JP6506129B2 - サムターン装置 - Google Patents

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Description

本発明は、建具の開閉体の自由端部に設けられた錠箱内の施・解錠機構を構成する駆動部材に対して操作力を入力するサムターン装置に関する。
建物の扉の外壁面にシリンダ装置を設け、一方、扉の内壁面にサムターン装置を設け、前記サムターン装置を構成するサムターン軸を電動又は手動で回転させると、施・解錠機構を構成する駆動部材(駆動カム)が施・解錠方向に所定量回転し、該駆動部材の駆動力により、デッドボルトが開閉体枠に対して進退動作するサムターン装置は周知技術である(特許文献1、特許文献2)。
特許文献1は、この種のサムターン装置に於いて、気密性の問題点を解決するために、第1、第2等の複数のシール材を複数の箇所にそれぞれ配設するものである。例えば段落0056乃至段落0062には、図9と共に第4実施形態が記載され、この第4実施形態は、胴部材53と扉3の室内側面との間、および胴部材53の取付け穴67とネジ73との間にそれぞれシール材79,87が設け、さらに、サムターン軸51と胴部材53の軸穴65との間にシール材69,69が配置されると共に、サムターン軸51と胴部材53との間に液材99が充填されている(段落0062)。
この第4実施形態は、サムターン軸51の略中央部に形成した環状凹所にオイル(例えばグリス)99を充填し、該オイル99を基準としてサムターン軸51の内端部側と外端部側にそれぞれ内外の環状凹所を形成し、これらの環状凹所に一対のリング状第1シール材69、69を嵌め込むので、他の実施形態に比較して気密性が優れているものの、気密性を高めるために3つ以上のシール材を用いなければならないという問題点があった。また前記サムターン軸51に多数の環状凹所を形成しなければならないという問題点があった(符号は特許文献1のもの)。さらに、施・解錠時、サムターン軸と他の部材(ストッパー、軸受け、受座等)との摩擦を滑らかにするということができなかった。
特開2014−129702号公報 特開2004−339692号公報
本願発明の主たる目的は、特許文献1の第4実施形態(図9、図10)の問題点に鑑み、サムターン軸に多数の環状凹所を形成する必要がない一方、環状板型オイルシールを固定筒の収納空間に嵌め込む方式で、サムターン軸と固定筒との隙間の気密性をより一層高めると共に、耐久性に優れ、さらに、施・解錠時、サムターン軸と他の部材(ストッパー、軸受け、受座等)との摩擦を滑らかにすることができるサムターン装置を提供することである。本願発明の第2の目的は、合計2つのシール部材で、サムターン軸と固定筒の間の隙間、及び固定筒と開閉体との間の間隙の気密性をより一層高めることである。本願発明の第3の目的は、固定筒と開閉体との間の間隙について、一つのシール部材でもって、同時に二箇所の間隙をシールすることができることである。さらに、実施形態によっては、環状板型オイルシールが軸方向に移動しないようにすること、サムターン軸を固定筒に容易に保持させることである。
本発明のサムターン装置は、開閉体の内壁面に形成された取付け孔に貫通状態に取付けられる固定筒と、前記固定筒に回転可能に保持されるサムターン軸と、前記サムターン軸の外周面と前記固定筒の内周面との間の収納空間に嵌め込まれる環状板型オイルシールと、中央開口の内周面が前記固定筒の外周面に密着状態に外嵌合すると共に垂直内側面が前記開閉体の内壁面に対して接触状態となる止水弾性体と、前記止水弾性体の垂直内側面が前記開閉体の内壁面に圧接するように前記固定筒のオネジ部に螺合する締付け筒状螺合体を備え、前記環状板型オイルシールは、第1形態保持部材と、この第1形態保持部材に保持されると共に前記固定筒の内周面に密着状態に嵌合する環状嵌合部と、この環状嵌合部に連続すると共に、前記サムターン軸の外周面に当る外・内のリップ部分を有する弾性の環状シールリップ部と、前記外リップ部分と内リップ部分との間に形成され、オイルを充填することができる環状凹みと、前記環状シールリップ部と前記環状嵌合部との間に設けられ、前記環状シールリップ部を保持する第2形態保持部材とから成る。
(a)請求項1に記載の発明は、サムターン軸に多数の環状凹所を形成する必要がない一方、環状板型オイルシールを固定筒の収納空間に嵌め込む方式で、サムターン軸と固定筒との隙間の気密性をより一層高めることができる。また環状板型オイルシールを用いたので、耐久性に優れたサムターン装置を提供することができる。さらに、施・解錠時、サムターン軸と他の部材(ストッパー、軸受け、受座等)との摩擦を滑らかにすることができる。
(b)請求項2に記載の発明は、止水弾性体は、開閉体の取付け孔に密着状態に嵌入すると共に、固定筒の外周面に密着する短筒部分と、この短筒部分の外端部に連設すると共に、開閉体の内壁面と締付け筒状螺合体との間にサンドイッチ状態に挟持されるフランジ部分とから成るので、一つのシール部材でもって、同時に二箇所の間隙をシールすることができる。
(c)請求項3に記載の発明は、開閉体の内壁面から突出する固定筒の外端部及び締付け筒状螺合体を包むように筒状化粧体が前記固定筒に設けられているので、外観上、締付け筒状螺合体等が露出しない。
(d)請求項4に記載の発明は、締付け筒状螺合体は、固定筒のオネジ部に螺合するオネジ部を有する筒状化粧体であるから、部品点数を減らすことができる。
(e)請求項5に記載の発明は、環状板型オイルシールの軸方向の移動が阻止される。
(f)請求項6に記載の発明は、サムターン軸は、環状板型オイルシールが外嵌合する軸本体と、前記軸本体の内端部に形成された後方中心孔に嵌め込まれかつ後方固定ピンで固定される出力軸と、一方、前記軸本体の外端部に形成された前方中心孔に嵌め込まれかつ前方固定ピンで固定される入力軸を有する摘み部とから成るので、サムターン軸を固定筒に容易に保持させることができる。
図1乃至図6は本発明の第1実施形態を示す各説明図、図7及び図8は本発明の第2実施形態を示す各説明図、図9及び図10は本発明の第3実施形態を示す各説明図。
第1実施形態の環境を示す概略断面説明図。 固定筒の構造を示す概略断面説明図(止水弾性体と締付け筒状螺合体も示す)。 サムターン軸の構造を示す概略断面説明図。 止水弾性体の斜視図。 環状板型オイルシールの構造を示す概略断面説明図(収納空間等も示す)。 要部(締付け筒状螺合体と筒状化粧体が別体)。 第2実施形態の環境を示す概略断面説明図。 要部(止水弾性体)の斜視図。 第3実施形態の環境を示す概略断面説明図。 要部(螺着機能を有する筒状化粧体)の説明図。
図1乃至図6を参照にして本発明のサムターン装置Xを説明する。まず、図1は第1実施形態の環境を示す概略断面説明図である。なお、特許文献1、特許文献2等が存在するので、開閉体(例えば建具の扉)1、該開閉体1の自由端部に内装される錠箱2、該錠箱内に設けられ、かつ駆動カム3等を備える施・解錠機構、開閉体1の外壁面1a側に取付けられるシリンダ装置4等の具体的構成は、周知事項なので、詳細な説明は割愛する。ここでは、本発明の主要部に絞って説明する。
まず図1を参照にして、基本的な構成部材を説明する。6は固定筒で、この固定筒6は開閉体1の内壁面1bに形成された取付け孔5に貫通状態に取付けられる。7はサムターン軸で、このサムターン軸7は摘み部8を有しかつ前記固定筒6に回転可能に保持される。9は環状板型オイルシールで、この環状板型オイルシール9は前記サムターン軸7の外周面7aと前記固定筒6の内周面6aとの間の収納空間10に嵌め込まれる。11は止水弾性体で、この止水弾性体11は中央開口40の内周面が前記固定筒6の外周面6bに密着状態に外嵌合すると共に、垂直内側面が前記開閉体1の内壁面1bに対して接触状態となる。12は締付け筒状螺合体で、この締付け筒状螺合体12は前記止水弾性体11の垂直内側面が前記開閉体1の内壁面1bに圧接するように前記固定筒6のオネジ部21に螺合する。
次に図2を参照にして、内周面6aと外周面6bを有する固定筒6を説明する。図2を基準にすると、図面左側が取付け基端部13で、この取付け基端部13には、図示しない差込棒用の取付け孔14が複数個形成されている。一方、図面右側が先端部で、この先端部の中央部には、先端面から大径の収納空間10に向けて水平軸孔15が形成されている。前記水平軸孔15と収納空間10は連通している。
しかして、前記収納空間10の内周面、すなわち、固定筒6の内周面6aには周方向に沿って複数個の係合溝(凹溝)16,17が形成されている。ここでは、水平軸孔15側で固定筒6の略中央部に位置する係合溝を「第1凹溝16」とし、一方、取付け基端部13側に位置する係合溝を「第2凹溝17」とする。
図1で示すように、前記第1凹溝16には、C字形状の弾性変位可能なストッパ(止め輪)18が嵌め込まれ、後述の環状板型オイルシール9は該ストッパ18により、軸方向の移動が阻止されている。また前記第2凹溝17にも、同様に第2のC字形状の弾性変位可能なストッパ(止め輪)19が嵌め込まれ、該第2のストッパ(止め輪)19の一側面にはサムターン軸7の内端部側を支持する環状の軸受板20が添設されている。
実施形態では、固定筒6の外周面6bの略中央部にオネジ部21が形成され、該オネジ部21に締付け筒状螺合体12が螺合する。この締付け筒状螺合体12を締付け方向(図2のA)に回すと、止水弾性体11の垂直内側面11bが前記開閉体1の内壁面1bに圧接する。
次に図3を参照にして、サムターン軸7を説明する。サムターン軸7は、特許文献1に記載されているように、例えば摘み部、フランジ部、軸部等が一体成形されたものであっても良いが、実施形態では、サムターン軸7を固定筒6に容易に保持させることを目的として適宜に構成されている。
すなわち、サムターン軸7は、環状板型オイルシール9が外嵌合する軸本体25と、前記軸本体の内端部に形成された後方中心孔26に嵌め込まれかつ後方固定ピン27で固定される出力軸28と、一方、前記軸本体25の外端部に形成された前方中心孔29に嵌め込まれかつ前方固定ピン30で固定される入力軸31及びフランジ32を有する摘み部8とから成る。このサムターン軸7の前記軸本体25の内端部の外周面には周溝33が形成され、該周溝33には、第3のC字形状の弾性変位可能なストッパ(止め輪)34が嵌め込まれ、該第3のストッパ34の一側面は前述した環状の軸受板20の一側面に当り、サムターン軸7が固定筒6から抜けるのを防止している。
次に図4を参照にして、止水弾性体11を説明する。止水弾性体11はゴム又はゴムに類する弾性力を有する素材により、やや幅広の環状板に形成されている。図4に於いて、40は中央部に形成された真円形状の中央開口、40aは中央開口の内周面、40bは外周面、11aは垂直外側面、11bは垂直内側面である。
実施形態では、この止水弾性体11は第2のシール材に相当し、図1で示すように開閉体1の内壁面1bと締付け筒状螺合体12との間の間隙をシールする。したがって、締付け筒状螺合体12を確実に締め付けると、止水弾性体11の垂直内側面11bは開閉体1の内壁面1bに圧接し、例えばシリンダ装置4(室外)から、室内へと入り込むガスや液体の浸入を防止することができる。もちろん、後述の筒状化粧体45の内端面から開閉体1の内壁面1bに沿って固定筒6方向に入り込むガスや液体がシリンダ装置4(室外)に流れでる場合も同様である。
次に図5を参照にして、第1シール材に相当する環状板型オイルシール9を説明する。環状板型オイルシール9は、前述したように、サムターン軸7の外周面7aと固定筒6の内周面6aとの間の収納空間10に嵌め込まれる。
しかして、環状板型オイルシール9は、硬質合成樹脂材或いは剛性的な金属素材を用いて環状のキャップ形状に形成された第1形態保持部材51と、この第1形態保持部材51に保持されると共に前記収納空間10の内周面6aに密着状態に嵌合する環状嵌合部52と、この環状嵌合部52に連続すると共に、前記サムターン軸7の外周面7aに当る外・内のリップ部分53a、53bを有する弾性の環状シールリップ部53と、前記外リップ部分53aと内リップ部分53bとの間の内側(サムターン軸7の外周面7aに対向する側)に形成された環状凹み54と、該環状凹み54に充填されるオイル55と、前記環状シールリップ部53と前記環状嵌合部52との間に設けられ、前記環状シールリップ部53の形態を保持する弾性の第2形態保持部材56とから成る。
したがって、第1実施形態のサムターン装置Xは、開閉体1の内壁面1bに形成された取付け孔5に貫通状態に取付けられる固定筒6と、外端部に摘み部8を有しかつ前記固定筒6に回転可能に保持されるサムターン軸7と、前記サムターン軸7の外周面7aと前記固定筒6の内周面6aとの間の収納空間10に嵌め込まれる環状板型オイルシール9と、中央開口40の内周面40aが前記固定筒6の外周面6bに密着状態に外嵌合すると共に垂直内側面11bが前記開閉体1の内壁面1bに対して接触状態となる止水弾性体11と、前記止水弾性体11の垂直内側面11bが前記開閉体1の内壁面1bに圧接するように前記固定筒6のオネジ部21に螺合するメネジ部47を有する締付け筒状螺合体12を備えている。
そして、前記環状板型オイルシール9は、第1形態保持部材51と、この第1形態保持部材に保持されると共に前記収納空間10の内周面6aに密着状態に嵌合する環状嵌合部52と、この環状嵌合部に連続すると共に、前記サムターン軸7の外周面7aに当る外・内のリップ部分53a、53bを有する弾性の環状シールリップ部53と、前記外リップ部分53aと内リップ部分53bとの間に形成された環状凹み(グリス溜まり)54に充填されるオイル(望ましくはグリス)と、前記環状シールリップ部53と前記環状嵌合部52との間に設けられ、前記環状シールリップ部53の形態を保持する弾性の第2形態保持部材(例えばOリング、Oリング形状のバネ)56とから成る。
ここで、付加的事項として、図6に示す筒状化粧体45の構成を簡単に説明する。第1実施形態では、締付け筒状螺合体12と筒状化粧体45は別部材であり、該筒状化粧体45の内端面で止水弾性体11を抑え付けるものではない。もちろん、実施形態によっては、止水弾性体11の外形寸法と筒状化粧体45の内周端の外形寸法を略同じくし、前記筒状化粧体45の内周端を前記止水弾性体11の垂直外側面の外周縁部に当るようにしても良い。
しかし、実施形態では、締付け筒状螺合体12の幅広の一側面全体で止水弾性体11の垂直外側面を略全体的に抑え付けることができるので、例えば筒状化粧体45の内端部に複数の爪片46を設け、これらの爪片46を締付け筒状螺合体12の周端部に形成した段差状係止部に係止させている。もちろん、図示しない付勢バネを用いて筒状化粧体45の内周端を開閉体1の内壁面に圧接するように構成しても良い。その他の細部的事項の説明は割愛する。
次に、図7乃至図10を参照にして、本発明の他の実施形態を説明する。なお、他の実施形態の説明に当って、第1実施形態と同一の部分には同一又は同様の符号を付して重複する説明を割愛する。
まず、図7及び図8は本発明の第2実施形態を示す各説明図である。この第2実施形態が第1実施形態と主に異なる点は、止水弾性体11Aの構成である。この第2実施形態は、一つのシール部材でもって、同時に二箇所の間隙部分をシールすることを発明の課題としている。すなわち、止水弾性体11Aは、開閉体1の取付け孔5に密着状態に嵌入すると共に固定筒6の外周面6bに密着する短筒部分61と、この短筒部分の外端部に連設すると共に、開閉体1の内壁面1bと締付け筒状螺合体12との間にサンドイッチ状態に挟持されるフランジ部分62とから成る。
次に図9及び図10は本発明の第3実施形態を示す各説明図である。この第3実施形態が第1実施形態と主に異なる事項は、締付け筒状螺合体45Aは、固定筒6のオネジ部21に螺合するメネジ部47を有する筒状化粧体である点。また、第2実施形態の止水弾性体11Aを用いている点。このように構成すると、部品点数を減らすことができると共に、第2実施形態と同様の効果を得ることができる。
本発明は、建具の開閉体のサムターン装置として利用できる。
X…サムターン装置、A…締付け方向、
1…開閉体、1b…内壁面、
5…取付け孔、
6…固定筒、
7…サムターン軸、8…摘み部、
9…環状板型オイルシール、
10…収納空間、
11、11A…止水弾性体、
12…締付け筒状螺合体、
21…固定筒のオネジ部、
40…中央開口、
45…筒状化粧体、
45A…締付け筒状螺合体(筒状化粧体)、
47…メネジ部、
51…第1形態保持部材、
52…環状嵌合部、
53…環状シールリップ部、
53a…外リップ部分、53b…内リップ部分、
54…環状凹み(グリス溜まり)、
55…オイル、
56…第2形態保持部材。

Claims (6)

  1. 開閉体の内壁面に形成された取付け孔に貫通状態に取付けられる固定筒と、前記固定筒に回転可能に保持されるサムターン軸と、前記サムターン軸の外周面と前記固定筒の内周面との間の収納空間に嵌め込まれる環状板型オイルシールと、中央開口の内周面が前記固定筒の外周面に密着状態に外嵌合すると共に垂直内側面が前記開閉体の内壁面に対して接触状態となる止水弾性体と、前記止水弾性体の垂直内側面が前記開閉体の内壁面に圧接するように前記固定筒のオネジ部に螺合する締付け筒状螺合体を備え、
    前記環状板型オイルシールは、第1形態保持部材と、この第1形態保持部材に保持されると共に前記固定筒の内周面に密着状態に嵌合する環状嵌合部と、この環状嵌合部に連続すると共に、前記サムターン軸の外周面に当る外・内のリップ部分を有する弾性の環状シールリップ部と、前記外リップ部分と内リップ部分との間に形成され、オイルを充填することができる環状凹みと、前記環状シールリップ部と前記環状嵌合部との間に設けられ、前記環状シールリップ部を保持する第2形態保持部材とから成るサムターン装置。
  2. 請求項1に於いて、止水弾性体は、開閉体の取付け孔に密着状態に嵌入すると共に、固定筒の外周面に密着する短筒部分と、この短筒部分の外端部に連設すると共に、開閉体の内壁面と締付け筒状螺合体との間にサンドイッチ状態に挟持されるフランジ部分とから成るサムターン装置。
  3. 請求項1又は請求項2に於いて、開閉体の内壁面から突出する固定筒の外端部及び締付け筒状螺合体を包むように筒状化粧体が前記固定筒に設けられていることを特徴とするサムターン装置。
  4. 請求項1又は請求項2に於いて、締付け筒状螺合体は、固定筒のオネジ部に螺合するメネジ部を有する筒状化粧体であることを特徴とするサムターン装置。
  5. 請求項1に於いて、環状板型オイルシールは、固定筒の内周面に形成された係合溝に係合するストッパにより、軸方向の移動が阻止されていることを特徴とするサムターン装置。
  6. 請求項1に於いて、サムターン軸は、環状板型オイルシールが外嵌合する軸本体と、前記軸本体の内端部に形成された後方中心孔に嵌め込まれかつ後方固定ピンで固定される出力軸と、一方、前記軸本体の外端部に形成された前方中心孔に嵌め込まれかつ前方固定ピンで固定される入力軸を有する摘み部とから成ることを特徴とするサムターン装置。
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