JPH07221599A - キャパシタ回路及びそれを用いたスイッチトキャパシタフィルタ - Google Patents

キャパシタ回路及びそれを用いたスイッチトキャパシタフィルタ

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JPH07221599A
JPH07221599A JP6014252A JP1425294A JPH07221599A JP H07221599 A JPH07221599 A JP H07221599A JP 6014252 A JP6014252 A JP 6014252A JP 1425294 A JP1425294 A JP 1425294A JP H07221599 A JPH07221599 A JP H07221599A
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JP
Japan
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capacitor
semiconductor layer
electrode
semiconductor
circuit
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Application number
JP6014252A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Hirano
哲夫 平野
Hiroaki Tanaka
裕章 田中
Mitsuru Takahashi
充 高橋
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 特別な回路を付加することなく、容量値の電
圧依存性による特性劣下を抑制するキャパシタ回路を提
供する。 【構成】 第1P型ウェル層12と、この上に絶縁膜1
4を介して形成され前記第1ウェル層12との間で第1
MOSキャパシタを構成する第1ゲート電極15と、第
1ゲート電極15と電気的に接続された第2P型ウェル
層22と、第1P型ウェル層12と電気的に接続され、
かつこの第2P型ウェル層22上に絶縁膜を介して形成
されるとともに第2P型ウェル層22との間でMOSキ
ャパシタを構成する第2ゲート電極と、第1,第2P型
ウェル層12,22内に形成され第2,第1ゲート電極
との電気接続をするP型電極層16,26を備えてい
る。そして、この第1,第2ゲート電極の間に信号を入
力するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスイッチトキャパシタフ
ィルタやスイッチトキャパシタ型A/D変換器等、電荷
の転送を基本動作とし、交流電圧を扱う信号処理回路に
用いられるキャパシタに関する。
【0002】
【従来の技術】スイッチトキャパシタフィルタはキャパ
シタとトランジスタからなるスイッチおよび演算増幅器
より構成されており、その基本構成であるスイッチトキ
ャパシタ積分器を図11に示す。図中C1,C2はキャ
パシタ、SW1〜SW4はトランジスタよりなるスイッ
チ、OPAは演算増幅器である。SW1〜SW4は図1
2に示す互いに逆相でハイレベルの非重複期間tを持つ
2相クロックΦ1、Φ2で導通、非導通が制御され、S
W1とSW4をΦ1(またはΦ2)、SW2とSW3を
Φ2(またはΦ1)で制御する場合、図11の積分器は
位相反転積分器として動作し、SW1とSW3をΦ1
(またはΦ2)、SW2とSW4をΦ2(またはΦ1)
で制御する場合、図11の積分器は位相非反転積分器と
して動作する。
【0003】スイッチトキャパシタフィルタをIC化す
る場合のキャパシタC1,C2を実現する方法として
は、図13に示すMOS (Metal Oxide Semiconductor)
トランジスタのゲート・ソース間容量(以後MOSキャ
パシタ)を用いる方法がある。図13はMOSキャパシ
タの断面構造であり、51はN型の半導体基板、52は
ウェルを形成するP型半導体層、53はソースおよびド
レインを形成するN型半導体層、54は酸化シリコンよ
りなる絶縁膜、55はポリシリコンよりなるゲート電
極、56は52のウェルとの電気的接続をとるためのP
型半導体層である。この構造は通常のエンハンスメント
タイプのN型MOSトランジスタであり、それを図14
に示すように53のソースとドレインおよび56のP型
半導体層を介してウェル52とを接続すると、端子A1
とA2の間はキャパシタとして動作する。そのゲート・
ソース端子間電圧Vgsに対する容量値の特性は図15に
示すように、MOSトランジスタのしきい値電圧Vthで
ほぼ最小となるように変化する。通常、このしきい値電
圧Vthはスイッチ、演算増幅器で使用されるトランジス
タの特性を考えて決定され、その値は一般的に1V前後
である。
【0004】これに対し図11に示す積分器の入力Vi
nとしては図15に示すような±V1のピーク値を持つ
交流電圧を扱い、例えば電源電圧が±5Vであれば±V
1=±5Vが要求される。このためキャパシタC1,C
2の両端の電圧は正負両極性に変化し、そのため容量値
も入力電圧に応じて変化する、いわゆる電圧依存性を示
す。このためMOSキャパシタを用いた場合にはオフセ
ット、歪の発生といったフィルタ特性の劣下が生じると
いう問題がある。
【0005】この問題を解決する方法として、キャパシ
タの両端の電圧の極性が変化しても、その容量値が変化
しないフローティングキャパシタが用いることが推奨さ
れている。例えば二つのポリシリコン電極に絶縁膜をは
さんだ2層ポリシリコン構造のキャパシタ、またはポリ
シリコンとAl等の金属電極とで絶縁膜をはさんだAl
−ポリシリコン構造のキャパシタがそれである。しかし
ながらこれらのキャパシタでは1〜数枚のフォトマスク
を追加する必要があり、ICを製作するコストが増加す
るという問題がある。
【0006】またMOSキャパシタを用いて、あるバイ
アス電圧をMOSキャパシタに印加することにより、M
OSキャパシタの容量値が安定したところで使用する方
法(特開昭61−126813,特開昭61−1268
14)があるが、この方法では動作電圧範囲が印加する
バイアス電圧によって制限されること、またバイアス発
生回路が必要となり回路構成が複雑になるという問題が
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題に鑑
みたものであり、MOSキャパシタを用いた場合でも、
容量値の電圧依存性による特性劣下という問題を起こさ
ず、かつそのために新たな回路を付加する必要のないキ
ャパシタ回路を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に構成された第1発明のキャパシタ回路は、第1半導体
層と、前記第1半導体層上に第1絶縁膜を介して形成さ
れるとともに前記第1半導体層との間でMOSキャパシ
タを構成する第1電極と、前記第1電極と電気的に接続
された第2半導体層と、前記第1半導体層と電気的に接
続され、かつ前記第2半導体層上に第2絶縁膜を介して
形成されるとともに前記第2半導体層との間でMOSキ
ャパシタを構成する第2電極とを備え、前記第1電極と
前記第2電極との間に信号を印加するようにしたことを
特徴としている。
【0009】また、上記目的を達成するために構成され
た第2発明のキャパシタ回路は、第1半導体層と、前記
第1半導体層上に第1絶縁膜を介して形成されるととも
に前記第1半導体層との間でMOSキャパシタを構成す
る第1電極とを有する第1MOSキャパシタ部と、第2
半導体層と、前記第2半導体層上に第2絶縁膜を介して
形成されるとともに前記第2半導体層との間でMOSキ
ャパシタを構成する第2電極とを有する第2MOSキャ
パシタ部とを備え、前記第1半導体層と前記第2電極、
前記第2半導体層と前記第1電極をそれぞれ電気的に接
続し、前記第1電極と前記第2電極との間に信号を印加
するようにしたことを特徴としている。
【0010】上記目的を達成するために構成された第3
発明のスイッチトキャパシタフィルタは、第1のキャパ
シタ回路、一定周期で開閉するとともに、前記第1のキ
ャパシタ回路に電力を供給して前記第1のキャパシタ回
路に電荷を蓄積させる第1スイッチ手段、前記第1スイ
ッチ手段より遅れて前記周期で開閉するとともに、前記
第1のキャパシタに蓄積された電荷を取り出す第2スイ
ッチ手段、及び、演算増幅器と少なくとも一つの第2の
キャパシタ回路とが並列接続されて構成されるととも
に、前記第2スイッチ手段により取り出された前記第1
のキャパシタの電荷を蓄積する積分回路を備えるスイッ
チトキャパシタフィルタにおいて、前記第1,第2のキ
ャパシタ回路は、第1半導体層と、前記第1半導体層上
に第1絶縁膜を介して形成されるとともに前記第1半導
体層との間でMOSキャパシタを構成する第1電極と、
前記第1電極と電気的に接続された第2半導体層と、前
記第1半導体層と電気的に接続され、かつ前記第2半導
体層上に第2絶縁膜を介して形成されるとともに前記第
2半導体層との間でMOSキャパシタを構成する第2電
極とを備え、前記第1,第2のキャパシタ回路は、前記
第1,第2電極相互間に前記電荷が供給され、前記電荷
を蓄積することを特徴としている。
【0011】また、上記目的を達成するために構成され
た第4発明のスイッチトキャパシタフィルタは、第1の
キャパシタ回路、一定周期で開閉するとともに、前記第
1のキャパシタ回路に電力を供給して前記第1のキャパ
シタ回路に電荷を蓄積させる第1スイッチ手段、前記第
1スイッチ手段より遅れて前記周期で開閉するととも
に、前記第1のキャパシタに蓄積された電荷を取り出す
第2スイッチ手段、及び、演算増幅器と少なくとも一つ
の第2のキャパシタ回路とが並列接続されて構成される
とともに、前記第2スイッチ手段により取り出された前
記第1のキャパシタの電荷を蓄積する積分回路を備える
スイッチトキャパシタフィルタにおいて、前記第1,第
2のキャパシタ回路は、第1半導体層と、前記第1半導
体層上に第1絶縁膜を介して形成されるとともに前記第
1半導体層との間でMOSキャパシタを構成する第1電
極とを有する第1MOSキャパシタ部と、第2半導体層
と、前記第2半導体層上に第2絶縁膜を介して形成され
るとともに前記第2半導体層との間でMOSキャパシタ
を構成する第2電極とを有する第2MOSキャパシタ部
とを備え、前記第1半導体層と前記第2電極、前記第2
半導体層と前記第1電極をそれぞれ電気的に接続し、前
記第1,第2キャパシタ回路は、前記第1,第2電極相
互間に前記電荷が供給され、前記電荷を蓄積することを
特徴としている。
【0012】ここで、上記第1乃至第4発明において、
前記第1半導体層と前記第2半導体層はそれぞれ半導体
基板を有し、該半導体基板は同一の半導体基板からな
り、前記第1半導体層と前記第2半導体層は前記半導体
基板内でPN分離によって電気的に絶縁されて形成され
ていることが好ましい。また上記第1乃至第4発明にお
いて、前記第1半導体層と前記第2半導体層はそれぞれ
半導体基板を有し、該半導体基板は同一の半導体基板か
らなり、前記第1半導体層と前記第2半導体層は前記半
導体基板内でSOI(Silicon On Insulator)分離によ
って電気的に絶縁されて形成されていても良い。
【0013】さらに第1乃至第4発明において、前記第
1半導体層と前記第2半導体層は、前記MOSキャパシ
タに印加される電圧の範囲内において、その電圧に対す
る前記MOSキャパシタの容量を実質直線的変化させる
高不純物濃度の半導体層であることが好ましい。また、
上記第1乃至第4発明において、前記第1,第2半導体
層は、それぞれ前記第1,第2半導体層と同一電導型で
高不純物濃度の電極層を有し、前記第1,第2半導体層
は該電極層を介してそれぞれ前記第2,第1電極と電気
的に接続されていることが好ましい。
【0014】そして、上記第1乃至第4発明において、
前記第1,第2半導体層は、それぞれ前記第1,第2半
導体層と反対電導型で高不純物濃度の不純物層を有し、
前記第1,第2半導体層は該不純物層を介してそれぞれ
前記第2,第1電極と電気的に接続されていることが好
ましい。なお、前記第1半導体層と前記第2半導体層は
同一導電型であっても良いし、また前記第1絶縁膜と前
記第2絶縁膜は連続的に形成されていても良い。
【0015】
【作用】請求項1と請求項2記載の発明によれば、第1
半導体層と第1電極との間で形成されるMOSキャパシ
タと、第2半導体層と第2電極との間で形成されるMO
Sキャパシタとを逆並列接続することで、それぞれのM
OSキャパシタの有する容量の電圧依存性をキャンセル
する。
【0016】請求項3と請求項4記載の発明によれば、
スイッチトキャパシタフィルタにおいて、MOSキャパ
シタ回路を、第1半導体層と第1電極との間で形成され
るMOSキャパシタと、第2半導体層と第2電極との間
で形成されるMOSキャパシタとを逆並列接続したMO
Sキャパシタ回路とする。そしてこれにより、MOSキ
ャパシタ回路の容量の電圧依存性をキャンセルする。
【0017】請求項5記載の発明によれば、半導体基板
内に第1半導体層と第2半導体層の二つの半導体層を設
け、PN分離により分離する。これにより、第1半導体
層の電気的特性と第2半導体層の電気的特性を全く同一
にし、キャパシタ回路の電圧依存性をキャンセルしやす
くする。請求項6記載の発明によれば、SOI分離半導
体基板の相異なった電気的に分離された領域に第1半導
体層と第2半導体層の二つの半導体層を設ける。これに
より、第1半導体層の電気的特性と第2半導体層の電気
的特性を全く同一にし、キャパシタ回路の電圧依存性を
キャンセルしやすくする。
【0018】請求項7記載の発明によれば、第1,第2
半導体層の不純物濃度を高くすることで、第1,第2M
OSキャパシタに印加される電圧の範囲内において、そ
の電圧に対する第1,第2MOSキャパシタの容量を実
質直線的変化させる。請求項8記載の発明によれば、第
1,第2半導体層内にこの半導体層と同一電導型で高不
純物濃度の電極層を形成し、第1,第2半導体層はこの
電極層を介してそれぞれ第2,第1電極と接続される。
【0019】
【発明の効果】請求項1と請求項2記載の発明によれ
ば、他の特別な外部回路を用いることなくMOSキャパ
シタの容量の電圧依存性をキャンセルできる。請求項3
と請求項4記載の発明によれば、スイッチトキャパシタ
フィルタにおけるMOSキャパシタ回路の容量の電圧依
存性をキャンセルすることにより、出力信号の歪みを抑
制することができる。
【0020】請求項5と請求項6記載の発明によれば、
第1半導体層の電気的特性と第2半導体層の電気的特性
を全く同一にし、キャパシタ回路の電圧依存性をキャン
セルしやすくすることで、設計も簡単になる。請求項7
記載の発明によれば、第1,第2MOSキャパシタの容
量を実質直線的変化させることで、キャパシタ回路の電
圧依存性をキャンセルしやすくなり、また設計も簡単に
なる。
【0021】請求項8記載の発明によれば、電極と半導
体層の間の電気接続を簡単に行うことができる。
【0022】
【実施例】
(第1実施例)以下に本発明の第1実施例であるキャパ
シタ回路を、図面を用いて説明する。図1(a)に本発
明の第1実施例であるキャパシタ回路の断面構造を、図
1(b)に該回路図を示す。10,20はそれぞれ第
1,第2MOSキャパシタ(第1,第2MOSキャパシ
タ部に相当)、11はN型半導体基板、12,22は第
1,第2MOSキャパシタが形成される第1,第2P型
ウェル層(第1,第2半導体層に相当)でありPN分離
により電気的に分離されている。13,23は第1,第
2MOSキャパシタのソース,ドレインを形成するN型
で高不純物濃度のソース・ドレイン層(不純物層に相
当)、14,24は酸化シリコンからなる第1,第2M
OSキャパシタの絶縁膜(第1,第2絶縁膜に相当)、
15,25は第1,第2MOSキャパシタのゲートを形
成する第1,第2ゲート電極(第1,第2電極に相
当)、16,26は前記ウェルを形成する第1,第2P
型ウェル層との電気的接続をとるためのP型で高不純物
濃度のP型電極層(電極層に相当)である。
【0023】また第1MOSキャパシタ10のウェルを
形成する第1P型ウェル層12はP型電極層16を介し
てソース・ドレイン層13と接続され、さらに第2MO
Sキャパシタ20のゲートを形成する第2ゲート電極2
5とともに共通接続されて図1(b)の端子B2とな
る。第2MOSキャパシタ20のウェルを形成する第2
P型ウェル層22はP型電極層26を介してソース・ド
レイン層23と接続され、さらに第1MOSキャパシタ
10のゲートを形成する第1ゲート電極15とともに共
通接続されて図1(b)の端子B1となる。
【0024】図2は第1,第2MOSキャパシタのゲー
ト・ソース間電圧Vgsに対する容量値の特性を示す。本
発明では第1,第2MOSキャパシタは、そのしきい値
電圧Vthが入力電圧範囲−V1〜+V1に対して、その
範囲内に入らないようウェルを形成する第一および第二
のP型半導体層12,22の不純物濃度を調整する。例
えば±V1=±5Vであれば、調整後のしきい値電圧は
少なくともVth’>+5Vとなるよう、しきい値電圧を
高くするように、第1,第2P型ウェル層12,22の
P型の不純物濃度を調整する。その方法としては、一般
的に用いられているイオン注入技術により、例えばボロ
ンを注入し、その注入量を調整することににより可能で
ある。
【0025】このようにしてウェルを形成するP型ウェ
ル層12,22の不純物濃度を調整された第1,第2M
OSキャパシタのゲート・ソース間電圧Vgsに対する容
量値Cの特性は、空乏近似を用いてゲートソース間電極
Vgsが0〜しきい値電圧(VthまたはVth′)におい
て、以下の式のようになる。
【0026】
【数1】C=CS i 02(1+α0 Vgs)-1/2 なお、CS i 02はゲート酸化膜であるシリコン酸化膜で
形成される容量値であり、α0 はP型ウェル層12,2
2の不純物濃度Nsub に反比例する定数である(α0
1/Nsub )。
【0027】ここで、Nsub が十分に大きいとき、α0
がゼロに近付くので、第2図の点線で示すように、動作
電圧範囲−V1〜+V1において直線に近似することが
可能となり、その傾きをα(α>0)とすると、その容
量値Cは、数1式をテーラ展開して2次以上の項を無視
することにより、
【0028】
【数2】C=C0(1−(1/2)・α0 Vgs) =C0(1−αVgs) と近似される(但し、α=1/2α0 )。なお、C0は
近似直線がVgs=0と交わる点の容量値である。
【0029】そして容量値の特性が数2式で示すように
ゲート・ソース間電圧Vgsに対して直線近似可能な第
1,第2MOSキャパシタを用いて、図1に示すように
構成されたキャパシタ回路においては、端子B1・B2
間の電圧VB1B2に対する第1,第2MOSキャパシタ1
0,20の容量値の特性は図3に示すようになる。第1
MOSキャパシタ10はその第1ゲート電極15が端子
B1に、第1P型ウェル層12と共通接続されたソース
が端子B2に接続されているため、その容量値の端子B
1・B2間の電圧VB1B2に対する特性は図2と同様であ
り、その容量値CM1の近似直線は数2式と同様に、
【0030】
【数3】CM1=C0(1−αVB1B2) となる。一方、第2MOSキャパシタ20は、その第2
ゲート電極25が端子B2に、第2P型ウェル層22と
共通接続されたソースが端子B1に接続されているた
め、その容量値の端子B1・B2間の電圧VB1B2に対す
る特性は第1MOSキャパシタ10の特性とは図3のy
軸に対して対称的とみなすことができ、その容量値CM
2の近似直線は、
【0031】
【数4】CM2=C0(1+αVB1B2) となる。この結果第1,第2MOSキャパシタ10,2
0を図1のように逆並列接続して構成されたキャパシタ
回路においては、第1,第2MOSキャパシタ各々は数
3式、数4式に示す電圧依存性を持つが、その合成容量
値Ctotal は、
【0032】
【数5】Ctotal =CM1+CM2 =C0(1−αVB1B2)+C0(1+αVB1B2) =2C0 となり、キャパシタ回路としては、数3式、数4式の電
圧VB1B2に依存する項がキャンセルされ、その容量値C
total は電圧に依存しないキャパシタ回路を得ることが
できる。
【0033】図4に本発明のキャパシタ回路をスイッチ
トキャパシタフィルタに用いた場合の実施例を示す。図
は従来技術で説明した図11のキャパシタC1,C2を
それぞれ一つの図1に示したキャパシタ回路で置き換え
たものである。すなわちこのスイッチトキャパシタフィ
ルタは、キャパシタ回路101、102(第1,第2M
OSキャパシタ回路に相当)と、図12に示す2相クロ
ックのΦ1に同期して開閉しキャパシタ回路101にV
inからの電荷を送り込むSW1,SW3(第1スイッ
チング手段に相当)と、Φ2に同期して開閉しキャパシ
タ回路101にら電荷を取り出すSW2,SW4(第2
スイッチング手段に相当)と、キャパシタ回路102と
演算増幅器OPAが並列に接続され、SW2,SW4に
よって取り出された電荷を積分する積分回路である。
【0034】なお、SW1〜SW4は図12に示す互い
に逆相でハイレベルの非重複期間tを持つ2相クロック
Φ1、Φ2で導通、非導通が制御されるものであるが、
SW1とSW4をΦ1(またはΦ2)、SW2とSW3
をΦ2(またはΦ1)で制御する場合、図4のスイッチ
トキャパシタフィルタは位相反転積分器として動作し、
SW1とSW3をΦ1(またはΦ2)、SW2とSW4
をΦ2(またはΦ1)で制御する場合、図4の積分器は
位相非反転積分器として動作する。
【0035】キャパシタ回路101、102を構成する
第1,第2MOSキャパシタ10,20の容量値は、キ
ャパシタ回路の所望の容量がそれぞれC1,C2であっ
た時、キャパシタ回路101では共に1/2・C1に、
キャパシタ回路102では共に1/2・C2となるよう
にそれぞれ決定する。図5は、図11に示した従来のス
イッチトキャパシタフィルタにおいて、図13に示した
従来のMOSキャパシタを用いた場合と、本実施例のス
イッチトキャパシタフィルタの、入力信号振幅に対する
出力信号の全高調波歪T.H.D の関係を示したものであ
る。図のように本実施例のスイッチトキャパシタフィル
タは、従来の図11の構成のものに対して著しく全高調
波歪T.H.D を減少させていることが分かる。
【0036】なおスイッチトキャパシタフィルタでは、
C1,C2を単位キャパシタとよばれる基本となるキャ
パシタを複数個用いて構成することが一般的に行われて
いるが、その場合には単位キャパシタの容量値Cunitに
対して、第1,第2MOSキャパシタ10,20の容量
値を1/2・Cunitとしてキャパシタ回路を構成し、こ
れを基本単位のキャパシタ回路として、それを適宜必要
個数用いて回路を構成すればよい。この場合の実施例を
図6に示す。図はC1=Cunit、C2=4・Cunitとし
た場合の構成を示しており、C1として一つのキャパシ
タ回路201を、C2として四つのキャパシタ回路20
2〜205を並列接続して回路を構成している。
【0037】以上のように本発明のキャパシタ回路を用
いて構成されたスイッチトキャパシタフィルタでは、M
OSキャパシタを用いているにもかかわらず、数5式で
示したようにキャパシタ回路として第1,第2MOSキ
ャパシタの電圧依存性が互いにキャンセルされているた
めに、結果的に回路特性に影響を与えることがなく、オ
フセット、歪の発生といった回路特性の劣下を生じるこ
とがない。また本発明では、新たな回路の付加を必要と
せず、MOSキャパシタの電圧依存性の問題を解決する
方法として、一切のコストアップはない。
【0038】(第2実施例)以下に本発明の第2実施例
であるキャパシタ回路を、図面を用いて説明する。図7
は第2実施例のキャパシタ回路を示す断面図であり、図
8はその等価回路図である。第1実施例ではMOSキャ
パシタとしてエンハンスメントタイプのMOSトランジ
スタを用いたが、第2実施例はディプレッションタイプ
のMOSトランジスタを用いた例である。
【0039】図7のように、イオン注入を用いてリンま
たはヒ素を第1,第2MOSキャパシタ10,20のゲ
ート電極直下に注入し、N型のディプレッション層1
7、27を形成する。この場合第1,第2MOSキャパ
シタのゲート・ソース間電圧に対する容量値の特性は図
9のようになる。MOSキャパシタのしきい値電圧は動
作電圧範囲−V1〜+V1に対して、調整後のしきい値
電圧が少なくともVth’<−V1となるように、しきい
値電圧を低くするようにディプレッション層の不純物濃
度を調整する。
【0040】これにより第1,第2MOSキャパシタの
ゲート・ソース間電圧に対する容量値の特性は図の点線
で示すように直線に近似可能となり、第1実施例と同様
に図7のように構成されたキャパシタ回路では、MOS
キャパシタの電圧依存性をキャンセルすることができ
る。 (第3実施例)以下に本発明の第3実施例であるキャパ
シタ回路を、図面を用いて説明する。
【0041】図10は本発明の第3実施例のキャパシタ
回路を示す断面図である。第1,第2実施例では、第
1,第2MOSトランジスタ10,20を電気的に分離
する方法として、半導体基板上に形成した独立した二つ
のウェルを形成するPN分離方法を用いたが、本発明に
おいては図10に示すようにSOI(Silicon On Insul
ator)構造を用い、半導体基板112上に形成したシリ
コン酸化膜からなる絶縁膜111で分離してもよい。こ
の場合MOSトランジスタとしてはエンハンスメントタ
イプ、ディプレッションタイプを問わないことは明白で
ある。
【0042】なお第1〜第3実施例ではN型のMOSト
ランジスタを用いているが、P型のMOSトランジスタ
を用いてMOSキャパシタを構成しても同様の効果を得
られることは明白である。また、二つの半導体層(第
1,第2半導体層)も本実施例のように同一半導体基板
内に形成する必要はなく、別々の半導体基板にそれぞれ
形成しても良い。この際、同じ特性・不純物濃度・導電
型を持った半導体基板を用いることが好ましいが、二つ
のMOSキャパシタの電圧特性を同一にできるならば、
これらは異なっていても構わない。また、絶縁膜14,
24は酸化シリコン、分離方法もPN分離,SOI分離
に限られたわけではない。また、上記実施例ではMOS
FETを用いて説明しているが、本発明のMOSキャパ
シタ回路においてはソース・ドレイン層13,23はな
くても良い。またP型電極層16,26は、第1,第2
P型ウェル層12,22に直接金属電極等を形成するこ
とにより省略できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第1実施例のMOSキャパシ
タ回路を示す断面図である。(b)は(a)に示したM
OSキャパシタ回路の等価回路を示す図である。
【図2】図1に示したMOSキャパシタ回路の電圧−容
量特性を示す図である。
【図3】図1に示したMOSキャパシタ回路の電圧−容
量特性を示す図である。
【図4】図1に示したMOSキャパシタ回路を用いたス
イッチトキャパシタフィルタを示す回路図である。
【図5】図4に示したスイッチトキャパシタフィルタの
入力信号振幅−出力歪特性を示す図である。
【図6】図1に示したMOSキャパシタ回路を用いたス
イッチトキャパシタフィルタを示す回路図である。
【図7】本発明の第2実施例のMOSキャパシタ回路を
示す断面図である。
【図8】図7に示したMOSキャパシタ回路の等価回路
を示す図である。
【図9】図7に示したMOSキャパシタ回路の電圧−容
量特性を示す図である。
【図10】本発明の第3実施例のMOSキャパシタ回路
を示す断面図である。
【図11】従来のMOSキャパシタを用いたスイッチト
キャパシタ積分器を示す回路図である。
【図12】図11に示したスイッチトキャパシタ積分器
を説明する図である。
【図13】従来のMOSキャパシタを示す断面図であ
る。
【図14】図13に示したMOSキャパシタの等価回路
を示す図である。
【図15】図13に示したMOSキャパシタを説明する
図である。
【符号の説明】
10,20 第1,第2MOSキャパシタ 11,112 N型半導体基板 111 シリコン酸化膜 12,22 第1,第2P型ウェル層 13,23 ソース・ドレイン層 14,24 絶縁膜 15,25 第1,第2ゲート電極 16,26 P型電極層 17,27 N型ディプレッション層

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1半導体層と、 前記第1半導体層上に第1絶縁膜を介して形成されると
    ともに前記第1半導体層との間でMOSキャパシタを構
    成する第1電極と、 前記第1電極と電気的に接続された第2半導体層と、 前記第1半導体層と電気的に接続され、かつ前記第2半
    導体層上に第2絶縁膜を介して形成されるとともに前記
    第2半導体層との間でMOSキャパシタを構成する第2
    電極とを備え、前記第1電極と前記第2電極との間に信
    号を印加するようにしたことを特徴とするキャパシタ回
    路。
  2. 【請求項2】 第1半導体層と、前記第1半導体層上に
    第1絶縁膜を介して形成されるとともに前記第1半導体
    層との間でMOSキャパシタを構成する第1電極とを有
    する第1MOSキャパシタ部と、 第2半導体層と、前記第2半導体層上に第2絶縁膜を介
    して形成されるとともに前記第2半導体層との間でMO
    Sキャパシタを構成する第2電極とを有する第2MOS
    キャパシタ部とを備え、前記第1半導体層と前記第2電
    極、前記第2半導体層と前記第1電極をそれぞれ電気的
    に接続し、前記第1電極と前記第2電極との間に信号を
    印加するようにしたことを特徴とするキャパシタ回路。
  3. 【請求項3】 第1のキャパシタ回路、一定周期で開閉
    するとともに、前記第1のキャパシタ回路に電力を供給
    して前記第1のキャパシタ回路に電荷を蓄積させる第1
    スイッチ手段、 前記第1スイッチ手段より遅れて前記周期で開閉すると
    ともに、前記第1のキャパシタに蓄積された電荷を取り
    出す第2スイッチ手段、 及び、演算増幅器と少なくとも一つの第2のキャパシタ
    回路とが並列接続されて構成されるとともに、前記第2
    スイッチ手段により取り出された前記第1のキャパシタ
    の電荷を蓄積する積分回路を備えるスイッチトキャパシ
    タフィルタにおいて、前記第1,第2のキャパシタ回路
    は、 第1半導体層と、 前記第1半導体層上に第1絶縁膜を介して形成されると
    ともに前記第1半導体層との間でMOSキャパシタを構
    成する第1電極と、 前記第1電極と電気的に接続された第2半導体層と、 前記第1半導体層と電気的に接続され、かつ前記第2半
    導体層上に第2絶縁膜を介して形成されるとともに前記
    第2半導体層との間でMOSキャパシタを構成する第2
    電極とを備え、前記第1,第2のキャパシタ回路は、前
    記第1,第2電極相互間に前記電荷が供給され、前記電
    荷を蓄積することを特徴とするスイッチトキャパシタフ
    ィルタ。
  4. 【請求項4】 第1のキャパシタ回路、 一定周期で開閉するとともに、前記第1のキャパシタ回
    路に電力を供給して前記第1のキャパシタ回路に電荷を
    蓄積させる第1スイッチ手段、 前記第1スイッチ手段より遅れて前記周期で開閉すると
    ともに、前記第1のキャパシタに蓄積された電荷を取り
    出す第2スイッチ手段、 及び、演算増幅器と少なくとも一つの第2のキャパシタ
    回路とが並列接続されて構成されるとともに、前記第2
    スイッチ手段により取り出された前記第1のキャパシタ
    の電荷を蓄積する積分回路を備えるスイッチトキャパシ
    タフィルタにおいて、前記第1,第2のキャパシタ回路
    は、 第1半導体層と、前記第1半導体層上に第1絶縁膜を介
    して形成されるとともに前記第1半導体層との間でMO
    Sキャパシタを構成する第1電極とを有する第1MOS
    キャパシタ部と、 第2半導体層と、前記第2半導体層上に第2絶縁膜を介
    して形成されるとともに前記第2半導体層との間でMO
    Sキャパシタを構成する第2電極とを有する第2MOS
    キャパシタ部とを備え、前記第1半導体層と前記第2電
    極、前記第2半導体層と前記第1電極をそれぞれ電気的
    に接続し、前記第1,第2のキャパシタ回路は、前記第
    1,第2電極相互間に前記電荷が供給され、前記電荷を
    蓄積することを特徴とするスイッチトキャパシタフィル
    タ。
  5. 【請求項5】 前記第1半導体層と前記第2半導体層は
    それぞれ半導体基板を有し、該半導体基板は同一の半導
    体基板からなり、前記第1半導体層と前記第2半導体層
    は前記半導体基板内でPN分離によって電気的に絶縁さ
    れて形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求
    項4記載のキャパシタ回路及びスイッチトキャパシタフ
    ィルタ。
  6. 【請求項6】 前記第1半導体層と前記第2半導体層は
    それぞれ半導体基板を有し、該半導体基板は同一の半導
    体基板からなり、前記第1半導体層と前記第2半導体層
    は前記半導体基板内でSOI分離によって電気的に絶縁
    されて形成されていることを特徴とする請求項1乃至請
    求項4記載のキャパシタ回路及びスイッチトキャパシタ
    フィルタ。
  7. 【請求項7】 前記第1半導体層と前記第2半導体層
    は、前記MOSキャパシタに印加される電圧の範囲内に
    おいて、その電圧に対する前記MOSキャパシタの容量
    を実質直線的変化させる高不純物濃度の半導体層である
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項6記載のキャパシ
    タ回路及びスイッチトキャパシタフィルタ。
  8. 【請求項8】 前記第1,第2半導体層は、それぞれ前
    記第1,第2半導体層と同一電導型で高不純物濃度の電
    極層を有し、前記第1,第2半導体層は該電極層を介し
    てそれぞれ前記第2,第1電極と電気的に接続されてい
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項7記載のキャパ
    シタ回路及びスイッチトキャパシタフィルタ。
  9. 【請求項9】 前記第1,第2半導体層は、それぞれ前
    記第1,第2半導体層と反対電導型で高不純物濃度の不
    純物層を有し、前記第1,第2半導体層は該不純物層を
    介してそれぞれ前記第2,第1電極と電気的に接続され
    ていることを特徴とする請求項1乃至請求項8記載のキ
    ャパシタ回路及びスイッチトキャパシタフィルタ。
  10. 【請求項10】 前記第1半導体層と前記第2半導体層
    は同一導電型であることを特徴とする請求項1乃至請求
    項9記載のキャパシタ回路及びスイッチトキャパシタフ
    ィルタ。
  11. 【請求項11】 前記第1絶縁膜と前記第2絶縁膜は連
    続的に形成されていることを特徴とする請求項1乃至請
    求項10記載のキャパシタ回路及びスイッチトキャパシ
    タフィルタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001024277A1 (de) * 1999-09-30 2001-04-05 Infineon Technologies Ag Schaltungsanordnung zur bildung eines mos-kondensators mit geringer spannungsabhängigkeit und geringem flächenbedarf
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KR100398043B1 (ko) * 1996-12-28 2004-05-17 주식회사 하이닉스반도체 반도체 소자의 모스 캐패시터 제조방법
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JP2013207676A (ja) * 2012-03-29 2013-10-07 Canon Inc 増幅回路、光電変換装置、および撮像システム

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