JP2570230Y2 - 取手類の取付構造 - Google Patents

取手類の取付構造

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JP2570230Y2
JP2570230Y2 JP1992047771U JP4777192U JP2570230Y2 JP 2570230 Y2 JP2570230 Y2 JP 2570230Y2 JP 1992047771 U JP1992047771 U JP 1992047771U JP 4777192 U JP4777192 U JP 4777192U JP 2570230 Y2 JP2570230 Y2 JP 2570230Y2
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栄一 野口
好友 長田
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株式会社野口ハードウェアー
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、家具や建具のガラス戸
の戸板に貫通孔を穿設して、この貫通孔にパッキン部材
を介して取手類を取り付ける取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、家具や建具などに設けられたガラ
ス戸の戸板を1枚のガラス戸板で構成したものが多く用
いられるようになっている。このようなガラス戸の戸板
に取手類を取り付ける場合、ガラス戸を構成するガラス
戸板に貫通孔を穿設して、この貫通孔にパッキン部材を
介して前記取手類を取り付けている。この従来の取付構
造としては、実公昭60−16192号公報に記載され
た提案が公知である。この提案は図3及び図4に示すよ
うに、パッキン部材10を弾性部材により筒部20と表
面が平面状のフランジ部材30とを同心状に一体に形成
し、中心にねじを挿入する孔部40を形成し、かつ筒部
20の軸方向の中央胴部20a及び先端部20bの外径
を、挿入するガラス戸板の貫通孔の内径よりそれぞれ大
及び小としたものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記のように構成され
た従来の取付構造によると、図4に示すようにパッキン
部材10をガラス戸板5に形成された貫通孔6に挿入す
るとき、パッキン部材10の筒部20の先端部20bの
外径が貫通孔6の内径より小さくなっているので容易に
挿入できる。また筒部20の中央胴部20aの外径は貫
通孔6の内径より大きくなっているので、挿入後にパッ
キン部材10の弾性によりこのパッキン部材10がガラ
ス戸板5に形成された貫通孔6から脱落することを防止
できる。しかしながら、上記のパッキン部材10をガラ
ス戸板5の表裏両面から貫通孔6内にそれぞれ装着し、
中心の孔部40に一端に頭部7aを有する取付ねじ7を
挿入し、この取付ねじ7の他端に取手類8を螺着して締
め付け固定したとき、取付ねじ7の頭部7aの裏面と取
付ねじ7の本体との境界部断面は通常ある程度の曲率半
径Rの円弧状となっているため、この頭部7aの裏面と
パッキン部材10の平面状の外側表面とが密着せず、取
付ねじ7がパッキン部材10に対して回動してゆるみ易
く且つ隙間が生じ易いという問題があった。また、上記
従来のパッキン部材10では、貫通孔6に挿入する際大
径の中央胴部20aが貫通孔6の入口に係合して該挿入
が不完全なものとなり易く、取付ねじ7を挿入する作業
の前に貫通孔6からパッキン部材10が脱落し易いとい
う問題もあった。
【0004】本考案は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、ガラス戸板に形成された貫通孔にパッキン部材を
介して取付ねじにより取手類を取り付けたとき、この取
付ねじのゆるみの発生を防止することのでき、且つパッ
キン部材の貫通孔への挿入が確実でこれが取付け作業中
脱落することのない主としてガラス戸板用の取手類の取
付構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの構成を実施例に対応する図を参照して説明する。す
なわち、本考案は、貫通孔(6)が穿設された戸板
(5)と、筒部(2)の一方の端面の外周にフランジ部
(3)が同心一体に形成されてなり該筒部(2)が前記
貫通孔(6)に挿入保持されているパッキン部材(1)
と、前記貫通孔(6)及びパッキン部材(1)の筒部
(2)に戸板(5)の裏面側から挿入された取付ねじ
(7)と、前記取付ねじ(7)の戸板(5)表面側への
突出端に螺締されて固定された取手類(8)とを具備す
る取手類の取付構造において、前記パッキン部材(1)
は、その前記フランジ部(3)の外側表面の外周部を内
周部よりも高く形成してなり、前記パッキン部(1)の
フランジ部(3)の外側表面外周部の高所のみが前記取
付ねじ(7)の頭部(7a)の平坦裏面によって戸板
(5)の板面に押圧されて圧縮されていることを特徴と
し、さらに、前記パッキン部材(1)は、その前記筒部
(2)の外周に断面鋸歯状の凹凸部(2e)が外周方向
に連続して形成された構造としている。
【0006】
【作用】上記の構造によると、図1に示すように、パッ
キン部材1をガラス戸板5の貫通孔6内に装着し、パッ
キン部材1の中心の孔部4内に取付ねじ7を挿入し、先
端に取手類8を螺着して締め付け固定するとき、パッキ
ン部材1のフランジ部3の外側表面の外周部が高く内周
部が低くなっているので、取付ねじ7の頭部7aの基部
が円弧状となっていても、この部分はパッキン部材1の
表面には当接せず、外周側から順次当接して弾性変形に
より頭部7aの裏面がパッキン部材1の外周表面の高所
に密着当接する。従って頭部7aとパッキン部材1との
間の摩擦力が大となり、取付ねじ7の回動が防止されて
ゆるみ止めとなる。また、挿入後は、筒部2外周の断面
鋸歯状の凹凸部2eが貫通孔6の内壁面に弾圧してパッ
キン部材1の抜け止め作用を行う。
【0007】
【実施例】以下、本考案に係る取付構造の実施例を図面
を参照して説明する。図1及び図2に本考案の実施例を
示す。パッキン部材1は合成樹脂またはゴムなどの弾性
部材からなっており、筒部2の一方の端面の外周にフラ
ンジ部3が同心状に一体に形成されている。そしてこれ
らの筒部2及びフランジ部3の中心を貫通して孔部4が
設けられており、この孔部4に図1に示すように取付ね
じ7が挿入されるようになっている。また前記フランジ
部3の外側表面には外周部から内周部に向かって漏斗状
に凹こんで傾斜する斜面3aが形成されている。上記の
ように構成された本実施例によると、図1に示すように
ガラス戸板5に形成された貫通孔6内にパッキン部材1
を挿入し、さらにパッキン部材1の中心に形成された孔
部4内に取付ねじ7を挿入し、この取付ねじ7がガラス
戸板5の表側に突出した一端に取手類8を螺着して締め
付けるとき、取付ねじ7の頭部7aの平坦裏面がパッキ
ン部材1のフランジ部3の外周側から順次当接してい
く。そしてフランジ部3の弾性変形によりフランジ部3
の表面と取付ねじ7の頭部7aの裏面とが密着してゆる
み止めの作用を得ることができる。このとき取付ねじ7
の頭部7aの基部と取付ねじ7本体との境界部がR状と
なっていても、フランジ部3の表面の内周部が低くなっ
ているので前記基部が当接せず、取付ねじ7の頭部7a
がフランジ部3の表面から浮き上がることない。尚、上
記の実施例では、パッキン部材1を、貫通孔6の裏側か
らのみ挿入した形状であるが、表裏両側から挿入させる
ようにしてもさしつかえない。
【0008】さらに、筒部2の外周面に軸方向に直角に
鋸歯状の凹凸部2eを形成し、パッキン部材1をガラス
戸板5の貫通孔6へ挿入したときの脱落を防止してい
る。
【0009】
【考案の効果】以上説明したように、本考案に係る取付
構造によれば、パッキン部材のフランジ部の外側表面の
外周部を内周部より高くしたので、パッキン部材をガラ
ス板等の貫通孔に装着し、このパッキン部材を介して取
付ねじにより取手類を取り付けたときに、この取付ねじ
とパッキン部材との間に隙間の生ずることがなく、その
ゆるみの発生を防止して取手類を強固にガラス戸に取り
付けることができる。さらに、筒部2の外周面に鋸歯状
の凹凸部2eを形成しているので、パッキン部材1をガ
ラス戸板5の貫通孔6へ挿入したときの脱落が防止さ
れ、取手類の取付作業性が良好となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る取付構造の実施例を示す断面図、
【図2】上同パッキン部材の一部断面側面図と平面図、
【図3】従来の取付構造に用いるパッキン部材の一部切
欠斜視図、
【図4】従来の取付構造の断面図、
【符号の説明】
1 パッキン部材 2 筒部、2e 凹凸部 3 フランジ部 3a 斜面 5 戸板 6 貫通孔 7 取付ねじ 8 取手類
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭57−177666(JP,U) 実開 昭60−188220(JP,U) 実開 昭62−75262(JP,U) 実公 昭60−16192(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貫通孔が穿設された戸板と、筒部の一方
    の端面の外周にフランジ部が同心一体に形成されてなり
    該筒部が前記貫通孔に挿入保持されているパッキン部材
    と、前記貫通孔及びパッキン部材の筒部に戸板の裏面側
    から挿入された取付ねじと、前記取付ねじの戸板表面側
    への突出端に螺締されて固定された取手類とを具備する
    取手類の取付構造において、 前記パッキン部材は、その前記フランジ部の外側表面の
    外周部を内周部よりも高く形成してなり、前記パッキン
    部のフランジ部の外側表面外周部の高所のみが前記取手
    ねじの頭部の平坦裏面によって戸板の板面に押圧されて
    圧縮されており、前記パッキン部材は、その前記筒部の
    外周に断面鋸歯状の凹凸部が外周方向に連続して形成さ
    れていることを特徴とする取手類の取付構造。
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