JPH0116178Y2 - - Google Patents

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JPH0116178Y2
JPH0116178Y2 JP11385179U JP11385179U JPH0116178Y2 JP H0116178 Y2 JPH0116178 Y2 JP H0116178Y2 JP 11385179 U JP11385179 U JP 11385179U JP 11385179 U JP11385179 U JP 11385179U JP H0116178 Y2 JPH0116178 Y2 JP H0116178Y2
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voltage
transistor
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fet
memory transistor
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はメモリトランジスタを用いてなる全く
新規な定電圧回路を提案したものである。
第5図はMOS(金属酸化物半導体)型のFET
(電界効果トランジスタ)を用いたインバータ回
路を略示している。斯かるインバータ回路におい
てはドライバトランジスタ51が導通し始める電
圧は公知の如くそのしきい値電圧に依存する。一
方、負荷用トランジスタ52のゲインフアクタ
β52とドライバトランジスタ51のゲインフアク
タβ51との比β51/β52を大とすることにより、入力
電圧(ドライバトランジスタ51のゲート端子5
3への印加電圧)の変化に対する出力電圧(ドラ
イバトランジスタ51のドレイン端子54に現れ
る電圧)のレベル変化が極めて鋭くなる。
本考案は上述した2つの現象に着目してなされ
たものであつて、絶縁膜、又はフローテイングゲ
ートに蓄積された電荷によつてしきい値電圧が変
化することを利用して不揮発性のメモリ素子とし
て用いられるMIS(金属絶縁物半導体)・FET、
即ち所謂メモリトランジスタをドライバトランジ
スタとして用いたインバータ回路の如き構成を備
えることにより、所望の定電圧を得ることができ
るようにした定電圧回路を提供することを目的と
する。以下本考案をNMOSの実施例を示す図面
に基づいて具体的に説明する。
第1図及び第2図はいずれも本考案に係る定電
圧回路(以下本案回路という)を示しており、第
1図はメモリトランジスタ11に対する書込時、
換言すれば出力端子T0から得る定電圧のレベル
をセツトする際の状態を、また第2図はその使用
の際の状態を夫々表している。
図において11はメモリトランジスタ、即ち
MIS・FETよりなるメモリ素子、12,14は
負荷用のトランジスタ(MOS型のFET)、13
はスイツチ用のトランジスタ(MOS型のFET)
である。トランジスタ11,13はエンハンスメ
ント型、トランジスタ12,14はデプレツシヨ
ン型である。これらのトランジスタは電源側端子
T1と接地電位との間にトランジスタ14,13,
12,11の順に縦続接続されており、そのドレ
インを電源側端子T1としたトランジスタ14の
ソース及びゲートは一括されてメモリトランジス
タ11のゲートに接続されている。トランジスタ
14のソースとトランジスタ13のドレインとの
ノードは出力端子T0としてある。トランジスタ
12のソース及びゲートは一括接続されている。
トランジスタ13のゲート端子T2は第1図の状
態ではオープンの状態にあるが、第2図の状態で
は電源側端子T1、即ちトランジスタ14のドレ
インに接続される。
トランジスタ14のゲインフアクタβ14とメモ
リトランジスタ11のゲインフアクタβ11との比
β11/β14は大きくしておくのが望ましい。また負
荷用のトランジスタ12は等価の抵抗を用いるこ
ととしてもよい。トランジスタ12はトランジス
タ13がオンしている場合のこの縦続接続回路の
電流Iを決定する。
このように構成された本案回路は、まず第1図
に示すように端子T2をオープン状態としておき、
端子T1に電圧VW′を印加する。端子T2、つまり
トランジスタ13のゲートはオープン状態にある
ので、トランジスタ13はオフしているから
VW′に近い値の書込電圧VWがメモリトランジス
タ11のゲートに加わることになる。
このようにトランジスタ13は書込時にメモリ
トランジスタ11のドレインに電圧がかからない
ようにするためのものであるので、容量の大きな
ものとしてこの縦続接続回路の電流がトランジス
タ13,14だけで決まらないようにしておく。
第3図はメモリトランジスタ11のしきい値電
圧Vthと書込電圧VWとの関係を略示するグラフで
あつて、メモリトランジスタはVWがある程度以
上の値になるとしきい値電圧Vthが書込電圧VW
追随して変化する性質を有している。また後述す
るように出力端子T0から得られた電圧VACはしき
い値電圧Vthにて定まるから、予め求めておいた
VAC,Vth,VW,VW′の関係に基づいて、所望の
VACを得るに必要とされる電圧VW′を選択してこ
れを端子T1に印加することとする。
メモリトランジスタ11に対する書込電圧VW
の印加によつてそのゲート絶縁膜中に電荷が捕獲
され、この電荷の極性、量によつてしきい値電圧
Vthが変化するのであるが、上記電荷の散逸時間
は極めて長くこのメモリトランジスタは公知の如
く不揮発性メモリ素子として機能することにな
る。従つて電圧VW′の印加を停止した後にもその
しきい値電圧はそのときの書込電圧VWにて定ま
る値を維持している。
ここにおいてVAは出力端子T0から得ようとす
る電圧VACより大であり、先に電圧VW′の印加に
よつて設定されたしきい値電圧Vthのメモリトラ
ンジスタ11を導通させるに足る値である。
さて、このようにしてメモリトランジスタ11
に対する書込を行つた後には第2図に示す如く端
子T1,T2に適宜の電源電圧VAを印加する。そう
すると、出力端子T0からはメモリトランジスタ
11のしきい値電圧Vthにて定まる一定の電圧
VACが得られることになる。すなわちトランジス
タ13へのVA印加により該トランジスタ13は
導通するので、第2図の回路はトランジスタ1
1,12,14からなる回路と看做せ、更にトラ
ンジスタ12は単なる負荷抵抗であるから、実質
的にはトランジスタ14を負荷とし、メモリトラ
ンジスタ11をドライバとする第5図に示した如
きインバータと同様の回路と考えられる。第4図
は印加電圧VAと回路電流Iとの関係をしきい値
電圧Vthをパラメータとして表したグラフである
(図には4とおりのVthについて示している)。メ
モリトランジスタ11はそのゲートに印加される
電圧及びしきい値電圧Vthで定める電流が流れる。
そしてゲートに印加される電圧がしきい値電圧よ
り低い場合にはメモリトランジスタ11は導通し
ない。従つてこのゲートにトランジスタ14を介
して印加される電圧VAがメモリトランジスタ1
1のしきい値電圧Vthで定まる値より小さいとメ
モリトランジスタ11は導通しない。この値が臨
界値VACであり、後述するように出力端子T0の電
圧はこの臨界値VACに近い電圧となる。またメモ
リトランジスタ11が導通すると回路電流Iは印
加電圧VAの大きさに応じて大きくなるが、ここ
では前述したようにβ11/β14比を大としているの
で回路電流IはI軸と平行的に大きくなる。そし
てメモリトランジスタのしきい値電圧Vthが大き
い程これが導通を始める印加電圧VAの値、つま
りVACが大きくなる。従つて、本案回路は第4図
の如き特性を示すのである。
而して出力端子T0の出力電圧は次のようにし
てこの臨界値VACに漸近して一定となる。即ち、
VAC以上の電圧が印加されるとメモリトランジス
タ11がオンして瞬時的に電流が流れる。ところ
が出力端子T0の電圧、即ちメモリトランジスタ
11のゲートの電圧は VA−(トランジスタ14の負荷抵抗)×(回路電
流I)の式で表される様にドロツプする。このド
ロツプした電圧値が、メモリトランジスタ11の
Vthにて定める臨界値VAC以下であるとメモリト
ランジスタ11はオフすることになる。そうする
と再び出力端子T0の電圧、即ちメモリトランジ
スタ11のゲート電圧は印加電圧VAに接近しよ
うとする。
本案回路はこのような動作を繰返し、最終的に
出力端子T0の電圧はVACに落着き、爾後これを持
続する。
以上のようにして本案回路は定電圧回路として
動作する。また、メモリトランジスタ11に対す
る書込み、即ち端子T2をオープン状態にしての
端子T1への電圧VW′の印加条件によつてVACを所
望の値に選択することができるので、本考案によ
る場合は汎用性に富み、且つ必要に応じて出力電
圧を変更できる定電圧回路を実現することが可能
となる。
そして上記実施例の如くβ11/β14比を大として
おく場合は、電圧VAの印加により端子T0に急峻
な立上りが得られる。
なお、出力端子はトランジスタ12とメモリト
ランジスタ11のノード等、他のノードにするこ
とも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案回路の出力電圧設定時の状態を示
す回路図、第2図は定電圧動作を行わせている状
態の回路図、第3図はVWとVthの関係を示すグラ
フ、第4図はVthをパラメータとしてVAとIとの
関係を示すグラフ、第5図はインバータの回路図
である。 11……メモリトランジスタ、12,13,1
4……MOS型電界効果トランジスタ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 負荷用のFETと、スイツチ用のFETと、
    MIS・FETよりなるメモリ素子とを縦続接続し
    てあり、メモリ素子のゲートを負荷用のFETと
    スイツチ用のFETとの接続点に接続してあり、
    スイツチ用のFETを非導通とした状態でこの縦
    続接続回路に印加した電圧によつて支配されるメ
    モリ素子のしきい値電圧に関連する一定電圧を、
    縦続接続回路に所定電圧を印加した状態でスイツ
    チ用のFETを導通させて前記縦続接続回路中の
    任意の接続ノードから出力として得べくなしたこ
    とを特徴とする定電圧回路。
JP11385179U 1979-08-18 1979-08-18 Expired JPH0116178Y2 (ja)

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JP11385179U JPH0116178Y2 (ja) 1979-08-18 1979-08-18

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11385179U JPH0116178Y2 (ja) 1979-08-18 1979-08-18

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Publication Number Publication Date
JPS5632222U JPS5632222U (ja) 1981-03-30
JPH0116178Y2 true JPH0116178Y2 (ja) 1989-05-12

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US4444137A (en) * 1983-04-04 1984-04-24 The Singer Company Sewing machine needle clamp

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JPS5632222U (ja) 1981-03-30

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