JP3945094B2 - 床暖房装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、住宅等の床下に配設して床面を暖める床暖房装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、住宅等の床下に配設して床面を暖める床暖房装置として図10に示すような構造の床暖房パネル1′が市販されている。これは、商用電力の通電により発熱する金属導体を絶縁性樹脂で被覆して形成される発熱体としてヒータ線4をジグザグ状に配置し、このヒータ線4の上にアルミニウム箔からなる均熱シート3を配設し、その上方にヒータ線4の保護とヒータ線4の発熱を効率良く伝達する機能を有する断面コ字状の鉄板等からなる表面板2を被せるように装着し、ヒータ線4の下方に発熱が床下に逃げるのを防止する断熱機能を有する繊維不織布(フェルト)からなる裏面材6を装着している。また床暖房パネル1′の内部のヒータ線4の近傍には、異常発熱時にヒータ線4への通電を遮断するサーモスタット5がヒータ線4と直列に接続されて内蔵されている。さらに床暖房パネル1′の1つの角部にはヒータ線4に商用電力を通電するためのリード線8を収納した端子ボックス7aが設けられ、端子ボックス7aの上面開口に蓋7bが着脱自在に被着されている。
【0003】
床材を支持する角材からなる根太9は慣例的に1尺(約303mm)の間隔で配置されるが、床暖房パネル1′は隣り合う根太9間に敷設するために床暖房パネル1′の幅を250mm前後にしてあり、また施工性をよくするために床暖房パネル1′の長さは種々のものを用意してある。また床暖房パネル1′はサーモスタット5を内蔵しているために厚さが12mm前後となっている。
【0004】
図11に複数の床暖房パネル1′を敷設した床構造の一部を切り欠いた斜視図を示す。慣例的に1尺(約303mm)間隔で配設される角材からなる根太9間には床暖房パネル1′を支持する機能と熱が床下に逃げるのを防止する機能を有するウレタン樹脂やスチレン樹脂等の発泡体からなるボード状の断熱パネル10と床暖房パネル1′が敷設されている。複数の床暖房パネル1′は、商用電力を入り切りして温度制御を行うコントローラ13にケーブル線11で接続されている。根太9上には、木質合板の表面に化粧を施して床としてのデザイン性を向上させた床表面材としての木質床材12が敷設されている。木質床材12は、床の剛性を確保するために12〜15mmとしたものが一般的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来例の場合次のような不都合があった。
1).床暖房パネル1′が複数の根太9間に敷設できるように巾250mm前後の巾で構成されているため、床暖房パネル1′を敷設する根太9間の数だけの複数の床暖房パネル1′を接続するケーブル線11の接続工事が必要で施工性が悪いという問題がある。
2).床暖房パネル1′の内部にヒータ線4の異常発熱を防止するためのサーモスタット5を設ける必要があるために床暖房パネル1′の厚さが厚くなり、材料費が高くつき、製品重量も増加するという問題がある。
3).床暖房パネル1′の内部でヒータ線4とサーモスタット5を設ける必要があるために接続不良が発生する可能性があり信頼性が低下するという問題がある。
4).床暖房パネル1′においてジグザグ状に配設されたヒータ線4で発生する異常発熱を部分的に設けたサーモスタット5で検出するために、均熱シート3に加えて、外殻をなす表面板2も鉄板等の熱伝導性の良い材料で構成しなければならないので、製品の構造が複雑で生産性が悪く、製品重量も重くなるために施工性も良くないという問題がある。
【0006】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、施工性等を向上できる床暖房装置を提供することを課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明の床暖房装置は、複数の発熱パネル20a,20b…を連結部14で連結すると共に発熱パネル20a,20b…と連結部14とが略同一表面で略同一厚さで且つ同一部材で構成されて成る床暖房シート20を有し、根太9間に熱が床下に逃げるのを防止する発泡体からなる断熱パネル10を設け、根太9の上に下地床材17を敷設し、下地床材17の上に上記床暖房シート20を配置すると共に、下地床材17の上に床暖房シート20の発熱パネル20a,20b…の間で且つ平面視で根太9に沿わせるように小根太18を配置し、直線状に配置した小根太18の間に連結部14と略同一巾で同一厚さの隙間16bを設けて、この隙間16bに床暖房シート20の連結部14を挿通し、表面を仕上げる床表面材としての木質床材12を小根太18に支持させて成ることを特徴とする。複数の発熱パネル20a,20b…を連結部14で予め連結したものを用いて施工でき、小根太18を介して隣接する発熱パネル20a,20b…を接続するケーブル線の接続工事が必要でなくなり、施工性を向上できる。
【0008】
また上記連結部14に電線や発熱線が挿通されて発熱パネル20a,20b…が電気的に連結されたことを特徴とすることも好ましい。この場合、複数の発熱パネル20a,20b…を機械的に確実に連結できると共に電気的にも接続できる。
【0009】
また前記連結部14は可撓性を有するように形成されていることを特徴とすることも好ましい。この場合、連結部14が屈曲できて施工性を向上できる。
【0010】
また複数の発熱パネル20a,20b…を重ねたりできるように連結部14の部分が折り畳み可能にされていることを特徴とすることも好ましい。この場合、複数の発熱パネル20a,20b…を連結してあっても折り畳んでコンパクトにできて保管性や輸送性等を向上できる。
【0011】
また床暖房シート20に配置される発熱体を線状または面状の発熱体としたことを特徴とすることも好ましい。
【0012】
また前記発熱体に温度制御手段が接続され、温度検知手段を発熱体の近傍に設けたことを特徴とすることも好ましい。この場合、発熱体の温度を正確に検出して精度のよい温度制御ができる。
【0013】
また温度検知手段を、線状又は面状の感熱体としたことを特徴とすることも好ましい。この場合、サーモスタットを用いるものに比べて薄型にでき、材料費が安くなると共に製品重量も軽くなる。
【0014】
また前記温度検知手段を感熱体とし、前記発熱体は感熱体を兼ねるように構成したことを特徴とすることも好ましい。この場合、サーモスタットを用いるもののように接続不良を発生するするおそれがない。また従来のように表面材や均熱シートを必要としないので、製品の構造が簡単になって生産性がよくなり、また製品の重量も軽くなるために施工性を向上できる。
【0015】
また小根太18の一部または全部は並列的に配置されていることを特徴とすることも好ましい。
【0016】
また小根太18は略等間隔で並列的に配設されていることを特徴とすることも好ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。先ず図1乃至図3に示す実施の形態の前提となる例から述べる。図2は床暖房装置の主体を構成する床暖房パネル1を示す斜視図である。この床暖房パネル1は発熱部材としての3枚の発熱パネル1a,1b,1cを連結部14で連結したものである。この床暖房パネル1の発熱パネル1a,1b,1cと連結部14は略同一表面で略同一厚さで且つ同一部材(表面材2、均熱シート3、発熱体としてのヒータ線4、裏面材6)で構成されている。
【0018】
床暖房パネル1は、商用電力の通電により発熱する金属導体を絶縁性樹脂で被覆して構成される発熱体としてのヒータ線4をジグザグ状に配置し、このヒータ線4の上にアルミニウム箔からなる均熱シート3を配設し、その上方にヒータ線4の保護とヒータ線4の発熱を効率良く伝達する機能を有する断面コ字状で真上から見た形状がアルファベットのEの字状をした鉄板等からなる表面板2を被せるように装着し、ヒータ線4の下方に発熱が床下に逃げるのを防止する断熱機能を有する繊維不織布(フェルト)からなる裏面材6を装着している。また床暖房パネル1の内部のヒータ線4の近傍には、異常発熱時にヒータ線4への通電を遮断する温度検知手段としてのサーモスタット5がヒータ線4と直列に接続されて内蔵されている。さらに床暖房パネル1の外周の1つの角部にはヒータ線4に商用電力を通電するためのリード線8を収納した端子ボックス7aが設けられ、端子ボックス7aの上面開口に蓋7bが着脱自在に被着されている。
【0019】
床材を支持する角材からなる根太9は慣例的に1尺(約303mm)の間隔で配置されるが、床暖房パネル1の各発熱パネル1a,1b,1cは隣り合う根太9間に敷設するために発熱パネル1a,1b,1cの幅を250mmにしてある。また床暖房パネル1の発熱パネル1a,1b,1c間の隙間も、慣例的に使用する根太9の巾45mmを考慮して53mmとしてある。本例では、床暖房パネル1は3枚の発熱パネル1a,1b,1cを連結したものとしてあるが3枚に限定されるものでないことはいうまでもない。上記連結部14は各発熱パネル1a,1b,1cを少なくとも電気的に接続するものであり、本例の場合、ヒータ線4が発熱パネル1a,1b,1cと連続するように配線されている。
【0020】
図1、図3は上記床暖房パネル1を敷設した床暖房装置の一部を切り欠いた斜視図である。図1の例では床表面材支持部材は根太9にて構成され、この根太9の上に直接木質表面材としての木質床材12を配設する場合の床構造である。慣例的に1尺(303mm)間隔で配設された角材からなる根太9には、床暖房パネル1を支持する機能と熱が床下に逃げるのを防止する機能を有するウレタン樹脂やスチレン樹脂等の発泡体からなるボード状の断熱パネル10と床暖房パネル1の発熱パネル1a,1b,1cが敷設されている。床暖房パネル1は商用電力を入り切りして温度制御を行うコントローラ13にケーブル線15で接続されている。根太9上には、木質合板の表面に化粧を施して床としてのデザイン性を向上させた床表面材としての木質床材12が敷設されている。根太9と床暖房パネル1の連結部14との干渉する部分では根太9に空間16が設けられ、この空間16に連結部14が挿通されている。本例の場合、空間16としては連結部14と略同一巾で同一厚さの上面を開口せる切欠16aを設けてあり、連結部14を切欠16aに上から嵌め込んで挿通してある。このように床暖房装置を施工した場合、図11に示す従来例と比較すると1枚の床暖房パネル1で3倍の面積を1度に敷設でき、ケーブル線15で結線する数も1ヶ所で済むために施工性がよい。
【0021】
図3の例では根太9の上に仮の床として、合板等の下地床材17を敷設した後、下地床材17の上に床表面材としての木質床材12を支持するための小根太18と床暖房パネル1を敷設し、表面を木質床材12で仕上げた場合の床暖房装置の構造である。この例の場合、根太9の上に下地床材17を介して小根太18が配置され、小根太18が木質床材支持部材となっている。このように平面に仕上げた下地床に床暖房パネル1を敷設し、小根太18を用いて木質床材12を支持する施工方法は、根太組を行わない2×4住宅に適する。また、根太組を行う在来(軸組)工法住宅でも木質床材12の養生を省ける利点がある。
【0022】
図3の例の場合、根太9間には熱が床下に逃げるのを防止する機能を有するウレタン樹脂やスチレン樹脂等の発泡体からなるボード状の断熱パネル10が設けられている。下地床材17の上には床暖房パネル1と略同じ厚さでは45mmの巾の小根太18が略1尺(約303mm)の間隔で敷設されている。小根太18間には床暖房パネル1の3枚の発熱パネル1a,1b,1cが敷設されている。小根太18と床暖房パネル1の連結部14との干渉する部分では小根太18に空間16が設けられ、この空間16に連結部14が挿通されている。本例の場合、空間16としては連結部14と略同一巾で同一厚さの隙間16bを設けてあり、連結部14を隙間16bに上から嵌め込んで挿通してある。床暖房パネル1は商用電力を入り切りして温度制御を行うコントローラ13にケーブル線15で接続されている。根太9上には、木質合板の表面に化粧を施して床としてのデザイン性を向上させた床表面材としての木質床材12が敷設されている。
【0023】
次に図4乃至図8に示す例について述べる。本例の場合、上記床暖房パネル1の代わりに床暖房シート20を用いており、床暖房シート20は発熱部材としての3枚の発熱パネル20a,20b,20cを連結部14で連結したものである。図4は感熱発熱線21をジグザグ状に配設したものを熱源とする床暖房シート20の斜視図であり、図5は床暖房シートの断面図であり、図6は感熱発熱線の部分斜視図である。
【0024】
発熱体と温度検知手段として感熱体を兼ねる感熱発熱線21は図6に示すようにポリエステル繊維等からなる電気絶縁性の糸21dに金属導体線をスパイラル状に巻装して商用電力の通電により発熱する発熱線21aを形成し、その表面にインピーダンスが負の変化をする有機系の感熱材料21cで被覆し、さらにその表面に金属導体線をスパイラル状に巻装して検知線21bを形成し、最後にその表面を電気絶縁性の樹脂の被覆層21eで被覆したものとして形成している(この感熱発熱線の外径は2〜3mmである)。この感熱発熱線21の発熱線21aの両端間に商用電源を接続し、感熱発熱線21のどちらか一方端の発熱線21aと検知線21bを短絡させれば、発熱線21aより感熱材料21cを介して検知線21bに流れ込む交流電流によって検知線21bの両端間に図7に示す特性の温度・交流電圧特性電圧VTCが発現する。感熱材料21cは温度が上昇するとインピーダンスが低下する方向に変化する負の特性を持つために温度が上昇すると検知線31bに流れ込む交流電流が増加する。温度・交流電圧特性電圧VTCは、一定の抵抗値を持つ検知線21bを前記交流電流が流れることにより発現するために正の温度特性を持つこととなる。この温度・交流電圧特性電圧VTCを利用して、電力の通電に伴って上昇する感熱発熱線21の温度を検出し、予め設定した温度まで到達したとき、リレー等を用いて電力の通電を停止し、一定時間経過後、通電を開始する動作を繰り返すことにより、設定温度を保たせるものである。
【0025】
床暖房シート20の断面構成は、図5に示すように感熱発熱線21をジグザグ状に配設して、上方にアルミニウム箔等の熱伝導性のよい材料からなるシート状の表面材23を装着し、下方に感熱発熱線21の発熱が床下に逃げるのを防止する断熱機能を有する繊維不織布からなる裏面材24を装着して形成したものである。床暖房シート20の外周の1つの隅部には感熱発熱線21に商用電力を通電するためのケーブル結線するための端子ボックス25が設けられている。
【0026】
床材を支持する角材からなる根太9は慣例的に1尺(約303mm)の間隔で配置されるが、床暖房シート20の各発熱パネル20a,20b,20cは隣り合う根太9間に敷設するために発熱パネル20a,20b,20cの幅を250mmにしてある。また床暖房シート20の発熱パネル20a,20b,20c間の隙間も、慣例的に使用する根太9の巾45mmを考慮して53mmとしてある。このように構成せる床暖房シート20も上記床暖房パネル1と同様に図1や図3に示すように施工される。床暖房シート20を図3に示すように施工したものが、すなわち本発明の実施の形態の例である。床暖房シート20の連結部14は根太9の切欠16aや小根太18の間隙16b等に嵌めて挿通される。
【0027】
なお、本例の場合、熱源として温度検出機能を有する感熱発熱線21を使用したものを示したが、一般に2線式と呼ばれている温度を検出する感熱線と電力を通電することで発熱する発熱線とを別々に配設したものや、前記感熱発熱線、発熱線、感熱線を面状に形成したものを複数種組み合わせたものを熱源とするものであってもよい。
【0028】
また上記床暖房シート20の連結部14は可撓性のある材料である感熱発熱線21、アルミニウム箔からなる表面材23、繊維不織布からなる裏面材24で構成されているため可撓性があって容易に折り畳むことができ、複数の発熱シート20a,20b,20cを重ねるように折り畳むことができ、保管性、輸送性等が優れる。また発熱シート20a,20b,20c及び連結部14に内蔵された感熱発熱線21は、接続部のない1本の電線で構成されているために接続不良等が発生することがなく、信頼性が高い。さらに床暖房シート20はサーモスタット等の温度制御素子を内蔵する必要がないために最小3mm程度まで薄く構成でき、部材費用を安くすることが可能で、製品重量も軽くできるために輸送性、施工性が優れる。
【0029】
また、上記実施の形態の例の床暖房シート20は、発熱シート20a,20b,20cを同一巾、且つ連結間隔を同一間隔とすることで、床材を支持する根太の巾と敷設間隔を均一化でき、床の荷重強度を均一にすることができる。
【0030】
次に図8、図9に示す実施の形態の例を示す。発熱体と温度検知手段としての感熱体を兼ねる感熱発熱線の他の例を示すものである。この感熱発熱線26は図8に示すように電気絶縁性の糸26dに金属導体線をスパイラル状に巻装して第1の電極線26aを形成し、その表面に感熱発熱材26cで被覆し、さらにその表面に金属導体線をスパイラル状に巻装して第2の電極線26bを形成し、最後にその表面を電気絶縁性の被覆材26eで被覆したものとして形成している。かかる第1及び第2の電極線26a,26bに商用電源を通電して感熱材料26cを発熱させる。感熱発熱材26cは図9に示すように温度が上昇すると抵抗値が上昇する方向に変化する正の特性を持つため、温度が上昇すると第1及び第2の電極線26a,26bに流れ込む交流電流が減少する。
【0031】
【発明の効果】
本発明の請求項1の発明は、複数の発熱パネルを連結部で連結すると共に発熱パネルと連結部とが略同一表面で略同一厚さで且つ同一部材で構成されて成る床暖房シートを有し、根太間に熱が床下に逃げるのを防止する発泡体からなる断熱パネルを設け、根太の上に下地床材を敷設し、下地床材の上に上記床暖房シートを配置すると共に、下地床材の上に床暖房シートの発熱パネルの間で且つ平面視で根太に沿わせるように小根太を配置し、直線状に配置した小根太の間に連結部と略同一巾で同一厚さの隙間を設けて、この隙間に床暖房シートの連結部を挿通し、表面を仕上げる床表面材としての木質床材を小根太に支持させたので、複数の発熱パネルを連結部で予め連結したものを用いて施工でき、小根太を介して隣接する発熱パネルを接続するケーブル線の接続工事が必要でなくなり、施工性を向上できるものである。
【0032】
また本発明の請求項3の発明は、前記連結部は可撓性を有するように形成されているので、連結部が屈曲できて施工性を向上できるものである。
【0033】
また本発明の請求項4の発明は、複数の発熱パネルを重ねたりできるように連結部の部分が折り畳み可能にされているので、複数の発熱パネルを連結してあっても折り畳んでコンパクトにできて保管性や輸送性等を向上できるものである。
【0034】
また本発明の請求項7の発明にあっては、温度検知手段を、線状又は面状の感熱体としたので、サーモスタットを用いるものに比べて薄型にでき、材料費が安くなると共に製品重量も軽くなるものである。
【0035】
また本発明の請求項8の発明は、前記温度検知手段を感熱体とし、前記発熱体は感熱体を兼ねるように構成したので、サーモスタットを用いるものように接続不良を発生するするおそれがないものであり、また従来のように表面材や均熱シートを必要としないので、製品の構造が簡単になって生産性がよくなり、また製品の重量も軽くなるために施工性を向上できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の前提の一例の一部切欠斜視図である。
【図2】同上の床暖房パネルの一部切欠斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態の例に適用される図1とは異なる施工例の一部切欠斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態の例に用いる床暖房シートの斜視図である。
【図5】同上の床暖房シートの一部切欠断面図である。
【図6】同上の感熱発熱体の部分斜視図である。
【図7】同上の感熱発熱体の温度・交流電圧特性電圧を示すグラフである。
【図8】同上の感熱発熱体の他の例の部分斜視図である。
【図9】同上の感熱発熱体の抵抗と温度の特性を示すグラフである。
【図10】従来の床暖房パネルを示す一部切欠斜視図である。
【図11】従来の施工した状態の一部切欠斜視図である。
【符号の説明】
14 連結部
4 ヒータ線
9 根太
13 コントローラ
16 空間
18 小根太
20 床暖房シート
20a,20b,20c 発熱シート
Claims (10)
- 複数の発熱パネルを連結部で連結すると共に発熱パネルと連結部とが略同一表面で略同一厚さで且つ同一部材で構成されて成る床暖房シートを有し、根太間に熱が床下に逃げるのを防止する発泡体からなる断熱パネルを設け、根太の上に下地床材を敷設し、下地床材の上に上記床暖房シートを配置すると共に、下地床材の上に床暖房シートの発熱パネルの間で且つ平面視で根太に沿わせるように小根太を配置し、直線状に配置した小根太の間に連結部と略同一巾で同一厚さの隙間を設けて、この隙間に床暖房シートの連結部を挿通し、表面を仕上げる床表面材としての木質床材を小根太に支持させて成ることを特徴とする床暖房装置。
- 上記連結部に電線や発熱線が挿通されて発熱パネルが電気的に連結されたことを特徴とする請求項1記載の床暖房装置。
- 前記連結部は可撓性を有するように形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の床暖房装置。
- 複数の発熱パネルを重ねたりできるように連結部の部分が折り畳み可能にされていることを特徴とする請求項3記載の床暖房装置。
- 床暖房シートに配置される発熱体を線状または面状の発熱体としたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の床暖房装置。
- 前記発熱体に温度制御手段が接続され、温度検知手段を発熱体の近傍に設けたことを特徴とする請求項5に記載の床暖房装置。
- 温度検知手段を、線状又は面状の感熱体としたことを特徴とする請求項6記載の床暖房装置。
- 前記温度検知手段を感熱体とし、前記発熱体は感熱体を兼ねるように構成したことを特徴とする請求項6記載の床暖房装置。
- 小根太の一部または全部は並列的に配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか一項に記載の床暖房装置。
- 小根太は略等間隔で並列的に配設されていることを特徴とする請求項9記載の床暖房装置。
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