JPH0645684Y2 - 取外し防止ねじ - Google Patents

取外し防止ねじ

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JPH0645684Y2
JPH0645684Y2 JP14936889U JP14936889U JPH0645684Y2 JP H0645684 Y2 JPH0645684 Y2 JP H0645684Y2 JP 14936889 U JP14936889 U JP 14936889U JP 14936889 U JP14936889 U JP 14936889U JP H0645684 Y2 JPH0645684 Y2 JP H0645684Y2
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JP
Japan
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screw
head
tool
screw head
removal
Prior art date
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JP14936889U
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JPH0389211U (ja
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一真 砂川
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Topura Co Ltd
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Topura Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、一度締付けた後は特殊な工具を用いなければ
緩めることが困難な取外し防止ねじに関する。
(従来の技術) 取外し防止ねじは、いわゆるワンウェイと称され、例え
ば防犯上の理由や機密漏洩の防止その他の理由から第三
者に容易に取外されたり内部が分解されては困るような
機器の組付けや、物の取付け等に用いられる。
この種の取外し防止ねじとしては、従来からたとえば第
13図に示す米国特許第3673912号公報や、第15図に示す
実開昭49-67063号公報に記載されるもの等が知られてい
る。
第13図の取外し防止ねじは、ねじ部20と締付け方向のみ
が第14図に示すような特殊なドライバーと係合可能な頭
部21で構成されている。この頭部21の上面部には、締付
け部22が斜め位置に四半分突設されており、対向するこ
の締付け部22,22の間には係合溝24が形成されると共
に、係合溝24の外周縁部には切欠き部25が形成されてい
る。この取外し防止ねじは、係合溝24にドライバーのマ
イナス形状部分を嵌合させると共に、当該マイナス形状
部分の先端に形成された係合突片26を切欠き部25に係合
させて回動することで、ねじ部20を被締付け部材23にね
じ込むことができる。
しかし一度ねじ込んだ後は、ドライバーの先端が締付け
部22とは緩み方向に係合せずスリップので、容易にねじ
を取外すことはできない。
また第15図に示す取外し防止ねじでは、ねじ部27と周面
に凹溝28を軸方向に複数形成した頭部29とで構成されて
いる。この取外し防止ねじでは、第16図に示すようにこ
れら凹溝28と係合する隆条30を内周部に複数突設したリ
ング状の工具31を用いることで、ねじの締め付けおよび
取り外しが可能である。
(考案が解決しようとする課題) 然しながら、第13図に示した取外し防止ねじでは、ねじ
頭部28に切欠き部25が形成されているので、この切欠き
部25に一般のマイナスドライバーやたがね等の先端を係
合させて緩み方向に衝撃を加えてゆけば、ねじを徐々に
緩めることができるという問題点がある。
またこの取外し防止ねじでは、締付け時にマイナス形状
のドライバーのみしか用いることができないという欠点
がある。
一方、第15図に示した取外し防止ねじでは、ねじの締付
け時においても特殊な工具31をその都度用意しなければ
ならないと共に、一般のドライバーとは異なりこの工具
31ではねじの締付けを迅速に行なえないという問題点が
あるので、作業性の面でも望ましくない。
本考案は、前記の課題を解決するためのものであり、汎
用のドライバーを用いて締付けを行なえるとともに、容
易には取り外しが困難な取外し防止ねじの提供を目的と
するものである。
(課題を解決するための手段) この目的を達成するために本考案による取外し防止ねじ
は、ねじ山が刻設されたねじ軸の一端部にねじ頭部を設
け、このねじ頭部の端面にドライバー工具が締付け方向
のみ係合する壁面が立ち上がる締付け部を突設し、上記
ねじ頭部の周面部に取外し工具が嵌合する凹溝を軸方向
に複数溝設した構成となっている。
また本考案による取外し防止ねじは、ねじ山が刻設され
たねじ軸の一端部にねじ頭部を設け、このねじ頭部の端
面にドライバー工具が締付け方向のみ係合する壁面が立
ち上がる締付け部を突設し、上記ねじ頭部の端面の中心
部にプラスのドライバー工具の突端が嵌合し該ドライバ
ー工具が上記締付け部に係合し得るようにするための穴
を穿設し、上記ねじ頭部の周面部に取外し工具が嵌合す
る凹溝を軸方向に複数溝設した構成となっている。
また本考案による取外し防止ねじは、ねじ山が刻設され
たねじ軸の一端部にねじ頭部を設け、このねじ頭部の端
面にドライバー工具が締付け方向のみ係合する壁面が立
ち上がる締付け部を突設し、上記ねじ頭部に取外し工具
が嵌合する非円形状の座板を該頭部から突出して一体に
形成した構成となっている。
更に本考案による取外し防止ねじは、ねじ山が刻設され
たねじ軸の一端部にねじ頭部を設け、このねじ頭部の端
面にドライバー工具が締付け方向のみ係合する壁面が立
ち上がる締付け部を突設し、上記ねじ頭部の端面の中心
部にプラスのドライバー工具の突端が嵌合し該ドライバ
ー工具が上記締付け部に係合し得るようにするための穴
を穿設し、上記ねじ頭部に取外し工具が嵌合する非円形
状の座板を該頭部から突出して一体に形成した構成とな
っている。
(作用) 上述した構成によれば、一般のマイナスまたはプラスの
ドライバー工具を用いてねじの締付けを行なうことがで
きる。
また締付けたねじを取外す場合は、凹溝に嵌合する取外
し工具、または非円形状の座板に嵌合する取外し工具等
の特殊な工具を用いなければ容易に取外すことができな
い。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づき詳細に説明する。
第1図乃至第4図は、本考案による取外し防止ねじの一
実施例を示す。この取外し防止ねじは、ねじ山1を刻設
したねじ軸部2の一方端部にねじ頭部3を有し、この頭
部3の端面部の四半分位置には、締付け方向のみドライ
バー工具の先端と係合可能な締付け部4が、斜め位置に
対向して突設されている。これら対向する締付け部4
は、ドライバー工具が締付け方向に係合し得る壁面5が
立ち上がる係合溝6を形成し、この係合溝6に対して直
交する締付け部4の部位は凹面状に立ち上がるスロープ
7となっており、緩み方向にはドライバー工具が係合で
きないようになっている。
また円形をなすねじ頭部3の周面部には、取外し用工具
14が係合するための係合凹溝8が軸方向に複数溝設され
ている。頭部端面の中心部に形成されている穴9は、取
外し工具14の中心ピン12が嵌合して安定に取外し操作を
行なえるようにするためのものである。
ここで取外し工具14は、嵌合筒体10の内周部に、ねじ頭
部3の凹溝8に係合する複数の隆条11が突設され、中心
部には穴9に嵌まり合うピン12が突設されている。
第5図および第6図は、他の実施例の取外し防止ねじを
示しており、この実施例ではプラスのドライバー工具で
も締付け方向に係合できるようにするために、頭部端面
の中心部にプラスのドライバー工具の先端部が嵌合する
断面が略V字状の穴15が穿設されている。この穴15が形
成されていることにより、プラスのドライバー工具でも
締付け部4に係合してねじを締付け方向にねじ込むこと
ができる。尚、この穴15は取外し工具14のピン12が係合
するためのものでもある。
次に、第7図乃至第10図に示す更に他の実施例の取外し
防止ねじを説明する。
この取外し防止ねじは、頭部3の下部に非円形状の座板
16が頭部3の周面から突出して一体に形成されている。
この座板16は、締付けたねじを取外す際に取外し工具17
を係合させてねじを緩み方向に回すためのものであり、
この実施例では座板16の周面の形状を各辺が弧状に膨出
する略三角形形状となっている。
ここで、このねじ用の取外し工具17は、座板16に嵌合す
る非円形状の嵌合筒体18、穴9に嵌合するピン12を有し
ている。
第11図および第12図は、更に他の実施例の取外し防止ね
じを示しており、この実施例では前出のものと同様、プ
ラスのドライバー工具でも締付方向に係合できるように
するために、頭部端面の中心部にプラスのドライバー工
具の先端部が嵌合する断面が略V字状の穴19が穿設され
ている。この穴19が形成されていることにより、プラス
のドライバー工具でも締付け部4に係合してねじを締付
け方向にねじ込むことができる。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案による取外し防止ねじでは
一般のドライバー工具を用いて作業性よく締め付けるこ
とができると共に、取外す場合には特殊な工具が必要な
ので簡単には取外すことができないという利点があり、
安全性の面でも優れている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例による取外し防止ねじの斜視
図、第2図は同取外し防止ねじの平面図、第3図は同取
外し防止ねじの正面図、第4図は第2図のA−A線断面
図、第5図は他の実施例による取外し防止ねじの平面
図、第6図は第5図のB−B線断面図、第7図は更に他
の実施例による取外し防止ねじの斜視図、第8図は同取
外し防止ねじの平面図、第9図は同取外し防止ねじの正
面図、第10図は第8図のC−C線断面図、第11図は更に
他の実施例による取外し防止ねじの平面図、第12図は第
11図のD−D線断面図、第13図は従来例による取外し防
止ねじの斜視図、第14図は同取外し防止ねじに使われる
締付け工具の正面図、第15図は他の従来例による取外し
防止ねじ斜視図、第16図は同取外し防止ねじに使われる
取外し工具の斜視図である。 [符号の説明] 1……ねじ山、2……ねじ軸部 3……ねじ頭部、4……締付け部 5……係合溝、6……壁面 7……スロープ、8……係合凹溝 9,15,19……穴、10,18……嵌合筒体 11……隆条、12……ピン 14,17……工具、16……座板

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ねじ山が刻設されたねじ軸の一端部にねじ
    頭部を設け、このねじ頭部の端面にドライバー工具が締
    付け方向のみ係合する壁面が立ち上がる締付け部を突設
    し、上記ねじ頭部の周面部に取外し工具が嵌合する凹溝
    を軸方向に複数溝設したことを特徴とする取外し防止ね
    じ。
  2. 【請求項2】ねじ山が刻設されたねじ軸の一端部にねじ
    頭部を設け、このねじ頭部の端面にドライバー工具が締
    付け方向のみ係合する壁面が立ち上がる締付け部を突設
    し、上記ねじ頭部の端面の中心部にプラスのドライバー
    工具の突端が嵌合し該ドライバー工具が上記締付け部に
    係合し得るようにするための穴を穿設し、上記ねじ頭部
    の周面部に取外し工具が嵌合する凹溝を軸方向に複数溝
    設したことを特徴とする取外し防止ねじ。
  3. 【請求項3】ねじ山が刻設されたねじ軸の一端部にねじ
    頭部を設け、このねじ頭部の端面にドライバー工具が締
    付け方向のみ係合する壁面が立ち上がる締付け部を突設
    し、上記ねじ頭部に取外し工具が嵌合する非円形状の座
    板を該頭部から突出して一体に形成したことを特徴とす
    る取外しねじ。
  4. 【請求項4】ねじ山が刻設されたねじ軸の一端部にねじ
    頭部を設け、このねじ頭部の端面にドライバー工具が締
    付け方向のみ係合する壁面が立ち上がる締付け部を突設
    し、上記ねじ頭部の端面の中心部にプラスのドライバー
    工具の突端が嵌合し該ドライバー工具が上記締付け部に
    係合し得るようにするための穴を穿設し、上記ねじ頭部
    に取外し工具が嵌合する非円形状の座板を該頭部から突
    出して一体に形成したことを特徴とする取外しねじ。
JP14936889U 1989-12-27 1989-12-27 取外し防止ねじ Expired - Lifetime JPH0645684Y2 (ja)

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JPH0389211U JPH0389211U (ja) 1991-09-11
JPH0645684Y2 true JPH0645684Y2 (ja) 1994-11-24

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