JPS5943678B2 - 静圧型シ−ルリング軸封装置 - Google Patents

静圧型シ−ルリング軸封装置

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JPS5943678B2
JPS5943678B2 JP10055478A JP10055478A JPS5943678B2 JP S5943678 B2 JPS5943678 B2 JP S5943678B2 JP 10055478 A JP10055478 A JP 10055478A JP 10055478 A JP10055478 A JP 10055478A JP S5943678 B2 JPS5943678 B2 JP S5943678B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seal ring
sealing device
rotating shaft
height
shaft sealing
Prior art date
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Expired
Application number
JP10055478A
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English (en)
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JPS5527553A (en
Inventor
晃 市川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JPS5527553A publication Critical patent/JPS5527553A/ja
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Expired legal-status Critical Current

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  • Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)
  • Magnetic Bearings And Hydrostatic Bearings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、シールすべき流体の静圧を利用してシールリ
ングを回転軸からこれと非接触浮上させるとともに、高
圧流体を封塞する静圧型シールリング軸封装置に関する
ものである。
従来、この種の軸封装置は第1図および第2図に示すよ
うな構成を有している。
すなわち、同図Iこおいて、1は回転軸、2はこの回転
軸に嵌合させたシールリングで、その内周面には、上記
回転軸1を狭い隙間を介して囲繞する滑り面3と、これ
にステップ5を介して拡開連設した絞り面4とが形成さ
れている。6は上記シールリング2とこれを囲む枠体T
との間に張設してこれらの間のシールを兼ねたベカーで
、シールリング2の半径方向移動を許容し軸方向移動を
拘束している。
なお、Psは高圧側流体圧、Paは周囲圧力、8は流体
の流れ方向、Oは回転軸中心、0’はシールリング中心
、eはこれら両中心間の偏心量、Frはシールリング2
に加わる重力の大きさを示している。したがつて、上記
シールリング2が回転軸1と同心状態にあれば、シール
リング内周面と回転軸1との間の隙間は円周方向で一様
となるため、隙間における圧力分布も均一となり、隙間
内の流体膜はシールリング2を浮上保持すべき負荷能力
を有しない。しかし、いま、シールリング2が第1、2
図に示すような偏心量eを有するときには、ステップ5
を具備することにより上記隙間内の圧力分布は円周方向
で非一様となり、これら圧力の合力は重力の方向と逆方
向に生じる。このため、シールリング2に加わる重力等
の外力と圧力の合力とが平衡する偏心位置でシールリン
グ2は浮上保持されることになる。このときの上記隙間
内における流体膜の上記負荷能力Ffおよび隙間からの
漏洩流量Qと、偏心量eとの関係は第3図に示す如くで
ある。従来の軸封装置は上述のような構成となつている
ため、第2図から明きらかなように、シールリング2の
重量が大となると、これを保持する負荷能力Ffに応じ
て偏心量eが大となり、回転軸1とシールリング2との
接触の危険性が増加し、かつ漏洩流量Qが増大するなど
、軸封装置としての機能を著しく低減せしめる不都合さ
を有していた。
本発明は、叙上の欠陥を除去するためになされたもので
、シールリングと回転軸とが同心位置にあつた場合にも
隙間内の流体に非一様な圧力分布が生じ得るようにして
隙間内流体膜にシールリングを保持する負荷能力を付与
させるとともに、更にこの負荷能力を軸偏心量によつて
累増させ得るようにすることにより、シールリングを回
転軸に対して同心もしくは微小偏心状態で浮上保持させ
、従来のもののような高偏心に起因する回転軸とシール
リングとの接触の危険性および隙間からの漏洩流量の増
大等を未然に排除しうるようにした静圧型シールリング
軸封装置を提供しようとするものである。以下、第4図
ないし第10図に示す実施例について本発明を説明する
と、第4,5図はシールリングと回転軸とが同心位置に
ある状態を示し第1,2図の部材に相当する部材には同
一符号を付して表している。
図中、5aは円周方向において高さを変化させたステツ
プ、O″は絞り面4の内周円の中心で、シールリング2
に作用する重力等の外力Frの方向と逆方向に、回転軸
1およびシールリング2の中心0から、gだけ偏心して
位置され、絞り面4の回転軸1に対する隙間hを第5図
のD位置で最大値、C位置で最小値を採るように構成さ
れている。なお、Hはシールリング2の高圧側端、Iは
ステツプ部、Jは周囲圧力側端の位置をそれぞれ示す。
上述の構成を有するため、回転軸1とシールリング2と
が第4,5図の位置関係にあるとき、回転軸1土のC位
置およびD位置における流体膜の軸方向圧力分布は第6
図に示すようiこなる。
すなわち、滑り面3の隙間はC位置とD位置で等しいが
、絞り面4の隙間はC位置とD位置で異なつているため
、図示の如く、D部の軸方向圧力分布がC部のそれより
も高くなる。また、円周方向の圧力分布はD位置で最大
、C位置に向かうにしたがい漸減してC位置で最小とな
り、かつこれらの圧力分布はC−D軸線に関して対称と
なるから、圧力の合力方向は重力等の外力Frの方向と
逆方向となる。よつて、図示の如く回転軸1とシールリ
ング2とが同心位置にあつても、隙間内の流体膜はシー
ルリングを浮土保持する負荷能力を有することが明きら
かである。次に、第7図は絞り面4の偏心量gをパラメ
ータとして、流体膜の上記負荷能力Ffと第1図のもの
と同様なシールリング2の回転軸1に対する偏心量eと
の関係を表わしたグラフで、同一の偏心量eに対しては
絞り面偏心量gが大になるにしたがつて負荷能力Ffが
増大することを示している。
また、第8図は絞り面偏心量gをパラメータとして漏洩
流量Qと、シールリング2の回転軸1に対する偏心量e
との関係を表わしており、偏心量eが大になるにしたが
つて漏洩流量Qも増大するが、同一値の偏心量eに対し
ては絞り面偏心量g力伏になるにしたがつて漏洩流量Q
は減少することが分かる。したがつて、絞り面4の偏心
量gに適当な正の値を与えることにより、シールリング
2を回転軸1に対してe−0、すなわち同心状態で浮上
保持させ、漏洩流量を最小限に止めることが可能となる
なお、上記第4,5図に示す実施例では、ステツプ高さ
を変化させる手段として、絞り面4の内周円中心をシー
ルリング2の中心に対して偏心させるようにしているが
、第9図および第10図に示すように、外力Fr作用方
向の反対側ステツプ高さを種々の形状で局所的に増大さ
せるようにしても良い。
また、以上の実施例では回転軸1を定置したシールリン
グ軸封装置について述べているが、シールリング2側を
固定すればジヤーナル軸受として回転軸を支持すること
ができるので、静圧ステツプ型ジヤーナル軸受として本
発明を構成すれば、回転軸の偏心量および潤滑流体の供
給流量を従来のものに比し著しく減少させうることは明
きらかである。
以上述べたように、本発明によれば、シールリングにお
ける絞り面のステツプ高さを円周方向で変化させること
により、シールリングを回転軸と同心状態で浮上保持さ
せ得るとともに、シールリングと回転軸との接触の危険
性および漏洩流量を併せて低減せしめうる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の静圧型シールリング軸封装置を示す縦断
面図、第2図はその−H線に沿う側断面図、第3図は従
来の軸封装置におけるシール特性を示す特性線図、第4
図は本発明の実施例に係る静圧型シールリング軸封装置
を示す縦断面図、第5図はそのV−V線に沿う側断面図
、第6図は第4,5図に示す軸封装置のシール部分にお
ける軸方向圧力分布を示す特性線図、第7図および第8
図は同様に第4,5図に示す実施例のそれぞれ異なつた
シール特性を示す特性線図、第9図および第10図は本
発明に係るシールリングの他の変形例をそれぞれ示す断
面図である。 1・・・・・・回転軸、2・・・・・・シールリング、
3・・・・・・滑り面、4・・・・・・絞り面、5,5
a・・・・・・ステツプ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 回転軸とこれに嵌合されたシールリングとを備え、
    このシールリングの内周面には上記回転軸を狭い隙間を
    介して囲繞する滑り面と、この滑り面にステップを介し
    て高圧流体側に拡開連設された絞り面とを形成して、上
    記高圧流体を封塞させる静圧型シールリング軸封装置に
    おいて、上記シールリングもしくは回転軸のいずれか一
    方に加わる重力等の外力の作用方向とは逆方向位置のス
    テップ高さを、それの対向側位置のステップ高さよりも
    、少くとも大となるようにしたことを特徴とする静圧型
    シールリング軸封装置。 2 シールリングもしくは回転軸のいずれか一方に加わ
    る外力の方向と反対方向に位置するステップの高さを最
    大とし、この位置から離間するにしたがいステップ高さ
    を漸減せしめたことを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の静圧型シールリング軸封装置。 3 シールリングもしくは回転軸のいずれか一方に加わ
    る外力の方向と反対方向に位置するステップの高さのみ
    を局部的に大としたことを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の静圧型シールリング軸封装置。
JP10055478A 1978-08-17 1978-08-17 静圧型シ−ルリング軸封装置 Expired JPS5943678B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10055478A JPS5943678B2 (ja) 1978-08-17 1978-08-17 静圧型シ−ルリング軸封装置

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JP10055478A JPS5943678B2 (ja) 1978-08-17 1978-08-17 静圧型シ−ルリング軸封装置

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Publication Number Publication Date
JPS5527553A JPS5527553A (en) 1980-02-27
JPS5943678B2 true JPS5943678B2 (ja) 1984-10-23

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ID=14277150

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10055478A Expired JPS5943678B2 (ja) 1978-08-17 1978-08-17 静圧型シ−ルリング軸封装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10871301B2 (en) 2017-01-05 2020-12-22 Lg Electronics Inc. Air conditioner and control method thereof

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WO2012128062A1 (ja) * 2011-03-23 2012-09-27 イーグル工業株式会社 シール装置
CN108331783A (zh) * 2018-02-24 2018-07-27 西安交通大学 一种正交各向异性旋转密封结构

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US10871301B2 (en) 2017-01-05 2020-12-22 Lg Electronics Inc. Air conditioner and control method thereof

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JPS5527553A (en) 1980-02-27

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