JPS6137497B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6137497B2 JPS6137497B2 JP56170097A JP17009781A JPS6137497B2 JP S6137497 B2 JPS6137497 B2 JP S6137497B2 JP 56170097 A JP56170097 A JP 56170097A JP 17009781 A JP17009781 A JP 17009781A JP S6137497 B2 JPS6137497 B2 JP S6137497B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shift
- gear
- lever
- operating lever
- shifter
- Prior art date
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- Expired
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 44
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 claims description 31
- 230000008878 coupling Effects 0.000 claims description 8
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 claims description 8
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 claims description 8
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 7
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 5
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 238000004080 punching Methods 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000002457 bidirectional effect Effects 0.000 description 1
- 238000005266 casting Methods 0.000 description 1
- 238000005242 forging Methods 0.000 description 1
- 239000011435 rock Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H63/00—Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism
- F16H63/02—Final output mechanisms therefor; Actuating means for the final output mechanisms
- F16H63/30—Constructional features of the final output mechanisms
- F16H63/302—Final output mechanisms for reversing
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T74/00—Machine element or mechanism
- Y10T74/20—Control lever and linkage systems
- Y10T74/20012—Multiple controlled elements
- Y10T74/20018—Transmission control
- Y10T74/20085—Restriction of shift, gear selection, or gear engagement
- Y10T74/20104—Shift element interlock
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は手動変速機のシフト装置に関するもの
である。
である。
手動変速機は一般に、ギヤトレーン中における
ギヤ又はカツプリングスリーブ等の選択噛合要素
を動力伝達不能なニユートラル位置と動力伝達可
能な変速位置との間で軸線方向へ変位させて変速
を行なう。そして、該選択噛合要素の変位は、シ
フト操作力を入力されて移動するシフトロツドに
よりシフターを介して行なう。
ギヤ又はカツプリングスリーブ等の選択噛合要素
を動力伝達不能なニユートラル位置と動力伝達可
能な変速位置との間で軸線方向へ変位させて変速
を行なう。そして、該選択噛合要素の変位は、シ
フト操作力を入力されて移動するシフトロツドに
よりシフターを介して行なう。
ところで、シフトロツドが1個のシフターを介
し1個の選択噛合要素を変位させるだけの場合、
当該シフターをシフトロツドに一体結合すればよ
いが、シフトロツドがその両方向移動による2種
の変速を行なうものである場合、即ち、一方向の
移動により1個のシフターを介し1個の選択噛合
要素を変速位置に変位させ、他方向の移動により
別のシフターを介し別の選択噛合要素を変速位置
に変位させる場合、両シフターをシフトロツドに
一体結合しておくと、一方の選択噛合要素を変速
位置へ変位させる間他方の選択噛合要素がニユー
トラル位置から変速位置とは反対方向へ移動され
ることとなり、各選択噛合要素の変位スペースが
要求スペースの2倍必要となり、変速機の大型化
を避けられない。
し1個の選択噛合要素を変位させるだけの場合、
当該シフターをシフトロツドに一体結合すればよ
いが、シフトロツドがその両方向移動による2種
の変速を行なうものである場合、即ち、一方向の
移動により1個のシフターを介し1個の選択噛合
要素を変速位置に変位させ、他方向の移動により
別のシフターを介し別の選択噛合要素を変速位置
に変位させる場合、両シフターをシフトロツドに
一体結合しておくと、一方の選択噛合要素を変速
位置へ変位させる間他方の選択噛合要素がニユー
トラル位置から変速位置とは反対方向へ移動され
ることとなり、各選択噛合要素の変位スペースが
要求スペースの2倍必要となり、変速機の大型化
を避けられない。
そこで通常は、例えば実公昭53−15878号公報
に示される如く、両シフターをシフトロツドに一
体結合せず、これに対し摺動自在とし、ニユート
ラル位置から変速位置へのシフターの移動は、シ
フトロツドに該シフターを直接係合させてこれを
行ない、変速位置からニユートラル位置へのシフ
ターの移動は、シフトロツドに係合子を介し該シ
フターを係合させてこれを行なうよう構成する。
かかる構成によれば、一方の選択噛合要素を変速
位置へ変位させるべきシフトロツドの移動中、こ
のシフトロツドが他方の選択噛合要素に係合させ
たシフターに係わる係合子を該シフターがシフト
ロツドとの係合を解かれる位置へ追い出され、当
該他方の選択要素、従つてこれに係合させたシフ
ターはシフトロツドに追従移動することなく、ニ
ユートラル位置にとどまる。これにより各選択噛
合要素はニユートラル位置と変速位置との間での
み変位することとなり、その変位スペースを必要
最少限にして変速機の大型化を防止できる。
に示される如く、両シフターをシフトロツドに一
体結合せず、これに対し摺動自在とし、ニユート
ラル位置から変速位置へのシフターの移動は、シ
フトロツドに該シフターを直接係合させてこれを
行ない、変速位置からニユートラル位置へのシフ
ターの移動は、シフトロツドに係合子を介し該シ
フターを係合させてこれを行なうよう構成する。
かかる構成によれば、一方の選択噛合要素を変速
位置へ変位させるべきシフトロツドの移動中、こ
のシフトロツドが他方の選択噛合要素に係合させ
たシフターに係わる係合子を該シフターがシフト
ロツドとの係合を解かれる位置へ追い出され、当
該他方の選択要素、従つてこれに係合させたシフ
ターはシフトロツドに追従移動することなく、ニ
ユートラル位置にとどまる。これにより各選択噛
合要素はニユートラル位置と変速位置との間での
み変位することとなり、その変位スペースを必要
最少限にして変速機の大型化を防止できる。
しかるに従来のかかる対策では、シフターとシ
フトロツドとの摺動部に係合子を設けるため、該
摺動部を摺動方向に長くしなければならず、従つ
てシフターにシフトロツド嵌合用のボス部が不可
欠である。これがため、シフターを打抜き等の安
価な方法で造れず、鋳造や鍛造に頼るか、又はシ
フター本体とボス部を夫々個別に造つて両者を溶
接により合体させるか等の方法しか採用し得ず、
シフターがコスト高となつていた。
フトロツドとの摺動部に係合子を設けるため、該
摺動部を摺動方向に長くしなければならず、従つ
てシフターにシフトロツド嵌合用のボス部が不可
欠である。これがため、シフターを打抜き等の安
価な方法で造れず、鋳造や鍛造に頼るか、又はシ
フター本体とボス部を夫々個別に造つて両者を溶
接により合体させるか等の方法しか採用し得ず、
シフターがコスト高となつていた。
本発明はシフターを、選択噛合要素の変位を行
ない得るようこれに係合させて揺動可能なレバー
で構成し、このレバーにその揺動面を横切るよう
透孔を設け、この透孔内に係合子を収納すること
により、シフターを板材の打抜きにより安価に製
造でき、上述の問題を解決し得るとの観点から、
この着想を具体化した変速機のシフト装置を提供
しようとするものである。
ない得るようこれに係合させて揺動可能なレバー
で構成し、このレバーにその揺動面を横切るよう
透孔を設け、この透孔内に係合子を収納すること
により、シフターを板材の打抜きにより安価に製
造でき、上述の問題を解決し得るとの観点から、
この着想を具体化した変速機のシフト装置を提供
しようとするものである。
以下、図示の実施例に基づき本発明を詳細に説
明する。
明する。
第1図乃至第5図は本発明シフト装置をフロン
ト・エンジン・フロントホイールドライブ車
(FF車)用手動変速機の後退変速歯車列に適用し
た例で、図中1は変速機ケース、2は運転者の変
速操作力を入力するコントロールロツド、3はシ
フトロツド、4は1−2シフトフオーク、5は3
−4シフトフオーク、6は5速用シフトフオー
ク、7はリバースアイドラギヤ、8はメインシヤ
フト、9はリバースアイドラシヤフトを夫々示
す。
ト・エンジン・フロントホイールドライブ車
(FF車)用手動変速機の後退変速歯車列に適用し
た例で、図中1は変速機ケース、2は運転者の変
速操作力を入力するコントロールロツド、3はシ
フトロツド、4は1−2シフトフオーク、5は3
−4シフトフオーク、6は5速用シフトフオー
ク、7はリバースアイドラギヤ、8はメインシヤ
フト、9はリバースアイドラシヤフトを夫々示
す。
コントロールロツド2は変速機ケース1に摺動
自在及び回転自在に横架し、一端を変速機ケース
1の外部に突出させて、この突出端に運転席の変
速レバー(図示せず)を連結し、運転車が該変速
レバーをセレクト操作する時コントロールロツド
2が回転され、シフト操作する時コントロールロ
ツド2が長手方向に移動するものとする。コント
ロールロツド2には1−2シフトフオーク4を摺
動自在及び回転自在に支持し、このシフトフオー
クにシフトアーム4aを一体に設け、該シフトア
ームにコントロールロツド2へ向け開口するシフ
ト溝4bを形成する。1−2シフトフオーク4は
その二又先端を、メインシヤフト8に同軸に設け
た1−2変速用カツプリングスリーブの外周条溝
に係合させる。
自在及び回転自在に横架し、一端を変速機ケース
1の外部に突出させて、この突出端に運転席の変
速レバー(図示せず)を連結し、運転車が該変速
レバーをセレクト操作する時コントロールロツド
2が回転され、シフト操作する時コントロールロ
ツド2が長手方向に移動するものとする。コント
ロールロツド2には1−2シフトフオーク4を摺
動自在及び回転自在に支持し、このシフトフオー
クにシフトアーム4aを一体に設け、該シフトア
ームにコントロールロツド2へ向け開口するシフ
ト溝4bを形成する。1−2シフトフオーク4は
その二又先端を、メインシヤフト8に同軸に設け
た1−2変速用カツプリングスリーブの外周条溝
に係合させる。
シフトロツド3は変速機ケース1に摺動自在に
横架し、このシフトロツド上に2−3シフトフオ
ーク5を摺動自在に支持し、このシフトフオーク
にシフトアーム5aを一体に設け、該シフトアー
ムにコントロールロツド2へ向け開口するシフト
溝5bを形成する。又、2−3シフトフオーク5
はその二又先端を、メインシヤフト8に同軸に設
けた2−3変速用カツプリングスリーブの外周条
溝に係合させる。シフトロツド3には別に5速用
シフトフオーク6も支持するが、両者を一体結合
させ、該シフトフオークの二又先端をメインシヤ
フト8に同軸に設けた5速選択用カツプリングス
リーブの外周条溝に係合させる。
横架し、このシフトロツド上に2−3シフトフオ
ーク5を摺動自在に支持し、このシフトフオーク
にシフトアーム5aを一体に設け、該シフトアー
ムにコントロールロツド2へ向け開口するシフト
溝5bを形成する。又、2−3シフトフオーク5
はその二又先端を、メインシヤフト8に同軸に設
けた2−3変速用カツプリングスリーブの外周条
溝に係合させる。シフトロツド3には別に5速用
シフトフオーク6も支持するが、両者を一体結合
させ、該シフトフオークの二又先端をメインシヤ
フト8に同軸に設けた5速選択用カツプリングス
リーブの外周条溝に係合させる。
シフトロツド3には更に5速及び後退選択に兼
用のシフトアーム10のボス部10aを嵌合して
ピン11により一体結合し、シフトアーム10の
先端にコントロールロツド2へ向け開口するシフ
ト溝10bを形成する。シフト溝4b,5b,1
0bをコントロールロツド2の周りに同一円周上
に配置し、これらシフト溝に選択的に係合可能な
セレクトアーム12をコントロールロツド2に嵌
合して一体結合する。
用のシフトアーム10のボス部10aを嵌合して
ピン11により一体結合し、シフトアーム10の
先端にコントロールロツド2へ向け開口するシフ
ト溝10bを形成する。シフト溝4b,5b,1
0bをコントロールロツド2の周りに同一円周上
に配置し、これらシフト溝に選択的に係合可能な
セレクトアーム12をコントロールロツド2に嵌
合して一体結合する。
本発明においては、後退用変速歯車列中におけ
る選択噛合要素であるリバースアイドラギヤ7を
後退の選択に当り軸線方向に変位させるシフター
を作用レバー13で構成する。この作用レバー1
3は、変速機ケース1にボルト14で取付けたブ
ラケツト15上にピン16を介して枢支し、この
ピン16の周りに揺動可能とすると共に、この揺
動面をリバースアイドラギヤ7の回転面に対し直
角とする。そして、作用レバー13の先端を第2
図に明示する如く二又にしてリバースアイドラギ
ヤ7に跨がらせ、これに係合させる。ブラケツト
15には第3図の如く作用レバー13の側面と接
しその揺動面に対し平行な方向に延在する作用レ
バーガイド面15aを設定し、この面15aから
遠い作用レバー13の側面に衝接するシフトブロ
ツク17をシフトアーム10に一体に設ける。
る選択噛合要素であるリバースアイドラギヤ7を
後退の選択に当り軸線方向に変位させるシフター
を作用レバー13で構成する。この作用レバー1
3は、変速機ケース1にボルト14で取付けたブ
ラケツト15上にピン16を介して枢支し、この
ピン16の周りに揺動可能とすると共に、この揺
動面をリバースアイドラギヤ7の回転面に対し直
角とする。そして、作用レバー13の先端を第2
図に明示する如く二又にしてリバースアイドラギ
ヤ7に跨がらせ、これに係合させる。ブラケツト
15には第3図の如く作用レバー13の側面と接
しその揺動面に対し平行な方向に延在する作用レ
バーガイド面15aを設定し、この面15aから
遠い作用レバー13の側面に衝接するシフトブロ
ツク17をシフトアーム10に一体に設ける。
作用レバー13にその両側面間を貫通する透孔
13aを穿ち、この透孔内に球形の係合子18を
摺動自在に収納する。作用レバー13がリバース
アイドラギヤ7をニユートラル位置となす第2図
の実線揺動位置にある時透孔13aと整合する切
欠き15bを作用レバーガイド面15aに形成
し、この切欠きは、係合子18が陥入してシフト
ブロツク17に近い作用レバー13の側面から突
出しない深さ及び大きさとする。作用レバー13
がリバースアイドラギヤ7を第2図の仮想線で示
す変速位置となす揺動位置になる時、該作用レバ
ー13を受止めてこれがそれ以上揺動するのを防
止するストツパー15cをブラケツト15に設
け、この位置で切欠き15bから第4図の如く追
出される係合子18を受容する切欠き17aをシ
フトブロツク17に形成する。このシフトブロツ
ク17には更にストツパー15cから遠い作用レ
バー13の面と衝接可能な係合爪17bを設け、
この係合爪を介してシフトブロツク17が作用レ
バー13を上述の如くニユートラル位置から変速
位置へと揺動させ得るようにする。
13aを穿ち、この透孔内に球形の係合子18を
摺動自在に収納する。作用レバー13がリバース
アイドラギヤ7をニユートラル位置となす第2図
の実線揺動位置にある時透孔13aと整合する切
欠き15bを作用レバーガイド面15aに形成
し、この切欠きは、係合子18が陥入してシフト
ブロツク17に近い作用レバー13の側面から突
出しない深さ及び大きさとする。作用レバー13
がリバースアイドラギヤ7を第2図の仮想線で示
す変速位置となす揺動位置になる時、該作用レバ
ー13を受止めてこれがそれ以上揺動するのを防
止するストツパー15cをブラケツト15に設
け、この位置で切欠き15bから第4図の如く追
出される係合子18を受容する切欠き17aをシ
フトブロツク17に形成する。このシフトブロツ
ク17には更にストツパー15cから遠い作用レ
バー13の面と衝接可能な係合爪17bを設け、
この係合爪を介してシフトブロツク17が作用レ
バー13を上述の如くニユートラル位置から変速
位置へと揺動させ得るようにする。
上述の構成とした本発明シフト装置を具える変
速機の作用を次に説明する。
速機の作用を次に説明する。
第1図乃至第3図は変速機がいずれの変速段も
選択しておらず、動力伝達を行なわない中立状態
を示す。ここで運転者が変速レバーのセレクト操
作によりコントロールロツド2を回転し、セレク
トアーム12の先端をシフト溝4bに係合させた
状態で、変速レバーのシフト操作によりコントロ
ールロツド2を軸線方向に移動させると、1−2
シフトフオーク4がシフトアーム4aを介して対
応する軸線方向に追従移動され、1−2変速用カ
ツプリングスリーブ4をニユートラル位置から対
応する変速位置へ変位させることにより変速機を
第1速又は第2速選択状態となし得る。又、同様
にセレクト操作によりセレクトアーム12の先端
をシフト溝5bに係合させた状態で、シフト操作
によりコントロールロツド2を軸線方向に移動さ
せると、3−4シフトフオーク5がシフトアーム
5aを介して追従移動され、3−4変速用カツプ
リングスリーブを介し変速機を第3速又は第4速
選択状態となし得る。
選択しておらず、動力伝達を行なわない中立状態
を示す。ここで運転者が変速レバーのセレクト操
作によりコントロールロツド2を回転し、セレク
トアーム12の先端をシフト溝4bに係合させた
状態で、変速レバーのシフト操作によりコントロ
ールロツド2を軸線方向に移動させると、1−2
シフトフオーク4がシフトアーム4aを介して対
応する軸線方向に追従移動され、1−2変速用カ
ツプリングスリーブ4をニユートラル位置から対
応する変速位置へ変位させることにより変速機を
第1速又は第2速選択状態となし得る。又、同様
にセレクト操作によりセレクトアーム12の先端
をシフト溝5bに係合させた状態で、シフト操作
によりコントロールロツド2を軸線方向に移動さ
せると、3−4シフトフオーク5がシフトアーム
5aを介して追従移動され、3−4変速用カツプ
リングスリーブを介し変速機を第3速又は第4速
選択状態となし得る。
更に、セレクト操作によりセレクトアーム12
の先端をシフト溝10bに係合させた状態で、後
退位置へのシフト操作によりコントロールロツド
2を対応する軸線方向に移動させると、シフトア
ーム10は第3図中上方に追従移動する。この
時、シフトアーム10に一体のシフトブロツク1
7は係合爪17bを介し作用レバー13を第3図
(第2図の実線)の位置から第4図の如くストツ
パー15cと衝接する位置に持ち来たし、作用レ
バー13を第2図の仮想線位置に揺動させる。な
お、この間係合子13は切欠き15bから追従さ
れ、切欠き17a内に侵入できるため、作用レバ
ー13の上記揺動を妨げない。かかる作用レバー
13の揺動でリバースアイドラギヤ7は第2図の
実線位置から軸線方向へ仮想線位置まで変位さ
れ、変速機を後退選択状態となし得る。
の先端をシフト溝10bに係合させた状態で、後
退位置へのシフト操作によりコントロールロツド
2を対応する軸線方向に移動させると、シフトア
ーム10は第3図中上方に追従移動する。この
時、シフトアーム10に一体のシフトブロツク1
7は係合爪17bを介し作用レバー13を第3図
(第2図の実線)の位置から第4図の如くストツ
パー15cと衝接する位置に持ち来たし、作用レ
バー13を第2図の仮想線位置に揺動させる。な
お、この間係合子13は切欠き15bから追従さ
れ、切欠き17a内に侵入できるため、作用レバ
ー13の上記揺動を妨げない。かかる作用レバー
13の揺動でリバースアイドラギヤ7は第2図の
実線位置から軸線方向へ仮想線位置まで変位さ
れ、変速機を後退選択状態となし得る。
次に、運転者が変速レバーを後退位置から中立
位置へ戻すと、シフトアーム10及びシフトブロ
ツク17が上記と逆方向に移動する。この時、シ
フトブロツク17は第4図に示すように係合子1
8が面15aにより切欠き17a内に侵入された
状態に保たれることから、係合子18を介して作
用レバー13を上記と逆方向に揺動させることが
でき、リバースアイドラギヤ7を第2図の仮想線
位置から実線位置へと変位させて変速機を後退選
択状態から中立位置へ戻すことができる。
位置へ戻すと、シフトアーム10及びシフトブロ
ツク17が上記と逆方向に移動する。この時、シ
フトブロツク17は第4図に示すように係合子1
8が面15aにより切欠き17a内に侵入された
状態に保たれることから、係合子18を介して作
用レバー13を上記と逆方向に揺動させることが
でき、リバースアイドラギヤ7を第2図の仮想線
位置から実線位置へと変位させて変速機を後退選
択状態から中立位置へ戻すことができる。
ところで、運転者がセレクトアーム12の先端
をシフト溝10bに係合させた同じセレクト位置
で、中立位置から後退位置と反対の5速位置へシ
フト操作すると、シフトアーム10が第3図の位
置からこの図中下方に移動される。この時、シフ
トアーム10に一体のシフトブロツク17は第5
図の如く移動する際作用レバー13をこれとの摩
擦によりつれ動かそうとするが、係合子18が第
5図の如くシフトブロツク17により切欠き15
b内に陥入された位置に保持されるため、作用レ
バー13の揺動を阻止する。従つて、作用レバー
13はこの時揺動せず、リバースアイドラギヤ7
を第2図に実線で示すニユートラル位置に保つ。
一方、シフトアーム10の上記移動はこれに一体
結合したシフトロツド3を一体的に第3図中下方
へ移動させ、このシフトロツドに一体結合した5
速選択用シフトフオーク6を同方向へ移動させる
ことにより、該シフトフオークに係合するカツプ
リングスリーブをニユートラル位置から変速位置
へ変位させて変速機を5速選択状態にすることが
できる。
をシフト溝10bに係合させた同じセレクト位置
で、中立位置から後退位置と反対の5速位置へシ
フト操作すると、シフトアーム10が第3図の位
置からこの図中下方に移動される。この時、シフ
トアーム10に一体のシフトブロツク17は第5
図の如く移動する際作用レバー13をこれとの摩
擦によりつれ動かそうとするが、係合子18が第
5図の如くシフトブロツク17により切欠き15
b内に陥入された位置に保持されるため、作用レ
バー13の揺動を阻止する。従つて、作用レバー
13はこの時揺動せず、リバースアイドラギヤ7
を第2図に実線で示すニユートラル位置に保つ。
一方、シフトアーム10の上記移動はこれに一体
結合したシフトロツド3を一体的に第3図中下方
へ移動させ、このシフトロツドに一体結合した5
速選択用シフトフオーク6を同方向へ移動させる
ことにより、該シフトフオークに係合するカツプ
リングスリーブをニユートラル位置から変速位置
へ変位させて変速機を5速選択状態にすることが
できる。
かくして本発明シフト装置は、選択噛合要素
(図示例ではリバースアイドラギヤ7)をニユー
トラル位置と変速位置との間で軸線方向に変位さ
せるシフターを作用レバー13で構成し、該作用
レバー13にその揺動面を横切るよう設けた透孔
13a内に係合子18を収納して、シフトロツド
3の移動中上記両位置間に選択噛合要素を変位さ
せるべきシフトロツド3のストロークではこれを
作用レバー13に駆動係合させるも、変速機を他
の変速段(図示例では第5速)選択状態にするシ
フトロツド3の移動中は上記の駆動係合を解き、
選択噛合要素をニユートラル位置にとどめるよう
にしたから、選択噛合要素の変位スペースを本来
の目的通り必要最少限にして変速機を小型になし
得る他、係合子18を従来のようにシフトロツド
に摺動自在に嵌合したシフターの摺動部に設ける
必要がないため、該シフターとしての作用レバー
13を板材の打抜きにより安価に製造することが
できる。
(図示例ではリバースアイドラギヤ7)をニユー
トラル位置と変速位置との間で軸線方向に変位さ
せるシフターを作用レバー13で構成し、該作用
レバー13にその揺動面を横切るよう設けた透孔
13a内に係合子18を収納して、シフトロツド
3の移動中上記両位置間に選択噛合要素を変位さ
せるべきシフトロツド3のストロークではこれを
作用レバー13に駆動係合させるも、変速機を他
の変速段(図示例では第5速)選択状態にするシ
フトロツド3の移動中は上記の駆動係合を解き、
選択噛合要素をニユートラル位置にとどめるよう
にしたから、選択噛合要素の変位スペースを本来
の目的通り必要最少限にして変速機を小型になし
得る他、係合子18を従来のようにシフトロツド
に摺動自在に嵌合したシフターの摺動部に設ける
必要がないため、該シフターとしての作用レバー
13を板材の打抜きにより安価に製造することが
できる。
なお、上述の例ではシフトロツド3、従つてシ
フトブロツク17により作用レバー13を直接揺
動させてリバースアイドラギヤ7を変位させる型
式の変速機に本発明を適用したが、ギヤ抜け防止
対策上等の理由から作用レバー13が別体物を介
してシフトロツド3、従つてシフトブロツク17
により揺動される変速機にも本発明は同様にして
適用可能であることは言うまでもない。
フトブロツク17により作用レバー13を直接揺
動させてリバースアイドラギヤ7を変位させる型
式の変速機に本発明を適用したが、ギヤ抜け防止
対策上等の理由から作用レバー13が別体物を介
してシフトロツド3、従つてシフトブロツク17
により揺動される変速機にも本発明は同様にして
適用可能であることは言うまでもない。
第6図乃至第10図はこの適用例を示すもの
で、図中第1図乃至第5図におけると同様部分は
同一符号を附して示す。第6図乃至第10図の変
速機は前述した例とほぼ同様のFF車用手動変速
機であるが、3−4変速用シフトフオーク5をコ
ントロールロツド2上に摺動自在及び回転自在に
支持する。
で、図中第1図乃至第5図におけると同様部分は
同一符号を附して示す。第6図乃至第10図の変
速機は前述した例とほぼ同様のFF車用手動変速
機であるが、3−4変速用シフトフオーク5をコ
ントロールロツド2上に摺動自在及び回転自在に
支持する。
そして、この変速機は本発明においてリバース
アイドラギヤ7用のシフターであるレバーを作用
レバー13とこの作用レバー13のブラケツト1
5から遠い側面に並置したギヤ抜け防止用の操作
レバー19により構成し、該操作レバーの基端を
ピン20により作用レバー13の中程に枢支す
る。ピン20は作用レバー13の両方向揺動限定
位置を決定するストツパーとしても作用させ、こ
れがため、ピン20はブラケツト15の長孔15
dに貫通し、この長孔を第7図の如く枢支ピン1
6を中心とする円弧状とする。又、長孔15dは
その長さを適切に選定して、作用レバー13がリ
バースアイドラギヤ7を第7図に実線で示すニユ
ートラル位置と同図に仮想線で示す変速位置との
間で変位させ得るよう揺動可能であるが、これら
位置を越えては揺動し得ないようにする。
アイドラギヤ7用のシフターであるレバーを作用
レバー13とこの作用レバー13のブラケツト1
5から遠い側面に並置したギヤ抜け防止用の操作
レバー19により構成し、該操作レバーの基端を
ピン20により作用レバー13の中程に枢支す
る。ピン20は作用レバー13の両方向揺動限定
位置を決定するストツパーとしても作用させ、こ
れがため、ピン20はブラケツト15の長孔15
dに貫通し、この長孔を第7図の如く枢支ピン1
6を中心とする円弧状とする。又、長孔15dは
その長さを適切に選定して、作用レバー13がリ
バースアイドラギヤ7を第7図に実線で示すニユ
ートラル位置と同図に仮想線で示す変速位置との
間で変位させ得るよう揺動可能であるが、これら
位置を越えては揺動し得ないようにする。
操作レバー19を第7図の如くベルクランクレ
バーとし、その一端を円形として中心部にその揺
動面を横切る透孔19aを設け、該透孔内に球形
の係合子18を収納する。操作レバー19の他端
には、係合子18に近い側面に爪19bを設ける
と共に、反対側側面に衝合部19cを突設し、該
衝合部19cを作用レバー13の肩部13bに正
対させる。又、ブラケツト15の部位15eは第
6図の如く爪19bに整列するよう偏倚させると
共に、このブラケツト部位に爪19b用のガイド
面15f及び爪19bが係合する切欠き15gを
第7図に示すように形成する。なお、爪19bが
ガイド面15fにより案内される間は衝合部19
cが肩部13bに衝接し、爪19bが切欠き15
gに係合した状態で衝合部19cと肩部13bと
の間にこの係合深さに相当する隙間が存在するよ
うガイド面15fを円弧状に湾曲させる。
バーとし、その一端を円形として中心部にその揺
動面を横切る透孔19aを設け、該透孔内に球形
の係合子18を収納する。操作レバー19の他端
には、係合子18に近い側面に爪19bを設ける
と共に、反対側側面に衝合部19cを突設し、該
衝合部19cを作用レバー13の肩部13bに正
対させる。又、ブラケツト15の部位15eは第
6図の如く爪19bに整列するよう偏倚させると
共に、このブラケツト部位に爪19b用のガイド
面15f及び爪19bが係合する切欠き15gを
第7図に示すように形成する。なお、爪19bが
ガイド面15fにより案内される間は衝合部19
cが肩部13bに衝接し、爪19bが切欠き15
gに係合した状態で衝合部19cと肩部13bと
の間にこの係合深さに相当する隙間が存在するよ
うガイド面15fを円弧状に湾曲させる。
ブラケツト部位15eは更にその上端部を第6
図及び第7図の如く操作レバー19の透孔19a
を設けた円形端部まで延在させて、透孔19aに
整列する座ぐり15hを形成する。この座ぐり1
5hは第6図及び第7図の如く係合子18が陥入
する大きさとし、その陥入深さが十分となるよう
座ぐり15hを十分深くして、係合子18がブラ
ケツト部位1eから遠い操作レバー19の側面か
らはみ出さないようにする。操作レバー19の該
側面にシフトブロツク17を対向させ、このシフ
トロツドは前述した例と同様に、係合子18が侵
入可能な切欠き17a及び操作レバー19と係合
してこれを後述の如くに揺動させるための係合爪
17bを有する。
図及び第7図の如く操作レバー19の透孔19a
を設けた円形端部まで延在させて、透孔19aに
整列する座ぐり15hを形成する。この座ぐり1
5hは第6図及び第7図の如く係合子18が陥入
する大きさとし、その陥入深さが十分となるよう
座ぐり15hを十分深くして、係合子18がブラ
ケツト部位1eから遠い操作レバー19の側面か
らはみ出さないようにする。操作レバー19の該
側面にシフトブロツク17を対向させ、このシフ
トロツドは前述した例と同様に、係合子18が侵
入可能な切欠き17a及び操作レバー19と係合
してこれを後述の如くに揺動させるための係合爪
17bを有する。
かかる構成の変速機は後退選択状態に投入する
場合以外前述した例と全く同様にして前進第1速
〜第5速選択状態へ変速操作されるため、以下で
は後退へのシフト操作について主に説明する。
場合以外前述した例と全く同様にして前進第1速
〜第5速選択状態へ変速操作されるため、以下で
は後退へのシフト操作について主に説明する。
運転者がセレクト操作によりセレクトアーム1
2の先端をシフト溝10bに係合させた状態で後
退位置へシフト操作すると、シフトアーム10は
第8図の中立位置から図中上方に移動する。この
時、シフトアーム10に一体のシフトブロツク1
7は係合爪17bを介し操作レバー19の透孔1
9a付円形端部を第8図の位置から持上げる。と
ころで第8図の状態で作用レバー13及び操作レ
バー19は第7図の実線位置にあり、爪19b及
び衝合部19cが肩部13b及びガイド面15f
間に挾まれているため、操作レバー19の透孔1
9a付円形端部が上述の如く持上げられても、操
作レバー19は作用レバー13に対し相対回動し
得ず、当該持上げ力は操作レバー19を介し作用
レバー13に伝達されて該作用レバーをピン16
の周りで第7図の実線位置から仮想線位置へ揺動
させる。かくて、リバースアイドラギヤ7は第7
図に実線で示すニユートラル位置から仮想線で示
す変速位置に持ち来され、変速機を後退選択状態
にすることができる。なお、この状態で操作レバ
ー19は上記持上げ力により爪19bが切欠き1
5gに係合するよう作用レバー13に対しピン2
0の周りに相対回動され、リバースアイドラギヤ
7が第7図に仮想線で示す変速位置において同図
に実線で示すニユートラル位置に向う方向のギヤ
抜け荷重を受けても、これが作用レバー13、操
作レバー19及びその爪19bを介して切欠き1
5g、即ちブラケツト15(つまり変速機ケース
1)により受止められ、変速操作系に伝わらない
ため、リバースアイドラギヤ7がギヤ抜けするこ
とがない。
2の先端をシフト溝10bに係合させた状態で後
退位置へシフト操作すると、シフトアーム10は
第8図の中立位置から図中上方に移動する。この
時、シフトアーム10に一体のシフトブロツク1
7は係合爪17bを介し操作レバー19の透孔1
9a付円形端部を第8図の位置から持上げる。と
ころで第8図の状態で作用レバー13及び操作レ
バー19は第7図の実線位置にあり、爪19b及
び衝合部19cが肩部13b及びガイド面15f
間に挾まれているため、操作レバー19の透孔1
9a付円形端部が上述の如く持上げられても、操
作レバー19は作用レバー13に対し相対回動し
得ず、当該持上げ力は操作レバー19を介し作用
レバー13に伝達されて該作用レバーをピン16
の周りで第7図の実線位置から仮想線位置へ揺動
させる。かくて、リバースアイドラギヤ7は第7
図に実線で示すニユートラル位置から仮想線で示
す変速位置に持ち来され、変速機を後退選択状態
にすることができる。なお、この状態で操作レバ
ー19は上記持上げ力により爪19bが切欠き1
5gに係合するよう作用レバー13に対しピン2
0の周りに相対回動され、リバースアイドラギヤ
7が第7図に仮想線で示す変速位置において同図
に実線で示すニユートラル位置に向う方向のギヤ
抜け荷重を受けても、これが作用レバー13、操
作レバー19及びその爪19bを介して切欠き1
5g、即ちブラケツト15(つまり変速機ケース
1)により受止められ、変速操作系に伝わらない
ため、リバースアイドラギヤ7がギヤ抜けするこ
とがない。
ところでかかるシフト操作中、シフトブロツク
17は第8図の位置から第9図の位置へ操作レバ
ー19と共に移動するが、この移動は座ぐり15
hから追い出された係合子18がシフトブロツク
17の切欠き17aに侵入するため何等妨げられ
ず、上記後退選択状態へのシフト操作が可能であ
る。
17は第8図の位置から第9図の位置へ操作レバ
ー19と共に移動するが、この移動は座ぐり15
hから追い出された係合子18がシフトブロツク
17の切欠き17aに侵入するため何等妨げられ
ず、上記後退選択状態へのシフト操作が可能であ
る。
次に、後退位置から中立位置へ戻し操作する
と、シフトブロツク17が第9図の位置から下降
する。この時、シフトブロツク17は第9図に示
すように係合子18が切欠き17a内に侵入した
状態に保たれることから、係合子18を介して操
作レバー19の透孔19a付円形端部を第9図の
位置より第8図の位置に下降させる。これにより
第7図の仮想線位置にあつた操作レバー19は、
衝合部19cが肩部13bに衝接するまで、作用
レバー13に対し相対的にピン20の周りに第7
図中時計方向に回動して爪19bを切欠き15g
との係合位置から外す。その後、操作レバー19
はその衝合部19cが肩部13bに衝接すること
によつて作用レバー13に対する相対回動を行な
わなくなり、この作用レバー13と一体的にピン
16の周りに第7図の実線位置へ戻される。かく
て、リバースアイドラギヤ7は第7図に仮想線で
示す変速位置から同図に実線で示すニユートラル
位置へ戻り、変速機を中立状態にすることができ
る。
と、シフトブロツク17が第9図の位置から下降
する。この時、シフトブロツク17は第9図に示
すように係合子18が切欠き17a内に侵入した
状態に保たれることから、係合子18を介して操
作レバー19の透孔19a付円形端部を第9図の
位置より第8図の位置に下降させる。これにより
第7図の仮想線位置にあつた操作レバー19は、
衝合部19cが肩部13bに衝接するまで、作用
レバー13に対し相対的にピン20の周りに第7
図中時計方向に回動して爪19bを切欠き15g
との係合位置から外す。その後、操作レバー19
はその衝合部19cが肩部13bに衝接すること
によつて作用レバー13に対する相対回動を行な
わなくなり、この作用レバー13と一体的にピン
16の周りに第7図の実線位置へ戻される。かく
て、リバースアイドラギヤ7は第7図に仮想線で
示す変速位置から同図に実線で示すニユートラル
位置へ戻り、変速機を中立状態にすることができ
る。
同じセレクト位置で中立位置から後退位置と反
対の5速位置へシフト操作すると、シフトアーム
10はシフトブロツク17と共に第8図の位置か
らこの図中下降する。この時、シフトブロツク1
7は第10図に示す如く移動する際操作レバー1
9の透孔19a付円形端部をつれ動かそうとする
が、係合子18が第10図の如くシフトブロツク
17により座ぐり15hに陥入した位置に保持さ
れるため、操作レバー19は挙動を防止され、リ
バースアイドラギヤ7を第7図に実線で示すニユ
ートラル位置に保つ。一方、シフトアーム10の
上記下降はこれに一体結合したシフトロツドを一
体的に第8図中下方へ移動させ、このシフトロツ
ドに一体結合した5速選択用シフトフオーク6を
同方向へ移動させることにより、変速機を5速選
択状態にすることができる。
対の5速位置へシフト操作すると、シフトアーム
10はシフトブロツク17と共に第8図の位置か
らこの図中下降する。この時、シフトブロツク1
7は第10図に示す如く移動する際操作レバー1
9の透孔19a付円形端部をつれ動かそうとする
が、係合子18が第10図の如くシフトブロツク
17により座ぐり15hに陥入した位置に保持さ
れるため、操作レバー19は挙動を防止され、リ
バースアイドラギヤ7を第7図に実線で示すニユ
ートラル位置に保つ。一方、シフトアーム10の
上記下降はこれに一体結合したシフトロツドを一
体的に第8図中下方へ移動させ、このシフトロツ
ドに一体結合した5速選択用シフトフオーク6を
同方向へ移動させることにより、変速機を5速選
択状態にすることができる。
かように、選択噛合要素(図示例ではリバース
アイドラギヤ7)を変位させるシフターであるレ
バーを作用レバー13と操作レバー19により構
成し、この作用レバー13がシフトロツド3(図
示例ではこれに結合したシフトブロツク17)に
より直接作動されず、操作レバー19を介して間
接的に作動されるよう変速機を構成する場合で
も、操作レバー19にその揺動面を横切るよう設
けた透孔19a内に係合子18に収納して本発明
を適用することにより、選択噛合要素をニユート
ラル位置と変速位置との間で変位させるシフトロ
ツド3の移動中はこれを操作レバー19に係合さ
せるも、変速機を他の変速段(図示例では第5
速)選択状態にするシフトロツド3の移動中は上
記の係合を解いて選択噛合要素をニユートラル位
置にとどめることができ、選択噛合要素の変位ス
ペースを必要最少限にするという本来の目的を前
述した例と同様に達し得る。又、本例では操作レ
バー19にその揺動面を横切るよう透孔19aを
設け、この透孔内に係合子18を収納するから、
操作レバー19が附加されたシフト装置と難も、
この操作レバー19を作用レバー13と共に係合
子設置用のボス部が不要な構造となし得てこれら
を板材の押抜きにより安価に製造することがで
き、前述した例と同様に本発明の目的を達するこ
とができる。
アイドラギヤ7)を変位させるシフターであるレ
バーを作用レバー13と操作レバー19により構
成し、この作用レバー13がシフトロツド3(図
示例ではこれに結合したシフトブロツク17)に
より直接作動されず、操作レバー19を介して間
接的に作動されるよう変速機を構成する場合で
も、操作レバー19にその揺動面を横切るよう設
けた透孔19a内に係合子18に収納して本発明
を適用することにより、選択噛合要素をニユート
ラル位置と変速位置との間で変位させるシフトロ
ツド3の移動中はこれを操作レバー19に係合さ
せるも、変速機を他の変速段(図示例では第5
速)選択状態にするシフトロツド3の移動中は上
記の係合を解いて選択噛合要素をニユートラル位
置にとどめることができ、選択噛合要素の変位ス
ペースを必要最少限にするという本来の目的を前
述した例と同様に達し得る。又、本例では操作レ
バー19にその揺動面を横切るよう透孔19aを
設け、この透孔内に係合子18を収納するから、
操作レバー19が附加されたシフト装置と難も、
この操作レバー19を作用レバー13と共に係合
子設置用のボス部が不要な構造となし得てこれら
を板材の押抜きにより安価に製造することがで
き、前述した例と同様に本発明の目的を達するこ
とができる。
第1図は本発明シフト装置を具えた変速機の変
速操作機構部を示す一部切欠正面図、第2図は第
1図の矢視図、第3線は第1図の−断面
図、第4図及び第5図は夫々本発明装置の作用説
明に用いた第3図相当断面図、第6図は本発明シ
フト装置の他の例を示す変速操作機構部の一部切
欠正面図、第7図は第6図の矢視図、第8図は
第6図の−断面図、第9図及び第10図は第
6図乃至第8図に示す本発明装置の作用説明に用
いた第8図相当の断面図である。 1……変速機ケース、2……コントロールロツ
ド、3……シフトロツド、4……1−2変速用シ
フトフオーク、4a……シフトアーム、4b……
シフト溝、5……3−4変速用シフトフオーク、
5a……シフトアーム、5b……シフト溝、6…
…5速選択用シフトフオーク、7……リバースア
イドラギヤ(選択噛合要素)、8……メインシヤ
フト、9……リバースアイドラシヤフト、10…
…シフトアーム、10b……シフト溝、12……
セレクトアーム、13……作用アーム、13a…
…透孔、13b……肩部、14……取付ボルト、
15……ブラケツト、15b……切欠き、15c
……ストツパー、15d……長孔、15f……ガ
イド面、15g……切欠き、15h……座ぐり、
16,20……枢支ピン、17……シフトブロツ
ク、17a……切欠き、17b……係合爪、18
……係合子、19……操作レバー、19a……透
孔。
速操作機構部を示す一部切欠正面図、第2図は第
1図の矢視図、第3線は第1図の−断面
図、第4図及び第5図は夫々本発明装置の作用説
明に用いた第3図相当断面図、第6図は本発明シ
フト装置の他の例を示す変速操作機構部の一部切
欠正面図、第7図は第6図の矢視図、第8図は
第6図の−断面図、第9図及び第10図は第
6図乃至第8図に示す本発明装置の作用説明に用
いた第8図相当の断面図である。 1……変速機ケース、2……コントロールロツ
ド、3……シフトロツド、4……1−2変速用シ
フトフオーク、4a……シフトアーム、4b……
シフト溝、5……3−4変速用シフトフオーク、
5a……シフトアーム、5b……シフト溝、6…
…5速選択用シフトフオーク、7……リバースア
イドラギヤ(選択噛合要素)、8……メインシヤ
フト、9……リバースアイドラシヤフト、10…
…シフトアーム、10b……シフト溝、12……
セレクトアーム、13……作用アーム、13a…
…透孔、13b……肩部、14……取付ボルト、
15……ブラケツト、15b……切欠き、15c
……ストツパー、15d……長孔、15f……ガ
イド面、15g……切欠き、15h……座ぐり、
16,20……枢支ピン、17……シフトブロツ
ク、17a……切欠き、17b……係合爪、18
……係合子、19……操作レバー、19a……透
孔。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 シフト操作力が入力されて軸線方向に移動す
るシフトロツドの一方向の移動と連動して、変速
機のギヤトレーン中におけるギヤ又はカツプリン
グスリーブ等の複数の選択噛合要素の1つを動力
伝達不能なニユートラル位置から動力伝達可能な
変速位置へ移動させて変速を行なう一方のシフタ
ーと、前記シフトロツドの他方向移動と連動し
て、他の選択噛合要素を動力伝達不能なニユート
ラル位置から動力伝達可能な変速位置へ移動させ
て変速を行なう他方のシフターを具え、少なくと
も一方のシフターのニユートラル位置から変速位
置への移動は、前記シフトロツドに該シフターを
直接係合させてこれを行ない、変速位置からニユ
ートラル位置への前記シフターの移動は、前記シ
フトロツドに係合子を介し前記シフターを、係合
させてこれを行なうようにした変速機において、
前記シフターを、前記選択噛合要素の変位を行な
い得るようこれに係合させて変速機ハウジングに
揺動可能に支持されるレバーで構成し、該レバー
にその揺動面を横切るよう透孔を設け、該透孔内
に前記係合子を収納したことを特徴とする変速機
のシフト装置。 2 前記レバーは、変速機ハウジングに揺動可能
に支持されるとともに選択噛合要素に係合する作
用レバーと、この作用レバーと連結してシフトロ
ツドと係合するとともに変速位置において変速機
ハウジングと係合することによりギヤ抜け防止を
行なう操作レバーよりなることを特徴とする特許
請求の範囲第1項記載の変速機のシフト装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56170097A JPS5872222A (ja) | 1981-10-26 | 1981-10-26 | 変速機のシフト装置 |
US06/428,226 US4531424A (en) | 1981-10-26 | 1982-09-29 | Gear shift mechanism for transmission |
AU88831/82A AU531874B2 (en) | 1981-10-26 | 1982-09-29 | Gear shift mechanism |
EP82109849A EP0078047A3 (en) | 1981-10-26 | 1982-10-25 | Gear shift mechanism for transmission |
CA000414125A CA1174942A (en) | 1981-10-26 | 1982-10-25 | Gear shift mechanism for transmission |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56170097A JPS5872222A (ja) | 1981-10-26 | 1981-10-26 | 変速機のシフト装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5872222A JPS5872222A (ja) | 1983-04-30 |
JPS6137497B2 true JPS6137497B2 (ja) | 1986-08-23 |
Family
ID=15898578
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56170097A Granted JPS5872222A (ja) | 1981-10-26 | 1981-10-26 | 変速機のシフト装置 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4531424A (ja) |
EP (1) | EP0078047A3 (ja) |
JP (1) | JPS5872222A (ja) |
AU (1) | AU531874B2 (ja) |
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