JPH0542821U - 手動変速機のシフト軸構造 - Google Patents

手動変速機のシフト軸構造

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JPH0542821U JP9122991U JP9122991U JPH0542821U JP H0542821 U JPH0542821 U JP H0542821U JP 9122991 U JP9122991 U JP 9122991U JP 9122991 U JP9122991 U JP 9122991U JP H0542821 U JPH0542821 U JP H0542821U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 チェンジレバーをシフト操作する際に、該チ
ェンジレバーに伝達される振動を吸収してシフトフィー
リングを向上させる。 【構成】 チェンジレバーに連結したセレクト軸4を回
転させてシフトアーム26を一体に有するシフトアーム
軸19を摺動させるとともに、チェンジレバーに連結さ
れたシフト軸5を回転させて前記シフトアーム軸19を
回転させ、所望の変速段を確立する。シフト軸5は一端
で相互に結合された外側の中空シャフト9と内側の中実
シャフト10から成る2重構造を持ち、中実シャフト1
0が入力アーム11を介してチェンジレバーに連結さ
れ、中空シャフト9が出力アーム12を介してシフトア
ーム軸19に連結される。シフト荷重によって中実シャ
フト10が捩じれ変形することにより、変速機からチェ
ンジレバーに伝達される振動が緩衝され、シフトフィー
リングが向上する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、チェンジレバーのシフト操作に連動して回転駆動され、その回転に より変速機のシフト部材を作動させる手動変速機のシフト軸構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
手動変速機を備えた車両では、ドライバーがチェンジレバーをセレクト操作あ るいはシフト操作すると、その動きが各々独立した2系統の動きとしてシフトア ーム軸に伝達される。シフトアーム軸は前記セレクト操作およびシフト操作に連 動して摺動および回動し、その摺動によって該シフトアーム軸に設けたシフトア ームが複数のシフトピースの何れかに選択的に係合するとともに、その回動によ って前記係合したシフトピースを駆動し、所望の変速段を確立するようになって いる。
【0003】 従来、チェンジレバーのセレクト操作あるいはシフト操作を2本のワイヤにそ れぞれ伝達し、各ワイヤに接続されて回転するシフト軸とセレクト軸を前記シフ トアーム軸に連結して該シフトアーム軸を摺動および回動させるものが知られて いる(実公昭62−15556号公報参照)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、かかる変速機にはその内部に収納された各ギヤの回転変動による振 動や、同期機構の作動時にスリーブスプラインがギヤのドグ歯やブロッキングリ ングのドグ歯に衝突することによる振動が発生し、その振動が前記同期機構から シフトアーム軸に伝達される。その結果、シフトアーム軸にワイヤやリンクを介 して接続されたチェンジレバーに前記振動が伝達され、ドライバーに不快感を与 えることがあった。特に、チェンジレバーをシフト操作する際には、該チェンジ レバーから同期機構にシフト荷重を伝達する経路に遊びが無くなるため、その経 路を介してチェンジレバーに大きな振動が伝達され、これがシフトフィーリング 低下の原因となっていた。
【0005】 本考案は前述の事情に鑑みてなされたもので、チェンジレバーのシフト操作時 に変速機から該チェンジレバーに伝達される振動を軽減することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前述の目的を達成するために、本考案は、チェンジレバーのシフト操作に連動 して回転駆動され、その回転により変速機のシフト部材を作動させる手動変速機 のシフト軸構造において、前記チェンジレバーに連結された入力アームと、一端 に前記入力アームが固着された捩じり変形可能な中実シャフトと、この中実シャ フトの外側に嵌合して前記入力アームの反対側の端部で前記中実シャフトに結合 されるとともに前記シフト部材に接続された中空シャフトとを備えて成ることを 第1の特徴とする。
【0007】 また本考案は前述の第1の特徴に加えて、前記中空シャフトと前記中実シャフ ト間に、該中実シャフトの捩じれ角を規制するストッパ機構を設けたことを第2 の特徴とする。
【0008】
【実施例】
以下、図面により本考案の実施例について説明する。
【0009】 図1〜図4は本考案の一実施例を示すもので、図1はそのチェンジ機構の縦断 面図、図2は図1の2−2線断面図、図3は図1の3−3線矢視図、図4はチェ ンジレバーのシフトパターンを示す図である。
【0010】 図1および図2に示すように、ドライバーにより操作されるチェンジレバーL とミッションケース1の内部に設けたチェンジ機構Cとは、ボーデンワイヤより 成るセレクト用ワイヤ2とシフト用ワイヤ3により接続される。
【0011】 図4に示すように、チェンジレバーLのシフトパターンは、変速機の前進1速 〜5速変速段と後退変速段に対応して、シフト位置〜シフト位置およびRシ フト位置を備える。チェンジレバーLを−セレクト位置、−セレクト位 置(ニュートラル位置N)および−Rセレクト位置に沿って矢印A方向にセレ クト操作すると、前記セレクト用ワイヤ2が駆動される。またチェンジレバーL を前記各セレクト位置からシフト位置〜シフト位置およびRシフト位置に向 けて矢印B方向にシフト操作すると、前記シフト用ワイヤ3が駆動される。
【0012】 図1および図2に戻り、ミッションケース1には互いに平行に配設されたセレ クト軸4とシフト軸5がそれぞれ回動自在に支持される。セレクト軸4は1本の 中実シャフトから構成され、その中間部に形成した円周溝4aに係合するピン6 により軸方向の移動を規制されるとともに、ミッションケース1の外部に延出す る外端部には、前記セレクト用ワイヤ2が結着される入力アーム7がスプライン 結合される。またミッションケース1の内部に位置するセレクト軸4の内端部に は出力アーム8が固着される。
【0013】 一方、シフト軸5は、半径方向外側に位置してミッションケース1に回動自在 に支持された捩じり剛性の高い中空シャフト9と、その内部に同軸に嵌合する捩 じり変形可能な中実シャフト10とを備える。ミッションケース1から外部に延 出する中空シャフト9および中実シャフト10の外端部は相対回転自在であり、 且つミッションケース1の内部に位置するそれらの内端部は一体にスプライン結 合される。中実シャフト10の外端部には、前記セレクト軸4の入力アーム7と 同一形状の入力アーム11がスプライン結合されるとともに、中空シャフト9の 中間部には出力アーム12がスプライン結合される。出力アーム12はミッショ ンケース1の切欠き1a,1b間に嵌合し、シフト軸5の軸方向の移動を規制す る。上述のように、中空シャフト9の内部に中実シャフト10を同軸に配設する ことにより、振動吸収作用を有するシフト軸5の軸方向寸法をコンパクトに形成 することができる。
【0014】 シフト軸5を中立位置とその両側のシフト位置において節度をもって停止させ るべく、ディテント機構13が設けられる。ディテント機構13は、出力アーム 12の外周に一体に設けた3個の凹部12a,12b,12cを有する扇状のカ ム板12dと、ミッションケース1に支持されてスプリング14で前記カム板1 2dに向けて付勢されたボール15から構成される。
【0015】 図3を併せて参照すると明らかなように、シフト軸5の中空シャフト9と中実 シャフト10の外端部間には、中空シャフト9に対する中実シャフト10の相対 回転角を所定範囲に規制するためのストッパ機構16が設けられる。ストッパ機 構16は、中空シャフト9の外端部に溶着した二股状のストッパボルト支持板1 7と、このストッパボルト支持板17の下端に互いに対向するように螺入した一 対のストッパボルト18とを備え、中実シャフト10にトルクが作用していない 時、該中実シャフト10の入力アーム11の中間部が前記一対のストッパボルト 18の間にそれぞれ所定の隙間δを介して配設される。
【0016】 ミッションケース1の内壁に突設された複数個のボス1c,1d,1eには、 シフトアーム軸19が摺動および回転自在に支持される。シフトアーム軸19の 上端には制御腕20がボルト21により固着され、この制御腕20の上端にはシ フトアーム軸19の軸線と平行に延びる第1係合溝20aが、また制御腕20の 下端にはシフトアーム軸19の軸線と直角に延びる第2係合溝20bが設けられ る。そして、前記第1係合溝20aにはシフト軸5の出力アーム12の先端に設 けたピン22が摺動自在に係合するとともに、前記第2係合溝20bにはセレク ト軸4の出力アーム8の先端に設けたピン23が摺動自在に係合する。
【0017】 シフトアーム軸19の下端にはばね受筒24が摺動可能に嵌装され、このばね 受筒24とミッションケース1との間には保持ばね25が縮設される。この保持 ばね25は、ばね受筒24が隣接するボス1eの下面に当接するまで、前記セレ クト用ワイヤ2の張力によるシフトアーム軸19の下向き付勢力に抗して該シフ トアーム軸19を上方へ押圧する。
【0018】 2つのボス1d,1e間において、シフトアーム軸19にはシフトアーム26 がボルト27により固着され、このシフトアーム26を挟むように配設される横 断面コ字状のインタロック板28がシフトアーム軸19に相対回動自在に取付け られる。このインタロック板28にはシフトアーム軸19の軸線と平行に延びる 係合溝28aが設けられており、この係合溝28aにミッションケース1に固着 されたインタロックボルト29が摺動自在に係合する。これによって、インタロ ック板28は、シフトアーム軸19の軸方向にはシフトアーム26と共に移動し 得るが、シフトアーム軸19の周りには回動し得ないようになっている。このイ ンタロック板28は、シフトアーム26の先端部を間に置いて対向する一対の規 制爪28b,28cを備えており、これら規制爪28b,28cおよびシフトア ーム26は、第1,第2および第3シフトピース30,31,32の先端の係合 溝30a,31a,32aにそれぞれ係合する。
【0019】 また、前記シフトアーム26の揺動角は、該シフトアーム26に形成した係合 溝26aに係合する前記インタロックボルト29により規制される。第1,第2 および第3シフトピース30,31,32は、ミッションケース1内に平行に配 設された第1,第2および第3シフトロッド33,34,35にそれぞれ固着さ れる。第1シフトロッド33は軸方向の摺動によって1速,2速変速段を確立し 、第2シフトロッド34は同様の摺動によって3速,4速変速段確立し、第3シ フトロッド35は同様の摺動によって5速,後退変速段を確立する。
【0020】 シフトアーム軸19の一側面にはその長手方向に延びる溝19aが形成され、 この溝19aには、ミッションケース1の支持孔1fに保持されてスプリング3 6により突出方向に付勢されるボール37が係合する。溝19aは、シフトアー ム26が第1,第2シフトピース30,31間を移動する区間に対応する部分a で溝底が同一深さになっており、シフトアーム26が第2,第3シフトピース3 1,32との間を移動する区間に対応する部分bで溝底が溝端に向って漸次浅く なるように傾斜している。したがって、シフトアーム26を第1,第2シフトピ ース31,32間で移動させるようにシフトアーム軸19を摺動させる場合には ボール37による摺動抵抗は一定に制御され、シフトアーム26を第2シフトピ ース31との係合位置から第3シフトピース32との係合位置に向って移動させ るようにシフトアーム軸19を摺動させる場合には、ボール37による摺動抵抗 が増加される。
【0021】 次に、前述の本考案の実施例の作用を説明する。
【0022】 チェンジレバーLが−セレクト位置、すなわち中立位置Nにあるとき、シ フトアーム軸19はばね受筒24と保持ばね25の作用で図1の位置に保持され る。このとき、シフトアーム軸19に設けたシフトアーム26は中央の第2シフ トピース31に係合し、インタロック28の規制爪28b,28cは第1シフト ピース30および第3シフトピース32に係合してそれらの動きを規制する。
【0023】 この状態から、−セレクト位置にあるチェンジレバーLをシフト位置あ るいはシフト位置に向けてシフト操作すると、チェンジレバーLに連結された シフト用ワイヤ3が押し引きされ、その先端に結着された入力アーム11がシフ ト軸5を回動させる。するとシフト軸5が出力アーム12と一体に揺動し、その 出力アーム12の先端に設けたピン22に第1係合溝20aを押圧された制御腕 20が、シフトアーム軸19を何れかの方向に回転させる。このとき、制御腕2 0の第2係合溝20bはセレクト軸4の出力アーム8に設けたピン23に対して 摺動し、前記シフトアーム軸19の回動を許容する。シフトアーム軸19がシフ トアーム26と一体で回動すると、シフトアーム26に係合する第2シフトピー ス31が第2シフトロッド34と共に軸方向に摺動し、図示せぬシフトフォーク および同期機構を介して変速機に3速変速段あるいは4速変速段を確立する。
【0024】 さて、上述のようにチェンジレバーLをシフト操作する際、そのシフト荷重は 同期機構、シフトフォーク、第2シフトロッド34、第2シフトピース31、シ フトアーム26、シフトアーム軸19、制御腕20、出力アーム12、シフト軸 5、入力アーム11およびシフト用ワイヤ3を介してチェンジレバーLに伝達さ れる。このとき、変速機に新たな変速段を確立する際に発生する振動が前記径路 を通ってチェンジレバーLに伝達されてシフトフィーリングを低下させるが、本 考案によるシフト軸5の構造によって前記振動が吸収され、シフトフィーリング の低下が回避される。
【0025】 すなわち、シフト用ワイヤ3に結着された入力アーム11によってシフト軸5 の中実シャフト10が回転駆動されるとき、該シフト軸5の中空シャフト9には 出力アーム12を介して負荷が作用しているため、前記中実シャフト10は中空 シャフト9に対して相対的に捩じれ変形する。そして、シフト荷重が所定値を越 えると、中空シャフト9の外端部に設けたストッパボルト支持板17に螺入した 一対のストッパボルト18の何れか一方に中実シャフト10の外端部に設けた入 力アーム11が当接し、中実シャフト10のそれ以上の捩じり変形が規制されて 該中実シャフト10の回転は中空シャフト9に直接伝達されるようになる。
【0026】 上述のように、チェンジレバーLとチェンジ機構Cのシフトアーム軸19との 間に介装されるシフト軸5にトルクの緩衝作用を持たせたので、そのシフト軸の 部分で変速機からチェンジレバーLに伝達される振動を吸収し、その振動による シフトフィーリングの低下を防止することができる。
【0027】 1速変速段あるいは2速変速段を確立すべくチェンジレバーLを−セレク ト位置へセレクト操作すると、セレクト用ワイヤ2に結着された入力アーム7を 介してセレクト軸4が回動し、その出力アーム8のピン23に係合溝20bを押 圧された制御腕20はシフトアーム軸19と一体に上昇する。このとき、制御腕 20の第1係合溝20aはシフト軸5の出力アーム12に設けたピン22に対し て摺動し、前記シフトアーム軸19の摺動を許容する。また、シフトアーム軸1 9が上昇するとき、スプリング36により付勢されたボール37はシフトアーム 軸19の溝19aの平行部aに沿って転動するため、前記スプリング36はシフ トアーム軸19に軸方向の推力を及ぼさない。
【0028】 上述のようにしてシフトアーム軸19が上昇すると、シフトアーム26は第1 シフトピース30の係合溝30aに係合する。したがって、チェンジレバーLを シフト位置あるいはシフト位置にシフト操作して前述と同様にシフトアーム 軸19を回動させることにより、第1シフトピース30と第1シフトロッド33 を軸方向に摺動させ、1速変速段あるいは2速変速段を選択的に確立することが できる。
【0029】 5速変速段あるいは後退変速段を確立すべくチェンジレバーLを−Rセレク ト位置へセレクト操作すると、セレクト用ワイヤ2、入力アーム7、セレクト軸 4、出力アーム8および制御腕20を介してシフトアーム軸19が下降し、シフ トアーム26が第3シフトピース32の係合溝32aに係合する。したがって、 チェンジレバーLをシフト位置あるいはRシフト位置にシフト操作して前述と 同様にシフトアーム軸19を回動させることにより、第3シフトピース32と第 3シフトロッド35を軸方向に摺動させ、5速変速段あるいは後退変速段を選択 的に確立することができる。
【0030】 上記シフトアーム軸19が下降する際、該シフトアーム軸19を第2シフトピ ース31に係合する図示の位置に付勢する保持ばね25が圧縮されるとともに、 スプリング36により付勢されたボール37がシフトアーム軸19の溝19aの 傾斜部bに乗り上げるため、該シフトアーム軸19にはその下降に抵抗する上向 きの推力が作用する。すなわち、チェンジレバーLを−Rセレクト位置にセレ クト操作するには通常よりも大きなセレクト荷重が必要となり、これにより例え ばチェンジレバーLを−セレクト位置から−セレクト位置に向けてセレ クト操作する際、チェンジレバーLが勢い余って前記−セレクト位置を通過 し、−Rセレクト位置に誤操作されることが防止される。
【0031】 以上本考案の実施例を詳述したが、本考案は前記実施例に限定されるものでは なく、種々の小設計変更を行うことが可能である。
【0032】 例えば、実施例ではチェンジレバーのLとセレクト軸4あるいはシフト軸5を ワイヤ2,3で連結しているが、本考案は前記ワイヤ2,3に代えてロッドを用 いた変速機に対しても適用可能である。
【0033】
【考案の効果】
以上のように本考案の第1の特徴によれば、チェンジレバーのシフト操作に連 動して回転するシフト軸を中空シャフトと中実シャフトから成る2重構造とし、 その中実シャフトを捩じれ変形させることにより緩衝作用を持たせているので、 変速機構の振動やシフト操作時のつっかかり感を前記シフト軸の捩じれ変形で吸 収してチェンジレバーへの伝達を防止し、シフトフィーリングを向上させること が可能となる。また中空シャフトの内部に中実シャフトを同軸に配設したので、 シフト軸の軸方向寸法を短縮することができる。
【0034】 また本考案の第2の特徴によれば、中空シャフトに対する中実シャフトの捩じ れ変形の最大量をストッパにより規制することができるので、中実シャフトの捩 じれに係わらず確実なシフト操作が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】チェンジ機構の縦断面図
【図2】図1の2−2線断面図
【図3】図1の3−3線矢視図
【図4】チェンジレバーのシフトパターンを示す図
【符号の説明】
9 中空シャフト 10 中実シャフト 11 入力アーム 16 ストッパ機構 19 シフトアーム軸(シフト部材) L チェンジレバー
フロントページの続き (72)考案者 石原 淳 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チェンジレバー(L)のシフト操作に連
    動して回転駆動され、その回転により変速機のシフト部
    材(19)を作動させる手動変速機のシフト軸構造にお
    いて、 前記チェンジレバー(L)に連結された入力アーム(1
    1)と、一端に前記入力アーム(11)が固着された捩
    じり変形可能な中実シャフト(10)と、この中実シャ
    フト(10)の外側に嵌合して前記入力アーム(11)
    の反対側の端部で前記中実シャフト(10)に結合され
    るとともに前記シフト部材(19)に接続された中空シ
    ャフト(9)とを備えて成る、手動変速機のシフト軸構
    造。
  2. 【請求項2】 前記中空シャフト(9)と前記中実シャ
    フト(10)間に、該中実シャフト(10)の捩じれ角
    を規制するストッパ機構(16)を設けたことを特徴と
    する、請求項1記載の手動変速機のシフト軸構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015194190A (ja) * 2014-03-31 2015-11-05 本田技研工業株式会社 内燃機関の変速駆動装置

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JPH01266347A (ja) * 1988-04-15 1989-10-24 Iseki & Co Ltd 変速操作装置

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