JP3907319B2 - クローラトラクタにおける作業機用油圧ポンプの配置構造 - Google Patents

クローラトラクタにおける作業機用油圧ポンプの配置構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、クローラトラクタ等の移動農機の後部に装備した作業機に駆動力を供給する作業機用油圧ポンプに係り、特に機体上に設けた運転操作部周辺の限られた設置スペースを有効に活用してコンパクトに収容することができる移動農機における作業機用油圧ポンプの配置構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、クローラトラクタ等の移動農機では、その後部に設けた三点リンク機構に、圃場の作業内容に応じた種々の作業機を昇降かつ着脱自在に装備するようになっているが、上記三点リンク機構に装備した作業機への駆動力の供給は、エンジンからの回転動力を作業機用油圧ポンプに一旦入力し、この回転動力に対応する油圧力に変換した後に作業機用トランスミッションを介してPTO軸に接続した作業機に駆動力を供給するように構成されている。
【0003】
また前記したクローラトラクタでは、その走行駆動源として左右一対の静油圧式変速装置(以下、HST装置という)を備えたクローラ装置が装備され、実際の走行駆動構成としては、当該HST装置を構成する走行用油圧ポンプを機体フレームの後部位置に設け、かつ機体フレームの前部に搭載したエンジンの出力軸を伝動軸を介して上記走行用油圧ポンプに直結し、各クローラ装置の駆動輪に軸支した左右の油圧モータを各別に回転駆動させるようになっており、前記作業用油圧ポンプと走行用油圧ポンプとは、ともに伝動軸を介して機体後部に配置される構成上の理由から相互に近接した位置に併置すること余儀なくされ、運転操作部の限られた設置スペース内で上記各ポンプ双方の配管構成を要領良く行うには困難を極めるものであった。
【0004】
【本発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記の如き実状に鑑み従来の作業機用油圧ポンプの配置構造を改善する研究、開発の過程で創案されたものであって、その目的とするところは、作業機用トランスミッションに油圧力を供給する作業機用油圧ポンプを、運転操作部の限られたスペースを有効に利用してコンパクトに配設することができ、また運転操作部のステップ面の下方で伝動軸の上方に位置して作業機用油圧ポンプを位置させることにより、当該ポンプの配管構成を下方から防護するための手立てを不要にできる移動農機における作業機用油圧ポンプの配置構造を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
課題を解決するため、本発明が採用した技術的手段は、左右一対のクローラ走行装置を機体フレームの下部に備え、機体フレームの前部に設けたボンネット内にエンジンを搭載し、機体フレームの略中央部に配設したキャビン内に運転席等を備えた運転操作部を設けると共に、機体フレームの後部に立設した支持フレームに三点リンク機構を配設したクローラトラクタにおいて、機体前部に設けたエンジンの回転動力を、運転席下方に位置する機体フレーム内に配設した作業機用トランスミッションに伝動軸を介して入力し、この作業機用トランスミッションのケース上面に走行用油圧ポンプを装備し、当該走行用油圧ポンプを運転席の下方で、かつ運転席の前側に張設したステップ面よりその上面が上方に張り出すように配設して、走行用油圧ポンプからの圧油力で左右一対の油圧モータを回転駆動し、左右のクローラ走行装置を走行駆動するように構成する一方、作業機用トランスミッションのケース本体の機体進行方向の前方で、運転席の前側に張設したステップ面の下面と伝動軸との間に形成される空間部に、作業機用油圧ポンプを装備したことを特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の構成を、図面に示した実施例に基づいて詳細に説明する。
図1および図2において、1は左右一対のクローラ走行装置2、2を機体フレーム3の下部に備えたクローラトラクタであって、該クローラトラクタ1は機体フレーム3の前部に設けたボンネット4内にエンジン5を搭載し、かつ当該機体フレーム3の略中央部に配設したキャビン6内に、運転席7、運転ハンドル8およびコンソール9等を備えた運転操作部10を設けると共に、機体フレーム3の後部に立設した支持フレーム3aには、リフトアーム11a、リフトシリンダ11b等からなる三点リンク機構11が配設されて、図示しない作業機をクローラトラクタ1の後部に昇降自在に装着するように構成されている。
【0007】
ここで上述のキャビン6は、図5に示すように、当該キャビン6を構成する機枠フレーム6aの後部側ブラケット6bを前記支持フレーム3aの上端部に軸支し、これの枢支軸6cを回動支点として後方に開放可能に構成されており、当該キャビン6の開放を行う場合には、上記機枠フレーム6aの前部側下面に設けたマウント部6dと機体フレーム3上面との固定を解除した後に、前記リフトアーム11aと機枠フレーム6aの後部側ブラケット6bとの間に開放用ロッド11cを連接し、この状態でリフトシリンダ11bを縮入作動させることによりリフトアーム11a、開放用ロッド11cを介してキャビン6が後方に開放するようになっており、機体内部の点検、保守作業時において従来のようにクレーン車でキャビン6を吊り上げたり、取り外したキャビン6の載置場所を別途に確保するような煩わしい作業を要することなくメンテナンスを行うことができるようになる。
【0008】
また上記運転席7の下方に位置する機体フレーム3内には作業機用トランスミッション12が配設されており、当該作業機用トランスミッション12と前記エンジン5とを連動連結する伝動軸13を、運転操作部10に張設したステップ面14の下方に配設して前記三点リンク機構11に装着された図示しない作業機への駆動力の供給を後述する作業機用油圧ポンプ21および作業機用トランスミッション12を介して供給するようになっている。
【0009】
前記左右一対のクローラ走行装置2、2には、後述する走行用油圧ポンプ15からの圧油力で回転駆動する図示しない左右一対の油圧モータが駆動輪2a、2aに軸支されており、該駆動輪2a、2aを同一の回転速度で回転駆動することにより左右のクローラ装置2、2を直進走行駆動し、また運転操作部10においてオペレータが運転ハンドル8を操向操作すれば、上記駆動輪2a、2aが相互に異なる回転速度で回転駆動されるか、あるいは一方の駆動輪2aの回転駆動が停止してクローラトラクタ1を左右の所望の方向に操向するように構成されている。
【0010】
一方前記作業機用トランスミッション12は、図4に示すように、ケース本体12aの機体進行方向の左側に偏位して伝動軸13を連結し、そのケース本体12aの一側(機体進行方向の左側)のケース上面12bより低位に形成される他側(同右側)のケース上面12cに臨ませて走行用油圧ポンプ15を装備すると共に、図示しない油圧モータに至る走行用油圧ポンプ15の出力管16、17の継手部16a、17aを上記他側のケース上面12c側に位置して配設し、図2に示す圧油タンク18から入力管19、20を介して作動油を油圧ポンプ15に供給するようになっている。
【0011】
加えて図3に示すように、上記ケース本体12aの機体進行方向の前方で、かつステップ面14の下面14aと伝動軸13との間に形成される空間部Aには、作業機用油圧ポンプ21が装備されており、伝動軸13を介して当該作業機用油圧ポンプ21に入力されるエンジン5からの回転動力を油圧力に変換して作業機用トランスミッション12に供給するように構成されている。
なお22は圧油タンク18から油圧ポンプ15に至る間の入力管19、20に介装されたオイルフィルタ、23は作業機用トランスミッション12の切換えレバーである。
【0012】
したがって叙上の如く作業機用トランスミッション12のケース本体12aの機体進行方向の前方に位置してステップ面14と伝動軸13との間に形成される空間部Aに作業機用油圧ポンプ21を装備したので、当該作業機用ポンプ21の配管に関わるアクチュエータや制御弁等の伝動軸周りの配置構成が容易となり、また上記伝動軸13の上方に位置して作業機用油圧ポンプ21を配設することにより、機体走行中に圃場面から飛散する泥土、固形物等から当該ポンプ21およびその配管構成を防護するための手立てを不要としつつ、従来のように伝動軸の配設位置を避けて各部の組立てを行うような配慮をも不要としてコンパクトで安定性の高い配置構造とすることができる。
【0013】
【発明の効果】
これを要するに本発明は、左右一対のクローラ走行装置を機体フレームの下部に備え、機体フレームの前部に設けたボンネット内にエンジンを搭載し、機体フレームの略中央部に配設したキャビン内に運転席等を備えた運転操作部を設けると共に、機体フレームの後部に立設した支持フレームに三点リンク機構を配設したクローラトラクタにおいて、機体前部に設けたエンジンの回転動力を、運転席下方に位置する機体フレーム内に配設した作業機用トランスミッションに伝動軸を介して入力し、この作業機用トランスミッションのケース上面に走行用油圧ポンプを装備し、当該走行用油圧ポンプを運転席の下方で、かつ運転席の前側に張設したステップ面よりその上面が上方に張り出すように配設して、走行用油圧ポンプからの圧油力で左右一対の油圧モータを回転駆動し、左右のクローラ走行装置を走行駆動するように構成する一方、作業機用トランスミッションのケース本体の機体進行方向の前方で、運転席の前側に張設したステップ面の下面と伝動軸との間に形成される空間部に、作業機用油圧ポンプを装備したから、運転操作部のステップ面下の限られた設置スペースを有効に利用して、作業機用油圧ポンプの配管構成に関わるアクチュエータ、制御弁等の伝動軸周りにおける取り回しが容易となると共に、伝動軸の上方に位置して作業機用油圧ポンプが配設されるので、当該ポンプの配管を下方から防護するための手立てを不要にし、また従来のように伝動軸の配設位置を避けて各部の組立てを行うような配慮を必要とせずにコンパクトで安定性の高い配置構造とすることができる、等という極めて有用な新規的効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】クローラトラクタの全体側面図である。
【図2】クローラトラクタの一部切欠後面図である。
【図3】運転操作部のステップ面と作業機用油圧ポンプとの配置関係を示す一部省略要部拡大側面図である。
【図4】作業機用トランスミッションと走行用油圧ポンプとの配置関係を示す一部省略要部前面図である。
【図5】キャビンの開放構造を示す全体側面図である。
【符号の説明】
5 エンジン
7 運転席
10 運転操作部
12 作業機用トランスミッション
13 伝動軸
14 ステップ面
14a 下面
21 作業機用油圧ポンプ
A 空間部

Claims (1)

  1. 左右一対のクローラ走行装置 (2),(2) を機体フレーム (3) の下部に備え、機体フレーム (3) の前部に設けたボンネット (4) 内にエンジン (5) を搭載し、機体フレーム (3) の略中央部に配設したキャビン (6) 内に運転席 (7) 等を備えた運転操作部 (10) を設けると共に、機体フレーム (3) の後部に立設した支持フレーム (3a) に三点リンク機構 (11) を配設したクローラトラクタ (1) において、機体前部に設けたエンジン (5) の回転動力を、運転席 (7) 下方に位置する機体フレーム (3) 内に配設した作業機用トランスミッション (12) に伝動軸 (13) を介して入力し、この作業機用トランスミッション (12) のケース上面 (12c) に走行用油圧ポンプ (15) を装備し、当該走行用油圧ポンプ (15) を運転席 (7) の下方で、かつ運転席 (7) の前側に張設したステップ面 (14) よりその上面が上方に張り出すように配設して、走行用油圧ポンプ (15) からの圧油力で左右一対の油圧モータを回転駆動し、左右のクローラ走行装置 (2),(2) を走行駆動するように構成する一方、作業機用トランスミッション (12) のケース本体 (12a) の機体進行方向の前方で、運転席 (7) の前側に張設したステップ面 (14) の下面 (14a) と伝動軸 (13) との間に形成される空間部 (A) に、作業機用油圧ポンプ (21) を装備したことを特徴とするクローラトラクタにおける作業機用油圧ポンプの配置構造。
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