JPH11342874A - 移動農機における作業機用油圧ポンプの配置構造 - Google Patents

移動農機における作業機用油圧ポンプの配置構造

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JPH11342874A
JPH11342874A JP17061598A JP17061598A JPH11342874A JP H11342874 A JPH11342874 A JP H11342874A JP 17061598 A JP17061598 A JP 17061598A JP 17061598 A JP17061598 A JP 17061598A JP H11342874 A JPH11342874 A JP H11342874A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機体後部に装備した作業機を油圧駆動する作
用機用油圧ポンプを、機体上に設けた運転操作部周辺の
限られた設置スペースを有効に活用してコンパクトに収
容することができる移動農機における作業機用油圧ポン
プの配置構造を提供する。 【解決手段】 運転操作部10に設けた運転席7の下方
位置に作業機用トランスミッション12を配設し、かつ
運転操作部10に張設したステップ面14の下方に伝動
軸13を配設すると共に、上記作業機用トランスミッシ
ョン12のケース前方で、ステップ面14の下面14a
と伝動軸13との間に形成される空間部Aに作業機用油
圧ポンプ21を装備した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クローラトラクタ
等の移動農機の後部に装備した作業機に駆動力を供給す
る作業機用油圧ポンプに係り、特に機体上に設けた運転
操作部周辺の限られた設置スペースを有効に活用してコ
ンパクトに収容することができる移動農機における作業
機用油圧ポンプの配置構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、クローラトラクタ等の移動農機で
は、その後部に設けた三点リンク機構に、圃場の作業内
容に応じた種々の作業機を昇降かつ着脱自在に装備する
ようになっているが、上記三点リンク機構に装備した作
業機への駆動力の供給は、エンジンからの回転動力を作
業機用油圧ポンプに一旦入力し、この回転動力に対応す
る油圧力に変換した後に作業機用トランスミッションを
介してPTO軸に接続した作業機に駆動力を供給するよ
うに構成されている。
【0003】また前記したクローラトラクタでは、その
走行駆動源として左右一対の静油圧式変速装置(以下、
HST装置という)を備えたクローラ装置が装備され、
実際の走行駆動構成としては、当該HST装置を構成す
る走行用油圧ポンプを機体フレームの後部位置に設け、
かつ機体フレームの前部に搭載したエンジンの出力軸を
伝動軸を介して上記走行用油圧ポンプに直結し、各クロ
ーラ装置の駆動輪に軸支した左右の油圧モータを各別に
回転駆動させるようになっており、前記作業用油圧ポン
プと走行用油圧ポンプとは、ともに伝動軸を介して機体
後部に配置される構成上の理由から相互に近接した位置
に併置すること余儀なくされ、運転操作部の限られた設
置スペース内で上記各ポンプ双方の配管構成を要領良く
行うには困難を極めるものであった。
【0004】
【本発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の如
き実状に鑑み従来の作業機用油圧ポンプの配置構造を改
善する研究、開発の過程で創案されたものであって、そ
の目的とするところは、作業機用トランスミッションに
油圧力を供給する作業機用油圧ポンプを、運転操作部の
限られたスペースを有効に利用してコンパクトに配設す
ることができ、また運転操作部のステップ面の下方で伝
動軸の上方に位置して作業機用油圧ポンプを位置させる
ことにより、当該ポンプの配管構成を下方から防護する
ための手立てを不要にできる移動農機における作業機用
油圧ポンプの配置構造を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】課題を解決するため、本
発明が採用した技術的手段は、機体前部に設けたエンジ
ンの回転動力を機体後部の作業機用トランスミッション
に伝動軸を介して入力するように構成した移動農機にお
いて、上記機体上の運転操作部に設けた運転席の下方位
置に作業機用トランスミッションを配設し、かつ運転操
作部に張設したステップ面の下方に前記伝動軸を配設す
ると共に、上記作業機用トランスミッションのケース前
方で、ステップ面の下面と伝動軸との間に形成される空
間部に作業機用油圧ポンプを装備したことを特徴とする
するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の構成を、図面に示した実
施例に基づいて詳細に説明する。図1および図2におい
て、1は左右一対のクローラ走行装置2、2を機体フレ
ーム3の下部に備えたクローラトラクタであって、該ク
ローラトラクタ1は機体フレーム3の前部に設けたボン
ネット4内にエンジン5を搭載し、かつ当該機体フレー
ム3の略中央部に配設したキャビン6内に、運転席7、
運転ハンドル8およびコンソール9等を備えた運転操作
部10を設けると共に、機体フレーム3の後部に立設し
た支持フレーム3aには、リフトアーム11a、リフト
シリンダ11b等からなる三点リンク機構11が配設さ
れて、図示しない作業機をクローラトラクタ1の後部に
昇降自在に装着するように構成されている。
【0007】ここで上述のキャビン6は、図5に示すよ
うに、当該キャビン6を構成する機枠フレーム6aの後
部側ブラケット6bを前記支持フレーム3aの上端部に
軸支し、これの枢支軸6cを回動支点として後方に開放
可能に構成されており、当該キャビン6の開放を行う場
合には、上記機枠フレーム6aの前部側下面に設けたマ
ウント部6dと機体フレーム3上面との固定を解除した
後に、前記リフトアーム11aと機枠フレーム6aの後
部側ブラケット6bとの間に開放用ロッド11cを連接
し、この状態でリフトシリンダ11bを縮入作動させる
ことによりリフトアーム11a、開放用ロッド11cを
介してキャビン6が後方に開放するようになっており、
機体内部の点検、保守作業時において従来のようにクレ
ーン車でキャビン6を吊り上げたり、取り外したキャビ
ン6の載置場所を別途に確保するような煩わしい作業を
要することなくメンテナンスを行うことができるように
なる。
【0008】また上記運転席7の下方に位置する機体フ
レーム3内には作業機用トランスミッション12が配設
されており、当該作業機用トランスミッション12と前
記エンジン5とを連動連結する伝動軸13を、運転操作
部10に張設したステップ面14の下方に配設して前記
三点リンク機構11に装着された図示しない作業機への
駆動力の供給を後述する作業機用油圧ポンプ21および
作業機用トランスミッション12を介して供給するよう
になっている。
【0009】前記左右一対のクローラ走行装置2、2に
は、後述する走行用油圧ポンプ15からの圧油力で回転
駆動する図示しない左右一対の油圧モータが駆動輪2
a、2aに軸支されており、該駆動輪2a、2aを同一
の回転速度で回転駆動することにより左右のクローラ装
置2、2を直進走行駆動し、また運転操作部10におい
てオペレータが運転ハンドル8を操向操作すれば、上記
駆動輪2a、2aが相互に異なる回転速度で回転駆動さ
れるか、あるいは一方の駆動輪2aの回転駆動が停止し
てクローラトラクタ1を左右の所望の方向に操向するよ
うに構成されている。
【0010】一方前記作業機用トランスミッション12
は、図4に示すように、ケース本体12aの機体進行方
向の左側に偏位して伝動軸13を連結し、そのケース本
体12aの一側(機体進行方向の左側)のケース上面1
2bより低位に形成される他側(同右側)のケース上面
12cに臨ませて走行用油圧ポンプ15を装備すると共
に、図示しない油圧モータに至る走行用油圧ポンプ15
の出力管16、17の継手部16a、17aを上記他側
のケース上面12c側に位置して配設し、図2に示す圧
油タンク18から入力管19、20を介して作動油を油
圧ポンプ15に供給するようになっている。
【0011】加えて図3に示すように、上記ケース本体
12aの機体進行方向の前方で、かつステップ面14の
下面14aと伝動軸13との間に形成される空間部Aに
は、作業機用油圧ポンプ21が装備されており、伝動軸
13を介して当該作業機用油圧ポンプ21に入力される
エンジン5からの回転動力を油圧力に変換して作業機用
トランスミッション12に供給するように構成されてい
る。なお22は圧油タンク18から油圧ポンプ15に至
る間の入力管19、20に介装されたオイルフィルタ、
23は作業機用トランスミッション12の切換えレバー
である。
【0012】したがって叙上の如く作業機用トランスミ
ッション12のケース本体12aの機体進行方向の前方
に位置してステップ面14と伝動軸13との間に形成さ
れる空間部Aに作業機用油圧ポンプ21を装備したの
で、当該作業機用ポンプ21の配管に関わるアクチュエ
ータや制御弁等の伝動軸周りの配置構成が容易となり、
また上記伝動軸13の上方に位置して作業機用油圧ポン
プ21を配設することにより、機体走行中に圃場面から
飛散する泥土、固形物等から当該ポンプ21およびその
配管構成を防護するための手立てを不要としつつ、従来
のように伝動軸の配設位置を避けて各部の組立てを行う
ような配慮をも不要としてコンパクトで安定性の高い配
置構造とすることができる。
【0013】
【発明の効果】これを要するに本発明は、機体前部に設
けたエンジンの回転動力を機体後部の作業機用トランス
ミッションに伝動軸を介して入力するように構成した移
動農機において、上記機体上の運転操作部に設けた運転
席の下方位置に作業機用トランスミッションを配設し、
かつ運転操作部に張設したステップ面の下方に前記伝動
軸を配設すると共に、上記作業機用トランスミッション
のケース前方で、ステップ面の下面と伝動軸との間に形
成される空間部に作業機用油圧ポンプを装備したから、
運転操作部のステップ面下の限られた設置スペースを有
効に利用して、作業機用油圧ポンプの配管構成に関わる
アクチュエータ、制御弁等の伝動軸周りにおける取り回
しが容易となると共に、伝動軸の上方に位置して作業機
用油圧ポンプが配設されるので、当該ポンプの配管を下
方から防護するための手立てを不要にし、また従来のよ
うに伝動軸の配設位置を避けて各部の組立てを行うよう
な配慮を必要とせずにコンパクトで安定性の高い配置構
造とすることができる、等という極めて有用な新規的効
果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】クローラトラクタの全体側面図である。
【図2】クローラトラクタの一部切欠後面図である。
【図3】運転操作部のステップ面と作業機用油圧ポンプ
との配置関係を示す一部省略要部拡大側面図である。
【図4】作業機用トランスミッションと走行用油圧ポン
プとの配置関係を示す一部省略要部前面図である。
【図5】キャビンの開放構造を示す全体側面図である。
【符号の説明】
5 エンジン 7 運転席 10 運転操作部 12 作業機用トランスミッション 13 伝動軸 14 ステップ面 14a 下面 21 作業機用油圧ポンプ A 空間部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体前部に設けたエンジンの回転動力を
    機体後部の作業機用トランスミッションに伝動軸を介し
    て入力するように構成した移動農機において、上記機体
    上の運転操作部に設けた運転席の下方位置に作業機用ト
    ランスミッションを配設し、かつ運転操作部に張設した
    ステップ面の下方に前記伝動軸を配設すると共に、上記
    作業機用トランスミッションのケース前方で、ステップ
    面の下面と伝動軸との間に形成される空間部に作業機用
    油圧ポンプを装備したことを特徴とする移動農機におけ
    る作業機用油圧ポンプの配置構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6752228B2 (en) * 2001-07-19 2004-06-22 Kubota Corporation Tractor with a cab
KR100831698B1 (ko) 2000-05-26 2008-05-22 가부시키가이샤 야쿠루트 혼샤 항산화제 및 이를 함유하는 피부 외용제

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KR100831698B1 (ko) 2000-05-26 2008-05-22 가부시키가이샤 야쿠루트 혼샤 항산화제 및 이를 함유하는 피부 외용제
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