JP2562571B2 - 新規ニトリロトリ酢酸誘導体及びその塩、並びにそれらの製造方法 - Google Patents

新規ニトリロトリ酢酸誘導体及びその塩、並びにそれらの製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は金属キレートクロマトグラフィー
に適した樹脂に用いることのできる新規ニトリロトリ酢
酸誘導体及びその塩、並びにそれらの製造方法に関する
ものである。蛋白質の新しい精製方法として、金属キレ
ートアフィニティークロマトグラフィーはポーラス(Po
rath)等〔Nature 258, 598-599(1975) 〕により1975年
に紹介された。この新技術は多くの所で首尾よく使わ
れ、そして総説論文に〔レエネルダアル.ベー.とキー
ン.ツェー.エル.,(Loennerdal.B. and Keen C.L.,)
J. Appl. Biochem. 4, 203-208(1982):スルコウスキィ
ー.イー., (Sulkowski.E.,) Trends in Biotechnolog
y. 3, 1-7(1985)〕すでに論じられている。
【0002】金属キレートアフィニティークロマトグラ
フィーは、キレート結合でクロマトグラフィーゲルに結
合された(固定化された)Cu2+及びZn2+の如き金属
イオンが蛋白質の表面、特にヒスチジンのイミダゾール
側鎖に位置する電子供与性基との可逆的に相互作用に貢
献し得るという発見に基づいている。電子供与性基が少
なくとも部分的に非プロトン化した形で存在するpH値
で、蛋白質はクロマトグラフィーゲル(例えばアガロー
ス)に結合し、次いで、電子供与性基がプロトン化され
る低いpH値の緩衝液で溶離される。例えば、いわゆる
スペーサーを介して樹脂のキャリアーマトリックス(ca
rrier matrix)に結合しているイミノジ酢酸はキレート
形成体として非常に信頼されていた。
【0003】従って、生体高分子精製用の理想的な樹脂
としては、一方では金属イオンと強く結合しなければな
らず、他方においては、金属イオンと蛋白質の間での可
逆的相互作用が可能でなければならない。固定化したイ
ミノジ酢酸はCuIIイオンに対してこれらの必要条件を
十分に満たすが、NiIIイオンに対しては前記必要条件
を限られた範囲でしか満たさない。これは後者は単に弱
く結合し、蛋白質混合液を導通してすらしばしば洗い出
されてしまう為である。一方、NIIキレート樹脂はN1
2+イオンが高配位数を有する、即ちNiIIイオンは6配
位子と錯体を作り、CuIIイオンはむしろ4配位子と錯
体を作るので生体物質の精製には特に興味深い。ニッケ
ル錯体において、4原子価は樹脂中で金属イオンを結び
つけるのに利用でき、そして、2原子価は金属イオンと
生体高分子間の交換に利用できる。
【0004】これまで、金属イオンに出来る限り大きい
親和力を持つキレート樹脂製造の試みがなされていた。
錯体形成成分としては、例えば、N,N,N'−エチレン
ジアミン三酢酸〔ハーナー,エム.(Haner, M.) ら、An
al. Biochem. 138, 229-234(1984)〕及び1,3−ジア
ミノプロパンN,N,N',N'−四酢酸〔モイヤス,イ
ー.エム.(Moyers, E.M.) とジェイ.エス.フリッツ
(J.S. Fritz) 、Anal. Chem. 49, 418-423(1977) 〕が
使われていた。しかし、これらの樹脂は金属イオンと生
体高分子間の交換が最適でない欠点があった。
【0005】ニトリロトリ酢酸は4配位キレート形成体
である。固定化したニトリロトリ酢酸は、2原子価が生
体高分子に可逆的結合のために利用されるので、配位数
6を持つ金属イオンに適したキレート樹脂である。この
様な金属キレート樹脂はその表面に2個の近接するヒス
チジンを持つ蛋白質の結合に特に適している。しかしな
がら、ニトリロトリ酢酸はそのキレート形成能力を本質
的に減少させることなく、イミノジ酢酸と同様に担体に
結合できない。この問題は式 NH2-(CH2)X-CH(COOH)-N(CH2COOH)2 (I) (式中、xは2,3又は4を示す) で表わされる新規ニトリロトリ酢酸を製造することによ
って並びに、スペーサーを経たキャリアーマトリックス
にそれらを固定化することによって解決することができ
た。
【0006】従って、本発明は上記式のニトリロトリ酢
酸誘導体及びその塩並びにそれらの製造方法に関するも
のである。本発明において、特に好ましいニトリロトリ
酢酸誘導体はN−〔3−アミノ−1−カルボキシプロピ
ル〕−イミノジ酢酸及びN−〔5−アミノ−1−カルボ
キシペンチル〕−イミノジ酢酸である。本発明では、そ
れらの金属キレート基に基づいて、蛋白質の精製、特に
近接するヒスチジン残基を含む蛋白質の精製に適してい
る金属キレート樹脂を得ることができる。
【0007】本発明のニトリロトリ酢酸誘導体により、
一般式
【0008】
【化1】
【0009】(式中、xは2,3又は4を示す) で定義される金属キレート樹脂(以下、本発明による金
属キレート樹脂という。)が得られる。キャリアーマト
リックスとしては、アフィニティー及びゲルクロマトグ
ラフィーに使われる物質、例えば架橋したデキストラ
ン、アガロース(特に、商品名セファロース(登録商
標)で知られているもの)或いはポリアクリルアミドが
考えられる。
【0010】スペーサーとしては、アフィニティークロ
マトグラフィーで既に知られているスペーサー基が考え
られ、特に -O-CH2-CH(OH)-CH2- 基及び -O-CO- 基が好
ましい。本発明において、特に好ましいキレート樹脂
は、式
【0011】
【化2】
【0012】で表わされるキレート樹脂である。なお、
セファロース(登録商標)CL−6Bは、架橋アガロー
スを約6%含む、直径45〜165 μmのビーズ状ゲルであ
る。本発明のニトリロトリ酢酸誘導体の製造は式 R-HN
-(CH2)X-CH(NH2)-COOH(式中、Rはアミノ保護基を示
し、xは2,3又は4を示す)で表されるN−末端保護
化合物をアルカリ性媒質中ブロム酢酸と共に反応させ、
次いで、保護基を脱離させることによるそれ自体は公知
の方法で行うことができる。好ましいアミノ保護基はベ
ンジルオキシカルボニル残基(Z)で、これは接触水素
添加、好ましくはパラジウム/炭素とともに接触水素添
加することにより除去することができる。この方法で、
【0013】
【化3】
【0014】は先に述べた特に好ましいニトリロトリ酢
酸誘導体に変換することができる。本発明においてキレ
ート樹脂の製造はそれ自体公知の方法で行うことがで
き、それにより、最初にキャリアーマトリックスは機能
化され(スペーサーの導入)、そして所望のニトリロト
リ酢酸誘導体がスペーサーに共有結合する。アガロース
をキャリアーマトリックスとして使うとき、これを、例
えば、エピブロムヒドリンとアルカリ媒質中で反応させ
ることにより、
【0015】
【化4】
【0016】を含むオキシラン(oxirane)−アガロース
が得られる。そして、このオキシラン−アガロースは、
本発明のニトリロトリ酢酸誘導体、好ましくはN−〔5
−アミノ−1−カルボキシプロピル〕−イミノジ酢酸又
はN−〔5−アミノ−1−カルボキシペンチル〕−イミ
ノジ酢酸とアルカリ性媒質中で反応させ、次いでニッケ
ル塩溶液、例えば硫酸ニッケルで洗浄することによるそ
れ自体は公知の方法で所望のキレート樹脂に変換するこ
とができる。特別な場合、異なる金属イオン(例えば、
Co,Cd) の使用は好都合であり、樹脂を適当な金属
塩と共に反応させることにより、相当する金属キレート
樹脂を容易に得ることができる。また、エピクロルヒド
リンをエピブロムヒドリンの代りに使用することも出来
る。アガロースとしては、標定化した製品、好ましくは
スウェーデン,アプサラ(Uppsala),ファルマシア社のセ
ファロース(登録商標)が有利に使える。セファロース
(登録商標)CL−6Bは特に好ましい。同様の方法に
より、遊離の水酸基を含むポリアクリルアミド樹脂を先
に示した如く本発明によるキレート樹脂に変換すること
ができる。陽イオン交換樹脂をマトリックス(matrix)
として使用する場合、ニトリロトリ酢酸誘導体のカップ
リングはアミド結合の形成により直接行わせることがで
きる。
【0017】本発明によるキレート樹脂の製造には、市
販のすでに機能化したキャリアーマトリックスも使用す
ることができる。本発明において、特に好ましい機能化
したキャリアーマトリックスは、
【0018】
【化5】
【0019】を有するイミダゾールカルバメイト−アガ
ロースで、これは米国イリノイ,ロックフォード(Rock
ford), ピアース社(Pierce) の商品名リアクチゲルTM
(ReactigelTM) として販売されている。本発明によるキ
レート樹脂は近接するヒスチジン残基を含むペプチドと
蛋白質に対する特に高い特異性によって区別される。従
って、近接するヒスチジン残基、とりわけ2個の近接す
るヒスチジン残基を含有する蛋白質の精製に特に適して
いる。“近接するヒスチジン残基”の用語は、特定のペ
プチドと蛋白質の三次元空間、即ち化合物の表面上のヒ
スチジン残基の配列を意味している。ヒスチジン残基の
近接は一次構造に基づいてすでに定められるか、或いは
二次及び/又は三次構造によってのみ実現される。従っ
て、本発明によるキレート樹脂は数個、特に近接する、
好ましくはすぐ隣接するヒスチジン残基を有する自然及
び変性蛋白質の精製に適している。
【0020】本発明によるキレート樹脂はバッチ式ある
いは連続的カラム操作に使用することができる。蛋白質
の導通に先きだち、本発明によるキレート樹脂をそれ自
体はニッケルによってキレート形成しない緩衝液、好ま
しくはpH8のリン酸緩衝液で都合よく平衡化させる。
平衡化緩衝液(並びに溶出緩衝液)は変性因子或いはデ
タージェント、例えばグアニジン塩酸、尿素或いはトリ
トン(triton) を含む。このような変性因子又はデター
ジェントを加えても、例えば膜蛋白質の如く水に極めて
難溶な蛋白質についてすら操作になんら問題はない。蛋
白質の溶離は一定のpH値、或いは直線又は不連続的下
降pH勾配で行うことができる。至適溶出条件は存在す
る不純物の量と種類、精製する物質の量、カラムの大き
さ等に依存するので、場合毎に適宜決めればよい。
【0021】以下の実施例は本発明のニトリロトリ酢酸
誘導体の製造、本発明による金属キレート樹脂の製造並
びに近接するヒスチジン残基を持つ蛋白質の精製におけ
るそれらの使用を示すものである。
【0022】
【実施例】
(実施例1)ブロム酢酸41.7gを150mlの2N水酸化ナト
リウムに溶解し、0℃に冷却した。これに、42gの
【0023】
【化6】
【0024】を225 mlの2N水酸化ナトリウムに溶解し
た溶液を攪拌しながら0℃でゆっくり滴下した。2時間
後冷却を止め、この混合液を一夜攪拌した。この反応混
合液は50℃に2時間保ち、続いて、 450mlの1N塩酸を
加えた。混合液を冷却した後、析出した結晶を濾別し
た。この生成物を1N水酸化ナトリウム溶液に溶解し、
同量の1N塩酸で再沈殿させ、濾別した。白色結晶、m.
p. 172〜174℃(分解)、〔α〕D =+9.9(c=1:
0.1N NaOH) のN−〔5−ベンジルオキシカルボニルア
ミノ−1−カルボキシペンチル〕−イミノジ酢酸40gが
得られた。
【0025】得られたリジン誘導体 7.9gを49mlの1N
水酸化ナトリウムに溶解し、スパーテルの先一杯分の5
%パラジウム/炭素を添加後、室温、常圧下で水素添加
させた。触媒を濾別し、そして濾液を蒸発させた。かく
して、 6.2gのN−〔5−アミノ−1−カルボキシペン
チル〕−イミノジ酢酸が得られた。その構造式 NH2-(CH2)4-CH(COOH)-N-(CH2COOH)2 をNMRスペクトルにより確認した。
【0026】(試験例1)100ml のセファロース CL
−6B(ファルマシア製)をガラス吸引濾過器上で、約
500mlの水で2回洗浄し、次いで 500ml丸フラスコ中16
mlの4N水酸化ナトリウムと8.22mlのエピブロムヒドリ
ンと共に30℃で、4時間反応させた。反応混合液の全量
は 200mlであった。次いで、活性化させたセファロース
を濾別し、水で中性に洗浄して、そして反応容器にもど
した。実施例1で得られたN−〔5−アミノ−1−カル
ボキシペンチル〕−イミノジ酢酸 6.5gを50mlの水に溶
解し、10.6gの固体炭酸ナトリウムと共に活性化させた
セファロースに加えた。この混合物を60℃で一夜ゆっく
りと攪拌した。得られた式
【0027】
【化7】
【0028】(NTA樹脂)のキレート樹脂をクロマト
グラフィーカラム中で連続的に、 500mlの水、100mlの
NiSO4・6H2O(2重量%)水溶液、200mlの水、200mlの
0.2M酢酸(0.2M塩化ナトリウムと0.1重量/容量%
ツィーン20含有)及び 200mlの水で洗浄した。得られた
【0029】
【化8】
【0030】のキレート樹脂のニッケルイオン濃度は約
7.1μM/mlになった。 (試験例2)固定化したイミノジ酢酸(IMA)と固定
化したニトリロトリ酢酸(NTA)のニッケル錯体の安
定性の定量的比較のため、この2種のニッケルキレート
樹脂をイミノジ酢酸の水溶液で溶離し、ニッケルイオン
の流失を追跡した。
【0031】50mlの式 -O-CH2-CH(CO)-CH2-N(CH2COOH)2 (調製方法:ヨーロッパ特許出願番号84101814.6, 公開
番号118 808参照)のIMA樹脂をクロマトグラフィー
カラム(d=1.6cm)に入れ、水で十分に洗浄した。そ
して、10mlの0.012M NiSO4・5H2O 水溶液を 100ml/時
間の流速で導入し、続いて70mlの水で洗浄した。それを
0.1Mイミノジ酢酸水溶液、pH7.0 で溶出した。10ml
の分画を集めた。ニッケルイオンは画分10〜19に検出
(UV390nm)された。
【0032】同様の方法で、50mlの式
【0033】
【化9】
【0034】のNTA樹脂をクロマトグラフィーカラム
(d=1.6cm)に入れ、洗浄して、その後、10mlの0.01
2M NiSO4・5H2O 水溶液を充填し、再び水洗し、そして
0.1Mイミノジ酢酸水溶液、pH7.0 で溶出した。ニッ
ケルイオンは画分30〜34にのみ検出(UV390nm )され、
このことから、ニッケルイオンが既知IMA樹脂よりも
新規なNTA樹脂中でより強く結合していることは明ら
かである。
【0035】(実施例2)6.5gのブロム酢酸を8.1ml
の4N水酸化ナトリウムに溶解し、0℃に冷却した。そ
れに、4.1 gの
【0036】
【化10】
【0037】を24.4mlの2N水酸化ナトリウム溶液に溶
解した溶液を攪拌しながら滴下した。2時間後、冷却を
止め、混合物を一夜攪拌した。次に、この反応混合物を
50℃2時間保持し、そして12.2mlの4N塩酸を加えた。
この混合物を冷却した後、分離した結晶を濾別した。生
成物は2N水酸化ナトリウム溶液に溶解し、6.1mlの4
N塩酸で再沈殿し、濾別した。白色結晶、m.p. 136〜13
8℃(分解)のN−〔3−ベンジルオキシカルボニルア
ミノ−1−カルボキシプロピル〕−イミノジ酢酸5gを
得た。
【0038】得られた酪酸誘導体 2.9gを16mlの1N水
酸化ナトリウム溶液に溶解し、スパーテルの先一杯分の
5%パラジウム/炭素を添加後、室温、常圧下で水素添
加させた。触媒を濾別し、濾液を蒸発させた。かくし
て、 2.2gのN−〔3−アミノ−1−カルボキシプロピ
ル〕−イミノジ酢酸が得られた。その構造 NH2-(CH2)2-CH(COOH)-N(CH2COOH)2 をNMRスペクトルで確認した。
【0039】(試験例3)50mlの水に、実施例2で得ら
れたN−〔3−アミノ−1−カルボキシプロピル〕−イ
ミノジ酢酸 1.9gを溶解した溶液を 2.6gの固体炭酸ナ
トリウムで処理した。混合物を0℃に冷却し、これにイ
ミダゾールカルバメイト(ピアース社製のリアクチーゲ
TM) で活性化させたアガロース50mlを加えた。0℃、
15時間インキュベーション後、得られた、式 アガロース-0-CO-NH-(CH2)2-CH(COOH)-N(CH2C00H)2 のキレート樹脂を濾別し、水洗して、試験例1で記載し
た如くNiIIイオンを導通した。得られた、式 アガロース-0-CO-NH-(CH2)2-CH(COOH)-N(CH2C00-)Ni2+ のキレート樹脂のニッケルイオン濃度は 3.1μM/mlにな
った。
【0040】(試験例4)カラム(直径=1cm、長さ=
4.8cm)に式
【0041】
【化11】
【0042】(NTA樹脂)の金属を含まないキレート
樹脂を満たし、カラム三倍容量の0.1MNiSO4・5H2Oで洗
い、次いで、カラム三倍容量の0.2M酢酸で洗浄するこ
とによりニッケル型とした。次に0.1Mリン酸ナトリウ
ム緩衝液(pH8.0) と0.5M塩化ナトリウムの溶液で
(それぞれの流速:13.2ml/時間)で平衡化させた。 1mgの式 His-His-Leu-Gly-Gly-Ala-Lys-Glu-Ala-Gly-Asp-Val のモデルペプチドを1mlの平衡緩衝液に溶解し、カラム
に付した。このモデルペプチドは0.2Mイミダゾール、
0.1Mリン酸ナトリウム、pH8.0と0.5M塩化ナトリ
ウムの溶液で溶離できた。溶離液の検出はムーレ.エ
ス.及びステェイン.ダブリュ(Moore.S. and Stein.
W.)〔J.Biol. Chem. 176, 367-388(1948)〕に従いニン
ヒドリンで行った。
【0043】(試験例5)試験例4と同様の方法で、カ
ラム(直径=1cm,長さ4.8cm)にNTA樹脂を満た
し、ニッケル型とした。0.2M酢酸で洗浄後、このカラ
ムを7Mグアニジン塩酸、0.1Mリン酸ナトリウム緩衝
液の溶液(pH8.0)で平衡化させた。 種々の量(12.7mgまで)の式 Asp-Arg-Val-Tyr-Ile-His-Pro-Phe-His-Leu-Val-Ile-Hi
s-Ser のモデルペプチドを1mlの7Mグアニジン塩酸、0.1M
リン酸ナトリウム(pH8.0)の溶液に溶解し、このカ
ラムに付した。このペプチドは7Mグアニジン塩酸に易
溶であるが、0.1Mリン酸ナトリウムと0.5M塩化ナト
リウムには難溶である。溶出は段階的にpHを下げるこ
とによって行った。ペプチドはλ=280nmのUVスペク
トロメトリーにより検出された。
【0044】牛膵臓由来トリプシンと馬心臓由来チトク
ロームCを比較物質として使用した。2種類の蛋白質と
もNTA樹脂にpH8で結合しない。明らかにヒスチジ
ンの配列が決定的な役割をはたしている。トリプシンの
場合、3個のヒスチジンは29, 46及び79位に位置してい
るが、それは7Mグアニジンで構造をこわしても安定な
錯体を形成する位置ではない。チトクロームCの場合で
は、2個のヒスチジンが空間的に近接(18と26位)して
いるが、1個のヒスチジンがヘム−鉄(haem-iron)に
結合しているので、それは2配位子を形成する位置では
ない。
【0045】(試験例6)乳酸脱水素酵素イソ酵素は分
子量140,000の4量体蛋白質である。豚由来のこのイソ
酵素はアミノ末端領域を除いてほとんど相同である。こ
れは、この蛋白質表面上に位置している。心臓型イソ酵
素はこの領域にヒスチジンを持たないが、筋肉型は3個
持ち、その中には His-Val-Pro-Hisの配列がある〔エ
ル.リー(L.Li) ら、J.Biol. Chem. 258, 7029-7032(1
983)〕。
【0046】試験例4に記載した如く、カラム(直径=
1cm,長さ=4.8cm)にNTA樹脂を満たし、ニッケル
型とし、そして0.1Mリン酸ナトリウム緩衝液(pH7.
5)と0.5M塩化ナトリウムの溶液で平衡化させた。2m
gの豚心臓(H4-LOH) 又は豚筋肉(M4-LOH) 由来の乳酸
脱水素酵素を1.5mlの平衡緩衝液に溶解し、上記カラム
に付した。 H4-LOHはその28個のヒスチジン残基にもか
かわらず吸着しないが、 M4-LOHはpH7.5で吸着し、
pH6に下げることで溶離させた。
【0047】本実験はNTA樹脂が構造要素として蛋白
質表面上に隣接するヒスチジン残基を持つ蛋白質にきわ
めて選択的であることを示している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01N 30/48 G01N 30/48 R // C09K 3/00 108 C09K 3/00 108

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式 H2N-(CH2)x-CH(COOH)-N(CH2COOH)2 (式中、xは2,3又は4を示す) で表される化合物及びその塩。
  2. 【請求項2】 式 R-HN-(CH2)x-CH(NH2)-COOH (式中、Rはアミノ保護基を示し、xは2,3又は4を
    示す) で表される N−末端保護化合物を少なくとも2当量のブ
    ロム酢酸と反応させ、生じた生成物から保護基を脱離さ
    せることを特徴とする式 H2N-(CH2)x-CH(COOH)-N(CH2COOH)2 (式中、xは2,3又は4を示す) で表される化合物の製造方法。
  3. 【請求項3】 保護基がベンジルオキシカルボニル
    (Z)で、その脱離をパラジウム/炭素の存在下、水素
    添加によって行なわせる特許請求の範囲第2項に記載の
    方法。
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