JPH076064B2 - 真空シール用ロール - Google Patents

真空シール用ロール

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JPH076064B2
JPH076064B2 JP4051288A JP4051288A JPH076064B2 JP H076064 B2 JPH076064 B2 JP H076064B2 JP 4051288 A JP4051288 A JP 4051288A JP 4051288 A JP4051288 A JP 4051288A JP H076064 B2 JPH076064 B2 JP H076064B2
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roll
vacuum sealing
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vacuum
sealing roll
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俊夫 田口
桂司 水田
良樹 三登
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は,プラスチックフィルム等へ金属を蒸着する装
置の真空シール部に使用される真空シール用ロールに関
する。
〔従来の技術〕
従来の真空シール用ロールを用いた真空シール部を第4
図に示す。
図より明らかなように,真空シール用ロール12は搬送材
7を挾んで接しながら回転し,搬送材7の走行方向のシ
ールを行うとともに,搬送材7と接しない反対側に設置
されているシールバー6とは微少すきまを保ちながら回
転し,このすきまを可能な限り小さくすることによって
搬送材7の走行方向のシールを行っている。
第5図はこの真空シール12の構造断面図を示すもので,
図より明らかなように,シェル部とシャフト部が一体の
中空ロールとなっている。4は軸受である。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の真空シール用ロールは,上述したようにシェル部
とシャフト部とが一体となっているため,搬送材走行方
向の圧力差あるいは自重等,軸に垂直方向の荷重によ
り,第6図に示すように,真空シール用ロール3がたわ
み変形を生じ,シールバーとの間のギャップが拡大して
しまうため,そこから高圧側流体のリークが発生し,シ
ール性能が悪くなるという問題があった。
〔課題を解決するための手段〕 本発明は,真空シール用ロールをたわみ変の生じにくい
構造とすることにより,真空シール用ロールとシールバ
ーとのギャップの拡大を防止することを目的とし,シェ
ル部とシャフト部との分割構造からなり,かつ該シャフ
ト部により該シェル部を2点で回動支持してなることを
特徴とする真空シール用ロールを提供せんとするもので
ある。
〔作用〕
上記のような構成を有する本発明によれば,シェル部は
その回動を拘束されない2点で支持されることにより,
たわみ変形を生じているシャフト部から,シェル部の変
形に対して支配的なモーメント力を受けることがなくな
り,シェル部の変形は外力による微小変形にとどめられ
る。
〔実施例〕
以下,図面に基づいて本発明を説明する。
第1図は本発明の1実施例を示す真空シール用ロールの
構造断面図で,図より明らかなように,シェル部1とシ
ャフト部2との分割構造となっており,シェル部はその
内側からシャフト部によって回動自在に2点で支持され
ている。4は軸受である。
ここで,2点支持とする理由について説明する。
たわみ変形を生ずるシェルを同様にたわみ変形を生ずる
シャフトで支持するとき,荷重の絶対値に拘らず必らず
少くとも2点以上が接触する。このとき3点以上で接触
している場合に荷重を変えると,2点を残して他の点は必
らず離れるか又は,負の反力となり,負の反力は必らず
最大たわみ量を助長し,離れる点がある場合には,その
時の荷重の増減を逆にすると最大たわみ量は離れた点の
みの支持のときより必らず増大する。従って,圧力荷重
が一定範囲内で変化する場合でも,最大たわみ量が一定
以下をとりかつ構造をシンプルにするために2点支持と
したのである。
また,シェルのたわみを最小とする支持点間隔について
は,第2図に基づき以下のように求められる。
シェル長をl,支持点間隔をls,シェルヤンブ率をE,シェ
ル断面二次モーメントをI,真空シール用ロールの軸方向
線荷重をW,せん断力をSとすると, 積分して, たわみを最小とするには x=l1+l2,y=0 であるから,このとき ∴7l2−5l1=0 l1,l2をl,lsの関係で表し, となる。
第3図は本発明による真空シール用ロール3の荷重によ
るたわみ変形具合を示すもので,たわみ変形は起こすも
のの,従来のたわみ変形(第6図)よりもたわむ量(ギ
ャップ拡大量)は極めて小さいことがわかる。具体的に
示せば,ロール径100φのものを用いたところ,実際的
な圧力差300〜400Torrの荷重に対し,従来の真空シール
用ロールが最大3〜6mm程度たわみ変形したのに対し,
本発明のものは最大0.5mm程度となり,従来の1/10のた
わみ変形にとどめることができ,シール性能が大幅に改
善できることが確認された。
〔発明の効果〕
以上,具体的に説明したように,本発明によれば,たわ
み変形しにくい真空シール用ロール構造とすることによ
り,荷重を受けてもシールバーとのギャップが拡大する
こと小となり,シール性能が向上されることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の1実施例に係わる真空シール用ロール
の構造断面図,第2図は最良支持点間隔説明図,第3図
は本発明の真空シール用ロールのたわみ変形状態図,第
4図は真空シール用ロールを用いた真空シール部説明
図,第5図は従来の真空シール用ロールの構造断面図,
第6図は従来の真空シール用ロールのたわみ変形状態図
である。 1……シェル部、2……シャフト部 3……真空シール用ロール

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シェル部とシャフト部との分割構造からな
    り,かつ該シャフト部により該シェル部を2点で回動支
    持してなることを特徴とする真空シール用ロール。
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