JP2564615B2 - Fm受信機の雑音除去装置 - Google Patents

Fm受信機の雑音除去装置

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JP2564615B2 JP63172772A JP17277288A JP2564615B2 JP 2564615 B2 JP2564615 B2 JP 2564615B2 JP 63172772 A JP63172772 A JP 63172772A JP 17277288 A JP17277288 A JP 17277288A JP 2564615 B2 JP2564615 B2 JP 2564615B2
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保実 荒川
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、FM受信機の雑音除去装置に関し、特に、パ
ルス性雑音を除去するのに好適な雑音除去装置に関する
ものである。
〔従来の技術〕
従来のFM受信機における雑音除去装置においては、例
えば、特開昭55-145442号公報に記載のように、FM受信
機におけるFM検波器の出力であるコンポジット信号から
パルス性雑音を検出するか、あるいは、混合器の出力で
あるIF信号からパルス性雑音を検出するかして、その検
出結果に基づいてゲート制御信号を発生させ、そのゲー
ト制御信号によってオーディオ回路へ入力されるオーデ
ィオ信号を一時遮断あるいは、前値ホールドする事によ
り、オーディオ信号でのパルス性雑音の発生を抑圧して
いた。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術は、受信電波に重畳されたパルス性雑音
の除去については効果があるが、FM受信機内部の電源ラ
インから直接、パルス性雑音が局部発振器に飛び込み、
それによって位相同期ループから出力される局部発振器
の発振周波数を制御する直流制御電圧が変動することに
より、みかけ上、FM検波器へ入力されるIF信号が周波数
変調を受けて、オーディオ回路に入力されるオーディオ
信号中に大きなパルス性雑音(ホップ音)が発生すると
いう問題があった。このパルス性雑音(ホップ音)は、
受信電波に重畳されたパルス性雑音に比べ、はるかに大
きく、聴感上、不快感を与えるものである。
本発明の目的は、上記した従来技術の問題点を解決
し、電源ラインから直接パルス性雑音が局部発振器に飛
び込むことによりオーディオ信号中に発生するパルス性
雑音を抑圧することができる雑音除去装置を提供するこ
とにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記した目的達成のため、本発明では、局部発振信号
を発生する局部発振手段と、発生した前記局部発振信号
を取込み、前記局部発振手段の発振周波数を基準となる
周波数に合わせるべく制御するのに必要な直流制御電圧
を作成して、前記局部発振手段に向け出力する位相同期
ループと、受信したRF信号と前記局部発振手段から発生
した局部発振信号とを混合してIF信号を得る混合手段
と、該IF信号をFM検波するFM検波手段と、該FM検波手段
からの出力をステレオ復調するステレオ復調手段と、か
ら成るFM受信機において、 前記位相同期ループから出力される直流制御電圧の変
動を検知して雑音が発生したか否かを検出する雑音検出
手段と、該雑音検出手段からの検出出力に基づいて発生
させたゲート信号により前記ステレオ復調手段の出力部
分に配されているゲートを制御して前記ステレオ復調手
段の出力レベルを抑圧する制御手段と、を設けた。
〔作用〕
前記位相同期ループから出力される直流制御電圧は、
通常動作時においてはほとんど変動しないが、電源ライ
ンから直接パルス性雑音が前記局部発振手段に飛び込
み、前記局部発振信号にそのパルス性雑音が加わると、
前記位相同期ループにおいて、局部発振信号と基準信号
との間に大きな位相ずれが発生するので、前記直流制御
電圧は大きく変動する。
そこで、本発明では、前記雑音検出手段が、その直流
制御電圧の変動を増幅して検知し、その変動分としてパ
ルス性雑音を検出する。そして、前記制御手段が、前記
雑音検出手段からの検出出力に基づいて前記ステレオ復
調手段の出力のレベルを制御する。例えば、前記ステレ
オ復調手段の出力部分に配したゲートを、前記雑音検出
手段からの検出出力に基づいて発生させたゲート制御信
号により制御して、前記ステレオ復調手段の出力、即
ち、オーディオ信号をミューティングあるいはアッテネ
ートする。
こうすることにより、従来の雑音除去装置では不可能
であった。電源ラインから直接パルス性雑音が局部発振
器に飛び込むことによりオーディオ信号中に発生するパ
ルス性雑音を、抑圧することができる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図により説明する。
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図である。
第1図において、1はRF増幅器、2は混合器、3はIF
増幅器、4はFM検波器、5はステレオ復調器、6は局部
発振器、7は位相同期ループ、8は雑音検出部、9は制
御部、10はゲート、である。また、71は分周器、72は位
相比較器、73はローパスフィルタ(L.P.F.)、であり、
これらが位相同期ループ7を構成している。
では、本実施例の動作について説明する。
第1図に示すRF増幅器1では、アンテナANTから高周
波入力信号を増幅する。混合器2では、RF増幅器1によ
り増幅されたRF信号と局部発振器6からの局部発振信号
とを混合し、IF信号を得る。IF増幅器3では、混合器2
で得られたIF信号を増幅する。FM検波器4では、IF増幅
器3により増幅されたIF信号をFM検波してコンポジット
信号を得る。ステレオ復調器5では、FM検波器4で得ら
れたコンポジット信号をステレオ復調して、オーディオ
信号をゲート10を介してオーディオ回路に出力する。
又、局部発振器6で得られた局部発振信号は、位相同
期ループを構成する分周器71で分周され、位相比較器72
で基準周波数を持つ基準信号と位相比較が行われ、その
比較出力をローパスフィルタ73を介することにより、局
部発振器6の発振周波数を制御する直流制御電圧VTを得
ている。
又、雑音検出部8では、直流制御電圧VTの変動を検知
して、パルス性雑音を検出し、その検出結果に基づいて
制御部9では、ゲート制御信号を生成し、ゲート10を制
御する。
つぎに、この検出部8,制御部9,ゲート10の動作を第2
図を参照して更に詳しく説明する。
第2図は第1図の要部信号波形を示す波形図である。
第2図において、(a)は位相同期ループ7からの直
流制御電圧VT、(b)は雑音検出部8からの検出出力、
(c)は制御部9からのゲート制御信号、(d)はステ
レオ復調器5からのオーディオ信号、(e)はゲート10
の出力、である。
尚、アンテナANTからの高周波入力信号は、無変調で
あるものとする。
さて、第1図において、通常動作時(同調時)におい
ては、位相同期ループ7から出力される直流制御電圧VT
はほとんど変動がないが、しかし、FM受信機内部の電源
ライン(図示せず)から直接、パルス性雑音が局部発振
器6い飛び込み、局部発振器6の局部発振信号にそのパ
ルス性雑音が加わると、位相同期ループ7において、局
部発振信号と基準信号との間に大きな位相ずれが発生す
るので、第2図(a)に示すように、直流制御電圧VT
大きく変動する。
これにより、局部発振器6の発振周波数も大きく変動
し、その結果、混合器2から出力されるIF信号が局部発
振器6の発振周波数の変動分だけ変動する。
そして、この変動するIF信号がIF増幅器3で増幅さ
れ、FM検波器4にてFM検波され、ステレオ復調器5にお
いてステレオ復調されると、ステレオ復調器5から得ら
れるオーディオ信号には、第2図(d)に示すようなパ
ルス性雑音が発生する。
しかしながら、本実施例では、増幅器(図示せず)と
適当なハイパスフィルタ(図示せず)とによって構成さ
れる雑音検出部8が、直流制御電圧VTの変動を増幅し、
その変動分としてパルス性雑音を検出し、第2図(b)
に示す様な検出出力を出力する。そして、制御部9が、
その検出出力を波形成形して、第2図(c)に示す如
き、パルス性雑音発生時にアクティブとなるようなゲー
ト制御信号を得る。そして、このゲート制御信号によっ
てゲート10を制御して、パルス性雑音発生時に、ステレ
オ復調器5からのオーディオ信号をミューティング或い
はアッテネートすることにより、第2図(e)に示すよ
うに、ゲート10から出力されるオーディオ信号におい
て、パルス性雑音の発生を抑圧することができる。
ところで、離調時においても、位相同期ループ7から
出力される直流制御電圧VTは大きく変動するが、この場
合は、FM検波器4が、その変動に基づくIF信号の変動を
検出して、ゲート制御信号によりゲート10を制御し、ス
テレオ復調器5からのオーディオ信号を強制的にミュー
トするため、離調時の雑音は発生しない。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明によれば、従来の雑音除去装置
では不可能であった、電源ラインから直接パルス性雑音
が局部発振器に飛び込むことによりオーディオ信号中に
発生するパルス性雑音を、抑圧することができる。
しかも、本発明では、パルス性雑音の検出をFM検波手
段以降の回路にて行うのではなく、位相同期ループから
出力される直流制御電圧の変動を検知することにより行
っているので、オーディオ信号(またはコンポジット信
号)とパルス性雑音とを分離する必要が全くなく、ま
た、雑音検出手段の構成要素として、例えば、ハイパス
フィルタを用いる場合でも、比較的低い周波数帯域のも
のを使用することができるので、回路構成が簡単にな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図、第2図は
第1図の要部信号波形を示す波形図、である。 符号説明 1……RF増幅器、2……混合器、3……IF増幅器、4…
…FM検波器、5……ステレオ復調器、6……局部発振
器、7……位相同期ループ、71……分周器、72……位相
比較器、73……ローパスフィルタ、8……雑音検出部、
9……制御部、10……ゲート。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】局部発振信号を発生する局部発振手段と、
    発生した前記局部発振信号を取込み、前記局部発振手段
    の発振周波数を基準となる周波数に合わせるべく制御す
    るのに必要な直流制御電圧を作成して、前記局部発振手
    段に向け出力する位相同期ループと、受信したRF信号と
    前記局部発振手段から発生した局部発振信号とを混合し
    てIF信号を得る混合手段と、該IF信号をFM検波するFM検
    波手段と、該FM検波手段からの出力をステレオ復調する
    ステレオ復調手段と、から成るFM受信機において、 前記位相同期ループから出力される直流制御電圧の変動
    を検知して雑音が発生したか否かを検出する雑音検出手
    段と、該雑音検出手段からの検出出力に基づいて発生さ
    せたゲート信号により前記ステレオ復調手段の出力部分
    に配されているゲートを制御して前記ステレオ復調手段
    の出力レベルを抑圧する制御手段と、を設けたことを特
    徴とするFM受信機の雑音除去装置。
JP63172772A 1988-07-13 1988-07-13 Fm受信機の雑音除去装置 Expired - Lifetime JP2564615B2 (ja)

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JPH0225000A JPH0225000A (ja) 1990-01-26
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