JP2569931B2 - 床暖房用の面状発熱体 - Google Patents

床暖房用の面状発熱体

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JP2569931B2
JP2569931B2 JP2241839A JP24183990A JP2569931B2 JP 2569931 B2 JP2569931 B2 JP 2569931B2 JP 2241839 A JP2241839 A JP 2241839A JP 24183990 A JP24183990 A JP 24183990A JP 2569931 B2 JP2569931 B2 JP 2569931B2
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幹男 佐藤
裕彦 池田
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Daikin Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は床暖房用の面状発熱体に関する。
〈従来の技術〉 従来、床暖房には、発熱体を内部に有するヒータユニ
ットが根太間に設置されると共に、各ヒーターユニット
の上面に仕上げ材が設けられた根太落とし込み方式のも
のと(実公昭62−47189号公報参照)、根太の上面に敷
設された荒床板の上に、複数枚のヒータユニットが配置
され、さらにその上面に仕上げ材が配置されたパネル方
式のものとの2種類があった。
〈発明が解決しようとする課題〉 ところが、上記根太落し込み方式の床暖房によれば、
ヒータユニットが根太間に設置されているので、根太と
根太との間の仕上げ材は暖められるが、根太の真上の仕
上げ材は暖められず、床暖房の温度分布にバラツキが生
じるという問題があった。
また、必然的にヒータユニット数が多くなり、配線に
手間がかかるという問題もあった。
他方、パネル方式のものは、根太の上面にもヒータユ
ニットを敷設するので、根太の真上の仕上げ材が低温で
あることに起因する温度分布のバラツキの問題は解消で
きる。しかし、ヒータユニットは発熱体を側端部まで配
することができないので、ヒータユニット同志の接続部
付近が低温となり、床暖房の温度分布が不近一になり、
使用上好ましくないという問題があった。
また、仕上げ材の固定に釘を使用するとヒータユニッ
ト内部の発熱体と接触してリークするおそれがあるの
で、釘打ちが行えず、釘等を使用しない特別な工法が必
要となるという問題もあった。
本発明は上述のような問題を解消すべくなされたもの
であり、温度分布および施工性が良好な床暖房用の面状
発熱体を提供することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 この発明の床暖房用の面状発熱体は、複数の互いに並
行に設けられた根太と、各根太に釘打ちされることによ
り各根太の上面に架け渡して敷設される床材との間に設
けられ、上記根太を挟んだ両側に通電により熱を発生す
る導電パターンと、上記根太上に導電パターンが形成さ
れていない釘打ち部分と、上記根太を挟んだ両側の導電
パターン同士を連結する渡り部とからなる床暖房用の面
状発熱体において、上記渡り部が、上記根太を挟んだ両
側の導電パターンと連続して、上記根太上に上記釘打ち
部分を避けた状態で、導電パターンにより形成されてい
ることを特徴としている。
〈作 用〉 上記構成の床暖房用面状発熱体によれば、床材を根太
に釘打ちする部分を避けた状態で、導電パターンが形成
されているので、特別な工法を必要とせずに釘打ち施工
が行え、しかも釘が導電パターンと接触してリークする
こともない。
また、導電パターンは根太上部分にも根太を挟んだ両
側の導電パターンと連続した渡り部として形成されてい
るので、根太上部をも暖めることができ、温度分布にバ
ラツキが生じるのを防止する。
〈実施例〉 以下、実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
第1図は、この発明の一実施例の床暖房用の面状発熱
体を利用した床暖房の構成を示す一部切欠斜視図であ
る。
図において、符号3は床暖房用の面状発熱体を示し、
面状発熱体3は、複数の互いに平行に設けられた根太1
…と、各根太1の上面に架けわたして敷設された床材2
との間に設けられている。
また、面状発熱体3は、第2図に断面図で示すよう
に、非導電性のプラスチックフィルム等からなる基板5
の上面に、導電パターン4を蛇行状に形成し、その上下
面に絶縁シート6、7が一体的に接着されている。
前記導電パターン4が、例えば、基板5の上面に蒸着
したアルミニウム箔等の金属箔のうちの上記導電パター
ン4に対応する部分にマスキングを行った状態で、エッ
チングを施して、不要な金属箔を除去することにより、
前記基板5上に形成したものである。
導電パターン4は、第3図に示すように、前記根太1
(破線で示す)の上部に相当する箇所の全長にわたる帯
状の釘打ち部分Aを避けた状態で根太部分にも形成して
ある。
なお、導電パターン4の根太1上面部への形成割合
は、最少限必要とする釘打ち部分Aを確保し、しかも根
太1の上面が冷たく感じられない程度にすればよく、例
えば、根太1の巾が45mmの場合には、釘打ち部分Aの巾
は30mm程度にすればよい。
面状発熱体3は、導電パターン4に通電することによ
り、金属箔の抵抗値に応じたジュール熱を発生し、当該
熱が絶縁シート6を介して床材2に伝わり床暖房を行う
ものであり、根太1の上部に相当する箇所にも導電パタ
ーン4を形成しているので、根太1の上面が暖められ
て、床暖房の温度分布にバラツキが生じるのを防止でき
る。
前記絶縁シート6,7は、例えば、ポリエチレンやポリ
エステル等の合成樹脂からなり、導電パターン4を形成
した基板5を間に挟んだ状態で熱を加えて、熱融着させ
ることによって一体化したものであり、両者は同種のも
のでも、異種のものでもかまわない。
また、絶縁シート6,7は、透明または半透明のものが
好ましい。なぜなら、絶縁シート6,7が透明もしくは半
透明の場合、内部の発熱体4と、その下部の根太1を確
認でき、釘打ち部分A以外の箇所で釘打ちを行ってしま
うといった過失を防止できるからである。ただし、床材
2に釘打ち位置を示す目印をマークしておけば、絶縁シ
ート6,7は不透明であっても釘打ちの過失による断線が
生じるおそれはなくなる。
前記床材2は、面状発熱体3の上面に敷設し、前記釘
打ち部分Aにおいて釘8…で固定する。
床材2としては、フローリングボードやプラスチック
化粧板等が使用される。
なお、床材2として、例えば、荒床板等を使用し、そ
の上面に絨毬、カーペット等を敷いてもよい。
上述のような構成の面状発熱体3は、導電パターン4
が形成されていない釘打ち部分をAを利用して釘打ちが
行えるので、高度な技術を要する特別な工法等は不要と
なり、施工が容易となる。
温度分布にバラツキが生じるのを積極的に防止するた
め、第4図に示すように、根太1と直交する方向に、根
太1を挟んだ両側の導電パターンと連続して、根太1上
に上記釘打ち部分Aを避けた状態で、導電パターン4か
らなる渡り部Cを、一定間隔毎に形成して、各根太1間
毎に設けた導電パターン4同士を連結している。
渡り部Cを設けることによって、根太1上に形成する
導電パターン4の面積が増加し、積極的に、面状発熱体
3の温度分布にバラツキが生じるのを防止できる。
第5図に示すように、凹凸嵌合によって組み合わせる
床材2を使用する場合、渡り部Cの形成間隔は、床材2
の釘打ちピッチLの整数倍とすることにより、渡り部C
に誤って釘打ちするのを避けることができる。
なお、第6図に示すように、渡り部Cとなる導電パタ
ーン4は、釘打ち部分Aを略円形とするとともにその周
りに、釘打ち部分Aを避けた状態で一定間隔毎に形成し
てもよく、より一層、面状発熱体3の温度分布にバラツ
キが生じるのを防止できる。
この場合、使用する床材2は、釘打ちピッチの整数倍
の幅を有するものとなるので、使用できる板材2の板巾
マーク9を導電パターン4に文字や記号等として書き込
んでおくと、使用する床材2を取り違えて釘打ちを行
い、発熱体3と釘8とがリークするといった誤りを防止
できる。なお、マーク9は、導電パターン4を形成する
際のエッチングにより書き込むことができる。
なお、上記釘打ち部分Aは、使用する床材によってそ
れぞれ異なるので、各床材に対応させて釘打ち部分Aを
避けて、導電パターンが形成される。
〈発明の効果〉 以上のように、この発明の床暖房用の面状発熱体は、
根太上の面状発熱体が導電パターンの形成されていない
釘打ち部分と導電パターンが形成されている渡り部とか
らなり、上記渡り部の導電パターンは上記根太を挟んだ
両側の導電パターンと連続しているため、釘打ちが行
え、施工が容易となるだけでなく、床材の根太上部分も
積極的に発熱させることができるとともにその発熱の程
度は上記根太を挟んだ両側の導電パターンと同程度であ
るので、根太上であるか根太間であるかにかかわらず、
床材の表面の温度が均一にでき、しかも、導電パターン
を面状発熱体の略全域にわたって連続して設けることが
できるので、床暖房の温度分布にバラツキが生じるのが
防止でき、床暖房の温度分布の均一性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の床暖房用面状発熱体を利用
した床暖房の構成を示す一部切欠斜視図、 第2図は本発明の実施例の床暖房用面状発熱体を示す断
面図、 第3図は本発明の実施例の床暖房用面状発熱体を示す平
面図、 第4図は本発明の実施例の床暖房用面状発熱体を示す平
面図、 第5図は凹凸嵌合によって組み合わせる床材をもちいた
施工例を示す断面図、 第6図は本発明の別の実施例の床暖房用面状発熱体を示
す平面図である。 1……根太、2……床材(床板)、3……面状発熱体、
4……導電パターン、5……基板、A……釘打ち部分

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の互いに並行に設けられた根太(1)
    と、各根太(1)に釘打ちされることにより各根太
    (1)の上面に架け渡して敷設される床材(2)との間
    に設けられ、上記根太(1)を挟んだ両側に通電により
    熱を発生する導電パターン(4)と、上記根太(1)上
    に導電パターン(4)が形成されていない釘打ち部分
    (A)と、上記根太(1)を挟んだ両側の導電パターン
    (4)同士を連結する渡り部(C)とからなる床暖房用
    の面状発熱体(3)において、 上記渡り部(C)が、上記根太(1)を挟んだ両側の導
    電パターン(4)と連続して、上記根太(1)上に上記
    釘打ち部分(A)を避けた状態で、導電パターン(4)
    により形成されていることを特徴とする床暖房用の面状
    発熱体。
JP2241839A 1990-09-11 1990-09-11 床暖房用の面状発熱体 Expired - Lifetime JP2569931B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS61261568A (ja) * 1985-05-15 1986-11-19 松下電工株式会社 床暖房パネル
JPH0719642B2 (ja) * 1986-05-14 1995-03-06 松下電工株式会社 暖房パネル

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