JP2571340Y2 - 平板瓦 - Google Patents

平板瓦

Info

Publication number
JP2571340Y2
JP2571340Y2 JP4700393U JP4700393U JP2571340Y2 JP 2571340 Y2 JP2571340 Y2 JP 2571340Y2 JP 4700393 U JP4700393 U JP 4700393U JP 4700393 U JP4700393 U JP 4700393U JP 2571340 Y2 JP2571340 Y2 JP 2571340Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tile
flat
center line
flat roof
nailing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP4700393U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0716828U (ja
Inventor
剛 川口
健也 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP4700393U priority Critical patent/JP2571340Y2/ja
Publication of JPH0716828U publication Critical patent/JPH0716828U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2571340Y2 publication Critical patent/JP2571340Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Finishing Walls (AREA)
  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、平板瓦に関し、具体的
には、下り棟に使用するのに有用な平板瓦に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来のセメント系の平板瓦としては、図
8および図9に示すごとく、長方形状の瓦本体(1)の
表面部中央に瓦本体(1)を上下に2分割する仮想中心
線(2)に沿って仮想中心線(2)の上方側および下方
側にそれぞれ未貫通の釘打ち用穴(3)を一定ピッチで
穿孔し、瓦本体(1)の上下縁にそれぞれ釘打ち用穴
(3)の穿孔ピッチと同じピッチで半円状の貫通孔
(4)を穿孔したものが知られている。
【0003】しかし、上記のような平板瓦は、平板瓦の
製造時に入れている繊維の方向と一致する上下方向に未
貫通の釘打ち用穴(3)や半円状の貫通孔(4)が同一
線上に並んでいるため、この方向で平板瓦の強度が低
く、釘打ち時に瓦割れしやすく、また、施工時に踏み割
れを起こしやすい問題があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、上記の事実
に鑑みてなされたものであって、その目的とするところ
は、釘打ち時の瓦割れや施工時の踏み割れをなくした平
板瓦を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案の平板瓦は、長方
形状の瓦本体(1)の表面部中央に瓦本体(1)を長手
方向に対して上下に2分割する仮想中心線(2)に沿っ
て仮想中心線(2)の上方側および下方側にそれぞれ未
貫通の釘打ち用穴(3)を一定ピッチで、かつ、長手方
向と直交する巾方向に対して仮想中心線(2)の上方側
および下方側において未貫通の釘打ち用穴(3)を互い
に異なる位置に穿孔することを特徴とする。
【0006】
【作用】本考案の平板瓦によると、長方形状の瓦本体
(1)の表面部中央に瓦本体(1)を長手方向に対して
上下に2分割する仮想中心線(2)に沿って仮想中心線
(2)の上方側および下方側にそれぞれ未貫通の釘打ち
用穴(3)を一定ピッチで、かつ、長手方向と直交する
巾方向に対して仮想中心線(2)の上方側および下方側
において未貫通の釘打ち用穴(3)を互いに異なる位置
に穿孔するので、平板瓦の製造時に入れている繊維の方
向に対して仮想中心線(2)の上方側および下方側にお
いて未貫通の釘打ち用穴(3)が一直線上に並ぶことな
く、釘打ち時の瓦割れや施工時の踏み割れをなくすこと
ができる。
【0007】
【実施例】以下、本考案を実施例として示した図面に基
づいて説明する。
【0008】本考案の平板瓦は、瓦本体(1)を有し、
この瓦本体(1)としては、石綿板瓦、石綿セメント板
瓦、繊維入りセメント板瓦、または、その他公知の屋根
成形材料により形成してあり、長方形状をしているもの
である。
【0009】そして、図1および図2に示すごとく、こ
の長方形状の瓦本体(1)の表面部中央に瓦本体(1)
を長手方向に対して上下に2分割する仮想中心線(2)
に沿って仮想中心線(2)の上方側および下方側にそれ
ぞれ未貫通の釘打ち用穴(3)を一定ピッチで、かつ、
長手方向と直交する巾方向に対して仮想中心線(2)の
上方側および下方側において未貫通の釘打ち用穴(3)
を互いに異なる位置に穿孔している。また、瓦本体
(1)の下端から下段側の未貫通の釘打ち用穴(3)ま
での距離はそれぞれ同じ長さになっており、この長さ
は、施工時における暴露部分の上下方向の長さと等しく
なっている。
【0010】このような構成をした平板瓦は、図3のご
とく、上段の平板瓦(5)の仮想中心線(2)よりも上
方に位置する未貫通の釘打ち用穴(3)を利用して釘
(6)を挿入して打ち込み平板瓦(5)を釘(6)打ち
するものであり、この場合、釘打ち用穴(3)の下方に
下段の平板瓦(5)の上縁が合わされ、釘打ちにより下
段の平板瓦(5)は破損しない。こうすることで釘打ち
部分は次の段の平板瓦(5)にかくされている。
【0011】本考案の平板瓦は、上下逆にしても仮想中
心線(2)よりも上方に位置する未貫通の釘打ち用穴
(3)を利用して釘(6)打ちできるので、施工時に平
板瓦(5)の上下方向を意識しなくても施工できる。寄
せ棟屋根などの下り棟部分においては、平板瓦(5)を
図4の2点鎖線で示す切断線(7)のように斜めに切断
して2個の下り棟用平板瓦(8、9)に分割し、これを
図6のようにして2個とも使用するのである。ここで、
図6において、下り棟用平板瓦(9)の方は、上下逆に
して施工している。また、軒側端部において、軒側端部
の平板瓦(5)の下に平板瓦(5)の上下方向の半分の
長さのスターター用平板瓦を葺くが、本考案の平板瓦に
あっては、仮想中心線(2)部分で切断することで図7
に示すごとく、2個のスターター用平板瓦(10、1
1)を得ることができる。
【0012】なお、本考案の平板瓦にあっては、仮想中
心線(2)として線などを施しておく必要はないが、ス
ターター用平板瓦(10、11)を得る場合には、あら
かじめ仮想中心線(2)を施しておいてもよいものであ
る。
【0013】本考案の平板瓦によると、長方形状の瓦本
体(1)の表面部中央に瓦本体(1)を長手方向に対し
て上下に2分割する仮想中心線(2)に沿って仮想中心
線(2)の上方側および下方側にそれぞれ未貫通の釘打
ち用穴(3)を一定ピッチで、かつ、長手方向と直交す
る巾方向に対して仮想中心線(2)の上方側および下方
側において未貫通の釘打ち用穴(3)を互いに異なる位
置に穿孔するので、平板瓦の製造時に入れている繊維の
方向に対して仮想中心線(2)の上方側および下方側に
おいて未貫通の釘打ち用穴(3)が一直線上に並ぶこと
なく、釘打ち時の瓦割れや施工時の踏み割れをなくすこ
とができる。
【0014】
【考案の効果】本考案の平板瓦によると、釘打ち時の瓦
割れや施工時の踏み割れをなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の平板瓦に係る実施例の平面図である。
【図2】本考案の平板瓦に係る実施例の断面図である。
【図3】本考案の平板瓦の施工例を示す平面図である。
【図4】本考案の平板瓦を下り棟用平板瓦として使用す
る場合に切断する方向を示す説明図である。
【図5】図4で切断して得た2個の下り棟用平板瓦の平
面図である。
【図6】図4の下り棟用平板瓦の施工例を示す平面図で
ある。
【図7】本考案の平板瓦を切断して得た2個のスタータ
ー用平板瓦の平面図である。
【図8】従来例に係る平板瓦の平面図である。
【図9】従来例に係る平板瓦の断面図である。
【符号の説明】 1 瓦本体 2 仮想中心線 3 釘打ち用穴

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長方形状の瓦本体(1)の表面部中央に
    瓦本体(1)を長手方向に対して上下に2分割する仮想
    中心線(2)に沿って仮想中心線(2)の上方側および
    下方側にそれぞれ未貫通の釘打ち用穴(3)を一定ピッ
    チで、かつ、長手方向と直交する巾方向に対して仮想中
    心線(2)の上方側および下方側において未貫通の釘打
    ち用穴(3)を互いに異なる位置に穿孔することを特徴
    とする平板瓦。
JP4700393U 1993-08-31 1993-08-31 平板瓦 Expired - Fee Related JP2571340Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4700393U JP2571340Y2 (ja) 1993-08-31 1993-08-31 平板瓦

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4700393U JP2571340Y2 (ja) 1993-08-31 1993-08-31 平板瓦

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0716828U JPH0716828U (ja) 1995-03-20
JP2571340Y2 true JP2571340Y2 (ja) 1998-05-18

Family

ID=12763008

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4700393U Expired - Fee Related JP2571340Y2 (ja) 1993-08-31 1993-08-31 平板瓦

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2571340Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0716828U (ja) 1995-03-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4468903A (en) Building panel
JP2571340Y2 (ja) 平板瓦
JPH0849361A (ja) 平板瓦
JP3246180B2 (ja) 平板瓦
JP2504044Y2 (ja) 桟 瓦
JPS642018Y2 (ja)
JPS6043556A (ja) 降り棟の葺き上げ方法
JPS6237861Y2 (ja)
JP2543494Y2 (ja) 平板屋根瓦
JP2563344Y2 (ja) 屋根材固定金具
JP2504022Y2 (ja) 桟 瓦
JP3993037B2 (ja) 平板瓦
JPH0411063Y2 (ja)
JP2001323601A (ja) 瓦および瓦の施工方法
JP3226416B2 (ja) 屋根瓦の施工方法
JP2004052429A (ja) 平板瓦とその施工方法
JPH069181Y2 (ja) 天然スレート瓦用断熱下地材
JPH1037402A (ja) 波状瓦板及び波状瓦板の敷設方法
JPS6322259Y2 (ja)
JP3093614U (ja) のし瓦および屋根構造
JPS5915285Y2 (ja) 段積屋根構造
JP2504023Y2 (ja) 桟 瓦
JPS6322258Y2 (ja)
JPH0259895B2 (ja)
JPS5853864Y2 (ja) 段積屋根の積重構造

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees