JP2541374B2 - 床暖房用の床板構造 - Google Patents

床暖房用の床板構造

Info

Publication number
JP2541374B2
JP2541374B2 JP2409366A JP40936690A JP2541374B2 JP 2541374 B2 JP2541374 B2 JP 2541374B2 JP 2409366 A JP2409366 A JP 2409366A JP 40936690 A JP40936690 A JP 40936690A JP 2541374 B2 JP2541374 B2 JP 2541374B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor
floorboard
unit
plate
floor heating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2409366A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04251128A (ja
Inventor
幹男 佐藤
裕彦 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP2409366A priority Critical patent/JP2541374B2/ja
Publication of JPH04251128A publication Critical patent/JPH04251128A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2541374B2 publication Critical patent/JP2541374B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Floor Finish (AREA)
  • Steam Or Hot-Water Central Heating Systems (AREA)
  • Central Heating Systems (AREA)
  • Domestic Hot-Water Supply Systems And Details Of Heating Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】この発明は床暖房用の床板構造
関し、より詳しくは面状発熱体を用いて室内を暖房する
床暖房用の床板構造に関する。
【従来の技術】従来、床暖房用の床板ユニットは、発泡
樹脂や合板の上に発熱体を配置し、その表面を金属板で
覆ったものであり、この床板ユニットを利用した床暖房
には、大別してハードパネル式と、根太間落し込み式と
の2種類の構成がある。前者は、図5に示すように、根
太31…の上面に敷設された第1の合板32の上に、根
太31間ピッチに対応する板幅の床板ユニット33…が
各々小根太34に挾まれた状態で配置され、その上面に
第2の合板35が配置され、さらに、その上面に仕上げ
材36が第2の合板35に釘打ち固定された構成となっ
ている。他方、後者は、図6に示すように、床板ユニッ
ト41…が各々根太42…の間に挾まれた状態で設置さ
れると共に、各床板ユニット41および根太42の上面
に仕上げ材43が敷設された構成となっている。
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の床板
ユニットは、表面を金属板で覆ってあるので、直接釘打
ちを行うことができない。そのため、ハードパネル式の
床暖房においては、上述したように、仕上げ材36を床
板ユニット33の上面に敷設して釘打ちするために第2
の合板35を必要とし、この第2の合板35を固定する
ために小根太34を必要とし、さらにこの小根太34を
固定するために第1の合板32を必要としていた。した
がって、床暖房全体としての構造が複雑になり、施工に
手間がかかるという問題があった。また、床板ユニット
33と仕上げ材36との間に第2の合板35が介在する
ことになるので、熱伝導性が悪いという問題もあった。
他方、根太間落し込み式の床暖房においては、床板ユニ
ット41が根太42の間に設置されているので、仕上げ
材43は根太42に釘打ち固定できるが、その反面、各
根太42の真上に当たる部分には床板ユニット41が存
在しなくなるので、床暖房の温度分布にばらつきが生じ
るという問題がある。さらに、いずれの方式の床暖房に
おいても、隣設する床板ユニット33,41同士を電気
的に接続するわたり線が床板ユニットの一端部に沿って
配線されているので、当該一端部は幅約10cm程度に
わたって発熱体が存在していない状態となり、床暖房の
温度分布がさらに大きくばらつくという問題もある。本
発明は上述のような問題を解消すべくなされたものであ
り、仕上げ材のために直接釘打ちが行え、床暖房の構造
を簡略化して、施工性を向上することができると共に、
温度分布のばらつきの少ない床暖房用の床板構造を提供
することを目的とする。
【課題を解決するための手段】この発明の床板構造
打ちが可能な厚さを有する木製の表板と、この表板に
積層された木製の裏板との間に、面状発熱体を前記表板
および裏板の周縁部近傍まで介装して構成され、根太間
に架け渡して敷設される床板ユニットと、上記床板ユニ
ットの表板の上面に釘打ちにより固定され、床面を構成
する仕上げ材とを備えたことを特徴としている。
【作用】上記構成の床暖房用の床板構造によれば、表板
は釘打ちが行える厚みを有しているので、床板ユニット
は表板を利用して釘打ちが行える。よって、前述した第
2の合板を介することなく床板ユニットの上面に仕上げ
材を直接釘打ち固定することができ、ひいては前述した
ような第1の合板や小根太を必要とせずに施工が行え
る。また、面状発熱体を表板および裏板の周縁部近傍ま
で介装してあるので、床板ユニットの周縁部についても
加熱可能することができる。
【実施例】以下実施例を示す添付図面によって詳細に説
明する。図1は本発明の一実施例に係る床板構造の床板
ユニット10の断面図である。本床板構造は、図3に示
すように、床板ユニット10と仕上げ材8とを含む。
において、符号1は合板等の木製の表板を示し、この
表板1は、上面に載置される仕上げ材(図示せず)の釘
打ちが可能な最少限の厚み(例えば12mm程度)を有
している。符号2は、表板1に積層された木製の裏板を
示す。この裏板2の上面側には、内部に面状発熱体6を
収容する凹入部2aが裏板2の周縁部近傍まで形成して
あり、凹入部2aの両側は、床板ユニット10を根太
(図示せず)に釘打ちするための釘打ち部2bが形成し
てある。凹入部2aは、例えば裏板2の上面縁部に沿っ
て枠体を固定することにより形成できる。この釘打ち部
2bの幅は、狭ければ狭い程加熱されない部分の面積が
減少するので好ましいが、隣設する床板ユニット10同
士の接続強度を考慮すると15〜20mm程度が好まし
い。面状発熱体6は、ヒータ4と、このヒータ4の裏面
側に設けられた過熱防止装置(温過防)5と、発熱体4
の表面を覆う金属シート3より構成される。ヒータ4
は、経方向または緯方向に、導電性テープを非導電性テ
ープに対し交互にまたは所要間隔をおいて配列し、前記
導電性テープおよび非導電性テープと交差する方向に、
非導電性テープを配して平織り組織りに織成したもので
あり、導電性テープの交差する方向に電極帯部を一定間
隔を隔てて設けてある。この電極帯部に導電性テープを
接続し、通電することにより、電極帯部間の抵抗値に応
じたジュール熱を導電性テープが発生することにより、
床暖房を行う。隣設する床板ユニット10同士を電気的
に接続するわたり線11は、前記裏板2に形成された配
線用穴(図2参照)を通して床板ユニット10の下方へ
引き出してある。過熱防止装置5は、サーモスタット等
からなり、ヒータ4が過熱するのを防止し、面状発熱体
6を設定温度に保つ働きをしている。また、金属シート
3は、熱伝導性の良好な金属、例えばアルミニウムシー
トよりなり、ヒータ4の表面を保護すると共に、ヒータ
4の熱を均一に表板1へ伝える働きをする。次に図3を
用いて、この床板ユニット10を利用した床暖房の施工
方法について述べる。まず、根太7の上面と断熱材9の
上面とが面一となるように根太7間に断熱材9を配設す
る。次に、床板ユニット10を根太7間に架け渡して敷
設し、釘打ち部2bを介して根太7に釘打ち固定する。
このようにして、床板ユニット10の熱を床下に逃がさ
ないようにする。次に床板ユニット10の上面に仕上げ
材8を配置し、表板1と仕上げ材8とを釘打ち固定す
る。仕上げ材8としては、例えばフローリングボードや
プラスチック化粧合板を使用し、断熱材9としては、例
えば発泡スチロールや発泡ポリウレタン等のプラスチッ
ク発泡材が好適に用いられる。なお、上記床板ユニット
10を敷設した後、適宜、隣設する床板ユニット10の
わたり線11同士を、床板ユニット10の裏面側でコネ
クタ13を介して結線する(図2参照)。このように、
本実施例の床板構造では、床板ユニット10、釘打ち
が可能な厚さを有する表板1と裏板2との間に面状発熱
体6を介装しているので、仕上げ材8を床板ユニット1
0上に直接釘打ち固定できる。このことにより、ハード
パネル式の床暖房において必要とされていた仕上げ材を
固定するための前記第2の合板、この第2の合板を固定
するための小根太、この小根太を固定するための第1の
合板が各々不要となる。したがって、床暖房全体として
の構成が簡単なものとなり、施工が容易となる。また、
床板ユニット10と仕上げ材8との間に第2の合板を介
在しないので、熱伝導率が向上する。さらに、表板1と
裏板2との間に面状発熱体6を表板1および裏板2の周
縁部近傍まで介装し、わたり線11を床板ユニット10
の裏面側に引き出してあるので、床板ユニット10にわ
たり線11による非加熱部が生じるのが防止され、床板
ユニット10の略全面を加熱することができるため、床
暖房の温度分布のばらつきが非常に少ない、温度分布の
良好な床暖房が行える。なお、本発明の床暖房用の床板
構造は、上記実施例に限定されるものではなく、この発
明の要旨を変更しない範囲で種々の設計変更を施すこと
ができる。例えば、図4に示すように、面状発熱体6を
金属シート3の上面に蓄熱材19を載置した構成として
もよく、この場合、ヒータ4の熱がより一層均一化され
て表板1に伝わり、保温力も高まる。また、上記実施例
においては、ヒータ4は織物状のものについて示した
が、ヒータ4は、例えば、可塑性のバインダーにカーボ
ン粒子を分散させたものを、シートや布等に塗布して発
熱層を形成し、これに電極線を固着したものや、芯地に
金属抵抗体からなる発熱線を蛇行させて配置したもの等
でもよい。さらに、床板ユニット10の上面には、仕上
げ材10を釘打ち固定した施工例について説明したが、
仕上げ材10のかわりに絨毯、カーペット、ビニルシー
ト等を使用して、床板ユニット10の上面に接着剤等で
貼り合せてもよい。
【発明の効果】以上のように、この発明の床板構造は、
合板を介することなく床板ユニットの上面に仕上げ材を
直接釘打ち固定することができるので、仕上げ材を固定
するための合板や、この合板を固定するための小根太等
を構成せずに施工が行え、床暖房の構成が簡略化し、そ
れに伴い施工性が向上すると共に、熱伝導率が向上して
省エネにも役立つ。また、面状発熱体を表板および裏板
の周縁部近傍まで介装してあるので、床板ユニットの周
縁部も加熱可能で、床暖房の温度分布のばらつきが非常
に少なくなり、温度分布の良好な暖房が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による床暖房の床板構造の
板ユニットを示す断面図である。
【図2】上記床板ユニットの下面側を示す斜視図であ
る。
【図3】上記実施例を利用した床暖房の施工を示す断面
図である。
【図4】本発明の他の実施例による床板ユニットを示す
断面図である。
【図5】従来のハードパネル式の床暖房の構成を示す断
面図である。
【図6】従来の根太間落し込み式の床暖房の構成を示す
断面図である。
【符号の説明】
1 表板 2 裏板 6 面状発熱体 7 根太 11 わたり線
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F24D 19/02 F24D 19/02 B

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 釘打ちが可能な厚さを有する木製の表板
    (1) と、この表板(1) に積層された木製の裏板(2) との
    間に、面状発熱体(6) を前記表板(1) および裏板(2) の
    周縁部近傍まで介装して構成され、根太(7) 間に架け渡
    して敷設される床板ユニット(10)と、 上記床板ユニット(10)の表板(1) の上面に釘打ちにより
    固定され、床面を構成する仕上げ材(8) とを備えた こと
    を特徴とする床暖房用の床板構造
JP2409366A 1990-12-28 1990-12-28 床暖房用の床板構造 Expired - Lifetime JP2541374B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2409366A JP2541374B2 (ja) 1990-12-28 1990-12-28 床暖房用の床板構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2409366A JP2541374B2 (ja) 1990-12-28 1990-12-28 床暖房用の床板構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04251128A JPH04251128A (ja) 1992-09-07
JP2541374B2 true JP2541374B2 (ja) 1996-10-09

Family

ID=18518706

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2409366A Expired - Lifetime JP2541374B2 (ja) 1990-12-28 1990-12-28 床暖房用の床板構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2541374B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4520651B2 (ja) * 2001-02-14 2010-08-11 ミサワホーム株式会社 床暖房パネル材
CN105841214B (zh) * 2016-05-11 2019-01-25 新疆大学 相变蓄热防过热地板辐射装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60184981A (ja) * 1984-03-01 1985-09-20 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 電動圧縮機の停止方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04251128A (ja) 1992-09-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2541374B2 (ja) 床暖房用の床板構造
JP4746047B2 (ja) 面状発熱体、床暖房用電熱ボード、および床暖房用電熱ボード集合体
JPH074680A (ja) 暖房畳
JPS6324185Y2 (ja)
JPH027381Y2 (ja)
JPH08185959A (ja) 発熱床材
JP3074074B2 (ja) フィルムヒーター構造
JPS61243687A (ja) シートヒーター物品
JP3043854U (ja) 床暖房パネル及び床暖房構造
JPH062233Y2 (ja) 発熱床材
JP3287691B2 (ja) 床暖房パネル
JP2599887Y2 (ja) パネルヒーター
JPH0679946U (ja) 暖房二重床構造
JP2536283B2 (ja) 床暖房用の床板ユニットを用いた床暖房システム
JPH066474Y2 (ja) 面状発熱体
JPH0743990Y2 (ja) 発熱シート
JP3946497B2 (ja) 電気式床暖房構造とその施工方法
JPS6146121Y2 (ja)
JPH08152147A (ja) 床暖房パネル
JPH0737058Y2 (ja) 採暖用外装材
JP2003243134A (ja) 面発熱シート、その製造方法及び発熱シートを用いた床パネル、暖房床、暖房畳並びに暖房システム及び組立床暖房システム
JP3945094B2 (ja) 床暖房装置
JP3986157B2 (ja) 床暖房用発熱ユニット
JPH0125217Y2 (ja)
JP3340473B2 (ja) 帯電防止床