JPH06156415A - 包装装置 - Google Patents

包装装置

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JPH06156415A
JPH06156415A JP31696892A JP31696892A JPH06156415A JP H06156415 A JPH06156415 A JP H06156415A JP 31696892 A JP31696892 A JP 31696892A JP 31696892 A JP31696892 A JP 31696892A JP H06156415 A JPH06156415 A JP H06156415A
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隆 岩川
Yoshihide Kanai
芳秀 金井
Mamoru Yasumatsu
守 安松
Tsukasa Ito
宰 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被包装物が入った包装シートの上側部分を、
一対の挟持部材により挟み込んで絞り込み被包装物を包
装シートに包むように構成し、挟持部材から上側の包装
シートをカッターで切断するように構成した包装装置に
おいて、カッターによる切断後に、切断された包装シー
トの上側余剰部分が確実にカッターから離れるように構
成する。 【構成】 カッター28の切断完了位置において、カッ
ター28に付着した切断後の包装シートの上側余剰部分
1a’を略水平に押し出す押し出し手段15,17を備
え、切断完了位置から待機位置へのカッター28の戻り
移動に伴い、押し出された包装シートの上側余剰部分1
a’を、カッター28から強制的に引き離す引き離し部
材43を備えてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被包装物(例えば、レ
タスやキャベツ等の野菜、又はメロンやリンゴ等の果
物)を、包装シートにて包む農作物用の包装装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】前述のような包装装置として、例えば特
開平3−133710号公報に開示されているようなも
のがある。つまり、包装シート載置用であり被包装物が
落ち込む開孔を備えた包装台を備えて、この包装台に包
装シートを置き上方から開孔内に被包装物を落とし込ま
せる。これにより、開孔の外縁にて包装シートが絞ら
れ、被包装物が包装シートに包まれながら下側の支持台
に支持される。次に支持台が下降操作された後に前記公
報の第2図及び第5図に示すように、支持台の両横側に
対向して配置された一対の挟持部材(前記公報の第2図
及び第5図中の12,16)が被包装物側に進行して来
て、包装シートの上側部分を挟み込んで絞り込み操作す
る。
【0003】前記公報の構造では、挟持部材で包装シー
トの上側部分を挟み込んだ後に、ヒーターで加熱して包
装シートの上側部分を溶断するように構成しているが、
このヒーターに代えてカッターを使用することが提案さ
れている。この場合、包装シートの上側部分を挟み込ん
だ挟持部材の上面に沿って、カッターを横方向から進行
させて上側部分を切断する。そして、この後に包装シー
トが熱溶着や粘着テープにより開かないように留められ
て、一回の包装が終了するのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のようなカッター
では、一対の挟持部材が包装シートの上側部分を挟み込
んだ後、一方の待機位置に在るカッターが挟持部材の上
面に沿って移動して包装シートの上側部分を切断し、反
対側の切断完了位置に達して停止する。そして、カッタ
ーは再び挟持部材の上面に沿って逆方向に移動して元の
待機位置に戻るのであり、以上の動作を一回の包装毎に
繰り返すことになる。
【0005】この場合、切断完了位置でカッターが停止
した際に、切断された包装シートの上側余剰部分がカッ
ターから離れて放出されるように、圧縮空気を噴射した
り揺動式の操作アーム等により上側余剰部分を横に押し
出すことが考えられる。しかし、このように切断された
上側余剰部分をカッターから押し出しても、この押し出
しが充分ではなく、上側余剰部分の一部がまだカッター
に付着していれば、カッターが待機位置側に移動した際
に上側余剰部分がカッターに引きずられて、カッターに
そのまま残ってしまったり、挟持部材上に戻されてしま
ったりするおそれがあり、これ以後の包装作業に支障を
きたす場合がある。本発明は、カッターにより包装シー
トの上側部分を切り取る際に、切り取られた包装シート
の上側余剰部分がカッターに付着して戻されるような切
断不良を防止することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は以上のよ
うな包装装置において、次のように構成することにあ
る。つまり、包装シート載置用で被包装物が落ち込む開
孔を備えた包装台を備え、上方から開孔内に被包装物を
落とし込むと、この開孔の外縁にて包装シートが絞られ
て被包装物が包装シートに包まれるように構成し、包装
シートに包まれながら開孔内に落ち込んだ被包装物を下
側から支持する支持台と、被包装物を支持した支持台側
に進行して被包装物における包装シートの上側部分を挟
み込んで絞り込む一対の挟持部材とを備えると共に、包
装シートの上側部分を挟み込んだ一対の挟持部材の上面
に沿って、一方の待機位置から他方の切断完了位置まで
移動して包装シートの上側余剰部分を切り取り、再び待
機位置に戻るカッターと、カッターの切断完了位置にお
いて、カッターに付着した切断後の包装シートの上側余
剰部分を略水平に押し出す押し出し手段と、カッターか
ら押し出された包装シートの上側余剰部分に接触係合し
て、切断完了位置から待機位置へのカッターの戻り移動
に伴い、押し出された包装シートの上側余剰部分をカッ
ターから強制的に引き離す引き離し部材を備えてある。
【0007】
【作用】本発明のように構成すると例えば図15(イ)
に示す待機位置に在るカッター28が、挟持部材14の
上面に沿って進行して包装シート1の上側部分1aを切
断し、図12(イ)に示す切断完了位置で停止したとす
る。この切断完了位置において押し出し手段により、切
断された上側余剰部分1a’がカッター28から略水平
に押し出される(図12(イ)の構造においては噴射ノ
ズル15,17から圧縮空気が噴射されて、上側余剰部
分1a’が吹き飛ばされている)。このように上側余剰
部分1a’が押し出されると、この上側余剰部分1a’
が固定の引き離し部材43に接触係合する。この後、切
断完了位置に在るカッター28が逆方向に移動して、図
15(イ)の待機位置に戻る。この場合、押し出された
上側余剰部分1a’は引き離し部材43に保持されてい
るので、この上側余剰部分1a’の一部がまだカッター
28に付着していても、カッター28が待機位置側に移
動した際に、上側余剰部分1a’が強制的にカッター2
8から引き離されて引き離し部材43に残る。
【0008】
【発明の効果】以上のように、カッターが切断完了位置
から元の待機位置に戻る際に、切断された包装シートの
上側余剰部分を強制的にカッターから引き離すように構
成することにより、切断された上側余剰部分がカッター
に残ったり挟持部材上に戻されたりすることがなく、カ
ッターによる切断不良を未然に防止することができた。
これにより、包装装置の全体の作業能率を向上させるこ
とができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 (1)先ず、本発明の包装装置における包装の全体の流
れについて説明する。図14(イ)に示すように前回の
包装の終了後、所定長さに切断された1枚の包装シート
1が包装台2に載置される。そして、被包装物Aを包装
台2の開孔2a内に落とし込ませると、被包装物Aが包
装シート1に包まれながら下方の支持台3内に落ちる。
この状態で起動スイッチ(図示せず)を作業者が押し操
作すると、図14(ロ)に示すように支持台3が所定位
置まで下降操作されて停止し、開孔2aの外縁で包装シ
ート1が絞られていく。この場合、ゴム板状の複数の補
助絞り部材11が開孔2aの下側に被包装物Aを取り囲
むように設けられており、この補助絞り部材11により
包装シート1がさらに良く絞られるように構成してい
る。
【0010】次に、包装台2の下側に配置されている一
対の第1挟持部材14(本発明の挟持部材に相当)、第
2挟持部材12及び補助挟持部材18が図2、図14
(ハ)及び図15(イ)に示すように包装シート1側に
進行してきて、包装シート1の上側部分1aを小さく絞
り込む。これにより、被包装物Aが包装シート1に略完
全に包まれる。この後、図15(イ)に示すように一対
の円盤状のカッター28が、第1挟持部材14と補助挟
持部材18の間を進行してきて、包装シート1の上側部
分1aが切り取られる。円盤状のカッター28が通過し
て包装シート1の上側部分1aを切断すると、上下一対
の噴射ノズル15,17(押し出し手段に相当)から圧
縮空気が噴射されて、切断されてカッター28に付着し
ている上側余剰部分1a’が吹き飛ばされる。
【0011】次に、図15(ロ)に示すように所定長さ
に切断された粘着テープ4が、包装シート1の上端及び
第1挟持部材14の端部に亘って貼り付けられ、図15
(ハ)に示すようにスポンジ部材19により粘着テープ
4が上側から押圧される。このようにスポンジ部材19
により粘着テープ4を押圧した状態で、図16(イ)に
示すように一対の第1挟持部材14が開き操作され、再
びスポンジ部材19が被包装物A側に押圧操作されて、
粘着テープ4が確実に包装シート1に密着するようにす
る。
【0012】このようにして一回の包装が終了するので
あり、この後に図16(ロ)に示すように支持台3が横
倒れ姿勢に切換操作されて、支持台3の被包装物Aがす
べり台20に放出されて回収される。以上のようにして
包装の終了した被包装物Aの状態を、図16(ハ)に示
す。そして、支持台3が図14(イ)に示す元の位置に
上昇操作され、次の包装用の新たな包装シート1が包装
台2に引き出されて、所定長さに切断されるのであり、
これで最初の状態に戻る。
【0013】(2)次に、図14(ロ)における支持台
3の昇降構造について説明する。図7に示すように、線
材及び帯板によりお碗状に支持台3が構成されて、包装
台2の円形の開孔2aの下側に支持台3が配置されてい
る。左右一対のガイドレール16に上下スライド自在に
支持部材21が取り付けられており、この支持部材21
に支持台3が、ショック吸収用のバネ22を介して支持
されている。そして、横軸芯P3周りに揺動自在な操作
アーム23が、ピン及び長孔構造にて支持部材21に連
結されており、この操作アーム23を上下に揺動駆動す
る操作シリンダ24が備えられている。
【0014】以上の構造により図14(イ)に示すよう
に、作業者が包装台2の開孔2a内に被包装物Aを上方
から落とし込ませると、被包装物Aが包装シート1を引
き込みながら支持台3上に落ちる。そして、作業者が起
動スイッチ(図示せず)を操作すると、操作シリンダ2
4が収縮して支持台3が下降操作されて被包装物Aが包
装シート1に包まれるのであり、支持台3が図6及び図
14(ロ)に示す位置(第1挟持部材14及び第2挟持
部材12の下側の位置)で停止する。
【0015】この場合、図3及び図6に示すように、固
定部から延出されたフレーム(図示せず)に発光器と受
光器とを組み合わせた一対の光センサー25が固定され
て、この両光センサー25が第1挟持部材14の上面近
傍に位置するように配置されており、両光センサー25
の検出光が支持台3の中央付近で交差するように配置さ
れている。以上の構造により、図14(イ)に示す状態
から支持台3が下降操作されて第1挟持部材14の付近
を通過すると、両光センサー25の発光器の検出光が被
包装物Aにより遮断され、図6に示す位置にまで支持台
3が下降すると光センサー25の検出光が受光器に達し
て、支持台3が停止操作される(光センサー25の発光
器の検出光は、少なくとも包装シート1を通過するだけ
のエネルギーを持つものであり、包装シート1は検出光
が通過できるような透明度を持つ)。
【0016】(3)次に、第1挟持部材14について説
明する。図1,3,6に示すように、開孔2aの両側に
おける包装台2の下側において丸棒状の第1ガイドレー
ル5と、板状の第2ガイドレール6が設けられている。
そして、第1挟持部材14の一端にボス部14aが固定
され、このボス部14aが第1ガイドレール5にスライ
ド自在に外嵌されると共に、第1挟持部材14の反対側
の横辺部14bが第2ガイドレール6に乗せ付けられ、
第2ガイドレール6の下側に折り曲げられている。一方
の第1挟持部材14のボス部14aにブラケット7が固
定されており、ブラケット7に複動型のエアシリンダ8
が連結されている。固定部の上下向きの軸芯P1周りに
天秤アーム9が揺動自在に支持されており、天秤アーム
9の一端のローラー9aがブラケット7の凹部に挿入さ
れている。そして、天秤アーム9の他端と他方の第1挟
持部材14のボス部14aとに亘り、連係ロッド10が
架設連結されている。
【0017】以上の構造により、図1及び図3に示すよ
うに伸長状態にあるエアシリンダ8を収縮側に操作して
いくと、紙面右側の第1挟持部材14が紙面左方にスラ
イド操作されていき、この動作に連動して天秤アーム9
が紙面時計方向に揺動する。これにより、連係ロッド1
0が紙面右方に引き操作されて、他方の第1挟持部材1
4が紙面右方にスライド操作されていく。そして、図2
に示すように、一対の第1挟持部材14により包装シー
ト1の上側部分1aを絞り込む。
【0018】図2に示すように、エアシリンダ8が限界
にまで収縮したことがリミットスイッチ31により検出
されると、図15(ロ)に示すように所定長さに切断さ
れた粘着テープ4が、包装シート1の上端及び第1挟持
部材14の端部に亘って貼り付けられる。この場合、図
1及び図5に示すように、第1挟持部材14において粘
着テープ4が貼り付けられる部分に、難接着部材26を
設けている。この難接着部材26は樹脂やゴム等のよう
に粘着テープ4が付き難い材質で成形されており、図5
に示すようにその表面は、微小な四角錐が多数連続的に
配置形成されている。
【0019】(4)一対の第1挟持部材14の下側に、
この第1挟持部材14のスライド方向に直交する方向に
揺動する一対の第2挟持部材12を備えており、次にこ
の第2挟持部材12について説明する。図1及び図2に
示すように第1挟持部材14の下側の固定部の縦軸芯P
2周りに、一対の第2挟持部材12が揺動自在に支持さ
れている。第2挟持部材12にはヘ字状の長孔12aが
設けられており、一方の第1挟持部材14の裏面に設け
られた一対のローラー14cが長孔12aに挿入され
て、第2挟持部材12が下向きにならないように支持す
るガイド板13が設けられている(図6参照)。
【0020】この構造により、図1に示す状態からエア
シリンダ8が収縮し始めて、一対の第1挟持部材14が
互いに近付き始めると、開いていた一対の第2挟持部材
12もローラー14cの進行に連動して、互いに近付き
始める。この場合、第1挟持部材14よりも第2挟持部
材12の方が早く近付き始めるように、長孔12aの形
状及びローラー14cの位置が設定されている。これに
より、第1挟持部材14が重なり始める部分よりも第2
挟持部材12の内辺部が中央側に位置するように、つま
り、第2挟持部材12の内側で包装シート1の上側部分
1aが中央側に寄せられて、第1挟持部材14が重なり
始める部分に包装シート1の上側部分1aが触れて、こ
の部分にて第1挟持部材14の間に包装シート1が巻き
込まれないようにしている。
【0021】(5)図2及び図15(イ)に示すよう
に、第1及び第2挟持部材14,12により包装シート
1を挟み込んだ場合、包装シート1の上側部分1aの上
端付近も一対の補助挟持部材18により挟持するように
構成しており、次にこの補助挟持部材18について説明
する。図3及び図1に示すように、第1挟持部材14の
縦軸芯P4周りに、一対の補助挟持部材18が揺動自在
に支持されている。補助挟持部材18は先端に挟持部1
8aが形成され、この挟持部18aから斜め前方にアー
ム部18bが備えられており、バネ27により紙面右側
の補助挟持部材18が時計方向に付勢され、紙面左側の
補助挟持部材18が反時計方向に付勢されている。図3
及び図1に示す状態は固定側のカム板29に、補助挟持
部材18のピン18cが紙面上側から接当している状態
であり、一対の補助挟持部材18が紙面下方に開いてい
る状態である。
【0022】図1に示す状態から一対の第1挟持部材1
4が互いに近づき始めると、補助挟持部材18のピン1
8cがカム板29の先端の傾斜面に沿って移動してい
き、補助挟持部材18が紙面上方側に揺動していく。こ
の補助挟持部材18の揺動に伴い、補助挟持部材18の
各々のアーム部18bが互いに重なり合いながら包装シ
ート1の上側部分1aに接触して、この上側部分1aを
中央側に寄せていく。そして、補助挟持部材18の挟持
部18aが互いに対向する状態(図2参照)になると、
補助挟持部材18のピン18cがカム板29から外れ、
第1挟持部材14に固定された接当部30に接当して、
補助挟持部材18が図2に示す位置に保持される。この
場合、図2及び図3に示すように一方の補助挟持部材1
8のアーム部18bを、少し曲げて斜め上向きにしてい
る。これにより、補助挟持部材18の各々のアーム部1
8bが互いに重なり始めた際に、両アーム部18bが互
いに接当して重なることができないと言うような事態を
防止している。
【0023】以上のように、補助挟持部材18の挟持部
18aが互いに対向する状態(図2参照)となってか
ら、さらに一対の第1挟持部材14が互いに近づく方向
に移動するのであり、最後に図2及び図15(イ)に示
すように第1及び第2挟持部材14,12により包装シ
ート1が挟み込まれ、包装シート1の上側部分1aが一
対の補助挟持部材18により挟持される。この場合、図
3及び図4に示すように一方の補助挟持部材18の挟持
部18aに、上下幅を持つゴム又は樹脂製の弾性材32
を取り付けている。これにより、図4及び図2に示すよ
うに一対の補助挟持部材18が包装シート1の上側部分
1aを挟持する際において、他方の補助挟持部材18の
挟持部18aが一方の補助挟持部材18の弾性材32に
対向する状態となって、一方の補助挟持部材18の弾性
材32と他方の補助挟持部材18の挟持部18aとによ
り、包装シート1の上側部分1aが確実に挟持される。
【0024】この後、図4及び図15(イ)に示すよう
に、円盤状のカッター28が第1挟持部材14と補助挟
持部材18の間を進行してきて、包装シート1の上側部
分1aが切り取られる。このように、包装シート1の上
側部分1aをカッター28により押しながら切り取る場
合、カッター28に対して下側を第1及び第2挟持部材
14,12で挟持し、上側を補助挟持部材18で挟持し
ておくことにより、カッター28による切り取りが確実
に行われる。そして図2に示すように、カッター28の
進行に伴ってカッター28の支持フレーム33により、
補助挟持部材18が図1に示す姿勢に押し広げられて保
持されるので、この後に行われる粘着テープ4の貼り付
け等に補助挟持部材18が邪魔になることはない。
【0025】(6)次に、カッター28付近の構造につ
いて説明する。図2,8,9,10に示すように、支持
フレーム33から前方に支持板34が延出されており、
この支持板34の前端に前開き部34a、中央に開孔3
4bを設けている。支持板34において前開き部34a
と開孔34bとをつなぐ通路部に一対の円盤状のカッタ
ー28が重ね合わされて配置されており、カッター28
はシム部材35及び棒状の支持部材36を介して、支持
部材36に回転自在に支持されている。図10に示すよ
うに、上側のカッター28と支持板34とに間にバネ座
金37を挿入してあり、上側のカッター28に対して軽
い回転抵抗を与えると共に、シム部材35を厚みの異な
る別のシム部材35に交換してカッター28の上下位置
を調節しても、一対のカッター28のガタ付きがないよ
うにしている。カッター28の支持部材36において、
カッター28側の先端及び前後の角部を丸めて、切断さ
れた包装シート1の上側余剰部分1a’がこの支持部材
36に引っ掛かることがないようにしている。
【0026】上下のカッター28においてその刃先の断
面を、図11に示すように形成している。つまり、上下
のカッター28が互いに接触し合う第1傾斜面28aを
小さくし、反対側の第2傾斜面28bを大きく設定して
おり、上下のカッター28において刃先の先端28c
が、上下方向で互いにできるだけ接近するように構成し
ている。図2及び図8に示すように、支持板34の開孔
34bを囲むように第1板部材38及び第2板部材39
を固定して、図9に示すようにカッター28の支持部材
36の高さと、第2板部材39の高さとが略同じになる
ように構成している。
【0027】図8及び図9に示すように支持フレーム3
3側には、圧縮空気を噴射する噴射ノズル15,17が
上下一対固定されている。下側の噴射ノズル17は平面
視で一対のカッター28の重なり合う部分を通ってお
り、図9に示すように側面視で略水平向きに設定されて
いる。上側の噴射ノズル15は下側の噴射ノズル17と
同様に、平面視で一対のカッター28の重なり合う部分
を通っており、図9に示すように側面視で斜め下向きに
設定されている。そして、上下の噴射ノズル15,17
の間に、平面視でハ字状のガイド部材40が固定されて
いる。図8,9,10に示すように支持フレーム33の
前端の上部から一対のフレーム41が延出されており、
このフレーム41の先端に図14(ロ)に示す補助絞り
部材11が支持されている。そして、左右のフレーム4
1に間に樹脂製の透明板42を取り付けている。
【0028】(7)次にカッター28による包装シート
1の上側部分1aの切断の流れについて説明する。図9
に示す状態が支持フレーム33及びカッター28の待機
位置であり、図14(イ)の状態に対応する、この状態
において図14(イ)に示すように、被包装物Aを包装
台2の開孔2aに落とし込むと、包装シート1が補助絞
り部材11により絞られがら被包装物Aが支持台3に落
ちる。そして、図14(ロ)から図15(イ)に示すよ
うにして包装が行われる。
【0029】この後、図9及び図15(イ)の待機位置
に在る支持フレーム33及びカッター28が被包装物A
側に進行し、図4に示すように支持板34が第1挟持部
材14の上面に沿って進行して、包装シート1の上側部
分1aが支持板34の前開き部34aから一対のカッタ
ー28の間に案内され切断されて、切断された包装シー
ト1の上側余剰部分1a’が、カッター28付近又は支
持板34の開孔34b付近で、ガイド部材40内に残
る。そして、カッター28による切断終了直後付近から
支持フレーム33が、補助挟持部材18を図1に示す姿
勢に押し広げていく。この切断中において、カッター2
8に対し包装シート1の上側部分1aの下側を第1及び
第2挟持部材14,12で挟持し、上側を補助挟持部材
18で挟持しているので、カッター28による切り取り
が確実に行われる。
【0030】以上のようにして支持フレーム33及びカ
ッター28が進行し切断が完了すると、支持フレーム3
3が図12(イ)に示す切断完了位置で停止する。そし
て、この切断完了位置において上下の噴射ノズル15,
17から圧縮空気が噴射されて、切断された包装シート
1の上側余剰部分1a’がカッター28から前方斜め下
方に吹き飛ばされる。図12(イ)に示すように支持フ
レーム33の切断完了位置付近の固定部に、大きな鋸刃
状で平板状の引き離し部材43を固定している。これに
より、切断された包装シート1の上側余剰部分1a’
が、カッター28から前方斜め下方に吹き飛ばされた際
に吹き飛ばしが充分でないと、この上側余剰部分1a’
が引き離し部材43の鋸刃部の間に入り込む。この場
合、図9に示すように支持板34の上側に透明板42が
設けられているので、切断された包装シート1の上側余
剰部分1a’が上方に飛ぶようなことはなく、確実に前
方斜め下方の引き離し部材43側に吹き飛ばされる。
又、作業者が包装台2の開孔2aから透明板42を通し
て、カッター28付近の状態を目視確認できる。
【0031】以上のようにして吹き飛ばしを終了すると
図12(ロ)に示すように、切断完了位置に在る支持フ
レーム33及びカッター28が逆方向に移動して、図9
の待機位置に戻る。この場合、吹き飛ばされた上側余剰
部分1a’は引き離し部材43に保持されているので、
上側余剰部分1a’の一部がまだ支持フレーム33やカ
ッター28に付着していても、支持フレーム33及びカ
ッター28が待機位置側に移動した際に、上側余剰部分
1a’が強制的に支持フレーム33及びカッター28か
ら引き離されて、引き離し部材43に残る。
【0032】そして、次の包装が行われて待機位置に在
る支持フレーム33及びカッター28が、図13(イ)
から図13(ロ)に示すように切断完了位置に達する
と、新しく切断された包装シート1の上側余剰部分1
a’が支持板34に乗っている。この状態において、噴
射ノズル15,17により新しく切断された上側余剰部
分1a’が引き離し部材43側に吹き飛ばされるのであ
り、引き離し部材43に残っていた前回の上側余剰部分
1a’と一緒に新しい上側余剰部分1a’が、引き離し
部材43から離れて下方に放出される。
【0033】〔別実施例〕前述の実施例においては、包
装シート1の上側余剰部分1a’用の押し出し手段とし
て噴射ノズル15,17を備えているが、これを次のよ
うに構成してもよい。つまり、左右一対のロッド44に
よりガイド部材40(押し出し手段に相当)を、支持フ
レーム33にスライド自在に取り付け、バネ45により
ガイド部材40を退入側に付勢する。そして、ガイド部
材40にプッシュプルワイヤ46を取り付けると共に、
噴射ノズル15,17(押し出し手段に相当)をガイド
部材40に取り付ける。従って、図18に示すように支
持フレーム33が紙面左方に進行し、カッター28が包
装シート1の上側部分1aを切断して切断完了位置に達
すると、固定部47にプッシュプルワイヤ46の他端が
接当して押し込まれ、支持フレーム33に対してガイド
部材40が紙面左方にスライド操作されると共に、上下
の噴射ノズル15,17から圧縮空気が噴射される。こ
のように、ガイド部材40の押し操作及び噴射ノズル1
5,17からの圧縮空気により、切断された包装シート
1の上側余剰部分1a’を引き離し部材43側に押し出
して吹き飛ばす。以上の実施例では粘着テープ4により
包装シート1の封止を行っているが、上側部分1aの切
断後に包装シート1を加熱し包装シート1を溶着させて
包装シート1の封止を行うような包装装置に本発明を適
用してもよい。
【0034】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1及び第2挟持部材、補助挟持部材付近の平
面図
【図2】図1に示す状態から第1及び第2挟持部材、補
助挟持部材を閉じ操作した状態を示す平面図
【図3】第1及び第2挟持部材、補助挟持部材付近の斜
視図
【図4】図1に示す状態から第1及び第2挟持部材、補
助挟持部材を閉じ操作した状態を示す正面図
【図5】第1挟持部材に備えられている難接着部材の一
部を示す斜視図
【図6】支持台及び被包装物が第1及び第2挟持部材の
下側まで下降操作された状態を示す正面図
【図7】支持台の昇降構造等を示す正面図
【図8】カッター付近の斜視図
【図9】カッター付近の側面図
【図10】カッター付近の正面図
【図11】2枚のカッターが重なり合っている状態での
断面図
【図12】カッターが包装シートの上側部分を切断し切
断完了位置に達して、上側余剰部分を吹き飛ばし、再び
元の待機位置に戻り始めた状態を示す斜視図
【図13】図12に示す状態から、カッターが包装シー
トの上側部分を切断して再び切断完了位置に達し、上側
余剰部分を吹き飛ばした状態を示す斜視図
【図14】被包装物の開孔への落とし込みから第1挟持
部材による包装シートの絞り込みまでの包装の流れを示
す斜視図
【図15】包装シートの上側部分の切断からスポンジ部
材による粘着テープの押圧までの包装の流れを示す斜視
【図16】第1挟持部材の開き操作から被包装物の放出
までの包装の流れ及び包装の終了した状態を示す斜視図
【図17】別実施例におけるカッター付近の斜視図
【図18】図17に示す別実施例のカッターが切断完了
位置に達して、包装シートの上側余剰部分を吹き飛ばし
た状態を示す斜視図
【符号の説明】 1 包装シート 1a 包装シートの上側部分 1a’ 包装シートの上側余剰部分 2 包装台 2a 包装台の開孔 3 支持台 14 挟持部材 15,17,40 押し出し手段 28 カッター 43 引き離し部材 A 被包装物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 宰 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 包装シート(1)載置用で被包装物
    (A)が落ち込む開孔(2a)を備えた包装台(2)を
    備え、上方から前記開孔(2a)内に被包装物(A)を
    落とし込むと、この開孔(2a)の外縁にて包装シート
    (1)が絞られて被包装物(A)が包装シート(1)に
    包まれるように構成し、包装シート(1)に包まれなが
    ら前記開孔(2a)内に落ち込んだ被包装物(A)を下
    側から支持する支持台(3)と、被包装物(A)を支持
    した支持台(3)側に進行して被包装物(A)における
    包装シート(1)の上側部分(1a)を挟み込んで絞り
    込む一対の挟持部材(14)とを備えると共に、 包装シート(1)の上側部分(1a)を挟み込んだ前記
    一対の挟持部材(14)の上面に沿って、一方の待機位
    置から他方の切断完了位置まで移動して包装シート
    (1)の上側余剰部分(1a’)を切り取り、再び前記
    待機位置に戻るカッター(28)と、 前記カッター(28)の切断完了位置において、前記カ
    ッター(28)に付着した切断後の包装シート(1)の
    上側余剰部分(1a’)を略水平に押し出す押し出し手
    段(15),(17),(40)と、 前記カッター(28)から押し出された包装シート
    (1)の上側余剰部分(1a’)に接触係合して、前記
    切断完了位置から待機位置へのカッター(28)の戻り
    移動に伴い、押し出された包装シート(1)の上側余剰
    部分(1a’)を前記カッター(28)から強制的に引
    き離す引き離し部材(43)を備えてある包装装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012197094A (ja) * 2011-03-18 2012-10-18 Kubota Corp 包装機の包装余剰部排出構造

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JP2012197094A (ja) * 2011-03-18 2012-10-18 Kubota Corp 包装機の包装余剰部排出構造

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