JP2002122113A - 鋼板用ネジ - Google Patents
鋼板用ネジInfo
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- JP2002122113A JP2002122113A JP2000314727A JP2000314727A JP2002122113A JP 2002122113 A JP2002122113 A JP 2002122113A JP 2000314727 A JP2000314727 A JP 2000314727A JP 2000314727 A JP2000314727 A JP 2000314727A JP 2002122113 A JP2002122113 A JP 2002122113A
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Abstract
を防止する。 【解決手段】 ネジ頭2と平行ネジ部4との間にテーパー
部3を設け、ネジ頭2の底面外縁部に凸部2aを形成する。
テーパー部3の長さはネジ止めすべき薄鋼板の厚さの二
倍未満とする。鋼板用ネジ1を二枚の鋼板S1,S2にねじ込
む際に、テーパー部3がネジ孔を拡大しつつネジ孔内へ
進入し、平行ネジ部4の推力によって鋼板のネジ孔の周縁
部がまくれ上がってネジ頭2の底面に密着する。テーパ
ー部3がネジ孔に密着し、ネジ頭2は鋼板の表面に密着す
るのでネジとネジ孔にあそびがなく、鋼板用ネジ1が空
転することがない。
Description
るものであり、特に、接合力の向上を図った鋼板用ネジ
に関するものである。
ライバ等を用いてねじ込みを行う場合、通常はドライバ
の締め付けトルクの設定を行い、ねじ込みの最後にネジ
頭の下面が被施工材に接触することによる締め付け負荷
の上昇を検知してモータを停止させたり、クラッチを作
動させたりしてネジの締め付けを完了する。又手締めに
よる作業の場合にも、締め付け負荷が上昇したことを感
じて締め付けの完了とするものである。
薄鋼板にネジ締めを行う場合にネジ頭の下面に鋼板の表
面が接触した状態で鋼板の下面がネジの始まり位置(上
端位置)を通過してしまいネジが空回りしてしまうこと
がある。
しまって空回りをしたり、または、鋼板の一部が不完全
ネジ部にかかっている状態となったりすると、締め付け
負荷トルクが上昇しないかまたは逆に低下してしまい、
作業者に違和感や不安感を与えて接合耐力が無いと錯覚
されてしまう。また、工具によるネジの締め付け完了を
検知することができず、又手締め作業の場合にも負荷ト
ルクの上昇を感じられないため必要以上にネジを回転さ
せてしまい、このためネジが空転してネジ穴を破壊して
しまいネジの締め付け力を著しく低下させてしまうこと
がある。
たネジでは、頭部下面からネジの始まり位置までの距離
が長いので、薄綱板がこの問に入ってしまいネジ穴の破
壊の発生が生じやすいとともに、ネジによる結合力を低
下させてしまうという問題がある。
けるネジの空転やネジ穴の破壊を防止して薄鋼板へのネ
ジの締め付けを確実にするために解決すべき技術的課題
が生じてくるのであり、本発明は上記課題を解決するこ
とを目的とする。
達成するために提案するものであり、ネジの軸部からネ
ジ頭に向けて徐々に大径となるテーパー部または曲面部
を形成した鋼板用ネジであって、ネジ頭の下面に鋼板の
表面に当接する凸部を形成するとともに、該凸部の下面
からネジ山の始まりまでの寸法をネジ止めすべき鋼板の
厚さの2倍未満に設定した鋼板用ネジを提供するもので
ある。
図に従って詳述する。図1及び図2は、鋼板用ネジ1を
示し、2は鍋形のネジ頭、3はテーパー部、4は平行ネジ
部、5はテーパーネジ部であり、ネジ頭2には十字穴6が
形成されている。
法は、全長16.4mm、テーパー部3以下の長さ15mm、ネジ
頭2の頭径8mm、平行ネジ部4は山経4mm、谷径2.6mm、ネ
ジピッチ1.15mmの二条ネジであり、テーパー部3のテー
パー角は70度、テーパーネジ部5の谷のテーパー角は26
度である。
形成した倒立クラウン型となっていて、凸部2aの下端面
から平行ネジ部4のネジ始まり位置(上端位置)までの
距離Aは、ネジ止めすべき鋼板の厚さの二倍未満として
あり、ここでは厚さが0.5mm程度の二枚の鋼板を接合す
るものとして約0.9mmとなっている。
用いて鋼板用ネジ1を二枚の鋼板にねじ込む際は、テー
パーネジ部5及び平行ネジ部4によって鋼板にネジ孔をタ
ップ成形しながらねじ込まれていく。二枚の鋼板はネジ
頭2の底面に向かって進行し、テーパー部3がネジ孔を拡
大しつつネジ孔内へ進入し、鋼板が凸部2aに当接して停
止する。
と、図3に示すように、平行ネジ部4の推力によって鋼
板S1,S2のネジ孔の周縁部がバーリング加工と同様にま
くれ上がり、凸部2aの内周側の凹部2bに入り込んで密着
し、鋼板用ネジ1の回転抵抗が急激に上昇して回転を停
止する。
ネジ始まり位置よりも下に位置していて、ネジ孔が平行
ネジ部4と噛み合っているので、二枚の鋼板S1,S2は強力
に締め付けられ、且つテーパー部3がネジ孔に嵌合し、
ネジ頭2は上側の鋼板S1に密着しているので鋼板用ネジ1
とネジ孔にあそびがなく、鋼板用ネジ1が空転すること
がない。
面の周縁部からネジの先端方向に突出させて環状に形成
した構造としているが、図4に示す別の実施例では、ネ
ジの先端方向に向く凸部を環状ではなく周方向に分割形
成し、複数個の凸部7を等間隔に配置してある。更に図
5に示す別の実施例では、複数個の凸部8を頭部の周縁
部ではなく周縁部より内側に形成してある。また、この
場合の凸部は環状に連続する一つの凸部であってもよ
い。
ものではなく、この発明の技術的範囲内において種々の
改変が可能であり、この発明がそれらの改変されたもの
に及ぶことは当然である。
ジは、ネジ頭の底面に被施工材の表面に当接する凸部を
形成するとともに、該凸部下面からネジ山の始まり部分
までの寸法をネジ止めすべき鋼板の厚さの2倍未満に設
定したので、鋼板がネジ山の始まり部分に掛かっている
状態で凸部が鋼板の表面に当接して締め付けの負荷トル
クを増大させ、締め付けの完了を確実に検出させること
ができる。また、凸部とテーパー部の境に凹部を形成し
ているので、鋼板のネジ孔の周縁部がまくれ上がって凹
部内に入り込んで密着し、テーパー部によりネジとネジ
孔とに遊びがない状態で締結されるのでネジが空転する
ことがなく、また、過大な締め付けトルクによりネジ孔
が損傷を受けて接合耐力が低下する虞も減少する。
ジの平面図、(b)は側面図である。
面図である。
図、(b)は(a)のA-A線矢視断面図である。
図、(b)は(a)のA-A線矢視断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 ネジの軸部からネジ頭に向けて徐々に大
径となるテーパー部または曲面部を形成した鋼板用ネジ
であって、ネジ頭の下面に鋼板の表面に当接する凸部を
形成するとともに、該凸部の下面からネジ山の始まりま
での寸法をネジ止めすべき鋼板の厚さの2倍未満に設定
したことを特徴とする鋼板用ネジ。 - 【請求項2】 前記凸部とテーパー部または曲面部の境
に鋼板のまくれ上がり部を収容する凹部を形成したこと
を特徴とする請求項1記載の鋼板用ネジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000314727A JP2002122113A (ja) | 2000-10-16 | 2000-10-16 | 鋼板用ネジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000314727A JP2002122113A (ja) | 2000-10-16 | 2000-10-16 | 鋼板用ネジ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002122113A true JP2002122113A (ja) | 2002-04-26 |
Family
ID=18793928
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000314727A Pending JP2002122113A (ja) | 2000-10-16 | 2000-10-16 | 鋼板用ネジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002122113A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2000
- 2000-10-16 JP JP2000314727A patent/JP2002122113A/ja active Pending
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