JP2008179331A - 農作業機の操向装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ギヤケースとギヤボックスとの間に操舵用の左右切れストッパを簡単に形成し、ギヤボックスにナックルアームを簡単に締結できる農作業機の操向装置を提供する。
【解決手段】フロントアクスルケース7に固設した左右のギヤケース32に支持した左右のギヤボックス33と、左右の前車輪3を左右に方向転換させる操縦ハンドル16と、操縦ハンドル16にて作動する操舵用油圧シリンダ55と、ギヤボックス33に締結したナックルアーム34とを備えてなる農作業機の操向装置において、ギヤケース32の外面には突起体61が配置され、ナックルアーム34には突起体61が移動可能なガイド凹溝34bが形成され、ガイド凹溝34bの内面には左右切れストッパ34c、34dが形成され、左右切れストッパ34c、34dと突起体61とが当接することによって、ギヤボックス33の回動量が制限されるように構成した。
【選択図】図6

Description

本発明は、ロータリ耕耘機を牽引するトラクタ等の農作業機の操向装置に係り、より詳しくは、トラクタ等の走行機体に配置された前車輪の内切れ操舵角及び外切れ操舵角を規制する農作業機の操向装置に関するものである。
この種の農作業機の操向装置は、特許文献1に示されているように、走行機体に配置するフロントアクスルケースと、フロントアクスルケースに固設した左右のギヤケースと、左右のギヤケースに縦軸回りに回動可能に支持した左右のギヤボックスと、ギヤボックスに取付ける左右の前車輪と、操縦ハンドルにて作動する操舵用油圧シリンダとを備え、ギヤボックスにナックルアームを介して操舵用油圧シリンダを連結していた。
特開昭61−94873号公報
ところで、特許文献1のように、左右の前車輪間の中央にナックルアームを配置した場合、走行機体にローリング用回動軸を介してフロントアクスルケースを支持して左右の前車輪が昇降するように構成した構造では、ナックルアームとローリング用回動軸とが互いに接近して配置されることになり、ナックルアーム及びローリング用回動軸を簡単に組付けることができない等の問題がある。そこで、ギヤボックスにナックルアームを締結することにより、ナックルアームとローリング用回動軸とを離間して配置でき、ナックルアーム及びローリング用回動軸を簡単に組付けることができるが、特許文献1のように、ギヤケースとギヤボックスとの間に操縦ハンドルの操舵用の左切れストッパ及び右切れストッパを設けた場合、ギヤボックスにナックルアームを締結したボルトに、操舵用油圧シリンダの操舵用の油圧力が付加されるから、操舵用油圧シリンダの操舵用の油圧力に耐えるボルトの締結強度で、ギヤボックスにナックルアームを固着する必要があった。ボルトの締結強度を確保することによって、ギヤボックスとナックルアームとの締結部の構造を簡単に構成できない等の問題がある。
本発明の目的は、ギヤケースとギヤボックスとの間に操縦ハンドルの操舵用の左切れストッパ及び右切れストッパを簡単に形成できるものでありながら、ギヤボックスにナックルアームを簡単に締結できる農作業機の操向装置を提供するものである。
前記目的を達成するため、請求項1に係る発明の農作業機の操向装置は、エンジンを搭載した走行機体と、前記走行機体に配置するフロントアクスルケースと、前記フロントアクスルケースに固設した左右のギヤケースと、前記左右のギヤケースに縦軸回りに回動可能に支持した左右のギヤボックスと、前記ギヤボックスに取付ける左右の前車輪と、前記左右の前車輪を左右に方向転換させる操縦ハンドルと、前記操縦ハンドルにて作動する操舵用油圧シリンダと、前記ギヤボックスに締結したナックルアームとを備え、前記ギヤボックスに前記ナックルアームを介して前記操舵用油圧シリンダを連結するように構成してなる農作業機の操向装置において、前記ギヤケースの外面には突起体が配置され、前記ナックルアームには前記突起体が移動可能なガイド凹溝が形成され、前記ガイド凹溝の内面には前記操縦ハンドルの操舵用の左切れストッパ及び右切れストッパが形成され、前記左切れストッパ又は前記右切れストッパと前記突起体とが当接することによって、前記操舵用油圧シリンダにて回動する前記ギヤボックスの回動量が制限されるように構成したものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の農作業機の操向装置において、前記ギヤケースに前記突起体が鋳造加工にて一体的に形成され、前記ナックルアームに前記左切れストッパ及び右切れストッパが鋳造加工にて一体的に形成されたものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の農作業機の操向装置において、前記右切れストッパには、前記突起体に当接させる調節ストッパボルトを配置したものである。
請求項1に係る発明によれば、エンジンを搭載した走行機体と、前記走行機体に配置するフロントアクスルケースと、前記フロントアクスルケースに固設した左右のギヤケースと、前記左右のギヤケースに縦軸回りに回動可能に支持した左右のギヤボックスと、前記ギヤボックスに取付ける左右の前車輪と、前記左右の前車輪を左右に方向転換させる操縦ハンドルと、前記操縦ハンドルにて作動する操舵用油圧シリンダと、前記ギヤボックスに締結したナックルアームとを備え、前記ギヤボックスに前記ナックルアームを介して前記操舵用油圧シリンダを連結するように構成してなる農作業機の操向装置において、前記ギヤケースの外面には突起体が配置され、前記ナックルアームには前記突起体が移動可能なガイド凹溝が形成され、前記ガイド凹溝の内面には前記操縦ハンドルの操舵用の左切れストッパ及び右切れストッパが形成され、前記左切れストッパ又は前記右切れストッパと前記突起体とが当接することによって、前記操舵用油圧シリンダにて回動する前記ギヤボックスの回動量が制限されるように構成したものであるから、前記ナックルアームを利用して前記左切れストッパ及び右切れストッパを簡単に形成できる。また、前記操舵用油圧シリンダの操舵用の油圧力が前記ナックルアーム及び前記ギヤケースに直接付加されるから、前記ギヤボックスに前記ナックルアームを締結するためのボルトに付加される前記操舵用油圧シリンダの操舵用の油圧力を低減でき、前記ギヤボックスに前記ナックルアームを簡単に締結できる。また、前記ガイド凹溝は、前記ギヤケースに対峙する内面側と、下面側とにだけ開放された袋孔状に形成できるから、前記ナックルアームの上面側又は外面から、前記左切れストッパ又は前記右切れストッパと前記突起体との間に石等の異物が入って挟まれるのを防止できるものである。
請求項2に係る発明によれば、前記ギヤケースに前記突起体が鋳造加工にて一体的に形成され、前記ナックルアームに前記左切れストッパ及び右切れストッパが鋳造加工にて一体的に形成されたものであるから、前記左切れストッパ及び右切れストッパの製造コストを簡単に低減できる。また、前記ギヤケースに前記ギヤボックス及び前記ナックルアームを簡単に組付けることができるものである。
請求項3に係る発明によれば、前記右切れストッパには、前記突起体に当接させる調節ストッパボルトを配置したものであるから、前記突起体に対するストッパボルトの当接位置を調節することによって、操縦ハンドルにて操舵用油圧シリンダを作動した場合の前車輪の切角を簡単に変更できるものである。
以下、本発明の実施の形態を、作業車両としての農作業用トラクタに適用した場合の図面について説明する。図1はトラクタの側面図、図2は同平面図、図3は前車輪の取付け部の平面図、図4は図3のI―I線視断面図、図5は図4のII―II線視図、図6は図5の一部切り欠き説明図である。
図1及び図2に示されるように、トラクタ1は、走行機体2を左右一対の前車輪3と同じく左右一対の後車輪4とで支持し、前記走行機体2の前部に搭載したエンジン5にて前記両後車輪4及び両前車輪3を駆動することにより、前後進走行するように構成されている。走行機体2は、前バンパ6及びフロントアクスルケース7を配置したエンジンフレーム8と、エンジン5から出力された動力を継断するためのメインクラッチ9を有するクラッチハウジング10と、エンジン5の回転を適宜変速して前記両後車輪4及び両前車輪3に伝達するためのミッションケース11と、クラッチハウジング10にミッションケース11を連結するためのミッション前面ケース12と、クラッチハウジング10の外側面から外向きに突出するように着脱可能に装着される左右一対のステップフレーム13とからなる。
なお、エンジンフレーム8の後端側がエンジン5の左右外側面に連結されている。エンジン5の後面側にはクラッチハウジング10の前面側が連結されている。クラッチハウジング10の後面側には、ミッション前面ケース12を介してミッションケース11の前面側が連結されている。
エンジン5はボンネット14にて覆われる。また、クラッチハウジング10の上面には、操縦コラム15が立設されている。前記両前車輪3を左右に動かすことによってかじ取りするようにした操縦ハンドル16が操縦コラム15の上面側に配置されている。ミッションケース11の上面には、操縦座席17が配置されている。左右一対のステップフレーム13の上面には、平坦なステップ床板18がそれぞれ設けられている。両前車輪3は、フロントアクスルケース7を介してエンジンフレーム8に取付けられている。また、両後車輪4は、前記ミッションケース11に対して、当該ミッションケース11の外側面から外向きに突出するように着脱可能に装着される後車軸ケースを介して取付けられている。なお、両後車輪4の上面側は、左右のリヤフェンダ4aにて覆われている。
前記ミッションケース11の上面には、前記走行機体2の後部に連結される耕うん機等の作業機19を昇降動するための油圧式の作業機用昇降機構20が着脱可能に取付けられている。さらに、前記ミッションケース11の後側面には、作業機19に駆動力を伝えるためのPTO軸21が後向きに突出するように設けられている。作業機19は、ミッションケース11の後部に、一対の左右のロワーリンク22及び1本のトップリンク23からなる3点リンク機構24を介して連結されている。作業機用昇降機構20の左右のリフトアーム20aが左右のロワーリンク22に連結され、作業機用昇降機構20を作動させた場合、作業機19が昇降動することになる。
ミッション前面ケース12の前側面には、静油圧式無段変速機(HST)25が配置されている。静油圧式無段変速機25は、クラッチハウジング10の後部に内設されている。メインクラッチ9から後ろ向きに突出する主動軸26を介して、前記エンジン5の回転を無段変速機25に伝達する。無段変速機25からの出力は、ミッションケース11内の副変速ギヤ機構及び後車輪用差動ギヤ機構を介して前記両後車輪4及び両前車輪3に伝達されることになる。一方、主動軸26からの前記エンジン5の回転は、ミッションケース11内のPTO出力用減速ギヤ機構を介してPTO軸21に伝達されることになる。なお、操縦コラム15より左方には、メインクラッチ9を切断作動するためのクラッチペダル27が配置されている。一方、操縦コラム15より右方には、左右の後車輪制動用ブレーキ機構を作動させる左右のブレーキペダル28が配置されている。
次に、図3乃至図6を参照して、左右の前車輪3の取付け構造及び操舵構造について説明する。図3に示されるように、前記エンジンフレーム8に前輪支持枠30を熔接にて固着する。前輪支持枠30にローリング用回動軸31を着脱可能に配置する。ローリング用回動軸31にフロントアクスルケース7の左右幅中間の支点受け部7aを被嵌する。前輪支持枠30にローリング用回動軸31を介してフロントアクスルケース7の左右幅の中間を回動可能に連結する。ローリング用回動軸31回りにフロントアクスルケース7が回動して、左右の前車輪3が反対方向に昇降することになる。
図4に示されるように、フロントアクスルケース7の左右両端側に固設する左右のギヤケース32と、左右のギヤケース32に縦軸(キングピン軸芯線)回りに回動可能に支持する左右のギヤボックス33と、左右のギヤボックス33の上面側に固着する左右のナックルアーム34と、前車輪3を支持する車軸ケース35とを備える。フロントアクスルケース7にギヤケース32をボルト36にて締結する。ギヤケース32に軸受ベアリング37を介してギヤボックス33をキングピン38回りに回動可能に連結する。フロントアクスルケース7内の前車輪駆動軸39にベベルギヤ40,41を介してキングピン38の上端側を連結する。キングピン38の上端側は、軸受ベアリング42を介してギヤケース32に支持している。
また、ギヤボックス33に車軸ケース35をボルト43にて締結する。車軸ケース35に軸受ベアリング44を介して前車輪3の車軸3aを回転自在に配置する。小径側ファイナルギヤ45及び大径側ファイナルギヤ46を介して、キングピン38の下端側に車軸3aを連結する。キングピン38の下端側は、軸受ベアリング47を介してギヤボックス33に支持している。大径側ファイナルギヤ46は、軸受ベアリング44を介して車軸ケース35に支持され、且つ軸受ベアリング48を介してギヤボックス33に支持されている。
一方、ギヤボックス33の上面側にナックルアーム34をボルト49にて締結している。ナックルアーム34のキングピン体43aがギヤケース32の上端側に軸受ベアリング50を介して支持されている。キングピン38の軸芯線の延長上にキングピン体43aが配置されている。即ち、キングピン38及びキングピン体43aの軸芯線回りに、ギヤボックス33及びナックルアーム34が回動することになる。
図3及び図5に示されるように、左右のナックルアーム34はタイロッド51にて連結されている。右のナックルアーム34に舵取りアーム52を一体的に形成している。また、フロントアクスルケース7に設けた前車輪駆動入力ケース53には、シリンダ取付軸54を介して操舵用油圧シリンダ55を連結している。一方、舵取りアーム52には、操舵用油圧シリンダ55から突出したピストンロッド55aを連結している。ピストンロッド55aを進退動させることによって左右の前車輪3の操舵角(ハンドル切角)が変更されることになる。
なお、操縦コラム15内にパワーステアリング用の油圧式トルクジエネレータ56を配置する(図1参照)。運転座席17に座ったオペレータが操縦ハンドル16を回動操作することにより、その操作量(回動量)に応じてパワーステアリング用の油圧式トルクジエネレータ56が作動する。その結果、操舵用油圧シリンダ55が作動して、ピストンロッド55aが進退動するように構成されている。
次に、図4乃至図6を参照して、左右の前車輪3の操舵角(ハンドル切角)を決定する前車輪3の操舵用ストッパ構造について説明する。図4及び図6に示されるように、ギヤケース32の外面には突起体61が配置されている。突起体61は、鋳造加工にてギヤケースに一体的に形成されている。また、ナックルアーム34には、操縦ハンドル16の操舵用の規制凹部34bが形成されている。左右の前車輪3の操舵角が変更されることにより、突起体61が規制凹部34b内を移動することになる。
図6に示されるように、規制凹部34bの内面には、操縦ハンドル16の操舵量(操舵角)を制限するための左切れストッパ34c及び右切れストッパ34dが形成されている。即ち、ナックルアーム34には、左切れストッパ34c及び右切れストッパ34dが鋳造加工にて一体的に形成されている。左切れストッパ34c又は右切れストッパ34dに突起体61が当接することによって、操舵用油圧シリンダ55の制御にて回動するギヤボックス33の回動量が制限されることになる。また、規制凹部34bは、ギヤケース32に対峙する内面側と、下面側とにだけ開放された袋孔状に形成している。したがって、ナックルアーム34の上面側又は外面から、左切れストッパ34c又は右切れストッパ34dと突起体61との間に石等の異物が入って挟まれるのを防止できる。
なお、左切れストッパ34cとは、操縦ハンドル16を反時計方向に回転させて、左方向にトラクタ1の進路を最大に変更したときに突起体61が当接して、操舵用油圧シリンダ55の動作を強制的に停止させるべく形成されたものである。また、右切れストッパ34dとは、操縦ハンドル16を時計方向に回転させて、右方向にトラクタ1の進路を最大に変更したときに突起体61が当接して、操舵用油圧シリンダ55の動作を強制的に停止させるべく形成されたものである。
また、図6に示されるように、右切れストッパ34dには、突起体61を当接するためのストッパボルト62が配置されている。右切れストッパ34dからストッパボルト62の先端側を進退可能に突出している。即ち、右切れストッパ34dに突起体61が当接する前に、ストッパボルト62の先端に突起体61が当接することになる。また、右切れストッパ34dからのストッパボルト62の先端側の突出量を変更することによって、左右の前車輪3の操舵角(ハンドル切角)を調節できる。
上記の構成により、操縦ハンドル16を反時計方向(時計方向)に回転させて、左方向(右方向)にトラクタ1の進路を最大に変更したときに、左切れストッパ34c(右切れストッパ34d又はストッパボルト62)に突起体61が当接して、操舵用油圧シリンダ55の動作を強制的に停止させる。その結果、操舵用油圧シリンダ55の操舵用の油圧力が、左切れストッパ34c又は右切れストッパ34dと突起体61とを介して、ナックルアーム34及びギヤケース32に直接付加される。
したがって、ギヤボックス33にナックルアーム34を締結するためのボルト49に付加される操舵用油圧シリンダ55の操舵用の油圧力を低減でき、ギヤボックス33にナックルアーム34を簡単に締結できる。例えば、ギヤボックス33とナックルアーム34との締結力を従来よりも低下できるから、ボルト49の小径化によって、鋳造加工にて形成するギヤボックス33又はナックルアーム34の肉厚を従来よりも薄く形成して、軽量且つ安価に製作できる。
上記の記載及び図1、図3、図4、図6から明らかなように、エンジン5を搭載した走行機体2と、走行機体2に配置するフロントアクスルケース7と、フロントアクスルケース7に固設した左右のギヤケース32と、左右のギヤケース32に縦軸としてのキングピン38回りに回動可能に支持した左右のギヤボックス33と、ギヤボックス33に取付ける左右の前車輪3と、左右の前車輪3を左右に方向転換させる操縦ハンドル16と、操縦ハンドル16にて作動する操舵用油圧シリンダ55と、ギヤボックス33に締結したナックルアーム34とを備え、ギヤボックス33にナックルアーム34を介して操舵用油圧シリンダ55を連結するように構成してなる農作業機の操向装置において、ギヤケース32の外面には突起体61が配置され、ナックルアーム34には突起体が移動可能なガイド凹溝としての規制凹部34bが形成され、規制凹部34bの内面には操縦ハンドル16の操舵用の左切れストッパ34c及び右切れストッパ34dが形成され、左切れストッパ34c又は右切れストッパ34dと突起体61とが当接することによって、操舵用油圧シリンダ55にて回動するギヤボックス33の回動量が制限されるように構成したものであるから、ナックルアーム34を利用して左切れストッパ34c及び右切れストッパ34dを簡単に形成できる。また、操舵用油圧シリンダ55の操舵用の油圧力がナックルアーム34及びギヤケース32に直接付加されるから、ギヤボックス33にナックルアーム34を締結するためのボルト49に付加される操舵用油圧シリンダ55の操舵用の油圧力を低減でき、ギヤボックス33にナックルアーム34を簡単に締結できる。また、規制凹部34bは、ギヤケース32に対峙する内面側と、下面側とにだけ開放された袋孔状に形成できるから、ナックルアーム34の上面側又は外面から、左切れストッパ34c又は右切れストッパ34dと突起体61との間に石等の異物が入って挟まれるのを防止できる。
上記の記載及び図4、図6から明らかなように、ギヤケース32に突起体61が鋳造加工にて一体的に形成され、ナックルアーム34に左切れストッパ34c及び右切れストッパ34dが鋳造加工にて一体的に形成されたものであるから、左切れストッパ34c及び右切れストッパ34dの製造コストを簡単に低減できる。また、ギヤケース32にギヤボックス33及びナックルアーム34を簡単に組付けることができる。
上記の記載及び図6から明らかなように、右切れストッパ34dには、突起体61に当接させる調節ストッパボルト62を配置したものであるから、突起体61に対するストッパボルト62の当接位置を調節することによって、操縦ハンドル16にて操舵用油圧シリンダ55を作動した場合の前車輪3の切角を簡単に変更できる。
トラクタの側面図である。 同平面図である。 前車輪の取付け部の平面図である。 図3のI−I線視断面図である。 図4のII−II線視図である。 、図5の一部切り欠き説明図である。
符号の説明
2 走行機体
3 前車輪
5 エンジン
7 フロントアクスルケース
16 操縦ハンドル
32 ギヤケース
33 ギヤボックス
34 ナックルアーム
34b 規制凹部(ガイド凹溝)
34c 左切れストッパ
34d 右切れストッパ
38 キングピン(縦軸)
55 操舵用油圧シリンダ
61 突起体
62 ストッパボルト

Claims (3)

  1. エンジンを搭載した走行機体と、前記走行機体に配置するフロントアクスルケースと、前記フロントアクスルケースに固設した左右のギヤケースと、前記左右のギヤケースに縦軸回りに回動可能に支持した左右のギヤボックスと、前記ギヤボックスに取付ける左右の前車輪と、前記左右の前車輪を左右に方向転換させる操縦ハンドルと、前記操縦ハンドルにて作動する操舵用油圧シリンダと、前記ギヤボックスに締結したナックルアームとを備え、前記ギヤボックスに前記ナックルアームを介して前記操舵用油圧シリンダを連結するように構成してなる農作業機の操向装置において、
    前記ギヤケースの外面には突起体が配置され、前記ナックルアームには前記突起体が移動可能なガイド凹溝が形成され、前記ガイド凹溝の内面には前記操縦ハンドルの操舵用の左切れストッパ及び右切れストッパが形成され、
    前記左切れストッパ又は前記右切れストッパと前記突起体とが当接することによって、前記操舵用油圧シリンダにて回動する前記ギヤボックスの回動量が制限されるように構成したことを特徴とする農作業機の操向装置。
  2. 前記ギヤケースに前記突起体が鋳造加工にて一体的に形成され、前記ナックルアームに前記左切れストッパ及び右切れストッパが鋳造加工にて一体的に形成されたことを特徴とする請求項1に記載の農作業機の操向装置。
  3. 前記右切れストッパには、前記突起体に当接させる調節ストッパボルトを配置したことを特徴とする請求項1に記載の農作業機の操向装置。
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