JPS6344947A - 金属キレ−ト樹脂 - Google Patents

金属キレ−ト樹脂

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JPS6344947A
JPS6344947A JP62169950A JP16995087A JPS6344947A JP S6344947 A JPS6344947 A JP S6344947A JP 62169950 A JP62169950 A JP 62169950A JP 16995087 A JP16995087 A JP 16995087A JP S6344947 A JPS6344947 A JP S6344947A
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chelate resin
acid
amino
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    • C07K1/14Extraction; Separation; Purification
    • C07K1/16Extraction; Separation; Purification by chromatography
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    • B01DSEPARATION
    • B01D15/00Separating processes involving the treatment of liquids with solid sorbents; Apparatus therefor
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    • B01J20/00Solid sorbent compositions or filter aid compositions; Sorbents for chromatography; Processes for preparing, regenerating or reactivating thereof
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は金属キレートクロマトグラフィーに適した新規
樹脂及びそれらの製造方法並びに蛋白質、特に近接する
ヒスチジン残基を含む蛋白質の精製のためのこれらの金
属キレート樹脂の使用に関するものである。
蛋白質の新しい精製方法として、金属キレートアフィニ
ティークロマトグラフィーはポーラス(Porath)
等(Nature 258,598〜599(1.97
5) )により1975年に紹介された。この新技術は
多くの所で首尾よく使われ、そして総説論文に〔レエネ
ルダアル.ベー.とキーン.ツェー.エル、 + (L
onnerda I 。
B.and Keen C.1.、、)J.Appl.
Biochem.4, 2f)3〜208(19B2)
 : スルヨウスキイー。イー+l (Sulkows
ki。
lE.、)Trends  in  11ioLcch
nology.3.1  〜7(1985))すでに論
じられている。
金属キレ−トアソイニティーク口マトグラフィー641
、キレート結合でりl」マドグラフィーゲルに結合され
た(固定化された)Cu”及びZn2“の如き金属イオ
ンが蛋白質の表面、特にヒスチジンのイミタゾール側鎖
に位置する電子供与性基との可逆的に相互作用に貢献し
得るという発見に基づいている。電子供与性基が少なく
とも部分的に非プロI・ン化した形で存在するpH値で
、蛋白質はクロマi・グラフィーゲル(例えばアガロー
ス)に結合し、次いで、電子供与性基がプロトン化され
る低いp H値の緩衝液で溶離される。例えば、いわゆ
るスペーサーを介して樹脂のキャリアーマトリックス(
carrier matrix)に結合しているイミノ
ジ酸I’ll illキレート形成体として非常に信頼
されてい六二 。
従って、生体高分子精製用の理想的な樹脂としては、−
・方では金属イオンと強く結合しなければならず、他方
においては、金属イオンと蛋白質の間での可逆的相互作
用が可能でなければならない。
固定化したイミノジ酢酸はCu目イオンに対してこれら
の必要条件を十分に満たすが、Nj■イオンに対しては
前記必要条件を限られた範囲でしが満たさない。これは
後者は単に弱く結合し、蛋白質混合液を導通してすらし
ばしば洗い出されてしまう為である。一方、N11キレ
ート樹脂はN12゛イオンが高配位数を有する、即ち 
NjI+イオンは6配位子と31(体を作り、C,I+
イオンはむしろ4配位子と錯体を作るので生体物質の精
製には特に興味深い。
ニッケル錯体において、4原子価は樹脂中で金属イオン
を結びつけるのに利用でき、そして、2原子価は金属イ
オンと生体高分子間の交換に利用できる。
これまで、金属イオンに出来る限り大きい親和力を持つ
キレート樹脂製造の試みがなされていた。
錯体形成成分としては、例えば、N、N、N’−エチレ
ンジアミン三酢酸〔バーナー、エム、 (llaner
、 M、)ら、Anal、Biochem、138.2
29〜234(1984) )及び1.3−ジアミノプ
ロパンN、N、N’、 N ’−四酢酸〔モイヤス、イ
ー、エム、(Moyers、RoM、)とジエイ、ニス
、フリソ゛ン(J、S、Fr1tz)、へna1.ch
em、49.旧8〜423(1,977) )が使われ
ていた。しかし、これらの樹脂は金属イオンと生体高分
子間の交換が最適でない欠点があった。
二トリロトり酢酸ば4配位キレー1〜形成体である。固
定化した二トリロトり酢酸ば、2原子価が斗一体高分子
に可逆的結合のために利用されるので、配位数6を持つ
金属イオンに適したキレート樹脂である。この様な金属
キレート樹脂はその表面に2個の近接するヒスチジンを
持つ蛋白質の結合に特に適している。
しかしながら、二1−リロトり酢酸はそのキレート形成
能力を木質的に減少させることなく、イミノジ1lli
1酸と同様に世体に結合できない。この問題は式 %式%(1) (式中、Xは2,3又は4を示ず) で表わされる新規ニトリロ1−り酢酸を製造することに
よって並びに、スペーサーを経たキャリアーマトリック
スにそれらを固定化することによって解決することがで
きた。
従って、本発明は上記式のニトリロi・り酢酸誘導体及
びその塩並びにそれらの製造方法に関するものである。
本発明において、特に好ましいニトリロトリ酢酸誘導体
はN−〔3−アミノ−1−カルボキシプロピルツーイミ
ノジ酢酸及びN−〔5−アミノ−1−カルボキシペンチ
ル〕−イミノジ酢酸である。
本発明は、更にまた、それらの金属キレート基に基づい
て、蛋白質の精製、特に近接するヒスチジン残基を含む
蛋白質の精製に適している金属キレート樹脂及びそれら
の製造方法に関するものである。
本発明の金属キレート樹脂は一般式 %式%) で定義される。(式中、χは2,3又は4を示ず)キャ
リアーマトリックスとしては、アフィニティー及びゲル
クロマトグラフィーに使われる物質、例えば架橋したデ
キストラン、アガロース (特に、商品名セファロース
(登録商標)で知られているもの)或いはポリアクリル
アミI・が考えられる。
スペー勺−としては、アフィニティークし】マI・グラ
フィーで既に知られているスペーザー基が考えられ、特
4;Z −0−C112−CIl(Oll)−f’:I
h−4i9及び0−C0基が好ましい。
本発明において、特に好ましいキレート樹脂は、式[ア
ガロース又はセファロース[有]CL、−6B )−0
−C112C11(Oll) C112−N1+−(C
112)4−CH(COOH)−N(C112COO)
2Ni”及びアゴ1:11−ス−0−Co−NH−(C
tt□)z−Ctl(C0O1+) −N (CIl□
Coo )Ji2“で表わされるキレート樹脂である。
本発明の二l−IJ IJ l・り酢酸誘導体の製造は
弐1l−IN−(CH2)X−C11(N11□)−C
OOI+(式中、Rはアミノ保31古を示し、Xは2,
3又は4を示ず)で表されるN−末端保護化合物をアル
カリ性媒質中フロノ、酢酸と共に反応さ−け、次いで、
保護基を脱離させるごと乙こよるそれ自体は公知の方法
で行うことができる。好ましいアミノ保護基はヘンシル
オキシカルボニル残基(Z)で、これは接触水素添加、
好ましくはパラジウム/炭素とともに接触水素添加する
ことにより除去することができる。この方法で、N7″
−Z−2,4−ジアミノ酪酸及びNe−Z−1、−リジ
ンは先に述べた特に好ましいニトリロトり酢酸誘導体に
変換することができる。
本発明においてキレート樹脂の製造はそれ自体公知の方
法で行うことができ、それにより、最初にキャリアーマ
トリックスは機能化され(スペーサーの導入)、そして
所望のニトリロトリ酢酸誘導体がスペーサーに共有結合
する。
アガロースをキャリアーマトリックスとして使うとき、
これを、例えば、エビブロムヒドリンとアルカリ媒質中
で反応させることにより、−アガ「1−スは、本発明の
ニトリロトり酢酸誘導体、好ましくN−[5−アミノ−
1−カルボキシプロピル〕 −イミノジ酢酸又はN−〔
5−アミノ−1−カルボキシペンチルウ−イミノジ酢酸
とアルカリ性媒質中で反応させ、次いでニッケル塩溶液
、例えば硫酸ニッケルで洗浄することによるそれ自体は
公知の方法で所望の本発明キレート樹脂に変換すること
ができる。特別な場合、菫なる金属イオン(例えば、C
o、 Cd)の使用は好都合であり、樹脂を適当な金属
塩と共に反応させることにより、相当する金属ギレーロ
b1脂を容易に得ることができる。また、エビし)クロ
ルヒドリンをエビブ1:IJ、ヒドリンの代りに使用す
ることも出来る。
アガロースとしては、標定化した製品、好ましく8Jス
ウェーデン、アブサラ(lppsala) +ファルマ
シア社のセファロース(登録商標)が有利に使える。
セファロース(登録商標)CL−6Bは特に好ましい。
同様の方法により、遊離の水酸基を含むポリアクリルア
ミド樹脂を先に示した如く本発明のキレート樹脂に変換
することができる6陽イオン交換+61脂をマトリック
ス(matrix)として使用する場合、ニトリロトり
酢酸誘導体のカップリングはアミ1結合の形成により直
接行わせることができる。
本発明のキレート樹脂の製造には、市販のすでに機能化
したキャリアーマトリックスも使用することができる。
本発明において、特に好ましい機スで、これは米国イリ
ノイ、ロックフォード(Rockford) 、ピアー
ス社(Pierce)の商品名リアクチゲルTM(Re
actigel”)として販売されテイル。
本発明のキレート樹脂は近接するヒスチジン残基を含む
ペプチドと蛋白質に対する特に高い特異性によって区別
される。従って、近接するヒスチジン残基、とりわけ2
個の近接するヒスチジン残基を含有する蛋白質の精製に
特に適している。
“近接するヒスチジン残基”の用語は、特定のペプチド
と蛋白質の三次元空間、即ち化合物の表面上のヒスチジ
ン残基の配列を意味している。ヒスチジン残基の近接は
一次構造に基づいてすでに定められるか、或いは二次及
び/又は三次構造によってのみ実現される。従って、本
発明のキレート樹脂は数個、特に近接する、好ましくは
すぐ隣接するしスチジン残基を有する自然及び変性蛋白
質の精製に適している。
本発明のキレート樹脂はハツチ式あるいは連続的カラム
操作に使用することができる。蛋白質のii通に先きた
ち、本発明のキレート樹脂をそれ自体はニッケルによっ
”Cキレート形成しない緩衝液、好ましくはpH8のリ
ン酸緩衝液で都合よく平衡化させる。・1乙衡化緩衝液
(並びに溶出緩衝液)は変性囚了或いはブタ−ジエン1
〜、例えばグアニジン塩酸、尿素或いはトリトン(tr
iton)を含む。この、1、うな変性因子又はデター
ジェントを加えても、例えば膜蛋白質の如く水に極めて
難溶な蛋白質についてすら操作になんら問題はない。蛋
白質の溶菌は一定のp H値、或いは直線又は不連続的
1−降I] I−1勾配で行うことができる。至適溶出
条件は存在する不純物の量と種類、精製する物質の量、
カラJ、の大きさ等に依存するので、場合毎に適宜法め
ればよい。
以下の実施例は本発明の二1〜リロトり酢酸誘導体の製
造、本発明の金属キレート樹脂の製造並びに近接するヒ
スチジン残基を持つ蛋白質の精製におけるそれらの使用
を示すものである。
実施例1 ブロム酢酸41.7 gを150m1の2N水酸化ナト
リウムに溶解し、0°Cに冷却した。これに、42gの
と N  −Z−1、−リジンを225m1の2N水酸化す
l・リウムに溶解した溶液を攪拌しなから0℃でゆっく
り滴下した。2時間後冷却を止め、この混合液を一夜攪
拌した。この反応混合液は50℃に2時間保ち、綺、い
て、450m1のIN塩酸を加えた。混合液を冷却した
後、析出した結晶を濾別した。この生成物をIN水酸化
ナトリウム溶液に溶解し、同量のIN塩酸で再沈澱させ
、濾別した。白色結晶、m、p、172〜174°C(
分解)、〔α) n = +9.9(cm 1 : 0
.IN Na0H)のN−〔5−ヘンシルオキシカルボ
ニルアミノ−1−カルボキシペンチル〕−イミノジ酢酸
40gが得られた。
得られたリジン誘導体1.9gを49m1の1N水酸化
ナトリウムに溶解し、スパーチルの先一杯分の5%パラ
ジウム/炭素を添加後、室温、常圧fで水素添加させた
。触媒を濾別し、そして濾液を蒸発させた。かくして、
6.2ハのN−(5−アミノ−1−カルボキシペンチル
〕 −イミノジ酢酸が得られた。その構造式 %式%) をN M Rスペクトルにより確認した。
100−のセファロース CL−613(ファルマシア
製)をガラス吸引濾過器↓−で、約500−の水で2回
洗浄し、次いで500m1丸フラスコ中16−の4N水
酸化すトリウ去と)1.22tuのエビブロムヒドリン
き共に30℃で、4時間反応させた。反応混合液の全量
は200+Jであった。次いで、活性化さ・ヒたセファ
ロースを°濾別し、水で中性に洗浄して、そして反応容
器にもどした。6,5[のN−(5−アミノ−1−カル
ボキシペンチル〕−イミノジ酢酸を5Omt!の水に溶
解し、10.6 gの固体炭酸すI−IJウムと共に活
性化させたセファロースに加えた。
この混合物を60℃で一夜ゆっくりと攪拌した。得られ
た式 %式% (NTA樹脂)のキレート樹脂をクロマトグラフィーカ
ラム中で連続的に、500+nlの水、100艷/のN
15O,・611□0(2重量%)水溶液、200m1
の水、200 mfの0.2M酢酸(0,2M塩化す1
〜リウノ、と0.1重量/容量%ツイーン20含有)及
び200 mlの水で洗浄した。得られた弐 (セフ y ロース0CL−68) −0−CH2−C
I(O1+)−CI+2−N11−(CHz)4−CH
(C00tl)−N(CHzCOO−)Ji24のキレ
ート樹脂のニッケルイオン濃度は約7.1μH/mtに
なった。
実施例2 同定化したイミノジ酢酸(IMA)と固定化したニトリ
ロトリ酢酸(NTA)のニッケル錯体の安定性の定量的
比較のため、この2種のニッケルキレート樹脂をイミノ
ジ酢酸の水溶液で溶離し、ニッケルイオンの流失を追跡
した。
50−の式 %式%) (調製方法:ヨソロソバ特許出願番号84101B14
.6゜]7 公開番号118808参照)のIMA樹脂をりl]マF
・グラフィーカラム(d  1.6 cm )に入れ、
水で十分に洗浄しまた。そして、10111/の0.0
12門NiSO4・5+1゜0水溶液を100艷/時間
の流速で導入し、続いて7〇−の水で洗浄した。それを
0.1Mイミノジ酢酸水溶液、p 117.0で溶出し
た。10−の分画を集めた。
ニッケルイオンしよ両分10〜19に検出(LIV39
0nm)された。
同様の方法で、50m1の式 %式%(2 のNTA樹脂をクロマトグラフィーカラム(d=]、 
(i cm )に入れ、洗浄して、その後、10艷の0
.012M N15(+、  ・511□0水溶液を充
填し、再び水洗し、そし’CO,]門イミノジ酢酸水溶
液、pfl 7. Oで?容器した。ニッケルイオンは
両分30〜34にのみ検出(IIt1390nm)され
、このことから、ニッケルイオンが既知1M八へ脂より
も新規なNTA樹脂中でより強く結合していることは明
らかである。
実施例3 6.5gのブロム酢酸を8.1mlの4N水酸化ナトリ
ウムに溶解し、0.Cに冷却した。それに、4.1gの
N″′−ヘンシルオキカルボニル−1,−2,4−ジア
ミノ酪酸を24.4Inlの2N水酸化ナトリウム溶液
に溶解した溶液を攪拌しながら滴下した。2時間後、冷
却を止め、混合物を一夜攪拌した。次に、この反応混合
物を50℃2時間保持し、そして12.2m1.の4N
塩酸を加えた。この混合物を冷却した後、分離した結晶
を濾別した。生成物は2N水酸化ナトリウム溶液に溶解
し、6.1艷の4N塩酸で再沈澱し、濾別した。白色結
晶、m、p、 136〜138℃ (分解)のN−〔3
−ベンジルオキシカルボニルアミノ−1−カルボキシプ
ロピル〕−イミノジ酢酸5gを得た。
得られた酪酸誘導体2.9gを16−のIN水酸化ナト
リウム溶液に溶解し、スパーチルの先一杯分の5%パラ
ジウム/炭素を添加後、室温、常圧下で水素添加させた
。触媒を濾別し、濾液を茅発させた。かくして、2.2
gのN−C3−アミノ−1−カルポキシプロビル〕−イ
ミノジ酪酸が得られた。その構造 Nll□(C11□’) 2−CIl (CCOI+)
 −N (C)12cOOH) 2をN M Rスペク
トル 5Q+n/の水に得られたN−(3  アミノ−1−カ
ルボキシプロピル〕ーイミノジ酢酸1.9gを溶解した
溶液を2. 6 1rの固体炭酸すトリウムで処理した
。?n合物を0°Cに冷却し、これにイミダゾールカル
ハメイ1〜 (ピアース社製のりアクチーゲル7N)で
活性化さu″たアガロース50+nlを加えた。0℃、
15時間インキュヘーシコン後□、得られた、式7式%
) のキレート樹脂を濾別し、水洗して、実施例1で記載し
た如(HHI+イオンを導通した。得られた、式 %式%) のキレ−I・樹脂のニッケルイオン濃度は3.1gM/
ieになった。
実施例4 カラJ、(直径−]、 cm、長さ−4.8cm)に式
7式%) (NTA樹脂)の金属を含まないキレート樹脂を満たし
、カラム二倍容量の0.1M N+SO<・51hOで
洗い、次いで、カラム二倍容量の0.2 M酢酸で洗浄
することによりニッケル型とした。次に0.1Mリン酸
ナトリウム緩衝液(pT(8.0)と0.5M塩化ナト
リウムの溶液で(それぞれの流速: 13.2mf/時
間)で平衡化させた。
1曙の式 %式% のモデルペプチドを1mlの平衡緩衝液に溶解し、カラ
ムに付した。このモデルペプチドは0.2Mイミダゾー
ル、0.1Mリン酸すl・リウム、p148.0と0.
5M塩化ナトリウムの溶液で溶離できた。溶離液の検出
はムーレ.ニス、及びステエイン.ダブリュ(Moor
e,S.and Stein.W.)  (J.Bio
l.Chem。
176、 367〜388(194B) )に従いニン
ヒドリンで行った。
実施例5 実施例4と同様の方法で、カラム(直径=1cm。
長さ4.8cm)にNTA樹脂を満たし、ニッケル型と
した。0.2M酢酸で洗浄後、このカラムを7Mグアニ
ジン塩酸、0.1Mリン酸ナトリウム緩衝液の溶液(p
H8.0)で平衡化させた。
神々の量(12.7曙まで)の式 %式% のモデルペプチドを141の7Mグアニジン塩酸、0、
 1リン酸ナトリウム(pH8.0)の溶液に溶解し、
このカラムに付した。このペプチドは7Mグアニジン塩
酸に易溶であるが、0.1Mリン酸ナトリウムと0.5
4塩化ナトリウムには難を容である。9容出は段階的に
pHを下げることによって行った。ペプチドはλ−28
0nmのLJVスペクトロメトリーにより検出された。
牛膵臓由来l・リブシンと馬心臓由来チトクロームCを
比較物質として使用した。2種の蛋白質ともN i’ 
A樹脂にpH8で結合しない。明らかにヒスチジンの配
列が決定的な役割をばたしている。
トリプシンの場合、3個のヒスチジンは29.46及び
79位に位置しているが、それば7Mグアニジンで構造
をこわしても安定な錯体を形成する位置ではない。チト
クロームCの場合では、2個のヒスチジンが空間的に近
接(18と26位)しているが、1個のヒスチジンがヘ
ムー鉄(haem−1ron)に結合しているので、そ
れは2配位子を形成する位置ではない。
実施例6 乳酸脱水素酵素イソ酵素は分子量140,000の4量
体蛋白質である。豚由来のこのイソ酵素はアミノ末端領
域を除いてほとんど相同である。これば、この蛋白質表
面上に位置している。心臓型イソ酵素はこの領域にヒス
チジンを持たないが、筋肉型は3個持ち、その中には旧
5−Val−Pro−旧Sの配列がある〔エル、リー(
L、Li)ら、J、Biol、Chem、258゜70
29〜1032 (1983) 〕。
実施例4に記載した如く、カラム(直径−1cm。
長さ−4,8cm)にNTA樹脂を満たし、ニッケル型
とし、そして0.1M リン酸ナトリウム緩衝液(p8
7.5)と0.5M塩化すトリウムの溶液で平衡化さ・
lた。2■の豚心臓(+1.−1.011)又は豚筋肉
団、−1、OH)由来の乳酸脱水素酵素を1.5−の平
衡緩衝液に溶解し、L記カラムに付した。11.−1.
OHはその28個のヒスチジン残ノ、(にもかかわらず
吸着しないが、?14−Lollはp H7,5で吸着
し、pH6に下げることでン容因]させた。
本実験ばNTA樹脂が構造要素として蛋白質表1頂にに
隣接するしスチジン残基を持つ蛋白質にきわめて選択的
であることを示している。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、式 キャリアーマトリックス−スペーサー−NH−(CH_
    2)_x−CH(COOH)−N(CH_2COO^−
    )_2Ni^2+( I ) (式中、xは2,3又は4を示す) で表わされる金属キレート樹脂。 2、キャリアーマトリックスがアガロースである特許請
    求の範囲第1項に記載の金属キレート樹脂。 3、キャリアーマトリックスがセフアロース(登録商標
    )CL−6Bである特許請求の範囲第1項に記載の金属
    キレート樹脂。 4、スペーサーが−O−CO−又は−O−CH_2−C
    H(OH)−CH_2−である特許請求の範囲第1項〜
    第3項のいずれかに記載の金属キレート樹脂。 5、式 H_2N−(CH_2)_x−CH(COOH)−N(
    CH_2COOH)_2 (式中、xは2、3又は4を示す) で表わされる化合物及びその塩。 6、N−〔3−アミノ−1−カルボキシプロピル]−イ
    ミノジ酢酸。 7、N−〔5−アミノ−1−カルボキシペンチル〕−イ
    ミノジ酢酸。 8、特許請求の範囲第5項〜第7項のいずれかに記載の
    化合物をスペーサー基を付して機能化したキャリアーマ
    トリックスと反応させ、次いで、ニッケル塩溶液で洗浄
    することを特徴とする特許請求の範囲第1項〜第4項の
    いずれかに記載の金属キレート樹脂の製造方法。 9、機能化したキャリアーマトリックスが▲数式、化学
    式、表等があります▼基を含むオキシラン−アガロース
    である特許請求の範囲第8項に記載の方法。 10、機能化したキャリアーマトリックスが▲数式、化
    学式、表等があります▼基を含むイミダゾールカルバメ
    イト−アガロースである特許請求の範囲第8項に記載の
    方法。 11、式 R−HN−(CH_2)_x−CH(NH_2)−CO
    OH (式中、Rはアミノ保護基を示し、xは2、3または4
    を示す) で表されるN−末端保護化合物を少なくとも2当量のブ
    ロム酢酸と反応させ、生じた生成物から保護基を脱離さ
    せることを特徴とする式 H_2N−(CH_2)_x−CH(COOH)−N(
    CH_2COOH)_2 (式中、xは2、3又は4を示す) で表わされる化合物の製造方法。 12、保護基がベンジルオキシカルボニル(Z)で、そ
    の脱離をパラジウム/炭素の存在下、水素添加によって
    行なわせる特許請求の範囲第11項に記載の方法。 13、N^γ−ベンジルオキシカルボニル−L−2,4
    −ジアミノ酪酸をブロム酢酸と反応させ、生じた反応生
    成物をパラジウム/炭素の存在下、水素添加させること
    を特徴とする〔3−アミノ−l−カルボキシプロピル〕
    −イミノジ酢酸の製造方法。 14、N^ε−ベンジルオキシカルボニル−L−リジン
    をブロム酢酸と反応させ、生じた反応生成物をパラジウ
    ム/炭素の存在下、水素添加させることを特徴とするN
    −〔5−アミノ−1−カルボキシペンチル〕−イミノジ
    酢酸の製造方法。 15、蛋白質を特許請求の範囲第1項〜第4項に記載の
    金属キレート樹脂上でアフィニティークロマトグラフィ
    ーに付することを特徴とする数個の近接するヒスチジン
    残基を含む蛋白質の精製方法。 16、特許請求の範囲第1項〜第4項のいずれかに記載
    のキレート樹脂の金属キレートクロマトグラフィーへの
    使用。 17、特許請求の範囲第1項〜第4項のいずれかに記載
    のキレート樹脂の、数個のヒスチジン残基を含む蛋白質
    の精製への使用。 18、特許請求の範囲第1項〜第4項のいずれかに記載
    のキレート樹脂の、2個の直ぐ隣接するヒスチジン残基
    を含む蛋白質の精製への使用。 19、特許請求の範囲第8項〜第10項のいずれかに記
    載の方法、又はその自明の化学的均等方法によって製造
    される特許請求の範囲第1項〜第4項のいずれかに記載
    の金属キレート樹脂。 20、特許請求の範囲第11項〜第14項のいずれかに
    記載の方法、又はその自明の化学的均等方法によって製
    造される特許請求の範囲第5項〜第7項のいずれかに記
    載の化合物。
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