JP2568101Y2 - 半導体アナログスイッチ - Google Patents
半導体アナログスイッチInfo
- Publication number
- JP2568101Y2 JP2568101Y2 JP1989001856U JP185689U JP2568101Y2 JP 2568101 Y2 JP2568101 Y2 JP 2568101Y2 JP 1989001856 U JP1989001856 U JP 1989001856U JP 185689 U JP185689 U JP 185689U JP 2568101 Y2 JP2568101 Y2 JP 2568101Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mos
- channel
- analog switch
- semiconductor analog
- gate
- Prior art date
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- Electronic Switches (AREA)
- Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、マルチプレクサ回路のスイッチ回路や、音
響装置の音量調節器等に用いられる半導体アナログスイ
ッチに関する。
響装置の音量調節器等に用いられる半導体アナログスイ
ッチに関する。
(ロ)従来の技術 従来の半導体アナログスイッチは、第2図に示される
如く、N型半導体領域(1)内に形成されたP−MOS
(2)とPウエル(3)内に形成されたN−MOS(4)
とが並列接続され、各MOS(2)(4)のゲート電極
(5)(6)に合い反するレベルの制御信号CK及び*CK
を印加することによって制御される。
如く、N型半導体領域(1)内に形成されたP−MOS
(2)とPウエル(3)内に形成されたN−MOS(4)
とが並列接続され、各MOS(2)(4)のゲート電極
(5)(6)に合い反するレベルの制御信号CK及び*CK
を印加することによって制御される。
このP−MOS(2)とN−MOS(4)は、同一のチャン
ネル長Ln、Lpとチャンネル幅Wn、Wpで形成されている。
このような半導体アナログスイッチは、特開昭58−9423
2号公報に詳細に記載されている。
ネル長Ln、Lpとチャンネル幅Wn、Wpで形成されている。
このような半導体アナログスイッチは、特開昭58−9423
2号公報に詳細に記載されている。
ところが、半導体アナログスイッチのオン抵抗特性
は、チャンネル長とチャンネル幅の比W/Lによって決定
されるのであるが、P−MOSは、電子移動度がN−MOSに
比べて低いため、P−MOS(2)とN−MOS(4)のオン
抵抗が異なってしまった。
は、チャンネル長とチャンネル幅の比W/Lによって決定
されるのであるが、P−MOSは、電子移動度がN−MOSに
比べて低いため、P−MOS(2)とN−MOS(4)のオン
抵抗が異なってしまった。
そこで、第3図に示すごとく、P−MOSとN−MOSのオ
ン抵抗を等しくするために、P−MOS(7)のチャンネ
ル幅WpをN−MOS(8)のチャンネル幅Wnより長く形成
することが知られている。
ン抵抗を等しくするために、P−MOS(7)のチャンネ
ル幅WpをN−MOS(8)のチャンネル幅Wnより長く形成
することが知られている。
(ハ)考案が解決しようとする課題 しかしながら、第3図に示された半導体アナログスイ
ッチでは、オン抵抗特性を維持しながら設計面積を最小
とするには最適であるが、互いの面積が異なるために、
半導体アナログスイッチがオン及びオフするときに、切
り替えノイズが信号ラインに発生してしまう欠点があっ
た。
ッチでは、オン抵抗特性を維持しながら設計面積を最小
とするには最適であるが、互いの面積が異なるために、
半導体アナログスイッチがオン及びオフするときに、切
り替えノイズが信号ラインに発生してしまう欠点があっ
た。
即ち、P−MOS(7)のゲートとチャンネル間の容量
がN−MOS(8)のゲートとチャンネル間の容量より大
きいため、第4図(a)の如く、半導体アナログスイッ
チの入出力が中点電位にバイアスされている場合、P−
MOS(7)に充電される電荷量は、N−MOS(8)の電荷
量より多くなる。この時、各々のゲート電極の電圧が反
転すると、第4図(b)の如く、電荷がP−MOS(7)
とN−MOS(8)の間で移動する。ところが、P−MOS
(7)とN−MOS(8)に充電された電荷がことなるた
め、余った電荷が信号の入出力に流れだし、これがノイ
ズとなっていた。
がN−MOS(8)のゲートとチャンネル間の容量より大
きいため、第4図(a)の如く、半導体アナログスイッ
チの入出力が中点電位にバイアスされている場合、P−
MOS(7)に充電される電荷量は、N−MOS(8)の電荷
量より多くなる。この時、各々のゲート電極の電圧が反
転すると、第4図(b)の如く、電荷がP−MOS(7)
とN−MOS(8)の間で移動する。ところが、P−MOS
(7)とN−MOS(8)に充電された電荷がことなるた
め、余った電荷が信号の入出力に流れだし、これがノイ
ズとなっていた。
(ニ)課題を解決するための手段 本考案は、上述した点に鑑みて創作されたものであ
り、PチャンネルMOSトランジスタとNチャンネルの各
々のチャンネル幅とチャンネル長を互いに異ならしめる
と共にPチャンネルMOSトランジスタとNチャンネルの
各々のゲート面積を等しくするものであり、更に、Pチ
ャンネルMOSトランジスタとNチャンネルのオン抵抗を
等しくすることにより、容量の差によるノイズの発生を
防止するものである。
り、PチャンネルMOSトランジスタとNチャンネルの各
々のチャンネル幅とチャンネル長を互いに異ならしめる
と共にPチャンネルMOSトランジスタとNチャンネルの
各々のゲート面積を等しくするものであり、更に、Pチ
ャンネルMOSトランジスタとNチャンネルのオン抵抗を
等しくすることにより、容量の差によるノイズの発生を
防止するものである。
(ホ)作用 上述の手段によれば、P−MOSトランジスタのサイズ
を、N−MOSトランジスタのオン抵抗と等しくなるよう
にして、チャンネル長とチャンネル幅を拡大し、ゲート
面積を等しくするので、互いのゲート容量が等しくな
り、半導体アナログスイッチのオン及びオフ時に余った
電化が信号ラインに流れ込むことがなくなり、ノイズの
発生が防止できる。
を、N−MOSトランジスタのオン抵抗と等しくなるよう
にして、チャンネル長とチャンネル幅を拡大し、ゲート
面積を等しくするので、互いのゲート容量が等しくな
り、半導体アナログスイッチのオン及びオフ時に余った
電化が信号ラインに流れ込むことがなくなり、ノイズの
発生が防止できる。
(ヘ)実施例 第1図は、本考案の実施例を示す平面図である。N−
MOS(9)は、N型半導体(10)のPウエル 内(11)に形成され、そのチャンネル長Lnは、従来のチ
ャンネル長より長く、また、チャンネル幅Wnは、短く形
成されている。一方、P−MOS(12)は、N型半導体(1
0)内に形成され、そのチャンネル長Lpは、N−MOS
(9)のチャンネル長Lnより短く、チャンネル幅Wpは、
N−MOS(9)のチャンネル幅Wnより長く形成される。
この時、各MOS(9)(12)のW/Lによって決定されるオ
ン抵抗は、NチャンネルとPチャンネルの電子移動度を
考えて、互いに等しくなり、また、各々のゲート面積、
Wn×LnとWp×Lpも、等しくなるように設計される。
MOS(9)は、N型半導体(10)のPウエル 内(11)に形成され、そのチャンネル長Lnは、従来のチ
ャンネル長より長く、また、チャンネル幅Wnは、短く形
成されている。一方、P−MOS(12)は、N型半導体(1
0)内に形成され、そのチャンネル長Lpは、N−MOS
(9)のチャンネル長Lnより短く、チャンネル幅Wpは、
N−MOS(9)のチャンネル幅Wnより長く形成される。
この時、各MOS(9)(12)のW/Lによって決定されるオ
ン抵抗は、NチャンネルとPチャンネルの電子移動度を
考えて、互いに等しくなり、また、各々のゲート面積、
Wn×LnとWp×Lpも、等しくなるように設計される。
即ち、一般に、各MOS(9)(12)のオン抵抗は、各
々、Lp/μpCoWp(VG−VT)及びLn/μnCoWn(VG−VT)で
表されるので、まず、これらのオン抵抗を等しくするた
めには、下式(1)を満足さればよい。
々、Lp/μpCoWp(VG−VT)及びLn/μnCoWn(VG−VT)で
表されるので、まず、これらのオン抵抗を等しくするた
めには、下式(1)を満足さればよい。
Wn/Ln=(μp/μn)Wp/Lp……(1) 尚、μp,μnは移動度、Coは単位面積当たりの絶縁体
容量、VGはゲート電圧、VTはしきい値電圧である。
容量、VGはゲート電圧、VTはしきい値電圧である。
更に、各MOS(9)(12)のゲート面積を等しくする
ためには、下式(2)を満足さればよい。
ためには、下式(2)を満足さればよい。
Wn×Ln=Wp×Lp……(2) つまり、(1)式と(2)式を共に満足するように、
各MOSのチャンネル長及びチャンネル幅を決定すればよ
い。そして、(2)式を満足することによって、N−MO
S(9)のゲート容量とP−MOS(12)のゲート容量が等
しくなっている。
各MOSのチャンネル長及びチャンネル幅を決定すればよ
い。そして、(2)式を満足することによって、N−MO
S(9)のゲート容量とP−MOS(12)のゲート容量が等
しくなっている。
また、P−MOS(9)のソース(ドレイン)とN−MOS
(12)のソース(ドレイン)の各々は、互いに接続さ
れ、入力信号端子(13)と出力端子(14)に接続され
る。さらに、P−MOS(9)とN−MOS(12)のゲート電
極(15)(16)には、合い異なるレベルの制御信号CK、
*CKが印加される。
(12)のソース(ドレイン)の各々は、互いに接続さ
れ、入力信号端子(13)と出力端子(14)に接続され
る。さらに、P−MOS(9)とN−MOS(12)のゲート電
極(15)(16)には、合い異なるレベルの制御信号CK、
*CKが印加される。
第1図に示された半導体スイッチにおいて、第4図
(a)の如く、入力端子(13)と出力端子(14)に中間
電圧が印加されているとき、P−MOS(9)とN−MOS
(12)のゲート容量に各々蓄積された電荷は、等しくな
る。従って、ゲート電極に印加された制御信号が反転し
た場合には、P−MOS(9)とN−MOS(12)の電荷がそ
っくり入れ替わり、信号ラインには流れ出さないのであ
る。
(a)の如く、入力端子(13)と出力端子(14)に中間
電圧が印加されているとき、P−MOS(9)とN−MOS
(12)のゲート容量に各々蓄積された電荷は、等しくな
る。従って、ゲート電極に印加された制御信号が反転し
た場合には、P−MOS(9)とN−MOS(12)の電荷がそ
っくり入れ替わり、信号ラインには流れ出さないのであ
る。
(ト)考案の効果 上述の如く、本考案によれば、半導体アナログスイッ
チのオン抵抗特性を悪化させることなく、ノイズの発生
を防止できるので、高品質化が図れる利点がある。特
に、音響機器の音量調節器やデジタル機器のマルチプレ
クサに利用した場合の効果は大となる。
チのオン抵抗特性を悪化させることなく、ノイズの発生
を防止できるので、高品質化が図れる利点がある。特
に、音響機器の音量調節器やデジタル機器のマルチプレ
クサに利用した場合の効果は大となる。
第1図は本考案の実施例を示す平面図、第2図及び第3
図は、従来技術を示す平面図、第4図(a)(b)は、
第3図に示されたアナログスイッチの動作を示す図であ
る。 (9)…P−MOS、(10)…N型半導体、(11)…Pウ
エル、(12)…N−MOS、(13)…入力端子、(14)…
出力端子、(15)(16)…ゲート電極
図は、従来技術を示す平面図、第4図(a)(b)は、
第3図に示されたアナログスイッチの動作を示す図であ
る。 (9)…P−MOS、(10)…N型半導体、(11)…Pウ
エル、(12)…N−MOS、(13)…入力端子、(14)…
出力端子、(15)(16)…ゲート電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 蓑輪 健彦 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−117318(JP,A) 特開 平1−175410(JP,A) 特開 昭59−94923(JP,A) 実開 平2−28141(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】PチャンネルMOSトランジスタとNチャン
ネルMOSトランジスタとが並列接続され、各々が合い反
するレベルの信号によって制御される半導体アナログス
イッチにおいて、前記PチャンネルMOSトランジスタと
NチャンネルMOSトランジスタの各々のチャンネル幅と
チャンネル長を互いに異ならしめ、前記PチャンネルMO
SトランジスタとNチャンネルMOSトランジスタの各々の
ゲート面積を等しくすると共に、前記PチャンネルMOS
トランジスタとNチャンネルMOSトランジスタの各々の
オン抵抗を等しくすることを特徴とする半導体アナログ
スイッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989001856U JP2568101Y2 (ja) | 1989-01-11 | 1989-01-11 | 半導体アナログスイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989001856U JP2568101Y2 (ja) | 1989-01-11 | 1989-01-11 | 半導体アナログスイッチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0293839U JPH0293839U (ja) | 1990-07-25 |
JP2568101Y2 true JP2568101Y2 (ja) | 1998-04-08 |
Family
ID=31202109
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989001856U Expired - Lifetime JP2568101Y2 (ja) | 1989-01-11 | 1989-01-11 | 半導体アナログスイッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2568101Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6215337B1 (en) * | 1999-01-12 | 2001-04-10 | Qualcomm Incorporated | Linear sampling switch |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59117318A (ja) * | 1982-12-24 | 1984-07-06 | Hitachi Ltd | 半導体スイツチング回路 |
JPH0228141U (ja) * | 1988-08-11 | 1990-02-23 |
-
1989
- 1989-01-11 JP JP1989001856U patent/JP2568101Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0293839U (ja) | 1990-07-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |