JP2002120579A - トラクタ - Google Patents

トラクタ

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JP2002120579A
JP2002120579A JP2000314653A JP2000314653A JP2002120579A JP 2002120579 A JP2002120579 A JP 2002120579A JP 2000314653 A JP2000314653 A JP 2000314653A JP 2000314653 A JP2000314653 A JP 2000314653A JP 2002120579 A JP2002120579 A JP 2002120579A
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真介 谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ミッションケース(12)上下幅縮少
並びにミッションケース(12)のコンパクト化などを
図る。 【解決手段】 ミッションケース(12)前側に前面
板(84)を固定させ、軸受板(93)をミッションケ
ース(12)に内設させ、前面板(84)の前側に油圧
変速ケース(25)を設けるトラクタにおいて、前面板
(84)と軸受板(93)の間でミッションケース(1
2)の高位置にPTOクラッチ(37)を設けることを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば農作業機また
は土工作業機などを装設して農作業または土工作業など
を行うトラクタに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、ミッションケー
ス前側に前面板を固定させ、軸受板をミッションケース
に内設させ、前面板の前側に油圧変速ケースを設ける構
造で、走行出力軸とPTO出力軸をミッションケースの
前後に突設させる場合、走行変速機構とPTO変速機構
をミッションケースの内部で前後に分けて配設させるこ
とにより、各変速機構の軸及びギヤ配列を容易に行える
が、ミッションケースの容積が大きくなり易く、特にP
TOクラッチを内設させることによってミッションケー
スの上下幅寸法を容易に縮少し得ないと共に、左右及び
後方が閉塞された箱形のミッションケースを形成する場
合、ミッションケース後側に設けるPTO変速機構の組
立または分解作業が面倒になる不具合があり、ミッショ
ンケースのコンパクト化並びに取扱い作業の簡略化など
を容易に図り得ない等の問題がある。
【0003】
【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、ミッ
ションケース前側に前面板を固定させ、軸受板をミッシ
ョンケースに内設させ、前面板の前側に油圧変速ケース
を設けるトラクタにおいて、前面板と軸受板の間でミッ
ションケースの高位置にPTOクラッチを設けるもの
で、油圧変速ケースの入力軸にPTOクラッチを容易に
連結し得、走行変速機構の上方にPTOクラッチの取付
スペースを容易に確保し得、PTO変速機構とPTOク
ラッチの取付スペース上下幅縮少、ミッションケース上
下幅縮少などを容易に行い得、ミッションケースのコン
パクト化などを容易に図り得るものである。
【0004】また、軸受板にPTOクラッチ軸を軸支さ
せた状態で軸受板を着脱させるもので、ミッションケー
スにPTO変速機構を組付けた後、軸受板を取付けてP
TO変速機構の組立を完了させ、その後で軸受板に走行
変速機構を取付ける作業を行え、組立手順の簡略化並び
に分解作業を容易に行い得、ミッションケースの組立ま
たは分解など取扱い作業の簡略化を容易に図り得るもの
である。
【0005】また、ミッションケース内部に一体形成す
る内壁と、ミッションケース一側面に開閉自在に固定さ
せる外壁と、外壁と内壁の間に略平行に着脱自在に固定
させる軸受壁を設けたもので、内壁と軸受壁の間、並び
に外壁と軸受壁の間に、2つの仕様のギヤ変速機構を区
別して配設し得、組立作業性の向上などを容易に図り得
るものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて詳述する。図1はトラクタの外観側面図、図2は
同要部側面図、図3は同平面図であり、四角筒形の左右
一対のクローラフレーム(1)前部に前ミッションケー
ス(2)を固定させ、前ミッションケース(2)の左右
車軸(3)に左右駆動スプロケット(4)を軸支させる
と共に、前記クローラフレーム(1)後部にテンション
フレーム(5)を介してテンションローラ(6)を設
け、イコライザ転輪(7)及びアイドラ(8)を介して
駆動スプロケット(4)とテンションローラ(6)間に
走行クローラベルト(9)を巻回し、左右一対の走行ク
ローラベルト(9)を装設している。
【0007】さらに、左右クローラフレーム(1)の間
で前部上方にエンジン(10)を搭載し、エンジン(1
0)外側をボンネット(11)によって覆うと共に、左
右クローラフレーム(1)の間で後部に後ミッションケ
ース(12)を設け、リフトアーム(13)を備える油
圧昇降シリンダ(14)とトップリンク(15)及びロ
ワリンク(16)とを後ミッションケース(12)に設
け、耕耘ロータリ作業機またはプラウなどの農作業機を
前記リンク(15)(16)に昇降及び着脱自在に装設
させ、圃場の耕耘作業などを行わせる。
【0008】また、前記ボンネット(11)後側で後ミ
ッションケース(12)上側にキャビン(17)を装設
させるもので、前記キャビン(17)前部にハンドルコ
ラム(18)及びブレーキペダル(19)を内設させ、
チルト動作自在な前記ハンドルコラム(18)に丸形操
向ハンドル(20)を回転自在に取付けると共に、作業
者が座乗する運転席(21)を前記キャビン(17)後
部に内設させ、走行主及び副変速レバー(22)(2
3)及びPTO変速レバー(24)を前記運転席(2
1)側方に配設させる。
【0009】さらに、図2乃至図4に示す如く、後ミッ
ションケース(12)前部に油圧変速ケース(25)を
設け、油圧無段変速構造(HST)の油圧変速ポンプ
(26)及びモータ(21)を前記ケース(25)に内
設させ、前記ポンプ(26)を駆動させるポンプ軸(2
8)とエンジン(10)の出力軸(29)を、エンジン
(10)後側のフライホイールケース(30)内のフラ
イホイール(31)及びダンパ(32)と自在継手軸
(33)を介して連結させると共に、前記モータ(2
7)によって回転させるモータ軸(34)に副変速用ギ
ヤ変速機構(35)を介して走行変速出力軸(36)を
連結させ、後ミッションケース(12)前方に前記出力
軸(36)を突出させる。また、前記ポンプ軸(28)
にPTOクラッチ(37)を介してPTO入力軸(3
8)を連結させ、ポンプ軸(28)と略同一軸芯上にP
TO入力軸(38)を設け、PTO変速用ギヤ変速機構
(39)を介して前記入力軸(38)にPTO出力軸
(40)を連結させ、後ミッションケース(12)後方
に前記出力軸(40)を突設させ、機体後方に装設させ
る農作業機に動力を伝える。
【0010】さらに、強制デフ(41)を形成する左右
遊星ギヤ機構(42)を前ミッションケース(2)に内
設させ、自在継手軸(43)及びデフ入力軸(44)を
介して左右遊星ギヤ機構(42)に前記走行変速出力軸
(36)を連結させ、該出力軸(36)の走行変速出力
を左右遊星ギヤ機構(42)を介して左右車軸(3)に
伝え、左右走行クローラベルト(9)を略同一速度で同
一方向に駆動し、前進または更新走行させる。また、前
ミッションケース(2)前面に油圧操向ケース(45)
を固定させ、油圧無段変速構造(HST)の油圧操向ポ
ンプ(46)及びモータ(47)を前記ケース(45)
に内設させ、前記ポンプ(46)を駆動させるポンプ軸
(48)に自在継手軸(49)を介してエンジン(1
0)の出力軸(29)を連結させると共に、前記モータ
(47)によって回転させるモータ軸(50)を左右逆
転ベベルギヤ(51)を介して左右遊星ギヤ機構(4
2)に連結させ、前記ポンプ(46)とモータ(47)
により無段変速する操向出力を左右遊星ギヤ機構(4
2)を介して左右車軸(3)に伝え、左右走行クローラ
ベルト(9)を略同一速度で逆方向に駆動し、左方向ま
たは右方向に旋回走行させる。
【0011】さらに、図5に示す如く、操向操作出力用
ラックケース(52)と、密閉箱形の操向及び走行変速
操作ケース(53)を設け、前記ラックケース(52)
のピニオン回転軸(54)に前記操向ハンドル(20)
を連結させ、ラックケース(52)のラック移動板(5
5)を前記操作ケース(53)右側面の操向操作軸(5
6)にクランクアーム(57)を介して連結させると共
に、前記主変速レバー(22)にリンク(58)及びロ
ッド(59)などを介して連結する変速操作入力軸(6
0)と、前記変速ケース(25)のポンプ出力無段変速
用アーム(61)ロッド(62)(63)などを介して
連結させる変速操作出力軸(64)と、前記操向ケース
(45)のポンプ出力無段変速用アーム(65)にロッ
ド(66)などを介して連結させる操向操作出力軸(6
7)を、前記操作ケース(53)に回転自在に軸支させ
る。なお、前記変速操作入力軸(60)と操向操作出力
軸(67)を同軸上に回転自在に設けると共に、各軸
(60)(64)(67)をケース(53)上面に突出
させてレバー(22)またはアーム(61)(65)に
連結させる。
【0012】また、前記操向操作軸(56)によって軸
芯回りに回転させる連結体(68)と、前記操作軸(5
6)に対して軸芯を略直角交叉させる支点軸(69)回
りに連結体(68)を回転させる揺動体(70)と、変
速操作入力軸(60)に揺動体(70)を連結させる変
速操作入力ロッド(71)と、前記変速操作出力軸(6
4)に連結体(68)を連結させる変速操作出力ロッド
(72)と、前記操向操作出力軸(67)に連結体(6
8)を連結させる操向操作出力ロッド(73)を、前記
操作ケース(53)に内設させると共に、前記支点軸
(69)の軸芯線上で前記ロッド(73)を連結体(6
8)に自在継手連結させ、操向操作軸(56)を中心と
する円周上で前記ロッド(73)連結部に対して90度
変位させて変速操作出力ロッド(72)を連結体(6
8)に自在継手連結させ、前記出力軸(64)とロッド
(72)並びに出力軸(67)とロッド(73)を操向
操作軸(56)の軸芯線上で位置を異ならせて連結させ
る。
【0013】上記のように、左右遊星ギヤ機構(42)
を備える強制デフ(41)を前ミッションケース(2)
に内設させて左右走行クローラベルト(9)を駆動する
と共に、前記強制デフ(41)に走行無段変速ポンプ
(26)及びモータ(27)を介して直進走行力を伝え
て左右走行クローラベルト(9)を同一方向に同一速度
で駆動させる一方、前記強制デフ(41)に旋回用油圧
操向ポンプ(46)及びモータ(47)を介して旋回走
行力を伝えて左右走行クローラベルト(9)を逆方向に
同一速度で駆動させるもので、走行無段変速ポンプ(2
6)及びモータ(27)と旋回用操向ポンプ(46)及
びモータ(47)の両方の出力を操向ハンドル(20)
によって調整し、操向ハンドル(20)の操作量に応じ
て走行速度を減速し、かつ左右走行クローラベルト
(9)の速度差を連続的に変化させてスピンターン動作
に移行させる。また、直進走行力伝達用走行無段変速ポ
ンプ(26)及びモータ(27)を出力操作する主変速
レバー(22)が中立の状態下で、操向ハンドル(2
0)操作による旋回出力をオフ維持すると共に、主変速
レバー(22)が中立以外に操作されたとき、操向ハン
ドル(20)の旋回出力を走行変速に比例させて変化さ
せるもので、操向ハンドル(20)が直進位置にあると
き、主変速レバー(22)の傾倒と連動させて直進走行
力伝達用走行無段変速ポンプ(26)及びモータ(2
7)だけを前後進出力動作させ、主変速レバー(22)
による操向ポンプ(46)及びモータ(47)出力調整
を中止させると共に、操向ハンドル(20)が直進位置
以外にあるとき、主変速レバー(22)操作により走行
変速と旋回出力調整の両方を行わせる一方、主変速レバ
ー(22)が中立以外の状態下で、操向ハンドル(2
0)操作により旋回出力調整と走行変速の両方を行わせ
る。
【0014】さらに、図2、図3、図6乃至図10に示
す如く、前記エンジン(10)の両側下部に左右エンジ
ンフレーム(74)を固定させ、エンジンフレーム(7
4)を前方に延設して前部にウエイト(75)及び前バ
ンパ(76)を固定させ、エンジンフレーム(74)の
中間下面を前ミッションケース(2)上面にボルト固定
させる。また、前記キャビン(17)の前部下面を着脱
自在に上載固定させる前キャビン台(77)をクローラ
フレーム(1)に溶接固定させ、左右の前キャビン台
(77)を前記フライホイールケース(30)左右側面
にボルト固定させると共に、前記キャビン(17)の後
部下面を着脱自在に上載固定させる後キャビン台(7
7)をクローラフレーム(1)後部に溶接固定させ、左
右の後キャビン台(78)を後ミッションケース(1
2)左右側面にボルト固定させる。
【0015】また、左右一対の上フレーム(79)と左
右一対の下フレーム(80)の前部及び後部を前フレー
ム(81)及び後フレーム(82)に溶接固定して枠フ
レーム(83)を形成し、前記フライホイールケース
(30)後面に前フレーム(81)を着脱自在にボルト
固定させ、後ミッションケース(12)の前面板(8
4)に後フレーム(82)を着脱自在にボルト固定さ
せ、前記ポンプ軸(28)及び自在継手軸(33)と略
同一高さで両側に左右の上フレーム(79)を前後方向
に延設させ、前記走行変速出力軸(36)及び自在継手
軸(43)と略同一高さで両側に左右の下フレーム(8
0)を前後方向に延設させると共に、左右方向に延設さ
せる水平フレーム(85)を下フレーム(80)下面に
溶接固定させ、左右クローラフレーム(1)の受台(8
6)に水平フレーム(85)を上載して着脱自在にボル
ト固定させ、下フレーム(80)の前後幅中間をクロー
ラフレーム(1)に水平フレーム(85)を介して連結
させる。
【0016】上記のように、走行クローラベルト(9)
をクローラフレーム(1)に装設させ、クローラフレー
ム(1)の前後にエンジン(10)と後ミッションケー
ス(12)を設け、クローラフレーム(1)前部に車軸
ケース(2)を設けるトラクタにおいて、エンジン(1
0)後側と後ミッションケース(12)前側の間に枠フ
レーム(83)を固定させ、枠フレーム(83)とクロ
ーラフレーム(1)を連結させ、エンジン(10)と後
ミッションケース(12)の連結構造の軽量低コスト化
を行い、しかも後ミッションケース(12)後方の作業
機重量によるクローラフレーム(1)の変形を枠フレー
ム(83)の補強により防止し、前記クローラフレーム
(1)及び枠フレーム(83)などで構成する機体構造
の軽量化及び製造コスト低減並びに強度向上などを図
る。
【0017】また、前記油圧変速ケース(25)を後ミ
ッションケース(12)の前面板(84)前面に固定さ
せ、左右の上フレーム(79)の間で走行変速出力軸
(36)の上方に油圧変速ケース(25)を配設させる
と共に、ポンプ軸(28)とモータ軸(34)を結ぶ直
線が右方向に傾く姿勢に油圧変速ケース(25)を斜設
させ、前記ポンプ軸(28)とモータ軸(34)の上下
設置幅を、各軸(28)(34)を垂直線に設ける直立
姿勢状態に比べて縮少させ、ポンプ軸(28)と走行変
速出力軸(36)の上下設置幅を縮少させ、後ミッショ
ンケース(12)の上下幅をコンパクトにし、かつ前記
水平フレーム(85)の上面側に前記出力軸(38)及
び自在継手軸(43)を配置して保護する。このよう
に、エンジン(10)出力を後ミッションケース(1
2)に伝える油圧変速ケース(25)を枠フレーム(8
3)内部に設置させ、油圧変速ケース(25)の空冷に
必要な開放空間を充分に形成し乍ら油圧変速ケース(2
5)の取付け姿勢に応じた構造に枠フレーム(83)を
構成し、油圧変速ケース(25)の空冷を容易に行え、
かつ油圧変速ケース(25)の取付け姿勢を自由に選択
させ、変速機能の維持並びに変速構造の簡略化またはコ
ンパクト化などを図る。また、後ミッションケース(1
2)の前面板(84)に枠フレーム(83)後部並びに
油圧変速ケース(25)を固定させ、前面板(84)の
設計変更などの改良だけで異仕様または従来構造の後ミ
ッションケース(12)本体側を使用でき、しかも前記
枠フレーム(83)に走行変速操作機構を設けて油圧変
速ケース(25)に対して高精度で配設させ、製造コス
トの低減並びに組立分解など取扱い作業性の向上などを
図る。
【0018】また、前記枠フレーム(83)の前フレー
ム(81)後側に略平行に前記ラックケース(52)を
固定させると共に、左右の下フレーム(80)間に前記
操向及び走行変速操作ケース(53)を固定させ、前記
ラックケース(52)の後側に前記操作ケース(53)
を配置させて枠フレーム(83)に内設させ、上下の動
力伝達自在継手軸(33)(43)間のスペースを有効
利用して前記ラックケース(52)及び操作ケース(5
3)を取付けるもので、操向及び走行変速操作ケース
(53)を枠フレーム(83)に設置させ、操向ハンド
ル(20)及び走行主変速レバー(22)などに連結さ
せる操向及び変速用操作機構を操向及び走行変速操作ケ
ース(53)に設け、エンジン(10)後側と後ミッシ
ョンケース(12)前側の間のスペースを利用してキャ
ビン(17)のステップ下方の枠フレーム(83)に前
記操作ケース(53)をコンパクトに収納させ、ハンド
ルコラム(18)のコンパクト化を行い、しかも操向操
作による走行変速制御並びに走行変速操作による操向制
御などを行わせ、操向及び走行変速操作構造の簡略化並
びに機能向上などを図る。
【0019】さらに、図4、図9に示す如く、前記キャ
ビン(17)に設けるブレーキペダル(19)と、前ミ
ッションケース(2)に設けるブレーキ(87)を、ブ
レーキリンク(88)及びブレーキロッド(89)(9
0)などによって連結させると共に、前記フライホイー
ルケース(30)右側面に固定させる支点軸(91)に
前記ブレーキリンク(88)を回転自在に軸支させ、ブ
レーキペダル(19)の足踏によってブレーキ(87)
を入にし、デフ入力軸(44)を制動するもので、エン
ジン(10)後側のフライホイールケース(30)後面
に枠フレーム(83)前側を固定させ、ブレーキ仕組の
支点軸(91)をフライホイールケース(30)に設
け、クローラフレーム(1)とフライホイールケース
(30)の連結枠である前キャビン台(77)にキャビ
ン取付台を形成させ、フライホイールケース(30)の
改良により異仕様のエンジン(10)と枠フレーム(8
3)を連結させ、しかもキャビン(17)のブレーキペ
ダル(19)とブレーキ仕組の分離連結をブレーキリン
ク(88)とロッド(89)の脱着によって行い、さら
にエンジン(10)とキャビン(17)前部と枠フレー
ム(83)前部の支持強度を、フライホイールケース
(30)とクローラフレーム(1)の連結により向上さ
せ、前記エンジン(10)支持部の製造コスト低減並び
に前記キャビン(17)組立分解など取扱い作業性向上
並びにクローラフレーム(1)及び枠フレーム(83)
など機体強度確保を図る。
【0020】さらに、図11、図12に示す如く、前記
の後ミッションケース(12)の前面に前面板(84)
を着脱自在にボルト固定させ、前面板(84)と略平行
に設ける内壁(92)を後ミッションケース(12)内
部に鋳造加工により一体形成し、前面板(84)と内壁
(92)の間の後ミッションケース(12)内部に軸受
板(93)を着脱自在にボルト固定させ、前面板(8
4)と略平行に軸受板(93)を設け、かつ前面板(8
4)を取外した後ミッションケース(12)の前部開口
よりも軸受板(93)を小形に形成し、前記ケース(1
2)前部開口から軸受板(93)を出入させる。
【0021】また、前記副変速用ギヤ変速機構(35)
に備える副変速1軸(94)及び2軸(95)を前面板
(84)と軸受板(93)に回転自在に軸支させ、後ミ
ッションケース(12)の軸受(96)と前面板(8
4)に走行変速出力軸(36)を回転自在に軸支させ、
前面板(84)と軸受板(93)の間に前記変速機構
(35)を配設させ、モータ軸(34)出力を出力軸
(36)に伝えると共に、前記PTO入力軸(38)
と、PTO変速用ギヤ変速機構(39)のPTO変速1
軸(97)及び2軸(98)及び3軸(99)を、前記
内壁(92)と軸受板(93)に回転自在に軸支させ、
PTO入力軸(38)をポンプ軸(28)に連結させる
PTOクラッチ(37)を副変速用ギヤ変速機構(3
5)の上方で前面板(84)と軸受板(93)間に配設
させ、かつ内壁(92)と軸受板(93)の間にPTO
変速用ギヤ変速機構(39)を配設させ、PTO入力軸
(38)出力をPTO出力軸(40)に各軸(97)
(98)(99)を介して伝える。
【0022】上記のように、ミッションケース(12)
前側に前面板(84)を固定させ、軸受板(93)を後
ミッションケース(12)に内設させ、前面板(84)
の前側に油圧変速ケース(25)を設けるトラクタにお
いて、前面板(84)と軸受板(93)の間で後ミッシ
ョンケース(12)の高位置にPTOクラッチ(37)
を設け、油圧変速ケース(25)の入力軸(28)にP
TOクラッチ(37)を連結させ、走行変速用ギヤ変速
機構(35)の上方にPTOクラッチ(37)の取付ス
ペースを確保し、PTO変速用ギヤ変速機構(39)と
PTOクラッチ(37)の取付スペース上下幅縮少、後
ミッションケース(12)上下幅縮少などを行い、後ミ
ッションケース(12)のコンパクト化などを図ると共
に、軸受板(93)にPTOクラッチ軸であるPTO入
力軸(38)を軸支させた状態で軸受板(93)を着脱
させ、後ミッションケース(12)にPTO変速用ギヤ
変速機構(39)を組付けた後、軸受板(93)を取付
けてPTO変速用ギヤ変速機構(93)の組立を完了さ
せ、その後で軸受板(93)に走行用ギヤ変速機構(3
5)を取付ける作業を行え、組立手順の簡略化並びに分
解作業を容易に行い、ミッションケース(12)の組立
または分解など取扱い作業の簡略化を図る。
【0023】また、後ミッションケース(12)内部に
一体形成する内壁(92)と、後ミッションケース(1
2)一側面に開閉自在に固定させる外壁である前面板
(84)と、外壁(84)と内壁(92)の間に略平行
に着脱自在に固定させる軸受壁である軸受板(93)を
設け、内壁(92)と軸受板(93)の間、並びに前面
板(84)と軸受板(93)の間に、2つの仕様のギヤ
変速機構(35)(39)を区別して配設させ、組立作
業性の向上などを図る。また軸受板(84)によって後
ミッションケース(12)を仕切り、後ミッションケー
ス(12)の後部にPTOギヤ変速機構(39)を内設
させ、後ミッションケース(12)の前部に走行ギヤ変
速機構(35)を内設させ、後ミッションケース(1
2)本体内部の軸受加工簡略化及び低コスト化を行うと
共に、油圧変速ケース(25)のモータ軸(34)に走
行変速入力軸(94)を最短距離で連結でき、前面板
(84)の下部で走行変速出力軸(36)を前方に突設
でき、しかも前面板(84)と軸受板(93)の間の変
速入力1軸(94)上方にPTOクラッチ(37)を設
置させるスペースを確保でき、変速入力1軸(94)の
外側に油圧変速ケース(25)を設けてポンプ軸(3
4)と走行変速出力軸(36)を短距離でギヤ連結でき
る。
【0024】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、ミッションケース(12)前側に前面板(84)を
固定させ、軸受板(93)をミッションケース(12)
に内設させ、前面板(84)の前側に油圧変速ケース
(25)を設けるトラクタにおいて、前面板(84)と
軸受板(93)の間でミッションケース(12)の高位
置にPTOクラッチ(37)を設けるもので、油圧変速
ケース(25)の入力軸(28)にPTOクラッチ(3
7)を容易に連結でき、走行変速機構(35)の上方に
PTOクラッチ(37)の取付スペースを容易に確保で
き、PTO変速機構(39)とPTOクラッチ(37)
の取付スペース上下幅縮少、ミッションケース(12)
上下幅縮少などを容易に行うことができ、ミッションケ
ース(12)のコンパクト化などを容易に図ることがで
きるものである。
【0025】また、軸受板(93)にPTOクラッチ軸
(38)を軸支させた状態で軸受板(93)を着脱させ
るもので、ミッションケース(12)にPTO変速機構
(39)を組付けた後、軸受板(93)を取付けてPT
O変速機構(93)の組立を完了させ、その後で軸受板
(93)に走行変速機構(35)を取付ける作業を行
え、組立手順の簡略化並びに分解作業を容易に行うこと
ができ、ミッションケース(12)の組立または分解な
ど取扱い作業の簡略化を容易に図ることができるもので
ある。
【0026】また、ミッションケース(12)内部に一
体形成する内壁(92)と、ミッションケース(12)
一側面に開閉自在に固定させる外壁(84)と、外壁
(84)と内壁(92)の間に略平行に着脱自在に固定
させる軸受壁(93)を設けたもので、内壁(92)と
軸受壁(93)の間、並びに外壁(84)と軸受壁(9
3)の間に、2つの仕様のギヤ変速機構(35)(3
9)を区別して配設でき、組立作業性の向上などを容易
に図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラクタの全体側面図。
【図2】機体構造の側面説明図。
【図3】同平面説明図。
【図4】駆動説明図。
【図5】操向及び走行変速操作説明図。
【図6】図2の拡大図。
【図7】枠フレーム部の側面図。
【図8】図3の拡大図。
【図9】枠フレーム部の平面図。
【図10】同正面図。
【図11】後ミッションケースの断面側面図。
【図12】同拡大図。
【符号の説明】
(12) 後ミッションケース (25) 油圧変速ケース (37) PTOクラッチ (38) PTO入力軸(PTOクラッチ軸) (84) 前面板(外壁) (92) 内壁 (93) 軸受板(軸受壁)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D043 AB12 BA06 BC05 BC13 3J063 AA14 AC03 AC14 BA01 BA03 BB27 BB41 CA01 CA04 CD01 CD41 CD42 CD45 XA08 XA12

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミッションケース前側に前面板を固定さ
    せ、軸受板をミッションケースに内設させ、前面板の前
    側に油圧変速ケースを設けるトラクタにおいて、前面板
    と軸受板の間でミッションケースの高位置にPTOクラ
    ッチを設けることを特徴とするトラクタ。
  2. 【請求項2】 軸受板にPTOクラッチ軸を軸支させた
    状態で軸受板を着脱させることを特徴とする請求項1に
    記載のトラクタ。
  3. 【請求項3】 ミッションケース内部に一体形成する内
    壁と、ミッションケース一側面に開閉自在に固定させる
    外壁と、外壁と内壁の間に略平行に着脱自在に固定させ
    る軸受壁を設けたことを特徴とするトラクタ。
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JP2006200596A (ja) * 2005-01-19 2006-08-03 Yanmar Co Ltd 作業車両
CN111412265A (zh) * 2020-03-24 2020-07-14 陕西法士特齿轮有限责任公司 一种三中间轴变速器壳体总成

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