JP2560999Y2 - 手動変速機のシフト軸構造 - Google Patents

手動変速機のシフト軸構造

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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、チェンジレバーのシフ
ト操作に連動して回転駆動され、その回転により変速機
のシフト部材を作動させる手動変速機のシフト軸構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】手動変速機を備えた車両では、ドライバ
ーがチェンジレバーをセレクト操作あるいはシフト操作
すると、その動きが各々独立した2系統の動きとしてシ
フトアーム軸に伝達される。シフトアーム軸は前記セレ
クト操作およびシフト操作に連動して摺動および回動
し、その摺動によって該シフトアーム軸に設けたシフト
アームが複数のシフトピースの何れかに選択的に係合す
るとともに、その回動によって前記係合したシフトピー
スを駆動し、所望の変速段を確立するようになってい
る。
【0003】従来、チェンジレバーのセレクト操作ある
いはシフト操作を2本のワイヤにそれぞれ伝達し、各ワ
イヤに接続されて回転するシフト軸とセレクト軸を前記
シフトアーム軸に連結して該シフトアーム軸を摺動およ
び回動させるものが知られている(実公昭62−155
56号公報参照)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、かかる変速
機にはその内部に収納された各ギヤの回転変動による振
動や、同期機構の作動時にスリーブスプラインがギヤの
ドグ歯やブロッキングリングのドグ歯に衝突することに
よる振動が発生し、その振動が前記同期機構からシフト
アーム軸に伝達される。その結果、シフトアーム軸にワ
イヤやリンクを介して接続されたチェンジレバーに前記
振動が伝達され、ドライバーに不快感を与えることがあ
った。特に、チェンジレバーをシフト操作する際には、
該チェンジレバーから同期機構にシフト荷重を伝達する
経路に遊びが無くなるため、その経路を介してチェンジ
レバーに大きな振動が伝達され、これがシフトフィーリ
ング低下の原因となっていた。
【0005】本考案は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、チェンジレバーのシフト操作時に変速機から該チェ
ンジレバーに伝達される振動を軽減することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、本考案は、チェンジレバーのシフト操作に連動し
て回転駆動され、その回転により変速機のシフト部材を
作動させる手動変速機のシフト軸構造において、前記チ
ェンジレバーに連結された入力アームと、一端に前記入
力アームが固着された捩じり変形可能な中実シャフト
と、この中実シャフトの外側に嵌合して前記入力アーム
の反対側の端部で前記中実シャフトに結合されるととも
に前記シフト部材に接続された中空シャフトとを備えて
り、前記中空シャフトと前記中実シャフト間に、該中
実シャフトの捩じれ角を規制するストッパ機構を設けた
ことを特徴とする。斯かる特徴によれば、中実シャフト
の捩じれ変形により得られる緩衝作用により、変速機構
の振動のチェンジレバーへの伝達が緩和され、シフト操
作時のつっかかり感が抑えられる。また特に中空シャフ
トに対する中実シャフトの捩じれ変形の最大量がストッ
パにより規制されるため、中実シャフトが捩じれ変形し
てもシフト操作を確実に行い得る。
【0007】
【0008】
【実施例】以下、図面により本考案の実施例について説
明する。
【0009】図1〜図4は本考案の一実施例を示すもの
で、図1はそのチェンジ機構の縦断面図、図2は図1の
2−2線断面図、図3は図1の3−3線矢視図、図4は
チェンジレバーのシフトパターンを示す図である。
【0010】図1および図2に示すように、ドライバー
により操作されるチェンジレバーLとミッションケース
1の内部に設けたチェンジ機構Cとは、ボーデンワイヤ
より成るセレクト用ワイヤ2とシフト用ワイヤ3により
接続される。
【0011】図4に示すように、チェンジレバーLのシ
フトパターンは、変速機の前進1速〜5速変速段と後退
変速段に対応して、シフト位置〜シフト位置および
Rシフト位置を備える。チェンジレバーLを−セレ
クト位置、−セレクト位置(ニュートラル位置N)
および−Rセレクト位置に沿って矢印A方向にセレク
ト操作すると、前記セレクト用ワイヤ2が駆動される。
またチェンジレバーLを前記各セレクト位置からシフ
ト位置〜シフト位置およびRシフト位置に向けて矢印
B方向にシフト操作すると、前記シフト用ワイヤ3が駆
動される。
【0012】図1および図2に戻り、ミッションケース
1には互いに平行に配設されたセレクト軸4とシフト軸
5がそれぞれ回動自在に支持される。セレクト軸4は1
本の中実シャフトから構成され、その中間部に形成した
円周溝4aに係合するピン6により軸方向の移動を規制
されるとともに、ミッションケース1の外部に延出する
外端部には、前記セレクト用ワイヤ2が結着される入力
アーム7がスプライン結合される。またミッションケー
ス1の内部に位置するセレクト軸4の内端部には出力ア
ーム8が固着される。
【0013】一方、シフト軸5は、半径方向外側に位置
してミッションケース1に回動自在に支持された捩じり
剛性の高い中空シャフト9と、その内部に同軸に嵌合す
る捩じり変形可能な中実シャフト10とを備える。ミッ
ションケース1から外部に延出する中空シャフト9およ
び中実シャフト10の外端部は相対回転自在であり、且
つミッションケース1の内部に位置するそれらの内端部
は一体にスプライン結合される。中実シャフト10の外
端部には、前記セレクト軸4の入力アーム7と同一形状
の入力アーム11がスプライン結合されるとともに、中
空シャフト9の中間部には出力アーム12がスプライン
結合される。出力アーム12はミッションケース1の切
欠き1a,1b間に嵌合し、シフト軸5の軸方向の移動
を規制する。上述のように、中空シャフト9の内部に中
実シャフト10を同軸に配設することにより、振動吸収
作用を有するシフト軸5の軸方向寸法をコンパクトに形
成することができる。
【0014】シフト軸5を中立位置とその両側のシフト
位置において節度をもって停止させるべく、ディテント
機構13が設けられる。ディテント機構13は、出力ア
ーム12の外周に一体に設けた3個の凹部12a,12
b,12cを有する扇状のカム板12dと、ミッション
ケース1に支持されてスプリング14で前記カム板12
dに向けて付勢されたボール15から構成される。
【0015】図3を併せて参照すると明らかなように、
シフト軸5の中空シャフト9と中実シャフト10の外端
部間には、中空シャフト9に対する中実シャフト10の
相対回転角を所定範囲に規制するためのストッパ機構1
6が設けられる。ストッパ機構16は、中空シャフト9
の外端部に溶着した二股状のストッパボルト支持板17
と、このストッパボルト支持板17の下端に互いに対向
するように螺入した一対のストッパボルト18とを備
え、中実シャフト10にトルクが作用していない時、該
中実シャフト10の入力アーム11の中間部が前記一対
のストッパボルト18の間にそれぞれ所定の隙間δを介
して配設される。
【0016】ミッションケース1の内壁に突設された複
数個のボス1c,1d,1eには、シフトアーム軸19
が摺動および回転自在に支持される。シフトアーム軸1
9の上端には制御腕20がボルト21により固着され、
この制御腕20の上端にはシフトアーム軸19の軸線と
平行に延びる第1係合溝20aが、また制御腕20の下
端にはシフトアーム軸19の軸線と直角に延びる第2係
合溝20bが設けられる。そして、前記第1係合溝20
aにはシフト軸5の出力アーム12の先端に設けたピン
22が摺動自在に係合するとともに、前記第2係合溝2
0bにはセレクト軸4の出力アーム8の先端に設けたピ
ン23が摺動自在に係合する。
【0017】シフトアーム軸19の下端にはばね受筒2
4が摺動可能に嵌装され、このばね受筒24とミッショ
ンケース1との間には保持ばね25が縮設される。この
保持ばね25は、ばね受筒24が隣接するボス1eの下
面に当接するまで、前記セレクト用ワイヤ2の張力によ
るシフトアーム軸19の下向き付勢力に抗して該シフト
アーム軸19を上方へ押圧する。
【0018】2つのボス1d,1e間において、シフト
アーム軸19にはシフトアーム26がボルト27により
固着され、このシフトアーム26を挟むように配設され
る横断面コ字状のインタロック板28がシフトアーム軸
19に相対回動自在に取付けられる。このインタロック
板28にはシフトアーム軸19の軸線と平行に延びる係
合溝28aが設けられており、この係合溝28aにミッ
ションケース1に固着されたインタロックボルト29が
摺動自在に係合する。これによって、インタロック板2
8は、シフトアーム軸19の軸方向にはシフトアーム2
6と共に移動し得るが、シフトアーム軸19の周りには
回動し得ないようになっている。このインタロック板2
8は、シフトアーム26の先端部を間に置いて対向する
一対の規制爪28b,28cを備えており、これら規制
爪28b,28cおよびシフトアーム26は、第1,第
2および第3シフトピース30,31,32の先端の係
合溝30a,31a,32aにそれぞれ係合する。
【0019】また、前記シフトアーム26の揺動角は、
該シフトアーム26に形成した係合溝26aに係合する
前記インタロックボルト29により規制される。第1,
第2および第3シフトピース30,31,32は、ミッ
ションケース1内に平行に配設された第1,第2および
第3シフトロッド33,34,35にそれぞれ固着され
る。第1シフトロッド33は軸方向の摺動によって1
速,2速変速段を確立し、第2シフトロッド34は同様
の摺動によって3速,4速変速段確立し、第3シフトロ
ッド35は同様の摺動によって5速,後退変速段を確立
する。
【0020】シフトアーム軸19の一側面にはその長手
方向に延びる溝19aが形成され、この溝19aには、
ミッションケース1の支持孔1fに保持されてスプリン
グ36により突出方向に付勢されるボール37が係合す
る。溝19aは、シフトアーム26が第1,第2シフト
ピース30,31間を移動する区間に対応する部分aで
溝底が同一深さになっており、シフトアーム26が第
2,第3シフトピース31,32との間を移動する区間
に対応する部分bで溝底が溝端に向って漸次浅くなるよ
うに傾斜している。したがって、シフトアーム26を第
1,第2シフトピース31,32間で移動させるように
シフトアーム軸19を摺動させる場合にはボール37に
よる摺動抵抗は一定に制御され、シフトアーム26を第
2シフトピース31との係合位置から第3シフトピース
32との係合位置に向って移動させるようにシフトアー
ム軸19を摺動させる場合には、ボール37による摺動
抵抗が増加される。
【0021】次に、前述の本考案の実施例の作用を説明
する。
【0022】チェンジレバーLが−セレクト位置、
すなわち中立位置Nにあるとき、シフトアーム軸19は
ばね受筒24と保持ばね25の作用で図1の位置に保持
される。このとき、シフトアーム軸19に設けたシフト
アーム26は中央の第2シフトピース31に係合し、イ
ンタロック28の規制爪28b,28cは第1シフトピ
ース30および第3シフトピース32に係合してそれら
の動きを規制する。
【0023】この状態から、−セレクト位置にある
チェンジレバーLをシフト位置あるいはシフト位置
に向けてシフト操作すると、チェンジレバーLに連結さ
れたシフト用ワイヤ3が押し引きされ、その先端に結着
された入力アーム11がシフト軸5を回動させる。する
とシフト軸5が出力アーム12と一体に揺動し、その出
力アーム12の先端に設けたピン22に第1係合溝20
aを押圧された制御腕20が、シフトアーム軸19を何
れかの方向に回転させる。このとき、制御腕20の第2
係合溝20bはセレクト軸4の出力アーム8に設けたピ
ン23に対して摺動し、前記シフトアーム軸19の回動
を許容する。シフトアーム軸19がシフトアーム26と
一体で回動すると、シフトアーム26に係合する第2シ
フトピース31が第2シフトロッド34と共に軸方向に
摺動し、図示せぬシフトフォークおよび同期機構を介し
て変速機に3速変速段あるいは4速変速段を確立する。
【0024】さて、上述のようにチェンジレバーLをシ
フト操作する際、そのシフト荷重は同期機構、シフトフ
ォーク、第2シフトロッド34、第2シフトピース3
1、シフトアーム26、シフトアーム軸19、制御腕2
0、出力アーム12、シフト軸5、入力アーム11およ
びシフト用ワイヤ3を介してチェンジレバーLに伝達さ
れる。このとき、変速機に新たな変速段を確立する際に
発生する振動が前記径路を通ってチェンジレバーLに伝
達されてシフトフィーリングを低下させるが、本考案に
よるシフト軸5の構造によって前記振動が吸収され、シ
フトフィーリングの低下が回避される。
【0025】すなわち、シフト用ワイヤ3に結着された
入力アーム11によってシフト軸5の中実シャフト10
が回転駆動されるとき、該シフト軸5の中空シャフト9
には出力アーム12を介して負荷が作用しているため、
前記中実シャフト10は中空シャフト9に対して相対的
に捩じれ変形する。そして、シフト荷重が所定値を越え
ると、中空シャフト9の外端部に設けたストッパボルト
支持板17に螺入した一対のストッパボルト18の何れ
か一方に中実シャフト10の外端部に設けた入力アーム
11が当接し、中実シャフト10のそれ以上の捩じり変
形が規制されて該中実シャフト10の回転は中空シャフ
ト9に直接伝達されるようになる。
【0026】上述のように、チェンジレバーLとチェン
ジ機構Cのシフトアーム軸19との間に介装されるシフ
ト軸5にトルクの緩衝作用を持たせたので、そのシフト
軸の部分で変速機からチェンジレバーLに伝達される振
動を吸収し、その振動によるシフトフィーリングの低下
を防止することができる。
【0027】1速変速段あるいは2速変速段を確立すべ
くチェンジレバーLを−セレクト位置へセレクト操
作すると、セレクト用ワイヤ2に結着された入力アーム
7を介してセレクト軸4が回動し、その出力アーム8の
ピン23に係合溝20bを押圧された制御腕20はシフ
トアーム軸19と一体に上昇する。このとき、制御腕2
0の第1係合溝20aはシフト軸5の出力アーム12に
設けたピン22に対して摺動し、前記シフトアーム軸1
9の摺動を許容する。また、シフトアーム軸19が上昇
するとき、スプリング36により付勢されたボール37
はシフトアーム軸19の溝19aの平行部aに沿って転
動するため、前記スプリング36はシフトアーム軸19
に軸方向の推力を及ぼさない。
【0028】上述のようにしてシフトアーム軸19が上
昇すると、シフトアーム26は第1シフトピース30の
係合溝30aに係合する。したがって、チェンジレバー
Lをシフト位置あるいはシフト位置にシフト操作し
て前述と同様にシフトアーム軸19を回動させることに
より、第1シフトピース30と第1シフトロッド33を
軸方向に摺動させ、1速変速段あるいは2速変速段を選
択的に確立することができる。
【0029】5速変速段あるいは後退変速段を確立すべ
くチェンジレバーLを−Rセレクト位置へセレクト操
作すると、セレクト用ワイヤ2、入力アーム7、セレク
ト軸4、出力アーム8および制御腕20を介してシフト
アーム軸19が下降し、シフトアーム26が第3シフト
ピース32の係合溝32aに係合する。したがって、チ
ェンジレバーLをシフト位置あるいはRシフト位置に
シフト操作して前述と同様にシフトアーム軸19を回動
させることにより、第3シフトピース32と第3シフト
ロッド35を軸方向に摺動させ、5速変速段あるいは後
退変速段を選択的に確立することができる。
【0030】上記シフトアーム軸19が下降する際、該
シフトアーム軸19を第2シフトピース31に係合する
図示の位置に付勢する保持ばね25が圧縮されるととも
に、スプリング36により付勢されたボール37がシフ
トアーム軸19の溝19aの傾斜部bに乗り上げるた
め、該シフトアーム軸19にはその下降に抵抗する上向
きの推力が作用する。すなわち、チェンジレバーLを
−Rセレクト位置にセレクト操作するには通常よりも大
きなセレクト荷重が必要となり、これにより例えばチェ
ンジレバーLを−セレクト位置から−セレクト
位置に向けてセレクト操作する際、チェンジレバーLが
勢い余って前記−セレクト位置を通過し、−Rセ
レクト位置に誤操作されることが防止される。
【0031】以上本考案の実施例を詳述したが、本考案
は前記実施例に限定されるものではなく、種々の小設計
変更を行うことが可能である。
【0032】例えば、実施例ではチェンジレバーのLと
セレクト軸4あるいはシフト軸5をワイヤ2,3で連結
しているが、本考案は前記ワイヤ2,3に代えてロッド
を用いた変速機に対しても適用可能である。
【0033】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、チェンジ
レバーのシフト操作に連動して回転するシフト軸を中空
シャフトと中実シャフトから成る2重構造とし、その中
実シャフトを捩じれ変形させることにより緩衝作用を持
たせているので、変速機構の振動やシフト操作時のつっ
かかり感を前記シフト軸の捩じれ変形で吸収してチェン
ジレバーへの伝達を防止し、シフトフィーリングを向上
させることが可能となる。また中空シャフトの内部に中
実シャフトを同軸に配設したので、シフト軸の軸方向寸
法を短縮することができる。更に中空シャフトに対する
中実シャフトの捩じれ変形の最大量をストッパにより規
制することができるので、中実シャフトの捩じれに係わ
らず確実なシフト操作が可能となる。
【0034】
【図面の簡単な説明】
【図1】チェンジ機構の縦断面図
【図2】図1の2−2線断面図
【図3】図1の3−3線矢視図
【図4】チェンジレバーのシフトパターンを示す図
【符号の説明】
9 中空シャフト 10 中実シャフト 11 入力アーム 16 ストッパ機構 19 シフトアーム軸(シフト部材) L チェンジレバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 石原 淳 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (56)参考文献 特開 平1−266347(JP,A)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チェンジレバー(L)のシフト操作に連
    動して回転駆動され、その回転により変速機のシフト部
    材(19)を作動させる手動変速機のシフト軸構造にお
    いて、 前記チェンジレバー(L)に連結された入力アーム(1
    1)と、一端に前記入力アーム(11)が固着された捩
    じり変形可能な中実シャフト(10)と、この中実シャ
    フト(10)の外側に嵌合して前記入力アーム(11)
    の反対側の端部で前記中実シャフト(10)に結合され
    るとともに前記シフト部材(19)に接続された中空シ
    ャフト(9)とを備えて成り、 前記中空シャフト(9)と前記中実シャフト(10)間
    に、該中実シャフト(10)の捩じれ角を規制するスト
    ッパ機構(16)を設けた ことを特徴とする、手動変速
    機のシフト軸構造。
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