JPH0731052Y2 - 床暖房用パネルヒータ - Google Patents

床暖房用パネルヒータ

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JPH0731052Y2
JPH0731052Y2 JP2829089U JP2829089U JPH0731052Y2 JP H0731052 Y2 JPH0731052 Y2 JP H0731052Y2 JP 2829089 U JP2829089 U JP 2829089U JP 2829089 U JP2829089 U JP 2829089U JP H0731052 Y2 JPH0731052 Y2 JP H0731052Y2
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plywood
floor
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floor heating
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Inventor
哲夫 牧
司 松島
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三菱化学エムケーブイ株式会社
トステムウッドワーク株式会社
菱西サーモ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は熱効率が良好で、施工が容易な床暖房用パネル
ヒータに関する。
(従来技術及びその問題点) 近年部屋の冬季暖房用にエアコンディショナーに変わっ
て床暖房が多く取り入れられるようになってきた。そこ
で、床暖房を簡易に採用する手段として、ヒーターを内
装した床暖房用パネルヒーターがあるが、従来このもの
は約900mm×1800mmの平板状の空洞箱体内にヒータ及断
熱材を組み込んだ構造のものであり、その多くはヒータ
熱を伝導良くするために表面板には鋼板やアルミ板など
の金属板を用いて構成されているものが殆どである。従
って、これを用い床暖房を施工した場合は、金属板に床
用化粧板や絨緞、クッションフロアーを貼って床が完成
されるが、金属板であるため熱膨張が大きく引いては床
鳴り現象を発生したり、表面が波打ったり床構成として
完璧といえるものでなかった。そこで、表面板としての
金属板に代えて熱伝導は犠牲になるものの、熱膨張によ
る欠点のない床構成の合板を空洞箱体の表面に使用した
ものが提供されたが、このものは金属に比して物理的強
度に欠けるために、その厚みを増して床としての強度を
保持しなければならないために、床表面への熱の立上り
に時間が掛かるばかりでなく、内部熱を異常に高くしな
ければならず熱歪みを生じやすく床鳴りを発生しやす
い。さらには総厚みが厚いために、床組込み時において
数多くの制約を受けることとなり商品として未だ多くの
難点を有しているものであった。
(考案が解決しようとする課題) 本考案は上記のような事情に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは、合板と合板との間にヒータを接
着によって一体構造とすることにより、ヒータを表面近
くに位置させることが出来ることから、合板を使用して
も熱放射が良く、内部こもり熱が低く押さえられること
から材料の熱歪みがなく床鳴りや、波打ち等の悪現象が
なくなり、而も従来の床板厚さと同じ構成ででき、施工
を根太貼りとして変わりなく行われることから、ヒータ
施工部分が従来の床材の中へ自由に組み入れることがで
きる床暖房パネルヒータを提供しようとするものであ
る。
(課題を解決するための手段) 以下本考案を図示の一実施例にもとづいて説明すると、
床暖房用パネルヒータ1は、表面に床用化粧突板3、次
に第一の薄合板4、均熱及び電気的安全の為のアルミ箔
5、第二の薄合板6、面状発熱体2、裏板用合板7を順
次積層接着して一体成形され、さらに裏板用合板7の裏
面に床下からの冷熱反射を目的とするアルミ蒸着フィル
ム等を貼着した熱反射面8が形成されて構成される。床
用化粧突板3は予め、たとえば3プライのクロス合板か
らなる約2.4mm厚の第一の薄合板4と積層接着され、こ
れと3プライの合板からなる約2.4mm厚の第二の薄合板
6との間にアルミ箔5を狭み接着する。面状発熱状2は
たとえば両側縁に沿って電極帯を設けた基材にカーボン
を塗着して表裏面を耐熱難燃性の塩化ビニルフィルム等
の合成樹脂フィルムで絶縁被覆して構成され、上記電極
帯の対角線上に設けた端子9、9からリード線10、10を
引出して構成されている。裏板用合板7はその厚みが約
4.2mmものが用いられ、長手方向中央部に溝加工がなさ
れて、上記リード線10、10の為の線樋11およびサーモス
タット12、12、12、サーモヒューズ13、13が埋設され
る。サーモスタット12、12、12、サーモヒューズ13、13
は一方のリード線10に直列に接続されて、電源はそれら
温度制御用部品14を介して投入されるようになってい
る。さらに、両端にはリード線10、10を隣接設置するパ
ネルヒータ本体1への送り電源となる電気接続用結線溝
15、15が設けられている。上記アルミ箔5は面状発熱体
2の熱を受けて熱伝導により隣接する床暖房用パネルヒ
ータ1間の継目にも熱が伝達されるように均熱的効果が
得られる約0.2mm厚程度のものが用いられ、しかも帯電
によるアースおよび万一の面状発熱体2の焦損事故防止
のための電気的安全効果を得るように対地に接続されて
いる。以上のように形成された床暖房用パネルヒータ1
は、その短辺の一方及び長辺の一方に実16が形設され、
短辺の他方及び長辺の他方に実溝17が形設されている。
なお、裏板用合板7の溝に挿入されたリード線10、サー
モスタット12、サーモヒューズ13等に樹脂等によって水
密に埋設されている。
なお、温度制御用部品14は上記一実施例ではサーモスタ
ット12、サーモヒューズ13を挙げて述べたが、本考案を
実施するに当たってはこれに制約されるものでなく、サ
ーモスタ等温感素子であってもよい。また、熱反射面は
蒸着フィルムに制約されるものでなく塗料の塗布によっ
て形成してもよい。
さらに、薄合板にクロス合板を用いることにより、冷熱
の繰返し、含水率の変化による反りが軽減される効果が
あるが、本考案の実施に当たっては必ずしもこれに条件
付けられるものではない。またアルミ箔5の設置位置は
第二の薄合板6と面状発熱体2との間に設置しても本考
案を逸脱するものではない。
(作用) 以上のようにして形成された床暖房用パネルヒータ1は
第4図及び第5図に示されるように根太Aに直接釘打に
て設置される。この場合には、床暖房用パネルヒータ1
は、隣接する床暖房用パネルヒータ1との間で実16及び
実溝17を互いに嵌合して設置されリード線10、10は結線
溝15、15で電気接続される。
(効果) 本考案は叙上のように、積層接着一体化される面状発熱
体は耐熱難燃性合成樹脂フィルムて絶縁被覆してあり、
接着性に優れ且つ接着が容易であり、且つ面状発熱体を
一体的に積層接着したものであるから物理的強度は増大
し、従来の空洞箱体となっているものに同じ強度を持た
せるようにした場合に薄く構成することができるから施
工における制約がなく施工、設置が容易である。また上
記構成により、面状発熱体は、従来の厚さ表面板とした
空洞箱体のパネルヒータに比し表面に近い部位に位置さ
せることができるから熱放射がよく、表面温度の時間的
立上りが早く、而も内部こもり熱を低く押さえることが
でき、又アルミ箔は均熱と電気的安全機能を持たせるこ
とができ、使い勝手が良く安全である。裏面に反射面を
形成したことから、床下の冷熱反射がおこなえて熱効率
が良いなど種々の作用効果を得る。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図に示すものは本考案の一実施例を示す
もので、第1図は表面平面図、第2図は裏面平面図、第
3図は横断面図、第4図および第5図は施工状態を説明
するもので、第4図は平面図、第5図は側面図である。 2は面状発熱体 3は床用化粧突板 4は第一の合板 5はアルミ箔 6は第二の合板 7は裏面用合板 14は温度制御用部品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 松島 司 静岡県浜松市高岡671―6 菱西サーモ株 式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】床用化粧突板と第一の薄合板と、アルミ箔
    と、第二の薄合板と耐熱難燃性合成樹脂フィルムで絶縁
    被覆した面状発熱体と裏板用合板とを積層接着し、裏板
    用合板に溝加工を施してサーモスタット、サーモヒュー
    ズ等温度制御用部品を埋設し、裏面に熱反射面を形成し
    た床暖房用パネルヒータ。
JP2829089U 1989-03-13 1989-03-13 床暖房用パネルヒータ Expired - Fee Related JPH0731052Y2 (ja)

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DE19918736C2 (de) * 1999-04-24 2002-12-05 Airbus Gmbh Plattenbauteil, insbesondere für eine Fußbodenplatte in einem Flugzeug

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