JP3694931B2 - トラクタ車体 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、トラクタ車体に関する。
【0002】
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】
トラクタ車体は、クラッチハウジングやミッションケース等を、エンジンボディと一体として後方へ連結させて、剛体的構成の主体となるものであるから、ミッションケース等は相当の厚みのある重量構成のものである。又、この車体の上部に前後方向のサイドフレームを装着するときは、ブラケットや弾性ゴム材等のダンパーを介在させて支持搭載する構成とする。このため車体は構成が煩雑で不安定となり易い。
【0003】
【課題を解決するための手段】
この発明は、エンジンボディ1から後側に亘って伝動軸39または主クラッチを内装するクラッチハウジング2、油圧無段変速装置を内装するHSTケース3、副変速装置を内装するミッションケース4、及び、左右両側部に後車輪5を軸装する後輪伝動ケース6,6を有したリヤアクスルハウジング7等を連結するトラクタにおいて、
該クラッチハウジング2の左右両側部とリヤアクスルハウジング7との間を前記HSTケース3の側方に間隙を介して左右方向に配するサイドフレーム8にて連結すると共に、前記左右夫れ夫れの後輪伝動ケース6,6間を軸部材26で連結し、同軸26に作業機を昇降操作するリフトアーム28,28を回動支持する構成としたことを特徴とするトラクタ車体とする。
【0004】
【作用、及び発明の効果】
エンジンの駆動によって、後車輪4や動力取出軸が伝動される。この伝動は、クラッチハウジング2内の伝動軸39またはクラッチを介して油圧無段変速装置が無段変速伝動されて、ミッションケース4内の副変速装置を経て、リヤアクスルハウジング7内の後車軸へ伝動される。更にこれら後車軸から後輪伝動ケース6内の伝動機構を経て後車輪6へ伝動される。
【0005】
このような無段変速装置及びこのHSTケース3左右外側方には、クラッチハウジング2の左右両側部と、リヤアクスルハウジング7の左右外側部との間に亘って、サイドフレーム8を連結し、更に前記左右夫れ夫れの後輪伝動ケース6,6間を軸部材26で連結するものであるから、特に前記HSTケース3は比較軽薄な構成でも、捻れ難く、また車体全体としても剛性を有する安定した車体とすることができる。ひいては、車体幅を広くして、上部のシートフロアや、ステップフロア等の取付を行い易くするものである。
【0006】
又、サイドフレーム8は、前後端部をクラッチハウジング2とリヤアクスルハウジング7との左右両側部に亘って連結し、また左右夫れ夫れの後輪伝動ケース6,6間を軸部材26で連結し、同軸26に作業機を昇降操作するリフトアーム28,28を回動支持する構成とするため、リフトアーム28を有するトラクタの構成を簡単化できまた組立も容易化できる。
【0007】
【実施例】
トラクタ車体9は、図1と図2に示すように、前部のエンジンボディ1の後側にクラッチハウジング2を一体的に連結し、このクラッチハウジング2の後側には、上部にHSTケース3を連結し、PTOクラッチハウジング10を連結する。HSTケース3の後端にはミッションケース4を連結し、このミッションケース4の後側に左右に幅広いリヤアクスルハウジング7を連結している。
【0008】
クラッチハウジング2は左右に幅広く形成して、外側面に取付座11を設け、この取付座11に前後方向に配するサイドフレーム8の前端部を前記HSTケース3に対し間隙を介した状態でボルト12で取付ける。又、リヤアクスルハウジング7の左右両側部には、前面にサイドフレーム8の後端面をボルトで取付ける取付座13を設ける。後輪伝動ケース6は、このリヤアクスルハウジング7の左右両側端面に連結して、後端部に上下方向の支持ケース14を連結して、この支持ケース14の下端部に後車輪5を軸装する。
【0009】
15はエンジンEを覆うボンネット、16はステアリングハンドル、17はステアリングポスト、18はステップフロア、19は操縦席、20はシートフロア、21は前記左右の後輪伝動ケース6の後端部間に亘って取付ける正面視門形状の安全フレームである。エンジンボディ1の左右両側部から前方に亘ってアクスルブラケット22が設けられて、この下側にフロントアクスルハウジング23がセンタピボット56回りに揺動自在にして取付けられ、この左右両端部には支持ケース24によって操向自在の前車輪25が軸装される。
【0010】
26は前記左右の後輪伝動ケース6間に亘ってブラケット27によって回動自在に支架されたリフトアーム軸で、このリフトアーム軸26には左右一対のリフトアーム28が取付けられて、油圧乃至電動等による伸縮シリンダ29によって上下回動される。前記リヤアクスルハウジング7の左右両側部の下部にはロアリンク30が連結されて、該リフトアーム28との間をリフトロッド31で連結して昇降できる構成である。32はトップリンクで、前記リヤアクスルハウジング7に一体のブラケット33に取付けられて、ロータリ耕耘装置等の作業機を装着する上下ヒッチ34,35を有したヒッチリンク36の上端部に連結し、前記ロアリンク30の後端にこのヒッチリンク36の下端部を連結して、三点リンク機構を構成する。
【0011】
前記エンジンEの駆動によって、前車輪25と後車輪5とが伝動されると共に、リヤアクスルハウジング7の中央下部にPTO軸ケース37によって軸受され取付けられるグランドPTO軸38が伝動される。これらの伝動機構は、図3のように、前記クラッチハウジング2内の入力軸39から、油圧無段変速装置HSTの入力軸40が伝動されると共に、PTOクラッチハウジング10内のPTOクラッチ軸41が伝動される。このクラッチハウジング2内には主クラッチを設けるもよい。55はオイルパンである。
【0012】
このうち油圧無段変速装置HSTは、HSTレバー51の操作によって中立位置Nから前進F側又は後進R側の高速位置に亘って無段変速して出力軸42を変速伝動しうる。この出力軸42は、ミッションケース4内の副変速装置43へ伝動し、この副変速装置43の出力軸44からは前輪取出軸45へ伝動し、グランドPTO軸38へ伝動しうる。前輪取出軸45は、前記フロントアクスルハウジング23内の前輪デフ装置46を経て、支持ケース24内の伝動軸等を経て前車輪25を駆動する。
【0013】
又、後車輪4は、前記出力軸44からリヤアクスルハウジング7内の後輪デフ装置47を経て、支持ケース14内の伝動軸等を経て駆動する。
前記PTOクラッチ軸41からはPTOクラッチ48、及びPTO変速装置49を経て、前記リヤアクスルハウジング7の中央部に軸受されるライブPTO軸50を駆動する。
【0014】
前記油圧無段変速装置HSTを操作するHSTレバー51は、操縦席19左側の操作パネル52に形成するH形のレバー溝53に案内させる。H形のレバー溝53は、操縦席19側を副変速の低速域Lとし外側を高速域Hとして、HSTレバー51で副変速操作をも行い得る。54は前記油圧無段変速装置HSTを足で中立位置Nへ戻し操作するHSTペタルであり、ステップフロア18の右側に設けられている。
【図面の簡単な説明】
【図1】平面図。
【図2】その側面図。
【図3】伝動機構図。
【図4】側面図。
【符号の説明】
1 エンジンボディ
2 クラッチハウジング
3 HSTケース
4 ミッションケース
5 後車輪
6 後輪伝動ケース
7 リヤアクスルハウジング
8 サイドフレーム
26 リフトアーム軸(軸部材)
28 リフトアーム
39 伝動軸
Claims (1)
- エンジンボディ1から後側に亘って伝動軸39または主クラッチを内装するクラッチハウジング2、油圧無段変速装置を内装するHSTケース3、副変速装置を内装するミッションケース4、及び、左右両側部に後車輪5を軸装する後輪伝動ケース6,6を有したリヤアクスルハウジング7等を連結するトラクタにおいて、
該クラッチハウジング2の左右両側部とリヤアクスルハウジング7との間を前記HSTケース3の側方に間隙を介して左右方向に配するサイドフレーム8にて連結すると共に、前記左右夫れ夫れの後輪伝動ケース6,6間を軸部材26で連結し、同軸26に作業機を昇降操作するリフトアーム28,28を回動支持する構成としたことを特徴とするトラクタ車体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22975995A JP3694931B2 (ja) | 1995-09-07 | 1995-09-07 | トラクタ車体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22975995A JP3694931B2 (ja) | 1995-09-07 | 1995-09-07 | トラクタ車体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0971264A JPH0971264A (ja) | 1997-03-18 |
JP3694931B2 true JP3694931B2 (ja) | 2005-09-14 |
Family
ID=16897235
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22975995A Expired - Fee Related JP3694931B2 (ja) | 1995-09-07 | 1995-09-07 | トラクタ車体 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3694931B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4672886B2 (ja) * | 2001-03-02 | 2011-04-20 | ヤンマー株式会社 | トラクタ |
-
1995
- 1995-09-07 JP JP22975995A patent/JP3694931B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0971264A (ja) | 1997-03-18 |
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