JP2568919B2 - 差圧シール装置のシールロールの支持装置 - Google Patents

差圧シール装置のシールロールの支持装置

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JP2568919B2
JP2568919B2 JP1215006A JP21500689A JP2568919B2 JP 2568919 B2 JP2568919 B2 JP 2568919B2 JP 1215006 A JP1215006 A JP 1215006A JP 21500689 A JP21500689 A JP 21500689A JP 2568919 B2 JP2568919 B2 JP 2568919B2
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differential pressure
seal
seal roll
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roll
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征夫 井口
治 大久保
夏木 高橋
豊久 片島
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日本真空技術株式会社
川崎製鉄株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、圧力差のある空間を介して帯状鋼板等の長
尺物を搬送する場合に空間間の差圧を維持するために設
けられる差圧シール装置のシールロールを支持する装置
に関する。
(従来の技術) 従来、例えば帯状鋼板等の長尺物を真空処理室内に於
て連続的に真空処理する場合、真空処理室内の真空を維
持するために差圧室と称する空間が第1図に見られるよ
うに真空処理室へ連らなる長尺物の搬送経路に設けら
れ、各差圧室aには回転自在のシールロールbと、該シ
ールロールbに接近したシールピースcとで構成される
差圧シール装置dを設け、該シールロールbを捲回して
真空処理室へと搬送される長尺物eの周囲をシールする
ことが行われている。各差圧室a、aには真空ポンプに
連らなる排気孔fが夫々設けられ、各差圧室aの圧力は
真空処理室に近づく程低い圧力に制御される。該シール
ロールbの両端は、第2図示のように差圧室aの側壁に
ボルトで取付けた気密の筐体g内の軸受hによって支持
され、その一端はシール機構iを介して外部へ導出され
てチェーンホイールjが取付けられる。kは盲板であ
る。
(発明が解決しようとする課題) 前記した従来の差圧シール装置は、差圧室aの側壁と
一体の筐体gにシールロールbの軸受hを取付けている
ので、差圧室aの構成部材がその内外の圧力差により撓
むと、これに伴なってシールロールbの軸受hが傾き、
軸芯に狂いを生じ、その結果シールロールbの回転が重
くなったり、回わらなくなる欠点があった。また、シー
ルロールbは通常複数本設けられるが、軸受hの前記原
因による傾きによって各シールロールb間の平行度にず
れを生じると、搬送される長尺物eが蛇行するようにな
って連続搬送を行なえなくなる不都合があった。
本発明は、差圧シール装置の上記欠点、不都合を解消
することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明では、差圧室内に、回転自在のシールロールと
これに接近したシールピースとを設け、該シールロール
を捲回して搬送される長尺物の周囲を該シールロールと
シールピースによりシールするようにしたものに於て、
該シールロールの軸受を、該差圧室の外部のこれと分離
した支持台に設けた気密の筐体内に収め、該差圧室から
該筐体内へと延びるシールロールの軸部の周囲を、該差
圧室と該筐体とに両端を固定したベローズ等の可撓性且
つ気密性を有する中空体で覆うことにより、前記目的を
達成するようにした。
(作 用) 差圧室内を真空排気し、その内部のシールロールを回
転させると長尺物が搬送され、その内部と外部との圧力
差が長尺物の周囲をシールするシールロールとシールピ
ースとにより維持される。このとき該差圧室の構成部材
はその内外の圧力差でたわむが、該シールロールの軸受
は該差圧室から分離した支持台に設けた気密の筐体内に
収められており、該差圧室から筐体内へと延びるシール
ロールの軸部の周囲は該差圧室と筐体とに取付けたベロ
ーズ等の可撓性と気密性を有する中空体で覆われている
ので、該差圧室の差圧を維持することが出来ると共に該
差圧室にたわみが生じても軸受に伝わらず、シールロー
ルの軸芯の狂いが生じない。従ってシールロールの回転
異常や各シールロール間の軸平行度のずれがなくなり、
順調に長尺物を搬送出来る。
(実施例) 本発明の実施例を図面第3図及び第4図に基づき説明
すると、同図に於て符号(1)(1)は真空排気孔
(2)を備えた差圧室、(3)は該差圧室(1)内に設
けたシールロール、(4)は外部から各差圧室(1)の
開口部(1a)を通りシールロール(3)を捲回して真空
処理室(図示してない)へと搬送される帯状鋼板等の長
尺物、(5)は該開口部(1a)に取付けられたシールピ
ースを示し、該シールロール(3)とシールピース
(5)とで差圧シール装置が構成される。
該シールピース(5)には、長尺物(4)の通過口
(6a)と、該シールロール(3)の周面に接近して該長
尺物(4)の搬送を許容するスリット(6b)を形成する
シール曲面(7)(7)とが形成される。
以上の構成は従来のものと同様であり、各差圧室
(1)の圧力は前記差圧シール装置により維持されるこ
とも従来のものと変わりがないが、本発明に於ては、該
シールロール(3)の軸受(8)(8)を該差圧室
(1)の外部のこれとは分離独立した支持台(9)
(9)に設けた気密の筐体(10)(10)内に収め、更に
該差圧室(1)から筐体(10)内へと延びるシールロー
ル(3)の軸部(3a)(3a)の周囲を該差圧室(1)と
筐体(10)とに両端を固定したベローズ等の可撓性且つ
気密性を有する中空体(11)(11)で覆うようにした。
図示の例では、一方の筐体(10)に盲板(12)を取付
けてその内部を気密化し、もう一方の筐体(10)内はシ
ール機構(13)を設けて外部へと更に延びる軸部(3a)
の周囲を気密にシールするようにした。(14)はシール
ロール(3)の駆動するチェーンホイールである。
尚、各支持台(9)(9)を、第5図示のよう連結部
材(15)で一体に連結し、該部材(15)を軸受状の可動
装置(16)(16)を介して基台(17)に支持させるよう
にしてもよく、この場合、各支持台(9)(9)を水平
面内で移動させることが可能になり、各シールロール
(3)(3)の平行度の調整が簡単になる。
その作動を説明すると、該差圧室(1)内を真空排気
したのち、シールロール(3)にチェーンホイール(1
4)から回転を与えて長尺物(4)の連続搬送が行なわ
れるが、シールロール(3)とシールピース(5)とで
構成された差圧シール装置の作用で長尺物(4)の周囲
がシールされるので各差圧室(1)の圧力を真空圧に維
持することが出来る。該差圧室(1)の構成部材は、そ
の内外の差圧により作用する力によってたわむが、シー
ルロール(3)の軸受(8)は差圧室(1)から分離独
立した支持台(9)の筐体(10)内に設けられており、
しかも差圧室(1)から筐体(10)へ延びるシールロー
ル(3)の軸部(3a)を可撓性と気密性を有する中空体
(11)で覆われているので、差圧室(1)のたわみが軸
受(8)に伝わることがなく、シールロール(3)が回
転異常を生じたり、各シールロール(3)(3)間の平
行度のずれがなくなり、シールロール(3)が円滑に回
転し、搬送される長尺物(4)の蛇行が防止される。
(発明の効果) 以上のように、本発明によるときは、差圧シール装置
のシールロールの軸受を差圧室の外部でしかも該差圧室
から分離した支持台上の筐体内に収め、該差圧室から筐
体へ延びるシールロールの軸部の周囲を可撓性且つ気密
性を有する中空体で覆うようにしたので、該差圧室の内
外の圧力差によるたわみが軸受を介してシールロールへ
伝わることを防止出来、シールロールの回転異常や搬送
される長尺物の蛇行を防止出来る等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の差圧シール装置の截断側面図、第2図は
第1図のII−II線断面に対応した差圧シール装置の詳細
な截断面図、第3図は本発明の実施例の截断側面図、第
4図は第3図のIII−III線断面に対応した詳細な截断面
図、第5図は本発明の変形例の截断面図である。 (1)……差圧室、(3)……シールロール (3a)(3a)……軸部、(4)……長尺物 (5)……シールピース (8)(8)……軸受、(9)(9)……支持台 (10)(10)……筐体、(11)(11)……中空体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 夏木 神奈川県茅ケ崎市萩園2500番地 日本真 空技術株式会社内 (72)発明者 片島 豊久 神奈川県茅ケ崎市萩園2500番地 日本真 空技術株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−39473(JP,A) 特開 平2−179875(JP,A) 実開 平1−136164(JP,U) 実開 昭58−61450(JP,U) 実公 平3−32522(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】差圧室内に、回転自在のシールロールとこ
    れに接近したシールピースとを設け、該シールロールを
    捲回して搬送される長尺物の周囲を該シールロールとシ
    ールピースによりシールするようにしたものに於て、該
    シールロールの軸受を、該差圧室の外部のこれと分離し
    た支持台に設けた気密の筐体内に収め、該差圧室から該
    筐体内へと延びるシールロールの軸部の周囲を、該差圧
    室と該筐体とに両端を固定したベローズ等の可撓性且つ
    気密性を有する中空体で覆ったことを特徴とする差圧シ
    ール装置のシールロールの支持装置。
JP1215006A 1989-08-23 1989-08-23 差圧シール装置のシールロールの支持装置 Expired - Lifetime JP2568919B2 (ja)

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JPH0379988A JPH0379988A (ja) 1991-04-04
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JP3260111B2 (ja) 1997-10-09 2002-02-25 伊藤忠飼料株式会社 鳥類の給餌中止時の体重減少抑制方法及び腸内有害細菌減少方法
JP4755317B1 (ja) * 2011-01-16 2011-08-24 等 川上 筆記具

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