JPH08192808A - 包装装置 - Google Patents

包装装置

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JPH08192808A
JPH08192808A JP145895A JP145895A JPH08192808A JP H08192808 A JPH08192808 A JP H08192808A JP 145895 A JP145895 A JP 145895A JP 145895 A JP145895 A JP 145895A JP H08192808 A JPH08192808 A JP H08192808A
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packaging
opening
packaged
article
packaging sheet
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JP145895A
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Inventor
Takao Mizoguchi
隆雄 溝口
Masaki Morita
正樹 森田
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 包装シートが載置された包装台の開孔に被包
装物を手で落とし込むように構成し、下側の支持台に被
包装物を支持させた状態で、包装シートの上側部分を挟
み込んで絞り込む挟持手段、及び絞り込まれた包装シー
トを封止して留める封止手段により包装を行うように構
成した包装装置において、一回の包装の動作に要する時
間を短縮する。 【構成】 被包装物が支持台に支持されたことを検出す
る第1存否センサー、開孔2aの上方近傍に作業者の手
が在るか否かを検出する第2存否センサー32を備え
て、第1存否センサーが支持台に被包装物が支持されて
いることを検出する状態で、且つ、第2存否センサー3
2が作業者の手の存在を検出しない状態になると、挟持
手段及び封止手段による包装を自動的に開始させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被包装物(例えばレタ
スやキャベツ等の野菜、又はメロンやリンゴ等の果物)
を、包装シートにて包む農作物用の包装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】前述のような包装装置の一例が、特開平
6‐40414号公報に開示されている。この包装装置
では、被包装物が落ち込む開孔(前記公報の図1中の2
a)を設けた包装台(前記公報の図1中の2)を備え
て、この包装台に包装シート(前記公報の図1中の1)
を置き、上方から開孔内に被包装物(前記公報の図1中
のA)を、作業者が手で押し込んで落とし込ませる。こ
れにより、開孔の外縁にて包装シートが絞られ、被包装
物が包装シートに包まれながら下側の支持台(前記公報
の図2(イ)中の3)に支持される。
【0003】次に、作業者が開孔内に入っていた手を引
き上げて、両手で一対の起動スイッチ(前記公報の図1
中の8a,8b(9a,9b))を同時に押し操作す
る。これにより、包装台の下側の一対の挟持部材(前記
公報の図2(ハ)及び図3(イ)中の14,15)(挟
持手段に相当)が被包装物側に進行してきて、包装シー
トの上側部分が挟み込まれて絞り込まれ、粘着テープ
(前記公報の図3(ハ)中の4)(封止手段に相当)に
より、包装シートが開かないように留められて一回の包
装が終了する。以上のように、両手で一対の起動スイッ
チを同時に押し操作しないと包装が開始されないように
構成することによって、包装台の開孔付近に作業者の手
が残っている状態で包装が開始される状態を防止してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の包装装置を使用
した包装作業においては、作業者が手で被包装物を持ち
包装台の開孔内に入れて開孔から手を引き上げ、両手で
起動スイッチを押し操作(包装開始)し、作業者は次に
包装する被包装物に手を延ばしてこれを持つと言う動作
を繰り返すことになる。このような包装作業において、
一日に多数の被包装物を包装する場合、一日に包装でき
る被包装物の数を増やすと言う作業能率の面で改善の余
地がある。本発明は前述のような動作を繰り返す包装装
置において、前述の包装の動作を一回行うのに要する時
間を短縮することにより、作業能率の向上を図ることを
目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は以上のよ
うな包装装置において、次のように構成することにあ
る。つまり、包装シート載置用で被包装物が落ち込む開
孔を設けた包装台を備えて、上方から開孔内に被包装物
を落とし込むとこの開孔の外縁にて包装シートが絞られ
て被包装物が包装シートに包まれるように構成し、包装
シートに包まれながら開孔内に落ち込んだ被包装物を下
側から支持する支持台と、包装台の下側において支持台
上の被包装物における包装シートの上側部分を横方向か
ら進行して挟み込んで絞り込む挟持手段と、包装台の下
側において挟持手段により絞り込まれた包装シートを封
止して留める封止手段とを備えると共に、被包装物が包
装シートに包まれながら開孔内に落ち込んで支持台に支
持されたことを検出する第1存否センサーと、開孔の上
方近傍に作業者の手が在るか否かを検出する第2存否セ
ンサーとを備えて、第1存否センサーが支持台に被包装
物が支持されていることを検出しない状態、又は第2存
否センサーが作業者の手の存在を検出する状態である
と、挟持手段及び封止手段を停止させている第1制御手
段と、第1存否センサーが支持台に被包装物が支持され
ていることを検出する状態で、且つ、第2存否センサー
が作業者の手の存在を検出しない状態になると、挟持手
段及び封止手段の作動を自動的に開始させる第2制御手
段とを備えてある。
【0006】
【作用】本発明のように構成すると例えば図12に示す
ように、包装シート1が包装台2に載置された状態にお
いて、例えば図1及び図7(ロ)に示す挟持手段14及
び封止手段4,13は停止している(例えば図1に示す
第1存否センサー31が支持台3に被包装物Aが支持さ
れていることを検出しない状態)。
【0007】この状態において例えば図1及び図6
(イ)に示すように、作業者が被包装物Aを手で持ち包
装台2の上方から開孔2a内に被包装物Aを入れて、包
装シート1に被包装物Aを包みながら落とし込ませて支
持台3に支持させる。作業者が被包装物Aを手で持ちな
がら開孔2a内に入れると、第1存否センサー31が支
持台3に被包装物Aが支持されていることを検出する状
態となるが、例えば図12に示す第2存否センサー32
が作業者の手の存在を検出するので、作業者の手が包装
台2の開孔2aの上方近傍に在る限り、挟持手段14及
び封止手段4,13は停止している。
【0008】このように作業者が手で被包装物Aを支持
台3に支持させた後(第1存否センサー31が支持台3
に被包装物Aが支持されていることを検出する状態)、
作業者が手を包装台2の開孔2aの上方にまで引き上げ
ると、第2存否センサー32が作業者の手の存在を検出
しない状態となるので、この後に挟持手段14及び封止
手段4,13が自動的に作動を開始して包装が開始され
る。
【0009】以上のように、作業者が手で被包装物を持
ち包装台の開孔内に入れて開孔から手を引き上げ、両手
で起動スイッチを押し操作すると言うような動作を行う
必要がある従来の包装装置に対して、本発明では作業者
が手で被包装物を持ち包装台の開孔内に入れて開孔から
手を引き上げると自動的に包装が開始されるので、両手
で起動スイッチを押し操作する必要がない。これによ
り、本発明の包装装置では一回の包装の動作において、
両手で起動スイッチを押すと言う操作の分だけ時間を短
縮することができる。この場合、第2存否センサーによ
り作業者が包装台の開孔から手を引き上げない限り包装
は開始されないので、包装台の開孔付近に作業者の手が
残っている状態で包装が開始される状態を防止してい
る。
【0010】
【発明の効果】以上のように、一回の包装の動作におい
て両手で起動スイッチを押すと言う操作を省略すること
により、この操作の分だけ時間を短縮して一日に包装で
きる被包装物の数を増やすことができるようになって、
包装作業の作業能率を向上させることができた。そし
て、包装台の開孔付近に作業者の手が残っている状態で
包装が開始される状態を防止すると言う安全性も従来通
りに確保されている。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 (1)図12に包装装置の全体を示しており、中央に開
孔2aを備えた包装台2の一方に、ロール状に巻かれた
包装シート1が一対の支持ローラー33により自由回転
自在に支持され、支持ローラー33と包装台2との間
に、包装シート1のカッター(図示せず)を内装した切
断機構34が配置されている。包装台2の反対側に包装
シート1の引き出し機構35が配置されており、引き出
し機構35は図12に示す位置と切断機構34の位置と
に亘って移動自在に構成されている。包装台2の開孔2
aの下側に図1及び図4に示すような、被包装物Aの支
持台3及び挟持部材14(挟持手段に相当)等が配置さ
れている。
【0012】支持ローラー33の間における両端部に、
回転するロール状の包装シート1の位置決めを行う一対
の支持棒36を備えている。図13及び図12に示すよ
うに支持ローラー33の下側において、一対の支持板3
7が支持ローラー33に沿ってスライド自在に支持さ
れ、支持板37の端部に支持棒36が固定されており、
縦軸芯P5周りに揺動操作自在な調節レバー38と一対
の支持板37とが、一対の連係部材39によって接続さ
れている。以上の構造により、横幅の異なる包装シート
1に変更した場合、調節レバー38の操作により連係部
材39を介して一対の支持板37を図13の紙面左右方
向にスライド操作することによって、一対の支持棒36
の間隔を包装シート1の横幅に合うように変更する。
【0013】後述するように、包装シート1に所定間隔
を置いてマーク1bが印刷されており、このマーク1b
を光センサー40で検出することにより包装シート1の
引き出しを行うように構成している。この場合、図13
及び図12に示すように一方の支持板37に支持アーム
41が固定され、支持アーム41が切断機構34の上側
に沿って包装台2の上方にまで延出されて、支持アーム
41の先端に光センサー40が備えられている。これに
より、前述のようにして包装シート1の横幅に合わせて
一対の支持棒36の間隔を変更すると、これに伴って支
持アーム41及び光センサー40の位置も変更される。
【0014】(2)次に、包装台2の開孔2aの下側に
配置された支持台3付近の構造について説明する。図1
に示すように、包装台2の開孔2aの下側に配置された
左右一対のガイドレール5に、上下スライド自在に第1
支持部材6が取り付けられており、第1支持部材6の上
部に固定された第2支持部材17に、支持台3がショッ
ク吸収用のバネ7を介して弾性的に支持されている。支
持台3は、平面視プラス字状の平板の4辺を上方に折り
曲げて構成されている。固定部の横軸芯P1周りに揺動
自在な操作アーム8が、ピン及び長孔構造にて第1支持
部材6に連結されており、操作アーム8を上下に揺動駆
動する操作シリンダ9が備えられている。
【0015】第2支持部材17の左右両端の横軸芯P3
周りに、一対の保持アーム18が揺動自在に支持されて
いる。保持アーム18の上端には横長のスポンジ部材1
8aが取り付けられており、左右の保持アーム18を中
央の支持台3側に揺動するように付勢するバネ19が設
けられている。第1支持部材6にはモータ20によっ
て、図1に示す上下姿勢と図2に示す左右姿勢とに切換
操作される操作アーム21が備えられており、操作アー
ム20の両端と左右の保持アーム18の下端とが連係リ
ンク22により連結されている。
【0016】(3)次に、包装台2の開孔2aの下側に
配置された挟持部材14の構造について説明する。図4
及び図5に示すように、開孔2aの両側における包装台
2の下側において丸棒状の第1ガイドレール23と、板
状の第2ガイドレール24が設けられている。挟持部材
14の一端にボス部14aが固定され、ボス部14aが
第1ガイドレール23にスライド自在に外嵌されてお
り、挟持部材14の反対側の横辺部14bが第2ガイド
レール24に乗せ付けられて下側に折り曲げられてい
る。
【0017】一方の挟持部材14のボス部14aにブラ
ケット25が固定されており、ブラケット25に複動型
のエアシリンダ26が連結されている。固定部の縦軸芯
P4周りに天秤アーム27が揺動自在に支持されてお
り、天秤アーム27の一端のローラー27aがブラケッ
ト25の凹部に挿入されている。天秤アーム27の他端
と他方の挟持部材14のボス部14aとに亘り、連係ロ
ッド29が架設連結されている。
【0018】以上の構造により、図4及び図5に示すよ
うに伸長状態にあるエアシリンダ26を収縮側に操作し
ていくと、紙面右側の挟持部材14が紙面左方にスライ
ド操作されていき、この動作に連動して天秤アーム27
が紙面時計方向に揺動する。これにより、連係ロッド2
9が紙面右方に引き操作されて、他方の挟持部材14が
紙面右方にスライド操作されていくのであり、図7
(イ)に示すように一対の挟持部材14により包装シー
ト1の上側部分1aを絞り込む。
【0019】図5に示すように一対の挟持部材14の下
側に、挟持部材14のスライド方向と直交する方向に揺
動する一対の補助挟持部材30を備えている。補助挟持
部材30は、挟持部材14の下側において固定部の縦軸
芯P2周りに揺動自在に支持されている。補助挟持部材
30にはヘ字状の長孔30aが設けられており、挟持部
材14の裏面に設けられた一対のローラー14cが長孔
30aに挿入され、補助挟持部材30が下向きにならな
いように支持するガイド板10が、両方のローラー14
cに亘って架設されている。
【0020】以上の構造により、図5に示す状態からエ
アシリンダ26が収縮し始めて、一対の挟持部材14が
互いに近付き始めると、開いていた一対の補助挟持部材
30もローラー14cの進行に連動して互いに近付き始
める。エアシリンダ26がストロークエンドにまで収縮
すると、挟持部材14及び補助挟持部材30が略完全に
閉じて包装シート1の上側部分1aが絞り込まれる。
【0021】(4)次に、第1光センサー31(第1存
否センサーに相当)及び第2光センサー32(第2存否
センサーに相当)について説明する。図1及び図4に示
すように挟持部材14の少し上側の位置において、1個
の発光器31aが一方の挟持部材14の後側における一
方の角部付近に配置され、4個の受光器31bが他方の
挟持部材14の後側における反対側の角部付近に所定間
隔を置いて配置されており、1個の発光器31aと4個
の受光器31bとで第1光センサー31が構成されてい
る。
【0022】第1光センサー31の発光器31aは、左
右横方向の所定の範囲(図4の一方の端の受光器31b
から他方の端の受光器31bに亘る範囲)に亘り、広が
りを持って検出光を投射しており、開き状態の挟持部材
14の開孔の略全範囲を、発光器31aからの幅広の検
出光が覆うように設定している。包装シート1は透過性
を持つものであり、発光器31aの検出光の強さが包装
シート1を通過できる程度に設定されている。
【0023】図12に示すように包装台2における引き
出し機構35側の端部に幅広の発光器32aが配置さ
れ、切断機構34の上部に幅広の受光器32bが配置さ
れて、発光器32a及び受光器32bにより第2光セン
サー32が構成されており、第2光センサー32の発光
器32aは、左右横方向の所定の範囲に亘り広がりを持
って検出光を投射している。これにより、開孔2aの外
径よりも幅の広い検出光が発光器32aから受光器32
bに投射されるのであり、発光器32aと開孔2aとの
間の部分、開孔2aの上方近傍及び開孔2aと受光器3
2bとの間の部分が、発光器32aからの幅広の検出光
で覆われる。
【0024】(5)次に、この包装装置における包装の
動作の最初の状態について、図9及び図12に基づいて
説明する。図12に示す状態は前回の包装が終了した状
態であり、所定長さに引き出されて切断された1枚の包
装シート1が包装台2に載置されており、この状態にお
いて図4に示すように挟持部材14が開いた状態で停止
し、図1に示すように支持台3が挟持部材14付近の元
の位置で停止している(第1光センサー31が支持台3
に被包装物Aが支持されていることを検出しない状態、
及び第1制御手段に対応)。
【0025】以上の状態において、作業者が被包装物A
を手で持ち包装台2の上方から開孔2a内に被包装物A
を入れて、包装台2の包装シート1に被包装物Aを包み
ながら落とし込ませ、図1に示すように包装シート1に
ある程度包まれた被包装物Aを支持台3に支持させる。
このように、作業者が被包装物Aを手で持ちながら開孔
2a内に入れると、図12に示す第2光センサー32の
発光器32aの検出光が手で遮断され(ステップS1)
(第2光センサー32が作業者の手の存在を検出する状
態、及び第1制御手段に対応)、図1に示すように被包
装物Aが支持台3に支持されると、第1光センサー31
の発光器31aの検出光が被包装物Aで遮断される(ス
テップS2)。
【0026】この場合、作業者が開孔2aに手を入れて
いる限り、第2光センサー32の発光器32aの検出光
が手で遮断されているので(ステップS1)、包装装置
は停止しており、まだ包装は開始されない。第2光セン
サー32の発光器32aの検出光は、前述のように開孔
2aの上方近傍ばかりではなく、発光器32aと開孔2
aとの間の部分及び開孔2aと受光器32bとの間の部
分にも投射されている。従って、作業者が開孔2aから
手を引き上げても、作業者の手が発光器32aと開孔2
aとの間の部分及び開孔2aと受光器32bとの間の部
分に在れば、まだ包装は開始されない(第2光センサー
32が作業者の手の存在を検出する状態、及び第1制御
手段に対応)。これにより、包装台2の開孔2a付近に
作業者の手が残っている状態で包装が開始される状態を
防止すると言う安全性を、さらに向上させることができ
る。
【0027】以上のように作業者が手で被包装物Aを支
持台3に支持させた後、作業者が手を包装台2の開孔2
aの上方に完全に引き上げると、図12に示す第2光セ
ンサー32の発光器32aの検出光が受光器32bに受
光されるので(ステップS3)、この後に包装装置が自
動的に包装を開始する(第1光センサー31が支持台3
に被包装物Aが支持されていることを検出する状態で、
且つ、第2光センサー32が作業者の手の存在を検出し
ない状態、及び第2制御手段に対応)。
【0028】(6)次に、前項(5)のようにして包装
が開始された場合において、この後の包装の流れについ
て、図9〜図11及び図6(イ)〜図8(ハ)により説
明する。前項(5)のようにして包装が開始されると
(図1及び図6(イ)の状態参照)、図2及び図6
(ロ)に示すように支持台3の左右に備えられた一対の
保持アーム18が被包装物A側に揺動操作され、保持ア
ーム18により被包装物Aが支持台3に保持されて(ス
テップS4)、支持台3の下降操作が開始される(ステ
ップS5)。このように支持台3の下降操作が開始され
ると、タイマー(図示せず)が設定時間Tのカウントを
開始し(ステップS6)、設定時間Tのカウント終了後
に(ステップS7)、図2及び図4に示す第1光センサ
ー31の4個の受光器31bにおいて、発光器31aか
らの検出光を4個全ての受光器31bが受光すると(ス
テップS8)、支持台3がその位置で停止操作される
(図2に示す位置参照)(ステップS9)。
【0029】この場合、図1に示す位置で被包装物Aを
支持した支持台3が停止している状態から下降操作され
る際、支持台3の下降開始から保持アーム18の上端の
スポンジ部材18aが挟持部材14及び補助挟持部材3
0の下側に達するまでに要する時間を、前述の設定時間
Tとすればよい。ゴム板状の複数の補助絞り部材11が
開孔2aの下側に被包装物Aを取り囲むように設けられ
ており、支持台3の下降操作に伴って補助絞り部材11
により包装シート1がさらに良く絞られる。
【0030】以上のようにして支持台3が図2及び図6
(ハ)の位置で停止すると、図3に示すように一対の保
持アーム18が少しだけ開き操作され(ステップS1
0)、一対の挟持部材14が被包装物A側に進行してき
て、図6(ハ)及び図7(イ)に示すように、包装シー
ト1の上側部分1aを挟み込んで小さく絞り込み(ステ
ップS11)、包装シート1に被包装物Aが包まれる。
【0031】一対の挟持部材14で包装シート1の上側
部分1aを挟み込む場合、図3に示すように挟み込みに
伴って包装シート1が全体的に挟持部材14側に引き上
げられ、被包装物A自身も包装シート1と一緒に引き上
げられて、包装シート1により被包装物Aが締められる
ような状態となり、包装シート1のシワが全体的に延ば
されて綺麗な包装が期待できる。この場合、一対の保持
アーム18を少し開き操作し(ステップS10)、保持
アーム18のスポンジ部材18aを被包装物A及び包装
シート1から離した状態で、一対の挟持部材14を挟み
側に進行させると、包装シート1及び被包装物Aの引き
上げが保持アーム18のスポンジ部材18aで邪魔され
ることはなく、保持アーム18のスポンジ部材18aと
被包装物Aとが擦れないので、被包装物Aが傷められる
こともない。
【0032】次に、図7(イ)に示すように一対の円盤
カッター28が、挟持部材14の上面に沿って進行し
て、包装シート1の上側部分1aが切断され(ステップ
S12)、噴射ノズル12から圧縮空気が噴射されて、
円盤カッター28に付着した包装シート1の上側部分1
aが吹き飛ばされる(ステップS13)。
【0033】図3に示すように挟持部材14で包装シー
ト1の上側部分1aを挟み込んだ場合、包装シート1の
引き上げに伴って被包装物Aが支持台3から少し浮き上
がるような状態となる。この場合、図3に示すように円
盤カッター28が挟持部材14の上面に沿って包装シー
ト1の上側部分1a側に進行してくると、操作シリンダ
9及び操作アーム8により、第1及び第2支持部材6,
17、支持台3が少しだけ上昇操作され支持台3のバネ
7が圧縮されて(ステップS12)、被包装物Aが挟持
部材14の裏面に押圧される。この支持台3の上昇操作
後に、円盤カッター28による包装シート1の上側部分
1aの切断が終了する。
【0034】次に、図7(ロ)に示すように上下一対の
保持部材13(封止手段に相当)により、先端が挟持さ
れ所定長さに引き出されて切断された粘着テープ4(封
止手段に相当)が、保持部材13により運ばれてきて包
装シート1の上端及び挟持部材14の端部に亘って置か
れ(ステップS14)、図7(ハ)に示すようにスポン
ジ部材16により粘着テープ4が上側から押圧される
(ステップS15)。そして、スポンジ部材16により
粘着テープ4を押圧した状態で、図8(イ)に示すよう
に一対の挟持部材14が開き操作され(ステップS1
6)、再びスポンジ部材16が被包装物A側に押圧操作
されて(ステップS17)、粘着テープ4が確実に包装
シート1に密着する。
【0035】この後、図8(ロ)に示すように保持アー
ム18が左右に開き操作され(ステップS18)、支持
台3が横倒し操作され被包装物Aがすべり台15に放出
されて回収される(ステップS19)。以上のようにし
て一つの被包装物Aの包装が終了し、支持台3が再び図
1及び図6(イ)に示す元の位置まで上昇操作されて停
止するのであり(ステップS20)、包装の終了した被
包装物Aの状態を図8(ハ)に示す。
【0036】以上のようにして一つの被包装物Aの包装
が終了すると、図12に示す位置で停止していた引き出
し機構35が紙面左方に移動して、切断機構34の位置
にあるロール状の包装シート1の端部を挟持し(ステッ
プS21)、再び引き出し機構35が図12の紙面右方
に移動し始めて、包装シート1の引き出し操作が開始さ
れる(ステップS22)。
【0037】図12に示すように、引き出し機構35の
天板42の前縁に横長の導電ゴム製の接触センサー43
を設けており、図12に示す位置から引き出し機構35
が紙面左方の切断機構34側に移動している際に、天板
42の接触センサー43に何か物が接触すると、直ちに
引き出し機構35が図12に示す位置にまで後退するよ
うに構成している。これにより、図12に示す位置から
引き出し機構35が紙面左方の切断機構34側に移動し
始めた際において、包装台2に残っている被包装物Aの
屑や包装シート1の屑を作業者が誤って手で拾い上げよ
うとした場合、引き出し機構35が作業者の手に接触し
ても、直ちに引き出し機構35が図12に示す位置にま
で後退するので安全である。
【0038】引き出し機構35により包装シート1が所
定長さ引き出されると、図12に示すように包装シート
1に印刷されているマーク1bも引き出されて光センサ
ー40の下側に達し、マーク1bが光センサー40によ
り検出されて引き出し機構35が一時停止するのであ
り、この状態で切断機構34が包装シート1を切断する
(ステップS23)。
【0039】次に、引き出し機構35が再び図12の紙
面右方に移動し始めて、所定長さに切断された包装シー
ト1を図12の紙面右方に移動させるのであり、図12
に示すように所定長さに切断された包装シート1の中央
が包装台2の開孔2aに達すると、引き出し機構35が
停止して包装シート1の端部を離す(ステップS2
4)。これにより、所定長さに切断された1枚の包装シ
ート1が包装台2に載置されるのであり、この状態にお
いて一回の包装が終了する。そして、前項(5)で説明
したように、作業者が被包装物Aを手で持ち開孔2a内
に入れて手を完全に引き上げると、ステップS4に移行
して再び包装が自動的に開始される。
【0040】〔別実施例〕図1及び図4に示す第1光セ
ンサー31に代えて、被包装物Aが支持台3に置かれた
ことを直接に検出する接触式のセンサー(図示せず)を
支持台3に備え、この接触式のセンサーを第1存否セン
サーとしてもよい。図12に示す第2光センサー12の
発光器32a及び受光器32bの幅を、包装台2の全幅
に亘るものに設定して、第2光センサー12の発光器3
2aの検出光で、包装台2の全域を覆うように設定して
もよい。
【0041】前述の実施例では図7(イ),(ロ)に示
すように、挟持部材14で挟み込んだ包装シート1の上
側部分1aを円盤カッター28で切断し、粘着テープ4
を貼り付けるように構成しているが、挟持部材14で挟
み込んだ包装シート1の上側部分1aを、ヒーター(図
示せず)(封止手段に相当)で加熱して溶断し、この加
熱により包装シート1を溶着させて、包装シート1を留
めるように構成してもよい。
【0042】前述の実施例では図12に示すように、包
装シート1を自動的に引き出す引き出し機構35及び切
断機構34を備えているが、このような引き出し機構3
5及び切断機構34を廃止して、所定長さに切断された
包装シート1を多数積み重ねた状態で包装台2の横に置
いておき、作業者が包装シート1を一枚ずつ取り出して
包装台2に置いていくように構成してもよい。
【0043】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】被包装物を包装台の開孔に押し込み、支持台に
落とした状態を示す支持台付近の正面図
【図2】図1に示す状態から一対の保持アームを閉じ操
作し、支持台を挟持部材の下側にまで下降操作した状態
を示す正面図
【図3】図2に示す状態から一対の挟持部材により包装
シートの上側部分を挟み込み、上側部分の切断及び支持
台の持ち上げを行っている状態を示す正面図
【図4】一対の挟持部材のスライド駆動構造を示す斜視
【図5】一対の挟持部材及び補助挟持部材のスライド及
び揺動駆動構造を示す平面図
【図6】被包装物の開孔への落とし込みから挟持部材に
よる包装シートの絞り込みまでの包装の流れを示す斜視
【図7】包装シートの上側部分の切断からスポンジ部材
による粘着テープの押圧までの包装の流れを示す斜視図
【図8】挟持部材の開き操作から被包装物の放出までの
包装の流れ及び包装の終了した状態を示す斜視図
【図9】包装全体の制御の前半の流れを示す図
【図10】包装全体の制御の中半の流れを示す図
【図11】包装全体の制御の後半の流れを示す図
【図12】包装装置の全体斜視図
【図13】ロール状の包装シートの位置決めを行う支持
棒の間隔変更構造を示す平面図
【符号の説明】
1 包装シート 1a 包装シートの上側部分 2 包装台 2a 包装台の開孔 3 支持台 4,13 封止手段 14 挟持手段 31 第1存否センサー 32 第2存否センサー A 被包装物

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 包装シート(1)載置用で被包装物
    (A)が落ち込む開孔(2a)を設けた包装台(2)を
    備えて、上方から前記開孔(2a)内に被包装物(A)
    を落とし込むとこの開孔(2a)の外縁にて包装シート
    (1)が絞られて被包装物(A)が包装シート(1)に
    包まれるように構成し、 前記包装シート(1)に包まれながら開孔(2a)内に
    落ち込んだ被包装物(A)を下側から支持する支持台
    (3)と、前記包装台(2)の下側において前記支持台
    (3)上の被包装物(A)における包装シート(1)の
    上側部分(1a)を横方向から進行して挟み込んで絞り
    込む挟持手段(14)と、前記包装台(2)の下側にお
    いて前記挟持手段(14)により絞り込まれた前記包装
    シート(1)を封止して留める封止手段(4),(1
    3)とを備えると共に、 前記被包装物(A)が前記包装シート(1)に包まれな
    がら前記開孔(2a)内に落ち込んで前記支持台(3)
    に支持されたことを検出する第1存否センサー(31)
    と、前記開孔(2a)の上方近傍に作業者の手が在るか
    否かを検出する第2存否センサー(32)とを備えて、 前記第1存否センサー(31)が前記支持台(3)に前
    記被包装物(A)が支持されていることを検出しない状
    態、又は、前記第2存否センサー(32)が作業者の手
    の存在を検出する状態であると、前記挟持手段(14)
    及び封止手段(4),(13)を停止させている第1制
    御手段と、 前記第1存否センサー(31)が前記支持台(3)に前
    記被包装物(A)が支持されていることを検出する状態
    で、且つ、前記第2存否センサー(32)が作業者の手
    の存在を検出しない状態になると、前記挟持手段(1
    4)及び封止手段(4),(13)の作動を自動的に開
    始させる第2制御手段とを備えてある包装装置。
JP145895A 1995-01-09 1995-01-09 包装装置 Pending JPH08192808A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012197092A (ja) * 2011-03-18 2012-10-18 Kubota Corp 包装機の制御構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012197092A (ja) * 2011-03-18 2012-10-18 Kubota Corp 包装機の制御構造

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