JPH06321396A - ウェブ移送装置 - Google Patents

ウェブ移送装置

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Publication number
JPH06321396A
JPH06321396A JP10813993A JP10813993A JPH06321396A JP H06321396 A JPH06321396 A JP H06321396A JP 10813993 A JP10813993 A JP 10813993A JP 10813993 A JP10813993 A JP 10813993A JP H06321396 A JPH06321396 A JP H06321396A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
web
roller
recessed parts
rollers
bridle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10813993A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Hamanaka
達也 浜中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP10813993A priority Critical patent/JPH06321396A/ja
Publication of JPH06321396A publication Critical patent/JPH06321396A/ja
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  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】簡単な装置でウェブの張力を一定に保持する。 【構成】シリンダ30、30を駆動してシリンダロッド
32、32を伸長し、ニップローラ26、28でウェブ
16の巻き掛け始端位置12A、14Aを押圧すると、
ブライドルローラ12、14の弾性部材20に形成され
た凹部24、24…が前記押圧力によって潰れ、凹部2
4、24…内のエアーが排出する。潰された凹部24、
24は、ブライドルローラ12、14の回転によってニ
ップローラ26、28の位置を通過した後、凹部24、
24…自身の復元力によって元の空間体積に戻ろうとす
る。これによって、ウェブ16と潰れた凹部24、24
…とに挟まれた凹部24、24…内の空間が負圧にな
り、この負圧によってウェブ16はブライドルローラ1
2、14におけるウェブの巻き掛け終端位置12B、1
4Bまで吸着されて移送される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はウェブ移送装置に係り、
特に金属−プラスチックフイルム等の帯状ウェブを、ブ
ライドルローラ等のウェブ移送ローラによって移送する
ウェブ移送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ウェブを移送するウェブ移送ローラに
は、ローラ面がゴムで形成されたパスローラが一般的に
使用されており、このパスローラはウェブの移送速度と
同速で回転駆動される。また、ウェブが移送中に蛇行し
ないように、また、歪みが発生しないように、移送中の
ウェブには所定の張力が与えられており、このウェブ張
力を所定の範囲で保持する移送ローラとして、以下述べ
る移送ローラが知られている。
【0003】第1の移送ローラは、アルミニウム圧延材
移送用のものでゴムローラの外周面に軸線方向に沿って
複数の溝を所定間隔で形成し、この溝から油分や巻き込
み空気を外部に逃がすことによってウェブの保持力を向
上させてウェブ張力を保持する(実公平3−4408号
公報)。第2の移送ローラは、鋼板移送用のもので、硬
さの異なるゴムライニング材を交互に所定幅をもたせて
ローラの外周に配設することにより、ウェブの保持力を
向上させてウェブ張力を保持する(特開昭63−108
907号公報)。
【0004】第3の移送ローラは、硬度及び弾性率が高
い弾性体粒子をローラに包含させ、ローラの表面に分散
された前記弾性体粒子によって、ウェブの保持力を向上
させてウェブ張力を保持する(特開平1−254284
号公報)。第4の移送ローラは、サクションドラムと呼
ばれているもので、ローラの内部空間に連通した多数の
孔をローラ表面に形成し、ローラの内部空間を負圧にす
ることでウェブを前記孔を介して吸着することにより、
ウェブの保持力を向上させてウェブ張力を保持する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記第
1、及び第2の移送ローラをウェブ移送用として用いた
場合、この移送ローラはローラ表面とウェブとの摩擦力
でウェブ張力を保持するものなので、長時間使用すると
ローラ表面のゴムライニング材の表面粗さが減少し、ウ
ェブの保持力が減少するという欠点がある。
【0006】また、前記第3の移送ローラをウェブ移送
用として用いた場合、ウェブの移送中にローラに包含さ
れている弾性体粒子がローラから剥離するので、ウェブ
の保持力が低下すると共に、剥離した弾性体粒子でウェ
ブに擦傷が発生するという欠点がある。更に、前記第4
の移送ローラをウェブ移送用として用いた場合、この移
送ローラはウェブを吸着してウェブ張力を保持するもの
なので長時間使用してもウェブの張力を一定に保持する
ことができる。しかし、この移送ローラは、ローラ筒体
が二重構造になると共に、ローラの内部空間を負圧にす
るための大がかりな付帯設備が必要になるので、高価に
なるという欠点がある。
【0007】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、簡単な装置でウェブの張力を一定に保持するこ
とができるウェブ移送装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決する為の手段】本発明は、前記目的を達成
する為に、帯状に形成されたウェブを巻き掛けて、該ウ
ェブの張力を保持しつつウェブを移送するウェブ移送ロ
ーラであって、表面に多数の凹部を有する弾性部材でロ
ーラ面が形成されたウェブ移送ローラと、前記ウェブ移
送ローラに巻き掛けられた前記ウェブの所定位置を、該
ウェブ移送ローラに押し付けることにより前記弾性部材
の凹部を潰すように弾性変形させて該凹部内のエアーを
排出させるエア排出手段と、を備えたことを特徴とす
る。
【0009】
【作用】本発明によれば、ウェブ移送ローラに巻き掛け
られたウェブの所定位置、好適にはウェブの巻き掛け始
端位置を、エア排出手段によってウェブ移送ローラに押
し付け、ウェブ移送ローラの弾性部材に形成された凹部
をウェブを介して潰すように弾性変形させて凹部内のエ
アーを排出する。
【0010】前記エア排出手段によって潰された前記凹
部は、その凹部がエア排出手段を通過した後、凹部自身
の復元力によって元の空間体積に戻ろうとする。これに
よって、ウェブと凹部とに挟まれた凹部内の空間が負圧
になり、この負圧によってウェブはウェブの巻き掛け終
端位置まで吸着されて移送される。以下添付図面に従っ
て本発明に係るウェブ移送装置について詳説する。
【0011】図1は本発明に係るウェブ移送装置10を
示す側面図である。このウェブ移送装置10には2台の
ブライドルローラ12、14が配設され、ブライドルロ
ーラ12、14にはウェブ16が巻き掛けられている。
このウェブ16は、ブライドルローラ12、14の図中
矢印で示す回転駆動によって矢印A方向から矢印B方向
に移送される。
【0012】前記ブライドルローラ12、14は、金属
製のローラ芯部材18の表面に、環状に形成されたウレ
タン、又はゴム等の弾性部材20を凝着して構成され
る。また、前記弾性部材20の表面、即ちブライドルロ
ーラ12、14のローラ面22には図2に示すように、
多数の凹部24、24…が形成されている。前記凹部2
4、24…は、発泡ウレタン等の独立気泡を有する材料
を使用したり、ゴムをレーザー等で加工したりして形成
する。また、凹部24は、ローラ面22の表面形状と凹
凸が逆に形成された筒体の外周面を未加硫のゴムで覆
い、筒体と共に加硫した後、ゴム表面を研磨し、このゴ
ムを筒体から引き剥がして形成しても良い。
【0013】一方、ニップローラ26、28が前記ブラ
イドルローラ12、14に近接して配置される。これら
のニップローラ26、28は、各々シリンダ30のシリ
ンダロッド32の先端に回動自在に取り付けられてお
り、シリンダロッド32、32の伸長動作によってブラ
イドルローラ12、14におけるウェブ16の巻き掛け
始端位置12A、14Aに押圧当接される。ニップロー
ラ26、28の前記押圧力は、シリンダロッド32、3
2の伸長量によって調節される。
【0014】次に、前記の如く構成されたウェブ移送装
置10の作用について説明する。シリンダ30、30を
駆動してシリンダロッド32、32を伸長し、ニップロ
ーラ26、28でウェブ16の巻き掛け始端位置12
A、14Aを矢印C、D方向に押圧すると、ブライドル
ローラ12、14の弾性部材20に形成された凹部2
4、24…が前記ニップローラ26、28の押圧力によ
って潰れ、凹部24、24…内のエアーが排出する。
【0015】前記ニップローラ26、28によって潰さ
れた前記凹部24、24は、ブライドルローラ12、1
4の回転によってニップローラ26、28の位置を通過
した後、凹部24、24…自身の復元力によって元の空
間体積に戻ろうとする。これによって、ウェブ16と潰
れた凹部24、24…とに挟まれた凹部24、24…内
の空間が負圧になり、この負圧によってウェブ16はブ
ライドルローラ12、14におけるウェブの巻き掛け終
端位置12B、14Bまで吸着されて移送される。
【0016】
【実施例】図3は本発明のウェブ移送装置の経時変化に
よる保持力を1台のブライドルローラの場合について、
表面が平滑なブライドルローラ単体および表面が平滑な
ブライドルローラにニップローラを組み合わせた装置と
比較したものである。なお、ウェブには厚み0.2mmの
アルミニウム板を用い、ブライドルローラの直径はφ3
50、材質はNBR(アクリロニトリルブタジエンゴ
ム)、ゴム硬度70度、凹部はレーザー加工によって形
成した。
【0017】このグラフから明らかなように、本発明の
移送装置は表面が平滑なブライドルローラ単体および平
滑な表面を有するブライドルローラにニップローラを組
み合わせた移送装置と比較して、初期状態での保持力が
高く、しかもその保持力は経時的に安定していることが
わかる。このように、本実施例では、凹部24自身の復
元力によって生じる凹部24空間の負圧によりウェブ1
6を吸着して移送するようにしたので、ローラ表面とウ
ェブとの摩擦力でウェブ張力を保持する従来のウェブ移
送装置と比較して、長時間使用してもウェブ張力を一定
に保持することができる。
【0018】また、本実施例では、ブライドルローラ1
2、14の弾性部材20に形成された凹部24をニップ
ローラ26、28で潰してウェブ16を吸着する構造と
したので、従来のサクションドラム構造のウェブ移送装
置と比較して、簡単な構造でウェブ16を吸着すること
ができる。尚、本実施例で説明した弾性部材20の硬
度、材質、凹部24の形状、寸法、密度、及びニップロ
ーラ26、28の押圧力は、移送するウェブ16の種
類、張力条件等によって適宜変えれば良い。
【0019】また、ブライドルローラ12、14の弾性
部材20の表面に、ローラ軸方向に沿って複数本の溝を
形成すれば凹部24内のエアー排出効果を更に高めるこ
とができる。更に、本実施例では、凹部24のエア排出
手段としてニップローラ26、28を使用したが、これ
に限られるものではなく、ウェブ16をブライドルロー
ラ12、14に押し付けて凹部24、24…を潰すよう
に弾性変形させるものであれば良い。
【0020】また、本実施例では、2台のブライドルロ
ーラ12、14を使用したウェブ移送装置について説明
したが、1台、又は3台以上のブライドルローラを使用
したウェブ移送装置にも適用できる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るウェブ
移送装置によれば、ウェブ移送ローラに巻き掛けられた
ウェブの所定位置を、エア排出手段によってウェブ移送
ローラに押し付け、ウェブ移送ローラの弾性部材に形成
された凹部をウェブを介して潰すように弾性変形させて
凹部内のエアーを排出し、凹部自身の復元力によって生
じる凹部空間の負圧によりウェブを吸着して移送するよ
うにしたので、ローラ表面とウェブとの摩擦力でウェブ
張力を保持する従来のウェブ移送装置と比較して、長時
間使用してもウェブ張力を一定に保持することができ
る。
【0022】また、本発明に係るウェブ移送装置によれ
ば、ウェブ移送ローラの弾性部材に形成された凹部をエ
ア排出手段で押しつけてウェブを吸着する構造としたの
で、従来のサクションドラム構造のウェブ移送装置と比
較して、簡単な構造でウェブを吸着することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るウェブ移送装置の構成を示す側面
【図2】本発明に係るウェブ移送装置に使用されたブラ
イドルローラの一部展開図
【図3】本発明に係るウェブ移送装置の実施例データを
示すグラフ
【符号の説明】
10…ウェブ移送装置 12、14…ブライドルローラ 16…ウェブ 18…ローラ芯部材 20…弾性部材 24…凹部 26、28…エア排出手段としてのニップローラ 30…シリンダ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】帯状に形成されたウェブを巻き掛けて、該
    ウェブの張力を保持しつつウェブを移送するウェブ移送
    ローラであって、表面に多数の凹部を有する弾性部材で
    ローラ面が形成されたウェブ移送ローラと、 前記ウェブ移送ローラに巻き掛けられた前記ウェブの所
    定位置を、該ウェブ移送ローラに押し付けることにより
    前記弾性部材の凹部を潰すように弾性変形させて該凹部
    内のエアーを排出させるエア排出手段と、 を備えたことを特徴とするウェブ移送装置。
JP10813993A 1993-05-10 1993-05-10 ウェブ移送装置 Pending JPH06321396A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10813993A JPH06321396A (ja) 1993-05-10 1993-05-10 ウェブ移送装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP10813993A JPH06321396A (ja) 1993-05-10 1993-05-10 ウェブ移送装置

Publications (1)

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JPH06321396A true JPH06321396A (ja) 1994-11-22

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ID=14476932

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JP10813993A Pending JPH06321396A (ja) 1993-05-10 1993-05-10 ウェブ移送装置

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JP (1) JPH06321396A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012161259A1 (ja) * 2011-05-26 2012-11-29 内山工業株式会社 シール部材
JP2014051707A (ja) * 2012-09-07 2014-03-20 Jfe Steel Corp 電気亜鉛めっき鋼板の製造方法

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WO2012161259A1 (ja) * 2011-05-26 2012-11-29 内山工業株式会社 シール部材
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