JP2813701B2 - 包装装置 - Google Patents

包装装置

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JP2813701B2
JP2813701B2 JP4190542A JP19054292A JP2813701B2 JP 2813701 B2 JP2813701 B2 JP 2813701B2 JP 4190542 A JP4190542 A JP 4190542A JP 19054292 A JP19054292 A JP 19054292A JP 2813701 B2 JP2813701 B2 JP 2813701B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、球状の被包装物(例え
ば、レタスやキャベツ等の野菜、又はメロンやリンゴ等
の果物)を、包装シートにて包む農作物用の包装装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】前述のような包装装置として、例えば特
開平3‐133710号公報に開示されているようなも
のがある。つまり、包装シート載置用で球状の被包装物
が落ち込む開孔を備えた包装台を備えて、この包装台に
包装シートを置き上方から開孔内に被包装物を落とし込
ませる。これにより、開孔の外縁にて包装シートが絞ら
れ、被包装物が包装シートにある程度包まれながら下側
の支持台(前記公報の第1図中の58)に支持される。
【0003】この次に、前記公報の第4図に示すように
支持台が所定位置まで下降されて、開孔の外縁で包装シ
ートがさらに絞られ被包装物が包装シートに包まれる。
そして、前記公報の第2図及び第5図に示すように、両
横側に対向して配置された一対の挟持部材(前記公報の
第2図及び第5図中の12,16)が被包装物側に進行
して来て、この一対の挟持部材により被包装物における
包装シートの上側部分を挟み込んで絞り込み操作する。
次に、一対の挟持部材により挟み込まれた包装シートの
上側部分が切断処理され、包装シートが開かないように
封止されて、前記公報の第6図に示すように、被包装物
が支持台から横側に放出操作されて一回の包装が終了す
る。
【0004】前記公報の構造では、被包装物を開孔から
支持台に落とし込んだ後にそのまま支持台を下降してい
るので、特に被包装物が軽い場合や包装シートが硬い場
合には、支持台を下降させた際に被包装物が支持台から
浮き上がるおそれがある。そこで、例えば本明細書の図
4及び図5に示すように、支持台3に一対の保持部材1
8を装備することにより、被包装物Aが支持台3上に落
ちると一対の保持部材18を被包装物A側に移動させ被
包装物Aの横側面に押圧して、この一対の保持部材18
により被包装物Aを支持台3に確実に保持するように構
成することが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のような保持アー
ムを支持台に装備すると、被包装物が支持台から浮き上
がるようなことはないが、支持台を下降操作した後に一
対の挟持部材で包装シートの上側部分を挟み込む場合
に、次のような不具合を招くことがあった。一対の挟持
部材で包装シートの上側部分を挟み込む場合、この挟み
込みに伴って包装シートが全体的に挟持部材側に引き上
げられ、被包装物自身も包装シートと一緒に引き上げら
れて、包装シートにより被包装物が締められるような状
態となり、包装シートのシワが全体的に延ばされて綺麗
な包装が期待できる。
【0006】しかし、一対の保持部材を被包装物の横側
面に押圧した状態では、包装シートも保持部材で被包装
物の横側面に押圧された状態となっているので、前述の
ように挟持部材の挟み込みで包装シートが引き上げられ
ても、保持部材が包装シートを押圧している部分では包
装シートの引き上げ作用は生じず、包装シートのシワ延
ばしが期待できない。そして、保持部材による押圧が強
く包装シートの引き上げも強い場合には、保持部材が押
圧している部分で包装シートが破れるおそれがある。
又、このような状態で包装シート及び被包装物が無理に
引き上げられると、保持部材が押圧している部分で被包
装物の横側面が擦れて、被包装物が傷められるおそれが
ある。本発明は、前述のような一対の保持部材を支持台
に装備した場合において、一対の挟持部材で包装シート
の上側部分を挟み込む際の不具合を防止することを目的
としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は以上のよ
うな包装装置において、次のように構成することにあ
る。つまり、下面から側面に亘って包装シートに包まれ
た被包装物を支持する支持台を備え、前記支持台に被包
装物を載せるとともに、前記包装シートの周縁側部分を
絞って前記被包装物の上方に立ち上げた状態で、前記被
包装物の両横側に接触してこの被包装物を支持台に保持
する保持位置、及び、前記被包装物から左右両横側に離
れる開き位置とに亘り移動自在な一対の保持部材を備
え、前記被包装物の上方に立ち上げられた包装シートの
周縁側部分を横方向から挟み込む一対の挟持部材を前記
支持台の両横側に備え、前記支持台と保持部材と一対の
挟持部材とを制御する制御手段を設けて、この制御手段
の制御により、前記保持部材が前記支持台 上の被包装物
を支持台に保持し、その保持状態で前記支持台が前記一
対の挟持部材の下側の所定位置にまで下降して停止し、
前記支持台が前記所定位置で停止すると、前記一対の挟
持部材が前記包装シートの周縁側部分を挟み込み絞り込
んで被包装物を包装シートに包装作動するとともに、保
持位置にある前記一対の保持部材が前記一対の挟持部材
の挟み込みに伴って開き位置側に移動するよう構成して
ある。
【0008】
【作用】つまり、包装装置は制御手段の制御により次の
ように作動する。 例えば図4に示すように、包装シート
1に下側を包まれた状態の被包装物(A)を支持台3に
載せると、図4に示す開き位置に操作されていた一対の
保持部材18が保持位置側に操作されて、保持部材18
が被包装物Aの横側面に押圧され(図5の状態参照)、
この状態で支持台3が下降操作され始める。以上のよう
にして支持台3が下降操作されて所定位置で停止操作さ
れると、図6に示すように保持部材18が開き位置側に
操作され、一対の挟持部材14が進行してきて、記被包
装物の上方に立ち上がった包装シート1の周縁側部分
aを挟み込む。
【0009】この図6に示すように保持部材18を開き
位置側に移動させて、包装シート1及び被包装物Aの横
側面から離してやれば、一対の挟持部材14が閉じ側に
進行して包装シート1及び被包装物Aが引き上げられて
も、この包装シート1及び被包装物Aの引き上げが、保
持部材18で邪魔されることはない。これにより、挟持
部材14の挟み込みで包装シート1が引き上げられた際
に、包装シート1が全体的に引き上げられて破れること
なくシワが綺麗に延ばされ、被包装物Aが適度な強さで
包装シート1に締められて包まれる。そして、保持部材
18と被包装物Aとが擦れないので、被包装物が傷めら
れることもない。
【0010】
【発明の効果】以上のように、支持台からの被包装物の
浮き上がり防止用の保持部材を装備した場合、一対の挟
持部材で包装シートの上側部分を挟み込んだ際に、包装
シートが破れることなく綺麗にシワが延ばされ、被包装
物を傷めることなく包装シートで被包装物を包むことが
できるようになって、包装装置の包装性能を向上させる
ことができた。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 (1)先ず、本発明の包装装置における包装全体の流れ
を図9(イ)〜図11(ハ)及び図12,13に基づい
て説明する。図9(イ)に示すように前回の包装の終了
後に、所定長さに切断された1枚の包装シート1が包装
台2に載置される(ステップS19)。そして、作業者
が被包装物Aを包装台2の開孔2a内に落とし込ませる
と、被包装物Aが包装シート1に少し包まれながら下方
の支持台3内に落ちる(ステップS1)。つまり、支持
台3は下面から側面に亘って包装シート1に包まれた被
包装物Aを支持する。なお、被包装物Aを包装台2の開
孔2a内に落とし込むことで、包装シート1の周縁側部
分1aは被包装物Aの上方に立ち上がった状態になる。
この後、起動スイッチ(図示せず)を操作すると(ステ
ップS2)、図9(ロ)に示すように支持台3が下降操
作されて(ステップS4)、所定位置で停止操作される
(ステップS6)。この場合、ゴム板状の複数の補助絞
り部材11が開孔2aの下側に被包装物Aを取り囲むよ
うに設けられており、この補助絞り部材11により包装
シート1がさらに良く絞られる。
【0012】次に、包装台2の下側に配置されている一
対の板状の挟持部材14が、図9(ハ)及び図10
(イ)に示すように包装シート1側に進行してきて(ス
テップS8)、被包装物Aの上方に立ち上げられた包装
シート1の周縁側部分1aを横方向から挟み込み小さく
絞り込む。これにより、被包装物Aが包装シート1に略
完全に包まれる。この後、図10(イ)に示すように一
対の円盤カッター28が挟持部材14の上面に沿って進
行して、包装シート1の周縁側部分1aが切り取られ
(ステップS10)、噴射ノズル34から圧縮空気が噴
射されて、円盤カッター28に付着した包装シート1の
周縁側部分1aが吹き飛ばされる(ステップS11)。
【0013】次に、図10(ロ)に示すように所定長さ
に切断された粘着テープ4が、包装シート1の上端及び
挟持部材14の端部に亘って置かれ(ステップS1
2)、図10(ハ)に示すようにスポンジ部材16によ
り粘着テープ4が上側から押圧される(ステップS1
3)。そして、スポンジ部材16により粘着テープ4を
押圧した状態で、図11(イ)に示すように一対の挟持
部材14が開き操作され(ステップS14)、再びスポ
ンジ部材16が被包装物A側に押圧操作されて(ステッ
プS15)、粘着テープ4が確実に包装シート1に密着
するようにする。
【0014】この後、図11(ロ)に示すように支持台
3が横倒し操作されて、被包装物Aがすべり台15に放
出され回収される(ステップS17)。以上のようにし
て一回の包装が終了するのであり、包装の終了した被包
装物Aの状態を図11(ハ)に示す。そして、支持台3
が再び図9(イ)に示す元の位置まで上昇操作され(ス
テップS18)、次の包装用の包装シート1の引き出し
及び切断が行われる(ステップS19)。
【0015】(2)次に、図9(ロ)における支持台3
の昇降構造について説明する。図4に示すように、包装
台2の開孔2aの下側に配置された左右一対のガイドレ
ール5に、上下スライド自在に第1支持フレーム6が取
り付けられており、この第1支持フレーム6の上部に固
定された第2支持フレーム17に、支持台3がショック
吸収用のバネ7を介して支持されている。この支持台3
は、平面視プラス字状の平板の4辺を上方に折り曲げて
構成されている。そして、横軸芯P1周りに揺動自在な
操作アーム8が、ピン及び長孔構造にて第1支持フレー
ム6に連結されており、この操作アーム8を上下に揺動
駆動する操作シリンダ9が備えられている。
【0016】図4及び図7に示すように、第2支持フレ
ーム17の左右両端の横軸芯P3周りに、一対の保持ア
ーム18(保持部材に相当)が揺動自在に支持されてい
る。保持アーム18の先端には横長のスポンジ部材18
aが取り付けられており、左右の保持アーム18を中央
の支持台3側に揺動するように付勢するバネ19が設け
られている。第1支持フレーム6にはモータ20によっ
て、図4に示す上下姿勢と図5に示す左右姿勢とに切換
操作される操作アーム21が備えられており、操作アー
ム20の両端と左右の保持アーム18の下端とが、連係
リンク22により連結されている。後述するように前記
一対の保持アーム18は、支持台3に被包装物Aを載せ
るとともに、包装シート1の周縁側部分1aを絞って被
包装物Aの上方に立ち上げた状態で、被包装物Aの両横
側に接触してこの被包装物Aを支持台3に保持する保持
位置、及び、被包装物Aから左右両横側に離れる開き位
置とに亘り移動自在に構成してある。
【0017】(3)次に、図9(ハ)及び図19(イ)
における一対の挟持部材14のスライド駆動構造につい
て説明する。図1及び図2に示すように、開孔2aの両
側における包装台2の下側において丸棒状の第1ガイド
レール23と、板状の第2ガイドレール24が設けられ
ている。そして、挟持部材14の一端にボス部14aが
固定され、このボス部14aが第1ガイドレール23に
スライド自在に外嵌されると共に、挟持部材14の反対
側の横辺部14bが第2ガイドレール24に乗せ付けら
れて下側に折り曲げられている。
【0018】一方の挟持部材14のボス部14aにブラ
ケット25が固定されており、このブラケット25に複
動型のエアシリンダ26が連結されている。そして、固
定部の上下向きの軸芯P4周りに天秤アーム27が揺動
自在に支持されており、天秤アーム27の一端のローラ
ー27aがブラケット25の凹部に挿入されている。そ
して、天秤アーム27の他端と他方の挟持部材14のボ
ス部14aとに亘り、連係ロッド29が架設連結されて
いる。
【0019】以上の構造により、図1及び図2に示すよ
うに伸長状態にあるエアシリンダ26を収縮側に操作し
ていくと、紙面右側の挟持部材14が紙面左方にスライ
ド操作されていくと共に、この動作に連動して天秤アー
ム27が紙面時計方向に揺動する。これにより、連係ロ
ッド29が紙面右方に引き操作されて、他方の挟持部材
14が紙面右方にスライド操作されていく。そして、図
3に示すように、一対の挟持部材14により包装シート
1の周縁側部分1aを絞り込む。
【0020】図2及び図3に示すように一対の挟持部材
14の下側に、この挟持部材14のスライド方向に直交
する方向に揺動する一対の補助挟持部材30を備えてい
る。この一対の補助挟持部材30は、挟持部材14の下
側において固定部の縦軸芯P5周りに、揺動自在に支持
されている。補助挟持部材30にはヘ字状の長孔30a
が設けられており、挟持部材14の裏面に設けられた一
対のローラー14cが長孔30aに挿入され、補助挟持
部材30が下向きにならないように支持するガイド板3
1が設けられている。
【0021】この構造により、図2に示す状態からエア
シリンダ26が収縮し始めて、一対の挟持部材14が互
いに近付き始めると、開いていた一対の補助挟持部材3
0もローラー14cの進行に連動して、互いに近付き始
める。そして、エアシリンダ26がそのストロークエン
ドにまで収縮すると、図3に示すように挟持部材14及
び補助挟持部材30が略完全に閉じて、包装シート1の
周縁側部分1aが絞り込まれるのである。
【0022】(4)図9(ロ)に示すように支持台3が
下降操作されてから、図9(ハ)及び図10(イ)に示
すように、一対の挟持部材14が包装シート1を絞り込
むまでの制御の流れについて説明する。図1,2,4に
示すように挟持部材14の少し上側の位置において、1
個の発光器32aが、一方の挟持部材14の後側におけ
る一方の角部付近に配置されており、4個の受光器32
bが他方の挟持部材14の後側における反対側の角部付
近に所定間隔を置いて配置されており、この1個の発光
器32aと4個の受光器32bとで光センサー32が構
成されている。この発光器32aは左右横方向の所定の
範囲(図2の一方の端の受光器32bから他方の端の受
光器32bに亘る範囲)に亘り、広がりを持って検出光
を投射しており、図2に示すように開き状態にある挟持
部材14の開孔の略全範囲を、発光器32aからの幅広
の検出光が覆うように設定している。そして、包装シー
ト1は透過性を持つものであり、光センサー32の検出
光の強さが包装シート1を通過できる程度に設定されて
いる。
【0023】図12,13及び図9(イ)に示すよう
に、作業者が被包装物Aを包装台2の開孔2a内に落と
し込み(ステップS1)、起動スイッチを操作すると
(ステップS2)、図4に示すように開き位置に操作さ
れていた一対の保持アーム18が保持位置側に操作され
て、保持アーム18のスポンジ部材18aが被包装物A
の横側面に押圧され(図5の状態参照)、被包装物Aが
支持台3に保持される(ステップS3)。そして、支持
台3の下降操作が開始される(ステップS4)。
【0024】このように、保持アーム18により被包装
物Aを支持台3に保持した状態で支持台3を下降操作し
た場合、支持台3から被包装物Aが浮き上がることがな
い。そして、被包装物Aの確実な下降に伴って、補助絞
り部材11が被包装物Aの横側面及び包装シート1の
縁側部分1aを順次中央側に押圧していくので、包装シ
ート1が被包装物Aの横側面に確実に押圧密着させら
れ、包装シート1の周縁側部分1aが小さく絞られるの
である。
【0025】以上のようにして支持台3が下降操作され
て行き、図5に示すように被包装物Aが挟持部材14の
位置を通過する。この場合、図2に示す4個の受光器3
2bにおいて、発光器32aからの検出光を4個全ての
受光器32bが受光すると(ステップS5)、支持台3
上の被包装物Aが完全に挟持部材14の下側に達したと
判断されて、図5に示す位置で支持台3の下降操作が停
止される(ステップS6)。このように、支持台3が図
9(ハ)及び図5の位置で停止すると、図6に示すよう
に一対の保持アーム18が少しだけ開き操作され(ステ
ップS7)、一対の挟持部材14が進行してきて包装シ
ート1の周縁側部分1aを挟み込み(ステップS8)
包装シート1に被包装物Aが包まれる。
【0026】一対の挟持部材14で包装シート1の周縁
側部分1aを挟み込む場合、この挟み込みに伴って包装
シート1が全体的に挟持部材14側に引き上げられ、被
包装物A自身も包装シート1と一緒に引き上げられて、
包装シート1により被包装物Aが締められるような状態
となり、包装シート1のシワが全体的に延ばされて綺麗
な包装が期待できる。この場合、図6に示すように一対
の保持アーム18を少し開き操作してスポンジ部材18
aを、包装シート1及び被包装物Aの横側面から少し離
した状態で、一対の挟持部材14を閉じ側に進行させる
と、包装シート1及び被包装物Aの引き上げが、保持ア
ーム18のスポンジ部材18aで邪魔されることはな
い。
【0027】これにより、挟持部材14の挟み込みで包
装シート1が引き上げられた際に、包装シート1が全体
的に引き上げられて破れることなくシワが綺麗に延ばさ
れ、被包装物Aが適度な強さで包装シート1に締められ
て包まれる。そして、保持アーム18のスポンジ部材1
8aと被包装物Aとが擦れないので、被包装物Aが傷め
られることもない。この場合、図6に示すように保持ア
ーム18を大きく開くのではなく(図4の状態参照)、
スポンジ部材18aが包装シート1及び被包装物Aの横
側面から少し離れる程度に、保持アーム18を少しだけ
開き操作している。これにより、挟持部材14で包装シ
ート1を挟み込んだ際に被包装物Aが左右に揺れても、
保持アーム18により被包装物Aが押さえられるので、
被包装物Aが支持台3から外れてしまうようなこともな
い。
【0028】図6に示すように挟持部材14で包装シー
ト1の周縁側部分1aを挟み込んだ場合、包装シート1
の引き上げに伴って被包装物Aが支持台3から少し浮き
上がるような状態となる。従って、挟持部材14で包装
シート1の周縁側部分1aを挟み込んだ後に、図12の
ステップ9に示すように支持台3が少しだけ上昇操作さ
れて、バネ7の圧縮作用で被包装物Aが挟持部材14の
裏面に押圧されるようにする。そして、この次に円盤カ
ッター28による包装シート1の周縁側部分1aの切断
(ステップS10)、噴射ノズル34による包装シート
1の周縁側部分1aの吹き飛ばし(ステップS11)、
粘着テープ4の貼り付け(ステップS12)、スポンジ
部材16による粘着テープ4の押圧(ステップS1
3)、一対の挟持部材14の開き操作(ステップS1
4)、スポンジ部材16の再押圧(ステップS15)、
保持アーム18の開き位置(図4に示す元の状態)への
操作(ステップS16)、支持台3からの被包装物Aの
放出(ステップS17)、支持台3の元の位置までの上
昇(ステップS18)、次の包装用の包装シート1の引
き出し及び切断(ステップS19)が順次行われる。
【0029】(5)次に、図11(イ)に示すようにし
て一回の包装が終了して、図11(ロ)に示すように被
包装物Aを支持台3から横側に放出する構造について説
明する。図4及び図7に示すように、第2支持フレーム
17に対して断面U字状の支持部10がバネ7を介して
支持され、この支持部10の横軸芯P2周りに揺動自在
に支持台3の基部3aが連結されている。この場合、基
部3aの底部は支持部10の底部に接触しておらず、図
7に示す状態において、支持台3は紙面左右に自由に揺
動できる状態となっている。
【0030】そして、支持台3の基部3aにおいて横軸
芯P2の横隣の部分と、支持部10において横軸芯P2
と略同じ高さの部分とに亘り、バネ12を自由長さより
も伸長させた状態で架設連結している。これにより、図
7に示す姿勢から支持台3が紙面右方及び左方に揺動し
てもバネ12が引っ張られて、支持台3が図7の姿勢に
戻されるのであり、バネ12が最も収縮する図7の姿勢
で支持台3が保持される。
【0031】以上の構造により図5及び図13のステッ
プS15に示すように、一回の包装が終了すると操作ア
ーム21が上下姿勢に切換操作されて、左右の操作アー
ム18が開き操作されると共に(ステップS16)(図
4の状態参照)、操作シリンダ9により図4に示す位置
から、支持台3がさらに下降操作される。これによっ
て、図7及び図8に示すように基部3aに固定された操
作板3bが、固定フレーム13のゴムローラー13aに
接当して、支持台3が横軸芯P2周りに横倒し操作され
る。このように支持台3が横倒し操作されると、支持台
3から被包装物Aがすべり台15に移され、外部に出さ
れるのである。
【0032】以上の操作が終了すると、操作シリンダ9
により支持台3が図9(イ)及び図4に示す元の位置に
まで上昇操作される。このような状態になると、支持台
3の操作板3bがゴムローラー13aから上方に離れる
ので、バネ12の収縮の付勢力のみにより、支持台3が
図8に示す状態から図7に示す姿勢に戻っていき、バネ
12が最も収縮する図7の姿勢で、支持台3が収束する
のである。以上説明したように、本包装装置では、支持
台3と保持アーム18と一対の挟持部材14とを制御す
る制御手段を設けて、この制御手段の制御により、保持
アーム18が支持台3上の被包装物Aを支持台3に保持
し、その保持状態で支持台3が一対の挟持部材14の下
側の所定位置にまで下降して停止し、支持台3が前記所
定位置で停止すると、一対の挟持部材14が包装シート
1の周縁側部分1aを挟み込み絞り込んで被包装物Aを
包装シート1に包装作動するとともに、保持位置にある
一対の保持アーム18が一対の挟持部材14の挟み込み
に伴って開き位置側に移動するよう構成してある
【0033】〔別実施例〕 前述の実施例では粘着テープ4により包装シート1の封
止を行っているが、周縁側部分1aの切断後に包装シー
ト1を加熱し包装シート1を溶着させて、包装シート1
の封止を行うような包装装置に本発明を適用してもよ
い。又、図10(イ)に示すような円盤カッター28で
はなく、挟持部材14により挟み込んだ包装シート1の
周縁側部分1aを、ヒーター(図示せず)で加熱して溶
断するような包装装置に本発明を適用してもよい。
【0034】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】一対の挟持部材のスライド駆動構造、光センサ
ーの発光器及び受光器の配置状態を示す斜視図
【図2】一対の挟持部材のスライド駆動構造、光センサ
ーの発光器及び受光器の配置状態を示す平面図
【図3】図2に示す状態から一対の挟持部材を閉じ操作
した状態を示す平面図
【図4】被包装物を包装台の開孔に投入し、支持台上に
落とした状態を示す支持台付近の正面図
【図5】図4に示す状態から左右の保持アームが被包装
物を保持し、支持台が下降操作された状態を示す正面図
【図6】図5に示す状態から一対の挟持部材が閉じ側に
操作され、一対の保持アームが少し開き操作された状態
を示す正面図
【図7】左右の保持アームが被包装物を保持している状
態を示す支持台付近の側面図
【図8】図6に示す状態から支持台がさらに下降操作さ
れ支持台が横倒し操作されて、被包装物が放出された状
態を示す側面図
【図9】被包装物の開孔への投入から挟持部材による包
装シートの絞り込みまでの包装の流れを示す斜視図
【図10】包装シートの周縁側部分の切り取りからスポ
ンジ部材による粘着テープの押圧までの包装の流れを示
す斜視図
【図11】挟持部材の開き操作から被包装物の放出まで
の包装の流れ及び包装の終了した状態を示す斜視図
【図12】包装全体の制御の前半の流れを示す図
【図13】包装全体の制御の後半の流れを示す図
【符号の説明】
1 包装シート 1a 包装シートの周縁側部分 3 支持台 14 挟持部材 18 保持部材 A 被包装物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−162215(JP,A) 特開 平2−282014(JP,A) 特開 平3−133710(JP,A) 実開 平4−35504(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65B 11/00 - 11/58 B65B 25/00 - 25/24

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下面から側面に亘って包装シート(1)
    に包まれた被包装物(A)を支持する支持台(3)を備
    え、前記支持台(3)に被包装物(A)を載せるととも
    に、前記包装シート(1)の周縁側部分(1a)を絞っ
    て前記被包装物(A)の上方に立ち上げた状態で、前記
    被包装物(A)の両横側に接触してこの被包装物(A)
    を支持台(3)に保持する保持位置、及び、前記被包装
    物(A)から左右両横側に離れる開き位置とに亘り移動
    自在な一対の保持部材(18)を備え、前記被包装物
    (A)の上方に立ち上げられた包装シート(1)の周縁
    側部分(1a)を横方向から挟み込む一対の挟持部材
    (14)を前記支持台(3)の両横側に備え、前記支持
    台(3)と保持部材(18)と一対の挟持部材(14)
    とを制御する制御手段を設けて、この制御手段の制御に
    より、前記保持部材(18)が前記支持台(3)上の被
    包装物(A)を支持台(3)に保持し、その保持状態で
    前記支持台(3)が前記一対の挟持部材(14)の下側
    の所定位置にまで下降して停止し、前記支持台(3)が
    前記所定位置で停止すると、前記一対の挟持部材(1
    4)が前記包装シート(1)の周縁側部分(1a)を挟
    み込み絞り込んで被包装物(A)を包装シート(1)に
    包装作動するとともに、保持位置にある前記一対の保持
    部材(18)が前記一対の挟持部材(14)の挟み込み
    に伴って開き位置側に移動するよう構成してある包装装
    置。
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