成している。
【0038】
このように構成しても、その他の構成、作用および効果については先の実施例とほぼ同様であるから、図5、図6において図3、図4と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略するが、第1リザーブタンク18側に図3、図4に示すストッパ片26と図5、図6に示すストッパ39との双方を設けてもよい。
【0039】
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明のダッシュパネルは、実施例のダッシュロアパネル5に
対応し、
以下同様に、
カウル部材は、カウルグリル2に対応し、
係止手段は、係止片36に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
【0040】
【発明の効果】
コストアップを招くことなく簡単な構成でカウルの前出し化と、エンジンおよびエンジン補機に対する作業性の向上との両立を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の自動車用ブレーキ装置のリザーブタンク構造を備えた車体前部構造を示す側面図。
【図2】 図1の要部拡大図。
【図3】 図2の平面図。
【図4】 第2リザーブタンクの収納状態を示す平面図。
【図5】 自動車用ブレーキ装置のリザーブタンク構造の他の実施例を示す平面図。
【図6】 第2リザーブタンクの収納状態を示す平面図。
【図7】 従来のリザーブタンク構造を示す側面図。
【符号の説明】
1…エンジンルーム
4…車室
5…ダッシュロアパネル(ダッシュパネル)
12…カウルグリル(カウル部材)
15…リザーブタンク
16…ブレーキ装置
18…第1リザーブタンク
19…第2リザーブタンク
30…ブレーキ液注入口
36…係止片(係止手段)

Claims (3)

  1. エンジンルームと車室内とを仕切るダッシュパネルのエンジンルーム側に設けられたマスタシリンダとリザーブタンクとからなるブレーキ装置を備え、かつ該ブレーキ装置の上方をカウル部材が覆うように構成された自動車用ブレーキ装置のリザーブタンク構造であって、
    上記リザーブタンクは下方側の第1リザーブタンクと上方側の第2リザーブタンクとに上下に2分割され、
    第2リザーブタンクが垂直軸周りに回転自在になるよう第1リザーブタンクに連結され、
    上記第2リザーブタンクが収納状態で略カウル内に収納され、突出状態で該第2リザーブタンクの車体前方側に設けられたブレーキ液注入口がカウル前方へ露出するように構成した
    自動車用ブレーキ装置のリザーブタンク構造。
  2. 上記第1リザーブタンクに対する第2リザーブタンクの回転範囲が規制されるよう両リザーブタンクが連結された
    請求項1記載の自動車用ブレーキ装置のリザーブタンク構造。
  3. 上記第2リザーブタンクには第1リザーブタンクに対する係止手段が設けられ、
    該係止手段の解除時に第2リザーブタンクを第1リザーブタンクから取外し可能に構成した
    請求項1記載または2記載の自動車用ブレーキ装置のリザーブタンク構造。
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