JPH07154221A - 遅延回路 - Google Patents
遅延回路Info
- Publication number
- JPH07154221A JPH07154221A JP5317503A JP31750393A JPH07154221A JP H07154221 A JPH07154221 A JP H07154221A JP 5317503 A JP5317503 A JP 5317503A JP 31750393 A JP31750393 A JP 31750393A JP H07154221 A JPH07154221 A JP H07154221A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- capacitance
- delay circuit
- transmission line
- power supply
- signal transmission
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03K—PULSE TECHNIQUE
- H03K5/00—Manipulating of pulses not covered by one of the other main groups of this subclass
- H03K5/13—Arrangements having a single output and transforming input signals into pulses delivered at desired time intervals
- H03K5/133—Arrangements having a single output and transforming input signals into pulses delivered at desired time intervals using a chain of active delay devices
- H03K5/134—Arrangements having a single output and transforming input signals into pulses delivered at desired time intervals using a chain of active delay devices with field-effect transistors
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03K—PULSE TECHNIQUE
- H03K5/00—Manipulating of pulses not covered by one of the other main groups of this subclass
- H03K5/13—Arrangements having a single output and transforming input signals into pulses delivered at desired time intervals
- H03K5/133—Arrangements having a single output and transforming input signals into pulses delivered at desired time intervals using a chain of active delay devices
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03H—IMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
- H03H11/00—Networks using active elements
- H03H11/02—Multiple-port networks
- H03H11/26—Time-delay networks
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03K—PULSE TECHNIQUE
- H03K5/00—Manipulating of pulses not covered by one of the other main groups of this subclass
- H03K5/15—Arrangements in which pulses are delivered at different times at several outputs, i.e. pulse distributors
- H03K5/151—Arrangements in which pulses are delivered at different times at several outputs, i.e. pulse distributors with two complementary outputs
- H03K5/1515—Arrangements in which pulses are delivered at different times at several outputs, i.e. pulse distributors with two complementary outputs non-overlapping
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Nonlinear Science (AREA)
- Pulse Circuits (AREA)
- Networks Using Active Elements (AREA)
- Manipulation Of Pulses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】遅延時間の電源電圧依存性を低減したアナログ
遅延回路の提供。 【構成】容量と信号伝達線路から成る遅延回路におい
て、容量の一側の電極を固定電位に接続し、容量の他側
の電極と信号伝達線路との間にスイッチ手段を備え、ス
イッチ手段が電源の電圧値に応じて容量と信号伝達線路
との間の電気的な接続のオン/オフを制御する。
遅延回路の提供。 【構成】容量と信号伝達線路から成る遅延回路におい
て、容量の一側の電極を固定電位に接続し、容量の他側
の電極と信号伝達線路との間にスイッチ手段を備え、ス
イッチ手段が電源の電圧値に応じて容量と信号伝達線路
との間の電気的な接続のオン/オフを制御する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は遅延回路に関し、特に遅
延時間の変動を低減した遅延回路に関する。
延時間の変動を低減した遅延回路に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル回路において、任意の信号の
遅延信号(ディレイ信号)を得る場合、厳密な精度を要
求しない場合には、容量の充放電時間を利用した遅延回
路(「アナログディレイ回路」という)が多用される。
遅延信号(ディレイ信号)を得る場合、厳密な精度を要
求しない場合には、容量の充放電時間を利用した遅延回
路(「アナログディレイ回路」という)が多用される。
【0003】従来のアナログディレイ回路は、例えば図
4に示すような回路で構成されている。同図に示すよう
に、入力信号401がインバータゲート403に入力さ
れ、インバータゲート403の出力は線路411に接続
されている。線路411には一側の電極が接地された容
量409の他側の電極と、インバータゲート404の入
力とが接続され、インバータゲート404の出力から所
望のディレイ信号である出力信号402が得られる。な
お、インバータゲート403は、電源端子と接地間に直
列に接続され、ゲートを入力に共通接続し、ドレインを
出力に共通接続したP型MOSトランジスタ412とN
型MOSトランジスタ413から構成されている。
4に示すような回路で構成されている。同図に示すよう
に、入力信号401がインバータゲート403に入力さ
れ、インバータゲート403の出力は線路411に接続
されている。線路411には一側の電極が接地された容
量409の他側の電極と、インバータゲート404の入
力とが接続され、インバータゲート404の出力から所
望のディレイ信号である出力信号402が得られる。な
お、インバータゲート403は、電源端子と接地間に直
列に接続され、ゲートを入力に共通接続し、ドレインを
出力に共通接続したP型MOSトランジスタ412とN
型MOSトランジスタ413から構成されている。
【0004】次に、図4のアナログディレイ回路の遅延
の動作原理を詳細に説明する。例えば、入力信号401
がローレベル(“L”と略記する)の時には、インバー
タゲート403を構成するP型MOSトランジスタ41
2がオン状態で、N型MOSトランジスタ413がオフ
状態となるため、線路411はハイレベル(“H”と略
記する)とされ、出力信号402は“L”となる。
の動作原理を詳細に説明する。例えば、入力信号401
がローレベル(“L”と略記する)の時には、インバー
タゲート403を構成するP型MOSトランジスタ41
2がオン状態で、N型MOSトランジスタ413がオフ
状態となるため、線路411はハイレベル(“H”と略
記する)とされ、出力信号402は“L”となる。
【0005】この時、線路411及び線路411に接続
された容量409には、電源側からオン状態のP型MO
Sトランジスタ412を介して電荷が充電され、線路4
11の電位はほぼ電源電位VDDとなっている。
された容量409には、電源側からオン状態のP型MO
Sトランジスタ412を介して電荷が充電され、線路4
11の電位はほぼ電源電位VDDとなっている。
【0006】入力信号401が“L”から“H”に変化
すると、P型MOSトランジスタ412がオフ状態へ、
N型MOSトランジスタ413がオン状態へと変化す
る。線路411及び線路411に接続された容量409
に蓄積された電荷はオン状態のN型MOSトランジスタ
413を介して放電され、線路411の電位はほぼ接地
電位まで下がり、出力信号402は“L”から“H”へ
変化する。
すると、P型MOSトランジスタ412がオフ状態へ、
N型MOSトランジスタ413がオン状態へと変化す
る。線路411及び線路411に接続された容量409
に蓄積された電荷はオン状態のN型MOSトランジスタ
413を介して放電され、線路411の電位はほぼ接地
電位まで下がり、出力信号402は“L”から“H”へ
変化する。
【0007】容量409に蓄積された電荷を放電するに
は、N型MOSトランジスタ413のオン抵抗値R、容
量409の容量値Cの積RC(時定数)に比例した時間
を要するため、遅延を生じる。その結果、入力信号40
1が、“L”から“H”へ変化した場合、出力信号40
2は、入力信号401に対して時定数RCに依存した遅
延時間をもって、“L”から“H”へ変化する。
は、N型MOSトランジスタ413のオン抵抗値R、容
量409の容量値Cの積RC(時定数)に比例した時間
を要するため、遅延を生じる。その結果、入力信号40
1が、“L”から“H”へ変化した場合、出力信号40
2は、入力信号401に対して時定数RCに依存した遅
延時間をもって、“L”から“H”へ変化する。
【0008】N型MOSトランジスタ413のオン抵抗
値Rは、トランジスタの製造上のパラメータ及び温度の
他に、ゲートに入力される電圧によって変化し、ゲート
に入力される電圧が低いと、オン抵抗値Rは大きくな
る。
値Rは、トランジスタの製造上のパラメータ及び温度の
他に、ゲートに入力される電圧によって変化し、ゲート
に入力される電圧が低いと、オン抵抗値Rは大きくな
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のアナロ
グディレイ回路では、MOSトランジスタのオン抵抗値
Rが入力ゲートに印加される電圧に依存するため、広い
許容電源電圧範囲をもつ回路においては、電源電圧の変
動に依存して遅延時間も大きく変動してしまうという問
題がある。
グディレイ回路では、MOSトランジスタのオン抵抗値
Rが入力ゲートに印加される電圧に依存するため、広い
許容電源電圧範囲をもつ回路においては、電源電圧の変
動に依存して遅延時間も大きく変動してしまうという問
題がある。
【0010】したがって、本発明は前記問題点を解消
し、アナログ遅延回路における遅延時間の電源電圧の依
存性を低減する遅延回路を提供することを目的とする。
し、アナログ遅延回路における遅延時間の電源電圧の依
存性を低減する遅延回路を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、容量と信号伝達線路から成る遅延回路におい
て、前記容量の一側の電極を固定電位に接続し、前記容
量の他側の電極と前記信号伝達線路との間にスイッチ手
段を設け、前記スイッチ手段が電源の電圧値に応じて前
記容量と前記信号伝達線路との間の電気的な接続をオン
/オフすることを特徴とする遅延回路を提供する。
本発明は、容量と信号伝達線路から成る遅延回路におい
て、前記容量の一側の電極を固定電位に接続し、前記容
量の他側の電極と前記信号伝達線路との間にスイッチ手
段を設け、前記スイッチ手段が電源の電圧値に応じて前
記容量と前記信号伝達線路との間の電気的な接続をオン
/オフすることを特徴とする遅延回路を提供する。
【0012】また、本発明は、別の視点において、容量
と信号伝達線路との間に接続されるスイッチ手段がN型
MOSトランジスタ又はP型MOSトランジスタから成
り、電源の電圧値が該MOSトランジスタのしきい値電
圧より下がると、容量を信号伝達線路から電気的に切り
離すことを特徴とする遅延回路を提供する。
と信号伝達線路との間に接続されるスイッチ手段がN型
MOSトランジスタ又はP型MOSトランジスタから成
り、電源の電圧値が該MOSトランジスタのしきい値電
圧より下がると、容量を信号伝達線路から電気的に切り
離すことを特徴とする遅延回路を提供する。
【0013】さらに、本発明は、さらに別の視点におい
て、容量と信号伝達線路から成る遅延回路において、前
記容量を複数備え、前記複数の容量の一側の各電極を固
定電位に接続し、前記複数容量の他側の各電極と前記信
号伝達線路との間にそれぞれN型MOSトランジスタを
一又は複数直列に接続し、前記N型MOSトランジスタ
のゲートはドレインと相互に接続し、電源の電圧値が容
量に直列に接続された1又は複数のN型MOSトランジ
スタのしきい値電圧の和より下がると、対応する容量を
前記伝達線路より電気的に切り離すことを特徴とする遅
延回路を提供する。
て、容量と信号伝達線路から成る遅延回路において、前
記容量を複数備え、前記複数の容量の一側の各電極を固
定電位に接続し、前記複数容量の他側の各電極と前記信
号伝達線路との間にそれぞれN型MOSトランジスタを
一又は複数直列に接続し、前記N型MOSトランジスタ
のゲートはドレインと相互に接続し、電源の電圧値が容
量に直列に接続された1又は複数のN型MOSトランジ
スタのしきい値電圧の和より下がると、対応する容量を
前記伝達線路より電気的に切り離すことを特徴とする遅
延回路を提供する。
【0014】
【作用】本発明の作用を以下に説明する。本発明は、上
記構成のもと、電源電圧が容量と信号伝達線路との間に
挿入されたMOSトランジスタのしきい値電圧よりも低
いときには、該MOSトランジスタをオフ状態として容
量を信号伝達線路から電気的に切り離すことにより、線
路の時定数を定める容量値を減少させ、電源電位が下が
りMOSトランジスタのゲート入力電圧が低下してオン
抵抗値Rが増大した場合でも遅延時間の変動は抑止され
る。
記構成のもと、電源電圧が容量と信号伝達線路との間に
挿入されたMOSトランジスタのしきい値電圧よりも低
いときには、該MOSトランジスタをオフ状態として容
量を信号伝達線路から電気的に切り離すことにより、線
路の時定数を定める容量値を減少させ、電源電位が下が
りMOSトランジスタのゲート入力電圧が低下してオン
抵抗値Rが増大した場合でも遅延時間の変動は抑止され
る。
【0015】逆に、電源電圧が容量と信号伝達線路の間
に挿入されたMOSトランジスタのしきい値電圧よりも
高いときには、該MOSトランジスタをオン状態とする
ことにより、容量を信号伝達線路に電気的に接続し、電
源電圧の上昇に伴いMOSトランジスタのゲート入力電
圧は上昇しオン抵抗値Rは減少するが、線路の時定数を
定める容量値が増大し、電源電圧の上昇に伴うオン抵抗
値Rの減少による時定数の減少が回避され、遅延時間の
変動が抑止される。
に挿入されたMOSトランジスタのしきい値電圧よりも
高いときには、該MOSトランジスタをオン状態とする
ことにより、容量を信号伝達線路に電気的に接続し、電
源電圧の上昇に伴いMOSトランジスタのゲート入力電
圧は上昇しオン抵抗値Rは減少するが、線路の時定数を
定める容量値が増大し、電源電圧の上昇に伴うオン抵抗
値Rの減少による時定数の減少が回避され、遅延時間の
変動が抑止される。
【0016】また、本発明の遅延回路においては、容量
を複数備え、電源の電圧値とMOSトランジスタのしき
い値電圧の所定倍との大小により、信号伝達線路に接続
される容量を選択することにより、電源電圧の変化に伴
う線路の時定数の変動を回避し、遅延時間の変動を大幅
に低減している。
を複数備え、電源の電圧値とMOSトランジスタのしき
い値電圧の所定倍との大小により、信号伝達線路に接続
される容量を選択することにより、電源電圧の変化に伴
う線路の時定数の変動を回避し、遅延時間の変動を大幅
に低減している。
【0017】
【実施例】図面を参照して、本発明を実施例に即して以
下に説明する。まず、本発明に係る遅延回路が実装され
る回路の一例としてクロック発生回路を説明する。図1
(A)は本発明に係る遅延回路を備えた2相クロック生
成回路である。
下に説明する。まず、本発明に係る遅延回路が実装され
る回路の一例としてクロック発生回路を説明する。図1
(A)は本発明に係る遅延回路を備えた2相クロック生
成回路である。
【0018】同図に示すように、2つの入力信号10
1,102は2入力ANDゲート106,107の一方
の入力端子にそれぞれ入力され、2入力ANDゲート1
06の他方の入力端子には2入力ANDゲート107の
出力がインバータ108及び遅延回路105を介して入
力され、2入力ANDゲート106の出力は出力103
に接続されると共に、インバータ109及び遅延回路1
05を介して2入力ANDゲート107の他方の入力端
子に接続されている。2相クロック等の多相クロック信
号はマイクロコンピュータの内部クロックとして多用さ
れる。
1,102は2入力ANDゲート106,107の一方
の入力端子にそれぞれ入力され、2入力ANDゲート1
06の他方の入力端子には2入力ANDゲート107の
出力がインバータ108及び遅延回路105を介して入
力され、2入力ANDゲート106の出力は出力103
に接続されると共に、インバータ109及び遅延回路1
05を介して2入力ANDゲート107の他方の入力端
子に接続されている。2相クロック等の多相クロック信
号はマイクロコンピュータの内部クロックとして多用さ
れる。
【0019】図1(B)のタイミングチャートを参照し
て、2相クロック生成回路の動作を説明する。同図に示
すように、この2相クロック生成回路は、論理が互いに
反転関係にある2つの入力信号101,102からアク
ティブレベルのタイミングが重ならないような2相クロ
ック信号103,104を生成する。
て、2相クロック生成回路の動作を説明する。同図に示
すように、この2相クロック生成回路は、論理が互いに
反転関係にある2つの入力信号101,102からアク
ティブレベルのタイミングが重ならないような2相クロ
ック信号103,104を生成する。
【0020】図1(A)の回路において、遅延回路10
5を用い、この遅延回路105の遅延時間分だけクロッ
ク信号をマスクすることにより、2相クロック信号の出
力において、図1(B)の符号110で示すようなイン
アクティブタイミングを発生させている。
5を用い、この遅延回路105の遅延時間分だけクロッ
ク信号をマスクすることにより、2相クロック信号の出
力において、図1(B)の符号110で示すようなイン
アクティブタイミングを発生させている。
【0021】マイクロコンピュータを高速に動作させる
ためには、マイクロコンピュータが誤動作しない範囲
で、このインアクティブタイミングを極力短くすること
が好ましい。
ためには、マイクロコンピュータが誤動作しない範囲
で、このインアクティブタイミングを極力短くすること
が好ましい。
【0022】
【実施例1】図2は、本発明に係る遅延回路の一実施例
を示す回路図である。
を示す回路図である。
【0023】図2に示すように、入力201はインバー
タゲート203、線路212、インバータゲート204
を介して出力202に接続され、線路212と接地端子
間には、容量209、及び容量210がそれぞれN型M
OSトランジスタ205、及びN型MOSトランジスタ
206,207と共に直列に接続されている。N型MO
Sトランジスタ205,206,207のゲートとドレ
インは互いに接続されている。
タゲート203、線路212、インバータゲート204
を介して出力202に接続され、線路212と接地端子
間には、容量209、及び容量210がそれぞれN型M
OSトランジスタ205、及びN型MOSトランジスタ
206,207と共に直列に接続されている。N型MO
Sトランジスタ205,206,207のゲートとドレ
インは互いに接続されている。
【0024】また、入力201と容量209,210と
の間にはP型MOSトランジスタ208,211がそれ
ぞれ接続されている。すなわち、P型MOSトランジス
タ208,211のゲートには共に入力201が接続さ
れ、ドレインには容量209,210がそれぞれ接続さ
れ、ソースは共に電源端子に接続されている。なお図2
のインバータゲート203は、図4に示すインバータゲ
ート403と同様にP型及びN型MOSトランジスタか
ら成る相補型MOSインバータである。
の間にはP型MOSトランジスタ208,211がそれ
ぞれ接続されている。すなわち、P型MOSトランジス
タ208,211のゲートには共に入力201が接続さ
れ、ドレインには容量209,210がそれぞれ接続さ
れ、ソースは共に電源端子に接続されている。なお図2
のインバータゲート203は、図4に示すインバータゲ
ート403と同様にP型及びN型MOSトランジスタか
ら成る相補型MOSインバータである。
【0025】本実施例に係る遅延回路の動作を以下に説
明する。まず、電源電圧VDDがN型MOSトランジス
タ205,206,207のしきい値電圧Vtの2倍よ
り十分高い場合の動作を説明する。
明する。まず、電源電圧VDDがN型MOSトランジス
タ205,206,207のしきい値電圧Vtの2倍よ
り十分高い場合の動作を説明する。
【0026】入力信号201がローレベルのとき、イン
バータゲート203の出力はハイレベルとなり、N型M
OSトランジスタ205,206,207はいずれもオ
フ状態となる。なお、以下の説明において、ハイレベル
が電源電圧VDDの変化に依存して変化する電位である
こと明確化するため「VDDレベル」といい、これに対
応してローレベルを「GNDレベル」という。
バータゲート203の出力はハイレベルとなり、N型M
OSトランジスタ205,206,207はいずれもオ
フ状態となる。なお、以下の説明において、ハイレベル
が電源電圧VDDの変化に依存して変化する電位である
こと明確化するため「VDDレベル」といい、これに対
応してローレベルを「GNDレベル」という。
【0027】このとき、P型MOSトランジスタ20
8,211は共にオン状態となり、容量209,210
を充電する。また、出力202はGNDレベルである。
8,211は共にオン状態となり、容量209,210
を充電する。また、出力202はGNDレベルである。
【0028】ここで、入力信号201がVDDレベルに
変化すると、P型MOSトランジスタ208,211は
共にオフ状態となり、また、インバータゲート203の
出力はVDDレベルからGNDレベルへと変化する。そ
してインバータゲート203の出力に接続された線路2
12がGNDレベルへと変化する際、線路212に接続
されたN型MOSトランジスタ205とN型MOSトラ
ンジスタ206,207のゲート−ソース間電圧はいず
れもしきい値電圧Vt以上となり、これらのN型MOS
トランジスタはオン状態となる。
変化すると、P型MOSトランジスタ208,211は
共にオフ状態となり、また、インバータゲート203の
出力はVDDレベルからGNDレベルへと変化する。そ
してインバータゲート203の出力に接続された線路2
12がGNDレベルへと変化する際、線路212に接続
されたN型MOSトランジスタ205とN型MOSトラ
ンジスタ206,207のゲート−ソース間電圧はいず
れもしきい値電圧Vt以上となり、これらのN型MOS
トランジスタはオン状態となる。
【0029】インバータゲート203の出力のGNDレ
ベルへの遷移において、容量209、及び容量210に
蓄えられた電荷が、オン状態となったN型MOSトラン
ジスタ205及びN型MOSトランジスタ206,20
7を導通しインバータゲート203の不図示のN型MO
Sトランジスタを通して放電されるため、線路212は
緩やかにGNDレベルに落ちることになる。
ベルへの遷移において、容量209、及び容量210に
蓄えられた電荷が、オン状態となったN型MOSトラン
ジスタ205及びN型MOSトランジスタ206,20
7を導通しインバータゲート203の不図示のN型MO
Sトランジスタを通して放電されるため、線路212は
緩やかにGNDレベルに落ちることになる。
【0030】線路212がGNDレベルとなると、出力
202はVDDレベルに反転する。すなわち、出力20
2は容量209,210の電荷の放電時間分の遅延を生
じたことになる。
202はVDDレベルに反転する。すなわち、出力20
2は容量209,210の電荷の放電時間分の遅延を生
じたことになる。
【0031】次に、電源電圧VDDがN型MOSトラン
ジスタ205,206,207のしきい値電圧Vtより
やや高い場合の動作を説明する。入力信号201がGN
Dレベルのとき、インバータゲート203の出力はVD
Dレベルとなり、N型MOSトランジスタ205,20
6,207はいずれもオフ状態となる。またP型MOS
トランジスタ208,211は共にオン状態となり、容
量209,210を充電する。この時、出力202はG
NDレベルである。
ジスタ205,206,207のしきい値電圧Vtより
やや高い場合の動作を説明する。入力信号201がGN
Dレベルのとき、インバータゲート203の出力はVD
Dレベルとなり、N型MOSトランジスタ205,20
6,207はいずれもオフ状態となる。またP型MOS
トランジスタ208,211は共にオン状態となり、容
量209,210を充電する。この時、出力202はG
NDレベルである。
【0032】ここで、入力信号201がGNDレベルか
らVDDレベルに変化すると、P型MOSトランジスタ
208,211は共にオフ状態となり、また、インバー
タゲート203の出力はGNDレベルに遷移する。
らVDDレベルに変化すると、P型MOSトランジスタ
208,211は共にオフ状態となり、また、インバー
タゲート203の出力はGNDレベルに遷移する。
【0033】インバータゲート203の出力のGNDレ
ベルへの遷移において、容量209に蓄えられた電荷
が、オン状態となったN型MOSトランジスタ205を
導通しインバータゲート203を構成する不図示のN型
MOSトランジスタを通して放電されるため、インバー
タゲート203の出力に接続される線路212は緩やか
にGNDレベルに落ちる。線路212がGNDレベルと
なると、出力202はVDDレベルに反転する。すなわ
ち、出力202は容量209の電荷の放電時間分の遅延
を生じたことになる。
ベルへの遷移において、容量209に蓄えられた電荷
が、オン状態となったN型MOSトランジスタ205を
導通しインバータゲート203を構成する不図示のN型
MOSトランジスタを通して放電されるため、インバー
タゲート203の出力に接続される線路212は緩やか
にGNDレベルに落ちる。線路212がGNDレベルと
なると、出力202はVDDレベルに反転する。すなわ
ち、出力202は容量209の電荷の放電時間分の遅延
を生じたことになる。
【0034】この場合、電源電圧VDDがN型MOSト
ランジスタ205,206,207のしきい値電圧Vt
の2倍より十分に高いときと異なり、N型MOSトラン
ジスタ206,207はオン状態とならないため、容量
210は線路212から切り離された状態にある。
ランジスタ205,206,207のしきい値電圧Vt
の2倍より十分に高いときと異なり、N型MOSトラン
ジスタ206,207はオン状態とならないため、容量
210は線路212から切り離された状態にある。
【0035】さらに、電源電圧VDDが下がり、N型M
OSトランジスタ205,206,207のしきい値電
圧Vt以下となると、これらのN型MOSトランジスタ
はいずれもオフ状態となる。したがって、容量209,
210はいずれも線路212から電気的に切り離された
状態とされる。この場合、インバータゲート203の出
力信号の立ち下がりの遅延時間を定める時定数RCの容
量値Cには、容量209,210の容量値は含まれず、
線路212の寄生容量等のみとなる。
OSトランジスタ205,206,207のしきい値電
圧Vt以下となると、これらのN型MOSトランジスタ
はいずれもオフ状態となる。したがって、容量209,
210はいずれも線路212から電気的に切り離された
状態とされる。この場合、インバータゲート203の出
力信号の立ち下がりの遅延時間を定める時定数RCの容
量値Cには、容量209,210の容量値は含まれず、
線路212の寄生容量等のみとなる。
【0036】本実施例に係る遅延回路では、インバータ
ゲート203を構成するN型MOSトランジスタを介し
て容量209,210の電荷を放電させている。前述し
た通り、MOSトランジスタのオン抵抗は、ゲートに入
力される電圧が低いと大きくなるため、電源電圧VDD
の低下に伴い放電時間が増大するが、本実施例に係る遅
延回路においては、電源電圧VDDが低下するに伴い、
順次容量を線路212から電気的に切り離していくた
め、放電時間の変化を小さく抑えることができ、遅延時
間の電源電圧に依存した変動を低減している。
ゲート203を構成するN型MOSトランジスタを介し
て容量209,210の電荷を放電させている。前述し
た通り、MOSトランジスタのオン抵抗は、ゲートに入
力される電圧が低いと大きくなるため、電源電圧VDD
の低下に伴い放電時間が増大するが、本実施例に係る遅
延回路においては、電源電圧VDDが低下するに伴い、
順次容量を線路212から電気的に切り離していくた
め、放電時間の変化を小さく抑えることができ、遅延時
間の電源電圧に依存した変動を低減している。
【0037】なお、図2において、容量209,210
と入力210の間にそれぞれP型MOSトランジスタ2
08と211が設けられているが、これらを1個のP型
MOSトランジスタ(例えば208)のみとし、容量2
09,210をそのドレインに共通に接続してもよい。
と入力210の間にそれぞれP型MOSトランジスタ2
08と211が設けられているが、これらを1個のP型
MOSトランジスタ(例えば208)のみとし、容量2
09,210をそのドレインに共通に接続してもよい。
【0038】
【実施例2】次に本発明の別の実施例を説明する。容量
値を細かく調整する必要がない場合には、本発明の遅延
回路は、図3に示すように、容量309とN型MOSト
ランジスタ305という簡単な回路で構成できる。同図
に示すように、信号伝達線路310と容量309の間に
はN型MOSトランジスタ305が接続され、N型MO
Sトランジスタ305のゲートは電源端子に接続されて
いる。電源電圧VDDがN型MOSトランジスタ305
のしきい値電圧Vtよりも低いときには、該MOSトラ
ンジスタ305はオフ状態となり、容量309は線路3
10から電気的に切り離される。
値を細かく調整する必要がない場合には、本発明の遅延
回路は、図3に示すように、容量309とN型MOSト
ランジスタ305という簡単な回路で構成できる。同図
に示すように、信号伝達線路310と容量309の間に
はN型MOSトランジスタ305が接続され、N型MO
Sトランジスタ305のゲートは電源端子に接続されて
いる。電源電圧VDDがN型MOSトランジスタ305
のしきい値電圧Vtよりも低いときには、該MOSトラ
ンジスタ305はオフ状態となり、容量309は線路3
10から電気的に切り離される。
【0039】
【実施例3】さらに図5を参照して、本発明の別の実施
例を説明する。図5に示すように、本実施例は前記第2
の実施例のN型MOSトランジスタ305をP型MOS
トランジスタ505で置き換えたものであり、P型MO
Sトランジスタ505のゲートは接地端子に接続されて
いる。電源電圧VDDがP型MOSトランジスタ505
のしきい値電圧Vtよりも低いときには、該MOSトラ
ンジスタ505はオフ状態となり、容量509は線路5
10から電気的に切り離される。
例を説明する。図5に示すように、本実施例は前記第2
の実施例のN型MOSトランジスタ305をP型MOS
トランジスタ505で置き換えたものであり、P型MO
Sトランジスタ505のゲートは接地端子に接続されて
いる。電源電圧VDDがP型MOSトランジスタ505
のしきい値電圧Vtよりも低いときには、該MOSトラ
ンジスタ505はオフ状態となり、容量509は線路5
10から電気的に切り離される。
【0040】上記実施例において、所定の製造プロセス
から成るMOSトランジスタのモデルを用いて回路シミ
ュレーションした結果では、電源電圧5Vと1.8Vの
遅延時間の変化が、従来の遅延回路では33nS(ナノ
秒)であったのに対し、本発明の遅延回路では23nS
に低減されている。すなわち、本発明の遅延回路によれ
ば、電源電圧5Vから1.8Vへの変化による遅延時間
の変動は、従来の遅延回路における変動と比べ30%前
後も改善したことになる。
から成るMOSトランジスタのモデルを用いて回路シミ
ュレーションした結果では、電源電圧5Vと1.8Vの
遅延時間の変化が、従来の遅延回路では33nS(ナノ
秒)であったのに対し、本発明の遅延回路では23nS
に低減されている。すなわち、本発明の遅延回路によれ
ば、電源電圧5Vから1.8Vへの変化による遅延時間
の変動は、従来の遅延回路における変動と比べ30%前
後も改善したことになる。
【0041】以上、本発明を上記実施例について説明し
たが、本発明はこれらの実施例の構成のみに限定される
ものでなく、本発明の原理に準ずる各種実施態様を含ん
でいる。例えば、前記第1の実施例では、容量は容量2
09,210の2つの構成としたが、本発明は、2個以
上の容量を備え、容量と線路との間に2個以上のN型M
OSトランジスタを直列に接続し、電源電圧VDDの電
位レベルに応じて遅延時間の微調整を行ない得るように
した構成も含んでいる。
たが、本発明はこれらの実施例の構成のみに限定される
ものでなく、本発明の原理に準ずる各種実施態様を含ん
でいる。例えば、前記第1の実施例では、容量は容量2
09,210の2つの構成としたが、本発明は、2個以
上の容量を備え、容量と線路との間に2個以上のN型M
OSトランジスタを直列に接続し、電源電圧VDDの電
位レベルに応じて遅延時間の微調整を行ない得るように
した構成も含んでいる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の遅延回路
は、電源電圧に応じて信号伝達線路に接続される容量値
が変化するという構成としたため、遅延時間の電源電圧
依存性を大幅に改善している。ある製造条件を使って製
造されたMOSトランジスタのモデルを用い回路シミュ
レーションした結果では、電源電圧5Vと1.8Vの遅
延時間の変化が、従来の遅延回路では33nSであった
のに対し、本発明の遅延回路では23nSになり、本発
明は遅延時間の変動を約30%も改善している。
は、電源電圧に応じて信号伝達線路に接続される容量値
が変化するという構成としたため、遅延時間の電源電圧
依存性を大幅に改善している。ある製造条件を使って製
造されたMOSトランジスタのモデルを用い回路シミュ
レーションした結果では、電源電圧5Vと1.8Vの遅
延時間の変化が、従来の遅延回路では33nSであった
のに対し、本発明の遅延回路では23nSになり、本発
明は遅延時間の変動を約30%も改善している。
【0043】また、本発明によれば、容量を複数個設
け、これらの容量と信号伝達線路との間に1又は複数の
MOSトランジスタを備え、電源電圧に応じて容量を信
号伝達線路から切り離すように制御することによって、
時定数を定める容量を細かく調整することが可能とさ
れ、電源電圧の変化に伴う遅延時間の変動を大幅に低減
している。
け、これらの容量と信号伝達線路との間に1又は複数の
MOSトランジスタを備え、電源電圧に応じて容量を信
号伝達線路から切り離すように制御することによって、
時定数を定める容量を細かく調整することが可能とさ
れ、電源電圧の変化に伴う遅延時間の変動を大幅に低減
している。
【0044】さらに、本発明によれば、容量と信号伝達
線路との間に1個のMOSトランジスタを備え、電源電
圧がしきい値電圧より低い場合に、該MOSトランジス
タをオフ状態として容量を切り離す構成により、容量の
微調整が不要な遅延回路において、簡易な構成により、
電源電圧変動に依存した遅延時間の変動を抑えることが
できる。
線路との間に1個のMOSトランジスタを備え、電源電
圧がしきい値電圧より低い場合に、該MOSトランジス
タをオフ状態として容量を切り離す構成により、容量の
微調整が不要な遅延回路において、簡易な構成により、
電源電圧変動に依存した遅延時間の変動を抑えることが
できる。
【図1】(A)本発明に係る遅延回路を用いた2相クロ
ック生成回路の回路図である。 (B)2相クロック生成回路のタイミングチャートであ
る。
ック生成回路の回路図である。 (B)2相クロック生成回路のタイミングチャートであ
る。
【図2】本発明に係る遅延回路の一実施例の構成を示す
回路図である。
回路図である。
【図3】本発明に係る遅延回路の別の実施例の構成を示
す回路図である。
す回路図である。
【図4】従来の遅延回路の回路図である。
【図5】本発明に係る遅延回路の更に別の実施例の構成
を示す回路図である。
を示す回路図である。
101 入力A 102 入力B 103 出力A 104 出力B 105 遅延回路 110 遅延時間 201 入力 202 出力 203,204 インバータゲート 205,206,207 N型MOSトランジスタ 208,211,505 P型MOSトランジスタ 209,210 容量 212 線路 301,401,501 入力 302,402,502 出力 303,304,403,404,503,504 イ
ンバータゲート 305 N型MOSトランジスタ 309,409,509 容量 310,411,510 線路 412 P型MOSトランジスタ 413 N型MOSトランジス
ンバータゲート 305 N型MOSトランジスタ 309,409,509 容量 310,411,510 線路 412 P型MOSトランジスタ 413 N型MOSトランジス
Claims (7)
- 【請求項1】容量と信号伝達線路から成る遅延回路にお
いて、前記容量の一側の電極を固定電位に接続し、前記
容量の他側の電極と前記信号伝達線路との間にスイッチ
手段を備え、前記スイッチ手段が電源の電圧値に応じて
前記容量と前記信号伝達線路との間の電気的な接続のオ
ン/オフを制御することを特徴とする遅延回路。 - 【請求項2】前記スイッチ手段が1又は複数のMOSト
ランジスタから成り、前記電源の電圧値と前記1又は複
数のMOSトランジスタのしきい値電圧の和との大小に
従い前記容量と前記信号伝達線路との間の電気的な接続
をオン又はオフすることを特徴とする請求項1記載の遅
延回路。 - 【請求項3】容量と信号伝達線路から成る遅延回路にお
いて、前記容量の一側の電極を固定電位に接続し、前記
容量の他側の電極と前記信号伝達線路との間にN型MO
Sトランジスタを備え、該N型MOSトランジスタのゲ
ートは電源端子に接続され、前記電源の電圧値が前記N
型MOSトランジスタのしきい値電圧より下がると、前
記容量を前記信号伝達線路から電気的に切り離すことを
特徴とする遅延回路。 - 【請求項4】容量と信号伝達線路から成る遅延回路にお
いて、前記容量の一側の電極を固定電位に接続し、前記
容量の他側の電極と前記信号伝達線路との間にP型MO
Sトランジスタを備え、該P型MOSトランジスタのゲ
ートは電源端子に接続され、前記電源の電圧値が前記P
型MOSトランジスタのしきい値電圧より下がると、前
記容量を前記信号伝達線路から電気的に切り離すことを
特徴とする遅延回路。 - 【請求項5】容量と信号伝達線路から成る遅延回路にお
いて、前記容量を複数備え、前記複数の容量の一側の各
電極を固定電位に接続し、前記複数容量の他側の各電極
と前記信号伝達線路との間にそれぞれN型MOSトラン
ジスタを一又は複数直列に接続し、前記N型MOSトラ
ンジスタのゲートはドレインと相互に接続し、電源の電
圧値が容量に直列に接続された1又は複数のN型MOS
トランジスタのしきい値電圧の和より下がると、対応す
る容量を前記伝達線路より電気的に切り離すことを特徴
とする遅延回路。 - 【請求項6】入力端子にゲートを接続しドレインを前記
複数の容量の他側の各電極に接続しソースを電源端子に
接続したP型MOSトランジスタを備え、入力端子に低
レベルが印加されたときに、前記複数の容量を充電する
ことを特徴とする請求項5記載の遅延回路。 - 【請求項7】前記信号伝達線路が入力端と出力端にそれ
ぞれインバータゲートを備えた請求項1,3,4,5の
いずれか一に記載の遅延回路。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5317503A JPH07154221A (ja) | 1993-11-25 | 1993-11-25 | 遅延回路 |
DE69426619T DE69426619T2 (de) | 1993-11-25 | 1994-11-15 | Verzögerungsschaltung mit einem Kondensator und einem Transistor |
EP94118042A EP0655834B1 (en) | 1993-11-25 | 1994-11-15 | Delay circuit using capacitor and transistor |
KR1019940031040A KR0158006B1 (ko) | 1993-11-25 | 1994-11-24 | 캐패시터와 트랜지스터를 사용하는 지연 회로 |
US08/680,975 US5767719A (en) | 1993-11-25 | 1996-07-16 | Delay circuit using capacitor and transistor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5317503A JPH07154221A (ja) | 1993-11-25 | 1993-11-25 | 遅延回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07154221A true JPH07154221A (ja) | 1995-06-16 |
Family
ID=18088962
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5317503A Pending JPH07154221A (ja) | 1993-11-25 | 1993-11-25 | 遅延回路 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5767719A (ja) |
EP (1) | EP0655834B1 (ja) |
JP (1) | JPH07154221A (ja) |
KR (1) | KR0158006B1 (ja) |
DE (1) | DE69426619T2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6404258B2 (en) | 2000-05-26 | 2002-06-11 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Delay circuit having low operating environment dependency |
JP2004364313A (ja) * | 2003-06-04 | 2004-12-24 | Samsung Electronics Co Ltd | 遅延回路 |
Families Citing this family (28)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR0150160B1 (ko) * | 1995-07-19 | 1998-10-15 | 김광호 | 버스라인의 로딩보상회로를 구비하는 반도체장치 |
US5748542A (en) * | 1996-12-13 | 1998-05-05 | Micron Technology, Inc. | Circuit and method for providing a substantially constant time delay over a range of supply voltages |
US5940608A (en) | 1997-02-11 | 1999-08-17 | Micron Technology, Inc. | Method and apparatus for generating an internal clock signal that is synchronized to an external clock signal |
US5946244A (en) | 1997-03-05 | 1999-08-31 | Micron Technology, Inc. | Delay-locked loop with binary-coupled capacitor |
US6173432B1 (en) | 1997-06-20 | 2001-01-09 | Micron Technology, Inc. | Method and apparatus for generating a sequence of clock signals |
US5920221A (en) * | 1997-07-14 | 1999-07-06 | Vanguard International Semiconductor Corporation | RC delay circuit for integrated circuits |
US6269451B1 (en) | 1998-02-27 | 2001-07-31 | Micron Technology, Inc. | Method and apparatus for adjusting data timing by delaying clock signal |
US6338127B1 (en) | 1998-08-28 | 2002-01-08 | Micron Technology, Inc. | Method and apparatus for resynchronizing a plurality of clock signals used to latch respective digital signals, and memory device using same |
US6349399B1 (en) | 1998-09-03 | 2002-02-19 | Micron Technology, Inc. | Method and apparatus for generating expect data from a captured bit pattern, and memory device using same |
US6430696B1 (en) | 1998-11-30 | 2002-08-06 | Micron Technology, Inc. | Method and apparatus for high speed data capture utilizing bit-to-bit timing correction, and memory device using same |
US6374360B1 (en) | 1998-12-11 | 2002-04-16 | Micron Technology, Inc. | Method and apparatus for bit-to-bit timing correction of a high speed memory bus |
US6470060B1 (en) | 1999-03-01 | 2002-10-22 | Micron Technology, Inc. | Method and apparatus for generating a phase dependent control signal |
JP4425367B2 (ja) * | 1999-03-15 | 2010-03-03 | 株式会社アドバンテスト | 遅延デバイス |
US6307417B1 (en) | 1999-08-24 | 2001-10-23 | Robert J. Proebsting | Integrated circuit output buffers having reduced power consumption requirements and methods of operating same |
US6549042B2 (en) | 2000-06-23 | 2003-04-15 | Integrated Device Technology, Inc. | Complementary data line driver circuits with conditional charge recycling capability that may be used in random access and content addressable memory devices and method of operating same |
US6323712B1 (en) * | 2000-06-26 | 2001-11-27 | Etron Technology, Inc. | Delay circuit with voltage compensation |
CA2313286A1 (en) * | 2000-06-30 | 2001-12-30 | Mosaid Technologies Incorporated | Digital delay element |
US6801989B2 (en) | 2001-06-28 | 2004-10-05 | Micron Technology, Inc. | Method and system for adjusting the timing offset between a clock signal and respective digital signals transmitted along with that clock signal, and memory device and computer system using same |
US6501307B1 (en) * | 2001-11-12 | 2002-12-31 | Pericom Semiconductor Corp. | Spread-spectrum clock buffer/driver that modulates clock period by switching loads |
KR100521360B1 (ko) * | 2002-04-12 | 2005-10-12 | 삼성전자주식회사 | 전원 전압에 가변되지 않는 지연 회로 및 이를 포함하는반도체 메모리 장치 |
KR100506063B1 (ko) * | 2002-12-21 | 2005-08-05 | 주식회사 하이닉스반도체 | 셋업/홀드 타임 제어 장치 |
US7019576B1 (en) * | 2003-03-24 | 2006-03-28 | Cypress Semiconductor Corporation | Delay circuit that scales with clock cycle time |
US7168027B2 (en) | 2003-06-12 | 2007-01-23 | Micron Technology, Inc. | Dynamic synchronization of data capture on an optical or other high speed communications link |
US8166215B2 (en) * | 2005-12-28 | 2012-04-24 | Intel Corporation | Method to control delay between lanes |
US7705600B1 (en) | 2006-02-13 | 2010-04-27 | Cypress Semiconductor Corporation | Voltage stress testing of core blocks and regulator transistors |
JP2010273186A (ja) * | 2009-05-22 | 2010-12-02 | Renesas Electronics Corp | 遅延回路 |
US8432210B2 (en) * | 2010-11-02 | 2013-04-30 | Lsi Corporation | Fine-grained clock skew tuning in an integrated circuit |
JP2021129255A (ja) * | 2020-02-17 | 2021-09-02 | ミツミ電機株式会社 | パルス信号送信回路 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02254809A (ja) * | 1989-03-28 | 1990-10-15 | Mitsubishi Electric Corp | 遅延回路 |
Family Cites Families (21)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS575432A (en) * | 1980-06-13 | 1982-01-12 | Nec Corp | Delay time variable type logical gate circuit |
JPS60130917A (ja) * | 1983-12-19 | 1985-07-12 | Toshiba Corp | Mos形半導体遅延回路 |
JPS61117915A (ja) * | 1984-11-13 | 1986-06-05 | Fujitsu Ltd | 遅延回路 |
US4701714A (en) * | 1986-03-31 | 1987-10-20 | Tektronix, Inc. | Tunable delay line |
JPS6374211A (ja) * | 1986-09-17 | 1988-04-04 | Fujitsu Ltd | 遅延回路 |
KR970000560B1 (ko) * | 1986-10-01 | 1997-01-13 | 아오이 죠이치 | 반도체집적회로 |
US4821003A (en) * | 1987-01-19 | 1989-04-11 | Elmec Corporation | Electromagnetic variable delay line with linear compensation |
JPS63266920A (ja) * | 1987-04-23 | 1988-11-04 | Rohm Co Ltd | 遅延回路 |
US5101117A (en) * | 1988-02-17 | 1992-03-31 | Mips Computer Systems | Variable delay line phase-locked loop circuit synchronization system |
US5068553A (en) * | 1988-10-31 | 1991-11-26 | Texas Instruments Incorporated | Delay stage with reduced Vdd dependence |
US5012142A (en) * | 1989-07-28 | 1991-04-30 | At&T Bell Laboratories | Differential controlled delay elements and skew correcting detector for delay-locked loops and the like |
JPH03219719A (ja) * | 1990-01-24 | 1991-09-27 | Mitsubishi Electric Corp | 遅延回路及びそれを用いた半導体装置 |
US5051630A (en) * | 1990-03-12 | 1991-09-24 | Tektronix, Inc. | Accurate delay generator having a compensation feature for power supply voltage and semiconductor process variations |
JPH04258017A (ja) * | 1991-02-12 | 1992-09-14 | Fujitsu Ltd | ディレイ回路 |
KR940005004B1 (ko) * | 1991-03-21 | 1994-06-09 | 삼성전자 주식회사 | 신호지연회로 |
US5287025A (en) * | 1991-04-23 | 1994-02-15 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Timing control circuit |
DE4131783C1 (ja) * | 1991-09-24 | 1993-02-04 | Siemens Ag, 8000 Muenchen, De | |
JPH05206805A (ja) * | 1992-01-27 | 1993-08-13 | Olympus Optical Co Ltd | 遅延回路 |
JP3550404B2 (ja) * | 1992-09-10 | 2004-08-04 | 株式会社日立製作所 | 可変遅延回路及び可変遅延回路を用いたクロック信号供給装置 |
US5352945A (en) * | 1993-03-18 | 1994-10-04 | Micron Semiconductor, Inc. | Voltage compensating delay element |
US5537070A (en) * | 1994-10-14 | 1996-07-16 | Texas Instruments Incorporated | Output driver with slew rate control |
-
1993
- 1993-11-25 JP JP5317503A patent/JPH07154221A/ja active Pending
-
1994
- 1994-11-15 DE DE69426619T patent/DE69426619T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1994-11-15 EP EP94118042A patent/EP0655834B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1994-11-24 KR KR1019940031040A patent/KR0158006B1/ko not_active IP Right Cessation
-
1996
- 1996-07-16 US US08/680,975 patent/US5767719A/en not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02254809A (ja) * | 1989-03-28 | 1990-10-15 | Mitsubishi Electric Corp | 遅延回路 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6404258B2 (en) | 2000-05-26 | 2002-06-11 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Delay circuit having low operating environment dependency |
JP2004364313A (ja) * | 2003-06-04 | 2004-12-24 | Samsung Electronics Co Ltd | 遅延回路 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0655834B1 (en) | 2001-01-24 |
KR0158006B1 (ko) | 1999-03-20 |
US5767719A (en) | 1998-06-16 |
EP0655834A1 (en) | 1995-05-31 |
DE69426619D1 (de) | 2001-03-01 |
KR950015989A (ko) | 1995-06-17 |
DE69426619T2 (de) | 2001-08-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH07154221A (ja) | 遅延回路 | |
US5151620A (en) | CMOS input buffer with low power consumption | |
US20060028253A1 (en) | Power-on reset circuit | |
US6980194B2 (en) | Amplitude conversion circuit for converting signal amplitude | |
KR20010088371A (ko) | 지연 회로 | |
US20180375428A1 (en) | Negative charge pump circuit | |
JPH08294267A (ja) | 昇圧回路 | |
JPH06216733A (ja) | 電子スイッチのドライバ回路 | |
JPH11163647A (ja) | スイッチトキャパシタ回路 | |
JPH0254698B2 (ja) | ||
KR20030072527A (ko) | 직류-직류 컨버터의 발진기 | |
JP2874613B2 (ja) | アナログ遅延回路 | |
JPH0234022A (ja) | パルス出力回路 | |
US11683010B2 (en) | Oscillation circuit | |
US11799455B2 (en) | Relaxation oscillating circuit | |
JP2006092483A (ja) | スイッチトキャパシタ回路 | |
JPH0317244B2 (ja) | ||
JPH0548389A (ja) | スイツチトキヤパシタ回路 | |
KR900000486B1 (ko) | 씨모오스 시간 지연회로 | |
US20050258877A1 (en) | Waveform shaping circuit | |
JP3124730B2 (ja) | チョッパコンパレータ回路 | |
KR100253346B1 (ko) | 지연회로 | |
JP2812269B2 (ja) | 昇圧回路 | |
JPS6320189Y2 (ja) | ||
CN111313879A (zh) | 一种延时电路 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19960827 |