JPH049480Y2 - - Google Patents
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- JPH049480Y2 JPH049480Y2 JP7924486U JP7924486U JPH049480Y2 JP H049480 Y2 JPH049480 Y2 JP H049480Y2 JP 7924486 U JP7924486 U JP 7924486U JP 7924486 U JP7924486 U JP 7924486U JP H049480 Y2 JPH049480 Y2 JP H049480Y2
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- JP
- Japan
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- shaft
- shift
- gear
- lever
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- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 14
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 6
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- 230000006835 compression Effects 0.000 description 3
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 3
- 230000009471 action Effects 0.000 description 2
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 1
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 1
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000004044 response Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Control Of Transmission Device (AREA)
- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、歯車変速機の歯車打音防止機構に関
する。
する。
歯車変速機を構成する各ギヤの噛合部間にはバ
ツクラツシユが存在するが、エンジンのトルク変
動が大きい場合に上記バツクラツシユに起因する
打音が騒音として問題となる。特に、車両用歯車
変速機においては、エンジンが低負荷の状態で駆
動するアイドリング時に上記騒音が問題となる。
ツクラツシユが存在するが、エンジンのトルク変
動が大きい場合に上記バツクラツシユに起因する
打音が騒音として問題となる。特に、車両用歯車
変速機においては、エンジンが低負荷の状態で駆
動するアイドリング時に上記騒音が問題となる。
ところで、歯車変速機の一形式として、第1の
シヤフト上に同シヤフトと一体回転可能に設けた
第1のギヤと、前記第1のシヤフトに対して並列
的に設けた第2のシヤフト上に組付けられたシン
クロメツシユおよびその一側にて同シヤフト上に
回転可能に組付けられ前記第1のギヤに常時噛合
する第2のギヤと、これら両シヤフトに対して並
列的かつ軸方向へ移動可能に設けたフオークシヤ
フトに設けられた前記シンクロメツシユのハブス
リーブに係合するシフトフオークと、シフトレバ
ーに連結部材を介して連結され同レバーのセレク
ト操作方向の中立位置にて前記フオークシヤフト
と係合しかつ同レバーのシフト操作により同シヤ
フトを軸方向へ移動させるとともに同レバーのセ
レクト操作により同シヤフトに対して係脱するシ
フトアンドセレクトレバーシヤフトを備えた形式
の歯車変速機がある。
シヤフト上に同シヤフトと一体回転可能に設けた
第1のギヤと、前記第1のシヤフトに対して並列
的に設けた第2のシヤフト上に組付けられたシン
クロメツシユおよびその一側にて同シヤフト上に
回転可能に組付けられ前記第1のギヤに常時噛合
する第2のギヤと、これら両シヤフトに対して並
列的かつ軸方向へ移動可能に設けたフオークシヤ
フトに設けられた前記シンクロメツシユのハブス
リーブに係合するシフトフオークと、シフトレバ
ーに連結部材を介して連結され同レバーのセレク
ト操作方向の中立位置にて前記フオークシヤフト
と係合しかつ同レバーのシフト操作により同シヤ
フトを軸方向へ移動させるとともに同レバーのセ
レクト操作により同シヤフトに対して係脱するシ
フトアンドセレクトレバーシヤフトを備えた形式
の歯車変速機がある。
この種形式の歯車変速機においても、各歯車の
噛合部間のバツクラツシユによる打音は同様に騒
音問題を生じさせることから、特公昭50−20214
号公報には、シフトレバーがセレクト操作方向お
よびシフト操作方向の両方の中立位置にある場合
に、フオークシヤフトを偏位させてシンクロメツ
シユのシンクロナイザリングを第2のギヤに摩擦
係合させる歯車打音防止機構が示されている。か
かる打音防止機構においては、シンクロナイザリ
ングと第2のギヤ間に摩擦トルクを生じさせるこ
とにより同ギヤと噛合している第1のギヤを介し
て第1のシヤフトに摩擦抵抗が付加され、エンジ
ンのトルク変動に起因する入力シヤフトの変動に
対して第1のシヤフトが追従可能となつて打音が
防止される。
噛合部間のバツクラツシユによる打音は同様に騒
音問題を生じさせることから、特公昭50−20214
号公報には、シフトレバーがセレクト操作方向お
よびシフト操作方向の両方の中立位置にある場合
に、フオークシヤフトを偏位させてシンクロメツ
シユのシンクロナイザリングを第2のギヤに摩擦
係合させる歯車打音防止機構が示されている。か
かる打音防止機構においては、シンクロナイザリ
ングと第2のギヤ間に摩擦トルクを生じさせるこ
とにより同ギヤと噛合している第1のギヤを介し
て第1のシヤフトに摩擦抵抗が付加され、エンジ
ンのトルク変動に起因する入力シヤフトの変動に
対して第1のシヤフトが追従可能となつて打音が
防止される。
ところで、かかる打音防止機構においては、如
何るセレクト方向の中立位置においてもシンクロ
ナイザリングと第2のギヤ間に摩擦トルクが生じ
ているため、如何なる方向のシフト操作において
も必然的に上記摩擦トルクを解消しなければなら
ず、シフト操作が重くなるとともにシフト操作時
にひつかかりを感じる。
何るセレクト方向の中立位置においてもシンクロ
ナイザリングと第2のギヤ間に摩擦トルクが生じ
ているため、如何なる方向のシフト操作において
も必然的に上記摩擦トルクを解消しなければなら
ず、シフト操作が重くなるとともにシフト操作時
にひつかかりを感じる。
本考案はかかる問題に対処すべくなされたもの
で、上記した形式の歯車変速機であつて前記連結
部材の両側に設けた一対の溝部およびこれら各溝
部に弾撥的に当接する一対の係合突起を有し、前
記シフトレバーをセレクト操作方向の中立位置に
復帰させる復帰手段を備えてなる歯車変速機にお
いて、前記復帰手段を構成する各溝部が、前記連
結部材のシフト操作方向の中立位置を通る上下方
向の基準線に対して屈曲しそれらの中央部が同基
準線から所定量偏位していることを特徴とする。
で、上記した形式の歯車変速機であつて前記連結
部材の両側に設けた一対の溝部およびこれら各溝
部に弾撥的に当接する一対の係合突起を有し、前
記シフトレバーをセレクト操作方向の中立位置に
復帰させる復帰手段を備えてなる歯車変速機にお
いて、前記復帰手段を構成する各溝部が、前記連
結部材のシフト操作方向の中立位置を通る上下方
向の基準線に対して屈曲しそれらの中央部が同基
準線から所定量偏位していることを特徴とする。
かかる構成によれば、シフトレバーのシフト方
向およびセレクト操作方向の両中立位置において
のみ前記復帰手段の作用により、フオークシヤフ
トを中立位置よりわずかに偏位させてシンクロナ
イザリングと第2のギヤ間に摩擦トルクを生じさ
せ、かつシフトレバーのセレクト操作方向への操
作時には前記フオークシヤフトを中立位置へ漸次
復帰させて摩擦トルクを解消させる。従つて、シ
フトレバーがシフト操作方向およびセレクト操作
方向共に中立位置にあつて同レバーに操作力を全
く加えていない場合にのみ前記摩擦トルクが発生
してアイドリング時等における騒音を低減させる
とともに、シフトフイーリングの低下を防止する
ことができる。
向およびセレクト操作方向の両中立位置において
のみ前記復帰手段の作用により、フオークシヤフ
トを中立位置よりわずかに偏位させてシンクロナ
イザリングと第2のギヤ間に摩擦トルクを生じさ
せ、かつシフトレバーのセレクト操作方向への操
作時には前記フオークシヤフトを中立位置へ漸次
復帰させて摩擦トルクを解消させる。従つて、シ
フトレバーがシフト操作方向およびセレクト操作
方向共に中立位置にあつて同レバーに操作力を全
く加えていない場合にのみ前記摩擦トルクが発生
してアイドリング時等における騒音を低減させる
とともに、シフトフイーリングの低下を防止する
ことができる。
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
するに、第1図には本考案に係る歯車打音防止機
構を採用した歯車変速機たるマニユアルトランス
ミツシヨンが示されている。当該トランスミツシ
ヨンにおいては、インプツトシヤフト11および
アウトプツトシヤフト12がミツシヨンケースC
1を貫通して同ケースC1に回転可能に支持さ
れ、かつ互いに相対回転可能に嵌合している。ま
た、カウンタシヤフト13はミツシヨンケースC
1に回転可能に支持されて、インプツトシヤフト
11およびアウトプツトシヤフト12に対して並
列的に配設されている。カウンタシヤフト13上
には第1〜第4速用のドライブギヤ13a〜13
dが一体的に設けられているとともに、第5速お
よび後退用のドライブギヤ13e,13fが一体
回転可能に組付けられている。
するに、第1図には本考案に係る歯車打音防止機
構を採用した歯車変速機たるマニユアルトランス
ミツシヨンが示されている。当該トランスミツシ
ヨンにおいては、インプツトシヤフト11および
アウトプツトシヤフト12がミツシヨンケースC
1を貫通して同ケースC1に回転可能に支持さ
れ、かつ互いに相対回転可能に嵌合している。ま
た、カウンタシヤフト13はミツシヨンケースC
1に回転可能に支持されて、インプツトシヤフト
11およびアウトプツトシヤフト12に対して並
列的に配設されている。カウンタシヤフト13上
には第1〜第4速用のドライブギヤ13a〜13
dが一体的に設けられているとともに、第5速お
よび後退用のドライブギヤ13e,13fが一体
回転可能に組付けられている。
一方、インプツトシヤフト11上にはインプツ
トギヤ11aが一体的に設けられており、同ギヤ
11aはカウンタシヤフト13上のドライブギヤ
13dに常時噛合している。また、アウトプツト
シヤフト12上には第1速〜第3速、第5速およ
び後退用のドリブンギヤ12a〜12c,12e
〜12fが回転可能に組付けられ、かつ第1速お
よび第2速用ドリブンギヤ12a,12b間、第
3速用ドリブンおよびインプツトギヤ12c,1
1a間、第5速および後退用ドリブンギヤ12
e,12f間にそれぞれシンクロメツシユ14
a,15,14bが組付けられている。
トギヤ11aが一体的に設けられており、同ギヤ
11aはカウンタシヤフト13上のドライブギヤ
13dに常時噛合している。また、アウトプツト
シヤフト12上には第1速〜第3速、第5速およ
び後退用のドリブンギヤ12a〜12c,12e
〜12fが回転可能に組付けられ、かつ第1速お
よび第2速用ドリブンギヤ12a,12b間、第
3速用ドリブンおよびインプツトギヤ12c,1
1a間、第5速および後退用ドリブンギヤ12
e,12f間にそれぞれシンクロメツシユ14
a,15,14bが組付けられている。
シフトアンドセレクト機構は3−4速用のフオ
ークシヤフト21およびこれに並列する図示しな
い1−2速用、5−R速用フオークシヤフト、シ
フトアンドセレクトレバーシヤフト22、シフト
レバー23、連結アーム24を備えている。かか
るシフトアンドセレクト機構は公知のもので、各
フオークシヤフト21はミツシヨンケースC1内
にて軸方向へ摺動可能に支持されている。フオー
クシヤフト21には第1シンクロメツシユ15を
操作するシフトフオーク21aが一体的に組付け
られ、図示しない他のフオークシヤフトには第
2,第3シンクロメツシユ14a,14bを操作
するシフトフオーク21b,21cがそれぞれ一
体的に組付けられている。シフトアンドセレクト
レバーシヤフト22はエクステンシヨンハウジン
グC2内にて軸方向へ摺動可能かつ周方向へ回動
可能に支持され、連結アーム24を介してシフト
レバー23に連結している。かかるシフトアンド
セレクト機構においては、シフトレバー23を第
3図矢印A1,A2方向(セレクト方向)へ操作
した場合にはシフトアンドセレクトレバーシヤフ
ト22が回転し、同シヤフト22はフオークシヤ
フト21および他の2本のフオークシヤフトに対
して選択的に係脱する。また、シフトレバー23
を第2図矢印B1,B2方向(シフト方向)へ操
作した場合にはシフトアンドセレクトレバーシヤ
フト22が軸方向へ摺動し、同シヤフト22は係
合しているいずれかのフオークシヤフト21を軸
方向へ摺動させる。
ークシヤフト21およびこれに並列する図示しな
い1−2速用、5−R速用フオークシヤフト、シ
フトアンドセレクトレバーシヤフト22、シフト
レバー23、連結アーム24を備えている。かか
るシフトアンドセレクト機構は公知のもので、各
フオークシヤフト21はミツシヨンケースC1内
にて軸方向へ摺動可能に支持されている。フオー
クシヤフト21には第1シンクロメツシユ15を
操作するシフトフオーク21aが一体的に組付け
られ、図示しない他のフオークシヤフトには第
2,第3シンクロメツシユ14a,14bを操作
するシフトフオーク21b,21cがそれぞれ一
体的に組付けられている。シフトアンドセレクト
レバーシヤフト22はエクステンシヨンハウジン
グC2内にて軸方向へ摺動可能かつ周方向へ回動
可能に支持され、連結アーム24を介してシフト
レバー23に連結している。かかるシフトアンド
セレクト機構においては、シフトレバー23を第
3図矢印A1,A2方向(セレクト方向)へ操作
した場合にはシフトアンドセレクトレバーシヤフ
ト22が回転し、同シヤフト22はフオークシヤ
フト21および他の2本のフオークシヤフトに対
して選択的に係脱する。また、シフトレバー23
を第2図矢印B1,B2方向(シフト方向)へ操
作した場合にはシフトアンドセレクトレバーシヤ
フト22が軸方向へ摺動し、同シヤフト22は係
合しているいずれかのフオークシヤフト21を軸
方向へ摺動させる。
第5図は当該トランスミツシヨンのシフトパタ
ーンを示しており、同図における点Nがシフトレ
バー23のセレクト操作方向およびシフト操作方
向の両方の中立位置である。第2図はこの中立位
置Nにおけるシフトアンドセレクト機構の状態を
示していて、例えばこの状態においてシフトレバ
ー23を矢印B1方向へシフト操作するとシフト
フオーク21aが第1シンクロメツシユ15のハ
ブスリーブ15aおよびキー15bを矢印B3方
向へ移動させ、シンクロナイザリング15cをス
プラインピース15dのコーン部に押圧させる。
これにより、これら両者15c,15dが摩擦係
合して同期し、ハブスリーブ15aはスプライン
ピース15dに速やかに噛合し、アウトプツトシ
ヤフト12と3速用ドリブンギヤ12cとを結合
させる。
ーンを示しており、同図における点Nがシフトレ
バー23のセレクト操作方向およびシフト操作方
向の両方の中立位置である。第2図はこの中立位
置Nにおけるシフトアンドセレクト機構の状態を
示していて、例えばこの状態においてシフトレバ
ー23を矢印B1方向へシフト操作するとシフト
フオーク21aが第1シンクロメツシユ15のハ
ブスリーブ15aおよびキー15bを矢印B3方
向へ移動させ、シンクロナイザリング15cをス
プラインピース15dのコーン部に押圧させる。
これにより、これら両者15c,15dが摩擦係
合して同期し、ハブスリーブ15aはスプライン
ピース15dに速やかに噛合し、アウトプツトシ
ヤフト12と3速用ドリブンギヤ12cとを結合
させる。
しかして、かかるシフトアンドセレクト機構に
おいては第3図に示すように、シフトレバー23
をセレクト操作方向の中立位置に復帰させる復帰
手段を備えている。当該復帰手段は、エクステン
シヨンハウジングC2における連結アーム24の
下端側部に対向する部位に進退可能に組付けた一
対のプツシユロツド25a,25bと、同部位に
組付けられて各プツシユロツド25a,25bを
常に前進側へ付勢する一対の圧縮スプリング26
a,26bとにより構成されている。各プツシユ
ロツド25a,25bは連結アーム24の下端側
部に設けた各ガイド溝24a,24b内に弾撥的
に嵌入し、各圧縮スプリング26a,26bの付
勢力にて連結アーム24およびシフトレバー23
を垂直状に起立させてこれら両者23,24をセ
レクト方向の中立位置に保持する。
おいては第3図に示すように、シフトレバー23
をセレクト操作方向の中立位置に復帰させる復帰
手段を備えている。当該復帰手段は、エクステン
シヨンハウジングC2における連結アーム24の
下端側部に対向する部位に進退可能に組付けた一
対のプツシユロツド25a,25bと、同部位に
組付けられて各プツシユロツド25a,25bを
常に前進側へ付勢する一対の圧縮スプリング26
a,26bとにより構成されている。各プツシユ
ロツド25a,25bは連結アーム24の下端側
部に設けた各ガイド溝24a,24b内に弾撥的
に嵌入し、各圧縮スプリング26a,26bの付
勢力にて連結アーム24およびシフトレバー23
を垂直状に起立させてこれら両者23,24をセ
レクト方向の中立位置に保持する。
各ガイド溝24a,24bは上下方向に延びる
とともに第2図示左方へ膨出する屈曲状を呈して
おり、それらの中央部24a1,24b1が同左
方へ所定量B4偏位している。第2図に示すガイ
ド溝24aにおいて、プツシユロツド25aがそ
の中央部24a1に位置している場合にはシフト
レバー23がセレクト操作方向の中立位置にあ
り、シフトレバー23をセレクト操作するとプツ
シユロツド25aはガイド溝24aの上下方向へ
移動する。しかして、第2図に示す上下方向の基
準線L上がシフト操作方向の中立位置を示してお
り、各ガイド溝24a,24bはそれらの中央部
に向うにつれて基準線L上からわずかに外れてい
く。
とともに第2図示左方へ膨出する屈曲状を呈して
おり、それらの中央部24a1,24b1が同左
方へ所定量B4偏位している。第2図に示すガイ
ド溝24aにおいて、プツシユロツド25aがそ
の中央部24a1に位置している場合にはシフト
レバー23がセレクト操作方向の中立位置にあ
り、シフトレバー23をセレクト操作するとプツ
シユロツド25aはガイド溝24aの上下方向へ
移動する。しかして、第2図に示す上下方向の基
準線L上がシフト操作方向の中立位置を示してお
り、各ガイド溝24a,24bはそれらの中央部
に向うにつれて基準線L上からわずかに外れてい
く。
従つて、かかるシフトアンドセレクト機構にお
いては、シフトレバー23がシフト操作方向、セ
レクト操作方向の両方の中立位置にある場合に
は、各プツシユロツド25a,25bは第4図に
示すように各ガイド溝24a,24bの中央部2
4a1,24b1に位置し、フオークシヤフト2
1をシフト方向へわずかに押動させている。この
ため、第1シンクロメツシユ15のシンクロナイ
ザリング15cがスプラインピース15dに摩擦
係合してこれら両者15c,15d間に摩擦トル
クが発生し、第3速ドリブンギヤ12cに噛合し
ているドライブギヤ13cを介してカウンタシヤ
フト13に摩擦抵抗が付加される。この結果、エ
ンジンのトルク変動に起因するインプツトシヤフ
ト11のトルク変動に対してカウンタシヤフト1
3が追従し、アイドリング時の打音が防止され
る。
いては、シフトレバー23がシフト操作方向、セ
レクト操作方向の両方の中立位置にある場合に
は、各プツシユロツド25a,25bは第4図に
示すように各ガイド溝24a,24bの中央部2
4a1,24b1に位置し、フオークシヤフト2
1をシフト方向へわずかに押動させている。この
ため、第1シンクロメツシユ15のシンクロナイ
ザリング15cがスプラインピース15dに摩擦
係合してこれら両者15c,15d間に摩擦トル
クが発生し、第3速ドリブンギヤ12cに噛合し
ているドライブギヤ13cを介してカウンタシヤ
フト13に摩擦抵抗が付加される。この結果、エ
ンジンのトルク変動に起因するインプツトシヤフ
ト11のトルク変動に対してカウンタシヤフト1
3が追従し、アイドリング時の打音が防止され
る。
ところで、本実施例においては、シフトレバー
23をセレクト操作方向へ操作しはじめると連結
アーム24に設けた各ガイド溝24a,24bお
よび各プツシユロツド25a,25bの作用によ
り上記摩擦トルクが直ちに解消され、第4速への
シフト操作を除きシフト操作が重くなつたりシフ
ト操作時にひつかかりを感じることがない。
23をセレクト操作方向へ操作しはじめると連結
アーム24に設けた各ガイド溝24a,24bお
よび各プツシユロツド25a,25bの作用によ
り上記摩擦トルクが直ちに解消され、第4速への
シフト操作を除きシフト操作が重くなつたりシフ
ト操作時にひつかかりを感じることがない。
第1図は本考案の一例に係る打音防止機構を備
えたトランスミツシヨンの概略的な断面図、第2
図は同トランスミツシヨンにおける要部拡大断面
図、第3図は第2図の矢印−方向の断面図、
第4図はガイド溝の拡大断面図、第5図は同トラ
ンスミツシヨンのシフトパターン図である。 符号の説明、11……インプツトシヤフト、1
2……アウトプツトシヤフト、12c……ドリブ
ンギヤ、13……カウンタシヤフト、13c……
ドライブギヤ、15……シンクロメツシユ、21
……フオークシヤフト、21a……シフトフオー
ク、22……シフトアンドセレクトレバーシヤフ
ト、23……シフトレバー、24……連結アー
ム、24a,24b……ガイド溝、25a,25
b……プツシユロツド、26a,26b……圧縮
スプリング。
えたトランスミツシヨンの概略的な断面図、第2
図は同トランスミツシヨンにおける要部拡大断面
図、第3図は第2図の矢印−方向の断面図、
第4図はガイド溝の拡大断面図、第5図は同トラ
ンスミツシヨンのシフトパターン図である。 符号の説明、11……インプツトシヤフト、1
2……アウトプツトシヤフト、12c……ドリブ
ンギヤ、13……カウンタシヤフト、13c……
ドライブギヤ、15……シンクロメツシユ、21
……フオークシヤフト、21a……シフトフオー
ク、22……シフトアンドセレクトレバーシヤフ
ト、23……シフトレバー、24……連結アー
ム、24a,24b……ガイド溝、25a,25
b……プツシユロツド、26a,26b……圧縮
スプリング。
Claims (1)
- 第1シヤフト上に同シヤフトと一体回転可能に
設けた第1のギヤと、前記第1のシヤフトに対し
て並列的に設けた第2のシヤフト上に組付けられ
たシンクロメツシユおよびその一側にて同シヤフ
ト上に回転可能に組付けられ前記第1のギヤに常
時噛合する第2のギヤと、これら両シヤフトに対
して並列的かつ軸方向へ移動可能に設けたフオー
クシヤフト上に設けられ前記シンクロメツシユの
ハブスリーブに係合するシフトフオークと、シフ
トレバーに連結部材を介して連結され同レバーの
セレクト操作方向の中立位置にて前記フオークシ
ヤフトと係合しかつ同レバーのシフト操作により
同シヤフトを軸方向へ移動させるとともに同レバ
ーのセレクト操作により同シヤフトに対して係脱
するシフトアンドセレクトレバーシヤフトと、前
記連結部材の両側に設けた一対の溝部およびこれ
ら各溝部に弾撥的に当接する一対の係合突起を有
し前記シフトレバーをセレクト操作方向の中立位
置に復帰させる復帰手段を備えてなる歯車変速機
において、前記復帰手段を構成する各溝部が、前
記連結部材のシフト操作方向の中立位置を通る上
下方向の基準線に対して屈曲しそれらの中央部が
同基準線から所定量偏位していることを特徴とす
る歯車変速機の歯車打音防止機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7924486U JPH049480Y2 (ja) | 1986-05-26 | 1986-05-26 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7924486U JPH049480Y2 (ja) | 1986-05-26 | 1986-05-26 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62190154U JPS62190154U (ja) | 1987-12-03 |
JPH049480Y2 true JPH049480Y2 (ja) | 1992-03-10 |
Family
ID=30928925
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7924486U Expired JPH049480Y2 (ja) | 1986-05-26 | 1986-05-26 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH049480Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-05-26 JP JP7924486U patent/JPH049480Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62190154U (ja) | 1987-12-03 |
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