JP2003042298A - シール装置 - Google Patents

シール装置

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JP2003042298A
JP2003042298A JP2001224198A JP2001224198A JP2003042298A JP 2003042298 A JP2003042298 A JP 2003042298A JP 2001224198 A JP2001224198 A JP 2001224198A JP 2001224198 A JP2001224198 A JP 2001224198A JP 2003042298 A JP2003042298 A JP 2003042298A
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JP
Japan
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roll
sealing device
outer peripheral
peripheral portion
portion made
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001224198A
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English (en)
Inventor
Masaki Izumi
雅樹 泉
Akira Takeda
晃 武田
Jun Kikuchi
順 菊池
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、真空処理室への大気の流入を防止
するとともに、前記従来のニップ圧調整機構付きロール
式シール装置がもつ問題点を解決したシール装置を提供
にある。 【解決手段】 内部の真空処理室を外囲するケーシング
と、このケーシーングの内方にシールブロックを介し
て、帯状物を挟持する一対のロールからなるロールをロ
ール式シール装置において、前記一対のロールが、回転
軸、弾力性を有する材料からなるスリーブ部、剛性を有
する材料からなる外周部、を順次形成してなるロール
と、回転軸、弾性力を有する材料からなる外周部、を順
次形成してなるロール、であることを特徴とするロール
式シール装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、連続式真空処理装
置のシール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】帯状物を大気圧下から真空処理室に導入
し、真空処理を施した後大気圧下に送り出す連続式真空
処理装置においては、真空ポンプの動力を極力抑えて、
真空処理室を所定の真空度に維持するためにシール装置
によって、外気と真空処理室を多段の真空室に仕切る差
動排気システムが採用されている。こうしたシール装置
として、帯状物をロールによりピンチしてその前後に差
圧を生じさせるロール式シール装置が多く使用されてい
る。そして、帯状物の厚みの変化に対しても安定したシ
ール性能を維持できるとしてニップ圧調整機構付きロー
ル式シール装置が提案されている(例えば、特開平4−
259375号公報を参照)。
【0003】こうした前記ニップ圧調整機構付きロール
式シール装置では、対向配置された一対のロールのう
ち、一方のロールの軸受部が油圧シリンダーなどで弾性
支持されており、かつ他方のロールに対して離間・接近
する方向で移動可能となっている。このように、ロール
軸受部を他方のロールに接近させることで、このロール
は他方のロール外周表面に押圧され、その際の押圧を前
記油圧シリンダーで調整することでロール間のニップ圧
を調整できるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のニップ圧力調整機構付きロール式シール装置では、
ニップ圧調整機構がロール両端の軸受部にあるため、ロ
ール中央部の帯状物をピンチしようとすると、その反力
によりロールには弓状に撓む方向に力がかかることにな
る。そのため、軸方向に均等な力で帯状物をピンチする
ことができず、部分的に空隙が生じたり、帯状物に圧痕
やスリップ疵が発生する恐れがあった。
【0005】本発明は、真空処理室への大気の流入を防
止するとともに、前記従来のニップ圧調整機構付きロー
ル式シール装置がもつ問題点を解決したシール装置を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
内部の真空処理室を外囲するケーシングと、このケーシ
ーングの内方にシールブロックを介して、帯状物を挟持
する一対のロールからなるロールをロール式シール装置
において、前記一対のロールが、回転軸、弾力性を有す
る材料からなるスリーブ部、剛性を有する材料からなる
外周部、を順次形成してなるロールと、回転軸、弾性力
を有する材料からなる外周部、を順次形成してなるロー
ル、であることを特徴とするロール式シール装置であ
る。
【0007】請求項2記載の発明は、前記シールブロッ
クのうち、前記回転軸、弾力性を有する材料からなるス
リーブ部、剛性を有する材料からなる外周部、を順次形
成してなるロール、に接するシールブロックを、任意の
押圧でロール外周部に押し当てる手段を設け、且つ押し
当てられたロール外周部が他方のロールに対して押圧さ
れる方向に配設したことを特徴とする請求項1記載のロ
ール式シール装置である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図1〜
図3に沿って説明する。
【0009】連続式真空処理装置1は、シール装置Aで
仕切られて、真空処理室2とその前後に配置された複数
個の差圧室3とで構成される、また、各差圧室には真空
ポンプ5が接続され、排気されている。
【0010】シール装置Aは、帯状物12をその厚み方
向の両側から挟持する剛性ロール7、弾性ロール8、及
びそれぞれのロール外周面に当接するシールブロック
9、10aは、ケーシング6で囲まれた空間を実質的に
閉塞して封止するように配置されている。
【0011】なお、本明細書中でいう剛性ロール及び弾
性ロールとは、それぞれ回転軸、弾力性を有する材料か
らなるスリーブ部、剛性を有する材料からなる外周部、
を順次形成してなるロールと、回転軸、弾性力を有する
材料からなる外周部、を順次形成してなるロールのこと
を指し、以下では、ことわり書きが無い限りこのことを
意味するものとする。
【0012】剛性ロール7及び弾性ロール8は、ケーシ
ング6の側壁部にベアリング11を介して回転自在に取
り付けられている。ここで、剛性ロール7及び弾性ロー
ル8は駆動させてもよいし、従動でもよいが、回転駆動
させた方が帯状物12との間でスリップ痕が発生せず好
ましい。回転駆動をさせる場合は、磁気シール等の回転
軸シール装置を介することにより、大気側駆動軸から駆
動力を伝達すればよい。
【0013】剛性ロール7は回転軸7aとこの回転軸7
aの外表面に接合され、ゴム等の弾性力を有する材料か
らなるスリーブ部7b、及びこのスリーブ部7bの外表
面に接合され、金属等の剛性を有する材料からなる剛性
外周部7cとから構成される。
【0014】弾性ロール8は回転軸8aとこの回転軸8
aの外表面に接合され、ゴム等の弾性力を有する材料か
らなる弾性外周部8bとから構成される。
【0015】固定シールブロック9はケーシング6の底
壁部に固定され、弾性ロール8の下部空間を帯状物12
の入側と出側に仕切っている。また、シール面は組み立
て誤差等で微少な隙間があった場合にでも気体の流路を
長くとれるように、弾性ロール8の外周面側に開口する
側面視凹円弧状にするが好ましい。
【0016】可動シールブロック10aは、剛性ロール
7の上部に、ケーシング6の頂壁部を貫通するように配
置してあり、剛性ロール7の剛性外周部7cが押圧され
る方向に摺動可能に取り付けられ、かつ、押圧力を所定
の値に制御可能となっている押付けシリンダ10bによ
り、弾性支持されて剛性ロール7に押圧されている。ま
た、シール面は、固定シールブロック9と同様に、剛性
ロール7の外周面側に開口する側面視凹円弧状にし、か
つ、シール面の材料としては、剛性ロール7の外表面と
の摩擦をなるべく小さくするため樹脂等を使用するのが
好ましい。また、前記可動シール部10の配置には特に
制限が無く、ロール両端のみや、軸の両端と中心等に配
置することができる。軸の両端と中心に配置すれば均一
な圧力で帯状物をピンチすることができ好ましい。
【0017】以上の構成において、各ロールとケーシン
グ6との空間はシールブロック9、10aにより封止さ
れる。また、帯状物12を挟持したロール間のギャップ
は、押付けシリンダ10bにより、可動シールブロック
10aを剛性ロール7の剛性外周部7cに押し付ける
と、剛性ロール7のスリーブ部7bの弾性により、剛性
外周部7cのみが軸方向に均一かつ適正な押圧で弾性ロ
ール8の弾性外周部8bに押し当てられ、弾性ロール8
の弾性外周部8bの弾性により最小に保たれる。
【0018】
【発明の効果】本発明は、剛性ロールをシールブロック
で弾性ロールに押し当てるようにしたことにより、軸方
向に均一な力で帯状物をピンチすることができ、部分的
な空隙が生じたり圧痕やスリップ疵の発生をさせること
なく良好なシール性能が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】 図1におけるシール装置の詳細図である。
【図3】 図1におけるシール装置の側断面詳細図であ
【符号の説明】
1 連続式真空処理装置 2 真空処理室 3 差圧室 4 バルブ 5 真空ポンプ A シール装置 6 ケーシング 7 剛性ロール 7a 回転軸 7b スリーブ部 7c 剛性外周部 8 弾性ロール 8a 回転軸 8b 弾性外周部 9 固定シールブロック 10 可動シール部 10a 可動シールブロック 10b 押付けシリンダ 11 ベアリング 12 帯状物 13 シール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J043 AA08 BA05 CA20 DA05 4K029 AA25 KA01 KA07 4K030 CA17 GA14 KA10

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部の真空処理室を外囲するケーシング
    と、このケーシーングの内方にシールブロックを介し
    て、帯状物を挟持する一対のロールからなるロールをロ
    ール式シール装置において、前記一対のロールが、回転
    軸、弾力性を有する材料からなるスリーブ部、剛性を有
    する材料からなる外周部、を順次形成してなるロール
    と、回転軸、弾性力を有する材料からなる外周部、を順
    次形成してなるロール、であることを特徴とするロール
    式シール装置。
  2. 【請求項2】前記シールブロックのうち、前記回転軸、
    弾力性を有する材料からなるスリーブ部、剛性を有する
    材料からなる外周部、を順次形成してなるロール、に接
    するシールブロックを、任意の押圧でロール外周部に押
    し当てる手段を設け、且つ押し当てられたロール外周部
    が他方のロールに対して押圧される方向に配設したこと
    を特徴とする請求項1記載のロール式シール装置。
JP2001224198A 2001-07-25 2001-07-25 シール装置 Pending JP2003042298A (ja)

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