JP2560583Y2 - 包装装置 - Google Patents

包装装置

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JP2560583Y2
JP2560583Y2 JP5002292U JP5002292U JP2560583Y2 JP 2560583 Y2 JP2560583 Y2 JP 2560583Y2 JP 5002292 U JP5002292 U JP 5002292U JP 5002292 U JP5002292 U JP 5002292U JP 2560583 Y2 JP2560583 Y2 JP 2560583Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、球状の被包装物(例え
ば、レタスやキャベツ等の野菜、又はメロンやリンゴ等
の果物)を、包装シートにて包む農作物用の包装装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】前述のような包装装置として、例えば特
開平3−133710号公報に開示されているようなも
のがある。つまり、被包装物が落ち込む開孔を備えた包
装台を備えて、所定長さに切断された包装シートを包装
台に置き、上方から開孔内に被包装物を落とし込ませ
る。これにより、開孔の外縁にて包装シートが絞られ被
包装物が包装シートに包まれて下側の支持台に支持さ
れ、この後に絞られた包装シートの余分な部分の切断及
び包装シートの留めが行われる構成である。
【0003】以上のような包装装置においては、一回の
包装終了後に次の包装用として、所定長さの包装シート
を包装台の開孔上の所定位置に引き出す引き出し機構を
備えることが提案されている。この構造では例えば図1
7(イ)に示すように、包装シート1をロール状に巻い
ており、自由回転する一対の支持ローラー13(回転部
材に相当)に包装シート1を置いている。そして、包装
シート1に近接した挟持位置において、引き出し機構3
8の操作アーム41が包装シート1の端部1bを挟持
し、この状態から引き出し機構38が紙面右方に移動し
て包装シート1を引き出いて行く。図17(ロ)に示す
ように包装シート1が所定長さだけ引き出されると、こ
の引き出し位置で引き出し機構38が停止して、カッタ
ー33により包装シート1が切断され、引き出し機構3
8の操作アーム41が切断された包装シート1の端部1
bを離す。従って、この図17(ロ)に示す状態で、操
作アーム41が包装シート1の端部1bを離し操作した
状態において、上方から包装台2の開孔2a内に被包装
物を落とし込むと、被包装物が包装シート1に包まれな
がら下側の支持台に落ち込むのである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】前述の図17(イ)
(ロ)のように、引き出し機構38により包装シート1
を包装台2上に引き出していくと、これに伴って包装シ
ート1のロール状部分も回転して包装シート1が繰り出
されていく。この場合、引き出し機構38が包装シート
1を所定長さだけ引き出して停止した際に、包装シート
1のロール状部分がすぐに回転を停止しない場合があ
る。これは、包装シート1のロール状部分が比較的大重
量なので、一度回転し始めるとその慣性により自身では
急に停止できないからである。
【0005】以上の図17(ロ)に示すように引き出し
機構38が包装シート1を引き出して停止した際に、包
装シート1のロール状部分が遅れて停止したとする。こ
の場合、包装シート1の端部1bを挟持している引き出
し機構38が停止しているのに、包装シート1のロール
状部分から包装シート1が繰り出されるような状態とな
るので、ロール状部分と引き出し機構38との間で包装
シート1が波打ったり大きなシワが生じたりする。従っ
て、包装シートが波打ち大きなシワが生じている状態で
カッターにより包装シートを切断すると、包装シートの
切断が全幅に亘ってうまく行われない場合や、ロール状
部分側の切断部に大きなシワの生じる場合がある。従っ
て、これ以後に行う包装作業及び次の包装シートの引き
出しに支障が生じてしまう。本考案は包装シートを引き
出した際において、包装シートの全幅に亘って確実に切
断が行われ、且つ、包装シートの切断部にシワが生じな
いように構成することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案の特徴は以上のよ
うな包装装置において、次のように構成することにあ
る。つまり、自由回転自在な回転部材にロール状に巻か
れた包装シートを置いて、この包装シートをそのロール
軸芯周りに回転自在に支持し、包装シートの端部を挟持
する挟持位置、及び包装シートのロール状部分を回転さ
せながら、挟持した包装シートを包装台上に所定長さだ
け引き出す引き出し位置に亘り往復移動自在な引き出し
機構と、この引き出し機構により所定長さに引き出され
た包装シートのロール状部分側の所定位置を切断するカ
ッターとを備えると共に、カッターの下側で包装シート
を支持する受台から回転部材側に延出されるものであ
り、包装シートの落ち込みを防止し、且つ、その先端が
回転部材の外面に接触してこの回転部材の回転に抵抗を
与えるシート支持部材を備えてある。
【0007】
【作用】本考案のように構成すると例えば図3(イ)に
示すように、包装シート1のロール状部分が回転部材1
3により自由回転自在に支持されることになる。この状
態で引き出し機構38(挟持位置に相当)(図3(ロ)
の状態参照)が、包装シート1の端部1bを挟持して、
紙面右方に移動し包装シート1を包装台2上に引き出し
始めたとする。この場合、図3(イ)及び図2に示すよ
うに、カッター33側の受台35からシート支持部材4
7(48)が延出され、その先端が回転部材13の外面
に接触している。これによって、引き出し機構38で包
装シート1が引き出される際に、シート支持部材47
(48)の接触作用によって回転部材13の回転に少し
制動が掛かり、包装シート1のロール状部分の回転及び
包装シート1の引き出しに少し制動が掛かって、包装シ
ート1が途中の部分で弛むことなくピンと張った状態で
引き出されて行く。
【0008】そして、図4(ロ)に示すように包装シー
ト1の引き出しを終了して、引き出し機構38がその位
置(引き出し位置に相当)で停止したとする。この場
合、シート支持部材47(48)の先端が回転部材13
の外面に接触して、包装シート1のロール状部分の回転
及び包装シート1の引き出しに少し制動が掛かっている
ので、引き出し機構38の停止と同時に包装シート1の
ロール状部分及び回転部材13もすぐに停止する。これ
により、包装シート1のロール状部分と引き出し機構3
8との間において、包装シート1が波打ったりシワの発
生するようなことがない。このように、略真っ直ぐに張
った包装シート1に対してカッター33が作動し切断す
れば、包装シート1が確実に切断されると共に、その切
断部もシワの生じることなくきれいなものになる。
【0009】又、包装シート1のロール状部分を回転部
材13に設置する場合等において、包装シート1が回転
部材13とカッター33の受台35との間に落ち込みか
けても、包装シート1がシート支持部材47(48)で
支えられるので、包装シート1が回転部材13と受台3
5の間に落ち込むようなことがない。
【0010】
【考案の効果】以上のように、包装シートを所定長さに
引き出した際に引き出し機構とロール状部分の間におい
て、包装シートが波打ったり大きなシワが生じたりする
ことがなくなるので、カッターによる包装シートの切断
が確実に行われ、包装シートの切断部もシワの生じるこ
となくきれいなものになる。従って、これ以後の包装作
業及び次の包装シートの引き出しが支障なく行われるよ
うになり、包装装置の全体としての能率を高めることが
できる。又、包装シートが回転部材とカッターの受台と
の間への落ち込みを防止して、これに伴う包装シートの
詰まり等を未然に防止している。そして、前述の包装シ
ートのロール状部分を素早く停止させる機能と、包装シ
ートの落ち込みを防止する機能との両方をシート支持部
材に持たせているので、構造の兼用化が行えて部品点数
の削減及び構造の簡素化の面で有利な構造となる。
【0011】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。 (1) 図1に本発明の包装装置の全体が示されている。先ず、
この包装装置における一回の包装の流れについて、図1
1(イ)〜図13(ハ)及び図14,15に基づいて説
明する。図11(イ)に示すように、所定長さに切断さ
れた1枚の包装シート1が包装台2に載置された状態に
おいて、作業者が被包装物Aを包装台2の開孔2a内に
落とし込ませると、被包装物Aが包装シート1に少し包
まれながら下方の支持台3内に落ちる(ステップS
1)。この後に、起動スイッチ(図示せず)を操作する
と(ステップS2)、図11(ロ)に示すように支持台
3が下降操作されて(ステップS5)、所定位置で停止
操作される(ステップS7)。この場合、ゴム板状の複
数の補助絞り部材11が開孔2aの下側に被包装物Aを
取り囲むように設けられており、この補助絞り部材11
により包装シート1がさらに良く絞られる。
【0012】次に、包装台2の下側に配置されている一
対の板状の挟持部材14が、図11(ハ)及び図12
(イ)に示すように包装シート1側に進行してきて(ス
テップS9)、包装シート1の上側部分1aを挟み込み
小さく絞り込む。これにより、被包装物Aが包装シート
1に略完全に包まれる。この後、図12(イ)に示すよ
うに一対の円盤カッター28が挟持部材14の上面に沿
って進行して、包装シート1の上側部分1aが切り取ら
れ(ステップS10)、噴射ノズル34から圧縮空気が
噴射されて、円盤カッター28に付着した包装シート1
の上側部分1aが吹き飛ばされる(ステップS11)。
【0013】次に、図12(ロ)に示すように所定長さ
に切断された粘着テープ4が、包装シート1の上端及び
挟持部材14の端部に亘って置かれ(ステップS1
2)、図12(ハ)に示すようにスポンジ部材16によ
り粘着テープ4が上側から押圧される(ステップS1
3)。そして、スポンジ部材16により粘着テープ4を
押圧した状態で、図13(イ)に示すように一対の挟持
部材14が開き操作され(ステップS14)、再びスポ
ンジ部材16が被包装物A側に押圧操作されて(ステッ
プS15)、粘着テープ4が確実に包装シート1に密着
するようにする。
【0014】この後、図13(ロ)に示すように支持台
3が横倒し操作されて、被包装物Aがすべり台15に放
出され回収される(ステップS17)。以上のようにし
て一回の包装が終了するのであり、包装の終了した被包
装物Aの状態を図13(ハ)に示す。そして、支持台3
が再び図11(イ)に示す元の位置まで上昇操作される
(ステップS18)。
【0015】(2) 次に、図11(ロ)における支持台3の昇降構造につい
て説明する。図9に示すように、包装台2の開孔2aの
下側に配置された左右一対のガイドレール5に、上下ス
ライド自在に第1支持フレーム6が取り付けられてお
り、この第1支持フレーム6の上部に固定された第2支
持フレーム17に、支持台3がショック吸収用のバネ7
を介して支持されている。この支持台3は、平面視プラ
ス字状の平板の4辺を上方に折り曲げて構成されてい
る。そして、横軸芯P1周りに揺動自在な操作アーム8
が、ピン及び長孔構造にて第1支持フレーム6に連結さ
れており、この操作アーム8を上下に揺動駆動する操作
シリンダ9が備えられている。
【0016】図9に示すように、第2支持フレーム17
の左右両端の横軸芯P3周りに、一対の保持アーム18
が揺動自在に支持されている。保持アーム18の先端に
は横長のスポンジ部材18aが取り付けられており、左
右の保持アーム18を中央の支持台3側に揺動するよう
に付勢するバネ19が設けられている。第1支持フレー
ム6にはモータ20によって、図9に示す上下姿勢と図
10に示す左右姿勢とに切換操作される操作アーム21
が備えられており、操作アーム20の両端と左右の保持
アーム18の下端とが、連係リンク22により連結され
ている。
【0017】(3) 次に、図11(ハ)及び図12(イ)における一対の挟
持部材14のスライド駆動構造に関する。図6及び図7
に示すように、開孔2aの両側における包装台2の下側
において丸棒状の第1ガイドレール23と、板状の第2
ガイドレール24が設けられている。そして、挟持部材
14の一端にボス部14aが固定され、このボス部14
aが第1ガイドレール23にスライド自在に外嵌される
と共に、挟持部材14の反対側の横辺部14bが第2ガ
イドレール24に乗せ付けられて下側に折り曲げられて
いる。一方の挟持部材14のボス部14aにブラケット
25が固定されており、このブラケット25に複動型の
エアシリンダ26が連結されている。そして、固定部の
上下向きの軸芯P4周りに天秤アーム27が揺動自在に
支持されており、天秤アーム27の一端のローラー27
aがブラケット25の凹部に挿入されている。そして、
天秤アーム27の他端と他方の挟持部材14のボス部1
4aとに亘り、連係ロッド29が架設連結されている。
【0018】以上の構造により、図6及び図7に示すよ
うに伸長状態にあるエアシリンダ26を収縮側に操作し
ていくと、紙面右側の挟持部材14が紙面左方にスライ
ド操作されていくと共に、この動作に連動して天秤アー
ム27が紙面時計方向に揺動する。これにより、連係ロ
ッド29が紙面右方に引き操作されて、他方の挟持部材
14が紙面右方にスライド操作されていく。そして、図
8に示すように、一対の挟持部材14により包装シート
1の上側部分1aを絞り込む。
【0019】図7に示すように一対の挟持部材14の下
側に、この挟持部材14のスライド方向に直交する方向
に揺動する一対の補助挟持部材30を備えている。この
一対の補助挟持部材30は、挟持部材14の下側におい
て固定部の縦軸芯P5周りに揺動自在に支持されてい
る。補助挟持部材30にはヘ字状の長孔30aが設けら
れており、挟持部材14の裏面に設けられた一対のロー
ラー14cが長孔30aに挿入され、補助挟持部材30
が下向きにならないように支持するガイド板31が設け
られている。
【0020】この構造により、図7に示す状態からエア
シリンダ26が収縮し始めて、一対の挟持部材14が互
いに近付き始めると、開いていた一対の補助挟持部材3
0もローラー14cの進行に連動して、互いに近付き始
める。そして、エアシリンダ26がそのストロークエン
ドにまで収縮すると、図8に示すように挟持部材14及
び補助挟持部材30が略完全に閉じて、包装シート1の
上側部分1aが絞り込まれるのである。
【0021】(4) 図11(ロ)に示すように支持台3が下降操作されてか
ら、図11(ハ)及び図12(イ)に示すように、一対
の挟持部材14が包装シート1を絞り込むまでの制御の
流れについて説明する。図6,7,9に示すように挟持
部材14の少し上側の位置において、1個の発光器32
aが、一方の挟持部材14の後側における一方の角部付
近に配置されており、4個の受光器32bが他方の挟持
部材14の後側における反対側の角部付近に所定間隔を
置いて配置されており、この1個の発光器32aと4個
の受光器32bとで光センサー32が構成されている。
この発光器32aは左右横方向の所定の範囲(図7の一
方の端の受光器32bから他方の端の受光器32bに亘
る範囲)に亘り、広がりを持って検出光を投射してお
り、図7に示すように開き状態にある挟持部材14の開
孔の略全範囲を、発光器32aからの幅広の検出光が覆
うように設定している。そして、包装シート1は透過性
を持つものであり、光センサー32の検出光の強さが包
装シート1を通過できる程度に設定されている。
【0022】図14,15及び図11(イ)に示すよう
に、包装シート1が包装台2の所定位置に載置されてい
る状態において、作業者が被包装物Aを包装台2の開孔
2a内に落とし込み(ステップS1)、起動スイッチを
操作したとする(ステップS2)。このように被包装物
Aが支持台3上にある場合、図9及び図7に示す発光器
32aから4個の受光器32bへの検出光のうち、少な
くとも2個の受光器32bへの検出光が被包装物Aによ
り遮断されると、通常の包装作業であると判断される
(ステップS3)。これにより、ステップS4に移行し
て図9に示すように開き位置に操作されていた一対の保
持アーム18が保持位置側に操作され(図10の状態参
照)、保持アーム18のスポンジ部材18aが被包装物
Aの横側面に押圧されて、被包装物Aが支持台3に保持
される。そして、支持台3の下降操作が開始される(ス
テップS5)。
【0023】このように、保持アーム18により被包装
物Aを支持台3に保持した状態で支持台3を下降操作し
た場合、支持台3から被包装物Aが浮き上がることがな
い。そして、被包装物Aの確実な下降に伴って、補助絞
り部材11が被包装物Aの横側面及び包装シート1の上
側部分1aを順次中央側に押圧していくので、包装シー
ト1が被包装物Aの横側面に確実に押圧密着させられ、
包装シート1の上側部分1aが小さく絞られるのであ
る。
【0024】以上のようにして支持台3が下降操作され
て行き、図10に示すように被包装物Aが挟持部材14
の位置を通過する。この場合、図7に示す4個の受光器
32bにおいて、発光器32aからの検出光を4個全て
の受光器32bが受光すると(ステップS6)、支持台
3上の被包装物Aが完全に挟持部材14の下側に達した
と判断されて、図10に示す位置で支持台3の下降操作
が停止される(ステップS7)。このように、支持台3
が図10の位置で停止すると、一対の保持アーム18が
少しだけ開き操作され(ステップS8)、一対の挟持部
材14が進行してきて包装シート1の上側部分1aを挟
み込み(ステップS9)、包装シート1に被包装物Aが
包まれる。
【0025】そして、次に円盤カッター28による包装
シート1の上側部分1aの切断(ステップS10)、噴
射ノズル34による包装シート1の上側部分1aの吹き
飛ばし(ステップS11)、粘着テープ4の貼り付け
(ステップS12)、スポンジ部材16による粘着テー
プ4の押圧(ステップS13)、一対の挟持部材14の
開き操作(ステップS14)、スポンジ部材16の再押
圧(ステップS15)、保持アーム18の開き位置(図
9の状態参照)への操作(ステップS16)、支持台3
からの被包装物Aの放出(ステップS17)、支持台3
の元の位置までの上昇(ステップS18)が行われる。
【0026】以上にようにして一回の包装が行われるの
であり、この一回の包装が終了すると、次の包装用の包
装シート1の引き出し及び切断(ステップS19)が行
われて最初の状態に戻る。そして、次の被包装物Aを開
孔2aの落とし込み起動スッチを操作すると、ステップ
S3,S4から次の包装が行われるのであり、以上の操
作を繰り返すことによって、包装を連続して行うことが
できる。
【0027】(5) 次に、図15のステップS19に示すように、一回の包
装の終了後に行われる包装シート1の引き出しにおい
て、各機構の構成について説明する。図1,2及び図3
(イ)に示すように、透明の包装シート1がロール状に
巻かれ、自由回転自在な一対の支持ローラー13(回転
部材に相当)に支持されている。そして、後述するカッ
ター33の下側に受台35が配置されている。この受台
35は舌片状に突出する複数個の受け部35aを備え、
カッター33が入り込む凹部35bを受け部35aに備
えて構成されている。そして、受け部35aが受台35
の基部側よりも少し低い位置に設定されている。
【0028】次に、包装シート1の切断用のカッター3
3等について説明する。図1及び図3(イ)に示すよう
に、受台35の上側に支持フレーム36が上下スライド
自在に支持されており、この支持フレーム36に包装シ
ート1の横幅よりも広い幅を持つ平板状のカッター33
が固定されている。そして、包装シート1の約1/2の
横幅を持つ板材状の押さえ部材37が、カッター33の
前側左右の2個及び後側左右の2個の合計4個備えられ
ており、各押さえ部材37の下面にはゴム材37aが貼
り付けられ、各押さえ部材37が支持フレーム36に上
下動自在で、バネ37bにより下方側に付勢された状態
で設けられている。図3(イ)に示すように、支持フレ
ーム36の上昇状態で、押さえ部材37のゴム材37a
がカッター33の下端よりも下方に突出するように設定
している。
【0029】次に、包装シート1を包装台2上に引き出
す引き出し機構38について説明する。図1及び図3
(イ)に示すように、包装台2の左右両横に設けられた
ガイドレール2bに沿って、一対の支持板39がスライ
ド自在に支持されており、左右の支持板39に亘り1本
の支持軸40が架設され、この支持軸40に5個の操作
アーム41が各々独立に揺動自在に外嵌されて、操作ア
ーム41の先端上面にゴム板41aが固定されている。
そして、操作アーム41の上側に、この操作アーム41
と略同じ幅の5個の受け部42が支持固定されている。
この場合、カッター33側の受台35よりも、少し上側
に引き出し機構38の受け部42が位置するように設定
している。そして、各操作アーム41を受け部42への
揺動側に付勢する5個のバネ43が備えられている。
【0030】支持軸40は支持板39に対して回動自在
に支持されており、支持軸40の左右にアーム40aが
固定され、左右のアーム40aに亘り1本のロッド40
bが架設固定されている。一方の支持板39に揺動自在
に支持された扇型ギヤ44と一方のアーム40aとに亘
り、リンク45が架設されており、扇型ギヤ44を駆動
するモータ46が設けられている。図3(イ)に示す状
態は、モータ46を駆動してロッド40bを押し上げて
各操作アーム41を受け部42から引き下げている状態
であり、後述するようにモータ46を逆に駆動してロッ
ド40bを引き下げると、各バネ43の付勢力で各操作
アーム41が受け部42側に上昇して包装シート1を挟
持するのである。
【0031】(6) 次に、図15のステップS19において、次の包装作業
用として包装シート1を包装台2上に引き出す各機構の
作動の流れについて説明する。図3(イ)に示す状態は
一回の包装が終了した状態であり、次の包装用の包装シ
ート1を包装台2上に引き出す為に、引き出し機構38
がカッター33側に移動してくる状態である。そして、
図3(ロ)に示すように、引き出し機構38が受台35
の位置である挟持位置に達して停止すると、引き出し機
構38の各操作アーム41及び受け部42が受台35の
各受け部35aの間に入り込む。次に引き出し機構38
のモータ46が作動してロッド40bが引き下げられ、
各バネ43の付勢力で各操作アーム41が受け部42側
に上昇して、各操作アーム41と受け部42とで包装シ
ート1の端部1bが挟持される。
【0032】次に図4(イ)に示すように、包装シート
1の端部1bを挟持した状態で引き出し機構38が紙面
右方に移動し始めて、包装シート1の包装台2上への引
き出しを開始する。この場合、図3(イ)及び図2に示
すように受台35の端部の横軸芯P2周りに、支持板4
7(シート支持部材に相当)が上下に揺動自在に支持さ
れている。この支持板47は支持ローラー13と略同じ
横幅で包装シート1よりも広い横幅を持っており、先端
にウレタンゴム製の摩擦板48(シート支持部材に相
当)が固定されている。そして、支持板47がバネ(図
示せず)により軽く下方側に付勢されており、摩擦板4
8の先端が一方の支持ローラー13の外面に接触してい
る。
【0033】これにより、引き出し機構38で包装シー
ト1が引き出される場合、摩擦板48の接触作用によっ
て支持ローラー13の回転に少し制動が掛かり、包装シ
ート1のロール状部分の回転及び包装シート1の引き出
しに少し制動が掛かる。従って、包装シート1が途中の
部分で弛むことなく、ピンと張った状態で引き出されて
行く。そして、摩擦板48及び支持板47により、包装
シート1が支持ローラー13と受台35の間に落ち込む
ようなことがない。
【0034】図4(ロ)に示すように包装シート1は透
明であるが、マーク1cが包装シート1の長手方向に沿
って、被包装物Aの種類等に対応した所定間隔で印刷さ
れている。そして、図1に示すように、包装台2に固定
されたフレーム49に、発光器及び受光器を備えた反射
式の光センサー50が設けられている。以上の構造によ
り、包装シート1が引き出されて図4(ロ)に示すよう
に、包装シート1のマーク1cが光センサー50の位置
に達して、光センサー50の発光器からの検出光がマー
ク1cに反射して光センサー50の受光器に検出される
と、その位置で引き出し機構38が一時停止する(引き
出し位置に相当)。
【0035】この場合、図4(ロ)及び図2に示すよう
に摩擦板48の先端が一方の支持ローラー13の外面に
接触して、包装シート1のロール状部分の回転及び包装
シート1の引き出しに少し制動が掛かっているので、引
き出し機構38の停止と同時に包装シート1のロール状
部分及び支持ローラー13もすぐに停止する。これによ
り、包装シート1のロール状部分と引き出し機構38と
の間において、包装シート1が波打ったりシワの発生す
るようなことがない。
【0036】次に、図4(ロ)に示すようにカッター3
3及び押さえ部材37を備えた支持フレーム36が下降
操作される。この場合、図4(ロ)に示すように押さえ
部材37のゴム材37aがカッター33の下端よりも下
方に突出しているので、支持フレーム36が下降操作さ
れると、先ずカッター33の前後の4個の押さえ部材3
7が、包装シート1を受台35の受け部35aに押圧し
て保持する。次に、カッター33が受け部35aの凹部
35bに入り込んで、包装シート1を一気に切断する。
【0037】以上のように包装シート1の切断が終了す
ると、支持フレーム36が元の位置に上昇操作されると
共に、図5に示すように、引き出し機構38が紙面右方
に移動し停止して、切断された包装シート1の中央が包
装台2の開孔2aの位置にくるようにする(図1参
照)。その後、引き出し機構38の各操作アーム41が
受け部42から引き下げ操作されて包装シート1の端部
1bを離し、所定の長さに切断された一枚の包装シート
1が包装台2の所定位置に載置される。
【0038】この場合、図5及び図2に示すように、包
装台2の端部に複数個の凸部51が固定されている。こ
の凸部51の表面はザラザラした滑り止め処理が施され
ており、図5の位置で引き出し機構38が停止すると、
引き出し機構38の各操作アーム41及び受け部42の
間に、各凸部51が位置するように設定している。これ
により、図5の位置で引き出し機構38の操作アーム4
1が引き下げ操作されて包装シート1の端部1bを離し
ても、この包装シート1の端部1bが各凸部51に乗る
ようにしている。従って、包装シート1と包装台2の間
に空気が入り込んで包装シート1が浮き上がり気味にな
っても、凸部51との接触作用で包装シート1がその位
置から動くことはないのである。
【0039】(7) 前項(5)及び(6)の説明は通常の包装、及びこの包
装後の包装シート1の引き出しについて説明している
が、次に、包装台2に包装シート1が載置されていない
最初の状態から包装シート1を引き出す状態について説
明する。図14に示すように、最初の状態から包装シー
ト1を引き出す場合には、包装台2の開孔2aに何も落
とし込まないで、起動スイッチを操作する(ステップS
2)。この場合、図9の支持台3内には何もないので、
光センサー32の発光器32aからの検出光が、4個の
受光器32bの全てに受け止められ検出される(ステッ
プS3)(支持台3上の被包装物Aを検出しない状態に
相当)。従って、このような場合にはステップS3から
ステップS20に移行して、前項(5)に記載のよう
に、引き出し機構38やカッター33等が作動して、所
定長さに切断された包装シート1が包装台2の所定位置
に載置される。
【0040】以上のようにして最初の包装シート1が包
装台2に載置されれば、前項(4)の記載、図14,1
5及び図11(イ)に示すように、被包装物Aを包装台
2の開孔2aに落とし込み(ステップS1)、起動スイ
ッチを操作する(ステップS2)。このように被包装物
Aが支持台3上にある場合、図7及び図9に示す発光器
32aから4個の受光器32bへの検出光のうち、少な
くとも2個の受光器32bへの検出光が被包装物Aによ
り遮断されると、支持台3に被包装物Aが在り通常の包
装の状態であると判断される(ステップS3)。これに
より、ステップS4に移行して包装が行われるのであ
り、一回の包装が終了すると、ステップS19において
次に包装シート1が包装台2に引き出されるのである。
【0041】〔別実施例〕 図12(イ)の円盤カッター28及び噴射ノズル34付
近の構造を、図16(イ)(ロ)に示すように構成して
もよい。図16(イ)(ロ)に示すように、先端が少し
曲げられた第1アーム52と第2アーム53とを、包装
装置の固定部に左右揺動自在に支持し、第1及び第2ア
ーム52,53をリンク54で連結して、第1及び第2
アーム52,53を紙面右方に付勢するバネ55を取り
付ける。これにより、円盤カッター28等の進行に伴っ
て、円盤カッター28の間に挟まれた包装シート1の上
側部分1aが、第1アーム52により前方に押し出さ
れ、この後に噴射ノズル34から圧縮空気が噴射され
て、切断された包装シート1の上側部分1aが確実に吹
き飛ばされるのである。
【0042】前述の実施例では粘着テープ4により包装
シート1の封止を行っているが、上側部分1aの切断後
に包装シート1を加熱し包装シート1を溶着させて、包
装シート1の封止を行うような包装装置に本発明を適用
してもよい。又、図12(イ)及び図16(イ)(ロ)
に示すような円盤カッター28ではなく、挟持部材14
により挟み込んだ包装シート1の上側部分1aを、ヒー
ター(図示せず)で加熱して溶断するような包装装置に
本考案を適用してもよい。
【0043】尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面と
の対照を便利にする為に符号を記すが、該記入により本
考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】上方から見た包装装置の全体斜視図
【図2】上方から見た包装装置において、受台、支持ロ
ーラー及び凸部を示す斜視図
【図3】引き出し機構が挟持位置側に移動して、包装シ
ートの端部を挟持した状態を示す側面図
【図4】図3の状態から引き出し機構が包装シートの引
き出しを開始し引き出し位置で停止して、カッターが包
装シートを切断した状態を示す側面図
【図5】図4の状態後に切断された包装シートを引き出
し機構が包装台上の所定位置に移動させた状態を示す側
面図
【図6】一対の挟持部材のスライド駆動構造、光センサ
ーの発光器及び受光器の配置状態を示す斜視図
【図7】一対の挟持部材のスライド駆動構造、光センサ
ーの発光器及び受光器の配置状態を示す平面図
【図8】図7に示す状態から一対の挟持部材を閉じ操作
した状態を示す平面図
【図9】被包装物を包装台の開孔に投入し、支持台上に
落とした状態を示す支持台付近の正面図
【図10】図9に示す状態から左右の保持アームが被包
装物を保持し、支持台が下降操作された状態を示す正面
【図11】被包装物の開孔への投入から挟持部材による
包装シートの絞り込みまでの包装の流れを示す斜視図
【図12】包装シートの上側部分の切り取りからスポン
ジ部材による粘着テープの押圧までの包装の流れを示す
斜視図
【図13】挟持部材の開き操作から被包装物の放出まで
の包装の流れ及び包装の終了した状態を示す斜視図
【図14】包装全体の制御の前半の流れを示す図
【図15】包装全体の制御の後半の流れを示す図
【図16】別実施例における円盤カッター付近の斜視図
【図17】従来の構造における引き出し機構の作動状態
を示す側面図
【符号の説明】
1 包装シート 1b 包装シートの端部 2 包装台 2a 包装台の開孔 13 回転部材 33 カッター 35 受台 38 引き出し機構 47,48 シート支持部材 A 被包装物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 伊藤 宰 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (56)参考文献 特開 平3−133710(JP,A) 特開 昭56−151637(JP,A) 実開 昭61−129707(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定長さに切断された包装シート(1)
    載置用で、球状の被包装物(A)が落ち込む開孔(2
    a)を備えた包装台(2)を備えて、上方から前記開孔
    (2a)内に被包装物(A)を落とし込むと、この開孔
    (2a)の外縁にて包装台(2)上の包装シート(1)
    が絞られて、被包装物(A)が包装シート(1)に包ま
    れるように構成した包装装置であって、 自由回転自在な回転部材(13)にロール状に巻かれた
    前記包装シート(1)を置いて、この包装シート(1)
    をそのロール軸芯周りに回転自在に支持し、前記包装シ
    ート(1)の端部(1b)を挟持する挟持位置、及び前
    記包装シート(1)のロール状部分を回転させながら、
    挟持した包装シート(1)を包装台(2)上に所定長さ
    だけ引き出す引き出し位置に亘り往復移動自在な引き出
    し機構(38)と、この引き出し機構(38)により所
    定長さに引き出された包装シート(1)のロール状部分
    側の所定位置を切断するカッター(33)とを備えると
    共に、前記カッター(33)の下側で包装シート(1)
    を支持する受台(35)から前記回転部材(13)側に
    延出されるものであり、包装シート(1)の落ち込みを
    防止し、且つ、その先端が前記回転部材(13)の外面
    に接触してこの回転部材(13)の回転に抵抗を与える
    シート支持部材(47),(48)を備えてある包装装
    置。
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