JPH04347070A - 真空用多段磁性流体シール装置 - Google Patents

真空用多段磁性流体シール装置

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JPH04347070A
JPH04347070A JP3144185A JP14418591A JPH04347070A JP H04347070 A JPH04347070 A JP H04347070A JP 3144185 A JP3144185 A JP 3144185A JP 14418591 A JP14418591 A JP 14418591A JP H04347070 A JPH04347070 A JP H04347070A
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JP
Japan
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space
magnetic fluid
vacuum
magnetic
circumferential surface
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JP3144185A
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English (en)
Inventor
Shigeki Matsunaga
茂樹 松永
Masayuki Hosoya
細谷 真幸
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NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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  • Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明に係る真空用多段磁性流
体シール装置は、内部が真空となっている容器の壁面を
貫通する部分の、気密保持を図る場合等に利用する。
【0002】
【従来の技術】ケーシング内の清浄空間に設けた物体を
、外部に設けたモータにより回転駆動する場合、モータ
の駆動軸が上記ケーシングの壁面を貫通する部分に、塵
を通過させない様にする為の、シール装置を設ける必要
がある。
【0003】この様な部分に設置し、塵等の通過を阻止
する為のシール装置として従来から、特開昭62−11
0080号公報、実開昭58−191423号公報、同
61−13025号公報、同61−44067号公報、
同61−79070号公報、同62−195261号公
報、同61−204027号公報、同63−8419号
公報、同63−139325号公報、実公昭63−29
944号公報、米国特許第4628384号明細書、同
4692826号明細書等に記載された磁性流体シール
装置が、一般的に使用されている。
【0004】上記各先行技術文献に記載された磁性流体
シール装置の構造は、細部に於いては種々異なっている
が、基本的には、図12(A)(B)に示す様な構造を
有している。
【0005】この内の図12(A)に於いて1は、少な
くとも内周面を、アルミニウム、合成樹脂等の非磁性材
により造られたハウジングで、例えば前記ケーシングの
壁面等に固定される。2は鉄等の磁性材により造られた
軸で、磁性流体シール装置本体3は、上記ハウジング1
の内周面4と軸2の外周面5との間の、円筒状の空間6
内に設置されている。
【0006】上記磁性流体シール装置本体3は、軸方向
(図12の左右方向)に亙って着磁された円輪状の永久
磁石7を、磁性材により円輪状に造られた1対のポール
ピース8、9によりサンドイッチ状に挟持し、各ポール
ピース8、9の内周縁と軸2の外周面5との間に磁性流
体10、10を、上記永久磁石7の磁力によって保持す
る事により、構成されている。上記1対のポールピース
8、9の外径は、ハウジング1の内径とほぼ同じにして
、各部材7、8、9、10により構成される磁性流体シ
ール装置本体3をハウジング1の内周面4に、内嵌、或
は接着等により固定している。
【0007】磁性流体シール装置本体3は、前述の様に
構成され、上述の様にハウジング1の内周面4と軸2の
外周面5との間に装着して、磁性流体シール装置を構成
する為、ハウジング1の内側での軸2の回転、或は軸2
の周囲でのハウジング1の回転に拘らず、この軸2の外
周面5と各ポールピース8、9の内周縁との間に保持さ
れた磁性流体10、10により、ハウジング1の内周面
4と軸2の外周面5との間のシール性保持が図られる。
【0008】又、図12(B)に示す様に、軸2の外周
面5を非磁性材により、ハウジング1の内周面4を磁性
材により、それぞれ形成すると共に、永久磁石7と1対
のポールピース8、9とを、軸2の外周面5側に外嵌固
定し、磁性流体10、10を、各ポールピース8、9の
外周縁とハウジング1の内周面4との間に保持する磁性
流体シール装置も、従来から知られている。
【0009】ところで、上述の様に構成される磁性流体
シール装置は、永久磁石7の磁力によって保持された磁
性流体10、10により、各磁性流体10、10の両側
に存在する空間同士を遮断(シール)する為、両空間の
間に大きな圧力差が存在した場合には、上記磁性流体1
0、10が押し破られ(バーストし)て、シールを行な
えない。
【0010】この為、回転対陰極X線管の様な高真空装
置の回転軸貫通部分に設ける磁性流体シール装置として
、従来から、特公昭51−9853号公報、同61−4
3588号公報、米国特許第3620584号明細書、
英国特許第783881号明細書等に記載されている様
に、磁性流体10、10を軸方向に亙って複数段設け、
各磁性流体10、10の両側に存在する圧力差を小さく
抑えた、真空用多段磁性流体シール装置が知られている
【0011】図13は、この様な真空用多段磁性流体シ
ール装置の第1例を示している。この図13に於いて、
13は円筒状の軸受ハウジングで、内部(図13の右部
)を真空としたケーシング11の壁面に設けられている
。この軸受ハウジング13の内周面2個所位置にはそれ
ぞれ転がり軸受12、12を設け、両転がり軸受12、
12により磁性材製の軸2を、回転自在に支持している
【0012】上記軸受ハウジング13の内周面と上記軸
2の外周面5との間には、真空用多段磁性流体シール装
置14を設けている。この真空用多段磁性流体シール装
置14は、軸方向に亙って着磁された円輪状の永久磁石
7、7と、磁性材製で円輪状のポールピース15、16
とを交互に重ね合わせ、各ポールピース15、16の内
周縁と軸2の外周面5との間に磁性流体10、10を、
上記永久磁石7、7の磁力により保持する事で、構成さ
れている。
【0013】図示の例に於いては、各ポールピース15
、16の内周縁に断面V字形の凹溝を形成する事で、各
ポールピース15、16の内周縁を二股に形成し、各ポ
ールピース15、16に磁性流体10、10を、軸方向
2段に亙って保持する様にしている。従って、図13に
示した真空用多段磁性流体シール装置14の場合、磁性
流体10、10が、軸方向(図13の左右方向)に亙っ
て10段設けられている。
【0014】真空用多段磁性流体シール装置14は、上
述の様に、磁性流体10、10を多段に亙って設けてい
る為、各段の磁性流体10、10の両側に存在する圧力
差を小さく抑えつつ、真空用多段磁性流体シール装置1
4の両側に大きな圧力差を生じさせる事が出来る。又、
両端に位置するポールピース16、16の外周縁に形成
した凹溝17、17にはOリング18、18を装着し、
このOリング18、18によって、上記真空用多段磁性
流体シール装置14の外周面と軸受ハウジング13の内
周面との間の気密保持を図っている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の様に
構成され使用される、真空用多段磁性流体シール装置に
於いては、軸方向に亙って多段に設けられる磁性流体1
0、10同士の間の空間19、19に封入された空気が
膨張する事で、何れかの段に於いて磁性流体10がバー
ストする場合がある。
【0016】即ち、真空用多段磁性流体シール装置14
を構成する際には、上記各空間19、19内に空気が封
入される事が避けられないが、この空気が温度上昇に伴
なって膨張した場合、当該空間19を仕切っている磁性
流体10をバーストさせて、磁性流体10の飛沫を周囲
に飛散させてしまう。
【0017】特に、最も真空空間寄り(図13の右寄り
)の空間19a内に封入された空気の膨張に伴なって、
真空空間に対向した磁性流体10がバーストした場合、
この磁性流体10の飛沫が上記真空空間に飛散して、こ
の真空空間を汚染してしまう。
【0018】この様な不都合を解消する為の技術として
、特開昭59−126169号公報、同61−2369
71号公報には、図14に示す様に、真空空間寄りの空
間19aを真空ポンプ28に通じさせる事で、この空間
19a内の空気を排出する技術が記載されている。空間
19a内が真空にされる結果、真空空間に対向した磁性
流体10がバーストする事はなくなるが、次に述べる理
由により、依然として磁性流体10の飛沫が真空空間に
飛散する可能性が残されている。
【0019】即ち、真空空間寄りの空間19a内の空気
を排出する事によって、この空間19a内の空気が膨張
する事は防止されるが、隣の空間19b内に封入された
空気の熱膨張により、両空間19a、19bを仕切って
いる磁性流体10がバーストし、上記空間19a内の圧
力が急激に上昇する恐れがある。そして、この急激な圧
力上昇に伴なって、上記空間19aを仕切る磁性流体1
0がバーストし、この磁性流体10が周囲に飛散して、
磁性流体10の飛沫が真空空間に飛散する恐れが生じる
【0020】本発明の真空用多段磁性流体シール装置は
、上述の様な不都合を解消するものである。
【0021】
【課題を解決する為の手段】本発明の真空用多段磁性流
体シール装置は、前述した従来の真空用多段磁性流体シ
ール装置と同様に、円筒状の周面を有する磁性材製の第
一部材と、この第一部材と同心に設けられ、上記第一部
材に対して相対的に回転する第二部材と、この第二部材
の周面と上記第一部材の周面との間の円筒状の空間内に
挿入自在な大きさを有する円輪状に形成され、軸方向に
亙って着磁された永久磁石と、上記円筒状の空間内に挿
入自在な大きさを有する円輪状に形成され、上記永久磁
石の側面に固着されたポールピースと、このポールピー
スの周縁と上記第一部材の周面との間に、軸方向複数個
所に於いて、上記永久磁石の磁力により保持された磁性
流体とから成り、軸方向一方の側を真空空間に対向させ
た状態で使用される。
【0022】更に、本発明の真空用多段磁性流体シール
装置に於いては、上記真空空間側端部に、上記円筒状の
空間を塞ぐ少なくとも1個の固体シール材を設けると共
に、この固体シール材により上記真空空間と隔てられた
空間部分を真空にした事を特徴としている。
【0023】
【作用】上述の様に構成される、本発明の真空用多段磁
性流体シール装置の場合、固体シール材により上記真空
空間と隔てられた空間部分を真空にした事により、この
空間部分と真空空間との間の圧力差が殆どなくなり、上
記固体シール材によっても、上記空間部分と真空空間と
の間のシール性保持を確実に図れる。
【0024】より真空空間から離れた空間内の空気が膨
張する事で、この空間を仕切る磁性流体がバーストし、
上記空間部分の圧力が上昇した場合でも、真空空間に対
向する固体シール材が破ける事はない為、磁性流体の飛
沫が真空空間に迄達する事はない。
【0025】
【実施例】図1〜2は本発明の第一実施例を示している
。円筒状の周面を有する磁性材製の第一部材である軸2
の外側には、第二部材であるハウジング1が設けられて
いる。そして、1対の転がり軸受21、21により上記
軸2を、上記ハウジング1の内側に回転自在に支持して
いる。
【0026】この軸2の外周面5と上記ハウジング1の
内周面4との間の円筒状の空間6内には、磁性流体シー
ル装置本体3、3aを複数個(図示の例では3個)、互
いの間に非磁性材製の間座20、20を挟持した状態で
、互いに直列に設けている。各磁性流体シール装置本体
3、3aはそれぞれ、軸方向(図1の左右方向)に亙っ
て着磁された円輪状の永久磁石7、7を、磁性材により
円輪状に造られた1対のポールピース8、9によりサン
ドイッチ状に挟持し、各ポールピース8、9の内周縁と
軸2の外周面5との間に磁性流体10、10を、上記永
久磁石7、7の磁力によって保持する事により構成され
ている。
【0027】又、最も真空空間側端部(図1の右端部)
に設けた、磁性流体シール装置本体3aと転がり軸受2
1との間には保持環22を、間座23、23を介して固
定しており、この保持環22内周面の係止溝24に、固
体シール材であるOリング25を装着している。そして
、このOリング25の内周縁を上記軸2の外周面5に摺
接させる事により、ハウジング1の内周面4と軸2の外
周面5との間の円筒状の空間6を塞いでいる。
【0028】更に、上記真空空間側端部の磁性流体シー
ル装置本体3aと保持環22との間の空間26は、間座
23に形成した吸気通路27を介して、真空ポンプ28
の吸気口に通じさせる事により、この空間26内を真空
にしている。
【0029】上述の様に構成される、本発明の真空用多
段磁性流体シール装置の場合、Oリング25によって上
記真空空間と隔てられた空間26部分を真空にした事に
より、この空間26部分と真空空間との間の圧力差が殆
どなくなり、上記Oリング25によっても、上記空間2
6部分と真空空間との間のシール性保持を確実に図れる
【0030】より真空空間から離れた空間19内の空気
が膨張する事で、この空間19を仕切る磁性流体10が
バーストし、上記空間26部分の圧力が上昇した場合で
も、真空空間に対向するOリング25が破ける事はない
為、磁性流体10の飛沫が真空空間に迄達する事はない
。上記バーストに伴なって空間26内に進入した空気や
磁性流体10の飛沫は、短時間後に、真空ポンプ28に
よって排出される。
【0031】尚、回転部分のシール装置にOリング25
等の固体シール材を使用すると、この固体シール材と回
転部材との摩擦により摩耗粉の発生が予想されるが、本
発明がその対象としている様な真空用シール装置の場合
には、回転部材の回転速度が一般的な防塵シール(例え
ば、回転数が3600r.p.m.程度)に比べて低い
(例えば、回転数が100r.p.m.程度)為、摩耗
粉の発生は殆どないか、あっても実用上無視出来る程度
である。
【0032】即ち、真空シール装置の場合には、固体シ
ール材の摩耗粉の発生を防止する事よりも、磁性流体の
飛散による真空空間内の汚染を防止する事の方が、遥か
に重要となる。この為、本発明は真空用多段磁性流体シ
ール装置は有効である。従って本発明の真空用多段磁性
流体シール装置は、100r.p.m.程度迄の回転部
分に使用する事が好ましい。
【0033】次に、図2は本発明の第二実施例を示して
いる。前述の第一実施例が、磁性流体10、10を多段
に亙って保持する為、複数の磁性流体シール装置本体3
、3aを設けていたのに対して、本実施例の場合には、
永久磁石7の両側に設けた厚肉のポールピース29、2
9の内周縁に、それぞれ複数の突条30、30を形成す
ると共に、各突条30、30の内周縁と軸2の外周面5
との間に、それぞれ磁性流体10、10を保持している
【0034】又、各ポールピース29、29の外周面と
ハウジング1(図1参照)の内周面との間の気密保持は
、Oリング31、31により保持する様にしている。 その他の構成及び作用は、前述の第一実施例の場合と同
様である。
【0035】次に、図3は本発明の第三実施例を示して
いる。本実施例の場合、一部のポールピース9a、9a
の内周縁を二股に形成する事で、各ポールピース9a、
9aの内周縁と軸2の外周面5との間に磁性流体10、
10を、2段に亙って保持している。その他の構成及び
作用は、前述の第一〜第二実施例と同様である。
【0036】次に、図4は本発明の第四実施例を示して
いる。本実施例の場合、保持環22の内周面に2本の係
止溝24、24を形成し、各係止溝24、24に、それ
ぞれOリング25、25を保持している。又、保持環2
2の側面外周縁部に、その全周に亙って形成した庇部3
2とハウジング1の内周面4とを、接着剤により、或は
ビーム溶接により、気密に接合している。その他の構成
及び作用は、前述の第一〜第三実施例と同様である。
【0037】次に、図5は本発明の第五実施例を示して
いる。本実施例の場合、軸2の外周面5の係止溝33に
装着したOリング25を、ハウジング1の内周面4に固
定の中間リング34の内周面に摺接させている。中間リ
ング34外周面とハウジング1内周面との間の気密は、
Oリング35により保持している。その他の構成及び作
用は、前述の第一〜第三実施例と同様である。
【0038】次に、図6は本発明の第六実施例を示して
いる。本実施例の場合、保持環22の内周面に2本の係
止溝24、24を形成し、各係止溝24、24に、それ
ぞれOリング25、25を保持すると共に、両Oリング
25、25の間部分に、真空ポンプに通じる吸気通路2
7を開口させている。その他の構成及び作用は、前述の
第四実施例の場合と同様である。
【0039】次に、図7は本発明の第七実施例を示して
いる。本実施例の場合、1対のOリング25、25に挟
まれた空間26だけでなく、真空空間とは逆隣の空間1
9aも真空ポンプに通じさせて、この空間19a内の気
体が上記空間26内に進入し難くしている。その他の構
成及び作用は、前述の第六実施例と同様である。
【0040】次に、図8は本発明の第八実施例を示して
いる。本実施例の場合、ハウジング1の内周面4に固定
した円輪板36の側面と、軸2の外周面5に固定した円
輪板37の側面との間に、Oリング25を装着している
。その他の構成及び作用は、前述の第一〜第三実施例の
場合と同様である。
【0041】次に、図9は本発明の第九実施例を示して
いる。本実施例の場合、係止溝24を挟んで保持環22
の内径を、真空空間側(図9の右側)で大きく、空間2
6側で小さくしている。これによって、空間26内に磁
性流体の飛沫が飛散した場合でも、この飛沫がOリング
25に付着しにくくなる。その他の構成及び作用は、前
述の第一〜第三実施例と同様である。
【0042】次に、図10は本発明の第十実施例を示し
ている。本実施例の場合、空間26内にラビリンス板3
8を設けて、空間26内に磁性流体の飛沫が飛散した場
合でも、この飛沫がOリング25に付着しにくくしてい
る。その他の構成及び作用は、前述の第一〜第三実施例
と同様である。
【0043】次に、図11は本発明の第十一実施例を示
している。本実施例の場合、固体シール材として、円輪
状のシール材39を使用している。そして、このシール
材39の外周縁をハウジング1の内周面4に固定すると
共に、その内周縁を軸2の外周面5に摺接させている。 その他の構成及び作用は、前述の第一〜第三実施例の場
合と同様である。
【0044】尚、図示は省略したが、本発明は、図12
(B)に示す様な、ポールピースの外周縁側に磁性流体
を保持する構造の、真空用多段磁性流体シール装置にも
適用出来る事は、勿論である。
【0045】
【発明の効果】本発明の真空用多段磁性流体シール装置
は、以上に述べた通り構成され作用する為、磁性流体が
真空空間に飛散するのを確実に防止して、この真空空間
内の清浄度を保持出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例を示す半部断面図。
【図2】本発明の第二実施例を示す部分断面図。
【図3】本発明の第三実施例を示す部分断面図。
【図4】本発明の第四実施例を示す部分断面図。
【図5】本発明の第五実施例を示す部分断面図。
【図6】本発明の第六実施例を示す部分断面図。
【図7】本発明の第七実施例を示す部分断面図。
【図8】本発明の第八実施例を示す部分断面図。
【図9】本発明の第九実施例を示す部分断面図。
【図10】本発明の第十実施例を示す部分断面図。
【図11】本発明の第十一実施例を示す部分断面図。
【図12】磁性流体シール装置の基本的構造の2例を示
す断面図。
【図13】従来の真空用多段磁性流体シール装置の第1
例を示す断面図。
【図14】同第2例を示す、部分断面図。
【符号の説明】
1    ハウジング 2    軸 3、3a    磁性流体シール装置本体4    内
周面 5    外周面 6    空間 7    永久磁石 8、8a    ポールピース 9、9a    ポールピース 10    磁性流体 11    ケーシング 12    転がり軸受 13    軸受ハウジング 14    真空用多段磁性流体シール装置15   
 ポールピース 16    ポールピース 17    凹溝 18    Oリング 19、19a、19b    空間 20    間座 21    転がり軸受 22    保持環 23    間座 24    係止溝 25    Oリング 26    空間 27    吸気通路 28    真空ポンプ 29    ポールピース 30    突条 31    Oリング 32    庇部 33    係止溝 34    中間リング 35    Oリング 36、37    円輪板 38    ラビリンス板 39    シール材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  円筒状の周面を有する磁性材製の第一
    部材と、この第一部材と同心に設けられ、上記第一部材
    に対して相対的に回転する第二部材と、この第二部材の
    周面と上記第一部材の周面との間の円筒状の空間内に挿
    入自在な大きさを有する円輪状に形成され、軸方向に亙
    って着磁された永久磁石と、上記円筒状の空間内に挿入
    自在な大きさを有する円輪状に形成され、上記永久磁石
    の側面に固着されたポールピースと、このポールピース
    の周縁と上記第一部材の周面との間の軸方向複数個所に
    、上記永久磁石の磁力により保持された磁性流体とから
    成り、軸方向一方の側を真空空間に対向させた状態で使
    用される真空用多段磁性流体シール装置に於いて、上記
    真空空間側端部に、上記円筒状の空間を塞ぐ少なくとも
    1個の固体シール材を設けると共に、この固体シール材
    により上記真空空間と隔てられた空間部分を真空にした
    事を特徴とする真空用多段磁性流体シール装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101737497A (zh) * 2010-02-11 2010-06-16 北京交通大学 一种磁性液体与三斜口填料环组合式往复轴密封装置
JP2013083244A (ja) * 2011-09-28 2013-05-09 Denso Corp 流体ブレーキ装置及びバルブタイミング調整装置
CN103603954A (zh) * 2013-11-04 2014-02-26 北京卫星环境工程研究所 真空低温环境下大口径旋转动密封系统
CN103759015A (zh) * 2014-01-17 2014-04-30 北京交通大学 用于密封液体的微泵式上游泵送磁性液体密封装置
CN104763575A (zh) * 2015-02-04 2015-07-08 浙江大学 一种海流能发电系统叶轮主轴密封装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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