JPH11163647A - スイッチトキャパシタ回路 - Google Patents

スイッチトキャパシタ回路

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JPH11163647A
JPH11163647A JP32329297A JP32329297A JPH11163647A JP H11163647 A JPH11163647 A JP H11163647A JP 32329297 A JP32329297 A JP 32329297A JP 32329297 A JP32329297 A JP 32329297A JP H11163647 A JPH11163647 A JP H11163647A
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JP
Japan
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voltage
mos transistor
switch
substrate
switched capacitor
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JP32329297A
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English (en)
Inventor
Mitsuru Takahashi
充 高橋
Takeshi Shiotani
武司 塩谷
Hiroaki Tanaka
裕章 田中
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】低消費電力化を図るために低電源電圧化を行っ
た際に、リーク電流の増大を防止して高精度な動作が可
能なスイッチトキャパシタ回路を提供する。 【解決手段】各スイッチ5〜8を構成するNMOSトラ
ンジスタにおいて、各基板電圧制御端子52,62,7
2,82の制御電圧を増大させると、しきい値電圧が減
少する。PMOSトランジスタにおいて、各基板電圧制
御端子53,63,73,83に印加する制御電圧を減
少させると、しきい値電圧が増大する。積分器11にお
いて、各スイッチ5〜8のオフ時には、しきい値電圧の
絶対値が大きくなるように基板電圧を制御するとリーク
電流が低減して積分精度が向上し、各スイッチ5〜8の
オン時には、しきい値電圧の絶対値が小さくなるように
基板電圧を制御すると、電源電圧が低い場合でもトラン
ジスタを確実にオンさせることが可能になるため、電源
電圧を低減して低消費電力化を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスイッチトキャパシ
タ回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、MOS構造のキャパシタの充
放電を、MOSトランジスタによって構成されたスイッ
チによって制御することにより、積分器,加算器,アナ
ログフィルタ,A/D変換器,D/A変換器,発振器な
どの各種アナログ回路を実現するスイッチトキャパシタ
回路が広く利用されている(武部 他著「スイッチトキ
ャパシタ回路」発行:現代工学社 参照)。
【0003】図12に、従来のスイッチトキャパシタ積
分器101の回路構成を示す。スイッチトキャパシタ積
分器101は、積分器の入力端子1,演算増幅器2,積
分容量3,サンプリング容量4,スイッチ5〜8,基準
電圧入力端子9,積分器の出力端子10から構成されて
いる。
【0004】入力端子1と演算増幅器2の反転入力端子
との間には、スイッチ5,サンプリング容量4,スイッ
チ8がこの順番で直列に接続されている。スイッチ5と
サンプリング容量4の間のノードAと基準電圧入力端子
9との間にはスイッチ6が接続され、サンプリング容量
4とスイッチ8との間のノードBと基準電圧入力端子9
との間にはスイッチ7が接続され、基準電圧入力端子9
と演算増幅器2の非反転入力端子とは接続されている。
演算増幅器2の反転入力端子と出力端子10との間には
積分容量3が接続されている。
【0005】各スイッチ5〜8はCMOS構成のトラン
スミッションゲート(アナログスイッチ)から成り、各
スイッチ5〜8をそれぞれ構成する各NチャネルMOS
トランジスタには各ゲート端子50,60,70,80
が設けられ、各スイッチ5〜8をそれぞれ構成する各P
チャネルMOSトランジスタには各ゲート端子51,6
1,71,81が設けられている。
【0006】尚、各スイッチ5〜8を構成する各Nチャ
ネルMOSトランジスタの基板電圧は、グランド電圧
(=0V)に固定されている。また、各スイッチ5〜8
を構成する各PチャネルMOSトランジスタの基板電圧
は、電源電圧に固定されている。
【0007】各スイッチ5〜8のオン・オフは、自身を
構成するNチャネルMOSトランジスタおよびPチャネ
ルMOSトランジスタが同時にオン・オフすることによ
ってなされる。つまり、各ゲート端子50,60,7
0,80,51,61,71,81には、各スイッチ5
〜8をそれぞれ構成するNチャネルおよびPチャネルの
両MOSトランジスタが同時にオン・オフするような論
理レベルの制御信号が入力される。例えば、スイッチ5
をオンさせるには、ゲート端子50に論理レベル「1」
の制御信号を入力してNチャネルMOSトランジスタを
オンさせると共に、ゲート端子51に論理レベル「0」
の制御信号を入力してPチャネルMOSトランジスタを
オンさせる。
【0008】図13に、スイッチトキャパシタ積分器1
01の各スイッチ5〜8に入力される制御信号のタイミ
ングチャートを示す。各制御信号f1,f2は、互いの
論理レベルが「1」となる重複期間が存在せず、互いの
論理レベルが「0」となる非重複期間が存在する2相ク
ロックである。各制御信号バーf1,バーf2はそれぞ
れ、各制御信号f1,f2の論理レベルを反転させた2
相クロックである。
【0009】スイッチトキャパシタ積分器101を逆相
積分器として動作させるには、各スイッチ5,8を制御
信号f1,バーf1に従ってオン・オフさせ、各スイッ
チ6,7を制御信号f2,バーf2に従ってオン・オフ
させればよい。すなわち、各スイッチ5,8を構成する
NチャネルMOSトランジスタの各ゲート端子50,8
0に制御信号f1を入力し、各スイッチ5,8を構成す
るPチャネルMOSトランジスタの各ゲート端子51,
81に制御信号バーf1を入力し、各スイッチ6,7を
構成するNチャネルMOSトランジスタの各ゲート端子
60,70に制御信号f2を入力し、各スイッチ6,7
を構成するPチャネルMOSトランジスタの各ゲート端
子61,71に制御信号バーf2を入力する。
【0010】また、スイッチトキャパシタ積分器101
を正相積分器として動作させるには、各スイッチ5,7
を制御信号f1,バーf1に従ってオン・オフさせ、各
スイッチ6,8を制御信号f2,バーf2に従ってオン
・オフさせればよい。すなわち、各スイッチ5,7を構
成するNチャネルMOSトランジスタの各ゲート端子5
0,70に制御信号f1を入力し、各スイッチ5,7を
構成するPチャネルMOSトランジスタの各ゲート端子
51,71に制御信号バーf1を入力し、各スイッチ
6,8を構成するNチャネルMOSトランジスタの各ゲ
ート端子60,80に制御信号f2を入力し、各スイッ
チ6,8を構成するPチャネルMOSトランジスタの各
ゲート端子61,81に制御信号バーf2を入力する。
【0011】尚、スイッチトキャパシタ積分器101の
具体的な動作については、前掲書(「スイッチトキャパ
シタ回路」)に詳述されており公知であるため、説明を
省略する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】近年、電子機器に対す
る低消費電力化の要求がますます高まっており、スイッ
チトキャパシタ回路においても低消費電力化が求められ
ている。一般にMOSトランジスタによって構成される
論理回路の消費電力は電源電圧の2乗に比例して低減さ
れる。アナログ回路であるスイッチトキャパシタ回路に
おいても低電圧化は低消費電力化に大きな効果がある。
しかし、電源電圧を下げた場合、通常のしきい値電圧の
MOSトランジスタはオンしなくなってしまう。
【0013】例えば、スイッチトキャパシタ積分器10
1において、電源電圧が1Vで、NチャネルMOSトラ
ンジスタのしきい値電圧が+0.6V、PチャネルMO
Sトランジスタのしきい値電圧が−0.6Vの場合につ
いて考えてみる。尚、各MOSトランジスタのしきい値
電圧は、それぞれのソース電圧に対する値として表され
ている。つまり、NチャネルMOSトランジスタのソー
ス電圧はグランド電圧であるため、しきい値電圧の実際
の値は0.6V(=0+0.6)になる。また、Pチャネ
ルMOSトランジスタのソース電圧は電源電圧であるた
め、しきい値電圧の実際の値は0.4V(=1−0.6)
になる。
【0014】ところで、1Vの電源電圧は電池駆動の最
低電圧であり、スイッチトキャパシタ回路を電池駆動の
携帯電子機器に利用するには、1Vの電源電圧で正常動
作が可能であることが望ましい。ここで、スイッチ6を
構成するNチャネルMOSトランジスタに着目すると、
そのソース端子は基準電圧入力端子9に接続されている
ため、当該トランジスタのソース電圧は、スイッチトキ
ャパシタ積分器101の基準電圧と同じになる。スイッ
チトキャパシタ積分器101の基準電圧は、一般に、電
源電圧とグランド電圧との中間電圧に設定されているた
め、この場合は0.5Vになる。従って、当該トランジ
スタのゲート端子60に電源電圧と同じ1Vが入力され
ても、当該トランジスタのソース・ゲート間電圧は0.
5Vにしかならず、NチャネルMOSトランジスタのし
きい値電圧である0.6Vを上回ることができないた
め、当該トランジスタはオンしないことになる。
【0015】同様に、スイッチ6を構成するPチャネル
MOSトランジスタや、他のスイッチ6を構成するNチ
ャネルおよびPチャネルの各トランジスタについてもオ
ンしないことになる。この間題を回避するには、しきい
値電圧の絶対値が低いMOSトランジスタを用いればよ
く、例えば、電源電圧が1Vで、基準電圧が0.5Vの
場合、NチャネルMOSトランジスタのしきい値電圧を
+0.3Vにし、PチャネルMOSトランジスタのしき
い値電圧を−0.3Vにすればよい。
【0016】図14に、一般的なMOSトランジスタの
しきい値電圧とリーク電流の関係を示す。図14におい
て、横軸はMOSトランジスタのしきい値電圧の絶対値
であり、縦軸はしきい値電圧の絶対値が0.6Vのとき
のリーク電流値を1として正規化したリーク電流値であ
る。
【0017】しきい値電圧の絶対値が小さくなるとリー
ク電流は指数関数的に増加し、例えば、しきい値電圧の
絶対値を0.6Vから0.3Vに下げるとリーク電流は数
千倍にも増加する。このようにリーク電流が増加する
と、スイッチトキャパシタ積分器101における積分容
量3およびサンプリング容量4に蓄積された電荷が抜け
てしまい、スイッチトキャパシタ回路の原理である容量
間の電荷保存則が成立しなくなるため、出力端子10か
ら出力される積分結果の精度が低くなってしまう。
【0018】ここで、スイッチトキャパシタ積分器10
1を逆相積分器として動作させた場合におけるスイッチ
8のリーク電流を例にとって説明する。尚、説明を分か
りやすくするため、各スイッチ5〜7のリーク電流は零
とみなす。制御信号f2の論理レベルが「1」に切り換
わり各スイッチ6,7がオンしたとき、制御信号f2の
論理レベルが切り換わった直後における出力端子10の
電圧をVout1、基準電圧入力端子9の電圧をVre
fとすると、この時点において積分容量3に蓄積されて
いる電荷Q1は、式(1)によって求められる。尚、積
分容量3の容量値はC0とする。
【0019】 Q1=C0・(Vout1−Vref) ………(式1) ここで、スイッチ8のリーク電流をIr8、スイッチ7
がオンしている時間をtとすると、積分容量3から各ス
イッチ7,8を経由して基準電圧入力端子9側へ流出す
る電荷の総量Q2は、式(2)によって求められる。
【0020】 Q2=t・Ir8 ………(式2) 従って、制御信号f2の論理レベルが「1」から「0」
に切り換わる直前における出力端子10の電圧をVou
t2とすると、この時点において積分容量3に蓄積され
ている電荷Q3は式(1)(2)より、式(3)によっ
て求められる。
【0021】 Q3=C0・(Vout2−Vref) =Q1−Q2 =C0・(Vout1−Vref)−(t・Ir8) ………(式3) 式(3)より式(4)が求められる。
【0022】 (Vout2−Vref) =(Vout1−Vref)−(t・Ir8)/C0 ………(式4) 式(4)より、リーク電流Ir8が十分に小さく無視で
きる場合は積分容量3の電荷が保存され、Vout2と
Vout1とがほぼ等しい値になるため、出力端子10
から出力される積分結果の精度を高くすることができ
る。しかし、リーク電流Ir8が大きい場合には積分容
量3の電荷が保存されなくなり、Vout2とVout
1とが異なった値になるため、出力端子10から出力さ
れる積分結果の精度が低くなってしまう。
【0023】同様に、各スイッチ5〜7についても、リ
ーク電流が大きい場合には積分容量3およびサンプリン
グ容量4の電荷が抜けてしまうため、出力端子10から
出力される積分結果の精度が低くなってしまう。このよ
うに、しきい値電圧の低いMOSトランジスタを用いる
とリーク電流が増大するため、電源電圧を下げた場合、
従来のスイッチトキャパシタ積分器101では積分精度
が低下して使用できなくなるという問題があった。
【0024】尚、この問題は、積分器に限らず、スイッ
チトキャパシタ回路によって構成された各種アナログ回
路(加算器,アナログフィルタ,A/D変換器,D/A
変換器,発振器など)においても同様に起こる。ちなみ
に、この問題については、信学技報:ICD94−91
(1994−08)「低電圧A/D、D/A変換技術」
においても述べられている。
【0025】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、低消費電力化を図るた
めに低電源電圧化を行った際に、リーク電流の増大を防
止して高精度な動作を実現することが可能なスイッチト
キャパシタ回路を提供することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めになされた請求項1に記載の発明は、MOSトランジ
スタによって構成されるスイッチによってキャパシタの
充放電を制御するスイッチトキャパシタ回路に関するも
のである。そして、前記スイッチを構成するMOSトラ
ンジスタのチャネル内の電界を制御することにより、当
該スイッチのオン時には当該MOSトランジスタのしき
い値電圧の絶対値を小さくし、当該スイッチのオフ時に
は当該MOSトランジスタのしきい値電圧の絶対値を大
きくする。
【0027】従って、本発明によれば、スイッチのオフ
時にMOSトランジスタのしきい値電圧の絶対値を大き
くすることにより、当該MOSトランジスタのリーク電
流を低減することができる。そのため、スイッチトキャ
パシタ回路の原理である容量間の電荷保存則が成立し、
スイッチトキャパシタ回路の高精度な動作を実現するこ
とができる。
【0028】また、スイッチのオン時にMOSトランジ
スタのしきい値電圧の絶対値を小さくすることにより、
電源電圧が低い場合でも、当該MOSトランジスタを確
実にオンさせることが可能になる。そのため、電源電圧
を低減してスイッチトキャパシタ回路の低消費電力化を
図ることができる。尚、スイッチのオン時には、MOS
トランジスタのしきい値電圧の絶対値が小さくなってリ
ーク電流が増大したとしても、キャパシタに充電される
電荷には何ら影響を与えないため、スイッチトキャパシ
タ回路の動作精度が低下することはない。
【0029】次に、請求項2に記載の発明は、MOSト
ランジスタによって構成される複数のスイッチと、当該
スイッチに接続されたキャパシタとを有し、複数の前記
スイッチを交互にオン・オフ制御することにより、前記
キャパシタの充放電を制御するスイッチトキャパシタ回
路であって、複数の前記スイッチを構成する複数のMO
Sトランジスタのチャネル内の電界を制御することによ
り、複数の前記スイッチのうち、オン状態のスイッチを
構成する複数のMOSトランジスタのしきい値電圧の絶
対値を同時に小さくし、オフ状態のスイッチを構成する
複数のMOSトランジスタのしきい値電圧の絶対値を同
時に大きくすることを特徴とする。
【0030】ところで、請求項1に記載のスイッチトキ
ャパシタ回路における前記スイッチは、請求項4に記載
の発明のように、NチャネルMOSトランジスタとPチ
ャネルMOSトランジスタとを備えたCMOS構成のト
ランスミッションゲートから成るか、または、請求項3
に記載の発明のように、NチャネルMOSトランジスタ
またはPチャネルMOSトランジスタの少なくとも一方
から成る。
【0031】次に、請求項5に記載の発明は、請求項3
に記載のスイッチトキャパシタ回路において、前記スイ
ッチは、半導体基板上に絶縁体層を介して形成された単
結晶半導体層にて構成されたMOSトランジスタから成
る。そして、スイッチトキャパシタ回路は、少なくとも
前記MOSトランジスタのチャネル領域に対向し、前記
絶縁体層内に埋め込まれた埋め込み電極と、当該埋め込
み電極に接続された基板電圧制御端子とを備える。ここ
で、前記スイッチのオン時には、前記MOSトランジス
タのしきい値電圧の絶対値を小さくする第1の制御電圧
を前記基板電圧制御端子に印加する。また、前記スイッ
チのオフ時には、前記MOSトランジスタのしきい値電
圧の絶対値を大きくする第2の制御電圧を前記基板電圧
制御端子に印加する。
【0032】従って、本発明によれば、SOI構造のN
チャネルおよびPチャネルのMOSトランジスタによっ
て前記スイッチを具体化することができ、基板電圧制御
端子に制御電圧を印加することにより、埋め込み電極の
電圧を調整することができる。そして、基板電圧は埋め
込み電極の電圧と等しくなるため、基板電圧制御端子に
印加する制御電圧を調整することにより基板電圧を制御
することが可能になるため、しきい値電圧を所望の値に
設定することができる。
【0033】次に、請求項6に記載の発明は、請求項3
または請求項4に記載のスイッチトキャパシタ回路にお
いて、前記スイッチは、半導体基板上に絶縁体層を介し
て形成された第1の単結晶半導体層にて構成されたNチ
ャネルMOSトランジスタと、当該半導体基板上に絶縁
体層を介して形成された第2の単結晶半導体層にて構成
されたPチャネルMOSトランジスタとから成る。そし
て、スイッチトキャパシタ回路は、少なくとも前記Nチ
ャネルMOSトランジスタのチャネル領域に対向し、前
記絶縁体層内に埋め込まれた第1の埋め込み電極と、少
なくとも前記PチャネルMOSトランジスタのチャネル
領域に対向し、前記絶縁体層内に埋め込まれた第2の埋
め込み電極と、前記第1の埋め込み電極に接続された第
1の基板電圧制御端子と、前記第2の埋め込み電極に接
続された第2の基板電圧制御端子とを備えている。ここ
で、前記スイッチのオン時には、前記NチャネルMOS
トランジスタのしきい値電圧の絶対値を小さくする第3
の制御電圧を前記第1の基板電圧制御端子に印加すると
共に、前記PチャネルMOSトランジスタのしきい値電
圧の絶対値を小さくする第4の制御電圧を前記第2の基
板電圧制御端子に印加する。また、前記スイッチのオフ
時には、前記NチャネルMOSトランジスタのしきい値
電圧の絶対値を大きくする第5の制御電圧を前記第1の
基板電圧制御端子に印加すると共に、前記PチャネルM
OSトランジスタのしきい値電圧の絶対値を大きくする
第6の制御電圧を前記第2の基板電圧制御端子に印加す
る。
【0034】従って、本発明によれば、SOI構造のN
チャネルおよびPチャネルのMOSトランジスタによっ
て前記スイッチを具体化することができ、基板電圧制御
端子に制御電圧を印加することにより、埋め込み電極の
電圧を調整することができる。そして、基板電圧は埋め
込み電極の電圧と等しくなるため、基板電圧制御端子に
印加する制御電圧を調整することにより基板電圧を制御
することが可能になるため、しきい値電圧を所望の値に
設定することができる。
【0035】次に、請求項7に記載の発明は、請求項3
に記載のスイッチトキャパシタ回路において、前記スイ
ッチは、半導体基板上のウェルに形成されたMOSトラ
ンジスタから成る。そして、スイッチトキャパシタ回路
は、前記ウェル上に形成された拡散層と、当該拡散層に
接続された基板電圧制御端子とを備えている。ここで、
前記スイッチのオン時には、前記MOSトランジスタの
しきい値電圧の絶対値を小さくする第1の制御電圧を前
記基板電圧制御端子に印加する。また、前記スイッチの
オフ時には、前記MOSトランジスタのしきい値電圧の
絶対値を大きくする第2の制御電圧を前記基板電圧制御
端子に印加する。
【0036】従って、本発明によれば、基板電圧制御端
子に制御電圧を印加することにより、前記拡散層の電圧
を調整することができる。そして、基板電圧は前記拡散
層の電圧と等しくなるため、基板電圧制御端子に印加す
る制御電圧を調整することにより基板電圧を制御するこ
とが可能になるため、しきい値電圧を所望の値に設定す
ることができる。
【0037】次に、請求項8に記載の発明は、請求項3
または請求項4に記載のスイッチトキャパシタ回路にお
いて、前記スイッチは、半導体基板上のPウェルに形成
されたNチャネルMOSトランジスタと、半導体基板上
のNウェルに形成されたPチャネルMOSトランジスタ
とから成る。そして、スイッチトキャパシタ回路は、前
記Pウェル上に形成されたP型拡散層と、前記Nウェル
上に形成されたN型拡散層と前記P型拡散層に接続され
た第1の基板電圧制御端子と、前記N型拡散層に接続さ
れた第2の基板電圧制御端子とを備えている。ここで、
前記スイッチのオン時には、前記NチャネルMOSトラ
ンジスタのしきい値電圧の絶対値を小さくする第3の制
御電圧を前記第1の基板電圧制御端子に印加すると共
に、前記PチャネルMOSトランジスタのしきい値電圧
の絶対値を小さくする第4の制御電圧を前記第2の基板
電圧制御端子に印加する。また、前記スイッチのオフ時
には、前記NチャネルMOSトランジスタのしきい値電
圧の絶対値を大きくする第5の制御電圧を前記第1の基
板電圧制御端子に印加すると共に、前記PチャネルMO
Sトランジスタのしきい値電圧の絶対値を大きくする第
6の制御電圧を前記第2の基板電圧制御端子に印加す
る。
【0038】従って、本発明によれば、基板電圧制御端
子に制御電圧を印加することにより、前記拡散層の電圧
を調整することができる。そして、基板電圧は前記拡散
層の電圧と等しくなるため、基板電圧制御端子に印加す
る制御電圧を調整することにより基板電圧を制御するこ
とが可能になるため、しきい値電圧を所望の値に設定す
ることができる。
【0039】次に、請求項9に記載の発明は 請求項1
〜8のいずれか1項に記載のスイッチトキャパシタ回路
において、前記スイッチを構成するMOSトランジスタ
の基板電圧とゲート電圧とを等しくする。従って、本発
明によれば、基板電圧とゲート電圧とが等しいため、基
板電圧を制御する制御回路として、ゲート電圧を制御す
る制御回路を流用することが可能になり、基板電圧を制
御する制御回路を独立して設ける必要がないことから、
制御回路の構成を簡略化することができる。
【0040】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、本発明を
具体化した第1実施形態を図面と共に説明する。尚、本
実施形態において、図12に示した従来の形態と同じ構
成部材については符号を等しくしてその詳細な説明を省
略する。
【0041】図1に、第1実施形態のスイッチトキャパ
シタ積分器11の回路構成を示す。スイッチトキャパシ
タ積分器11の構成において、図12に示した従来のス
イッチトキャパシタ積分器101の構成と異なるのは以
下の点だけである。 (1)各スイッチ5〜8を構成する各NチャネルMOS
トランジスタに、それぞれの基板電圧を制御するための
基板電圧制御端子52,62,72,82が設けられて
おり、後述するように、各基板電圧制御端子に制御電圧
を印加することにより、当該基板電圧を印加した制御電
圧に等しくする。
【0042】(2)各スイッチ5〜8を構成する各Pチ
ャネルMOSトランジスタに、それぞれの基板電圧を制
御するための基板電圧制御端子53,63,73,83
が設けられており、後述するように、各基板電圧制御端
子に制御電圧を印加することにより、当該基板電圧を印
加した制御電圧に等しくする。
【0043】次に、スイッチトキャパシタ積分器11の
動作について説明する。スイッチトキャパシタ積分器1
1の各スイッチ5〜8に入力される制御信号f1,f
2,バーf1,バーf2は、図13に示すスイッチトキ
ャパシタ積分器101におけるそれと同じである。そし
て、スイッチトキャパシタ積分器11を逆相積分器また
は正相積分器として動作させる方法についても、スイッ
チトキャパシタ積分器101におけるそれと同じであ
る。
【0044】図2に、各基板電圧制御端子52,62,
72,82,53,63,73,83に印加される制御
電圧と、各スイッチ5〜8を構成するNチャネルおよび
PチャネルMOSトランジスタのしきい値電圧との関係
を示す。NチャネルMOSトランジスタにおいて、各基
板電圧制御端子52,62,72,82に印加する制御
電圧をVCHからVCLへ増大させると、しきい値電圧はV
THからVTLへ減少する。
【0045】また、PチャネルMOSトランジスタにお
いて、各基板電圧制御端子53,63,73,83に印
加する制御電圧を−VCHから−VCLへ減少させると、し
きい値電圧は−VTHから−VTLへ増大する。尚、各基板
電圧制御端子52,62,72,82,53,63,7
3,83に印加される制御電圧VCH,VCL,−VCH,−
VCLおよび各MOSトランジスタのしきい値電圧VTH,
VTL,−VTH,−VTLは、それぞれのMOSトランジス
タのソース電圧に対する値として表されている。
【0046】ここで、特許請求の範囲または課題を解決
するための手段に記載の「第1の制御電圧」は制御電圧
VCLまたは−VCLに相当し、同じく「第2の制御電圧」
は制御電圧VCHまたは−VCHに相当し、同じく「第3の
制御電圧」は制御電圧VCLに相当し、同じく「第4の制
御電圧」は制御電圧−VCLに相当し、同じく「第5の制
御電圧」は制御電圧VCHに相当し、同じく「第6の制御
電圧」は制御電圧−VCHに相当する。
【0047】スイッチトキャパシタ積分器11におい
て、各スイッチ5〜8のオフ時には、自身を構成するM
OSトランジスタのしきい値電圧の絶対値が大きくなる
ように、当該MOSトランジスタの基板電圧を制御す
る。すなわち、各スイッチ5〜8のオフ時には、各基板
電圧制御端子52,62,72,82に印加する制御電
圧をVCHにすることにより、NチャネルMOSトランジ
スタのしきい値電圧をVTHにすると共に、各基板電圧制
御端子53,63,73,83に印加する制御電圧を−
VCHにすることにより、PチャネルMOSトランジスタ
のしきい値電圧を−VTHにする。
【0048】このように、各スイッチ5〜8のオフ時に
MOSトランジスタのしきい値電圧の絶対値を大きくす
ることにより、当該MOSトランジスタのリーク電流を
低減することができる。従って、積分容量3およびサン
プリング容量4に蓄積された電荷が抜け難くなり、スイ
ッチトキャパシタ回路の原理である容量間の電荷保存則
が成立するため、スイッチトキャパシタ積分器11の出
力端子10から出力される積分結果の精度を向上させる
ことができる。
【0049】また、スイッチトキャパシタ積分器11に
おいて、各スイッチ5〜8のオン時には、自身を構成す
るMOSトランジスタのしきい値電圧の絶対値が小さく
なるように、当該MOSトランジスタの基板電圧を制御
する。すなわち、各スイッチ5〜8のオン時には、各基
板電圧制御端子52,62,72,82に印加する制御
電圧をVCLにすることにより、NチャネルMOSトラン
ジスタのしきい値電圧をVTLにすると共に、各基板電圧
制御端子53,63,73,83に印加する制御電圧を
−VCLにすることにより、PチャネルMOSトランジス
タのしきい値電圧を−VTLにする。
【0050】このように、各スイッチ5〜8のオン時に
MOSトランジスタのしきい値電圧の絶対値を小さくす
ることにより、電源電圧が低い場合でも、当該MOSト
ランジスタを確実にオンさせることが可能になる。その
ため、電源電圧を低減してスイッチトキャパシタ積分器
11の低消費電力化を図ることができる。
【0051】尚、各スイッチ5〜8のオン時には、MO
Sトランジスタのしきい値電圧の絶対値が小さくなって
リーク電流が増大したとしても、積分容量3およびサン
プリング容量4に充電される電荷には何ら影響を与えな
いため、スイッチトキャパシタ積分器11の積分精度が
低下することはない。
【0052】例えば、スイッチトキャパシタ積分器11
において、電源電圧が1V、基準電圧が0.5Vで、N
チャネルMOSトランジスタのしきい値電圧VTHが0.
6V、VTLが0.3V、PチャネルMOSトランジスタ
のしきい値電圧−VTHが−0.6V、−VTLが−0.3V
の場合について考えてみる。
【0053】尚、各基板電圧制御端子52,62,7
2,82,53,63,73,83に印加される制御電
圧および各MOSトランジスタのしきい値電圧は、それ
ぞれのMOSトランジスタのソース電圧に対する値とし
て表されている。つまり、NチャネルMOSトランジス
タのソース電圧はグランド電圧であるため、しきい値電
圧VTHの実際の値は0.6V(=0+0.6)、しきい値
電圧VTLの実際の値は0.3V(=0+0.3)、制御電
圧VCHの実際の値はVCH(=0+VCH)、制御電圧VCL
の実際の値はVCL(=0+VCL)になる。また、Pチャ
ネルMOSトランジスタのソース電圧は電源電圧である
ため、しきい値電圧−VTHの実際の値は0.4V(=1
−0.6)、しきい値電圧−VTLの実際の値は0.7V
(=1−0.3)、制御電圧−VCHの実際の値は(1−
VCH)、制御電圧−VCLの実際の値は(1−VCL)にな
る。
【0054】ここで、スイッチ6を構成するNチャネル
MOSトランジスタに着目すると、そのゲート端子60
に電源電圧と等しい1Vの電圧を印加して、当該MOS
トランジスタをオンさせる場合、そのソース・ゲート間
電圧は0.5Vであるから、当該MOSトランジスタが
オンするには、しきい値電圧が0.5V未満でなければ
ならない。そこで、当該MOSトランジスタのしきい値
電圧が0.3Vとなるように、基板電圧制御端子62に
印加する制御電圧をVCLにする。
【0055】また、当該MOSトランジスタのゲート端
子60にグランド電圧を印加して、当該MOSトランジ
スタをオフさせる場合、基板電圧制御端子62に印加す
る制御電圧をVCLとすると、図14に示すように、リー
ク電流はITLと大きくなる。そのため、サンプリング容
量4に蓄積されている電荷は、当該MOSトランジスタ
のリーク電流と成って基準電圧入力端子9側へ流出して
しまう。ここで、当該MOSトランジスタのしきい値電
圧を0.6Vにすれば、リーク電流は十分に小さく無視
できる値になる。そこで、当該MOSトランジスタのし
きい値電圧が0.6Vになるように、基板電圧制御端子
62に印加する制御電圧をVCHにする。
【0056】以上詳述したように、本実施形態によれ
ば、低消費電力化を図るために低電源電圧化を行った際
に、リーク電流の増大を防止して高い積分精度を得るこ
とが可能なスイッチトキャパシタ積分器11を実現する
ことができる。図3に、スイッチトキャパシタ積分器1
1の各スイッチ5〜8に入力される制御信号f1,f
2,バーf1,バーf2および制御電圧VCH,VCLを生
成する制御回路12の回路構成例を示す。
【0057】制御回路12は、CMOSインバータ回路
13〜16および入力端子17,18から構成されてい
る。インバータ回路13は、外部から入力端子18に入
力される制御信号f2の論理レベルを反転させて制御信
号バーf2を生成する。インバータ回路14は、インバ
ータ回路13から出力される制御信号バーf2の論理レ
ベルを反転させて制御信号f2を生成する。インバータ
回路15は、外部から入力端子17に入力される制御信
号f1の論理レベルを反転させて制御信号バーf1を生
成する。インバータ回路16は、インバータ回路15か
ら出力される制御信号バーf1の論理レベルを反転させ
て制御信号f1を生成する。
【0058】尚、図3には、スイッチトキャパシタ積分
器11を逆相増幅器として動作させる場合における、ス
イッチトキャパシタ積分器11と制御回路12との接続
構成を示してある。ここで、各制御電圧VCH,−VCLの
実際の値はグランド電圧に等しく、各制御電圧VCL,−
VCHの実際の値は電源電圧に等しく設定されている。ま
た、各制御信号f1,f2,バーf1,バーf2の論理
レベル「0」はグランド電圧に等しく、論理レベル
「1」は電源電圧に等しく設定されている。
【0059】そのため、スイッチトキャパシタ積分器1
1を逆相増幅器として動作させるには、各スイッチ5,
8を構成するNチャネルMOSトランジスタの各ゲート
端子50,80および基板電圧制御端子52,82に制
御信号f1を入力し、各スイッチ5,8を構成するPチ
ャネルMOSトランジスタの各ゲート端子51,81お
よび基板電圧制御端子53,83に制御信号バーf1を
入力し、各スイッチ6,7を構成するNチャネルMOS
トランジスタの各ゲート端子60,70および基板電圧
制御端子62,72に制御信号f2を入力し、各スイッ
チ6,7を構成するPチャネルMOSトランジスタの各
ゲート端子61,71および基板電圧制御端子63,7
3に制御信号バーf2を入力すればよい。
【0060】ところで、スイッチトキャパシタ積分器1
1を正相増幅器として動作させる場合には、スイッチト
キャパシタ積分器11と制御回路12との接続構成を変
えればよく、各スイッチ5,7を構成するNチャネルM
OSトランジスタの各ゲート端子50,70および基板
電圧制御端子52,72に制御信号f1を入力し、各ス
イッチ5,7を構成するPチャネルMOSトランジスタ
の各ゲート端子51,71および基板電圧制御端子5
3,73に制御信号バーf1を入力し、各スイッチ6,
8を構成するNチャネルMOSトランジスタの各ゲート
端子60,80および基板電圧制御端子62,82に制
御信号f2を入力し、各スイッチ6,8を構成するPチ
ャネルMOSトランジスタの各ゲート端子61,81お
よび基板電圧制御端子63,83に制御信号バーf2を
入力すればよい。このように、制御回路12によれば、
各ゲート端子50,60,70,80,51,61,7
1,81を制御するための制御回路と、各基板電圧制御
端子52,62,72,82,53,63,73,83
を制御するための制御回路とを兼用することができる。
【0061】ところで、従来のスイッチトキャパシタ積
分器101の各ゲート端子50,60,70,80,5
1,61,71,81を制御するためにも、各制御信号
f1,f2,バーf1,バーf2を生成する必要があ
る。そのため、スイッチトキャパシタ積分器101を制
御するための制御回路は、制御回路12と同じ構成にな
る。従って、本実施形態において、制御回路12の構成
が従来よりも複雑化することはない。
【0062】図4に、各スイッチ5〜8を構成するNチ
ャネルおよびPチャネルの各MOSトランジスタの断面
構造の一例を示す。半導体基板としての単結晶シリコン
基板20上に、絶縁体層としてのシリコン酸化膜21が
形成されている。シリコン酸化膜21の表面に、第2
(第1)の単結晶半導体層としての薄膜の単結晶シリコ
ン層22(23)が形成されている。単結晶シリコン層
22(23)上にゲート絶縁膜24(25)を介して、
ポリシリコンから成るゲート電極26(27)が形成さ
れている。また、シリコン酸化膜21中には、ポリシリ
コンから成る第2(第1)の埋め込み電極34(35)
が埋め込まれている。単結晶シリコン層22(23)に
おいて、ゲート絶縁膜24(25)の下側に対応する部
分には低不純物濃度のN-型(P-型)のチャネル領域5
4(55)が形成され、チャネル領域54(55)の両
側には高不純物濃度のP+型(N+型)の拡散層から成る
ソース領域56(57)およびドレイン領域58(5
9)が形成されている。尚、埋め込み電極34(35)
は、少なくともチャネル領域54(55)に対向して配
置されている。ソース領域56(57)には金属電極か
ら成るソース端子28(29)が接続され、ドレイン領
域58(59)には金属電極から成るドレイン端子30
(31)が接続され、ゲート電極26(27)には金属
電極から成るゲート端子32(33)が接続され、埋め
込み電極34(35)には金属電極から成る第2(第
1)の基板電圧制御端子36(37)が接続されてい
る。そして、ソース領域56(57),ドレイン領域5
8(59),チャネル領域54(55),ゲート電極2
6(27)により、Pチャネル(Nチャネル)MOSト
ランジスタ38(39)が構成されている。尚、上記の
()外の符号はPチャネルMOSトランジスタに対応
し、()内の符号はNチャネルMOSトランジスタに対
応している。
【0063】以上のように構成されたSOI構造の各M
OSトランジスタ38,39においては、基板電圧制御
端子36,37に制御電圧を印加することにより、埋め
込み電極34,35の電圧を調整することができる。そ
して、基板電圧は埋め込み電極34,35の電圧と等し
くなるため、基板電圧制御端子36,37に印加する制
御電圧を調整することにより基板電圧を制御することが
可能になるため、上記したように、しきい値電圧を設定
することができる。
【0064】図5に、各スイッチ5〜8を構成するNチ
ャネルおよびPチャネルの各MOSトランジスタの断面
構造の別例を示す。尚、図5において、図4に示したの
と同じ構成部材については符号を等しくしてある。P型
またはN型の単結晶シリコン基板20上に、単結晶シリ
コン基板20と逆極性となるような低不純物濃度のN型
またはP型のウェル46が形成されている。ウェル46
中にはそれぞれ独立してNウェル40およびPウェル4
1が形成されている。Nウェル40(Pウェル41)の
表面に、高不純物濃度のP+型(N+型)のソース領域6
6(67)およびドレイン領域68(69)が形成され
ている。ソース領域66(67)とドレイン領域68
(69)とに挟まれたチャネル領域64(65)上に、
ゲート絶縁膜24(25)を介して、ポリシリコンから
成るゲート電極26(27)が形成されている。また、
Nウェル40(Pウェル41)の表面に、高不純物濃度
のN+型(P+型)の拡散層44(45)が形成されてい
る。ソース領域66(67)には金属電極から成るソー
ス端子28(29)が接続され、ドレイン領域68(6
9)には金属電極から成るドレイン端子30(31)が
接続され、ゲート電極26(27)には金属電極から成
るゲート端子32(33)が接続され、拡散層44(4
5)には金属電極から成る第2(第1)の基板電圧制御
端子36(37)が接続されている。そして、ソース領
域66(67),ドレイン領域68(69),チャネル
領域64(65),ゲート電極26(27)により、P
チャネル(Nチャネル)MOSトランジスタ74(7
5)が構成されている。尚、上記の()外の符号はPチ
ャネルMOSトランジスタに対応し、()内の符号はN
チャネルMOSトランジスタに対応している。
【0065】以上のように構成された各MOSトランジ
スタ74,75においては、基板電圧制御端子36,3
7に制御電圧を印加することにより、拡散層44,45
の電圧を調整することができる。そして、基板電圧は拡
散層44,45の電圧と等しくなるため、基板電圧制御
端子36,37に印加する制御電圧を調整することによ
り基板電圧を制御することが可能になるため、上記した
ように、しきい値電圧を設定することができる。
【0066】(第2実施形態)以下、本発明を具体化し
た第2実施形態を図面と共に説明する。尚、本実施形態
において、第1実施形態と同じ構成部材については符号
を等しくしてその詳細な説明を省略する。
【0067】図6に、第2実施形態のスイッチトキャパ
シタ積分器76の回路構成を示す。スイッチトキャパシ
タ積分器76の構成において、第1実施形態のスイッチ
トキャパシタ積分器11の構成と異なるのは、各スイッ
チ5〜8がPチャネルMOSトランジスタのみから構成
されている点だけである。
【0068】従って、スイッチトキャパシタ積分器76
においても、各スイッチ5〜8のオフ時にはPチャネル
MOSトランジスタのしきい値電圧の絶対値が大きくな
るように基板電圧を制御し、各スイッチ5〜8のオン時
にはPチャネルMOSトランジスタのしきい値電圧の絶
対値が小さくなるように基板電圧を制御することによ
り、スイッチトキャパシタ積分器11と同様の作用およ
び効果を得ることができる。
【0069】尚、スイッチトキャパシタ積分器76を制
御するための制御回路例は、各制御信号バーf1,バー
f2のみを生成すればよいため、第1実施形態の制御回
路12から各インバータ回路14,16を省いた回路構
成になる。図7に、各スイッチ5〜8を構成するPチャ
ネルMOSトランジスタの断面構造の一例を示す。尚、
図7に示すPチャネルMOSトランジスタの構造は、図
4に示した第1実施形態のPチャネルMOSトランジス
タ38と同じ構造であるため、同じ構成部材については
符号を等しくしてその説明を省略する。
【0070】図8に、各スイッチ5〜8を構成するPチ
ャネルMOSトランジスタの断面構造の別例を示す。
尚、図8において、図5に示した第1実施形態のPチャ
ネルMOSトランジスタ74と同じ構成部材については
符号を等しくしてある。P型の単結晶シリコン基板20
上に、独立したNウェル40が形成されている。Nウェ
ル40の表面に、高不純物濃度のP+型のソース領域6
6およびドレイン領域68が形成されている。ソース領
域66とドレイン領域68とに挟まれたチャネル領域6
4上に、ゲート絶縁膜24を介して、ポリシリコンから
成るゲート電極26が形成されている。また、Nウェル
40の表面に、高不純物濃度のN +型の拡散層44が形
成されている。ソース領域66には金属電極から成るソ
ース端子28が接続され、ドレイン領域68には金属電
極から成るドレイン端子30が接続され、ゲート電極2
6には金属電極から成るゲート端子32が接続され、拡
散層44には金属電極から成る基板電圧制御端子36が
接続されている。そして、ソース領域66,ドレイン領
域68,チャネル領域64,ゲート電極26により、P
チャネルMOSトランジスタが構成されている。
【0071】以上のように構成されたPチャネルMOS
トランジスタにおいては、基板電圧制御端子36に制御
電圧を印加することにより、拡散層44の電圧を調整す
ることができる。そして、基板電圧は拡散層44の電圧
と等しくなるため、基板電圧制御端子36に印加する制
御電圧を調整することにより基板電圧を制御することが
可能になるため、第1実施形態と同様に、しきい値電圧
を設定することができる。
【0072】(第3実施形態)以下、本発明を具体化し
た第3実施形態を図面と共に説明する。尚、本実施形態
において、第1実施形態と同じ構成部材については符号
を等しくしてその詳細な説明を省略する。
【0073】図9に、第3実施形態のスイッチトキャパ
シタ積分器77の回路構成を示す。スイッチトキャパシ
タ積分器77の構成において、第1実施形態のスイッチ
トキャパシタ積分器11の構成と異なるのは、各スイッ
チ5〜8がNチャネルMOSトランジスタのみから構成
されている点だけである。
【0074】従って、スイッチトキャパシタ積分器77
においても、各スイッチ5〜8のオフ時にはNチャネル
MOSトランジスタのしきい値電圧の絶対値が大きくな
るように基板電圧を制御し、各スイッチ5〜8のオン時
にはNチャネルMOSトランジスタのしきい値電圧の絶
対値が小さくなるように基板電圧を制御することによ
り、スイッチトキャパシタ積分器11と同様の作用およ
び効果を得ることができる。
【0075】尚、スイッチトキャパシタ積分器77を制
御するための制御回路例は、第1実施形態の制御回路1
2と同一の回路構成で、各制御信号バーf1,バーf2
は必要ないので、制御回路12におけるインバータ回路
13,15の出力はスイッチトキャパシタ積分器77に
接続されない構成になる。
【0076】図10に、各スイッチ5〜8を構成するN
チャネルMOSトランジスタの断面構造の別例を示す。
尚、図10に示すNチャネルMOSトランジスタの構造
は、図4に示した第1実施形態のNチャネルMOSトラ
ンジスタ39と同じ構造であるため、同じ構成部材につ
いては符号を等しくしてその説明を省略する。
【0077】図11に、各スイッチ5〜8を構成するN
チャネルMOSトランジスタの断面構造の一例を示す。
尚、図11において、図5に示した第1実施形態のNチ
ャネルMOSトランジスタ75と同じ構成部材について
は符号を等しくしてある。N型の単結晶シリコン基板2
0上に、独立したPウェル41が形成されている。Pウ
ェル41の表面に、高不純物濃度のN+型のソース領域
67およびドレイン領域69が形成されている。ソース
領域67とドレイン領域69とに挟まれたチャネル領域
65上に、ゲート絶縁膜25を介して、ポリシリコンか
ら成るゲート電極27が形成されている。また、Pウェ
ル41の表面に、高不純物濃度のP +型の拡散層45が
形成されている。ソース領域67には金属電極から成る
ソース端子29が接続され、ドレイン領域69には金属
電極から成るドレイン端子31が接続され、ゲート電極
27には金属電極から成るゲート端子33が接続され、
拡散層45には金属電極から成る基板電圧制御端子37
が接続されている。そして、ソース領域67,ドレイン
領域69,チャネル領域65,ゲート電極27により、
NチャネルMOSトランジスタが構成されている。
【0078】以上のように構成されたNチャネルMOS
トランジスタにおいては、基板電圧制御端子37に制御
電圧を印加することにより、拡散層45の電圧を調整す
ることができる。そして、基板電圧は拡散層45の電圧
と等しくなるため、基板電圧制御端子37に印加する制
御電圧を調整することにより基板電圧を制御することが
可能になるため、第1実施形態と同様に、しきい値電圧
を設定することができる。
【0079】尚、本発明は上記各実施形態に限定される
ものではなく、以下のように変更してもよく、その場合
でも、上記各実施形態と同様の作用および効果を得るこ
とができる。 (1)第1実施形態では、NチャネルおよびPチャネル
の両MOSトランジスタのしきい値電圧の絶対値が等し
いものとして説明したが、両MOSトランジスタのしき
い値電圧の絶対値が異なっていてもよい。
【0080】(2)第1実施形態では、各基板電圧制御
端子52,62,72,82,53,63,73,83
に印加される制御電圧の絶対値が、NチャネルおよびP
チャネルの両MOSトランジスタについて等しいものと
して説明したが、両MOSトランジスタについて制御電
圧の絶対値が異なっていてもよい。
【0081】(3)スイッチトキャパシタ積分器に限ら
ず、スイッチトキャパシタ回路によって構成された各種
アナログ回路(加算器,アナログフィルタ,A/D変換
器,D/A変換器,発振器など)に適用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態のスイッチトキャパシタ積分器の
回路図。
【図2】第1〜第3実施形態のMOSトランジスタの特
性図。
【図3】第1実施形態のスイッチトキャパシタ積分器お
よび制御回路の回路図。
【図4】第1実施形態のスイッチの構造の一例を示す概
略断面図。
【図5】第1実施形態のスイッチの構造の別例を示す概
略断面図。
【図6】第2実施形態のスイッチトキャパシタ積分器の
回路図。
【図7】第2実施形態のスイッチの構造の一例を示す概
略断面図。
【図8】第2実施形態のスイッチの構造の別例を示す概
略断面図。
【図9】第3実施形態のスイッチトキャパシタ積分器の
回路図。
【図10】第3実施形態のスイッチの構造の一例を示す
概略断面図。
【図11】第3実施形態のスイッチの構造の別例を示す
概略断面図。
【図12】従来のスイッチトキャパシタ積分器の回路
図。
【図13】第1〜第3実施形態および従来のスイッチト
キャパシタ積分器を制御するための制御信号のタイミン
グチャート。
【図14】MOSトランジスタの特性図。
【符号の説明】
3…積分容量 4…サンプリング容量 5〜8…ス
イッチ 20…単結晶シリコン基板 21…シリコン酸化膜 22,23…単結晶シリコン層 34,35…埋め込
み電極 51,52…チャネル領域 36,37…基板電圧制
御端子 40,41…ウェル 44,45…拡散層 VCH,−VCH,VCL,−VCL…制御電圧 VTH,−VTH,VTL,−VTL…しきい値電圧

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 MOSトランジスタによって構成される
    スイッチによってキャパシタの充放電を制御するスイッ
    チトキャパシタ回路であって、 前記スイッチを構成するMOSトランジスタのチャネル
    内の電界を制御することにより、当該スイッチのオン時
    には当該MOSトランジスタのしきい値電圧の絶対値を
    小さくし、当該スイッチのオフ時には当該MOSトラン
    ジスタのしきい値電圧の絶対値を大きくすることを特徴
    とするスイッチトキャパシタ回路。
  2. 【請求項2】 MOSトランジスタによって構成される
    複数のスイッチと、当該スイッチに接続されたキャパシ
    タとを有し、複数の前記スイッチを交互にオン・オフ制
    御することにより、前記キャパシタの充放電を制御する
    スイッチトキャパシタ回路であって、 複数の前記スイッチを構成する複数のMOSトランジス
    タのチャネル内の電界を制御することにより、複数の前
    記スイッチのうち、オン状態のスイッチを構成する複数
    のMOSトランジスタのしきい値電圧の絶対値を同時に
    小さくし、オフ状態のスイッチを構成する複数のMOS
    トランジスタのしきい値電圧の絶対値を同時に大きくす
    ることを特徴とするスイッチトキャパシタ回路。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のスイッ
    チトキャパシタ回路において、 前記スイッチは、NチャネルMOSトランジスタまたは
    PチャネルMOSトランジスタの少なくとも一方から成
    ることを特徴とするスイッチトキャパシタ回路。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のスイッチトキャパシタ
    回路において、 前記スイッチは、NチャネルMOSトランジスタとPチ
    ャネルMOSトランジスタとを備えたCMOS構成のト
    ランスミッションゲートから成ることを特徴とするスイ
    ッチトキャパシタ回路。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載のスイッチトキャパシタ
    回路において、 前記スイッチは、半導体基板上に絶縁体層を介して形成
    された単結晶半導体層にて構成されたMOSトランジス
    タから成り、 少なくとも前記MOSトランジスタのチャネル領域に対
    向し、前記絶縁体層内に埋め込まれた埋め込み電極と、 当該埋め込み電極に接続された基板電圧制御端子とを備
    え、 前記スイッチのオン時には、前記MOSトランジスタの
    しきい値電圧の絶対値を小さくする第1の制御電圧を前
    記基板電圧制御端子に印加し、 前記スイッチのオフ時には、前記MOSトランジスタの
    しきい値電圧の絶対値を大きくする第2の制御電圧を前
    記基板電圧制御端子に印加することを特徴とするスイッ
    チトキャパシタ回路。
  6. 【請求項6】 請求項3または請求項4に記載のスイッ
    チトキャパシタ回路において、 前記スイッチは、 半導体基板上に絶縁体層を介して形成された第1の単結
    晶半導体層にて構成されたNチャネルMOSトランジス
    タと、 当該半導体基板上に絶縁体層を介して形成された第2の
    単結晶半導体層にて構成されたPチャネルMOSトラン
    ジスタとから成り、 少なくとも前記NチャネルMOSトランジスタのチャネ
    ル領域に対向し、前記絶縁体層内に埋め込まれた第1の
    埋め込み電極と、 少なくとも前記PチャネルMOSトランジスタのチャネ
    ル領域に対向し、前記絶縁体層内に埋め込まれた第2の
    埋め込み電極と、 前記第1の埋め込み電極に接続された第1の基板電圧制
    御端子と、 前記第2の埋め込み電極に接続された第2の基板電圧制
    御端子とを備えたスイッチトキャパシタ回路であって、 前記スイッチのオン時には、前記NチャネルMOSトラ
    ンジスタのしきい値電圧の絶対値を小さくする第3の制
    御電圧を前記第1の基板電圧制御端子に印加すると共
    に、前記PチャネルMOSトランジスタのしきい値電圧
    の絶対値を小さくする第4の制御電圧を前記第2の基板
    電圧制御端子に印加し、 前記スイッチのオフ時には、前記NチャネルMOSトラ
    ンジスタのしきい値電圧の絶対値を大きくする第5の制
    御電圧を前記第1の基板電圧制御端子に印加すると共
    に、前記PチャネルMOSトランジスタのしきい値電圧
    の絶対値を大きくする第6の制御電圧を前記第2の基板
    電圧制御端子に印加することを特徴とするスイッチトキ
    ャパシタ回路。
  7. 【請求項7】 請求項3に記載のスイッチトキャパシタ
    回路において、 前記スイッチは、半導体基板上のウェルに形成されたM
    OSトランジスタから成り、 前記ウェル上に形成された拡散層と、 当該拡散層に接続された基板電圧制御端子とを備え、 前記スイッチのオン時には、前記MOSトランジスタの
    しきい値電圧の絶対値を小さくする第1の制御電圧を前
    記基板電圧制御端子に印加し、 前記スイッチのオフ時には、前記MOSトランジスタの
    しきい値電圧の絶対値を大きくする第2の制御電圧を前
    記基板電圧制御端子に印加することを特徴とするスイッ
    チトキャパシタ回路。
  8. 【請求項8】 請求項3または請求項4に記載のスイッ
    チトキャパシタ回路において、 前記スイッチは、 半導体基板上のPウェルに形成されたNチャネルMOS
    トランジスタと、 半導体基板上のNウェルに形成されたPチャネルMOS
    トランジスタとから成り、 前記Pウェル上に形成されたP型拡散層と、 前記Nウェル上に形成されたN型拡散層と前記P型拡散
    層に接続された第1の基板電圧制御端子と、 前記N型拡散層に接続された第2の基板電圧制御端子と
    を備えたスイッチトキャパシタ回路であって、 前記スイッチのオン時には、前記NチャネルMOSトラ
    ンジスタのしきい値電圧の絶対値を小さくする第3の制
    御電圧を前記第1の基板電圧制御端子に印加すると共
    に、前記PチャネルMOSトランジスタのしきい値電圧
    の絶対値を小さくする第4の制御電圧を前記第2の基板
    電圧制御端子に印加し、 前記スイッチのオフ時には、前記NチャネルMOSトラ
    ンジスタのしきい値電圧の絶対値を大きくする第5の制
    御電圧を前記第1の基板電圧制御端子に印加すると共
    に、前記PチャネルMOSトランジスタのしきい値電圧
    の絶対値を大きくする第6の制御電圧を前記第2の基板
    電圧制御端子に印加することを特徴とするスイッチトキ
    ャパシタ回路。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれか1項に記載のス
    イッチトキャパシタ回路において、 前記スイッチを構成するMOSトランジスタの基板電圧
    とゲート電圧とを等しくすることを特徴とするスイッチ
    トキャパシタ回路。
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