JPH0724893U - 産業車両における操作弁の取り付け構造 - Google Patents

産業車両における操作弁の取り付け構造

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JPH0724893U
JPH0724893U JP5581593U JP5581593U JPH0724893U JP H0724893 U JPH0724893 U JP H0724893U JP 5581593 U JP5581593 U JP 5581593U JP 5581593 U JP5581593 U JP 5581593U JP H0724893 U JPH0724893 U JP H0724893U
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暁 永山
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小松フォークリフト株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 産業車両において低振動化、低騒音化を図る
ことを目的とする。 【構成】 車体1の後部上部側に上壁9aと周壁9bと
から下方が開口する中空状となる樹脂製のボンネットフ
ード9を開閉自在に設け、該ボンネットフード9の上壁
9aの内面に取り付け部20を形成し、該取り付け部2
0に作動装置2の油圧機器への圧油の供給を制御する操
作弁11を取り付ける。 【効果】 樹脂製のボンネットフードの内面に操作弁を
取り付けたことで、操作弁によって発生する振動、騒音
をボンネットフードにおいて吸収して車体側に振動、騒
音が伝わるのを低減する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、フォークリフトトラック等の産業車両において、作動装置の油圧機 器への圧油の供給を制御する操作弁の取り付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、フォークリフトトラック等の産業車両は、図1に示すように、車体1の 前部に作業装置2を備え、該作業装置2は、前後に若干回動するマスト3を立設 し、該マスト3にフォーク爪4を昇降動自在に設けると共に、前記マスト3とフ ォーク爪4とを作動するそれぞれのシリンダー等の油圧機器を備えている。一方 、前記車体1の前部に駆動輪5を、後部に操舵輪6をそれぞれ設け、さらに内部 中央にモータ7を設け、該モータ7により前記駆動輪5を駆動して走行するよう になっている。また、前記モータ7に接続してモータ7の動力源となるバッテリ ー8を車体1の後部上部側に取り外し自在に設け、該バッテリー8を覆うように なる下方が開口する中空状のボンネットフード9を車体1の後部上部側に開閉自 在に設け、該ボンネットフード1の上部に運転シート10を設けている。
【0003】 このように構成した産業車両においては、図2に示すように、前記作業装置2 の油圧機器への圧油の供給を制御する操作弁11を車体1の後部上部側のボンネ ットフード9の内部に配置していた。これは、車体1の後部上部側に取り付け板 12を縦方向に固着し、該取り付け板12に操作弁11を固着し、該操作弁11 にはタンクあるいはポンプに接続する管13と作業装置の油圧機器に接続する管 14とを有すると共に、該操作弁11を操作するレバー15を有していた。そし て、前記ボンネットフード9の上部側に穴部16を形成し、該穴部16より前記 レバー15をボンネットフード9より外部側に突出するようにすると共に、前記 ボンネットフード9の穴部16に相対して該穴部16と同形状となりかつ中央に レバー15を貫通した密閉材17を前記取り付け板12の上部に横方向に固着し た横板18に固着しており、これによりボンネットフード9を閉鎖した際、前記 ボンネットフード9の穴部16を前記密閉材17により密閉するようにしていた 。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来の産業車両における操作弁の取り付けにおいては、操作弁が車体に固着し た取り付け板に固着しているので、該操作弁によって発生した振動、騒音が直接 車体に伝わり、高振動、高騒音といった問題が生じていた。 また、前記ボンネットフードの穴部と密閉材とにおいては、容易に嵌合可能と するためにある程度の隙間を形成しなければならず、完全に密閉状態にすること は困難で、このためこの隙間より操作弁の騒音が外部に漏れるという問題もあっ た。 さらに、前記操作弁のレバーにおいては、上下回動するボンネットフードに干 渉しないようにボンネットフードの穴部の軌道上に配置していなければならず、 レバーの位置およびレバーの形状が限定され、レバーを所望の位置あるいは形状 にすることが困難であった。 本考案は、これらの問題を解消することを、その課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
車体に油圧機器を有する作動装置を備えると共に、車体の上部側に下方が開口 する中空状の樹脂製のボンネットフードを開閉自在となるように設け、該ボンネ ットフードの上部に運転シートを設けてなる産業車両において、前記ボンネット フードの内面に前記作動装置の油圧機器への圧油の供給を制御する操作弁を取り 付けると共に、該操作弁を操作するレバーをボンネットフードより外部側に突出 した構成にする。
【0006】
【作 用】
本考案は、作動装置の油圧機器への圧油の供給を制御する操作弁をボンネット フードに装着することで、操作弁で発生した振動、騒音を直接車体側に伝わるの を防止する。
【0007】
【実 施 例】
産業車両は、図1に示すように、従来と同様、車体1の前部に作業装置2を備 え、該作業装置2は、前後に若干回動するマスト3を立設し、該マスト3にフォ ーク爪4を昇降動自在に設けると共に、前記マスト3とフォーク爪4とを作動す るそれぞれのシリンダー等の油圧機器を備えている。一方、前記車体1の前部に 駆動輪5を、後部に操舵輪6をそれぞれ設け、さらに内部中央にモータ7を設け 、該モータ7により前記駆動輪5を駆動して走行するようになっている。また、 前記モータ7に接続してモータ7の動力源となるバッテリー8を車体1の後部上 部側に取り外し自在に設け、該バッテリー8を覆うようになるボンネットフード 9を車体1の後部上部側に開閉自在に設け、該ボンネットフード9の上部に運転 シート10を設けている。
【0008】 前記ボンネットフード9は、樹脂製であり、図3に示すように、上壁9aと周 壁9bとから下方が開口する中空状、すなわち逆お椀状となり、その周壁9bの 後部側の下端を車体1の上部後端に蝶着することで、車体1に対して開閉自在と なっている。また、前記ボンネットフード9は、上壁9aの右部の内側に取り付 け部20を一体的に形成すると共に、上壁9aにおける取り付け部20の前方に 穴部21を形成しており、前記取り付け部20は、下方に向かって突起した凸部 20aを形成し、該凸部20aにボルト穴20bを形成したものである。そして 、前記取り付け部20に作動装置2の油圧機器への圧油の供給を制御する操作弁 11をボルト22によって取り付けると共に、操作弁11の前部に装着される操 作弁11を操作するレバー15を前記上壁9aの穴部21に貫通してボンネット フード9の外部側である上部側に突出するようにする。前記レバー15は操作弁 11の前部より上方に向かいボンネットフード9より突出した位置で屈曲して前 方に向かうようになっている。
【0009】 なお、前記ボンネットフード9の上壁9aの穴部21には弾性力を有するレバ ーブーツ23を該穴部21が密閉状態となるように装着しており、該レバーブー ツ23は上方に向かって縮径する蛇腹状で、下端がボンネットフード9に密着し 、上端がレバー15に密着するようになっている。また、前記ボンネットフード 9の周壁9bにおいては、車体1に蝶着する部分を除いた周壁9bの下端全体に 弾性力を有するモール24を固着している。
【0010】 一方、前記操作弁11においては、その下部に2個のポート25を設けており 、それぞれのポート25にエルボ26を固着している。そして、該エルボ26に 屈曲自在となるホース27をそれぞれ固着し、該ホース27はボンネットフード 9開閉動作時に無理な力がかからないように一旦ボンネットフード9の蝶着側で ある後方に向かいここでU字状に屈曲して前方に向かうようになることで、ホー ス27の長さに余裕を持たせた状態としている。そして、前記2本のホース27 の内、一方を車体1側に配置したタンクあるいはポンプに接続すると共に、他方 を車体1側に配置した作業装置2の油圧機器に接続している。
【0011】 このようにホース27を用いたことにより、ボンネットフード9内に配置した バッテリー8の充電や交換といった作業を行うためボンネットフード9を開放し た際は、図4に示すように、ホース27に無理な力がかかることがなく、ホース 27の破損等を防止しつつ容易にボンネットフード9の開閉動作を行うことがで きるようになっている。
【0012】 このように操作弁11をボンネットフード9に取り付けたことにより、操作弁 11によって発生する振動、騒音を直接車体1側に伝わるのを低減することがで き、すなわち樹脂製のボンネットフード9において振動、騒音を吸収して車体1 側に振動、騒音が伝わるのを低減する。 また、ボンネットフード9より操作弁11のレバー15が突出する部分に弾性 力を有するレバーブーツ23を装着したことで、この部分を密閉状態にすること ができ、操作弁11での騒音がここよりボンネットフード9の外部に漏れるのを 防止することができる。 また、ボンネットフード9の周壁9bの下端に弾性力を有するモール24を固 着したことで、操作弁11での振動、騒音がボンネットフード9より外部に漏れ たり、あるいは車体1側に伝わるのをより一層防止することができる。 さらに、操作弁11に接続する管路としてホース27を用いたことで、操作弁 11での振動、騒音が車体側に伝わるのをここでも防止することができるように なっている。 以上のように、産業車両において低振動化、低騒音化を図ることができる。
【0013】 また、操作弁11のレバー15においては、ボンネットフード9と共に上下回 動するので、従来のような回動時にボンネットフード9に干渉するといった問題 をなくすことができ、レバー15の位置およびレバー15の形状を限定すること がなく、レバー15を所望の位置あるいは形状にすることができる。
【0014】
【考案の効果】
樹脂製のボンネットフードの内面に操作弁を取り付けたことで、操作弁によっ て発生する振動、騒音をボンネットフードにおいて吸収して車体側に振動、騒音 が伝わるのを低減することができ、産業車両における低振動化、低騒音化を図る ことができる。 また、ボンネットフードにおけるレバーの突出する部分に密閉可能となる弾性 力を有するレバーブーツを装着したことで、操作弁での騒音がここよりボンネッ トフードの外部に漏れるのを防止することができる。 さらに、操作弁のレバーはボンネットフードと共に上下回動するので、ボンネ ットフード回動時にボンネットフードに干渉するといった問題をなくすことがで き、レバーを所望の位置あるいは形状にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】産業車両全体を示した側面図である。
【図2】従来の操作弁の取り付け構造を示した側面断面
図である。
【図3】本考案による操作弁の取り付け構造を示した側
面断面図である。
【図4】図3においてボンネットフード開放時の状態を
示す側面断面図である。
【符号の説明】
1…車体、2…作業装置、3…マスト、4…フォーク
爪、5…駆動輪、6…操舵輪、7…モータ、8…バッテ
リー、9…ボンネットフード、9a…上壁、9b…周
壁、10…運転シート、11…操作弁、12…取り付け
板、13…管、14…管、15…レバー、16…穴部、
17…密閉材、18…横板、20…取り付け部、20a
…凸部、20b…ボルト穴、21…穴部、22…ボル
ト、23…レバーブーツ、24…モール、25…ポー
ト、26…エルボ、27…ホース。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体1に油圧機器を有する作動装置2を
    備えると共に、車体1の上部側に下方が開口する中空状
    の樹脂製のボンネットフード9を開閉自在となるように
    設け、該ボンネットフード9の上部に運転シート10を
    設けてなる産業車両において、 前記ボンネットフード9の内面に前記作動装置2の油圧
    機器への圧油の供給を制御する操作弁11を取り付ける
    と共に、該操作弁11を操作するレバー15をボンネッ
    トフード9より外部側に突出したことを特徴とする産業
    車両における操作弁の取り付け構造。
  2. 【請求項2】 前記ボンネットフード9における前記レ
    バー15の突出する部分に密閉可能となる弾性力を有す
    るレバーブーツ23を装着したことを特徴とする請求項
    1記載の産業車両における操作弁の取り付け構造。
JP1993055815U 1993-10-15 1993-10-15 産業車両における操作弁の取り付け構造 Expired - Lifetime JP2573012Y2 (ja)

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